「ゆゆ式 困らせたり、困らされたり(OVA)」

総合得点
70.4
感想・評価
81
棚に入れた
418
ランキング
1529
★★★★☆ 3.8 (81)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.9
音楽
3.6
キャラ
4.0

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日常生活を切り取っただけみたいな

 原作は未読。
 内容的にはテレビシリーズと同じテイストの女子校生の日常生活を切り取ったようなもの。
 日常系も最近は先行作品との個別化のために、キャンプをしたり、星を見たり、ゲームを
作ったり、漫画を描いたりといった、何らかの特化モチーフを持っていることが多く、本シリーズや
「Aチャンネル」、あるいは男子ものだと「君と僕。」のような、特にモチーフを持たない日常系は
あまり見られなくなったこともあって、ある種の懐かしさも感じてしまった。

 多くのコメディ・ギャグ作品において笑いどころは作り手(原作者、制作スタッフ)が
受け手(読者、視聴者)を笑わせるためのもので、本シリーズもそういった意図で作られているとは
思うのだが、出来上がったものはそういった意図があまり感じられず、作中のキャラが別のキャラを
笑わせるためのものになっていることが多い。これは他のコメディ・ギャグ作品にはない独特な
ものという感じがある。
 そのために内輪受けな印象が強く、視聴者に対する受けとしては汎用性に欠け、人を選ぶ印象が
ある。ただ内輪受けな分、作中のキャラが本当に楽しんでいるように感じられ、その辺の雰囲気が
ムチャクチャ好きだったりします。

 キャストはテレビシリーズと変わっておらず、日向 縁役の種田 梨沙氏はテレビシリーズと本作の
間に病気療養による休業があっただけに変わっていないのは嬉しいところ。
 野々原 ゆずこ役の大久保 瑠美氏、櫟井 唯役の津田 美波氏はいかにもな感じのらしい役に
対して、種田 梨沙氏は凛とした役が多く、本作の日向 縁のようなほんわかした感じの役は
少ないのでより貴重な感がある。
 キャラクターデザインが変わったみたいだけど、個人的には慣れの範疇。

2020/04/19

投稿 : 2020/04/19
閲覧 : 247
サンキュー:

3

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