Ka-ZZ（★） さんの感想・評価

4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

扉を開けると――そこは"幸せな"異世界だった

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
面白いんですけど、私にとって視聴にはとても勇気の必要な作品であったことは間違いありません。


「いらっしゃいませ！　ようこそ、洋食のねこやへ!!」
アレッタとクロが働いている「洋食のねこや」は猫の絵が描かれた看板が目印。

一見、日本のどこにでもある普通の食堂だが、7日に一度“特別営業”である
ドヨウの日になると、異世界のあらゆる場所に扉がつながる。

扉を通じて、今日も様々な“向こうの世界”の客がやってきては絶品の料理に
舌つづみを打ち、帰っていく。

この店に集う人々、料理との一期一会を描く物語。
温かい出会いの扉が再びつながる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

私にとって何故視聴するのに勇気のいる作品だったのか…
それは、私にとって究極の飯テロ作品だったからです。

グルメアニメは世の中にたくさんあります。
「食戟のソーマ」や「真・中華一番！」などは、家庭で再現できそうな領域を凌駕しているので、普通の作品として視聴することができますが、この作品、或いは「幸腹グラフィティ」や「衛宮さんちの今日のごはん」な身近で家庭でも再現できそうな料理を見ると、堪らなくお腹が空いてくるんですよね…^^;

そして料理もさることながら、皆さん出された料理を本当においしそうに食べるじゃありませんか…
パクっと一口料理を口に入れると、皆さん一様に驚いたように目を見開いて、無我夢中で食べながら食レポを始めますよね。
これが腹ペコ中枢を目一杯刺激してくるんです。

最近、仕事が忙しく平日に視聴できる作品には限りがあるので、週末に一気見して挽回するのが今の私の視聴スタイルになっていて、この作品の視聴も週末でした。
なるべく挽回して最新話に追い付きたいので、可能な限り時間を視聴に回しています。

そのため、昼食もできる限り軽めで済ませて視聴に没頭する…
これが私の理想なのですが、飯テロ作品を見ると軽めじゃ済まなくなるんです^^;

こうなったら自分の中でもせめぎ合いです。
視聴意欲が勝つか、腹ペコ中枢に押し切られるか…
そしてこの勝負、これまで殆ど勝った試しがないんですよね。

一方、物語の方には大きな動きがありましたね。
これまで7日に一度現れる「洋食のねこや」は、自分の大好物な食べ物を目一杯堪能できる場所でしたが、この第2期では、ここでの出会いを起点としたそれぞれの物語が展開されるんです。

帝国の第1皇女であるアーデルハイド（CV：麗奈ちゃん）も言っていました。
「誰かと一緒に卓を囲んで食べるから美味しい」のだと。
この台詞が後のトンデモ展開に繋がっていたとは、ホント人生って何があるか分かりませんね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、きよのんによる「おんなじキモチ。」
エンディングテーマは、奈央ぼうによる「冷めない魔法」

1クール全12話の物語でした。
先述したせめぎ合いにより視聴が遅れてしまいましたが、完走して良かったと思える作品でした。
続編が制作されたら絶対視聴したいと思います。
その時は、また自分の中でせめぎ合いが起きるんでしょうけれど…^^;