「現実主義勇者の王国再建記 第二部(TVアニメ動画)」

総合得点
68.0
感想・評価
188
棚に入れた
672
ランキング
2179
★★★★☆ 3.3 (188)
物語
3.4
作画
3.2
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.3

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ネタバレ

いい歳したおっさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

第一部より面白くなっているかな

原作は未読、アニメは始めの第一部から視聴しています。

第一部は政治内部骨格の立て直しが主な内容となっていましたが、第二部は立て直しが大分軌道に乗ったことで、ソーマが外(国民や生活面)へ目を向ける展開が多くなりました。

{netabare} アニメ上で描いている事はそれほど難しい事ではないのですが、そこで描かれるソーマの国王としての責務を全うしようとする姿だけではなく、人間味がある言動も含めて見ても「人として出来た若者」だな~とアニメながらに好感が持てる人物です。特に奴隷制度に対する考え方や対応は良いエピソードだったと思いました。

正妃の婚約者となるリーシアだけでなく、側室も一気に増える展開となり「跡継ぎ」も匂わせているので、今後はソーマの王族としての繁栄など、そういった部分でも広がりのある展開もあるのでしょうか。
リアルだと王位継承者争いに発展し血生臭くなりそうなものですが、このアニメの場合は登場するキャラの人柄的に、それはないだろうと勝手に考えています。内政が大分落ち着いている関係上、今後は諸外国との「外交」も多く描く話も出てくるのでしょうか。
まだ、続きそうな終わり方をしていましたが、「FIN」となっていたのでどうなんでしょうかね・・・

また、最終話で明らかになった事実についてですが、良くあるパターンといえばそうですが「記憶の引継ぎ」はある意味「死に戻り」とほぼ同義の能力でチートと言えると思います。
「ソーマを使って、何か不都合があれば(平行世界上で)やり直しがきくじゃん・・・」と、ちと萎える設定だと最初に思いました。
ですが、そのチート能力がどうと言うよりも、『次の本人』として記憶を背負わされた二人が、王と王妃という立場を踏まえた上で味わった「悲しみや贖罪の念」などをストーリー上では強調し、そういった事実があった事をただソーマへ(そして視聴者にも)伝えたかっただけのかなと感じました。正直、深くは考察していない上での感想です。 {/netabare}

第一部から全体を通して簡単なまとめです。先人・偉人の言葉を引用している演出のせいで、どうしても王国再建の展開についてハードルが上がってしまう結果となり、正直、再建の内容についてはそこに追いついていなかった印象は拭えないですが、再建『記』としてのストーリーと見れば楽しく話を追うことが出来ました。

投稿 : 2022/04/19
閲覧 : 114
サンキュー:

3

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