「風の谷のナウシカ(アニメ映画)」

総合得点
90.6
感想・評価
1959
棚に入れた
12591
ランキング
51
★★★★★ 4.2 (1959)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.1

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waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今までより鮮明に彼女が見える

これまでなんどナウシカを見てきただろう。
これまでなんで気づかなかったのだろう。
これから私はナウシカをどう見たらいいだろう。
今さら、この作品のテーマがどうとかそういう話をしてもしょうがないだろう。それぞれ見た人が感じ取れればそれでいい。なんでもいい私がこの作品をみて感じたテーマなんてそれこそ普遍的なものにすぎず、語るだけ陳腐だろう。

2020年6月28日

私はナウシカを再認識した。

これまではテレビの放送でしたか観てこなかったナウシカを生まれて初めて、劇場で観る機会を得られた。

素晴らしい体験だった。

最後にナウシカを観たのはいつだろう。最新のテレビ放映は見逃しているはずだからもう何年か前になる。

その数年の間に数々の作品に出合ってきた。
それは小説、映画、詩、音楽、漫画。そしてアニメーション。

それらが私の中で教養となって新しいナウシカを体験させたのか、劇場であったが故に新しい感覚に思い浸っているのか定かではない。

もう一度、私はナウシカに恋をした。

彼女の純粋さに、そして感情の豊かさにだ。
これほどまでアニメの中でキャラクターとして好きになった人物はいないのではないだろうか。
愛しいではない。恋なんだ。憧れともいう。これほどまで魅力的に絵で人間を表現できるものかと驚かされた。それはもちろんこれまでも同じように感じてきたけれど。より一層感じる事ができた。

音、音楽。耳から入る情報の豊潤さに惚けた。
自然音の豊かさ。加工音の響き、これらは劇場でなかったら気づかなかったことなのかもしれない。

久石譲という音楽家がいる。まぁ今さら知らない人のほうが少ないのではないだろうか。

世界的にも有名な音楽家になった彼だけれど。このナウシカが公開された頃にはアニメの音楽を製作していた。このころからBGMが素晴らしい。
場面での使い分けが完璧だ。このひとつの作品で何曲作ったのかはしらないけれど、この一つの作品を見ても素晴らしいと分かる。

これは今期の「波を聞いてくれ」「イエスタディをうたって」といった作品群の中いやそもそも、もっと数ある作品のなかでもトップクラスの音楽の良さだ。それが1984年に作られた作品だと考えると名作というのはいつまでたっても名作なんだと改めて感じる。

今ジブリの作品が上映されている事でこの体験ができた。何に言ったらいいか分からないけれど、ありがとう。

そして明日は「ゲド戦記」を初めて見てみる事にしている。

投稿 : 2020/06/28
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サンキュー:

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