「屍者の帝国(アニメ映画)」

総合得点
65.0
感想・評価
300
棚に入れた
1616
ランキング
3450
★★★★☆ 3.7 (300)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.5

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ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

私の困難なときに寄り添ってくれた

視聴前 さてどうなる

視聴後 …

Project Itoh第三弾
原作は伊藤さんと円城さん。30枚ちょっとの原稿と少しのプロットを残して行ってしまった伊藤さんのあとを継ぐような形で本作の残りを書いた円城さんには、やはり感謝と批判の声が響きます。
もちろん伊藤計劃さんの物語をこの世に出してくれたことは非常に感謝しますし、普通におもしろい文章でした
しかし、一部の人は「作風が違う」と言います。私は最初どこからが円城さんなのかを把握していなかったのですが、結構すぐ気付きました。聞いた話に寄るとプライベートな付き合いは2,3度であり、ただ売れた時期とジャンルがかぶっただけの别人なわけですから、仕方がないことなのでしょうがそれを気にする人が一定数います。

個人的には感謝の方が強いので本作の映画化は楽しみにしていました。
流石に小説だけで想像するには情報量と求められている理解力が大きかった部分もあり、あれは何を行っていたんだろ、という長年の悩みが解消されるわけです。

そしていざ蓋をあけると、まさかの伊藤さんが書いた冒頭の箇所が描かれない。
え?
もはやただの原案レベルぐらいしか伊藤さん要素がありません。
いや伊藤計劃という存在自体が物語の面白さに関係するかと言ったら、それは物語全般を侮辱するようなもので。
しかし一応本作の映画化はProjectItohの一角なんですよ。それで伊藤計劃要素を減らしたらファン怒るでしょ。
と思ってたら案の定。
ほかも色々なところが端折られていました。
まぁ情報量が多い作品ですから、時間が足りないのかもしれませんが、だったら伊藤計劃シリーズを各二話で6部から構成すればよかったのに。と想いますが、まぁそんなはずはなく。

原作を読んだことがない人についてですが、何も心配はいりません
ただ小説でさえ限界の情報量であったため、さらに端折った本作では「屍者の帝国」を理解するのはいささか無理があると想います。
まぁ何回も見ればわかるのでしょうが。

監督は牧原亮太郎さん。ハルの監督をされた方ですね
脚本は瀬古浩司さんと後藤みどりさんと山本幸治さん。
キャラデザは千葉崇明さん。初キャラデザだそう
劇伴は池頼広さん。
アニメ制作はWIT STUDIOさん。進撃の巨人などですね

作画は良かったと思いますが、トァンちゃんのキャラデザがちょっとイメージと違うかなぁなんて
主題歌はEGOISTさんの「Door」EGOISTで統一されているの何故でしょう。

総合評価 原作者に感謝を捧げます

投稿 : 2021/07/27
閲覧 : 270
サンキュー:

7

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