タック二階堂 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:途中で断念した
時代が変わっても、変わらねえものがあるんだぜ。
詳細は……言わずもがなですね。
次元の声優、小林清志さんは御年88歳で、さすがにお年を召されて限界だったのかもしれないないですね。初回の「Episode 0」を最後に声優業を退かれます。もちろん、次元の声優も世代交代。でも、後任には大塚明夫さんが就任したから、渋さは健在です!
ストーリーですが、前回のPart5が2018年の春アニメだったんだけど、これがSNSを駆使した「ルパンゲーム」というものを描いたストーリーで、ちょっと賛否を呼んだのよね。
やっぱり、ネット時代のルパンというのはなかなか、ね…。で、今回はイギリス政府を影で操る秘密組織・レイブンが隠したお宝を、1枚の絵を手がかりにルパン一味が盗み出そうという、これぞルパンという話みたいです。
しかも、ルパンを逮捕すべく日本から銭形警部が来るのはもちろん、なんと今回のライバルはシャーロック・ホームズ!
大丈夫なのそれ?と思わなくもないですが、どうなるかは観てのお楽しみ。ただ、僕は豊作の冬アニメで覇権候補だと思っていますよ。
制作は、いつものトムス・エンタテインメントだけど、なんと今回、ゲスト脚本に「攻殻機動隊」の押井守さん、「うる星やつら」などを脚本した辻真先さん、本格ミステリー作家の芦辺拓さん、小説家の樋口明雄さん、同じく小説家で『告白』などを執筆された湊かなえさんが参加しているんです。
すげえ豪華じゃん。
ルパン三世アニメ化50周年を記念する作品なだけに、日テレもトムスも気合いの入り方が違うでしょうね。面白くないわけがない、期待が大きい作品ですよ。
=====で、初回視聴後、所感です。
{netabare}
やってくれるぜ。
小林清志さんのラストアフレコ。長年、次元と連れ添ってきた小林さんへの花道を用意したEpisode 0という位置づけ。
内容は、次元が泥棒稼業から足を洗うと告げ、五エ門は泡を食ってルパンに引き止めるよう言いますが、ルパンは「あいつが決めたことだ。好きにさせるさ」と静観するという態度。
これ、もうリアルの小林さんとリンクする脚本ですよね。
最後には「時代が変わっても、変わらねえものがあるんだぜ」と嘯く次元。そして「こんな時代なら、こっちから蹴っ飛ばしてやるぜ」と。
ひとつの時代が終わったことを見事に表現した、完璧オブ完璧なエクストラ回でした。
ありがとう、小林清志さん!
{/netabare}
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
実質、これが第6シリースの1話という位置付けですね。
いや、もう鳥肌が止まりません。
これは正当なるルパン三世シリーズのナンバリング作品という感じが伝わります。
インストのOP。ルパンと言えば、のカーチェイス。しかも、ルパンファンにサービスを入れてきましたね。「大きくなったな、リリー」。「カリオストロの城」で、クラリスをみて言ったルパンのひとこと。「大きくなりやがって」を彷彿とさせます。
ちゃんとルパン三世という作品の「品」を感じさせる出来。
ストーリーも、レイブンのお宝を狙うルパンと、それを阻止しようとする銭形、シャーロック・ホームズ、Mi6などなど。奥行きもありそうです。
あー、ルパンだなあとオールドファンを唸らせる出来の第1話だったと思います。これは楽しみしかないです。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
あー、押井守だなあと思った今話以降、なんとなく観る気が起きずに放置してしまっています。
まあ、この年末年始の暇な時期に、まとめて2クール観ようかなということで、いったん断念扱いで。
{/NETABARE}