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「【推しの子】(TVアニメ動画)」

総合得点
83.5
感想・評価
637
棚に入れた
1754
ランキング
311
★★★★☆ 4.0 (637)
物語
3.9
作画
4.1
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
3.9

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【推しの子】の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

イチゴン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

意外とアダルト向け作品

アニメ1期観たあとに原作漫画へ

とにかく第1話90分が衝撃だった。オープニングのアイドルは、いきなり耳に残るくらい印象的であった。さらに、物語は、この1話だけでも完結するくらいの完成度の高さ。いきなり、ひきずりこまれた!!

2話以降は、毎回毎回、エンディング曲に連れて行かれてしまい、一気に最後まで観てしまった。この物語は、転生とか、芸能界とか、ラブコメとか、多様な要素がてんこ盛りであるが、その本質はずばりサスペンスではないか。

アニメのあと、原作漫画に移行して、舞台編の少年マンガちっくなところからを過ぎたあたりから、アイをこの世から消した黒幕にせまるサスペンスの要素が強まった。

原作者は、twitterなどで、「この作品は青年向けです」と、あえて小中学生に注意喚起した。この作品には、眼にある黒い星が象徴する「闇」がある。そのことで、アイの輝く白い星の眼も引き立つ。

原作はまだ完結していない。映画編の結末がどうなるのか、気になってしょうがない。

2期は必ずあるだろうが、オープニングのハードルは上がりすぎて、受け入れて作曲するアーティストはいるのだろうか?もしかして、引き続きアイドルのままの可能性すらある。

流行るものには、必ずアンチもわくが、流行るだけの価値があることも、理解しておかなければならない。

名作である。

投稿 : 2024/02/20
閲覧 : 22
サンキュー:

5

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これヤバい!

ティザービジュアルやタイトル!?のせいか完全にノーマークでした。
なんとなく観だしたら、まさかの超拡大枠!!
近年で一番引き込まれたかもです。
ま、あくまで好みの問題なのでしょうが!私的には 大大大好物です。
普段、見終わってからでないとレビュー、評価しませんが…あまりにも感銘したので一筆書いてみました!!

(ま、最後迄みてもコレは評価変わらんとおもわれます)

因みに1話3周してしまった…(^_^;)

投稿 : 2024/02/16
閲覧 : 122
サンキュー:

16

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

衝撃的な展開に圧倒的な映像!原作に丁寧なアニメ化!

 原作もとても面白い作品だったのですが、途中から作品のノリがキモくなってきてにがてになっていたので未視聴で断念していた作品でした。やっぱり去年の1番話題になったアニメだけあって格別に面白かったです。
 アニメ化に至って、原作を丁寧にアニメ化している印象で、漫画的な表現もあってそこが悪く働く部分も良く働く部分もあったのですが、それを感じさせないくらい話が面白かったですね。というか、早々に1話の冗長なシリアスなノリは、コミカルなラブコメ作品だと割り切って切り替えるべきですね、復讐物語に入れ込むと物語が動かないですし、何よりほんとにアクアさんが気持ち悪いキャラになってしまう。主人公のキャラ描写が原作から丁寧では無いのでこの人の事考えると何考えてるのかわからなくかりますからね。真面目に見るんじゃなくて、有馬かなちゃんが可愛く描かれているなー、くらいのふわっとした見方で楽しむくらいがいい作品ですね。
 元々話が面白いというのはあるにしても、アニメがよく動くしキャラが喋っているし話がわかりやすいのでずっと引き込まれるアニメでした。完成度が高くて飽きはあんまりなかったです。ギャグとシリアスのテンポ感も良い。主題歌も素晴らしい出来で、オープニングエンディングのドキドキと高揚感で毎回見ていて新鮮味がありましたね。何よりも完成度の高い作品なので、見て楽しんで欲しい作品ですね。

投稿 : 2024/02/13
閲覧 : 26
サンキュー:

2

てぃるふ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

自分には合わなかった

1、2、3話が話のピークで6話の鬱展開と寒いのりのyoutuberで断念
アイドルものと復讐推理ものは別の作品で見たいと思う

投稿 : 2024/02/10
閲覧 : 12
サンキュー:

1

ネタバレ

ahiro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

2024.2.3 視聴済み

投稿 : 2024/02/04
閲覧 : 26
サンキュー:

0

つまみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

良くできてる。

絵は綺麗ですし魅せ方もバズりを狙ってていて、とても良くできてます。
ストーリーも王道な感じで、ハズレ無しな感じです。

投稿 : 2024/01/31
閲覧 : 31
サンキュー:

4

はなの散歩道 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なかなかエグい

評判となっていたこの作品や
YOASOBIの「アイドル」の大ヒットを横目に
ラブライブのようなキラキラアイドルアニメだと
勝手に思い込んで敬遠してましたが
ようやく鑑賞しました。

想像していた内容とは全く違い
アイドルや芸能の現実や裏側
そしてSNSやゴシップ誌の問題等々を
SF(転生)やらサスペンスやらを絡ませ
赤裸々に描いていて1話目から衝撃的でした。

本来生まれてくるはずだったアイの子の人格の行方や
双子の二人が転生前の近しい存在という
ご都合展開は置いといても
どれも生々しくてエグいものを感じました。

しかもなんというタイミングなのか
これを観ている最中に「セクシー田中さん」騒動が起き
現実はアニメよりも最悪な結末を迎えてしまいました。
そんな要素まで絡み合って
自分にとってなんともショッキング作品となりました。

面白いか否かで片付けるような内容ではなかったですが
続きは気になるので続編を待ちたいと思います。

投稿 : 2024/01/31
閲覧 : 47
サンキュー:

4

ネタバレ

llil さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良い走り出しだ

そう
それが弱点
その後の作画のブレが
命取りになる
といっても
良い作品
それだけ

投稿 : 2024/01/28
閲覧 : 117
サンキュー:

2

ネタバレ

challia さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2023年度の作品の中では1位に面白かった

1話が衝撃的すぎて、そのまま引き込まれました。正直、ストーリー的には、芸能界を題材にした内容になってますので、それほど興味のある分野ではないのですが、アイを始めとするキャラには引き付けられるものを感じてます。また、「アイドル」や「B小町」などの歌も好きです。今後作られる予定の2期については、2.5次元舞台の話なので、あまり好きでは無い作品になるかもですが、どろどろとした恋愛話になる4期か5期には期待しています

TVで放送していたら見ます
 ※好きな作品は何度も見る人ですけど、一度見たらもういい作品は再放送されていても見ない派です

投稿 : 2024/01/20
閲覧 : 24
サンキュー:

2

missing31 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

バカ発見器

これを観て違和感を感じない人間は単純に鑑賞能力が低い。「推しのアイドルの子供になりたい」というキモい願望をキャラと設定でコーティングしただけの底が浅い作品。

本来産まれるべき赤ん坊の命を奪い、母親を乗っ取っている事に違和感を感じない人間が絶賛してるのか痛々しい。日本人のアニメ鑑賞能力、鑑賞年齢はここまで低くなったんだなと感慨深くもある。

カッコウは他人の巣に卵を産み付けて、他人にヒナを育てさせる。他人の卵やヒナはすべて巣から落として殺してしまう。親鳥はカッコウを自分の子供だと思い込み、守り、育て、愛情を注ぐ。

日本は妊娠22週以降は中絶が禁止である。つまり、22週までなら「人間として扱わない、自由に中絶OK」だ。推しの子ではこの点を意識して入れ替わるのは22週より前のギリギリのタイミングで、本来の子供が殺される。そして、ご存じの大層な第一話のお涙頂戴扉越しシーン。

いやいや、22週より前だろうが何だろうが子供返せよ。お前誰?となるのが普通の親(この場合はアイ)の感情である。書き手も読み手も想像力がゼロすぎる。もし大切にしてるペットの中身が突然わけわからんオタクになって、元々のペットの魂消えて無くなったらどう思う?ましてや自分の子供だぞ?

漫画なんだから~、アニメなんだから~、と見逃す人もいるだろうが、作家は産み落とした命に責任を持つべきである。本来産まれるはずだった「本当のアイの子」は消えてしまった。そしてその存在を無視したまた、くそ下らない学園&アイドルの三流ミステリーとしてちんたら続いているコミックと同じくシーズン2は忘れ去られていくだろう。

ラーメン発見伝という漫画に「奴らはラーメンを食ってるんじゃない、情報を食ってるんだ」というセリフがある。このアニメを高評価する人も大半はこれだろう。作品そのものの感想は全て人任せ。人の評価や世間の評価をそのまま自分の感想、評価だと思いこんでいる。

このままアニメも視聴者も漫画も何もかも、どんどんレベルが低下して、いずれ不毛地帯になるんだろうなと感じさせるヒット作だった。(主題歌だけは凄いと思う)

投稿 : 2024/01/18
閲覧 : 123
サンキュー:

2

ネタバレ

四ツ谷ミツル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

流石は覇権アニメ

去年バズりにバズった本作だが、流石は覇権アニメ。面白かった。

衝撃的な1話の長さからの衝撃的な展開の連続。美麗過ぎる作画が一切崩れることなく11話まで駆け抜けた秀作。

このアニメ、作画がもう限界突破して美しい。
細かい髪の流れや繊細なまつ毛。推しの子を象徴するギャラクシーアイが神秘的だし、それらが表情豊かに動く様なんてまさしく神作画だ。

ライブハウスのBGMも「これこれ!」と思わせてくれるリアルさ。音へのこだわりも十二分に感じられる。キャスト陣もみんな可愛かった。
続きが気になってしまいアニメ後に全巻読んだが、なるほど原作へのリスペクトも素晴らしい。
やはりモノクロの原作に豊かな色彩が付いて動いて喋るとより一層魅力的だ。
個人的には重曹ちゃんの野球シーンが特にイチオシ。

OPEDもAyase氏が元々ファンだった事もあり、これ以上はないと言うくらい推しの子――ひいては星野アイを象徴する素晴らしい出来だ。
各話のEDへの入りも秀逸で女王蜂の歌唱も良かった為、飛ばさず毎回EDまでしっかり聴いてしまった。

とまあ、めちゃくちゃ素晴らしい本作だが、扱っている内容が芸能界の闇でありSNSの良くない所だったりと、可愛らしいアニメーションとは裏腹に扱っている内容は重めだ。
恋愛リアリティーショーのSNSシーンなんかは特にそう感じる。

社会現象アニメだが、手放しで万人に勧められるストーリーかと言えばそうでも無いので、気になった方はぜひ1話を見て判断して頂きたい。
1話の描写が問題無ければ後は合うと思うので、ぜひ製作陣の描く豪華なアニメーションと、時にコミカルに、時にシリアスに紡がれる芸能界の光と闇の目撃者になって欲しい。

投稿 : 2024/01/17
閲覧 : 25
サンキュー:

3

ネタバレ

ftdCU91959 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

非常に面白い。

一話目をみて予想外。
キララ系かと思いきやサスペンス系のアニメです。

5ヶ月前に見たので、詳細は忘れてしまったが、面白かった。
登場人物も個性的でとても印象に残るし、サスペンス系でありながらクスッと笑えるシーン、アイドルとして成長していくルビー等、
最後まで飽きずに見れて楽しかった。

謎も多いので、今後どんな展開になっていくか楽しみです。

投稿 : 2024/01/07
閲覧 : 40
サンキュー:

6

セシウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ありそうであんまりないリアルなエンタメ業界アニメ

原作漫画は未読です。同じ原作者の「かぐや様」は20巻で挫折しました。なんというか価値観の押し付けが強めであまり好きになれない原作者です。ですが、この作品の1期目はとても楽しめました。

ある医者と患者が共通して推しているアイドルの隠し子の双子として転生し、成長後芸能界で活躍していくお話ですね。1期を見る限り芸能界のお仕事系作品ですが、ミステリー要素とラブコメ要素もあります。各要素の見せ方がうまくて幅広い層を惹きつけることに成功していると思います。エンタメ業界の裏側を割とリアルに描いていて、興味をひかれる人も多いのではないでしょうか。
 キャラクター描写は両極端で、過去も含めてしっかり描かれている女性キャラとほとんどまともに描かれていない男性キャラに分かれます。主人公は男なので、なぜ医者になったのか、家族はいるのかなどは一切明かされていません。何がやりたいのかわからないキャラクターになっており、もやっとします。反面女性キャラは感情移入しやすく非常に魅力的に描かれています。
 声優さんたち、特に女性陣の演技はとても素晴らしく原作ファンも満足なのではないでしょうか。個人的にはエセ関西弁キャラを奈良出身の声優さんが上手に演じていて凄いと思いました。

 作画は力が入っていたと思います。ライブや体操のシーンなどは一つ一つの動きがキレキレでした。この作品のキャラクターデザインは目が特徴的なのですが、感情を表現する手段として有効に使われていて気持ちが伝わりやすかったです。
 音楽はハイレベルで、世界的ヒットになったOP曲だけでなく、イントロをラストシーンにつなげてより印象を高めているED曲や、劇中披露されるアイドルソングもそれぞれ良曲揃いで、それだけでも視聴する価値のあるものとなっています。

 話題の原作をしっかりとアニメ化している印象です。2期も発表され続きが楽しみな作品でもあります。原作の評判はかぐや様同様途中から下がっていく作品ですが、一応ミステリー要素もあるので完結までちゃんと制作されることを期待したいです。
 

投稿 : 2024/01/06
閲覧 : 22
サンキュー:

4

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

全話視聴。赤ちゃん、小さい子供時代もう少しやって欲しかったかな。

赤ちゃんのオタ芸には本気で笑ったw
アレ観てると子供時代、小学生までどんな感じで過ごしてたのか気になる。
大人しく過ごしたのか、やらかしてるのか?ねw
血の繋がりが無いとは言え、アレ見ると家族そのものだったんだろうし幼稚園では?小学校はでは?3人がどんな生活を送っていたかを観てみたかった。

更に言うならアイとの、もし〇されていなかったらが観てみたい。
IF作品あるなら見てみたいね。

衝撃的な展開が複数アリOPEDともに作品と合っていて、物語にタイミングよく流れるのほんと好き。間違いなく個人的好みで面白かったのは確か。
ただ今後の展開考えると芸能界の闇は必ず出て来るだろうし、主人公の目的考えると2期あっても観るかどうか、途中切りも充分ありえるかなと。
出来れば2期あるとしてもコメディ色強めであって欲しい。

投稿 : 2024/01/05
閲覧 : 14
サンキュー:

3

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

推っす<85>

アイのエピソードをまとめた長尺の初回が映画レベルで素晴らしい。
キャラも立ち、コメディ・シリアスの振れ幅も有効に機能。
完成度の高いOPは曲を作品外で大当てさせて、鬼滅400億ほどでないにしてもアニメの力を示したことでしょう。

例によって細かく書きたいなーと思ってたらそんな暇もなくて放置してしまったので色々蒸発気味なのをえいやっと整理。

投稿 : 2024/01/03
閲覧 : 36
サンキュー:

3

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1話目拡大版を視ました。心が揺さぶられるお話でした。その後の感想は機会を改めて書きたいと思います。

公式サイト;
https://ichigoproduction.com/

ワタシ的視聴手段;BS11 4月12日(水)25:00~
第1話は90分の拡大版!だそうです。
評価は現時点の暫定です。


{1話目拡大版を視ました。心が揺さぶられるお話でした。}
まず、最初にヒロインのアイCV高橋李依の目はスター・ルビーみたいだなぁ、アイドルものはワタシ的に苦手なんで、数多ある作品と同様じゃなければイイなぁと思いつつ見始めました。
以下完全にネタバレです。{netabare}直ぐに業界裏のお話が中心で、歌と踊りばかりに重点を置いた作品ではないと感じました。アイドルがウソで固められた存在であることが強調され、アイはそれまでの人生経験を活かしそしてそれを完全に演じ切り、そこそこの成功を手にします。が、その一方で、ウソでないもの家族への愛に焦がれます。そして、双子の子供を手に入れます。その双子たちは、ある能力を持って生まれてきました。次話からは双子たちの活躍の物語になります。
 でもアイもまた見たいなあ、と思います。それはあまりに強い存在感を感じるキャラだからです。その理由はお話はもちろんですが、CVの高橋李依さんが歌がとても上手いこと、実は癒し声で心にダイレクトに響く話し方ができることによると思います。{/netabare}次話も視たいと思います。


{推しの子の意味はお話の中で知った方が面白い気がします。}
「週刊ヤングジャンプ」連載だそうです。クオリティに期待が持てます。キャストのトップバッタに、アイCV高橋李依の名がありました。そういう訳で興味が惹かれます。放送が楽しみです。

投稿 : 2024/01/01
閲覧 : 110
サンキュー:

9

かとー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

一部の信者による過大評価の作品

アニメは3話まで見ました。テーマ曲はやっぱり凄いと思う。ただ、個人的にはあまりにも過大評価すぎる作品。漫画は右肩下がりで途中で一切見なくなりました。絵の担当の方は元々は18禁の大人向けの作品を描いてたはずだし、かぐや様の作者も普通のありきたりなストーリーを提供してるだけ。底が見えてる作品。一部の熱狂的なファンがひたすら評価を上げてる印象があります。他に面白くて良いアニメはたくさんありますよ!

投稿 : 2023/12/26
閲覧 : 449
サンキュー:

5

ねこ太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

続きが気になる!

アニメ界隈で人気になってたので視聴。
原作は一切知らずにアニメから入ってみたけど普通にハマり込みました。
1話から衝撃的な展開でどんどん物語に引き込まれていく。
速攻で1期全11話視聴してしまいました。
2024年に2期が確定してるのも納得。
早く続編が見たい。

投稿 : 2023/12/23
閲覧 : 29
サンキュー:

1

ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とんでも設定を忘れさせるくらい、リアル(シビア)感がチラホラ。

2023.11現在もヤングジャンプに連載中。

原作については途中まで追っていたけど、よくわからなくなってきて現在は離脱中です。

アニメ化された事をきっかけに、原作に復帰するのか、アニメオンリーで楽しむかについては、未定です。
ちょうど、このタイミング(1話目を観終わったところ、リアルタイム視聴していません。まとめ見派閥なので)で2期が決まったというよなお話が耳に入ってきました。
うーん、アニメオンリーかもなぁ・・・。

第1話視聴。
まぁ、さすがに世間で言われている衝撃的っていう部分については、それほどインパクトを受けはしなかったのですが、改めてアニメで視聴してみると、そこはかとない狂気を感じるポイントが点在しています。

正直、アイというキャラクタについては、あまり得意なタイプ、好きなタイプではありません。バックボーンを含めて、その考え方やモノの捉え方に私個人とは合わない部分が多いからかもしれません。
もっと軽く言えば「ノリ」が合わないって事かな。
ま、昭和なおじさんと今を生きる若者として描かれている小娘ちゃんとがノリが合うっていう方がレアなケースでしょうから、それはそれで仕方がないですね。
あと、作画などはきれいなのですが、個人の感覚として「☆が入った目」というのも苦手です。
これは、全く個人のセンスなのですが、このキャラに限らず、目のハイライトが不自然なキャラを苦手としているのですw。
ああ、話がそれましたが、私は目も苦手だったのですが、このアイというキャラ自体にも狂気を感じる部分がありました(目だけにネ・・・いや、失礼)。

そして、いわゆる芸能界という世界の闇と言われる部分、それは「ある意味現実的なお話」「リアルなお話」という事になるのでしょうが、「夢」とか「希望」とかいうワードにぼやかされ、見ないようにされる傾向がある部分です。
この辺は、映画監督の五反田でしたっけ?の話が割とシビアでした。
まぁ、私とは縁のない世界のお話なので「そりゃそうだわなぁ」としか思いませんでしたが、チャレンジ、アタックをしている皆さんにとっては、キビシイ、そしてどうしようもない現実かもしれません。
よく言われるように、光あるところには影がある、光が強ければ影もその分濃い、って事なのでしょう。

この長尺な一話の中で、アイは充分、光を放ち後に続く物語の土台をつくりましたね。

今後の物語の進捗が楽しみです。
・・・こんなコメントを書く、自分も相当黒いなwと我が身の狂気にも光を当ててしまいましたwww。

しっかし、おんなじタイミングで「ゴールデンカムイ」も連載していたし、ひょっとしてこのタイミングのヤンジャンはイイ感じに狂っていたのかな。
何年か後に、週ジャンの黄金時代、あの時代の連載陣はすごかった的に、あの時代のヤンジャンは尖ってた、なんて言われるかもね。

2話目:
ルビーの方向性とアクアの方向性が決まっての出発回かな。
意外とコメディ要素もありそうで、少しホッとしました。
(監督かーちゃんとか有馬とか)
ED・・・かっけーからのズコー感あり、慣れはしたが多くは語らない。

歌詞・・・「推しの子」⇒「星の子」⇒「スターの子」⇒「アイドルの子」ってメタファーかなぁ、なんて愚考。
でも特に意味の無い事に気づき、しょんぼり。

第3話:
有馬が可愛くて、面白い。
あと監督かーちゃんうぜぇw。
昨今のどこかの国の学芸会ドラマと重なり、既視感半端ない。
有馬の的確な指摘と解説がリアリティありまくり、そして彼女自身の静かなプロ根性もひそやかに燃えていた。
が・・・、これも監督には評価されず、視聴者側にはさらなるリアリティが突きつけられる。
アクアの次回でのアクションとカタルシスに期待。

第4話:
有馬の演技が何人かにでも評価され、認められてよかった。
原作者さんにも認められ、感謝される。
こういった、心のつながりは少しホッとする。
あとは、学校回かな、いろいろと今後が面白そう。
ほー、で有馬が仲間になるのかな、次回に期待。

第5話:
ここまで観てみて、この作品の各話の異様な密度の濃さに感服。
原作が良いのか、アニメ化にあたっての構成が良いのか、とても無駄がなくミッチリ詰まっているような印象で物語が進んでいく。
相変わらず、有馬はなかなかに面白い。
そして有馬とルビーの絡みも楽しく見えてきた。
ところからのリアリティーショーか・・・。
これが巷を騒がせていた、ネット界隈でも話題になっていたヤツか・・・。
の一方で、苺プロの新生アイドルユニットのプロモ・・・、リアルなんだか、コミカルなんだか・・・w。

いずれにしても、折々にゲーノー界のリアルをぶち込んでくるのは、狂気と覚悟を感じちゃう。

第6話:
恋愛リアリティーショー回か・・・。
色々と真に迫っているんでしょうが、何かと絡めずに、一般論として見ても、昨今話題になっている、炎上やネット上だけでの「正義の味方」の大活躍(皮肉です)、かんけーねーのに出張ってくる○カなどなど、まぁ、概ね正しい問題提起でしょうね。
ついでに、エゴサに対する解説も的を射たものでした。

「人は人それぞれ、僕は僕、君は君らしく」
私が深夜ラジオを聞いていた時のDJが何度も繰り返していた言葉です。
そして、彼はこうも叫んでいました「愛を!愛を!愛を!!」と。
彼の名は辻仁成。
もし、もしも、ティーンエージャーでモヤモヤしている人がいたらECHOSEの歌を聞いてみて欲しい。

↓宣伝やステマをするわけではないのですが、他の動画への誘導的な文章です、ご不快に思われる方もいると思いますので、ネタバレで隠しておきます。
{netabare}
某youtubeなんかにもあるはずです。
青臭い話ですが、こういったマインドを持っていれば、もう少しだけ、まともな世の中であるはずなのに・・・。

某youtubeつながりでもう一つ。
長谷川良品:【テラハ問題】木村花さんの母親がフジテレビなど3社を提訴
という動画、とても興味深く解説されています。{/netabare}

第7話:
リアリティショーのリアルをちゃんと描いているのかな、との所感。
あくまでも個人的にはそう思う、というだけで、事実は解りませんがね。
ただ多くの人に当てはまる「人間」と言うモノの本質を考えれば・・・ね。

マーケティングに関する計算もリアルかな。
実際、「自分は踊らされておるのでは?」との視点は、現代社会で生きる上では持っていると武器になる視点の一つ。
それを踏まえた上で、自身で納得した上で乗るのか、乗らないのか、落としどころを見つけるのか。
これは、コンビニで買い物一つする時にも役立つ視点だと思いますね。

・・・そして、女優の本気と狂気を目にするアクア君。
驚いたろうねぇ。

第8話
有馬は相変わらず、おもしろかわいいねぇ。
恋愛リアリティショーの件はひと段落か。
いよいよ次の物語が動き始めるのかな。
このエピソードの最終盤には金の卵たちが、少ししたたかに、自身の道を選び始めた姿が印象的だった。
スレたとも言えるし、強くなったとも言えるし、慣れたとも言える、さて正解はどれだったのかなw?

第9話:
ちょっとつなぎ回っぽい印象も受けた回だけど・・・しっかりと中身が詰まっている感がしたのは大したもの。
というか、そこそこに面白かった。
新生「B小町」に新メンバーが加わり、コネもあっての、イベント参加が模索される。
しかし、有馬はいろいろとこじらせるねぇ、賑わしキャラとしての実力は本物かもね、割と好き。
あと・・・7つかぁ・・・、まぁ、オジサンは気にしませんな。


第10話、第11話:
少し落ち着いた感からの新生「B小町」エピソードかな。
ちょっとアイドル候補生の日常的な視点でワチャワチャ感は楽しかったかな。
そんな中でも、結構シビアなお話や、リアルな視点、そして有馬かなの抱えてきた苦悩も垣間見えた。
また、女優を目指す者同士のしがらみもビシビシ。
あー、ここでこのクール終わるのかぁ・・・って思いもあったものの、最後までクオリティは維持されていたかな。
そして最後の最後にアイの影(影響)もチラリ。
なるほどね、ある意味ファンがアイドルに魅了されてしまうように、アクア、ルビーそして、アイを知る者たちは、今なおアイに操られているのかもね、それは呪いにも似ているかもしれない。


さて、どうやら2024年には第2期が予定されているようです。
まだ少し先の事になりますが、物語の本筋も気になりますし、自己を実現するための狂気にも似た欲求に突き動かされる者たちの今後も気になります。
もしかしたら、今作以上にシビアでキビシイ光景を目にすることになるかもしれませんが、それも楽しみという事にしておきます。

投稿 : 2023/12/14
閲覧 : 167
サンキュー:

24

だんだだん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作漫画との違和感無し

1年半ぶりに見るアニメ…まずは23年第二四半期のトップ、推しの子、から。

原作漫画を読んで大変な衝撃を受け(ちなみに「かぐや様」には無反応)、
少し間をおいての視聴、うーん、冒頭1話から全くもって違和感なし。
ストーリーは漫画と全く同じで、構成もテンポよく、
かつ会話の間の取り方などに巧さを感じてしまう。

声優の演技、劇中歌など漫画のイメージが気味悪いほどにそのまま。
一部映像使いまわしがあって混乱したけど、ご愛敬。
世界的にも評価の高いOP曲、よりも劇中歌やED曲の方が味わいがあった。

当然、1シーズン11話ではストーリーとしてはまだ序盤どまり、
ここから終局まではあと3クールくらい必要かもね…と
まだ盛り上がりの終わらない原作横目に若干の不安も感じる。

投稿 : 2023/12/11
閲覧 : 43
サンキュー:

3

ネタバレ

ひゆら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1話のインパクト

1話ラストにおける「母親刺殺→なぜただのファンが家を特定できたのか→父親しか有り得ない」という展開および作画が非常に印象的で毎週楽しみに観ることができた

1話後に原作を購入し、改めて1話90分構成が正解だと感じた

投稿 : 2023/12/01
閲覧 : 52
サンキュー:

1

ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「虚構」と「現実」のお話。(追記:【】の意味とモチーフは「天岩戸」?)

タイトルは、主人公(アクア)が「推し」ていたアイドル(アイ)「の子」に転生したという意味(※【】に関する考察と、そこから考えられる本作のモチーフの考察を末尾に追記)。
まず何より、本作を観るにあたって「注意事項」がある。

宣伝等でアイの明るい表情の絵が前面に出され、恋愛コメディ漫画・アニメの『かぐや様は告らせたい』の赤坂アカ原作(漫画は横槍メンゴ)ということもあり、同様のテイストの明るい話なのかと思って観始めると、結構、ドロドロとした内容なので、「甘いと思って食べたら苦かった。だから、美味しいと思わなかった。」という現象がおこる可能性がある。

そこで、観る前のミスマッチを防ぐため、説明に必要な範囲で以下少々ネタバレを含むが核心には触れないよう心がけたので、視聴の判断に迷っている場合は参考にしてもらえれば幸いだ。

{netabare} まず、本作の第1話は、90分という長尺なのだが、その内容は、アイが主人公たち(双子)を産んで数年間育児をした後、ファンに殺されるまでを描いている(→アイドルのファンが、そのアイドルの子としてアイドルとキャッキャウフフする話ではない)。
もっとも、そのファンがアイの関係者しか知るはずのない情報を知っていたことから、そのファンに情報を漏らしたアイの関係者がアイ殺害の黒幕と考えられる。
そこで、2話以降は、高校生となった主人公が『かぐや様』同様の恋愛要素やコメディ要素も交えながら、その黒幕の正体を暴こうとするミステリー要素と、アイの復讐を果たそうとする復讐劇の要素が話の根底にあるので、どこか主人公のアクアに暗さがあって、単に明るいだけの作風ではない(ただ、このあたりは、1話の感じで2話以降からゴリゴリのミステリーかと思ったら、ミステリー要素が控えめになって、意外と恋愛・コメディ寄りという感想もあるよう。まあ、いずれにせよ単純な話ではないということ。)。

次に、本作は、社会問題ともなったフジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さんが命を絶った事件に酷似した内容を含んでいる。また、この問題に鋭く切れ込む分析や視聴者に問題提起もしているので、完全に大人向け。

最後に、芸能界の裏の部分を結構赤裸々に描いている(かなり具体的に描かれているので、関係者に取材したのではないかと思われるレベル)。
したがって、アイドルについては、現実を知りながら、それでも夢を追い続けるというリアリティのある描き方となっているので、アイドルを単に華があって夢のある職業というような描き方をしていない。


というわけで、アイの表紙絵や赤坂アカ原作から誘導された人は、そこから期待される内容も含んでいるものの、それ以外の、ミステリー、復讐劇、社会問題、芸能界の裏側といったグロテスクなリアリティも含んでいるので、面食らう可能性が高い。
ただ、そういう内容だと知ってみれば、緻密に組まれたプロットに引き込まれ、面白いこと請け合いの作品である。 {/netabare}


【以下は、完全なネタバレを含む感想と考察なので視聴後推奨】
{netabare} 私は、原作未読で、今クールで話題になっている、なんかアイの目の★が輝いてる、原作が結構売れている、『かぐや様』の赤坂アカ原作くらいの知識で観始めたので、本作の内容のグロテスクさに面食らった人間の一人である。

ただ、私の他のレビューを読んだ方ならわかってもらえるかもしれないが、そういったグロテスクなリアリティは、私の大好物なので、話数が進むごとに話に引き込まれた。個人的に滅茶苦茶好きな内容(ただし、人を選ぶ内容)。

恋愛リアリティ番組の話は、よく知りもせず勝手な憶測で相手を非難するSNS等の書き込みが、非難の対象とされた者を精神的に追い詰めていく様子を木村花さんの知り合いにPTSDの症状を引き起こさせる程度に赤裸々に描かれている。同様の問題として、作中にもあったがクリエイターの多くは、実際、エゴサをしているようで、ネットに書き込まれた心無い言葉を見て大なり小なり病んでいくようである(声優がSNSの書き込みが原因で心を病むなんてニュースも最近よく見るようになった)。

匿名だから、金をもらってないから、たくさんの人がみるわけでもないから、相手を傷付けたとしても他にもたくさんいて自分のせいではないから、とコメントを書く側は、気軽に書くのかもしれない。しかし、それがもたらす結果は、時に人の死という取り返しのつかないものとなる。

非難の原因は、お互いの誤解やコミュニケーション不足から生じることが多い。
本作でいえば、あかねは、ゆきと和解していたにも関わらず、その部分を番組制作サイドにカットされ、あかねを視聴率のために悪女にするという演出がなされたため、和解を知らない視聴者が、あかねに対する非難をSNSで繰り広げることになる。
また、本作では、木村花さんの母親が娘の事件と酷似した内容を娘の命日に近い日に扱ったことに配慮不足と憤ったらしい。しかし、娘と同じ境遇の者を再び出さないという点で両者は一致できるはずなので、これもお互いのコミュニケーション不足という似たような構造がある。

言葉によるコミュニケーションは、不完全であるがゆえに、その扱いには常に細心の注意を心がけたいものである。{/netabare}


【「本作のテーマは?」(2023.7.3加筆追記)】
{netabare} 他の方の感想も読んでみて、この話をどういう風にとらえるべきなんだろうとぐるぐる考えていたんですが、これから二期もあり自分の考えをまとめておこうと思ったので追記します。

結論からいうと、私が考える本作のテーマは、「虚構と現実」、「フィクションとリアル」、「ウソとホント」。ただ、「虚構と現実」のギャップというより、虚構を演じているうちに、それが現実になることの功罪(善し悪し)ではないかと。

まず、よくよく考えれば、私がこのレビューの冒頭で注意喚起している内容が、「虚構と現実」だなあと。
スポットライトを浴びるアイのティザービジュアルから、「華やかなアイドルの話」(虚構)かと思って見ると、アイは1話でファンに殺され、アイドルの厳しい実態まで暴露され、グロテスクな「現実」を見せられる結果となる。

あと、「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」というキャッチコピー。嘘だと視聴者に分からせるには、現実を知らせる必要がある。だから、現実を描く。

ただ、「虚構と現実」のギャップを描くだけではなくて、虚構を演じているうちに、それがリアルになることの功罪(善し悪し)が、テーマなのかなと。

例えば、アイは、初めは愛情を知らない自分がアイドルなんかできないって言ってたのに、アイドルを演じるうちにアイドルになっていった。

でも、アイは、愛情を知らないから、ファンに対して虚構の愛を完璧に演技して振りまけたというのは違うと思っていて。
どういうことかというと、声優の津田健次郎さんが、演技において、自分が全く経験したことのない感情を完全に0ベースから作っても、その感情にはリアリティが感じられないので、共感されないといった趣旨のことを言っていて(詳しくは、齟齬があるかもしれないので鈴村健一社長のところのyoutubeを見てください)。
実際、アイは、一部のファンに作り笑顔を悟られていた。だけど、アクアたちを産んだ後、子供の事を想って自然な笑顔ができるようになった。
1話の最期のシーンでも、最初は「家族ごっこ」だったのかもしれないけれど、子供たちに向けられた最期の愛情は、嘘ではないでしょう。だから、アイは、産後、誰からも愛されるキャラクターになりえた。そこに嘘はなかったから、一部の例外もなく万人に愛されるキャラクターになり得た(アイは自分を殺したストーカーすら愛そうとしていた。)。

身近でも、最初は、経験がないから、そういうものだと「自分が想像していたもの」(虚構)を演じていたら、そのうち経験を伴って、それが本当になったなんてことはありますよね(例えば、【母親】、【上司】とか)。

あと、アイは、電話での会話の感じ(高橋李依さんの演技)しか根拠がないんですが、もはや菩薩のようだったので、双子の父親に騙されているとわかったうえで、それでも本人が幸せならいいじゃんと悟ってたんじゃないかって感じがしました。

だから、きっかけは「ウソ」だったのかもしれないけど(愛情を知らないなら僕と家族を作ってみればいいとか言われたんじゃないでしょうか)、現実と真剣に向き合っていくうちに、ウソではなくなっていくを良い方向で体現したのがアイだったのかなと。


対して、ゴローは、アイの復讐を果たすアクアという虚構を演じているのではないでしょうか。なぜなら、アクアの性格は、転生前の産婦人科医ゴローのものと比べて別人格かと思うくらい変わっている。それに、アクアは、自らキャラを作ることが自分の精神を守ることに繋がるとも言ってましたしね。
仮に、ゴローが完璧な復讐を果たすためにアクアを演じているのだとすれば、それがリアルになるというのは、必ずしも良いことだともいえないので、悪い方向で体現するのがゴローなのかなと。


他にも、苺プロダクションの社長夫人ミヤコが、はじめは仕方なかったのかもしれないけれど、役割を演じることで、すごく変わっている。当初は、芸能関係者になって、イケメンと再婚することが目標だったり、アクアたちの出生の秘密を週刊誌に暴露しようとするようなキャラだったのに、芸能プロダクションの社長や母親を演じるうちに、すっかりそれが板についてきている。
(「板につく」を調べてみたら、演劇と関係があるようなので、今後キーワードになってくるかも?『板につくの「板」は板張りの舞台のことで、「つく」は見事に合うことを意味する。 経験を積んだ役者の芸は、舞台にしっくりと調和されていることから、経験を積んで動作や態度が職業などにしっくり合うことを「板につく」と言うようになった。 「板付き」という舞台用語を語源とする説もある。』(語源由来辞典))

恋愛リアリティ番組の内容も、テレビ番組で恋愛を演じていたら、リアルの恋愛に発展したとみることができる。また、アクアとあかねがあくまで恋愛の演技を継続しているのが対照的。


本作は、こんな感じで、今のところ説明できそうなんですが、この整理が当たっているかも含めて、二期が気になるところですね。


【遂に漫画に手を出す。アニメ勢に対する核心的ネタバレはないと思う。(2023.7.11追記)】
続きが気になって漫画を読み始める(笑)。漫画では、アニメで結構カットされているシーンがありますね。漫画で気になった描写があったので、備忘録的に追記します。

漫画の1巻8話、アニメだと1話の最後の方、イチゴ社長がアイをスカウトするときの回想シーン(アニメだと漫画のセリフを全部言ってなさそうなので、知りたくない人は回避推奨)。
漫画だとアイは、{netabare} 「嘘が本当に その言葉を聞いて私はアイドルになることを決めた 私は誰かを愛したい 愛する対象が欲しかった アイドルになればファンを愛せると思った 心の底から愛してるって言ってみたくて 愛してるって嘘を振りまいてきた ルビー アクア 母親になれば子供を愛せると思った」 {/netabare}
と言っている。
ただの回想シーンではなく、アイがアイドルになるきっかけとなる重要なシーンなので、「ウソとホント」、そして、ウソをつき続けるうちにそれがホントになる、という構図を補強する内容。

あと、背景が黒く塗りつぶされている吹き出しがあり(漫画ならではの描写)、その内容に「グロテスクな現実」が含まれているので、「きれいな嘘と汚い現実」を意識的に対比しているのは間違いなさそう。

目の★にも白と黒があり、演じている役割が愛などの善の方向でリアルになると白く輝き、復讐などの悪の方向でリアルになると黒く輝くと説明できなくもない。それが強くなると両目になる?
日本のアニメ・漫画の登場人物の目は、なんでそんなキラキラしてんだと揶揄されてきたわけですから、漫画・アニメの表現として、すごく面白い試みですよね。{/netabare}


【【推しの子】の【】の意味は?】
{netabare} 漫画1巻は2話から冒頭で後に撮られることになる映画のインタビューが入っているのですが(アニメではカット)、そこで、インタビュー【アイドル】、【マネージャー】、【ドルオタ】という表記がある。これが【推しの子】と関係あるとすると、アイドルやマネージャーは「役割、役目、配役」と抽象化できます(全く関係ない可能性もありますが、設定がしっかりしている漫画は、結末をある程度決めているので、序盤でそれを匂わせてくることが多いですよね)。

これと私の上の整理(「ウソを演じているうちにホントになる」)を併せて考えると、【推しの子】とは、アクアとルビーが「推しの子」という虚構の役割・役目・配役を演じていると解釈できます。

ただ、正確なタイトルには、【】の外側に線があります。私は、これを二重括弧(【【 】】を省略した形)と捉えて、アクアとルビーが二重の意味で「推しの子」を演じていた。つまり、アクアとルビーは、自分の意思で「推しの子」を演じていると思っていたら、実は日本神話で芸能を司る神であるアメノウズメに与えられた役割を演じていただけだった(そのために転生させられ、アメノウズメの手のひらの上で踊らされていた?そうすると、真の黒幕はアメノウズメでしょうか?)、と解釈すれば綺麗にタイトル回収できそう。もっとも、目的が不明ですが…(アメノウズメがサルタヒコと巡りあうためとかだとドラマチック?)。

日本神話と関係があると考えるに至ったきっかけはいくつかあって、ミヤコがアクアたちを週刊誌に売ろうとしたとき、ルビーは唐突にアマテラスオオミカミを名乗った。ルビーは、12歳で亡くなっているので、前世の知識だとしてもあまりに具体的すぎて不自然な演技。
そして、ゴローが勤務していた病院のあった宮崎県の高千穂町には、アメノウズメがサルタヒコと結婚したとされる荒立神社がある。
ここまでがアニメ勢にもネタバレにならない根拠ですが、漫画勢には、これ以上の根拠があることはいうまでもないでしょう。

あとは、他の方のレビューを見ていて、「劇中劇」という言葉をみつけて、仮にアクアたちが二重の意味で「推しの子」を演じているのだとすれば、上でしたような解釈もできるなと。

最後に、私の考えが正しいというつもりは全くありません。全く見当はずれなことを言ってる可能性もあると思っています。ただ、こうやって色々と考察できる【推しの子】の魅力を少しでも伝えられればと思っています(こんなことをやってるうちに、ついつい色々と書いてしまい段々長くなってすいません)。 {/netabare}


【【推しの子】のモチーフは、日本神話の天岩戸か?(原作漫画12巻読後の考察。アニメ勢はネタバレ有り。)(2023.7.23追記)】
{netabare} ようやく最新12巻まで読み終わりました。考えながら読むので1冊読むのに2時間くらいかかりました・・・。私のレビューが、興味の向くままに書いていたら、ツギハギだらけで読みづらくなってしまい大変申し訳ないのですが(多分、これで最後だと思う・・・)、2期への期待と現時点での考察をまとめておこうと思います。

【推しの子】は2期が決定していますが、2期は原作漫画の他メディア展開の裏事情とか、舞台における役者同士の駆け引きだったりがメインになってくると思うので、また好き嫌いがはっきりしそうな内容になりそうです。
ただ、舞台における役者の演技の駆け引きは、無音声かつ静止画の漫画だと表現しにくいので、音声有りかつ動画のアニメ向きとはいえます。それだけに声優の演技と作画にかかっているともいえるので、楽しみではありますが、アニメ化は大変そうです。


【【推しの子】考察の現時点でのまとめ】
今の時点で考察をまとめると、【推しの子】は日本神話の天岩戸の話をモチーフにした話ではないかと考えています。

まず、天岩戸の話とは、簡単に説明すると、日本神話(古事記)で、アマテラスオオミカミ(太陽神)が天岩戸(洞窟)に引きこもってしまったので、世の中が闇に包まれ様々な禍が発生した。しかし、アマテラスがなかなか出てこないので、アメノウズメノミコトが岩戸の前で(セクシーで)楽しそうに踊り、それを見た八百万の神が一斉に笑ったところ、アマテラスがそれに興味をもって岩戸を少し開けたので、それをきっかっけに天岩戸から出てきたというお話。

次に、カミキヒカルは、アマテラスなんじゃないかと思っています。おそらく漢字が、「神木光」になると思われるので、「神」と「光」から、アマテラスオオミカミ(天照大御神)が連想されるからです(現時点でカタカナ表記なのは、漢字にするとあからさまなので、それを隠す意図ではないか)。
そして、カミキヒカルは、両目が黒い星であることから闇落ちしていると考えられるので、天岩戸に引きこもった状態のアマテラスを表しているのではないでしょうか。

次に、アクアと五反田監督が製作している『15年の嘘』という映画が、「アメノウズメが岩戸の前で踊った」に当たると考えられます。
どういうことかというと、この映画は、アイ殺害の復讐を果たすため、事件を白日の下に晒して、アイ殺害の黒幕と考えられているカミキヒカルを追い詰め、引きずり出すために作られたからです。これは、アマテラスを(事件の)闇の中から引きずり出すという点で、アメノウズメが岩戸の前で踊った理由と同じになる。つまり、アメノウズメがアマテラスを引きずり出すための踊り(芸能)として用意したのが本作では『15年の嘘』なのではないでしょうか。(漫画では、アメノウズメと思われる少女がアクアとルビーに役目を果たせと言っている。)

そうすると、私が以前【推しの子】の【】の意味の考察でした、【【推しの子】】が雨宮ゴローと天童寺さりなが二重の意味で「推しの子」を演じている象徴だとして、アメノウズメが何の目的でゴローとさりなを星野アクアとルビーに転生させたのかが回収できる。

【推しの子】の日本神話との関連性、タイトルの意味なんかを考えると、こんな感じなんじゃないかというのが今のところの考察のまとめになります。上でも書いたのですが、こんな感じで説明できるから奥の深い作品だよねってのが一番伝えたいことです。とにかくそれが楽しい。個人的には一通り考えたのですっきりしました(笑)。これで心置きなく2期を迎えられそうです。


ただ、アイが五反田監督に託したDVDの謎がわからない(材料が不足しているのでこれ以上考察はしませんが・・・)。おそらくアイは、自分の命が長くないことを悟っていたから、遺言のように子供たちにDVDを残したのだと思っています。
ここから先は、根拠がほとんどないので想像になりますが、アイは、劇団ララライのワークショップでカミキヒカルと出会い、そこでカミキから洗脳・マインドコントロールされて、本来のどす黒い本性を隠して、明るく愛情あふれる虚像(アイドル)を演じることができるようになった。カミキはアイドルとして成功させたアイを殺害することで自己の存在意義を確認する。一方、アイは、自分がカミキに利用されていることに気づきながら、闇落ちするより、嘘でもいいから明るく愛があふれる人生の方がいいと悟ったとか。

映画『15年の嘘』の内容がアイ殺害の黒幕に対して、アイ自身が「許し」ていたのかどうかがキーっぽいので、そんな感じなのかなあというのが現時点での妄想です。{/netabare}


【早くも天岩戸説否定される?(笑)(※漫画最新刊13巻のネタバレを含むので注意。2023.11.22追記)】
2期始まる前に忘れそうなので…備忘録的に追記。
{netabare} 13巻で謎の少女がいうには、「前世の記憶を持つ者が神」らしいので、この少女とカミキヒカルが「神」っぽい。

それで、13巻の問題の発言は、「芸能は私の司る所じゃない あくまで私は月の光と共に人を導き運命を司る…」つまり、私は、アメノウズメではなく、ツクヨミだと言っているわけです。
というわけで、天岩戸説の前提となる私の謎の少女がアメノウズメ説はハズレです。しかも、彼女は、その後、明確にツクヨミ表記で出てきます(笑)。

ただ、カミキヒカルは、アマテラスの生まれ変わりで闇落ちしており、そこから引っ張り出そうとしているという天岩戸説は維持できそうです。

なぜなら、ツクヨミは、アマテラスと兄弟関係にあるので、ツクヨミがアマテラスにこだわる理由が出てくる。そして、ツクヨミは、アクアのカミキヒカルに対する復讐を成就させようとしている。そうすると、ツクヨミがカミキヒカルへの復讐に関与する理由は、彼が兄神のアマテラスだからと説明できそうだからです。

また、ツクヨミがカミキヒカルを罰しようとしているのは、兄神であるアマテラスが闇落ちしているからという説明もできる。実際、人知れず悪いことしてますからね。
加えて、アクアとルビーが前世にゴローとさりなとしていたのは、宮崎県高千穂町。その周辺には、特に岩戸隠れ神話にまつわる地名が多く存在するので、これが無関係とは思えない。

そうすると、天岩戸説自体は、まだ維持できそうです。ただ、天岩戸の話なら、アメノウズメは必須でしょうから、謎の少女がアメノウズメでないなら、アクアとルビーがアメノウズメなのか、アイがアメノウズメなのか、はたまた別のもの(映画『15年の嘘』)なのか。
また、ツクヨミがアマテラスに対して直接手をくださず、アクアたちを利用するという間接的な手段を用いている点も気になるところです(太陽と月の神なので、同時に近くにいられず、お互いに直接会うことができないとか?)。
ただ、ツクヨミの名前は、ゲームの『女神転生』などで知ってる人が多いかもしれませんが、改めて調べてみるとほとんど何も記述されてない神だったんですね(創作でどう埋めてくるのか)。そうなってくると、三貴神のもう一人、スサノオも出てくるのでしょうか。

ツクヨミというキャラが明確に出てきたことで、アクアたちの転生には、【【推しの子】】というタイトル通り、日本神話に関係する二重の意味がありそうです。

謎の解明を先延ばしにして、ツクヨミとアマテラスの前日譚を描いた神代編とかに大々的に突入しないと思うので(回想とかはありそうですが(笑))、クライマックスまで見逃せませんね。

あと、古事記によれば、イザナギノミコトの左目からアマテラス、右目からツクヨミが生まれたこと(ちなみにスサノオは鼻)と、本作での目の星の意味が関係してくるかもしれませんね。 {/netabare}

投稿 : 2023/11/24
閲覧 : 514
サンキュー:

21

ネタバレ

van2013 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白い

アイドルものってほとんどみないが、カグヤ様が
あまりに面白かったので、視聴。。はまりました。
 正直、思ってたのと全然違いました。
芸能界の光、闇というものを描写しながら、話は進みますが、
最初の1話でまさかのあい死亡は参った。きになってしょうがなくなる。
こういう話なのかあ。。って引き込まれる。ただ、単なる復讐劇
にはならず、コミカルな部分も多々あり、出てくる子たちも
みんな生き生きしててかわいい。かぐや様もそうだけど、原作者は
本当にいいセンスしてると思う。音楽もよく、アイドルの歌なんて
あまり聞かない自分が何度も11話の最初のシーンを繰り返し
みてしまったりする。というかOPも耳に残るいい曲に思えました。
この作品にとても合う。
 まだ連載中でクライマックスに突入って状況だけど、
アニメは_序盤、次は東京ブレイド編。楽しみ。
動画工房さんがつくった作品のようで過去作、全くみてなかったけど、
これは本当に素晴らしい作品でした。

投稿 : 2023/11/23
閲覧 : 35
サンキュー:

4

そうま先生 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

うーん、1話が雑なラスト

究極のゲッター!は、笑うwww

尺が足りないし説明不足過ぎて
「どうなるの!?」「どうなるの!?」
みたいなアニメで結果が単純で飽きた

1話が予測通り過ぎて、頭悪い つくり

OPのアイドルは歌詞聞きましょう
愛してる
アイしてる
つまり推しで終わるところ、続けてしまい落ちた1番星

投稿 : 2023/11/13
閲覧 : 47
サンキュー:

1

ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意外な内容だった意欲作

今更視聴。(2023-11)

超話題作だったので視界の隅には常に入ってて、でも内容についての情報は全く見ていなかったので、「流行ってるアイドル業界物?のアニメ」くらいのふわっとした認識のまま積んでました。

ところが蓋を開けてみたら{netabare}
・アイドルが妊娠出産
・主人公は死んでアイドルの子として転生(!)
・主人公かと思ってたアイドルの子(母親)は刺されて死亡
・犯人探しが物語のメイン{/netabare}
というかなり予想外の内容で、まんまとびっくりしましたw
バズったOPもいまいちピンときてませんでしたが、内容見た上で聞いたらなんかしっくりきた。

個人的に{netabare}転生{/netabare}とかトレンドを入れてかなり「狙って」作られた作品という印象を受けたんですが、その上で「狙ってここまで作れるのはすげーなぁ」と思いながら普通に楽しく視聴。
業界物×ファンタジー×ミステリといった感じで、こんなに色々な要素を良くここまで整理して積み上げたなぁというか、構成の妙というか職人芸すら感じます。

原作漫画の作者は「原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴ」ということらしいんですが、はっきりとした分業というよりは内容について二人でフランクに相談しながら書いているそうで、加算じゃなくて相乗効果なんだ!という意味で「赤坂アカ×横槍メンゴ」という表記にしているそうな。
それが腑に落ちるくらいの話、設定の緻密さ(今のとこは)があると思いました。

ミステリという要素があるゆえに目的地が定まりすぎていて、あんまり何度も見る感じではないですが、二期以降も楽しみです。

投稿 : 2023/11/06
閲覧 : 45
サンキュー:

8

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アンチアイドルものとして秀逸かも。ただ星野アイが強烈すぎた。

 1回目視聴時は、作品の見方を間違えて脱落しました。時間をおいて冷静になって本作を見てちょっと思った事と何で見方を間違えたのか、です。

 本作の位置付けなんですけどちょっと「まどかマギカ」を思い出しました。つまり同作が魔法少女モノに対するアンチテーゼだったように「推しの子」は「アイドルもの」あるいは「アイドル」というジャンルに対するアンチテーゼなのかな?と。
 その点で出来は良いのですが、まどマギほどのインパクトは残せませんでした。それはやはり星野アイのせいかな、と思います。

 本作のある意味での不幸は1話があまりに強烈でした。星野アイが魅力的、挑戦的、挑発的すぎて、私には星野アイそのものがテーマに見えてしまいました。星野アイについて全編通じてじっくりと描かれて行く話かな、と思ったわけです。その視点で見ると、1話は名作ですが、その後どんどん本題からズレて行っているように見えます。

 まどマギの3話と同じ役割ですが、しかし本作の1話はクオリティが高すぎた気がします。しかも一挙放送ですからインパクトが半端じゃないです。私は8巻くらいまで既読ですが原作もしょっぱなの星野アイパートはあまりに強烈です。絵もいいんですよね。

 ただ、今回冷静にその続きを見ると、アイドルを中心とした芸能界について丁寧に取材し「裏側」つまりは「虚構」「嘘」を描いています。ネットアイドル、実写化、子役、恋愛リアリティショー、アイドルの給料、ダイコン役者…等々要素を1つ1つ描いています。リアリティがありすぎるのか炎上したり、説教臭いと言われましたが、しかし、それだけよく取材しているという事でもあります。

 もちろん嘘がテーマであることは明示されていますので、ちゃんと読めている人には今更何言ってるの?でしょうが、星野アイの生きてきた痕跡を見る物語と思ってしまうのは無理からぬことだと思います。

 アクアとルビーが転生者でアイの何か(嘘と愛?あるいは嘘と魅力?)を引き継いでいる…かの様にみえる目の星も、芸能界あるある、芸能界の裏側という作品のテーマに注目するのには阻害要因になっています。

 そうやって見ると、芸能界のダークサイド、嘘と虚構を丁寧に見せて行く、つまり「偶像としてのアイドル」とか「アイドル物」の解体なのかな、と。そのためにアイの妊娠が必要だったのではないか?と思います。

 ただ、アイの妊娠の相手についてはサスペンスとして残っているのが上手いところで、それがストーリーの中心になりつつ展開しているのでアイについての物語も当然語られるでしょうし、そこは楽しみです。

 OPの「アイドル」の歌詞や小説「45510」を読めば、本作がアイドル=嘘を中心に語っているのが分かります。ただ、どこかで子供たちに残した言葉以外の愛が語られる気もします。
 それは廻りまわって、アイドルへ愛とアイドル肯定の物語になる可能性は感じます…が、現時点ではよくわかりません。今のところ裏側、虚像、アンチになっています。

 そして気になるのはタイトルの魚尾ですね。原稿用紙の真ん中の【 】っぽい記号です。何が言いたいんでしょう?夢オチ?それとも本作そのものが映画の中?とにかく虚構・フィクションの予感はあります。


 評価は4.0にしてましたが、4.2に変更です。ストーリーを3.5から4にあげます。途中で終わっているので完全な評価が出来ないのでちょっと減点があります。
 キャラは…まあ5しかないかなあと思いつつ、やっぱり星野アイが強烈すぎて、作品のバランスを崩したと言う点で4.5のままにしておきます。
 作画はやっぱり背景美術は気に入らないのですが、人物はいいです。3.5を4にします。
 音楽の5はやっぱりOPなんですけど、本作のOPってOPアニメの魅力が支えるところが大きいんですよね。音楽だけならそこまでバズったかわからない気がします。ただ、映像時代の音楽としてアニソンがなぜ売れるか?と言うとやはり映像そして「キャラ」「物語」とセットだから、というのはあると思います。




以下 1回目視聴時のレビューです。

テーマ・ストーリー・設定の構造を取り違えていたかも…

{netabare} 途中で断念しましたが、2期が来るということで結末だけは気になるので多分見ることになると思います。2期発表と同時に一応1期全話確認しました。

 本作については、原作を読んだ時点では、以下のような話だと思っていました。

 ストーリーは、星野アイというスーパーアイドルの殺された原因である恋愛あるいは性交の相手、その情報を犯人に漏らした相手を見つけ出す。
 テーマは「嘘と愛」であり、星野アイがどういう生き方をしてきたか、アクアが芸能界の追体験をすることで理解する。
 話の舞台・話を進めるためのエピソードとして、芸能界の虚構性つまり嘘の部分と、恋愛の部分つまり愛の部分を描く。
 こういう構造かと思っていました。


 ですが、改めて原作ではなくアニメを見て、ひょっとしたらですが見方を間違っていた?と思いました。

 ストーリーは、アクアがアイが生きていた芸能界に染まりつつ嘘と恋愛を知って行く。
 テーマは、各エピソードで芸能界の虚構と現実の部分を赤裸々に描く。
 舞台・設定は、星野アイというスーパーアイドルが殺された世界に転生した熱狂的なファンが星野アイ殺しの裏の事情を探って行く。

 つまり、私は星野アイの20年…あるいはプロファイリングによれば15歳の時に何があったかを追う。星野アイというアイドルの象徴的存在をアクアが知って行く。つまり、星野アイにとっての愛と嘘=アイドルとは何かを描いて行くのがメインの話かと思っていました。
 が、実際にこの作品が描きたいのは芸能界や各種クリエーターの虚構とか裏事情を特に作者は描きたいのかなあと思いました。

 
 当初、これだけ色んな形で子役、実写化、アイドル、ユーチューバー、恋愛ショーという形で、様々な見せ方をされている意味がわかりませんでした。ですので、話が引き延ばされて冗長だなあと感じました。 
 本作原作が段々つまらなくなってゆく…と私が思う原因が、一つは恋愛リアリテショーで星野アイの秘密に何も絡まないじゃん、と思った事が一つ。
 そして2期の冒頭からあるであろう、東京ブレイド多分「刀ラブ」の舞台が本当に演技の話ばっかりになるからです。このパートで私の心は原作から離れました。

 ですが、逆にこういう芸能界・SNS等の様々な形を丁寧に切り取られて見せられると「あれ?こっちがテーマで星野アイが舞台だった?」と思ったわけです。あまりに主義主張が激しいですよね。
 となった時に、私はあくまで物語の謎、星野アイというキャラクターに興味があるのであって、芸能界の裏側には興味はあまりありません。

 そして1話がちょっと色褪せます。あの話はほぼ「パーフェクトブルー」の焼き直しですが、換骨奪胎して一人のスーパーアイドルの人生を追う冒頭としてはものすごい物語だなあと感心していました。が、本当にこの調子で最後までいくならかなりがっかりです。


 で、まあ、それとは別に謎についての仕掛けですが、気になっているところです。

 星野アイが転生している可能性ってないんですかね?あるいは星野アイの相手が転生してないか。
 医者が死ぬ前に、アイは妊娠していたのに転生した矛盾って何かあるんでしょうか?タイムリープとかはないのか?
 星野アイを殺した犯人と医者を殺した犯人って本当に同一人物なの?そこに仕掛けはないの?
 瞳の星の意味は何かありそうですよね。アカネの瞳に宿った以上遺伝だけではなさそうです。

 それとタイトルの「推しの子」の手偏が切れて土偏みたいになっている理由。子のデザインももちろんです。「の」が瞳になっているのは分かります。強調のカッコである【】の意味は?そうではなくて【】の前後に線が入っていますので、カッコではなく原稿用紙の真ん中、魚尾(ぎょび)つまり創作物ということ?推しの子という存在自体が創作だと言うメタ的な仕掛け?


 本作OPは良いですよね。水星の魔女の1期といい内容を織り込んでいるのに好感がもてます。
 そして、アニメの作画は星野アイを初め、アイドル的な場面の作画は大したものだと思います。が、やっぱり背景美術とか、舞台以外の作画は止め画がかなり多いし、線の感じなども私はあまり好みではではありませんでした。

「断念」から「見終わった」になりますが、ストーリー・テーマは思っていたよりも深くないかも、などと思ってしまいました。改めて家に積んである8巻まで読んで、考えてみます。{/netabare}


 

以下 3話断念時のレビュー

{netabare}  断念です。原作8巻くらいまで読んでいるので、そことの違いがないのと、アニメならではの展開がないのを確認しました。OPもPVが公開されてます。

 断念の判断の理由なんですけど、1つ目がアイドル星野アイとはどういう人間だったか、というアウトラインを後からアクアが知って行くという話が大筋になるのかと思いますが、そこが弱いんですよね。つまり1話がピークでそこから2、3話とダダ下がりです。
 もちろん原作を知っているというのもあるんですけど、原作視点でも同じ感想です。結果的にアイドル恋愛もの…になってしまった気がします。(ひょっとしたらアクアが芸能界で生きて行く、恋愛をする(してみる)というアイの追体験を通じて何かを知る、感じるというのはあるかもしれませんけど)

 また、45510という小説が後付けで発表になったのは、つまりストーリーでそこを丁寧に追わないということでしょう。それは作品としては大きなマイナスポイントです。そここそが作品で一番見たい部分です。これをアクアが犯人を追う過程で知るべきでしょう。正直この小説が出たからアニメも漫画も断念する気になりました。

 2つ目が、原作のキャラデザというか絵の雰囲気が中途半端に再現されているアニメとしては見づらいです。しかも、その人物が完全に浮いてしまうような適当な背景美術をなんとかしてください。いくらなんでも適当すぎでしょう。アニメとして画面に魅力が無さすぎます。これも1話のアイが動くシーン以外はですけど。
「その着せ替え人形は恋をする」でもちょっと感じた感覚です。いわゆる狭義の作画はそんなに悪くない感じなんですけど、絵作りです。

 3つめがこのペースだと原作を追い越して結末まで描く気がないだろうと判断したからです。

 ということで、原作がもともとアイデアはものすごく良かったし1巻(アニメ1話)は最高に良かったのに、その後がついて行けていなかったのが最大の失敗でしょう。
 人気作なのでレビューもいっぱい出てくると思いますので、そちらを後で確認します。それと連載で結末が出たころに一気読みするかもしれません。あるいはアニメが原作に先だって、最後まで描き切るなら見直します。

 なお、OPフルコーラスの歌詞に「マリア」という単語が出てきました。マリアが妊娠するのは世界で一番有名な理由ですよね?ですので、そういう結末な気もします。むろんアイドル=偶像でイコンとしてのマリアかもしれませんが。
 あるいは歌詞から言って愛を知るためだけのお試しだったという気もします。興味が残るのはそれくらいですが、2話以降でそこが中心にならなかったのが残念です。

 評価は1話があるので比較的高いですが、アニメになるとトータルの作品で見たときいろんな部分がアンバランスで、見ていて気持ちが悪くなる作品でした。

 なお、原作未読の方は、そうはいっても途中までは普通に面白いのでアニメで見る意味はあると思います。{/netabare}




以下 1話のレビュー

1話 面白いのは知ってますが、長期連載の弊害もある作品かなあと。

{netabare}  最近ではめずらしく本屋で1巻の表紙でジャケ買い大人買いした作品です。本当に魅力的な表紙です。ですので、中身は当然知っています。

 感想は言い辛いです。現段階では原作でアニメの1話部分をもうちょっとじっくり見せて欲しかったということですね。つまりアイの深掘りですね。テーマ的にもドラマ的にもです。まあ、本当はこんな長期連載の予定ではなかったのだと思います。

 そして人気が出たことがちょっと悪い方に作用した作品かなあという気がしなくはありません。アニメ1話部分は本当に面白くて引き込まれました。人気は当然ですけど、こういう作品は終わりを決めて、7巻とかくらいで終わらせてほしかったなあ。そのほうが密度が濃くて結果的に名作になると思います。まあ、書評ではないので、これくらいにしますけど。

 それにしても、最近作画水準が高いアニメが多いせいか、こう止め画が多いとちょっと画面的に退屈ですね。1話くらいもっと動かしても良かった気がします。舞台のシーンは頑張ってましたけどね。

 横槍メンゴさんのカラー絵は本当に魅力的なので、そこの水準は無理にしても、もうちょっとなんとかしてほしいかなあ。

 感想として何が言いたいかというと、結末を原作者とアニメ制作陣で共有しているなら、ストーリーを圧縮して結末まで描いてほしいなあ、ということです。{/netabare}



追記1話は「パーフェクトブルー」に匹敵する素晴らしい出来でした。

{netabare} 追記 1話の出来の良さについて描くのを忘れていました。1話目は施設育ちで愛を知らない「アイ」が、愛していると嘘をついている。だから、自分の最愛の子供たちに愛していると言えなかった。そしてアイが愛していると言えるのは、どうなった時?という話です。

 現状でも相当素晴らしいのですが、正直言ってこの1話だけをブラッシュアップすれば今敏監督の「パーフェクトブルー」と比肩しうる作品になれたかなあと。特にアイというキャラの深掘りがあればなあという気がします。テーマ性は良いし、舞台設定、謎とストーリー展開もエンタメとして本当によくできていました。

 ファンタジー部分については、アイドルのピークで事件が起きないといけないこと、そして、赤ちゃんとしてアイが接しているうちに事件が起きないと、それを理解する自我が赤ちゃん側にないといけないので、こういう形のドラマを作れなかったと思いますので、必然性をちゃんと感じました。

 という感じで私の印象では1話がピークではありますが、そうはいってもその愛を知らないアイが誰の子供を作ったのか?という最大の謎がありますのでその点は目が離せません。

 で、1話目のEDで流れたYOASOBIの曲ですけど、この1話のテーマそのものを歌っていました。フルバージョンのPB付きがアップされていますが、この曲だけでも作品の1話を奇麗に1つのドラマとして歌いきっており、大変すばらしい曲になっています。
 これを1話だけの使用で2話以降曲を変えられたら、素晴らしい演出力だと思いますが、どうでしょうか?

 それと作画は再視聴すると思っていたよりもマシでした。ただ、アイが出ているパートとそれ以外の出来に差がありすぎる気もしました。{/netabare}

投稿 : 2023/11/06
閲覧 : 984
サンキュー:

34

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

よかった!

原作読んでたんでなんとなく見るの後回しにしていた、YouTubeとかでよく出てたんで作画と曲が良いのはわかっていたから安心して見れた

見終わってみると良く出来てるな〜と感心した
声優もいいし作画も崩れない、内容もまぁ読んでたんで全然問題ない

コミック読んでたときから、多分アニメ化するだろうなと思ってはいて、でも好きな漫画たし作画崩壊とか、声優が〜とかが嫌で後回しにしてたのかな?
実際見てみたらほんと良く仕上がってた、2期期待してます!

投稿 : 2023/11/03
閲覧 : 48
サンキュー:

9

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1クールでは判断が難しい

1クール11話

かぐや様の赤坂アカ先生関連作品ということもあり注目の作品だったかと思います。
1話目が80分というなかなか無いパターンでしたが、作り手側の強い思いを感じられる1話でした。
私が1話だけで評価するならば相当点数が高いです。

1クール見終わった評価としては面白いんですが、
完結してない状態で軸がストーリーに寄っているので評価しきれないです。

1話のまとまりがすごく良くて、2話以降からちょっとトーンダウンするような展開になっているのが気になりますが、続編が出れば必ず見る作品ではありました。

投稿 : 2023/11/03
閲覧 : 53
サンキュー:

5

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

秘密と嘘と本当のこと

アニメーション制作:動画工房、
監督:平牧大輔、助監督:猫富ちゃお、
シリーズ構成・脚本:田中 仁、
キャラクターデザイン:平山寛菜、
総作画監督:平山寛菜、吉川真帆、渥美智也、松元美季、
音楽:伊賀拓郎、原作:赤坂アカ×横槍メンゴ
(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)

テレビアニメを放映時期に観るようになってから
最も豊作だったと感じた2023年春クール。
個人的には3本の指に入るのがこの作品。
放映前から原作組の期待値が高く、
初回は90分という異例の枠組みで、大きな話題を呼んだ。
そして、期待に違わず、最終回まで走り切った印象だった。

全体を考えてみると、1話を90分にした理由も納得。
いちばん視聴者に分かりやすい
シリーズ構成を吟味して、制作したのが見える。
ほかの作品のように話題作りのために
第1話を60分枠にするのとは違い、考え抜かれている。
というのも、1話とほかの回では、作品の方向性が大きく変化するからだ。
第1話は、アイを中心にしたミステリー仕立てとなっているが、
その後は、ルビーとアクアにスポットを当てつつ、
芸能界の裏事情をよりリアルに描くことがメインになっている。
もちろん、作品全体の構成はミステリーだろうが、
それ以外の部分でも十分に楽しめるように
仕上げているのは好感だった。

第1話は1本のアニメとしての完成度は高いが、
ある意味、普通の作り。
また、最近の私の視聴スタイルでは、犯人が誰かという部分に、
ほとんど興味が湧かないので、いわば第1話はひとつのお話として
完全に完結してしまっていたのだった。
ところが、2話以降のアクアとルビーが未来を切り拓いていく展開は、
芸能界という未知の世界に挑むそれぞれの想いが
しっかり感じ取られる話になっていて、とても面白かった。
全体を簡単にまとめてみると以下のように分けられる。

{netabare}1話:星野アイと推しの子
2話:ルビーのアイドルデビューへの一歩
3話~4話:アクアの漫画原作ドラマ出演
5話~8話:アクアの恋愛リアリティショー
9話~12話:B小町デビュー{/netabare}

どの話数を観ても、とても上手くまとめられていて、
何度も楽しめるほどよくできている。
そのひとつの要因は、有馬かなの存在だ。
1話から12話を俯瞰してみると、
いずれも彼女がとても重要な役割を果たし、
アクアに対する恋模様も含め、
絶妙な立ち位置をキープしていることが
面白さにつながっている。

序盤の顔芸や、押しに弱いチョロさ、
ツッコミ&解説役、仕事へのこだわり、恋する乙女心などなど
とても魅力的に描かれていて、内面の描写については、
アクアやルビーのふたり以上に繊細に表現されている。
それが、この作品の幅を大きく広げている要因のひとつ。
また、黒川あかねやMEMちょもキャラ像が
しっかりしており、今後も動向が楽しみだ。

全話を通した中でも特に好きだったのは、
漫画原作ドラマ編だった。
原作漫画のドラマ化は、現実でもほとんど成功例がないと
思えるほど難しい。

そもそも表現の都合上、漫画をドラマに置き換えるのは、
ハードルが高い上に、役者やスタッフの質に
大きく左右されてしまう。
漫画『今日は甘口で』における原作者の先生の失望と感動、
それに賭ける有馬かなの想い、アクアの自分の才能の限界に
気づいているからこそできる、見せ方のこだわりが、
上手く絡み合っていた。
絵の見せかたにも工夫が凝らされ、とても面白い話になっていた。
個人的にはアクアの演技論にかかわる部分は、
今後も膨らませて欲しい。

そして1期全体を通して素晴らしかったのは、
やはり1クールの構成が秀逸だったからだと感じる。
テーマは「秘密と嘘と本当のこと」とでも言うべきか。
私はこれまでアイドルのファンになったことがないし、
推しもいたことがないので、アイドルについての思いは
実感としては分からない。

想像するに、それはプロレスにおける
「ギミック」のようなものではないかと感じる。
私はプロレスにもそれほど詳しくないのだが、
友人のプロレスファンがプロレスを語るときに
やたらと「ギミック」という言葉を使っていたのを
今回のアニメを観ていて思い出した。
そいつは、懇々とプロレスの楽しみ方を語るときに
「ギミック」の理解について熱く説明してくれた。

昔のプロレスファンは、リング上のことを本当のことだと
思い込んでいた人がほとんどだった。
特にアントニオ猪木の時代に
プロレスをリアルで見ていた人は、そういう人も多かった。
ハルク・ホーガンのアックス・ボンバーで、
猪木が舌を出して失神したのを
全て本当のことだとほとんどの人が思っていたが、
それは後に、ギミックだったことが明らかになっている。
最近のプロレスファンであれば、
そういう出来事をリアルだと思っている人はまずいない。
つまり、リング上で演技をしていることを
全員が折り込み済みで楽しんでいるわけだ。
ベビーフェイスやヒールなど、
リング上で演じられるキャラクターがプロレスにはある。
「アングル」と呼ばれる、シナリオライターが書く筋書きがあって、
それに沿ってプロレスラーは演技をするのだ。
とは言え、そのなかにプロレスラーの「リアル」が
影響してくることがあり、
それを「ナチュラルアングル」と呼び、
観客は筋書きのなかのどこに「リアル」があるのかを
感じながら楽しむこともできるのである。

これは、アイドルと観客に対する関係性と
どこか似ている部分があるのではないだろうか。
1話でアイは、観客に嘘をつきながら笑顔を見せていたが、
あるときにルビーとアクアが観客席で
オタ芸を踊っているのを見て、
本心から「愛おしい」と思い、笑顔を見せる。
それが観客には、とても魅力的に映ったのだった。
それ以降、アイは本格的にブレイクすることになる。

そして、最終話。
{netabare}有馬かなは、自分とB小町をどこか俯瞰して演じていた。
ルビーとMEMちょを見て、彼女たちの魅力を
眩しく、羨ましく感じながら、自分には行き着けない場所だと
思い込んでいた。
そんなとき、観客席でアクアがオタ芸を踊っているのを目にする。
有馬かなは、アクアの滑稽さに吹き出しそうになりながら、
自分のアイドルに対する立ち位置は、
アクアに好きになってもらうために演じるのだと決意する。
その瞬間から、アイドル・有馬かなの本当の魅力を
観客に伝えることができるようになるのだった。{/netabare}
つまり、1話と最終話が完全につながり、
11話分でテーマがしっかり象られている。

アイドルをテーマにしたこの作品は、
少年少女がアイドル(俳優)という仕事に向き合うことの
核のようなものを伝えていると思う。
ミステリーや芸能界の裏事情をリアルに見せながら、
人間としての本質を描こうとしているのが好感だった。
{netabare}推しの子に転生するという、あり得ない展開のなかで、{/netabare}
それぞれの「リアル」を突き詰めようとしている。
「秘密と嘘」にどこで「本当」が絡み合ってくるのか。
2期ではどんな本質に迫ってくれるのかが楽しみだ。
(2023年10月29日初投稿)

投稿 : 2023/10/29
閲覧 : 246
サンキュー:

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【推しの子】のストーリー・あらすじ

「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。 ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。 彼女はある禁断の秘密を抱えており…。 そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。(TVアニメ動画『【推しの子】』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年春アニメ
主題歌
OP:「アイドル」YOASOBI
ED:「メフィスト」女王蜂

声優・キャラクター

アイ:高橋李依
アクア:大塚剛央
ルビー:伊駒ゆりえ
ゴロー:伊東健人
さりな:高柳知葉
アクア(幼少期):内山夕実
有馬かな:潘めぐみ

スタッフ

原作:赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:平牧大輔
助監督:猫富ちゃお
シリーズ構成・脚本:田中 仁
キャラクターデザイン:平山寛菜
サブキャラクターデザイン:澤井 駿
総作画監督:平山寛菜 吉川真帆 渥美智也 松元美季
メインアニメーター:納武史 沢田犬二 早川麻美 横山穂乃花 水野公彰 室賀彩花
美術監督:宇佐美哲也(スタジオイースター)
美術設定:水本浩太(スタジオイースター)
色彩設計:石黒けい
撮影監督:桒野貴文
編集:坪根健太郎
音楽:伊賀拓郎
音響監督:高寺たけし
音響効果:川田清貴
アニメーション制作:動画工房

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