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「どろろ(TVアニメ動画)」

総合得点
80.1
感想・評価
528
棚に入れた
2172
ランキング
461
★★★★☆ 3.8 (528)
物語
3.8
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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どろろの感想・評価はどうでしたか?

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

原作未読ですが、何とは言わんが最近のしょうもない作品よりも相当きちんとしていると思います。話は単純なようでいろいろ考えさせるものもあり、楽しく見ることができました。

投稿 : 2020/04/27
閲覧 : 409
サンキュー:

1

ネタバレ

みぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

命の尊さを感じられる作品

昔、自分のおさめる国のためにひとりの男がたった行動から始まり世は戦の中で人々が生きたいと願うお話で
ひとりの子供とひとりの死にぞこないの男が出会い、旅をし旅の中いろんな大切な人と出会い失い、人々は頑張って生きていくストーリーに惹かれ
1話、2話とすぐに全24話、作品を完走しました‼

どちらかというとかなりグロテスクなシーンがおおいのでそういうのだめな方はおすすめできません。

また、主人公の子供の声優さんですが男の子か女の子か微妙な線があるところがよかったですが、演技は上手とは言えませんでしたね

投稿 : 2020/04/23
閲覧 : 339
サンキュー:

3

s.s.s さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

つまらなかった

主要人物達がみんな心が綺麗で、見ていて嘘くささしか感じられない。

原作のように絶望と恐怖、人間不信や諦めの中、たくましく生きる命の強さが見出せない。みんな悲しんでばっかり。

私たちの現実社会も弱肉強食。おいそれと人を頼ってはいけない。
そして自分の良心だって、あてにならない。娑婆は怖いところですよ。そうゆう感じを出してほしかった。

投稿 : 2020/04/12
閲覧 : 385
サンキュー:

2

ネタバレ

ももじり さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

斬新。

まったく予備知識なしで何となく観出したが、1話で設定の斬新さに驚き、また原作が手塚治虫ということで、2度驚く。
昔の作品が原作なのに、最近のマンガやアニメより斬新。
体を取り戻す度に少しづつ弱くなっていく。
そんな主人公見たことない。
また、ストーリーに説得力があってすごく良かった。
この時代の過酷さが十分表現されているからこそ、欲しいものは自分の手で掴み取る強さが必要だという、どろろの言葉が胸に刺さった。
最後の最後で、あれだけ俺は絶対正しい!って感じだった百鬼丸の父親が自分の過ちを認めたことや、成長したどろろと百鬼丸の背景が黄金の稲穂であったこと、本当に良かった。
また、百鬼丸とどろろが対照的なところも良い。
百鬼丸は絶望を知り修羅の道を歩むことになる。
どろろは両親の死を経験するも、素晴らしい両親の背中を見てきたことで、希望を捨てなかった。
2人とも本当に良いキャラしてる。

投稿 : 2020/03/13
閲覧 : 314
サンキュー:

4

ネタバレ

ただだ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

ミオという女の行動で惨殺される子供達の話

こういう話を絶賛してるような人間ってホント気持ち悪い。
リスクが大きすぎて普通しないだろというような行動をとったミオを見ると可哀想という感情よりも作者、スタッフの自己満オ〇ニーの犠牲になった舞台装置を見ているようで溜息がでる。胸糞悪い展開で最近だと鬼滅の刃の作者も同じで虫唾が走るがあっちの死んでいく敵なんかの薄っぺらい感動エピソードが後付けされるよりかはマシかな…どっちもどっちだけど。こういう話が流行るのだけはマジで勘弁してくれ。

投稿 : 2020/02/02
閲覧 : 463
サンキュー:

2

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原本のエキスを感じられるリメイク

原作は読んでないんだなあこれが…


原作者は説明不要の漫画の神様。1969年(昭和44年)アニメのリメイクです。
制作会社に旧虫プロの流れをくむ(といったらほぼみんなだけど)MAPPA。そして手塚プロ。手塚治虫から始まったアニメーションの歴史の一つの結実みたいで生き証人になった気分です。
昭和44年といえば安田講堂陥落のあった年。節目は節目でこういった世相も作品には反映はされてますね。

時代は応仁の乱近辺で、みんな大好き戦国時代へ向かう過渡期。国は乱れ各地方を治める領主の治下もジリ貧の状態。
荒れた土地そして苦しむ領民。領主醍醐景光は鬼神と取引をし、領地の繁栄と引き換えに自身の子を人身御供に捧げます。はたして産まれてきた子は体のあらゆる部分が欠損していて、ちょっくら一悶着した後に小舟に乗せて川へと流される。
その流された子が主人公百鬼丸。道中出会ったどろろと共に失われた体を取り戻しにいくというお話です。

あらすじ読んでも暗めな雰囲気は伝わってきます。敬遠される向きもあるかもしれませんが、単なる暗い話ではありませんでしたよ。
50年前の原作も前作アニメも知らずフラットに鑑賞できた上でどうだったかというと、これは当たりでした。
新しい古いは正直なところよくわかりません。しかしながら普段観てる作品とは違った描かれ方をしてるなーという部分が自分には心地よかったです。具体的には2点ほど。


■3ステップ構造

基本設定を動かせば収拾がつかなくなるもの。だいたいは“勧善懲悪”だけ。または“二つの正義”だけとどちらかに固めて動かすものではありません。最初に前者と見せて徐々に後半を見せる手法は名作ではまま見受けられます。
ここを段階つけて両方見せてきます。さらにキャラ変“同じ人でも揺れる”が入ってくる仕掛け。それでいて物語がきちんと成り立っているのでした。


STEP1 勧善懲悪
安心安全かつ分かりやすい反面深みを期待してはいけないのが勧善懲悪もの。鬼神VS百鬼丸と外面はその体裁を保ってるのが本作。
当然それだけでは終わらないわけですが、共感しやすい土台がまず敷かれることになります。
{netabare}物語は早々にSTEP2の装いを呈します。が、巡り巡ってラストは人間の善なる部分への期待へと戻ってまいります。{/netabare}

STEP2 二つの正義
互いの正義のぶつかりを上手く消化すると良作が生まれます。ところどころで表出しつつ、代表では百鬼丸と多宝丸にて描かれた本作です。
簡単に言えばよくある良作なわけなんですが、とはいっても単純な勧善懲悪よりも構造が複雑になります。ここに至るまでに収拾のつかなくなった作品なんて山ほどありますよね。

STEP3 同じ人でも・・・
“人”か“そうでない”かという指標が出てきます。「人の皮を被った○○」「畜生道に堕ちる」という文脈での二択。闇落ちという表現が妥当かもしれません。これは主要人物のみならず取り巻きや通りすがりの面々もです。
キャラ変みたいなもので同一人物でも光と闇を行ったり来たりとより複雑化。
{netabare}しまいにはお馬さんまで行ったり来たり。これ「畜生にすら…」を強烈に印象づけました。{/netabare}


{netabare}・簡略するとこんな感じかしら
-STEP1 Aは善 Bは悪
-STEP2 Aなりの正義 Bなりの正義
-STEP3 Aは善であり悪 Bは悪であり善{/netabare}


昭和一桁世代は10代で世の中の価値観が大転換しちゃったのでその影響も・・・
とまことしやかに高説をぶることも可能ですが、いややりかけましたが、シンプルに面白いのです。カオスになりそうなところを纏める手腕は原作の良さもさることながらアニメスタッフも良い仕事をされたと思います。


■分をわきまえた人たち

現代風にいえば、自由には責任が伴うですとか権利を謳うには義務を果たさなければならないですとか、そういった当たり前の感覚を身につけている人たちしか登場しません。
似たようなのに、「ほんとうの悪人が出てこない」がありますがちょっと違います。

 分をわきまえている

のです。派手なキャラ、尖ったキャラ、突出したキャラはいません。そこが良い。
それでいてキャラが誰が誰だかわからんということもなく、じわじわとくるのです。地味なの嫌いでなければたぶん大丈夫ですよ。

{netabare}・例えばこんな人たちかしら
1.お須志(第4話)
再会を心待ちにしてた兄を斬られたわけですが百鬼丸に恨み言一つぶつけないんですよね。兄を想う気持ちと兄の起こした所業とを天秤にかけるような描写すらありません。ただただ受け止めます。兄がやらかしたことを重々承知しているからです。
涙を流しながら「どうして?」と百鬼丸にすがる演出よりも彼女の悲しみがより伝わってきました。

2.ミオ(第5話~第6話)
どろろに仕事の内容がばれた時に、言い訳するでも口止めするでもありません。賤業であることを自覚しそれでもなお希望を失わず。
恥ずかしさに取り乱すなり開き直るなりの描写ではないため、より彼女の諦めの深さが伝わってきます。人としての誇りを失ってないこともわかります。どろろの返しもまたいいんですよね。

海軍大将で日露戦争の勝利に貢献しのちに総理大臣も務めた山本権兵衛。渡辺崋山や高野長英などを弟子に持つ松崎慊堂。いずれも奥さんは元遊女です。
職業に貴賤はありません。そして職業や身分よりも、その人物が、人として尊敬できるかどうかや、人としての矜持を失わずに生きているかどうか、そういうことを大切にしてきたのが日本人です。ミオはそんな人でした。{/netabare}



“3ステップ構造”そして“分をわきまえた人たち”
このへんを「アニメでは珍しいな~」と感じながらの視聴でした。地味ながら見応えのあるお薦めの良作です。


最後にどろろ…
本業声優ではない14歳の子役の方が演じられてますが、めちゃくちゃ巧かったと思います。
アニメ声が出るとかいう話ではなく、子供の喜怒哀楽がストレートに伝わってくる名演。演者は鈴木梨央さん。ハマリ役でした。
全体通しての展開や役回りからタイトルが“どろろ”であることに違和感がない全24話。難しい役どころだったと思います。お疲れ様でした。



※余談
其の一
『進撃の巨人』『ジョジョの奇妙な冒険』そして『どろろ』と、シリーズ構成を小林靖子さんが手がける作品にお世話になりっぱなしです。

其の二
足利義教がけっこう好き ※作中には出てきません

其の三
自分の親父が借りてきた『忍風カムイ外伝』を少年期に観てた私にとってはややダーク感は薄いと感じる



----
視聴時期:2019年1月~6月



2019.07.14 初稿
2019.07.22 修正
2020.01.28 追記

投稿 : 2020/01/28
閲覧 : 1774
サンキュー:

60

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

流石、手塚治虫さんの作品。

手塚治虫さんの作品をリメイクした作品。
最初は興味半分で身始めたが、自分が見てきた作品の中でも1位か2位を争うほどだった。
大衆受けされなかったみたいだが、もっと評価されてもいい作品だと思った。

投稿 : 2020/01/19
閲覧 : 393

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

昔の作品という観点で考えれば十分面白い

昔の作品だろうと
面白ければ普通に通用するのを地で行く作品

と言っても、昔の作品という醍醐味での評価であり
今で考えると、普通と良作の間という印象

旅をしながらの物語なのとヒューマンドラマ?だから、新しく見た人は新鮮に感じたのかもしれない

投稿 : 2019/12/05
閲覧 : 401
サンキュー:

1

オムライス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

凄い!

アニメでここまで表現できるのか。奥深いストーリー。単純に善と悪の戦いではない。登場人物は全て自分とも戦っている。観終わった後に余韻が尾を引く。考えさせられる。
一点だけ残念だったのはOP曲を最終話まで『火炎』で行って欲しかった。

投稿 : 2019/11/27
閲覧 : 291
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

どろろ 2019

アニメでここまで表現できるのか。ストーリーとその奥深さ。単純に善と悪との戦いではない。観終わった後に余韻が尾を引く。考えさせられる。

投稿 : 2019/11/25
閲覧 : 223
ネタバレ

runa21 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

途中からな・・・

読んだことは無いのですが、
手塚治作品とのこと。

はじめから、ぐぐぐっとひきつけられる展開に
軽業師のようなアクションが繰りほろげられて
テンポよく物語が進んでいく。
さすがは手塚治と思いながら見てました。


ただ・・・もったいないなと感じたのは
中盤以降かも。


ラストに向かう展開に、
すごく不穏な空気が漂い始めて、
「きっとこの物語は何一つとして救われずに終了するんだろうな」
というラストが頭の中にちらついてくる。


生まれた瞬間から
受難を抱えた百鬼丸。
彼は自分の体を捜す旅の中で、
さまざまな領主や、戦の犠牲となりながらも
強く生きる人々と出会っていく。

特に、両親を無くしながらも
明るく強く生きるどろろの姿を
常に見てきた彼が、
あのような結末に進んでいくのが
どうも納得ができない・・・。

あの旅はいったいなんだったのか?
体を取り戻すためだけの旅だったとするラストは
前半の物語のよさをつぶしてしまったような気がしてならない。

そこがもったいないなと感じた。


誰かを犠牲にした平和は
簡単に壊れてしまうものだといった、
メッセージ?のようなものは感じられたが、
前半のよさを台無しにするようなラストの展開に
どうも不完全燃焼だったのはもったいないな。

投稿 : 2019/11/16
閲覧 : 359
サンキュー:

9

ゆーしゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

百鬼丸とどろろ

どろろは小さい方なのね〜〜
原作見た事ないのでかなり楽しめました。

百鬼丸がどんどん心も体も人間になっていき、葛藤もあり、とてもまとまったお話でした。

原作が途中で終わっているのに、とても納得のいくラストです。
オープニングがいい‼️

投稿 : 2019/10/10
閲覧 : 216
サンキュー:

2

しゅう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

期待してます

ブラック・ジャック、火の鳥に次いで原作も大好きで昔は何度も読み返しました。キャラデザも今風にリメイク、戦闘シーンも綺麗で好印象です。今まで色々な結末がありましたが今回のアニメ版はどのようになって行くのか楽しみです。

投稿 : 2019/09/29
閲覧 : 286
サンキュー:

9

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

かなりアニメーション

悲しい衝突で、見る甲斐がある。
豊かなキャラクターなので、一部良作だ。
どろろは女の子だと思わなかっか。

投稿 : 2019/09/29
閲覧 : 287
サンキュー:

2

ネタバレ

御花畑 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ほげたら(改変が鬼畜仕様だったとは)

このタイミングでのリメイクを心から喜んだ原作ファンで期待も大きかったのだけれども、観終わった後どうしてこうなったのか?と脱力感が半端無かった。

1クールめはそれでもまだ良かった。
広げた話に収拾を付けたすばらしい見所が用意されているに違いないと、巧くすればかなりの名作になる気がしていた。
ところが、これが見事にあさっての方向に飛んでいってしまい、迷作と化したとしか言い様は無い。

キャラブレや話の整合性の欠落、説明セリフでお茶を濁した諸々、回収無しの設定、そして根本的な問題として作品とキャラクターの扱いの酷さなど、アラが事あるごとに露呈したまさかの展開だった。
高評価の向きもあるようだが、私は到底納得していない。

{netabare}
音を聴く事が出来るようになり、声を取り戻し、これで百鬼丸は周りとのコミュニケーションが増えるのだから、そこから学び人らしくなっていくのだろうと思っていたのだ。
けれども、いつまで経っても喜怒哀楽が薄く、かと思えば激昂するばかりで、こんな人にどうやって感情移入すればいいのかと見ている私は戸惑い、気付けばもはや彼はただ痛い主人公と化していた。

育ての親の寿海に再会してからどろろの存在を気にかける素振りをはっきりと見せるようになったものの、しかし一応この作品はバディものなのだし、ただどろろが付いてきてくれたらいいような描き方では相棒の意味も醍醐味も、突き詰めてどろろの存在意義でさえもがそっちのけであったようにしか見えはしない。

だから23〜最終話とそのラストはツッコミどころ満載で、白々しくも都合良く嘘っぽい仕上げだと感じてしまった。
最後の成長した二人の姿は幻なのでは?と、現実感が異様に乏しく煙に巻かれたような。
一体これで「どろろ」というタイトルを使った意味がどこにあるのか、私にはよくわからない。

作品を見た個々人に想像の領域がある事は当然だけれども、作品は描かれた事が総てだと考えているので、 描かれなかった事への希望的観測による延長線上の想像は私には出来ない。
だから、どろろが百鬼丸を導き救った存在だからこそ二人に明るい未来があるとか、そんな美しい終幕の彼方は残念ながらこのアニメどろろからは読み取れはしないのだ。

それほどに、ーー百鬼丸の精神的発達が未熟すぎた為もあるのだが、ここのどろろと百鬼丸の繋がりはまだ不十分な心理描写しかされておらず、弱かった。
大体、どろろが百鬼丸のお世話係となっているのは双方が痛々しく、お互いが利用しているだけの共依存的関係のようなのだ。
だからどろろは、13話では「おいらがついている」だの薄っぺらく言うし、そのくせ15話では掌を返したように百鬼丸から離反する。

そして最終話では、出会って間もない信頼も何も出来上がっていないような連中に大切な親の遺産を与えてしまう。
あんな共同体の自立なんてあり得ない子供騙しの筋書きなのだが、あの百鬼丸とどろろの関係性ならば仕方が無いかという始末の悪さ。

制作側は不親切な作りだとかと言っていたようだが、これはそういうスタイル以前、ただ必要最低限なものが上手く取り込めなかっただけではないのか?
不必要なセリフや説明セリフを堂々と入れてきている事からしても、話の手綱がしっかりと握られていないのが窺えもする。

「描かなくてもわかるでしょ、伏線ちゃんと置いといた」
いえいえ、「描いて下さい、解りません」なのだ。

寡黙に多くを語らないと何となく凄く意味ありげに見えるのだが、その実は何も設定されていないだけだったような感じで、特に鬼神が最後までただの人食い怪物ばかりで何だったのか遂に解らなかった。

それから、どうやら百鬼丸は人になりきっていないものとして作中では位置づけられていたようなのだけれど(キャッチコピー「鬼か、人か」も示すように)、この設定だけで大変な事故だと思う。
ここがしっかりとフォロー出来ていて落としどころを手厚くし納得させてくれたら良かったのだが、あの通り、あわや鬼神になりかけの、自分の身体を取り戻す事しか頭に無い危うい状態。

そして最終回で身体を全部取り戻したタイミングに、これでやっと人になれると言わんばかり「鬼でなく、人を宿せ」などと言われてしまったのが絶望的に気分が悪かった。
シリーズ通して、人じゃなかったのか、百鬼丸。
哀れ!!

身体も不完全で精神や魂も不完全な仮にも主人公が目を見張るような変化もせずに立ち回っていたとは、制作は「物語を造る」ということを何だと捉えていたのかまったく理解不能としか言えない。
それ故に彼は独り相撲を取るように空回りし続け、最高の相棒となれた筈のどろろとも十二分な意思の疎通も叶わず、自己の欲求と国の繁栄を秤にかけられ追い詰められて、終始孤独だった。
ただ弟の多宝丸と決戦をさせたかっただけのような虚しい構造にも映る。

これらのオチは、原作好きにはたまらなく苦痛でしかなかった。
原作愛のあるスタッフ陣だったらどんなに良かった事だろう。

無論原作通りにとかは毛頭望んではいなかったが、せめて「それでも自分は(鬼神ではなく)人である!」としっかりと自らの言葉で表明出来る主人公達であって欲しかった。
だから、身体総て取り戻した上でまだ人になりきれていないかもしれないからとか、他人の口からの説明のみで百鬼丸を一人旅立たせるとはあの期に及んでどれだけひどい仕打ちをすれば気が済むのだろう?と。
底辺から立ち上がっていく者達の足掻きを圧し潰しながら、上っ面の綺麗事で無理矢理持ち上げようとするセンスには心寒いものしか感じられない。

{/netabare}

良かったところは、キャラクターデザインと声優さんなど、直接話作りにかかわれない方々の熱量だったように思う。
あんなに魅力的なキャラの外観が出来たのに、本当にもったいなかった。

叶うなら、もう一度リメイクしてくれ!

投稿 : 2019/09/25
閲覧 : 297
サンキュー:

4

よざた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

良アクションだが爽快感は少ない

とても良く動く妖怪退治時代劇アニメ。
百鬼丸のスタイリッシュな殺陣は一見の価値あり。
首や腕などの切断シーンもしっかり描写されるので苦手な人は注意。

ストーリーは重厚で、身体を失った百鬼丸、その経緯など第一話から引き込まれる。
ただ、仇やどうしようもない侍や野盗等相手にも不殺を貫かせようとする描写が多いのが気になった。
鬼になっちゃいけねぇ、人は殺すなって言うのは分からないでもないのだが、とにかく中盤以降はずっとこれが続けられる。
一時期多かった不殺系主人公を思い出してしまう。
この点が気になって、爽快感は減っているように感じられた。

総じて良作アクションだが、ストーリーは個人的に少々難ありに思えた。

投稿 : 2019/09/24
閲覧 : 174
サンキュー:

2

かんろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

中弛みが心配だけど、キャラの宿命に真に迫る本格的なアニメになれば、と期待。

OPが、とにかく素晴らしい。
曲もいいが、原画が、
カリオストロの城の冒頭の
カーチェイスシーンの友永和秀さん、
手は混んでいなくても、
魂に訴えかけるアニメーションに感動。

第6話の守小唄の巻までは、
昔ながらの不遇の悲劇が丁寧に描かれていて、
昔の映画のような魂に迫る感動が味わえて、
毎話身悶えしてしまった。

2シーズン続くとの事で、
物語の本筋や登場キャラのジレンマは、
間違いなく期待させられるのだが、
所々、化け物退治をただしていくだけみたいな
回があって、単調な感じがする。
なんか、日本昔話を見てるみたいだけに感じられる。

でもこれから先、
設定的に、絶対面白くなるに違いないから、
毎話、楽しみにしている。

何より最近のアニメでは希少な
キャラの生い立ちや理不尽な宿命や葛藤に
真に迫る作品になるのではないかと、
私は期待している。

そしてEDもまた素晴らしい余韻を
味わわせてくれる。

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 334
サンキュー:

20

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おもしろ過ぎる

説明不要の超有名漫画が原作のアニメです。キャラデザが今風になっていて見やすかったです。

導入から完結までおもしろ過ぎます。めちゃくちゃ気になる始まり方でそこからずっと面白いです。

どろろの声優が良かったです。有名子役が声優務めてますが、半端な人気俳優とかより断然うまいです。「アニキ!」の発声が良かったです。

基本的には陰惨で殺伐とした内容ですが、たまにほのぼのとした話もあります。
暗くてグロい内容のため女性や子どもにはオススメできないです。

シリアス系、ストーリー重視、男性向けのアニメだと思います。

投稿 : 2019/09/17
閲覧 : 240
サンキュー:

4

ネタバレ

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

比較的見やすい

序盤はどろろの声が気になって仕方がなかったけど
段々慣れてくれば、若い子らしい表現力だと思えてきたので不思議。

ラスト付近までベースがやや胸糞展開だったけど
ラストはなんとか観る側も救われた気持ちになったかなと思う。
原作未読で、ラストがオリジナルらしいけど、これはこれであまり違和感なくまとめられたと思った。

手塚さんのテーマはヘビーなものが多く、小さい頃に見た火の鳥なんかは恐怖すら感じたけれど、大人になって見れば、なんで!と感じた部分も
なるほど、仕方ない事なのかな と思えたりと良い刺激になる。

投稿 : 2019/08/29
閲覧 : 269
サンキュー:

5

猫耳サイクロップス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作何十年前なのに

なかなかおもしろかった。
作画も気合入ってた。

総評:
「NICE JOB REMAKE」

投稿 : 2019/08/13
閲覧 : 215
サンキュー:

1

ぬーぶー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

凄い作品だった

原作手塚治虫、監督古橋一浩、構成小林靖子、制作ツインエンジン、女王蜂にamazarashiって期待しか感じないよって思って観はじめた作品。

凄い作品だった〜。全員が切ない。心がエグられるので一気には観られず、休み休み観た。

投稿 : 2019/08/11
閲覧 : 268
サンキュー:

5

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

二人に幸あれ

原作:未読
アニメ:どろろと百鬼丸  未視聴

ネタバレ感想
子供の頃から漫画が好きで、少年漫画は勿論 青年漫画から少女漫画までいろいろ読んでたんですが、この頃書かれた複数の漫画家さんの絵が苦手で殆ど読んでませんでした。
ので、今回新しくリメイクされ、キャラデザも綺麗だったので1話はながら観でした。
(後に後悔する羽目に)
観ていくうち、段々と物語に引き込まれて、中盤には毎週観るのが楽しみな作品になってました。

室町時代、天下取りを願うため生まれたばかりの赤ん坊(百鬼丸)を魔神へサクリファイス(生贄)
身体と五感を失った百鬼丸は育ての親の寿海によって成長し、その後失ったものを取り戻す旅に...
それは当然の行動で、権利でもあります。(子供は親を選べないし、何の罪もない)
国の為と言い、百鬼丸を殺そうとする父親と弟。
骨肉の争いです。
ヤバい
辛すぎる
なんて悲しい話なんだろう...
弟の多宝丸と百鬼丸が戦う所は、観ていて胸が苦しくなりました。
(アニメはTVの大画面でしか見ない自分ですが、この頃に1話をもう一度ちゃんと観たくて、パソコンで観直しましたよ)
多宝丸もある意味可哀想な立場の子でした。
母親はいつも自分ではなく、いない兄が心配で自分をあまり観ていない いつも観音菩薩像?を拝む毎日で、母親の愛を独り占めできなかった悔しさを感じていたと思います。
父親の醍醐景光に認められたい
自分より母親の愛を受ける百鬼丸を憎み殺すことで国が繁栄し、それが正義だと信じてたのには、ちょっと哀れにも感じました。

百鬼丸とどろろの旅は普通に良かったです。
魔物を倒すことで徐々に身体を取り戻し、どろろと未央の影響もあって心も成長していく百鬼丸。
彼が初めて想いを寄せた未央との件は、最後 悲しかったです。

最終話で全てを取り戻した百鬼丸
最後に取り戻したのが目っていうのも感慨深いですね。
最後は百鬼丸が一人旅に出て、どろろ独り 帰りを待つ終わり方でした。
まぁ 無難と言うか、う~ん というか...あまりスッキリしない感じでした。
欲を言えば、その後の成長した百鬼丸とどろろが、二人仲良く連れ添ってる姿が見たかったかな。(どろろ 女の子だもんね)
辛い思いを沢山してきた二人には、幸せになって欲しいのです。


声優さんでは、どろろ役に子役タレントの鈴木梨央ちゃん(14歳)がやってたけど、全然違和感なく 凄く上手でした。将来楽しみですね。


主題歌では前クールのED amazarashiさんが歌う「さよならごっこ」がめっちゃ良くって好きでした。
僕的にこのクールのベスト2の曲でした。
(因みに1位は 盾の勇者ED「君の名前」)


やっぱ原作絵柄で好き嫌いしちゃいけませんね^^;
2クール24話でした。
半年間、毎週観るのが楽しみでした。
観て良かった!
面白かったです。








最後に一言
全ての元凶は醍醐景光だ。

投稿 : 2019/08/09
閲覧 : 265
サンキュー:

26

BZ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

元祖なんでしょうね

作画は綺麗でアクションシーンは非常にスピード感があります。ストーリーは古典的な感じで、よく似たような話があるなぁと感じながら視聴しましたが、逆に本作を真似た作品が多いのでしょうね。どろろがとても可愛かったです。

投稿 : 2019/08/05
閲覧 : 226
サンキュー:

4

lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

MAPPAには未来を感じる

 原作は読んでません。本当に、ほんの少しも。
 各項目の評価は高めですが、そんなにこの作品は好きではないので、割と長めに書いてますけど、描いてる内容はめちゃくちゃ薄いです。


 『どろろ』で初めて知りましたが、本編が始まる前に"制作会社:MAPPA"のオープニングが流れていた。
 制作会社がテレビでこれをやっているのをあまり見たことがない。映画はありますけど、東映であったりジブリであったり。

 今後ジブリやディスニー、ピクサーのように、MAPPAの名を聞いただけで、「MAPPAの作品なら見るよ」というような未来が訪れると良いですね。そのためには『この世界の片隅に』以外にも代表する映画を作っていってほしいですが。

 もう一つ興味深かったのが、製作面です。
 大抵のアニメは製作委員会方式を取り、エンドロールでは「製作:○○製作委員会」との名があるんだけど、『どろろ』は「製作:ツインエンジン」だけだった。
 ツインエンジンはアニメのプロデュース会社です。『どろろ』で初めて知りました。製作委員会方式をとっているのかは分かりませんが、製作面を一企業が行ってくれるのは、非常に興味深い。
 もちろんメリットもあればデメリットもあるので、何とも言えませんが、権利の面では間違いなく良い(楽)ですし、今後の展開がしやすくなる。

 
では本編の方を。
 一番褒めたいのはキャスティングと演技指導です。誰も役者が浮いてない。全ての役者の演技に統一感がもたれている。演技の統一は作品を一個上のランクに上げる大きな要因の一つ。
 
 映画監督だと西川美和の『永い言い訳』がそうで、特に誰かが秀でている演技をしている訳ではなく、下手でもなく、一人だけ浮いていたりすることもない。自然な演技に近づくと、現実味が増す。

 演技指導はけっこうないがしろにされがちにな部分。ひどい演技をしていたとしても、それは監督もしくは音響監督が求めた演技。役者そのものの演技力や表現力にも左右されるけど、本当に演技指導が上手い人は素人でも上手に使う。

 ディズニー・ピクサーのアニメを観ていても感じることが出来るところです。『トイ・ストーリー』は唐沢寿明、所ジョージ、最新作はチョコプラをキャスティングしていますけど、不満なんて聞かない。
 『ズートピア』は主演が上戸綾で、サバンナ・高橋もキャスティングされてましたが、日本語吹き替えの演技指導をされてる方が相当上手いんでしょうね、『トイ・ストーリー』同様不満の声は聞きません。

 是枝裕和が『誰も知らない』でタレントのYOUを起用したのは、バラエティ番組を見てて「いかにも育児放棄しそうなキャラクター」というこれだけの理由です。

 『どろろ』は、近年のアニメではあまり見ない秀逸なキャスティングと演技指導でした。鈴木梨央は小林星蘭同様、大切にしたいきたい役者。

 
 物語・作画については不満はないですし、めちゃくちゃ褒めたりはしないけど、良い出来だったと思います。
 キャラクターも悪くはないけど、ほとんどのキャラクターが胡散臭いっていうのはある。「どうせコイツが黒幕じゃん」とか、そこはちょっとワンパターンに感じられたかな。もうちょっと協力する話があっても良いのに。

 音楽も申し分ないけど、2クール目のOPについては不満しかない。時代劇だっていうのに、アジカンはそんなの関係ない曲を作ってきた。そりゃ、あんなオープニングムービーにもなるよ。本当に聞いてられなかったし、見ていられなかった。

 1クール目はOP,ED共に良かったですね。他作品には無い『どろろ』の色が出てました。
オープニングムービーは絶対『トゥルー・ディテクティブ』の影響受けてる。


 最終評価は 6 / 10点です。

投稿 : 2019/08/03
閲覧 : 328
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

半世紀前の名作

流石に原作、前作は知りませんでした
期待して視聴しましたが、もちろん悪くは無いんですが今となっては、ですかね
時間があれば前作は観てみたいです

投稿 : 2019/07/30
閲覧 : 154
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

魂の叫び

原作既読 全24話

戦国時代前のお話、領主である醍醐影光は国繁栄のため鬼神たちに生まれた我が子百鬼丸の体を捧げました。体を奪われた百鬼丸は拾われて大きくなり、体を取り戻すべく旅に出て知り合った「どろろ」とともに鬼神を倒す旅をするお話です。

目が見えない耳も聞こえない状態で、どうやって敵と味方判別しているのか分かりやすく表現してましたね。

お話は1〜2話で完結しますので観やすいと思います。

ただ、時代背景もあってかなり残酷なシーンもありますのでご注意くださいね。

色々と原作を改変していましたが、そこまで気になりませんでした。

悲しいお話もありましたが、原作より優しい感じがしましたね。

原作は諸事情でかなり強引で中途半端に終わっていましたが、この作品はきちんと終わっています。
{netabare}
できればどろろが大きくなる過程や旅から帰ってきた百鬼丸を迎えいれるところまで描いてほしかったです。
{/netabare}
各キャラクターの心情や激しいバトルなどきちんと描いていたので面白かったですね。

OPは前半が女王蜂さん、後半はASIAN KUNG-FU GENERATIONさん、EDは前半はamazarashiさん、後半はEveさんが歌っています。どの曲も好きですが、女王蜂さんの曲が一番印象に残りましたね。

最後に、手塚治虫氏同原作のブラックジャックを購入するため古本屋さんを巡って集めていました。そのときに出会ったのがこの作品でした。

投稿 : 2019/07/26
閲覧 : 228
サンキュー:

22

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女の子

やっぱり手塚原作は面白い。どろろが女の子なのは、すっかり忘れてた。

投稿 : 2019/07/22
閲覧 : 233
サンキュー:

9

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

悪くはない・・・ないのだけれど・・・

手塚原作既読?(2019.7)
いくつか手塚漫画は読んでいて「どろろ」も確か読んでいたと思う(ただ細部は記憶が曖昧)。ただ百鬼丸が最初からどろろ達とコミュニケーションを普通に取れていた(テレパシー的な?だったっけ?)のは覚えている。むしろ2人の軽妙なやり取りが物語を進めていたように思う。しかし、このリメイク版?は百鬼丸がほとんど話す事がなく感情すら持たない人形のような立ち位置で始まる事が原作と大きく異なる部分といえる。故に自分なんかは原作にはない部分だしこの挑戦が吉とでるか凶でるか興味を持った部分でもある。と同時に百鬼丸が人間性を取り戻す過程でより明確にどろろの存在意義を見出す事が可能になったともいえる。またどろろ自身も原作の悪ガキっぽさより愛らしさの方がより強く出ていたと思う。故にこれはこれでありなんだけど・・・うーーーん、なんというか全体的に手塚漫画の人間への不信と希望、どうしようもない愛憎みたいなグサッとくる部分がややぼやけちゃったのかなと少し残念な気もするんだよなぁ。

私のツボ:おこわ


余談:{netabare}本来、作品と関係ない事なので・・・と逡巡しながらも、アニメ好きの一個人として日本アニメの創世記に多大な影響を及ぼした手塚作品に因み先日(2019.7.18)起こった京アニ放火事件について一筆記そうとと思う。
徐々に容疑者身元や動機について情報が明らかになってきているが本人も重体でありまだ真相はわかっていない。今回の事件で京アニ勤務の方々が実に33名も命を落とし更に多くの重傷者が出ている。これほどの甚大な人的被害がアニメ業界を襲ったのである。自然災害ではなく1人の狂人?による悪意?によってである・・・あまりにむごいではないか。この事件について参院選の真っ只中の政府からは何のコメントも出されていない。世界に誇る日本のサブカルチャーの一翼を担うアニメ業界今後数十年に及ぶ人的損失に政府主導でクールジャパン等と持ち上げていた政府が何も発しないのである。そもそもアニメ業界にはびこる悪習(過酷な労働条件等)も見て見ぬふりであり所詮日本アピールに都合よく持ちだしただけであり彼らは結局たかがアニメなのだ。非常に不謹慎ながら今回の事件が国会議事堂爆破で議員300人が亡くなったというなら私は自業自得と気にもしないだろう。なぜなら彼ら税金泥棒の代わりはいくらでもいるからだ。しかし対して狭いアニメ業界でのクリエイティブな仕事は亡くなった33人及び重軽症者の代わりはおいそれとはいかないのだ。もっと政府は今回の事件を重く受けとめるべきだ。業界への配慮を示すべき。もう日本が世界に誇れるものはそう多くはないのだから。
それと別の視点で怖いのは今回の事件で容疑者が前科、精神疾患持ちの場合過度な法整備が行われないかという点だ。いうまでもなく差別に直結するし個人のプライバシーを著しく制限できる方向にもっていけるからだ。返す返すもこの事件は国民生活を著しく息苦しくさせる可能性を秘めている。
そして、メディアだ。この手の犯罪で容疑者が所謂オタクといわれる部類に属する場合、こぞってオタクを犯罪予備軍扱いする無責任コメンテーターが出てくる。その場にアニメとは無縁の人物で固められている場合が多い。そのような意見が出るのは仕方ないにしても実際、アニメに関わる人間も含めた中で意見なり議論なりするべきだ。オタクは悪ありきで主導するのはメディアの悪である。だが冷静にみればどの局も深夜アニメを大なり小なり放送しているわけでオタク悪の論調になった場合、是非MCは「うちの局も深夜アニメやってますがメディアミックス展開でそこそこ儲けてますがこれオタク層がいればこそなんですよね・・・」といってもらいたいものだ(笑)。
とりとめもない話になってしまったが、これを機に国はもっとアニメに対する評価を改めてほしいし、アニメに関わる人たちがこれ以上憤りと落胆に見舞われる事のないよう切に願う。{/netabare}

投稿 : 2019/07/20
閲覧 : 272
サンキュー:

6

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どろろのストーリー・あらすじ

時は戦国時代、武⼠の醍醐景光は、天下を取るという野望をかなえるために、⽣まれて来るわが⼦の体を⻤神に与えてしまう。そうして⽣まれた⼦供は、命以外すべての⾝体を奪われており、川に流され捨てられてしまう。時は流れ、戦の世を旅する少年・百⻤丸。実は彼こそが、魔物に体を奪われた⾚ん坊の、成⻑した姿であった…。(TVアニメ動画『どろろ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年冬アニメ
制作会社
MAPPA / 手塚プロダクション
公式サイト
dororo-anime.com
主題歌
《OP》女王蜂『火炎』《ED》amazarashi『さよならごっこ』

声優・キャラクター

鈴木拡樹、鈴木梨央、佐々木睦、内田直哉、千葉翔也、大塚明夫、中村千絵、麦人

スタッフ

原作:手塚治虫『どろろ』、キャラクター原案:浅田弘幸
監督:古橋一浩、シリーズ構成:小林靖子、キャラクターデザイン:岩瀧智、音楽:池頼広

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