「中二病でも恋がしたい!戀(REN)(TVアニメ動画)」

総合得点
85.6
感想・評価
2678
棚に入れた
15652
ランキング
229
★★★★☆ 3.8 (2678)
物語
3.6
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.6
キャラ
4.0

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャラ推しで全てが解決するのでしょうね?多分。

【概要】

アニメーション制作:京都アニメーション
2014年1月8日 - 3月26日に放映された全12話 + OVA1話のTVアニメ。

原作は、著者・虎虎とイラスト・逢坂望美による、
KAエスマ文庫から刊行されていたライトノベル。
監督は、石原立也。

【あらすじ】

主人公で元中二病の高校生の富樫勇太は、現役中二病の小鳥遊六花と恋人同士になった。
六花は過去にいろいろとあって、彼女のパーソナルスペースとして中二病になっていた。

今回は、勇太や六花たちが二年生に進級しての話。
六花と同居してた姉で保護者でシェフの十花はイタリアに行き、
母親は就職のための地方研修で二年間の県外暮らし。六花を引き取ろうとする祖父であるが、
祖父の手続きのミスでマンションの部屋を解約してしまい、
六花には祖父の家は居心地が良くなかったりで、新居が見つかるのまでの間、
六花は勇太の家に住むことに。勇太の家族は父親の海外出張先のジャカルタに行き、
有耶無耶のままに勇太と六花の同棲生活となるところだったが、
勇太の三つ年下の妹の樟葉(くずは)が、日本での中学生活を続行するために帰国。

初々しくも全く関係が進展しない二人ではあったが、
中学時代の中二病の心の師匠で勇太と親しかった少女・七宮智音が現れて、
恋人であるはずの勇太と智音の仲の良さに嫉妬がバレバレな六花であった。

【感想】

京都アニメーションに限らないですが、アニメの企画を通すにも取捨選択がありまして、
近年の京アニでは通らなそうなラブコメディ。

この作品では女の子がおさなげでおかしな口調だったりの賑やかしのボケ役で、
常識人ポジの男性主人公がツッコミ役、あ…これってkey作品の日常パートの系譜を継いでる?

1期で六花の問題が明らかになって、勇太との関係が恋愛状態に変化して、
2期では恋人関係の維持+学園コメディの話がずっと続いていまして、
視聴者的にはイチャイチャも喧嘩もするカップル見守り隊の心境でギャグもついでに楽しめれば良い。
その温さに心地よさを感じ、主人公カップルを引っ掻き回す恋のライバル役としての、
智音(さとね)というスパイスで嫉妬する六花に可愛さを感じるのかな?

ただ、自分としては中二病装飾まみれの日常ギャグ会話がそこまで楽しくて笑えるわけでもなくて、
新キャラを投入しても展開にマンネリを感じたかな?
凸守絡みのモリサマーの汚れ役としての羞恥心混じりのリアクションギャグの数々は、
カラダを張った芸人っぽくって面白かったですけどね。

このアニメって結局、動きを含めたハイレベルな作画力と妄想世界の演出で下支えされた、
美少女キャラクターの愛嬌と奇行によって生かされているのですよね。

1期ではそれなりに高評価したものの、継続的に楽しみ続けるには、
例えば、同社の「響け!ユーフォニアム」と違って早めに賞味期限に達してしまって、
個人的には面白くて続きが楽しみという風ではなかったですね。
終盤近くの真剣に悩む智音や六花などの恋心が描写されている、
シリアス部分の作画芝居は京アニらしい美しさで光るものがありましたけどね。

実は満足感が高くはない2期ですが、映像のクオリティが高いアニメ会社ですので、
採点システムの都合上で、総合的な評価は低くはなりませんでした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/12/18
閲覧 : 102
サンキュー:

23

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