「風の谷のナウシカ(アニメ映画)」

総合得点
90.6
感想・評価
1959
棚に入れた
12592
ランキング
51
★★★★★ 4.2 (1959)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.1

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ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

少女の愛が奇跡を呼んだ…風の谷のナウシカというタイトル通り、ナウシカという主人公でありヒロインが作品の魅力の多くを担っていると感じました。

子供のころにロードショー枠で観たくらいでほとんど記憶にないくらい久々に観ました。
宮崎駿氏引退という事もあってジブリ作品を観ていこうかなと。

上映時間は約2時間と結構な長編になります。
1984年公開作品なのでさすがに古臭さは否めませんが
逆に言えば1984年の作品でもこれだけのものをやれたんだなと思いましたね。
いまだにTV放送されるあたり色あせてないんでしょう。

結構僕のまわりにはナウシカが一番好きな人が数人いるんですが
残念ながら僕は一番ではありません。
まぁジブリ作品の良いところは観る人によって好きな作品が違うところでしょうね、
好みがハッキリわかれると思います。

ナウシカは全体的にシリアス路線ですが私は若干コメディ要素あるジブリ作品が好きかな。
しかしシリアス路線だからこそナウシカというキャラクターの魅力が引き立ってたんだと思います。
怒ったり、泣いたり、笑ったり、戦ったり、傷ついたり、慈しんだり、
主人公&ヒロイン二つの役割がナウシカ一人に凝縮されてるのです。
私は作品の内容以上にナウシカというキャラクターに魅かれました。
語弊があるかもしれませんが
父親が殺されて怒り狂い兵士を数人殺すシーンは実に人間的だと思いました。
そういった感情の触れ幅がナウシカの魅力の一つかもしれません、感情に嘘がないという印象。

ブルーレイ版を視聴しましたが正直キレイになってるかどうかわかりませんでした。
DVD版以前の映像を知らないので比較できないという意味です。
しかしながら古い作品にも関わらず、
意外とキレイに思えましたので鮮明になってるのかもしれませんね。

人と虫、生と死、弛緩と緊張、共存と排他…
誰しもが志を同じくする事は非常に難しいですが
そういった世界で懸命に生きている一人の少女にスポットを当てた作品です。
世界観は最初から出来上がっていますので人によっては若干置いてきぼりをくらうかもしれません。
僕好みの方向性ではないのですが風の谷のナウシカは
今のジブリの基盤をつくりあげたといっても過言じゃないと思います。

アスベルの声をやってた人って「もののけ姫」でアシタカの声もやってたんですね。
気がつきませんでした、
ナウシカのころに比べるとだいぶ上達してましたよね。

自分がどのジブリ作品と相性がいいのか吟味していきたいと思います。

【B+75点】

投稿 : 2014/04/09
閲覧 : 275
サンキュー:

5

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