宵の明星 さんの感想・評価

4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

見終わったー！　「駆逐してやるッ！」人間の持つ本能とは…

視聴終わりました！
私の界隈では半沢か進撃の話で大盛り上がりなひと夏でした。

毎週日曜テレビをつけて膝を抱えて、ワクワクしていたのは何年ぶりだったでしょう…。

ネタばれを避けたいのであまり突っ込んで話せませんが、1話での衝撃と推測を上回る展開。
そして、期待から導かれる残酷な現実。
到底受け止められない思考。
私たちは平和ボケしているのか？そんな疑問まででてきてしまいます。
ストーリーを推測することも楽しみな作品でした。

圧倒的な巨人たちの強さをしっかりと示し、視聴者の精神も緊張状態にあったのではと思います。
苦しいことばかりですが、それでも希望を求めて最後まで見続けておりました。
TVアニメでは最終回ではありましたが、これはまだまだ序盤だということは明らかです。

劇場版も決まっているので、完全新作として公開されることを期待しながら我慢していた漫画を買い揃えたいと思っています。

まだまだ見てたいけれど今後も期待ができる終わり方をしてくれたこの作品にアッパレです！！


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現在５話まで放送し終わっている作品。
漫画は１０巻まで出ているようです。（漫画は読んでいませんが理解を深めるためにも、これを機に購入しようかな…）

毎度危機迫る描写がたまりません！
迫力はあるし、演出も最高です。私としては今期一押しの作品です！

自然の摂理である「食物連鎖」として人間はある意味異例の存在。

その中に人間を食い荒らす「巨人」が現れて、人間も例外ではなくなる…目的は捕食？それとも殺戮？

弱肉強食の世界で「生きること」の意味。
自らが「死」を目の前にしたときに何ができるのか、どのような行動をとるのか。
人間を生物と捉えて本質を炙り出すような作品です。


頭ではこうあるべきだとわかっていても、できないことはたくさんあるような気がします。
それは経験からそのように導き出した結果でもありますが、決め付けでもあります。

ミカサという少女はつらい体験をしたこともあり、「人間は巨人には勝てない」という意見が大多数の中、勇敢にも巨人に立ち向かっていきます。しかし、本当に彼は「勇敢」なのだろうか…。

積み上げたもの、培ってきたことを崩されるというのは、人としてとても辛いことです。
戦闘に必要な技術であったり、切磋琢磨しあった仲間、愛をくれた家族、巨人から身を守るために作った壁…
それらを無常にも奪い、崩壊させていく巨人たちに覚えるのはミカサのような「怒り」か、それともアルミンのような「恐怖」か。

このアニメは勇気だとかそういった抽象的な言葉では表すことができない「本能」に近いものを見せてくれる作品だと感じました。

最後まで視聴してみないと何ともいえませんが、怒涛の展開を期待しています。