「月が導く異世界道中(TVアニメ動画)」

総合得点
71.9
感想・評価
325
棚に入れた
1084
ランキング
1214
★★★★☆ 3.4 (325)
物語
3.3
作画
3.3
声優
3.6
音楽
3.3
キャラ
3.4

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よくある“なろう”異世界召喚モノ…

かと思いきや、意外とこれ、面白いですね。

原作は「小説家になろう」で2012年から連載が始まったライトなベルです。制作はC2C。最近では「魔女の旅々」で爪痕を残しましたね。

PV見たとき「なんだ、この90年代アニメみたいな古くさいキャラデザは」と思ってたんですが、始まってみると、ちゃんと今風のキャラデザだし、作画も良好。

構成も上手くて、飽きさせない面白さがある初回でした。そして声優陣が「うらみちお兄さん」ほどではないけど、豪華ですね。花江くん、お仕事いっぱい増えてよかったですね。

いや、なかなかね、早見沙織さんに豚の役をやらせるアニメはないですよw

というわけで、同期で同じ曜日の「なろう」作品が続きますが、「異世界ドラッグストア」とは比べものにならないくらい出来が良さそうです。継続します。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
意外と評価が落ちなかった2話でした。

主人公が、ボケる竜(あやねる)と蜘蛛子さん(鬼頭明里さん)にツッコんでいくというスタイル。まあ、花江くんと鬼頭ちゃんが出ている時点で、この作品は実質「鬼滅の刃」です。

次は正念場の3話ですね。このまま行けば、たぶん完走できそう。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
あれっ?
面白いですよ、これ。

今期、なろう6作品の中でも最強ですね、今んとこ。
適当に軽いノリがいい感じに作用していますね。これなら、継続視聴できそうです。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
異世界世直し珍道中という、まあEDで分かるとおり「水戸黄門」的なことをやりたいんですね。

単発で、1話でちゃんと悪役をこしらえて、それを助さん格さんならぬ巴と澪が露払いをし、マコトが出てきて一件落着と。

うん、いいんじゃないでしょうか。見やすいコメディタッチで、作画も全体的には気が抜けている感じではあるんですが、随所にC2Cらしい良いところが出るといった感じです。

EDも工夫していますね。今回は、「ああ、人生に涙あり」を、あやねるとあかりんという豪華デュエットでお届けしました。

しっかり継続に値する面白さがあると思いますよ。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
C2Cとは思えない、ものすごく気の抜けたチープな作画、キャラデザ。でも、このキャラデザがなんとも好ましいんです。

今回をご覧になった方は、ぜひエンディングを見直してみてほしいんですが、いろんなキャラが満月の中でニコニコしているんです。このキャラの表情が実にいい。なんていうか、ほっこりするというか。

東京圏で同じ曜日に放送されている「小林さんちのメイドラゴンS」の、京アニの洗練された美しい作画に比べると3ランクぐらい落ちるわけですが、それはそれとしてワザとなんじゃないかというぐらい、本当にチープだけどほっこりするんです。

で、ストーリーもギャグアニメとして観れば面白い。まさに「ズッコケ異世界珍道中」といった趣があって楽しめます。
異世界転生系のダークホースは「迷宮ブラックカンパニー」かなと思っていましたが、実は真のダークホースはこっちじゃないかなって気がしています。
{/netabare}
=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}
うん。ここまで来たら、悪くないという評価から、面白いという評価をしても良いと思いますよ。

まあ、モチーフは完全に「水戸黄門」ですね。
構成がそんな感じ。ある意味、時代劇の王道です。いろいろひっくり返したら、今回みたいな「悪役だけど、実は裏に真の悪がいて、恵まれない子供たちのために悪に手を染めた若い侍を、懲らしめましょう」という話が。

そうやって街から街へ、悪を成敗していく黄門様と助さん角さんということでね。

大人気声優3人をメインに据えて、これまた女性声優の人気ナンバーワン級の人をブタ役に置く布陣なのに、なんでここまで人気がないのかね、この作品。同じ「なろう」のスライムなんかより、遥かに面白いと思うのですが。
{/netabare}
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}
ホント、なんでこんなに評価が低いんでしょう、この作品。

けっこう面白いし、ヒロインのひとり・澪(蜘蛛)は可愛いキャラデザだし、キャストも花江夏樹さん、佐倉綾音さん、鬼頭明里さんに、なんと今週から津田健次郎さんが加わるという豪華さ。

なろう異世界転生というだけで拒絶するのはもったいないと思いますね。まあ、なろう原作は当たりが10本中2本あればいいほうですが、これは当たりの部類だと思います。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
最終回でやらかした感が…

こんなギリギリのタイミングで、新キャラ出してバトルなんてやるもんだから、Bパートがダイジェストのようにバタバタと意味不明なパッチワークみたいになりました。

どうせ2期やるんだから、そんな乱雑に畳まなくてもいいのに…

ということで、総評としてはすべての面で高い水準の良作でした。まあ、かなり端折っているのかなと思う部分はありますが。
{/netabare}

投稿 : 2021/09/23
閲覧 : 642
サンキュー:

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