中島野球しようぜ さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
良作なのだろうが世間が絶賛するほどの魅力があるとは到底思えない、おすすめ度★★★☆☆
この芸能界において嘘は武器だ。
「かぐや様は告らせたい」、「クズの本懐」作者によるタッグ作品。世間からの評価は上々だが、個人的にはハマるほどの魅力を感じないと思った。
そもそも売りになっている転生要素は形骸化しているようなものであり、後はダラダラ芸能ドラマとサスペンスでうだうだやっているだけであまり面白みがない。(一応、アイの生涯やあかねの話はツッコミどころこそあれど面白くは出来ていたと思うのでまったくダメというわけではないが…)
キャラクターの思考回路からして苦手意識が強く、アクアの高慢な態度はテンプレートなやれやれ系イケメン風ウザキャラといった感じで見ていて鼻に付く。ルビーは若干立ち位置として弱く、現段階では主人公感がない。アイについても作中で魅力ある人物らしく描かれているが説得力に欠ける。
あとこれは個人的な完成によるものだが声優の演技もイマイチで、主演の伊駒ゆりえと大塚剛央は声がプレーンすぎてあんまりキャラらしい感じが出てない、転生後も声優無理に変える必要がないと思う。黒川あかね役の石見舞菜香もあまり合ってない感じがする。反面、大久保瑠美は安定していて、潘めぐみはHUNTER × HUNTERのゴンのような少年役のイメージがついてる人からすれば新鮮かもしれないがそこそこハマってた。
作画の派手さや高いレベルの演出も、その辺は目を引く価値はあると思われる。けしてつまらなくはないものの過大評価気味に感じる作品。