「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(アニメ映画)」

総合得点
91.1
感想・評価
561
棚に入れた
2616
ランキング
39
★★★★★ 4.4 (561)
物語
4.3
作画
4.7
声優
4.4
音楽
4.3
キャラ
4.3

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ネタバレ

天啓 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛してるの意味を知り、幸せの意味も知る

公開三日目に視聴
なかなか感動的な作品で本作で完結

新しいエピソードと古いエピソードを交え、バイオレットの内面の成長を描いている

本作のスタートはバイオレット死後数十年経過し、電話も発達してきた時代の新しいエピソードから始まる
アニメ本編の仕事で 毎年娘の誕生日に手紙を送るというエピソードがあったが
その依頼主のひ孫がその手紙を読んだことから、ドールの仕事に興味を持ち、バイオレットの足跡を辿るという構成になっている

電話の発達と手紙のもつ役割
電波塔も完成し、電話が発達しだし、手紙はもう古いと思われていたが、電話、手紙、それぞれの良さというものも語られている
不治の病の少年との出会いの新エピソードで、その時点でのヴァイオレットの内面の成長度、電話の有用性を描いている
ここでも結構泣ける


最も、視聴者が気になるのは、バイオレットの大切な人である少佐と再会できたのか?ということだろうが、それは公式ビジュアルを見てもらえば、想像は容易だろう

配達先不明の手紙の筆跡から、少佐の所在と生存の可能性を知ったところもなかなか上手い構成だ

そこまでくれば
{netabare}あとは出向いて会うだけだが、なかなか紆余曲折があり
少佐も会うことを拒絶するのだが、それは言葉の裏にある真意が判るバイオレット、生存してくれているだけで十分幸せだと告げる
そして、帰還する前に少佐に手紙を書き、その手紙が少佐の本音を表に引きだす。 そしてついに二人は・・・・{/netabare}


これは見終わって家に帰ってから気づいたのだが
気が付かなければ、もっと絶賛していたかもしれない
{netabare}
致命的なシナリオの穴があった

13歳で拾われ、軍役につき、約2年を過ごしたとして
15,6で郵便会社に入社、18歳で退職
ドールとしての教育期間を考えると 実際、ドールとして活躍できたのは2年~3年

毎年娘の誕生日に手紙を送る依頼が今回の物語のキーになっており
ひ孫がその手紙が入った箱を開けるシーンがあるが、2~3通では無かった
退職後、灯台で、毎年書いていたのか? {/netabare}

ちょっと、いや、かなり引っ掛かってしまった

↑が気になり本編10話を再視聴
50年分50通の手紙を7日間で書いていた
いや、これを失念していた私がはずかしい
ファンの皆様には謹んでお詫びする

しかし、まだ少し小さな疑問は残る
期日指定(配送日指定)が出来たのか?
ヴァイオレット退職後 誰が毎年投函していたのか?
期日指定郵便棚に保管し、それを配送員が確認し、毎年配送していたととるのが普通かもしれないが50年は長すぎるな・・・と

とは言え、なかなか感動できる良い作品には違いない

投稿 : 2020/10/01
閲覧 : 188
サンキュー:

16

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