「HELLO WORLD(アニメ映画)」

総合得点
72.5
感想・評価
219
棚に入れた
1009
ランキング
1110
★★★★☆ 3.7 (219)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.3
音楽
3.7
キャラ
3.7

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

展開力は中々

中々、面白そうだなぁ〜と言った印象があり見に行った作品でした^ ^
まず、物語は理解しやすかったように思います?クエッションの理由は後ほど
少し難しい事も言うのですが簡単に説明すると舞台は過去に記録された世界という事になるのかな^ ^
その世界に彼女を救うために現れた10年後の主人公で呼び名は先生。

主人公の硬書は少し気弱で中々自分の思うように行動や選択が苦手だったりします。
私にも経験あるんですが、やはり人に気を使って伝えたい事を伝えられなかったりする事があるんですよね。
自分の意見を他人に預ける事があるといいますか…だから少し解る所もあるんです。

一方ヒロインの一行さんはその逆って感じの子で美人だけど少しクールな女の子。
そんな彼女は事故で命を落してしまうらしくその運命を回避する為に未来から来たと話す10年後の硬書君(先生)

その前に大切な事があります。
まず彼女を作らないといけません。
そこで、先生は硬書に彼女を守る為のグッドデザインと言う武器と彼女と付き合う為の立ち回りを教えてくれますww

そして、彼女を救う為の戦いが始まります。
狐面との戦闘…コイツらはデータの自動修復機能なんで記録を改ざんしようとする硬書達を襲ってきます。
この時にグッドデザインから作り出した硬書の武器は本でした。
ちょっww本の武器そんな使い方wって感じな武器でしたww

彼女を運命を回避したその時に本当の黒幕が現れます。
それは本当なら味方の人間…自分の一番の理解者で一番の味方だったはずの人間…10年後の自分…先生…だった…
この時、私は率直に…大人って汚いなぁ〜と思いました。
過去の自分だろうと記憶世界の住人であろうと子供を騙してまで……

でも、先生が必死に救いたかった一行さんの為に頑張った回想が流れます。
これを見て…少し先生の気持ちがわかった気がしたんです。
事故だろうと何だろうと…不意に納得しない形で離れ離れになる…それって凄く辛い事です…自分じゃどうしようもないし…生きていたら離れていても電話が出来る…メールが出来る…手紙が遅れる…通信アプリが使える。

でも、彼女は脳死…泣いても叫んでも笑っても何をしても言葉は届かないし気持ちは伝わらない…目の前に彼女は居るのに…それって物凄く辛い事ではないでしょうか?
だから少しわかった気がするんです。

だからって、先生のした事は許される事ではありません。
それは記録の世界なのかもしれない…それは記録の自分なのかもしれない…彼にしたらただの記録でデータなのかもしれない。

だとしても…記録の中の自分に嘘を付いて恋を教えて、彼女を奪い取り武器を奪いリアルにサヨナラなんてしちゃいけないんです。
記録の硬書は今が現実で記録とかそんなのは関係ないんです。

それをしたら記録の自分に自分の辛さを押し付ける事になるもの…雷で打たれて彼女を失って絶望をした筈です…運命を恨んだはずです…それなら!記録の自分から彼女を奪われた時の痛みや辛さが解るはず!だからその辛さが一番解る人が誰かに押し付けちゃいけないんです!

それでも、好きな人の為なら…頭で理解してても勝手に自然と救われたいと思ってしまう。
それが恋なんでしょうね。
誰かと幸せになりたいと足掻くのは間違えだとは言えませんし、お互いの気持ちが凄く判りました。


ここからが物語の見せ場になります。
武器も彼女も奪われた硬書は何も出来なくて…どうしようもなく…それでも主人公硬書は諦めない!
ただ、彼の足掻きは無駄にはならず勇気を振り絞ります。
そんな時に彼に手を差し伸べたのは三本足のカラスでした。
カラスは再び、彼女を取り戻す為にグッドデザインを与えます。

一方、先生の周りでも異変が置きます。
脳死した一行に記録の彼女を入れて目覚めた彼女は先生の知ってる彼女ではなく記録世界の一行の記憶を所持していたのです。
混乱する先生の前に大量の狐面が現れる!
先生が存在する世界も記憶世界だったのでした。
狐面は彼女を消そうとして居てそれを救うったのが主人公でした。
彼は彼女を連れ戻すべき彼女を背負って逃げます。
ここから逃亡戦が始まります。

逃亡戦はかなり迫力が出ていたと思います。
自転車のスピード感もかなり迫力ありましたし主人公が力を使いこなすシーンも良かったです。
しかし、それでもまたしてもピンチに…それを救ったのが先生。
ここからは共闘戦です!
最後の舞台は京都駅…ここで先に彼女を元の世界に戻すのですが、途中狐面が本気を出してきます。
先生と彼女の別れのシーンは少し来るものがありましたね。
器は先生の世界、感情や意思は記録の世界の彼女…2分の1だから、彼女が告げたありがとう。

その後送り込まれた敵は大型の手の様な怪物。
私にはスマブラのマスターハンドに見えてしまいましたww
こいつを先生のアドバイスもあり退けるのですが、つぎは更に巨大化した巨人の様な敵が襲いかかってきます。
主人公が必至に対処しますが敵は強い。

戦闘シーンも中々楽しめました。
このあたりも夢中で見てしまいましたね。
そこで、先生が見つけ出した突破方…それは主人公か先生の消滅…先生は自分を消す様に言いますが主人公には出来ません。

多分、先生は悪い人じゃないから…主人公からすれば憎むべき人です。
それでも、自分に優しくしてくれたから…彼女が奪われた気持ちを知ったから…その辛さから彼女を取り戻したいと犠牲にしながらも頑張った努力を解ってるから!
だから、そんな解決法では納得行かない。

それでも敵は強い!
窮地に立たされた主人公を庇ったのは先生でした…ここで初めて先生カッコイイなぁ〜と感じました。
大人ってカッコいいなぁwと感じたシーンですw

これにより無事騒ぎは収集。
そして、主人公と彼女は元の世界…いゃ、新しい世界…ハローワールドへ

そして、主人公もあたらしい世界の目覚めます…ハローワールド…その世界では先生が目覚めるのを待ってくれていた彼女の世界が…
2人の主人公の映画タイトルの意味がわかるラストになっています。

ですが、少し疑問に思うのが主人公に手を差し伸べた観測者は彼女?
その彼女は、先生が最後に目覚めた世界の眼鏡を掛けた彼女?

先生は記録の世界で彼女を救おうとしてたけど真実は先生の方が救われる側だったの?
しかも、先生が月かな?別の惑星で目覚めてるけど…人類は移住してたの?
などの疑問は少し残るのですが中々面白かったです^ ^

京都が舞台で私も何度か京都に遊びに言ったことがあり千本鳥居や京都駅は行ったことあるので舞台になっていて少し懐かしいやら嬉しいやらでそのあたりも楽しめました^ ^

投稿 : 2019/10/06
閲覧 : 192
サンキュー:

10

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