「鉄人28号 白昼の残月(TVアニメ動画)」

総合得点
59.4
感想・評価
10
棚に入れた
43
ランキング
4418
★★★★☆ 3.6 (10)
物語
3.2
作画
3.7
声優
3.7
音楽
4.0
キャラ
3.5
レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

鉄人28号 白昼の残月の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大鉄人は今川監督らしいな~と思いました

今川鉄人リメイクの映画版で、本編とは微妙に設定の食い違うパラレル作品です。
設定の細かい変更は、竜作の兄貴が生きていたり高見沢さんが村雨一派に属していたりとありますが、基本的には今川鉄人と同じですね。
大きな違いが、正太郎に同じ名前の兄が存在したという事。
特攻崩れの彼は戦時中、「兵器」として鉄人を操る訓練を受けていた。対して正太郎はあくまで「道具」として鉄人を使った。
これはTV版の正太郎に対するアンチテーゼという事で、いいも悪いもリモコン次第というテーマに対するもう一つのアプローチのように感じました。

正太郎をつけ狙う謎の人物の存在や、廃墟弾を撤去する鉄人の不審な動き……など。
謎をばらまきながら臨場感のあるレトロテイストな作画で盛り上げていきます。
この辺は好みにもよるでしょう。戦闘よりもミステリーで引っ張っているのでエンタメ性には欠けるかもしれませんが、TV版も人間ドラマが主体ですしそこは気になりませんでした。

ここからはネタバレなので伏せます。
{netabare}真相も、犯人が歪んだ理由ももう一人のショウタロウに鉄人という存在意義を渡したくて……という事で大体は納得できました。
正太郎兄と女将さんとの最初の会話なんて、もう一度見直してみるといいシーンだなと思えますしね。種明かしとしては満足できました。

ただ、あの大鉄人は……インパクト重視で登場させたんでしょうね。
このダイナミックさはGガンやGロボを作っていた頃の今川監督で流石は原作クラッシャーと言いたい所ですが、あんなのを開発してたなら流石に戦中何らかの形で実用化していたと思います。
見た目のインパクトを重視したものの、それ故につじつまが合わなかった感はあると思います。良い所も多いのですが、そこは少し残念に思いましたね。

それから本作の魅力は登場人物にこそあると思うのですが、村雨健二がGRの鉄牛(最初の方のね)みたいにカッコ悪くなってた点もまた不満ですね。
本編は高見沢→村雨なのに映画は高見沢←村雨になってるのって、意図的なのかしらん?
でもその代わりに竜作の兄貴に見せ場があったのはよかったです。彼は本編であっという間に退場してたのでそのフォローって事なんでしょうね。
ショウタロウと竜作、特攻崩れの二人の、刀を振るう相手もいなくなった男達の戦い。そしてその散り様は、正に白昼に浮かぶ残月のようにいいシーンだったと思います。
ちなみに同名の十傑集の人とは、燃え尽きる日を見た後だと微妙につながってるのかなと感じました。キャラのビジュアルは全然違うんですけどね~w{/netabare}

投稿 : 2016/04/05
閲覧 : 119
サンキュー:

5

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

鉄人アート作品

エアコンの無かった昭和の陽の暑さを感じさせる映像です。全体の雰囲気は好きです。
本編もとても暗い話でしたが、こっちは暗さに加えて解りづらい展開でして。しかも超巨大な鉄人まで出てきてしまってシュールですw
本編の黒部の底に沈む鉄人同様、印象的ではありましたが・・・

頭が悪くて話の筋を見いだせない私が悪いのでございましょう。
正直、何度か見返そうとまでは思わなかったです。

投稿 : 2015/04/26
閲覧 : 172
サンキュー:

3

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あまり売れそうにない映画でした。

2014年12月28日の午後3時前に見終わりました。
頭悪いので細かく論評しませんが
これは、古き良き昭和の美意識を凝縮したような映画ですかも?

詳しくは、wikiでも参照してください。

特攻隊崩れや傷痍軍人がいて
終戦の傷跡がまだ残ってる戦後の東京が舞台。

父が遺した、リモコンで動くロボット・鉄人28号を操縦する少年・金田正太郎が主人公です。
今作では、義兄でありもう一人の“正太郎”金田ショウタロウが現れ
正太郎くんは同じ頃に現れた“白昼の残月”を名乗る正体不明の人物に生命を狙われます。

前半に伏線・謎をばらまいて
後半に回収してクライマックスに向かう
というストーリー構成。

新しい時代にかき消されて忘れ去られていく古き良きものの散り際の美しさ
平成の技術でレトロチックな雰囲気を再現した作画
暗くて物悲しいけど風情のあるBGM(伊福部昭さん作曲)
そして、飲めや歌えやではしゃぎながらの
    『死んだはずだよ お富さん生きていたとは
     お釈迦さまでも知らぬ仏の お富さん』
昭和30年頃のノスタルジーを思い起こさせる作りになってたと思います。

実際のあの時代はどうだったか高齢の人じゃないと知らないですし、
私にも全然わからないですけどねw

とても良く雰囲気出てたんですが
映画として面白かったか?と訊かれると
『微妙』と答えるしか無い、そんな映像作品でした。
何故か?と言われると最初から最後まで『辛気くさい』
それに、今川作品の手グセといいますか主人公の扱いが軽く
最後は置いてけぼりにされてしまう。
{netabare}決着つけたのはショウタロウさんで正太郎くんは傍観者に終わりました。{/netabare}
まるで燃え尽きる前に消えてしまったお線香のようであまり楽しめませんでした。

この作品を手がけた今川泰宏監督は味っ子やGRロボでも観られる通り
作品作りには真摯であり演出家として優れているかもしれませんが、
監督としては構成のツメの甘さが目立ちます。
それに、鉄人といえば元来はロボットが活躍するお話ですのに
アクションシーンに盛り上がりがありませんでした。

あと最後に気になったことがあります!
{netabare}超巨大兵器の大鉄人が登場するんですが、あれ1体あれば
原子爆弾どころじゃなくて余裕で米軍に勝てるんじゃないのかな?と思いました。 {/netabare}

投稿 : 2014/12/29
閲覧 : 203
サンキュー:

9

かかのん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今川監督の限界を見せつけられた作品。

今川監督の作品は好きだ!

「Gガンダム」も「ミスター味っ子」も「ジャイアントロボ」も大好きだ!

しかし期待してみたTV版の「鉄人28号」の平板の演出を見た後に
期待が杞憂にかわる…


「もしかして監督は群像劇が苦手なんじゃないの?」


そしてこの「鉄人28号 白昼の残月」である!上映までに何年も掛って一時は
お蔵入りの噂まで流れたこの作品だが2007年に無事に劇場公開されました。

当初予定されていた配給先では無いのですが素直に世に出て事には喜んでいました。ですが!当時劇場で見た友人や先輩の感想が思わしく無く当時忙しさにかまけ短い上演期間もあって見ることはありませんでした。

で!とうとう見た訳ですが…これは酷い!確かに不評な訳だとw


この映画、一つ一つのパーツは良く出来ていて、作画も頑張っているので「出来のいいアニメ」に見えなくもないのですが、映画が好きで年間に10本以上劇場で見ている様な人がみると「あれ?コレ?たるくね?眠くね?」と言われてしまう典型的作品なのです。


実はGガンダムの当時から私が薄々思っていた今川演出の問題点が今作で綺麗に露呈しています。

今川作品の特徴はダイナミックな活劇とケレン味のあるセンテンスに集約される訳ですがそれを封印した演出になるとTV版「鉄人28号」でも一部露呈していましたが「淡々としたフィルム」になってしまうと言う点です。

その原因として挙げられるのが

「イベントの数は出ているのにテーマに寄り添ってない!」
「そもそもテーマへの焦点がぼけていて解りづらい!」
「言いたいことありきで進めてしまい、演出で無理やりねじ伏せる!」

というこの三つの悪癖が如実に出てしまっています。


冒頭では、鉄人と主人公の活躍と関係性、そこに危機が訪れて突如見知らぬ兄が現れるシチュエーションはどうしてもやらなければならないプロップですし、そのアクションシーンで復興目覚ましい東京をパノラマで描き、メインの登場人物の全ての紹介をしなければなりません。

敵ロボットとの戦いの中で「赤い目の鉄人」になりその途中の破壊で不発弾を露呈させ、主人公が危機の時に兄がさっそうと操縦して「僕も正太郎なんだ!」で「起」にしてもいいのですが…

映画だと言うのにその全部を言葉で表現してしまうチープな出だし!

そしてシナリオもいただけません。

「廃墟弾の謎」
「正太郎をつけ狙らう「残月」の謎」
「主人公と兄の出生の謎」

この「三つのテーマ」が劇中のイベントに効果的に絡んでいません。

「桜の木」
「共潤会アパート」
「関東大震災と東京空襲、廃墟弾の被害の対比」
「兄弟二人の両親への思い」
「戦争を忘れて復興に向かう東京の光と影」
「再占領を企むアメリカの影」

単品のネタにしてもこれだけ揃えているのに、劇中ではキャラクター達がこれらのネタを使って「三つのテーマ」を効果的に表現していない…

綺麗に整形された寿司の様なモノが回る、回転寿司を見ている様な印象を強く受けましたね。

同監督の「ジャイアントロボ」の脚本にも、この傾向はありましたが演出やケレンによって、そのいびつさは覆いかくされていました。しかし今回はキャストをプロット通りに動かして順に謎を提示した為、この悪癖が露わになってしまっています。

破壊と復興を繰り返しながら成長していく大都会東京を縦軸に、父親、母親、イビツナ兄弟を横軸にして、人間の隠し持つ持つ「負の側面」を描きたかったのでしょうが決定的に欠けていたのは、監督の持つ街や人間や歴史に対するこだわりや執念だったのでは無いでしょうか?

幾ら派手にロボットを動かし、おとみさんを踊らせ、古い街並みを見せた所で「表現したいモノへの執念が弱い」という致命的な悪癖は隠しきれる物ではありません。

「祭りの偽復員兵」「列車内のシベリア抑留兵」「特攻くずれの話」今川監督なりの戦後史観をフィルムに焼きこみたかったのでしょうが、どこか書割で出来の悪いRPGにイメージが重なります。

演出としても群集は描かれているんですが、宮崎監督の「風立ちぬ」に比べると演出の差がありすぎて余りにもチープです、これは決して画力や予算の差ではなく必要なカットなのか?どうなのか?という問題です。

劇中には同潤会に似せた大きなアパートが登場するんですが、この建物に住むのは兄と管理人婦人だけ。せめてこのアパートに住む住民を使って、過去の東京と今の東京の失われた時間を描いてくれればと思うと口惜しいですね。

劇中で廃墟弾が爆発しても、東京の生き生きした生活が描かれてないので書割の映画セットが壊れた程度の印象しか受けません。昔見た「ど根性ガエル」も細かく街を描いてはいませんが、ちゃんとキャラクター達の生活が描かれていたので、「この騒がしい下町が舞台なんだ!」と見る側は理解をして見ることができましたが、この作品にはそれがありません。

横山光輝の作品をモチーフに、戦中戦後の日本の象徴である東京を踏まえながら、監督独自の美学から換骨奪胎を狙っているようですが、この映画は過度な監督個人の憧憬が、本当に描きたかった戦中戦後の東京の表現を陳腐化させてしまった様に思います。

明るい未来、暗い過去、それを照らす鉄人と「光と影の正太郎」この三つの要素だけに焦点を絞った、シンプルで力強い「鉄人28号」が見たかったのですが…

素の今川監督には荷が重かったようですね。

投稿 : 2014/05/26
閲覧 : 232
サンキュー:

3

ネタバレ

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

2004年版鉄人28号の劇場版ですが、良くも悪くもテレビ版とはところどころ違う設定になっています。
一例を挙げていくと・・・
・テレビ版で村雨兄弟と一緒にいた辰が登場しない
・村雨健次のキャラが完全に違う
・高見沢さんがショタコンで村雨兄弟たちと共に行動している
・テレビ版では1話で死んだ村雨竜作が生きています!そのためこの映画では竜作さんの活躍が見れます!
明らかに違う点がたくさんあります。

少し残念だったのはテレビ版で目立っていたキャラがあまり目立たなかったことかなー。敷島博士とかもそうだけど、特に僕はテレビ版のかっこいい村雨健次が大好きだったので、今回のキャラが変わった健次はあんまりかっこいいシーンがなかったことですねーっ。

投稿 : 2013/10/01
閲覧 : 130
サンキュー:

3

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/11/22
閲覧 : 10

きききき さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.2
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 1.0 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/02/25
閲覧 : 51

mっま さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/12/27
閲覧 : 47

マグナムエース さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/10/07
閲覧 : 50

mahi-to さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2012/04/12
閲覧 : 98

鉄人28号 白昼の残月のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
鉄人28号 白昼の残月のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

鉄人28号 白昼の残月のストーリー・あらすじ

太平洋戦争の終戦から十年。動物園で発見された不発弾を狙って怪ロボットが出現した。 少年探偵金田正太郎は鉄人28号で迎撃するが、苦戦してしまう。 そこに一人の青年が現れた。彼の名はショウタロウ、彼は自分こそが鉄人の操縦者であると名乗り、怪ロボットを撃破する。 二人の正太郎は実の兄弟のように絆を深め合っていくが、不発弾の正体は非生物だけを破壊する大量破壊兵器、廃墟弾である事が発覚。その開発者は二人の父、金田博士であった。(TVアニメ動画『鉄人28号 白昼の残月』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2007年春アニメ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E4%BA%BA28%E5%8F%B7

このアニメの類似作品

この頃(2007年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ