蒼い✨️ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
凄いね…このアニメ。
【概要】
アニメーション制作:マッドハウス
1987年4月25日に公開された劇場アニメ。
原作は、菊地秀行の小説。
監督は、川尻善昭。
【あらすじ】
人間界と魔界の共存のために交わされた不可侵条約。
その平和条約を定期的に延長するために魔導師を伴っての調印式が行われている。
両界の平和条約調印の為にイタリアの伝説の魔導師ジュゼッペ・マイヤートが来日し、
調印阻止のために魔界側過激派から狙われているマイヤートを護衛するために、
人間界から滝蓮三郎、魔界からは麻紀絵という闇ガードが招集され、
魔界の過激派の襲撃に応戦するのだった。
【感想】
どことなく、バブル時代真っ盛りの空気が感じられますね。
ジャンルは猟奇的でスタイリッシュなアクションアニメになるのでしょうか?
主人公の滝の声が屋良有作っぽいと思ったら本当に屋良有作でした…。
滝蓮三郎は25歳なのですが、おかげでアラフォーに見えてしまいます。
予備知識無しに見たのですが、これTVで放送出来ないでしょ?てぐらい視覚的に、どぎつい。
次々と畳み掛けるエロ・グロ・バイオレンス・クリーチャー。
グロは比較的マイルドなのですが、出てくる女性キャラの表現がぶっ壊れてますねー。
序盤からして、プレイボーイな主人公が引っ掛けて濡れ場のある女性キャラが正体を見せると、
股間がら牙が生えてネバネバしているわ、更に変形してクリーチャー化して、
顔がそのままで関節が蜘蛛みたいになって、怪しい動きで笑いを誘います。
再登場したときは股間からネバネバした蜘蛛の糸を吐いてぶら下がってますし。
別の女性キャラもソープランドのプレイを見せつけて、ドロドログチョグチョしてるわ、
魔界の敵の女幹部の腹が裂けて、〇〇○そっくりな形になってヌメヌメ動いて汁が出てるわ、
ギャグでやってるの?と思わざるをえないエログロ尽くしに、変な笑いが出てきました。
ヒロインの麻紀絵ですら敵に捕まってアンアン言わされて、
女性キャラ全員が性の対象として扱われ麻紀絵以外は妖怪扱いの魔界の女に気持ち悪い描写が多く、
女性蔑視なのかな?と思わないでもないのですが、
『エロ大好きです!』な作り手の特殊性癖を一切隠さない、
その豪快過ぎる内容に嫌悪感は無かったですね。
まあ、魔界の男も気持ち悪い描写には事欠かないですし。
真面目なハードボイルドと呼ぶにはツッコミどころ満載なシナリオなのですが、
テンポの良いエンタメ的なネタアニメとして割り切れば良いのじゃないでしょうか?
途中でやりたい放題の割には綺麗にまとめて話が終わるのですが、
個人的はマイヤート氏の{netabare}スケベジジイ丸出しな{/netabare}行動が{netabare}本当に演技だったのか{/netabare}疑問でした。
作画も声優陣もなかなかに豪華な一品です。
官能的な表現に抵抗感がある方以外には、暇つぶしには良いのではないでしょうか?
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。