「天才王子の赤字国家再生術(TVアニメ動画)」

総合得点
68.6
感想・評価
282
棚に入れた
879
ランキング
1979
★★★★☆ 3.4 (282)
物語
3.2
作画
3.3
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.4

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

退屈…

詳細は略。

まーた、なろうアニメかよ、と思ったあなた! 残念でした。この作品はGA文庫から発行されている黒羽徹さん原作のライトノベルです。

面白いことに、2019年「このライトノベルがすごい」で新人4位、総合14位だそうです。同じ年のW1位は、今期放送中の「錆喰いビスコ」ということなので、なんていうか横浜ベイスターズの牧と、巨人の平内ぐらいの差があるといえばわかりやすいかな。天と地ぐらいのレベル差があるということです。

王子の主人公が、父親が病気のため自国の運営を任されていて、臣下からは絶対の信頼を置かれているんだけど、本人の腹の中で「こんな貧乏国家、速攻で売っぱらってやりたい」と考えていて、その売値を釣り上げるために、少しは価値のある国にしていこうという、まあなろうで言うところの「領地経営モノ」といった感じの作品のようです。

制作は「みるタイツ」「月曜日のたわわ」の横浜アニメーションラボ。脚本・シリ構は「探偵はもう、死んでいる。」「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」「ラスダン」など多数手がけているベテラン・赤尾でこ氏です。

で…

=====初回視聴後、所感です。
{netabare}
OPでいきなり、本編映像を切り貼りして使っているのを見て「あ、これはヤバくね?」と直感しました。OPアニメの予算すら確保できていない作品が、面白くなるとは思えないです。

ただ、本編は低予算でもクオリティが落ちているように見せない工夫が随所に見られました。大勢の兵士が乱戦するシーンを極力描かず、地図上のコマで表現したりとかね。

で、観た感想は「モノローグがうるせえ」でした。

けっこうなボリュームで、しかも絶叫するので何言ってるかわかんないし、会話しているところでも、それを上回る音量で悪態をつくモノローグ…
それに合わせて挿し込まれるデフォルメキャラも、はっきりいって邪魔でしかないです。

声優の評価が高いのは、ここでも発揮しているヒロイン声の高橋李依さんの演技に対する評価。こんな声で、ささやくように「にゃん」とか言われたら、たまらんでしょうね。

初回としては、非常に微妙な出来だったと言わざるを得ないです。あ、もちろんEDアニメも本編映像の切り貼りでした。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
主人公(摂政とか言ってますが)に縁談が持ち上がりました。帝国の王女だそうですよ。

強大な力を持つ帝国ということで、渋々会ってみると、なんと士官学校時代の仲間・ロワことロウェルミナ王女でした。

ご丁寧に、その前に士官学校時代の回想(主人公の夢)をやっていて、ロワはトラブルメーカーで策略家ということを見せられていたので、なにか裏があるとのことで、問いただしてみると私と一緒に帝国を取りましょうと。

これにも裏がありそうですねというお話です。

あれっ?
意外と面白くなってきた感じがしますよ。

ロワ(CV:東山奈央さん)のキャラがいいですね。キャラデザも実にかわいい。これが引っかき回す展開になれば、他の総崩れなろう3作品とは違うといった感じになりそうです。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
先週ちょっと面白いかなと思ったら、今回がこれですよ…

3度、視聴に挑戦しましたが、ベッドで観ていたせいもあり、退屈で寝落ちするパターンが続きました。

ようやく観ましたが、しっかり起きて観ていても退屈でした。

なんていうか、謀略っぽくないくせに、ずっと打ち合わせやっている感じ。でまあ、予定外の出来事として公爵家の御曹司が酔っ払って剣技の披露で転落死という、バカみたいな展開で計画が崩れるという。

よくこの内容で1話やろうと思いましたね…

この作品は、厳密に言えば(別に厳密でもないけど)なろう作品ではないのですが、タイトルから、やることなすこと「なろう系」といった感じのファンタジーラノベですからね。こんなもんなんだろうとは思っていますけども…
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
そもそも、サブスクがAbema Premium先行で、録画している地上波放送は寝室という個人的事情もあり、寝ながら観ようとすると寝落ちして、何度も挑戦するはめに…

でも、面白ければ寝落ちはしないはずです(実際「着せ恋」「明日ちゃん」は寝落ちしないし)。つまり、それだけ退屈だったということでしょう。

ここ2話は、本当に退屈なストーリー。
なんていうか、面白くなりそうな要素はあるにも関わらず、自ら退屈にしていっている印象です。

それと、しばらく鳴りをひそめていた主人公がディフォルメされてモノローグを叫ぶ描写。これが、この5話でまた始まったもんだから耐えられなくなりました。

結局、5話まで観ても面白かったという印象は、ほんのちょっとだけという。まあ、特筆するものが特にない、異世界領地経営モノでした。
{/netabare}

投稿 : 2022/02/21
閲覧 : 468
サンキュー:

4

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