をれ、 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
[全12話視ました。]怪病医、悪い話じゃないし、そんなに浅薄と言うわけでもないし。
視聴前情報は特別集めていません。原作未読です。評価は暫定です。下記は私の個人的な感想で、記憶を頼りに書いているので誤情報や誤解釈誤かがある可能性が高いですが、御容赦ください。
[全12話視ました。]怪病医、悪い話じゃないし、そんなに浅薄と言うわけでもないし。(2021/03/29)
人の心に巣食う悪しきもののせいで怪現象が発生した病を、カウンセリングや実力行使でボロボロになりながら治療を試みる、ついでにw怪道具も使う、そんな感じ。ほとんどのお話しはは、時に大袈裟だったり、また行き過ぎたりはしましたが、ワタシ的に腑に落ちるものでした。結局のところ、リアルで言うところの心の病を発症した人への治療みたいなものに見え、そこが元ネタ的なものになっているのではと思いました。ワタシ的には退屈せずに視れました、視てよかったと思います。
他の人に推すかと言うと、人によってはありきたりで退屈なお話に感じるかもしれません。なのでこれは本人に判断を委ねたいと思います。
[1話め視ました。]お話はオーソドックスな少女向け漫画風。
1話目は欲に溺れたステージママに苦しめられたお話。子役女優の娘を自分の贅沢のために働かせ、酷使しますが、そのために娘は目から調味料が涙になって流れ出る「怪病」になってしまいます。普通の病院に行きますが、医者には調味料が目から出るなどとは信じて貰えず追い返されます。その時たまたま通りかかった、怪病医の弟子のクロに怪病医ラムネを紹介されます。怪病医ラムネは軽薄ぽく、弟子クロは喜怒哀楽が少なく、描かれています。そして治療を受け、2種類の処方を与えられます。一つは、思ったことを隠さず口に出してしまうお茶と急須セットと、もう一つは涙が流れ出るのを抑えるコンタクトレンズですが、それを長時間使用すると、体を壊してしまう諸刃の剣の代物でした。そして、このアイドルの娘は、調味料涙が止めどもなく溢れてくるため、休んでいた仕事に復帰できますが、お芝居で涙を流さなくてはならない場面になって、そのレンズを付ている為、普通の涙を流すこともかないません。元々涙を流す場面の演技に定評があったのですが、そして長時間件のコンタクトレンズを使用したため、体を壊して倒れてしまいます。そこに首尾よく怪病医ラムネとその弟子のクロが駆け付け、子役女優のママに娘への無理解と酷使の反省を迫り娘以上大切なことはないことを理解させます。そして娘のデビュー当時のように手料理を作ってもらえるようになりました。と、これで母娘関係が修復され、メデタシメデタシでした。
と、感想を書くのが難しかったので粗筋を大雑把に書いてみましたが、粗筋以外も含めてよく練込まれたお話のように思います。
このお話では怪病の原因が、母娘関係にあり、それを解決するために不思議な道具を使って、自分を押さえつけず本音を隠さずに喋るようになる、と道理にかなったことをやっています。一見荒唐無稽に見えてその実オーソドックで説得力があるお話に仕上がっています。
というわけで、十分次話を見たくなる水準にあるので、2話めも視たいと思います。