ERRUE さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:----
登場人物の言動に引いてしまう
なろう系は「タイトルがあらすじ」と言えてしまうレベルで起承転結が無く、特に話の導入が無いに等しい。
ご都合シナリオは毎度の事なので言及しても仕方ないですが、キャラの感情描写に「人間味が無い」のは相変わらず酷い。なろう系特有の『作者が意図したシーンになる様に、登場人物を強制的にアホにする』手法を乱発している。特に、あんなに優しかった父親が「アイビーのスキル特性が星なし」なだけで態度が急変、兄弟姉妹までもが土地狂った様にアイビーに暴力を振るう。
これでは『ひぐらしがなく頃に』並みのホラー展開であり、前置きも何も無く、キャラ設定の範疇を越えた感情描写にはドン引きです。そりゃどんな世界でもサイコパスみたいなものが居るでしょうが、娘一人のスキルが程度が低かっただけで、村ぐるみでリンチするのは設定がイカレているとしか言いようがない。
主人公のアイビーが迫害され、暗殺未遂に遭うのは初めから筋書きが決まっていて、物語はアイビーが酷い目に遭う様に、周りのモブをサイコパスの犯罪者紛いの人物で固められていて気色悪い。
作画がちょっと良かったり、音楽も悪くない出来。しかしながら、登場人物が喜怒哀楽が激しすぎる精神異常者ばかりではドン引き。狙った結末になる様に無理くり登場人物を動かしてりゃ、キャラ設定の矛盾や違和感は出るよねと感じる作品でした。