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掲載している放送時期と異なる場合がありますのでご了承ください。

「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(アニメ映画)」

総合得点
90.4
感想・評価
483
棚に入れた
2226
ランキング
51
★★★★★ 4.4 (483)
物語
4.3
作画
4.7
声優
4.4
音楽
4.3
キャラ
4.4

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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想・評価はどうでしたか?

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

愛する人へ送る、最後の手紙。

この作品の原作は未読ですが、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 特別編集版」以外は全て視聴済です。
これまで何度も視聴する機会がありましたが、今回の地上波初放送をきかっけに視聴することにしました。
一応地上波放送分は録画しましたが、CMを挟みたくなかったのでNETFLIXで視聴することにしました。


──あいしてるってなんですか?

かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。
会いたくても会えない。
永遠に。
手を離してしまった、大切な大切な人。

代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。

幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、
大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。
──心から、愛してる。

人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
しかし、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごす。
──親愛なるギルベルト少佐。また今日も少佐のことを思い出してしまいました。
ヴァイオレットの強い願いは、静かに夜の闇に溶けていく。

ギルベルトの母親の月命日に、
ヴァイオレットは彼の代わりを担うかのように花を手向けていた。
ある日、彼の兄・ディートフリート大佐と鉢合わせる。
ディートフリートは、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと訴えるが、
ヴァイオレットはまっすぐ答えるだけだった。「忘れることは、できません」と。

そんな折、ヴァイオレットへ依頼の電話がかかってくる。依頼人はユリスという少年。
一方、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかり……。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

2022年版の「大人でも泣けるアニメ」の総合ランキングで堂々第1位の作品。
まぁ、これはネットにアップされていた記事なんですけど、その他に「第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞」、「東京アニメアワードフェスティバル2021 アニメ・オブ・ザ・イヤー 劇場映画部門 作品賞」、「第3回京都デジタルアミューズメントアワード大賞」、「第24回文化庁メディア芸術祭「アニメーション部門」優秀賞」と数々の賞を受賞した作品です。

なので、この作品の素晴らしさは言わずもがななのですが、敢えて1点だけ言わせて頂くとするなら、この作品は京都アニメーションさんが手掛けたから、ここまでの大輪の華を咲かせることができたんだと思っています。
繊細・緻密という単語が陳腐に思えるほど鬼懸かっていて、見た人の心を掴んで離さないキャラデザと背景…
そして、どんどん感情が豊かになっていくヴァイオレットちゃんに思いきり見惚れて…
きっと、京都アニメーションさんじゃなかったら、ここまでの作品に昇華されなかったと思います。

そしてこの作品は綺麗なだけじゃありません。アニメーションとしての動きにも気を配っています。
カメラに写り込む背景の人たちの営みが感じられたり、窓ガラスに反射するキャラデザの仕草や表情が手に取るように分かったり…
これ以上無いくらいの愛情を作り手の皆さんが作品に注いでいるのが感じられます。

ここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。
全世界を震撼させるような悪夢の様な出来事が京都アニメーションさんに襲い掛かりましたので…
個人的には、絶対に一生忘れられない出来事でしたから…

それでも、あの事件の後にこれだけのクオリティの作品を輩出するんです。
京都アニメーションさんの底力を改めて見せて貰った気がします。

そういえば、ドールの皆さんは「良き自動手記人形の証」ブローチを付けていましたよね。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -を映画館で視聴した後に思わず私もゲットしてしまいました^^;
どうしても普段使いしたかったのでバックに付けています。
分かる人には分かるブローチなので、独りでバックみながら時折ニヤニヤしています(*ノωノ)

上映時間140分の作品でした。
物語の構成が物凄く練られていて、これまでの名シーンがちょいちょい挟まれているので、あちこちでしっかり泣かせて頂きました…
やっぱ感動モノの作品は、周りを気にしなくて良いので自宅の一人で視聴が最高です。

至高の時間を過ごせた気分です。
この様な素晴らしい作品を制作していただき、本当にありがとうございました。
これからも微力ながら京アニさんを応援させて頂きたいと思っています。

投稿 : 2022/11/27
閲覧 : 46
サンキュー:

19

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作り手の熱量が伝わってくる作品

テレビシリーズは未視聴で、劇場版の外伝のみ視聴していた状態ながら流石京アニで冒頭のシーンからクライマックスばりの高揚感があり、たちまち引き込まれました。

基本的にはヴァイオレットの物語で、休日にて病院に入院しているユリス少年とのエピソードとギルベルト少佐との再会がメイン。

ユリス少年は第一印象がこまっしゃくれた少年だなぁという印象でしたが、彼の置かれている状況を考えれば納得でむしろ物腰丁寧で真面目なヴァイオレットに対し、心を開いていくさまをみると素直な子なんだなと感じました。
中盤以降はヴァイオレットの上官のギルベルト少佐絡みのエピソードとなりますが、お互いの抱える重いバックボーンも回想シーンとも合わせてよく掘り下げられており、門外者にも優しい作りで感情移入は容易でした。

圧巻だったのは終盤で、ユリスのエピソード、ギルベルト少佐との結末を並行して描きながら、それぞれがケンカせずに調和した構成となっており、溢れる感動が半端なかった
ですね。

作画も素晴らしいの一言で、特にクライマックスの海の質感には言葉を失って感嘆のため息が漏れるほど。

しいていうと、ヴァイオレットの職場の同僚たちがあまり物語に絡んでなかったかな。

これで劇場版、外伝を観たので肝心のテレビシリーズも観たいと思いました。

投稿 : 2022/11/26
閲覧 : 32
サンキュー:

12

ネタバレ

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

京アニのサーバーをサルベージして作られた奇跡的作品

まずはこの作品が公開された事に感謝。

以下、Wikipediaより抜粋
----------
当初2020年1月10日に世界同時公開予定と発表されたが、京都アニメーション放火殺人事件後の2019年9月に公開日の延期が発表され、京都アニメーション放火殺人事件から3か月後の2019年10月18日に行われた記者会見の際に、八田英明から2020年4月以降の公開を目指して制作中であることが発表された。
2019年11月9日、公開日を2020年4月24日に決定したことが発表されたが、日本国内における新型コロナウイルス感染症の流行拡大を受け、2020年4月6日に劇場公開の再延期が発表された。
2020年6月25日、同年4月より再放送していたテレビアニメの最終回の本編終了後のCMで本予告動画が解禁され、同年9月18日に公開予定と発表された。
----------

とどのつまり、あの最悪な事件により私が前々から期待し続けてきた京都アニメーションは致命的な大ダメージを負った。そして、私も暫くは心がかきむしられ気が滅入ってしまいました。本作品のムビチケを2枚持っていたが、公開日が遅れるどころか観られれば奇跡かと思っていた。

そう、本作は火災のあったあの現場のサーバーにあったデーターをサルベージして作られた想いや愛を伝える為の奇跡的作品。伝える方法は手紙・電話・PCデータと様々なれど紡がれていくというテーマが現実と作品とで行き来する。そんなリアルの状況とこのヴァイオレット・エヴァーガーデンのテーマが重なり、視聴中はどの作品にも無かった複雑な感情が入り乱れる奇跡の感動作となった。

映像美に関しては言うまでも無く京都アニメーションのクオリティであり、更にディテールに拘っている事は言うまでも無くハイクオリティである。

書いている時点で自分は3度観に行った。流石に3度目になると余裕も出て来て、演出面の細かな部分も深く観る事が出来た。

本作はTV版は勿論の事、外伝に関しても1度は観てから本作を観て欲しい。
でなければ、本作を十二分に理解し感じる事は難しいだろう。
TV版からの放送を通じて主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンという女性が成長していく話でもある。

感情が複雑で泣いたりもしたが、単純に作品だけの感情だけでは無いので正直なところ上手く評価をする事が出来ない。
あまりの美しく、そして感極まる。

{netabare}
蛇足

"Sincerely"という言葉が劇場版の冒頭で出て来ます。
TV版でのOP曲のタイトルですが、その歌詞はヴァイオレットの心そのものです。
ヴァイオレットがあれから自由になり、自分で選択して自動式人形を選び、様々な言葉を覚えそして成長をしていく。
そして「アイシテル」の意味をヴァイオレットは知る事が出来たのだろうか?

TV版では神回と良く言われていた10話のアンのエピソードがありましたが、その孫のデイジーが世界ふしぎ発見のミステリーハンターのようにヴァイオレットの歩んだ道を追いかけていきます。

「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」
そう、各々のキャラクターや場面では花の名前が出てくる。
これらの花言葉はTV版を通して各キャラクターの性格や心情の隠喩であろう事が分かる。
薔薇の色、ヴァイオレットとパンジーなどを気にして観ると各キャラクターの心情が更に分かるだろう。

また、さり気なく出てくる道具や構図も心情の隠喩だろう。

そしてあのTVのEDで流れていた「みちしるべ」が流れる。
改めて歌詞を聴いていると、この場面にとてもしっくり来ます。
ヴァイオレットが歩き続け劇場版の最後まで辿り着いたのはギルベルト有っての事だった

それにしてもあの「月が綺麗ですね。」な場面は偶然なのか隠喩でしょうか。
最後に出てくるヴァイオレットのあの手紙、声に出して読まなかった一文があるようです。
サブタイトルである「愛する人へ送る、最後の手紙。」を回収する為に改めて確認をしに観に行くのも良いかもしれません。

京都アニメーション、あいしてる。
{/netabare}

投稿 : 2022/11/25
閲覧 : 561
サンキュー:

23

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生観変わるまであるぞ

今回のヴァイオレットエヴァーガーデンは
10話を超える出来でしたね
本編であるヴァイオレットとと少佐の絡みも良かったのだけどそれと一緒にあったサブストーリーがめちゃくちゃなけるのと
10話の孫が出できたのもファンが喜ぶ出来になってたのかなあとおもいます!
さすがに京アニだよね、どこをとっても欠点がない作品だなあと思ってしまったよ

投稿 : 2022/10/28
閲覧 : 65
サンキュー:

4

ネタバレ

なご さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

よかった d(^_^)

めでたし、めでたしでよかったです。
未視聴の方は、アニメ版等を全て観てから観てほしいですね。
大満足でした。

投稿 : 2022/10/19
閲覧 : 45
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

【更新】蒼い瞳の女の子…それは永遠に語り継がれる、不変で普遍の愛の人生譚。

2020年9月 原作 暁 佳奈(第5回京都アニメーション大賞 大賞受賞) 制作 京都アニメーション。全シリーズ視聴済み。数々の賞をとり、観るものを圧倒する美しさと完成度。主演︰石川由依、助演︰子安武人。本シリーズ最終章。京アニの万感の思いの結晶。不滅の名作の最終章…「愛してる」を貴方に…。

【まえがき】
その少女は、ディートフリート・ブーゲンビリア海軍大佐の軍艦が遭難し、漂着した孤島で動物の様な状態で拾われた…。

少女の身柄を引き取ったギルベルト・ブーゲンビリア陸軍少佐は少女に「ヴァイオレット」と名ずけ「その名が似合う女性になるんだ…」と願った…。

原作者 暁 「すべては此処に至る為の物語」であり、1人の少女の18年間の軌跡と奇跡の物語…。

【本編・みどころなど】
オープニングで表示される「sincerely(心から…)」この一行の言葉に心が震えます。

本劇場版は、TV版第10話「愛する人はずっと見守っている」での母クラークの愛娘、アン・マグノリアの娘を母(夫妻は医師)に持つ、デイジー・マグノリアの孫の視点で、時代は60年後。

デイジーは祖母が他界後も大切に保管されていた古い手紙を見つけ、自動手記人(ドール)の存在を知り、アン宛の50通もの手紙を代筆したヴァイオレットの軌跡を辿ります。

まず、印象深いのは、序盤、ヴァイオレットとディートフリートの墓地での会話と描写。供花はブーゲンビリア。細かい気遣い。素敵です。ヴァイオレットの想いを感じ、ディートフリートの心境に変化があらわれているシーンに心が揺れます。

{netabare}
そして後半のクライマックスへの布石となる、入院中のユリスの依頼で家族宛に手紙を書くヴァイオレット…。お金が無いユリスに「Emergency Provision(緊急的お子様割引。実在しませんw)」と書類を見せるシーンにクスッと。
けど…小学生程度?の年頃の子供が、自身の寿命を察し、自分が逝っても両親と弟が元気が出るような内容の手紙を依頼する…こんな勇気ある決断を?と思わず目を伏せてしまいました…。

ユリスの病室から帰社するヴァイオレットに、ディートフリートが墓所でヴァイオレットが落としたリボンを届けます。そしてギルベルトの思い出の品を受け取らないか?と告げます…。喜ぶヴァイオレット…。本当に嬉しそうです…。
船の中の会話でディートフリートは、弟ギルベルトへ想いを馳せ、それがヴァイオレットに伝わった事に驚きます…。別れ際の甲板で「忘れるなんて出来ない…あいつは俺の弟だからな…また会えたら…」と語る彼に「はい…」と頷くヴァイオレット…。心に染みる素敵なシーンです…。

ユリスの手紙を仕上げる中で、ヴァイオレットはこれ迄の経験から「~本当の気持ちは伝えなければ解らない場合も多いです…」書き終えた三通の手紙…。
ユリスが「俺が天国に逝ったその日に渡して」と告げるのを、ヴァイオレットは義手の拳を握りしめ悲しみを堪えます…。そして指切りをして必ず届けると約束をします…。この指切り…実はエンドロール後に映されるシーンに繋がっています…。

ヴァイオレットはユリスに「伝えたい事はできる間に伝えた方が良いと思います…」と語っています。であれば…であれば…このシーンはヴァイオレットは手紙の代筆を受けず、ユリスを勇気づけ、ユリスの口から家族への感謝の気持ちを伝えさせる…そんな描写にしてくれたら…ヴァイオレットの心の成長と言葉を伝える大切な術がもう1つ示されたら…っと思ってしまいました…。

でも…それは形を変えて示されるのです。

後半…ユリスの親友リュカへの想いを電話で伝えるのです…。あぁ…暁 佳奈氏は読む者、観るもの気持ちに寄り添ってくれていると…改めて本作に感銘を受けました。

ホッチンズ社長が宛先不明の一通の手紙の筆跡から、ギルベルトかもしれない…と直感します。差出人の住所はかつての敵国領土エカルテ島…。ギルベルトが存命している事は、それ以前の描写で視聴者には知らされますが、ヴァイオレットを含め、全てのキャラクターはそれを知りません。

ホッチンズは「まだ不確かだが…」としながらも、ヴァイオレットにギルベルトの消息について語ります…。
ヴァイオレットの驚きと期待…そして不安と混乱…それをそっと受け止め助言するカトレア…このシーンのカトレアが好きです。

ホッチンズと共にエカルテ島を訪れたヴァイオレットは、島の子供達からギルベルトの存在を聞き・確信し感情が溢れ出します…。その時、ヴァイオレットのシリーズ初めての心からの笑顔に心臓が高鳴ります…。

でも…。
ギルベルトはヴァイオレットを兵士にしてしまった後悔の念を拭えず再会を頑なに拒むのです…。
逢いたいと願い・望み・心から叫ぶヴァイオレット…。
「少佐は後悔しているのですね…私の存在が…私が少佐を苦しめているのですね…今の私には少佐の気持ちが解るのです…」と言い残し雨の中を走り去ります…。

ギルベルトにホッチンズが吠える「このっ!大馬鹿野郎~っ!」。心が共鳴してしまい言葉になりません…。

ずぶ濡れで…泥だらけになりしゃがみこんで泣きじゃくるヴァイオレット…これ程切なく・悲しく・美しい描写を私は見た事がありません…。

嵐を避け、一時島の灯台兼郵便局に身を寄せる2人…。そこにでユリスが危篤との電信文が届きます…。
少佐に逢いたい…でも…ユリスとの指切りした約束を守りたい…。揺れるヴァイオレット…。自分で届ける手段は無い…。

ヴァイオレットは電信文で、ベネディクトとアイリスに、ユリスの手紙を届ける事を依頼し、2人はユリスの病院に急行します。
アイリスがヴァイオレットの代わりに来たと告げるとユリスは「愛してるを教えてくれた人?」と…。
頷くアイリスに「生きてたんだ…良かった…」アイリスの感情描写もとても美しく素敵です。そしてアイリスは…2人(相手はリュカ)に手紙では無く電話で話させる選択をします。これは前半で何れドールは電話に取って代わられるとされたシーンの感情描写と重ねたものです。「あのいけ好かない機械もやるわね…」と…。

そしてユリスは逝ってしまいます…。
本シリーズを通じ、書かれた手紙を読まれるシーンは、これ程までに言葉や文字が人の心を紡ぐものなのかと改めて感じずにはおれません…。

ラストシーン…。ギルベルトに逢わずに島を離れることを決意したヴァイオレットは最後の手紙をギルベルトの生徒に委ねます…。

{/netabare}

島を訪れた兄と再会するギルベルト…。
ディートフリートは再会したら謝るつもりだった、としながら「今は麻袋に詰めこんで、お前をヴァイオレットの前に放り出したい気分だっ!」と叱ります…。ヴァイオレットを戦場に駆り出したと後悔の言葉を連ねるギルベルト…。美しい描写と相まって初めてギルベルトを嫌悪した自分に驚きました…。

そこへ、リフトでヴァイオレットの手紙が届きます…兄は「お前宛ての手紙だ」と…。

ヴァイオレットのギルベルトへの愛する想い。ラストラブレター。
「愛してる…をありがとうございました…」「愛していると言って下さった事が、私の生きていく道標になりました」「そして、愛してるを知ったから、愛してるを伝えたいと思いました」と。

行けよ…と兄に背中を押されたギルベルトは走り出します。それをそっと見送る兄ディーフリート。感情描写が素敵です。

そして二人は…。万感の想いを込めて…。言葉に成らないヴァイオレットの想いが心を掴んで離しません...。
手書きの作画でこれ程の美しさを描ける。芸術です…観てね♪
そして夫々の人生は進むのです…。

【おまけ】
本作、エンドロール(エンディング・クレジット)後にヴァイオレットとギルベルトが窓辺て指切りをしてHAPPY ENDの演出を終えています…。続きがあるので少しね…。(劇場に出向いて観られた方は知っているかも…)。

「朝と夜、どちらも意識を失う時、目覚める時、確認できます。いらっしゃることを」「本当にそうだな、ヴァイオレット。私達は、もう大丈夫だ」お互いの欠けた形が、寄り添い合うとぴったりとした円形になる。

「朝食は、何を作ろうか…」ギルベルトが、優しく微笑みながら言うと、ヴァイオレットも唇の端を上げた。
「せっかく来て下さったのです。もてなしたいと思います」
「私は嬉しい驚きでした」
「君との時間が減るだろう。私達にだって予定はある」
「ホッチンズ社長は、少佐のことがお好きなのです」
「ベネディクトも私達の生活がどんなものか心配してました」
「彼が心配しているのは君のことだけだろう。結婚式でも随分と釘を刺された」
「少佐、そろそろ抱擁を解いて頂いて…その、朝食を作り始めませんか」「…もう少しだけ、君を抱きしめていたい」「…はい」ギルベルトは、もう怖いことは何もないと思えた。いきることも、死ぬことも。君という『最愛』を得たから、もう怖くない。
(ギルベルト・ブーゲンビリアと儚い夢より)


【あとがき】
本シリーズ全てに通じるが、本劇場版はスクリーン用と言う事もあり、背景・小物細部・光源・カメラワークが格別に素晴らしい。
本作を最後まで視聴後、改めてTV版を観たくなります。

劇場版 主題歌 WILL 歌唱 TRUE 作詞︰唐沢美帆、作曲・編曲︰Evan Call
ED曲 未来の人へ ~orchestra ver 作詞︰唐沢美帆、作曲︰川崎里美、編曲︰Evan Call

尚、公式ページのメニューからSPECIALを選ぶと、絵コンテ~動画になるまでの工程が見られます。

ヴァイオレットの花言葉︰謙虚・誠実・小さな幸せ・愛…そして「あなたのことで頭がいっぱい…」
(ギルベルト)ブーゲンビリアの花言葉︰溢れる魅力…そして…あなたしか見えない…。

余談…以前のレビューでも、本シリーズのキャラの命名は花にしていると記しましたが、ベネディクトも同様で、愛用のブーツの模様もベネディクト(花言葉︰旅人の喜び、精神の美)です。そして、原作では彼に生き別れた妹が居る…とされており、その妹はヴァイオレットなのでは?…と…。
ベネディクトはヴァイオレット同様、戦闘養成所で育てられ、傭兵として戦場で戦って負傷したところをホッチンズに助けられています。
原作者も匂わせる発言をしていますが明言はしていません。おまけで記した中でベネディクトがヴァイオレットを気にかけている…のでもしかしたら…ね。

投稿 : 2022/09/14
閲覧 : 115

ビマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良かったね!良かった!(T_T)

とてもステキな作品でした〜。

やっぱりこの作品の映像美には驚かされます。風と水、光と影には特にこだわりを感じました。

…コホン。

「世界よ見たかー!これが日本のアニメだー!」

と、謎に海に叫びたくなるくらい誇らしい気分になる美しい映像でしたー。

そしてシナリオも良かったと思います。
冒頭、「えっそこから始めるの!?」という戸惑いから入りました。それがうまく機能していて、物語上では語られないヴァイオレット・エヴァーガーデンという人物はこんな人生を、こんな未来を生きたんだろうなと想像が膨らみました。
そしてそれはきっと幸せなモノでしょう。

最後にお気に入りのシーンを…語りたいのですがネタバレになる重要なシーンなので我慢します。
TVシリーズまでで劇場版観てない人も多いようですが観たほうがいいですよ。絶対に!

投稿 : 2022/09/06
閲覧 : 46
サンキュー:

3

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「あいしてる」

 全2時間20分。

 やっとネットフリックスで解禁されたので見たんですけど、あれれ、面白いぞ…?高評価となりました。僕の中では鬼滅の刃と同じ現象ですね。

 今回強く感じたのは「時間の流れによる切なさと進歩」ですね。自動手記人形による手紙が段々廃れてきて、電話や電波が主流になっていく流れが作中にあります。ヴァイオレットたちの住んでいた世界が崩れていく切なさを僕は感じたわけですよ。作中でも最初はそういうのは否定されてました。でもユリス君とその友達が最期に会話するとき、手紙じゃ間に合わないので、そこで電話が活躍したのが良かったですね。技術の進歩も否定されずに肯定されているのが良いです。

 そして次にヴァイオレットとギルベルトについて。ここも良かったですね。ギルベルトはヴァイオレットを地獄へと追いやったんだから会う資格はない、と考えていたけど、本人はギルベルトに救われ、ちゃんと尊敬しているし愛している。少佐は人の気持ちを考えずに勝手に自己完結しようとしていたので確かに「大馬鹿野郎」です。でもそういう罪悪感を抱くのはわかります。そういうときに手紙が活躍するのが良かったです。
 終盤に海の上で二人が再開するところはグッときました。ああ、これで一緒になれるんだなって…もちろんツッコミどころはあったけどね(笑)ギルベルトの声届かんやろとかそんなに早く追いつけんやろとかヴァイオレット海に落ちるの?とか。。

 で、最後の指切りげんまん、そしてヴァイオレットが切手になっていたところが好きです。

 2時間20分と長かったけど、あんまり気にならなかったし、最後まで楽しめました。それに作画が素晴らしかったです。水や海の描写が実写のようでした。実際に写真を撮ってアニメに落とし込んでいるような、素晴らしい作画です。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/08/12
閲覧 : 250
サンキュー:

31

ネタバレ

リアム・ギャラガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スタッフ全員に「ありがとう」と伝えたい

京都アニメーション手掛ける作画は勿論のこと、Evan Call氏手掛ける挿入歌と劇伴、そしてそれを流す演出面などの全てが完璧です。
演出面で特に良かったのは、自動手記人形サービスには嫌な電話が普及してきた時代。そこでこの作品の一つの物語でもあるユリスの回にて友人への最後の言葉を手紙ではなく、電話で伝えたのが素晴らしかった。

そして、茅原実里さん歌う「みちしるべ〜Movie Version〜」のタイミングも完璧すぎて、鳥肌が凄かったです。「あなたの声がみちしるべ」の歌詞の本当の意味が分かる今作となっています。
そしてキャラの掛け合いを、他のキャラが行なっている演出もよかったです。
正直ここまでとは思っていなかったので、この作品を見るためにTVシリーズをご覧になって欲しいです。

投稿 : 2022/06/05
閲覧 : 221
サンキュー:

5

セイギ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大号泣作品

鼻水垂らして嗚咽が漏れるほど泣いた。
ハンカチがビショビショになりました笑
作画も素晴らしく、ホントに素晴らしい作品です

投稿 : 2022/05/15
閲覧 : 218
サンキュー:

11

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

みちしるべのその先が描かれた完結編

世界観:8
ストーリー:8
リアリティ:5
キャラクター:7
情感:7
合計:35

<あらすじ>
代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。
幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、
大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。
──心から、愛してる。
人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
しかし、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごす。
──親愛なるギルベルト少佐。また今日も少佐のことを思い出してしまいました。
ヴァイオレットの強い願いは、静かに夜の闇に溶けていく。
(公式サイトより抜粋)


TV版は最後までヴァイオレットの戦闘能力に馴染めなかった作品でしたが、5話や10話等、お気に入りの回もありました。本劇場版については予告PVを見て、10話に関するストーリーもあることがわかったため、やはり劇場で見なければと思い、隙間時間を作って何とか見ることができました。
休日ながら朝の早い時間帯にもかかわらず結構人が入っていて、時間帯のせいかもしれませんが、私よりも年配の方が多い印象でした。

さて、世界観ですが、現実世界とは別の世界ですが、電話がまだ普及する前の、現実世界でいう19世紀末~20世紀初頭くらいが舞台となっています(技術的な点ではヴァイオレットの義手はその精巧すぎるが)。
今回は、TV版10話の少女アンの孫デイジーを中心に物語が始まります(PVでアンと思った人物はその孫で、アンの葬式が終わった時点)。予想外であり、その視点で、ヴァイオレットたちの働いていた郵便社が歴史を残すものとして博物館となっていたり、世界観をより俯瞰して見せる手法で、とても良かったと思います。
作画や背景も流石は京アニと思わせられました。音楽は、挿入歌の「みちしるべ」、TV放映時は微妙な使われ方もありましたが、今回は一番のタイミングでハマっていたと思います。改めて良い曲と思えました。

ストーリーは{netabare}ヴァイオレット軸で、消息不明であったギルベルト少佐と再会すること(ギルベルトの母親の墓参り、病気の子供(ユリス)の手紙を代筆、その子の危篤等を挟みつつ、郵便社を辞めたあと消息不明のヴァイオレットの結末)が中心となっています。ギルベルトが再会を望まなかった理由も私は納得できましたし(なぜ武器として使ったのかはわからないが)、デイジー視点の物語も構成のメリハリに繋がっていました。そして最後に本作のキーワードである「あいしてる。」で締める。完結作として美しい仕上がりでした。{/netabare}

さて、世界観とストーリーは高評価となるところ、大きく足を引っ張ったのがリアリティで、一言で言えば「過剰演出」です。TV版の7話だったかで、水面を歩いたりしているので、今更指摘するまでもなく、この作品の色と整理されているのかもしれませんが、私はやはり気になってしまいました。
細かい点もありますがそれは省略して、下記3点だけ指摘しておきます。

{netabare}・構図重視の会話
市長と会った時の会話、大雨の中でのジルベール先生宅(前と中)での会話、ブドウ?畑でのディートフリート(兄)とギルベルトの会話、船と陸での会話(?)などで、その距離でこの声量では会話が成立しないだろうと思われて、気になってしまいました。
アニメは絵に声をあてるので、画になる美しい構図が優先されることが往々にしてあるのでしょうし、今まで気にならなかった他の作品でも同様な事例が多々あるのでしょうが、本作では若干気になりました。

・ユリス君危篤時の対応
人が亡くなる時、部外者の同席は憚られるのが普通ではないでしょうか(別の世界なのでそのあたりの慣習も感覚も違うのかもしれませんが)。ユリス君は話せる状態だったので危篤ではないのではないか、とも思われたのがひとつ。また、苦痛を感じている状況の中で、郵便社が突然押しかけていって「親友への手紙書きます」というのは流石におかしいのでは。ヴァイオレット自身が行ったのなら、ユリス君との関係や、まだ人の心が理解しきれていない部分があるのかな?で済みますが、ユリス君に面識のないメンバーでですよ。相当苦しい状態のユリス君に、手紙代筆するから喋ってと言うのは、家族が怒りますって。リュカ君が、ユリス君にとってそこまで大事な友人であるか、というのも説明不足で、違和感ありまくりでした。
自分が死んだ日に渡してほしい、と本人から依頼があったのでその約束を律儀に守ろうとしての行動は理解できなくはないですが、待ってましたとばかりの対応になるので、TPO的にも不安な対応です。さらに、手紙を渡して失礼するならまだしも、居座って一緒に内容を聞いて親の泣く姿を見るってどういう神経なんだろうと思ってしまいました。。
本作一番の感動シーンだったように思いますが、素直に感動できずモヤモヤしてしまいました。

・ギルベルトとの邂逅
ギルベルトとヴァイオレットの邂逅は美しかったですが、これは過剰演出の極みでしたね。まず、船を出航させすぎていて、陸から相当の距離となったところからスタートさせたので、ギルベルトの必死の走りや声が届くのか?というところでの違和感があり、ヴァイオレットが船をダッシュして、そのまま海に飛び込むまではよいかもしれないけど、泳ぐシーンを入れずに浅瀬みたいな場所で再会することになるのですが、背景からのバランスではまだ相当陸から離れた場所なんですよね。
始まりの距離感からして、会うところまでは少なくとも15分以上はかかると思いますし、お互いぼろぼろに疲弊してハーハーゼーゼーですよ(笑)
それを完全に排除した制作者側はある意味割り切ってるよな、と感心した次第です。{/netabare}

キャラクターは{netabare}本編から特段変化はありませんでした。2人がカップルとなって終わりましたが、王子とお姫様(人形)というキャラ造形で、過去に2人はずっと一緒に行動していたのなら、もう少し打ち解けた人間関係も描いてくれればよかったかも。
そういえば、TV版のレビューで書きましたが、やはりギルベルトは生きていました。生きていないと、この物語は終わらせられないのです。{/netabare}

情感については、{netabare}そんなわけで感動しそうな要所の構図に違和感等あったため、期待されたほどには涙が出ませんでした。また、人の亡くなるシーンで泣かせるのも一歩引いて見るタイプなので、押し付けられ感もあり、高評価できませんが、言語外の表現も丁寧でこれ以上は下げられません。{/netabare}

色々書かせていただきましたが、時代を流して見せることによって、変わるものと変わらないものを表現できていたのが特に魅力的でした。
手紙は普段伝えられない心を伝えるものとして有効であるのに、現代ではメールが普及しすぎて若干味気なくなってしまっているように思います。紙ならではの味はあるし、大事に保管すればずっと残るものですね。また、普段なかなか言えない感謝等は伝えられる時に伝えておこうと思わされます。
TV版をそれなりに楽しめた方、心を清めたい方に、おすすめできます。

(参考評価:4.0→修正4.2)
(劇場観賞2020.11)

<2022.5追記>
最近、レンタルで再視聴しまして、改めて良い作品だと思いました。
ブーゲンビリアも含めて、あからさまに悪意を持つキャラクターがおらず、心が重たくなることもありませんし、過剰演出はTV版からブレていない本作の表現と思い、少々ツッコミすぎたかなと反省。
時代が変わり、手段が変わっても、今、伝えるべきこと(気持ち)を伝えることの大事さという普遍的なメッセージ性は強力です。
以上を踏まえて、評価を上方修正しました。

投稿 : 2022/05/09
閲覧 : 419
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36

大学生 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Pray for Kyoani

私はハルヒを見てアニメにハマり出したから京アニに対する思いは人一倍強いと自負している。京アニ関連作品の聖地巡礼も沢山赴いたしつい先日閉店が決定してしまったが京アニショップにも何度も訪れた。劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデンはあの事件以降初のアニメ作品だったので公開当時のあのもやもや感は今も覚えている。満席の映画館で観たのだが見終わった後初めて映画で泣いてしまった。隣に座ってた小学生も泣いてた。それくらい自分にとって素晴らしい作品だった。あの事件で有望なアニメーターが理不尽に奪われて存続まで危ぶまれた京アニがここまで高いクオリティの作品を出せるのかと改めて恐れいったしもっと京アニが好きになった。アニメーションが持つ力は凄いと再認識させられた。外伝は見なくともTVシリーズは最低視聴済みでないと楽しめないが、ヴァイオレットエヴァーガーデンという人生を締め括る最高の映画になっている。アニメを見ない人ほど見て欲しいし京都アニメーションに興味を持って欲しい。

投稿 : 2022/05/02
閲覧 : 95
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3

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2022.4.19

2022.4.19

投稿 : 2022/04/19
閲覧 : 81
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1

ネタバレ

ラルフローレン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

京アニらしい作品

Netflixで配信されたので視聴。TV本編も視聴済み。
ストーリーは他の方も書いているので詳細は省きますが、お涙頂戴物と、死んだはずの想い人が出てきて再会してハッピーエンドという、劇場版と銘打って期待していただけに、少し安直なストーリーで残念でした。
個人的に、登場人物が亡くなって涙を誘うのは、TV本編でも何回かやっているので、少しくどいと感じました。あとギルベルト。一応未帰還兵扱いでしたが、どうやってあの砲撃で生き残れたんでしょうか。私はNetflixでは字幕をオンにしており、字幕は台詞の前に喋っている人物の名前が表記されます。ギルベルトみたいな男性が出てきた時、ソックリさんだよなと思っていると、男性が喋った瞬間、字幕に(ギルベルト)と表記されたので、あぁと苦笑いしました。
そんなギルベルトの心から愛しているの意味が明らかになる訳ですが、私は家族に向けられるような意味合いだと思っていました。ところが終盤でまさかの恋人として愛している意味だと判明し、こんな歳の離れた女の子に対して変態だろと薄ら寒くなりました。
また、劇中に流れるTV本編のEDテーマ。これを聴くと不倫した某声優が思い起こされ、お前が純愛を説くのかとツッコミたくなります。
ここまで、マイナスばかり述べてきましたが、良い点はやはり作画。京アニらしい丁寧で繊細なタッチは素晴らしいの一言。また、ヴァイオレットの声優の演技力。物凄く引き込まれ、嗚咽するシーン等は観ているこちらも涙を流しそうになりました。あとは本作とTV本編の母から娘に50年間誕生日に手紙が届くエピソードがリンクしていたこと。私はこのエピソードが好きだったので、そこもプラスポイントです。

総合的にヴァイオレットエヴァーガーデンは良作品です。話していると素直な気持ちが言えないけど、手紙なら正直な気持ちを伝えられる。手紙の良さを改めて知らされる感度できる作品だと思います。

投稿 : 2022/04/17
閲覧 : 84
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1

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

彼女の痕跡

京都アニメーション制作。

人々を疲弊させた戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、
人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
ヴァイオレットはどこかでギルベルトが、
生きていることを信じ、彼を想う日々を過ごす。

美しい物語として語り継ぐのなら、
少なくともこのままで良いわけがない。
孤児であった少女の物語の幕切れは、
{netabare}ギルベルトに気持ちを伝えることで完結する。
愛を知ったからこそ、愛を伝えたい。
それは人形ではなく、一人の女性として。{/netabare}

そして、主軸の物語から少し離れて、
時代の移り変わりなんてものを考える。
{netabare}亡くなった人からの手紙なんて、
どういった感情が沸き上がるのでしょう。{/netabare}
時の流れを強く意識した演出も多い。

彼女の後半生を想像してみては、
きっと幸せだったに違いないはずだと、
彼女の生の痕跡を知り、そんな希望を抱く。
どうか穏やかに生きていけますように。

この終わりで良かったと思います。

投稿 : 2022/03/24
閲覧 : 513
サンキュー:

52

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最後の手紙(2回目感想を追記)

下手な言葉を使うとネタバレしそうなので、ポスターのキャッチコピーを一部引用しました^^;

 TV版本編の初放送は2018年で初視聴も同時期でした。。

===劇場版:初見での感想===
 2020年9月19日(土)、劇場版本編を観覧。
 (★舞台挨拶ライブビューイング付き)

全国の劇場で舞台挨拶が見られるとのことで、
予定を繰り上げて、あわてて劇場に行きました。

でも、TV版本編を少しでも復習してから、行くべきでした。。
2年の月日は自分にはちょっと長かった。。
ヴァイオレットへの愛情は忘れようがない。
そんな変な自信を持っていましたが、いかんせん物語の詳細をとどめておけるほどの記憶力は、現在の自分には持ち合わせていない事を突き付けられました。。トホホ

いよいよ物語の主人公、ヴァイオレット本人のストーリーが幕を開けます・・

■{netabare}
 ヴァイオレットには幸せになってもらわないと・・
 ひょっとして、社長とくっつくのかなぁ・・

なんて思ってたら、

 まさかと思うけど、少佐の兄?

と思ってしまうような展開でした。。

でもその上を行く、まさか・・・
少佐が生きていたとは、ね。
TV版完走時は死んだと思ってたから、
外伝も感動したんだけど。。

途中辺りから、

 え。ひょっとして生きてる?

てな展開。
ぶっちゃけ、ダマされた、という思いもw

いや・・・でも・・
これで、よかった。

思えばTV版を観ている時、実は少佐は生きていたというストーリーを妄想していたんでした。ちょっと忘れてました。
ヴァイオレットが幸せになる道は、それしかないですよね。

でもでも・・
少佐の生存がわかるシーンの感動が薄いせいか、
その分、ラストに至るまで延ばす延ばすw

 なんだよ、少佐・・
 ナニ自虐的になってんだ、そういうキャラ?
 てめ、ヴァイオレットを泣かすんじゃねーw
 身元を引き受けた責任と、
 何より「愛してる」と言った責任、
 男ならキッチリとりやがれw

てな展開は、個人的にはストレス展開でした。
いやわかりますよ。
その後の感動のための前フリだろうってことは。

でも、それならそれなりの想いの爆発に共感したかった。。
少佐が走り出した時って、なんか自分的には動機づけが弱かったんですよね。。
ドア越しにしゃべった時以上の動機が感じられなかったというか。。
だから、ラストの感動シーンも、ちょっとモヤモヤして感情移入しきれなかった。

さすがに、ラストシーンは感動的でした。
ただ、あんな遠い岸からのあんな掠れたような声が聞こえるのか、とか
ヴァイオレットは義手重いはずなのに泳げるの、とか
細かいところが気になって、これまた感動ボルテージ上昇の阻害要因となってしまいました。。トホホ

躊躇なく海に飛び込んだヴァイオレット、男っぽい。
惚れ直しそうw

そんな彼女も、ようやく・・本当にようやく、たどり着いた少佐の胸では・・ただただ・・泣き崩れるしかなく・・


さて・・
ここで触れずにはおけませんね。
ツイッターにも出ています。
舞台挨拶での石立監督の言葉。

 ~{netabare}
  ヴァイオレットが書いた手紙には、
  セリフに出なかった一文がある。
  これが、少佐をヴァイオレットの元に
  駈け出させた。。

  というもの。

  なんでしょうね。。
  気になる。。
  「あいしてる」かな。
  でもそれはドア越しに言ってたような。

  てかこれ、セリフにしてくれれば
  もっともっと感動できただろうに。。
 {/netabare}~

にしても、ポスター、いい絵ですね♪
ネタバレしそうですがw

でも・・

ああ・・完結してしまった><
(ホントはこれをタイトルに書きたかった)

もっと引き延ばして何作か出してくれてから、こういう結末になるんだと思ってました・・
原作はどうなんでしょう・・

未来からヴァイオレットを過去の人物として振り返る作りは、個人的にはあまり好きとは言えず、どうせなら子孫も見せて欲しかったけど・・

エンドロール後の1ショットは、救われました。
これで、よしとしましょう。

過去だからお幸せに、と言えないのはもどかしい。

ならば・・

良かったね、ヴァイオレット。

{/netabare}■

そう、エンドロールは最後まで、観ないとですね♪

ちなみに劇場で配布された、入場者プレゼントは
~{netabare}「ヴァイオレット・エヴァーガーデン if」{/netabare}~でした。

あ、3種類の短編小説ランダム配布って公式に書いてた。。
急いては事を仕損じる。
ゆっくり読もう。。


===劇場版:二回目の感想===

京アニはご存知のとおり寄付金を受け取ってくれません。
感謝の心、支援の心を込めて、再度劇場へ行きました。
TV版を観直した後、今度は目線を変えて。

その目線とは、ヴァイオレットであり、ギルベルト。
初見ではどうしてもホッジンズ社長というか保護者目線になってしまいましたが、この物語は、二人の物語であり、その目線で観るのは必定かと。

~{netabare}
まずは、1期を再視聴したことで1期を思い出させるシーンがとても胸に響きました。手紙が空を舞うシーンとか主要エピソードとか。
特にアンのエピソードは一番涙を堪えるのが大変だったかも。

感激は初見ほどではありませんでしたが、ギルベルトの気持ちが何となく理解できました。
愛するが故、自分はヴァイオレットにふさわしくない、と。
これは初見でもわかってはいましたが、わかって1期を観なおすと、彼はヴァイオレットを預かり戦場に送ったことをとても後悔していて、結果ヴァイオレットの両腕を失わせ、たとえ自分が生き永らえたとしても、自分の愛を貫くことは資格がないと考えても仕方がないかもしれない、と思えました。
彼がヴァイオレットに会えないと言ったのも、会ってしまえばその信念も揺らぎかねないからで、つまりそれだけヴァイオレットを愛しているからに他なりません。

ヴァイオレット目線で観ると・・・
心からの願いが叶えられないと知り、本当に切なくつらい日々を過ごして。
それが会えるかも知れないとわかり、本当にうれしくて。
でもやはり会えないことになり、とても悲しくて。
それでも生きていてくれたことが、やはりうれしくて。
最後に追いかけてきてくれたことが、最高にうれしくて。
この目線で観るのはとても切ない・・・

むしろ、ラブコメ風に・・・
「このまま会えないまま、どっちか結婚して、その後に会うことになってたらどうするのよ!ギルベルトおおおー!!」
と罵ってあげても良かったのにww

でも、やはりこれは二人の愛のストーリー。
これで、良かった・・

最後に、手紙の一文の考察を。
~{netabare}
映画の冒頭では、sincerelyの文字が出ます。
意味は「心から」かと。

また本シリーズは物語の最後にタイトルが出ます。
本劇場版では「あいしてる」。
つまり・・・
『心から 愛しています』
これが、ヴァイオレットからの、愛する人への最後の手紙の、最後の一文だったのではないでしょうか。

振り返ってみると、ヴァイオレットはドア越しでは「愛してる」は言っていません。彼はその事実を知らず、ただ父親のように慕っているものと勘違いしていたのかも知れません。
だから、この一言が、彼をヴァイオレットの元へ駆け出させたのだと、私は思っています。
{/netabare}~

いつか、ネタ明かしがされる事を期待します。


蛇足ではありますが・・
病院で亡くなる男の子のシーン・・
音がデカ過ぎて感情移入の邪魔になる思いでした。
もっと静かな曲か、むしろセリフのみでも良かったかと。
{/netabare}~

はぁ・・切なくて息が詰まりそう。
この劇場版と、1期・Extra・外伝で無限ループに陥りそうです・・

 制作:京都アニメーション
 監督:石立太一
 脚本:吉田玲子

 2020/09/19 閉館直前のMOVIX利府にて初視聴。
 2020/10/05 同じ映画館にて二回目視聴。


■余談
劇場内で完全新作ARIAの予告編が流れてました・・脚本が同じく吉田さんかな?と思ったら・・

 総監督・脚本:佐藤順一
 監督:名取孝浩
 アニメーション制作:J.C.STAFF

ほへ・・
ストレスフリーの世界でホッとしたい・・
違う作品の話ですみません^^;

投稿 : 2022/03/22
閲覧 : 650
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56

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

当たり前のことほど忘れていたり、後回しにしていたりするものです。

面白かったです。
過剰な演出やちょっとそれは無理があるなと思える展開の数々・・・。
それは、既にTVシリーズですっかり慣れっこになりました。
そして、この作品で見るべきところもそこではありません。

この作品は、どんな手段を講じてもテーマを完遂してみせるところが魅力なのです。
物語全体からも、そんな意志や執念が感じられます。
たとえそれが、突っ込みどころがいっぱいあったとしてもです。
だからこそ、この作品のテーマは、とてもストレートで分かりやすいのだと思います。


■テーマとは?
{netabare}
「伝えたいことは、できる間に伝えておくほうが方がよいと思います。」
これは、ヴァイオレットのセリフですが、この作品のテーマにもなっています。
そして、この作品は、このテーマを伝えるためだけに一直線に展開が進みます。

ヴァイオレットは、TVシリーズで「愛」を知りました。
しかし、その「愛」を伝えられずに日々を過ごしてきました。
自分の想いに行き場がないと言う状況。
それが、こんなにも切ないものかとこの作品では語ってきます。

だからこそ、行き場があるうちに、伝えられるうちに、伝えることが大切なのです。
行き場を失ってからでは、遅いのです。
この作品は、その気持ちを、ヴァイオレットを通じて描いてきます。
{/netabare}


■最初から反則
{netabare}
この作品、上手ですね・・・。
最初からウルっときてしまいました。
いきなり反則だよって思ってしまいます。
なぜなら、あの世へ旅立つ母が我が子へ向けた50通の手紙。
TVシリーズで感動したこの物語のその後を導入として使っているからです。
これによって、TVシリーズのことは一切語らなくても振り返りになります。
劇場版の短い尺の中では、これ以上ないぐらいのよい導入だと思います。

また、誰かに何かを伝えるのは、それができる間だけです。
50通の手紙では、余命あと少しの母親が我が子に伝えられるだけのことをしました。
「伝えたいことは、できる間に伝えておくほうが方がよいと思います」
この導入部は、このテーマをはっきりと印象付ける役割も果たしていたと思います。
{/netabare}


■伝える手段は手紙でなくてもよい
{netabare}
この作品は、手紙がメインの素材となっていました。
今の時代に手紙なんて現実味がなくて響かないんじゃないか?
そう言う意見もあるかと思います。

しかし、この作品は、そこもちゃんと分かっています。
電話が普及すれば、手紙はなくなるかもと物語の中でも示唆しています。
物語が進むと、手紙は、伝えるための手段の1つに過ぎないことも描いています。
病床の少年ユリスが最期に友達のリュカに伝えた方法は、電話でした。
ヴァイオレットが少佐に伝えた方法は、直接、面と向かって自分の言葉でした。

この作品がTVシリーズから今まで積み上げてきた手紙と言う媒体。
しかし、それは、1つの伝達手段に過ぎないと作品自ら割り切ってしまったのです。
そして、なによりも大切なことは、やはり想いを伝えることだと言うのです。
それができるうちに、そして、どんな手段を使ってでもです。
つまり、伝えるための行動を起こすことが大切なのです。
{/netabare}


■まとめ

少佐の住む島を訪れたヴァイオレットでしたが、少佐は会ってくれませんでした。
そして、会えないままヴァイオレットを乗せた船は島から出向してしまいます。
しかし、二人には分かっていました。
それは、今日、会えなければ、また日を改めて会いにくればいい。
そんな機会は、もう二度と訪れないと言うことを・・・。

だから少佐は最後に叫びヴァイオレットに想いを伝えました。
ヴァイオレットも同じく少佐に想いを伝えました。
いかに、伝えたいことは、それができる間に伝えることが大切なのか。
それが、この二人の感情を通じてよくわかるのです。
もし、このまま島を離れていたら・・・。
二人は、この後、いったいどんな気持ちで一生を過ごせばよいのでしょうか?
その後悔を考えると、ぞっとしてきます。


親でも、パートナーでも、恋人でも、子供でも・・・。
自分が想いを伝えたい人がいるなら、できるうちに伝えた方がいいです。
いつ、伝えられない時がやってくるかわかりません。
それは、突然かもしれません。
そして、その突然が身に起こるのは、相手かもしれませんし、自分かもしれません。
いずれにせよ、誰かが必ず後悔するはずです。

この物語は、そんな当たり前すぎることをあらためて教えてくれたと思います。
当たり前のことほど忘れていたり、後回しにしていたりするものです。
しかし、気づいた時には、既に遅いことが多いのも事実だと思います。
もちろん私も当てはまるなと反省させられてしまった、そんな作品でした。

投稿 : 2022/03/21
閲覧 : 192
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38

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

京アニ頑張れ

2022.3.5追記
レンタル借りて再視聴したんですが、下記エンディングの一枚絵がありませんでした。劇場で観た人だけにチラ見せだったのかもしれません。大団円のすごい絵でしたが以降どこにも落ちてません。どうすれば見れるんだろう。

アニメを芸術として一般の人たちに見てもらえるような文化にしたい、という理想に一歩近づいたといえるであろう作品。いい意味での変態性(ジブリ作品が持つ狂気のようなもの)成分が減り、万人にすっと受け入れられるものになったと感じました。
エンディングの一枚絵は一目みただけで頭から離れません。京アニ復活を信じています

投稿 : 2022/03/05
閲覧 : 226
サンキュー:

14

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シリーズ堂々完結

やっと先日劇場版の完結編を見ることができました。出だしはテレビシリーズの後日談の形式を取りながら、ヴァイオレットとギルバート少佐の再会をもって完結としたところが、本当にうまく物語をまとめていたと思います。そこに行くまでに、早逝してしまう少年の話を挿入していて、話に起伏と幅を持たせていたと思います。とにかく、素晴らしい作画とBGMで、たゆとうような世界に没入して見ていることができました。これはこの作品の大きな特徴のひとつで、他の作品では味わうことのできない陶酔感です。終わりにはひとつの世界が終わった寂寥感がありました。

ひとつ残念に思う事は、少佐がヴァイオレットを最初に拒否する場面のシナリオが、少し平板だったことです。あそこでもう少し、少佐のヴァイオレットを大切に思う気持ちをうまく表現できていたらなと思いました。そこだけが少し残念でした。しかし演出としてはすごくいい場面でしたので、どうしてももう少しなどと欲が出てしまうところでした。それも今回でほぼ終わりと思うからです。機会があれば、外伝のような作品がまた小品でも製作されればなあと思います。

投稿 : 2022/02/24
閲覧 : 123
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13

ネタバレ

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

着地点の不一致

テレビシリーズ、外伝は視聴済みで劇場版を楽しみにしていました。
驚異の作画は流石としか言いようがないですね。
元々好きな作品だし、事前にキービジュアルとか、感動しました!みたいな感想もちょいちょい目に入ってたりしたので、ハードル上がりめの視聴になったのは否定できませんが、そこまでハマらなかったな…というのが正直な感想です。
ハマっている方の多さを見ても良し悪しではなく相性なのだろうと。

内容は、キービジュアルでも示唆されてますが、ヴァイオレットのずっと抱えている想いへのアンサーに当たる物語でした。
この点は私が欲しがっていた部分とも一致しますし、テレビシリーズの振りから考えても多くの人にとって待ってました!な部分だったと思います。

私がこの作品で感じたのは主に、
美しさに美しさを重ねている感じについて。
日常と壮大な演出について。
ヴァイオレットの結末と物語的な結末と視聴者(私)の気持ちの着地点の不一致について。
です。

特に結末でいうと、
ヴァイオレットに自分を重ねる人。
他の登場人物がヴァイオレットに対するような(友人のような、或いは家族のような)目線でいる人。
はたまた物語的な気持ち良さに重きを置く人。
他、いろいろあるでしょうけど、それらが自分に占める割合によっては印象が変わってくるのだろうなと思います。

ちなみに私は、あからさまに演出意図(ここで言うのは感情誘導)が見えるのがに苦手で、ヴァイオレットに幸せになって欲しい第三者的な目線での視聴でした。
私がハマれなかったのは残念ですが、多くの人を感動させる力のある作品であったのだと思います。

ネタバレ(辛口)↓
{netabare}
テレビシリーズ、外伝と好きなのは間違いないんですが、正直、社長や少佐の優しさみたいなものにはちょっと違和感があってしっくりきてませんでした。劇場版は社長の行動や、少佐のほぼ全てに違和感があって感動より心配になる感じでした。
ダメ男に振り回されがちな友達に“響かない助言”をしてしまいたくなるのと同じ感覚を持ったまま見ている感じです。
ヴァイオレットの気持ちは成就してほしい一方で、少佐にはフワッと嫌悪感があったのが確信に変わり、モヤモヤがとまらなかったです。できれば将来的に別のいい男見つけるなり、少佐に命令を降し、尻にひく未来が来てくれることを切に願います。

あと、病気の男の子のエピソードは自分的には嫌でした。
テレビシリーズの娘の誕生日に…のエピソードはアリでこれはナシ。この線引きは自分的には譲れません。

死という家族の最も重大なプライベートに対するリアクションを第三者中心に、物語のスパイスとして描くのはいかにもバランスを欠いている。ここは第三者が最も主張を慎む場面だ。

あと細かいとこで言うと、壮大な曲が日常をただの前振りにしてるのが個人的にはやりすぎかなと思う。これは完全に個人的な嗜好でしょうけど、いくら振りとはいえ日常は日常の空気感で描いて欲しい。
何も起こってないのに壮大な音楽当てられると、感動に導こうとしてる感強すぎて萎えてしまう。演出が前のめり過ぎに感じる。

その他、手紙の娘の未来の孫ちゃんのエピソード(良いエピソードでした)を描くくらいなら少佐の心境の変化(駆け足)なんかをもっと描いてあげても良かったんじゃ…などと思ったりもするんですが、
不意に、ヴァイオレットの切手がアップになるシーンでちょっと涙腺やられたりしましたし、未来のヴァイオレットに自然に想いを馳せるブリッジとしては良かったのかなと思います。

まあ、結局ターゲットは私ではなさそうなんですが、ヴァイオレットの日常に笑顔が溢れている未来を願います。

{/netabare}

以上です。

投稿 : 2022/02/06
閲覧 : 119
サンキュー:

3

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ハッピーエンド

予定調和的であまり泣けなかった。

投稿 : 2022/01/30
閲覧 : 88
サンキュー:

2

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

うぉぉぉ~!ヴァイオレットちゃ~ん!!良かったねぇ~!

TV版第10話。
私の一番好きな物語。
何度視聴しても、涙が止まらない物語。

この話の主人公・アンの孫娘がヴァイオレットの足跡を辿っていく・・・。



TV版から劇場版まで、通しで視聴してから評価すべき作品。
恐らく、この作品だけ視聴して評価しちゃうと、おかしな評価になる気がする。
{netabare}船から海に飛び込んで・・・。
『あれれ?ヴァイオレットの両手は義手のはず???』
普通なら批判が出そうなシーン。
だけど、スーパー超人ヴァイオレットちゃんなら問題ないですよね。
TV版の、あの話がここに繋がるの!って感じ・・・。{/netabare}



時間をかけて、じっくりと視聴した者のみが得られる感動がある作品。


多くは語りません。
ヴァイオレットちゃん、本当に良かったね!

そして、京アニの皆さん。本当にありがとうございました。

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 182
サンキュー:

35

うぐいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 1.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ここぞのシーンで評判悪い曲使う意固地な京都アニメーション

テレビアニメ版に引き続きの内容。
病気のお母さんが子供に50年分の手紙を代筆する話が絡んでいる。

事前にテレビアニメ版を見てからだったが、第一話が始まっただけで泣けた。
二話、三話と見ていく度に、設定やシチュエーションを思い出して毎話始まり2、3分には思い出し泣きしていたぐらい。
劇場版を見終わるころにはティッシュでゴミ箱がいっぱいになっていた。

劇場版の方は、序盤テレビアニメの回想シーンが多くもしやよくあるダイジェスト版かと心配したが、十分なボリュームはあった。
ここぞのシーンの作画はさすが京都アニメーションと言わざるを得ない。

このアニメの雰囲気の中核はヴァイオレットはもちろんホッジンズの存在が大きい。そしてそれぞれの声優が素晴らしく、他のキャラと違って絶対に替えはきかない。

展開や動機のために人の死を題材として使うのは好きではない。
好きではないのだが、それでも心が満たされるのは何て自分本位なのだろうと思ったりもする。
きっと引き替えに大きな感動をいただいている感じがして、作り物であるとしても死んでいくキャラに申し訳ないと思ってしまうのだろうと自己分析。

EDまで聴き終えて最後の絵を見たらきっと幸せな気持ちになれる。

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 155
サンキュー:

4

ZZZxq38369 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

先がすべて読めてしまうわかりやすい展開。
そして最後は思った通りの着地点。
安心して見れる良きアニメ。

投稿 : 2021/12/04
閲覧 : 122
サンキュー:

4

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

微妙な着地

{netabare}
評判かなりいいみたいですが、個人的には最悪でした。
たぶんアニメ続編系の映画の中で一番酷いと思った。

まず、あれだけ死んでるように演出していたギルベルトを生きていたというオチにしたのがよくわからない。
そこまでの話は何だったんだってなったし、本編で描きたかったことは何だったの?ってなってしまった。
生きてるオチにするなら「あいしてる」の意味を考えてた回とかは何だったのか。
まあ自分の予想と違っていただけと言えばそうだけど、あの本編を見ればほとんどの人はギルベルトと言う過去に囚われたままのヴァイオレットが呪縛から解放され普通に生活を送るまでの話に感じるはず。
ギルベルトから脱却し、少しずつ普通の生活になじんでいき、成長して仕事をするようになり、友人たちも出来たというのが本編の内容だったのに対して、今回はその仕事や友人たちを捨ててギルベルトと一緒に暮らすという内容で逆戻りしてるように感じたし、なんかずれてないかと感じた。

ギルベルトもしっかりとしたキャラかと思えば家に閉じこもったり急にわけのわからない行動をとる変なキャラになっていて共感できない。

それと本筋とは関係ない病人の子供の話はもっと最悪。
本編の10話は母親が死ぬことが転換点になって、それでその母からもらった手紙で子供が勇気づけられるって話で中身があったからよかった。
それに対して今回の映画においてはあの病人の子供はただのお涙頂戴の舞台装置でしかないんだよね。何もない。
あの子が死んで両親たちが泣いて終わり。
ほんとに視聴者を泣かせるためだけの存在。
こういうの大嫌い。

演出も下手。感動シーンで船から飛び降りるのは笑ってしまった。
{/netabare}

2/26初投稿
5/10訂正
7/4訂正
12/2訂正

投稿 : 2021/12/02
閲覧 : 439
サンキュー:

8

和球 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

余韻がすごい。EDクレジットには込み上げるものがありました。

アニメ版の続編です。
未視聴でも分かるような構成になってますがアニメ版を見ているかそうでないかで感じる部分に大きな差があると思います。

作画、ストーリーとても素晴らしいです。
もともと涙腺が脆いのですが人ってこんなに泣けるのものなのだなと思わされました。

京都アニメーションの作品にはとても思い入れがあります。
先の事件で犠牲になった方々のお名前がEDに流れてきた瞬間には込み上げるものがありました。
このような素晴らしい作品を世に送り出して頂いた事に感謝の気持ちを述べるとともに改めて哀悼の意を表したいと思います。

投稿 : 2021/11/15
閲覧 : 193
サンキュー:

19

ネタバレ

オパマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この作品には…

生贄がいる。
{netabare}病床に伏している少年、ユリス。
彼は少佐が生存するための対価なのだろうと、そう感じた。
物語のバランスって残酷だな。{/netabare}

投稿 : 2021/11/12
閲覧 : 167
サンキュー:

4

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とうとう見てしまいました さすがの作品でした

地上波から見てたんですが、劇場版は京アニのあの事件あってから見る気持ちが離れていました。

先日の金曜ロードショーをきっかけに、満を持して観させて頂きました。
エンドロールで池田晶子さんの名前を見てつらかったです。。

作品の内容については、もういうことはありません。
ファンが望んでいたTV番外編といえる劇場版をよくぞ作ってくださいました。
完璧です。1000点満点です。

もしヴァイオレットちゃんをTV版見ていないかたはTV版から全話みてから、この劇場版を見てください。
劇場版もなんとかTV版総集編っぽいところはありますが、TV版から全部見る事を進めます。ゆっくり時間あるときでいいですので。

そして、この劇場版を見てください。
裏切らないはずです。

こういう一生に一度出会えるかわからない傑作は、あんまり世間一般には評価されませんが、我々アニメファンには分かりますよ。
本当の最高レベルのアニメと、マスコミにニュースにステマに忙しいアニメとの違いが。
制作スタッフ様ほかみなさま ありがとうございました。

投稿 : 2021/11/03
閲覧 : 166
サンキュー:

5

ほうたる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

かなり良い

これで完結。色々と曖昧な部分もあるが満足の出来。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 147
サンキュー:

3

†地雷君† さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

胸が一杯になる

まず、私は本編をすべて視聴済です。
この映画は、本編を見ていて、世界観や物語が分かっている
事が前提となっていますので、本編を見てない方は
まずは本編を見てください(Netflixで見れます)。


劇場版を見終わって、本当に胸が一杯になりました。
本当に本当に胸が一杯になりました。
このレビューを書いてて泣きそうなくらい胸が一杯になりました。

語彙力がアレですが、本編見てる人には伝わるかな?

最後の最後で、ヴァイオレットの感情が、表情が
普通の女の子に戻ってました。
「本当によかったね」


作品の品質ですが、
物語、声優、作画、キャラ、音楽 全てパーフェクトです。
作画が物凄いです(語彙力!)のですが、
特に「色彩」が物凄いです(語彙・・)。
 ※Bluerayも十分凄いのですが、映画館で見れなかったのが残念でなりません。


UltraHD Blueray版を買いましたが、
4Kプレイヤー無くて普通のBluerayで見ました。
一部HDR対応じゃないと暗い場面もありますが作品の
すばらしさを考えれば些細な問題です。

あとこれ、12話くらいにしても十分いけるくらいの
話な気がします(もっともっともっとヴァイオレットたちの活躍を見たかった)

投稿 : 2021/10/16
閲覧 : 212
サンキュー:

5

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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのストーリー・あらすじ

――あいしてるってなんですか?かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。会いたくても会えない。永遠に。手を離してしまった、大切な大切なあの人。代筆業に従事する彼女の名は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。人々に深い、深い傷を負わせた戦争が終結して数年が経った。世界が少しずつ平穏を取り戻し、新しい技術の開発によって生活は変わり、人々が前を向いて進んでいこうとしているとき。ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大切な人への想いを抱えながら、その人がいない、この世界で生きていこうとしていた。そんなある日、一通の手紙が見つかる……。(アニメ映画『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2020年9月18日
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
violet-evergarden.jp

声優・キャラクター

石川由依、浪川大輔

スタッフ

原作:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 暁佳奈(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
監督:石立太一、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン・総作画監督:高瀬亜貴子、世界観設定:鈴木貴昭、美術監督:渡邊美希子、3D美術:鵜ノ口穣二、色彩設計:米田侑加、小物設定:髙橋博行、撮影監督:船本孝平、3D監督:山本倫、音響監督:鶴岡陽太、音楽:Evan Call

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