「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(アニメ映画)」

総合得点
84.1
感想・評価
429
棚に入れた
1963
ランキング
293
★★★★★ 4.2 (429)
物語
4.0
作画
4.4
声優
4.3
音楽
4.2
キャラ
4.1

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ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マジすごい。。序・破・Q直前視聴推奨!!この経験は劇場でこそ!!!

 
なんと上映時間155分。
今日び、2時間に納めようとする大人の事情プンプンなOVA的な映画も多い中、気骨を感じるじゃありませんか。
しかもこの155分間、自分にはムダな映像なんてこれっぽっちもありませんでしたし、まったく長さを感じませんでした。

そして、このド迫力は劇場で観るべし。
エンドロールの制作協力会社を見ても感じると思います。
この作品は日本アニメの意地ではないかと。

いやーめちゃめちゃ満足な迫力と展開でした!
個人的には胸にチクっと残るものはあるけど、作品への想い入れもあり、満足のいくものでした。

~{netabare}
 『さようなら、すべてのエヴァンゲリオン』
 ポスターや予告編でのこの言葉・・視聴前は、ひょっとして複数の世界線があって、TV版のストーリーもその中のひとつで、今作でそれらを収束させるのでは?と思ってました。。ハズレましたねw

 なんとか村での風景や生活はよかった。映像的にもエピソード的にも。多分、庵野さんと近い年代の人はなおさらではないかと。そこで綾波そっくりさんが人としての感情を積んで。。そんな生活が続く世界を想像できてよかった。

 シンジだきゃーホントにウダウダぐだぐだウザかった。言いたいことはほぼアスカが言ってくれたからちょっとスッキリしたけどw


 さて・・と。

 ここの下はホントにネタバレな感想です。
 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 {netabare}
●綾波
 今回なんかシンジと距離があった。遺伝子的にはユイだからか、オリジナルのレイとは恋愛を深めるイベントがなく、シンジのための世界を願い昇天したようなカンジ。綾波にとってのベストエンドとは思えずちょっと可哀想だったかな。

●式波アスカ
 今回綾波よりも距離が近かった。戦闘にも物語の進行にも大活躍。この後はケンスケと結ばれるのかな。。そうあって欲しい。なぜTVと苗字を変えたのか・・マリとの親和性?新しい世界ではアスカはどうなったんだろう・・

●真希波マリ
 『破』で登場したものの影が薄かったマリ。今回一番シンジに近かった。アスカとの百合的な主従的な関係もナゾ。
 ユイが赤子のシンジを抱く写真に写っていた女性の子供らしいけど、彼女の母親がゲンドウを好きだったのだろうか、そしてその想いを子供の代で成就したのだろうか。そこまでしてTV版と違うヒロインを作ろうとしたのはナゾ。庵野さんの好みが変わったのかなw
 キャラ的にはストライクとは言えなかったけど坂本真綾さんがキスショット的な存在感で素敵でした。ラストシーンはこの二人の未来を思わせるものでしたが。。であるならば、もう少しマリの生い立ちや想いにも触れて感情移入しやすくして欲しかった。

●カヲル君
 結局、行動原理はゲンドウと同じく寂しさ?
 TV版よりいい人(シト?)でした。ファンが多いからかな。

●ミサトさん
 Qからいきなり敵対関係になって混乱したし寂しかった。
 漫画ではシンジとのカラミもあったのに今作では加持さんとの間に子供もできててびっくり。でもそれはそれでハラ落ちする設定ではあった。加持さんの最期もTV版よりは断然いい。

●伊吹マヤ
 実はTV版からのファンだったりしますw
 彼女のプライベート面も垣間見ることができればもっと嬉しかったw

●トウジ
 よくぞ生かしててくれました!
 新劇場版はそこが何より救い。

●ケンスケ
 あのミリオタが・・いい男になってたww
 村でアスカと同じ場所で暮らしてたのは・・そういうことかな。
 そうだといいけど。

 とある解説動画を観て思った・・
 ケンスケはナディアの相手役ジャンの描き直しなのではないかと。
 とすればアスカの立ち位置はナディア・・真の主人公なのかも。
 {/netabare}
 ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
{/netabare}~

いろんな考察も楽しめる稀有なシリーズ作品でしたね。。

思えば、この作品に衝撃を受けて、主人公の境遇に嫉妬して、そのふがいなさにイライラして、自分だったら真に新しいシンジになるのにとかいう厨ニ病的な発想でゲームキャラにこの名を使って・・はやン十年w
その想いは今でも変わりませんが、それなりにハラ落ちする終劇ではあったかと思います。

恋バナ的なEVAや、学園的なEVAなど、それぞれに好きなEVAは漫画や外伝コミックで愉しめます。劇場版は劇場版、TV版はTV版の良さがあり、自分はこれで良かったと思います。

 原作:オリジナル
 製作:カラー
  ギリシア語で「歓喜」を意味するらしい。
 公開:
  序)2007年9月1日
  破)2009年6月27日
  Q)2012年11月17日
  シン)2021年3月8日
 視聴:2021年3月10日(イオンシネマ新利府)
  +500円でULTIRA利用。超快適でした♪

再起動の可能性・・自分はゼロではないと思っています(思いたい)。

~{netabare}サヨナラは、また会うためのおまじない{/netabare}~
 

投稿 : 2021/08/15
閲覧 : 318
サンキュー:

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