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「どろろ(TVアニメ動画)」

総合得点
80.2
感想・評価
529
棚に入れた
2178
ランキング
459
★★★★☆ 3.8 (529)
物語
3.8
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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どろろの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

anime さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ化してくれてありがとう

戦国時代に入りつつあるような乱世が舞台。父親が鬼神と取引して、生まれてすぐに手足や目鼻などを食われて捨てられてしまった主人公百鬼丸は、義手や義足の技能を持った医者に奇跡的にひろわれ、剣術を身につけて旅に出る。そして「どろろ」という名前の孤児と出会い、一緒に鬼神たちを倒し、失った身体の一部を少しずつとり戻していくというお話。

序盤は各地で物の怪や鬼神と対峙する1〜2話完結を主軸に、中盤から終盤にかけては自分を捨てた父や母、弟との出会いを経て、恐ろしく数奇な運命に決着をつけようと主人公が必死に足掻く姿が描かれます。

エピソード毎のお話も見事ですが、いろんな形で世の中の不条理をあぶり出しつつ、親や兄弟と対峙させるまでに展開する流れが本当に素晴らしかったです。

実の母、そして育ての親から「自分にお前を救うことができない」とはっきり言われるシーンは圧巻だったと思います。そしてこの究極の絶望から自分はどうすべきか、どうあるべきかについて、答えを探し続ける百鬼丸の姿に胸を打たれました。

また、ラストで実の父親が「唯一の誤りは産婆に任せたこと。一思いに自分が・・」と語るシーンは、武士としてそして父親としての想いが吐露された言葉として、とても重みを感じました。

時々こういうすごい作品に出会うので、深夜アニメのチェックはやめられません。
傑作だと思います。

投稿 : 2019/07/18
閲覧 : 219
サンキュー:

4

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

キレイにまとまってました。

手塚治虫の未完作を上手くまとめていただきました。画も最期まで安定してましたし、声優さんも正直どろろの声に最初は違和感があったものの、上手くなったのか、私が慣れただけなのか、最期の方は違和感なく聞けました。

ただまあ個人的にはもう少し好きなキャラの一人や二人は欲しかったですが我が儘ですかね?

投稿 : 2019/07/15
閲覧 : 201
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

何故に今頃リメイクか分からないけど、とにかくホゲホゲタラタラホゲタラポン!(ひょっとして作品登場後、半世紀記念?)

2019.01.23 初見印象◎

東京オリンピックも終わった翌年の1965年(昭和40年)以降、水木しげる御大の「墓場鬼太郎」が「ゲゲゲの鬼太郎」に改題連載され、人に害をなす妖怪を退治する鬼太郎のブームがジワジワ浸透してきた頃、
戦後コミック・アニメの先駆者&神様と言われつつも同業漫画家の才能に何かと嫉妬深い手塚先生。(楳図かずお先生や石ノ森章太郎先生とか、他にも色々の方々に対しても)
「ボクにだってね、コレぐらいの事はやれるんですよ!」と対抗して生み出されたのが『どろろ』ではなかろうかという『噂』も最近では囁かれてます。(あくまで『噂』です)
そして1967年(昭和42年)、少年サンデーにて漫画「どろろ」連載開始。でも暗いストーリーに不評だったらしいです。 ああ、あれから半世紀。(ホント、50年も経ったんだ!)
言わずと知れた手塚先生の異色作で、何かと主人公を逆境に追い込み追い詰め、どん底から這い上がる「生命力の強さ・尊さ・美しさ」を謳(うた)う『手塚テイスト』作品の一つ。(ホント手塚漫画って作品により読んでて何度心が折れそうになったやら)。

・1969年(昭和44年)には白黒アニメ。劇中の男性コーラス(「ん~ん~ん~ん~・・・」っていう暗いコーラスのアレ)も相まって、子供向けTV漫画(アニメ)なのに「物凄く暗い」仕上がりでやや不評。
・2004年(平成16年)のプレステ2では「無限の住人」の沙村広明先生がキャラデザしたゲームが出たり、
・2007年(平成19年)には妻夫木くん主演の実写映画になったり、
・2000年以降から、たま~に舞台演劇にもなったり、
・成長した「どろろ」が「ドロロンえん魔くん」と一緒に「百鬼丸」を探す旅をする永井先生の漫画が出たり、
未だ何かしら『尾を引く』作品。(白黒アニメは一応完結した〆方にしたものの原作漫画や映画は未完で終わっており、何かしらモヤモヤした感じが作品にふれた人それぞれの妄想を掻き立てるのでしょうか?)

そんな「どろろ」が2019年1月から放送。アニメーション制作は「MAPPA」と「手塚プロダクション」。製作は「ツインエンジン」と『質』が高そうです。
リメイクにあたって色々改変(改正)&ディティール設定なんかもあり、原作で不明瞭だったところが付加したストーリーで描かれて見応えありそうですネ。

身体部位を奪った妖怪を倒して取り戻す百鬼丸の物語ですが、勧善懲悪色がやや濃いめの鬼太郎と違い「人の業」の深さを描いているので今回も暗そうです。

三話まで見て、{netabare}
・原作と違い今回の百鬼丸は、序盤「会話に近い意思疎通(テレパス)」が出来ず「魂の色」を感じて敵味方を判別することしかできないので、声も出せずコミュニケーションはかなり不憫。少しづつ『人の心』を創り出すような今後の成長が注目。
・原作ではゲスト扱いだった盲目の琵琶法師で居合いも嗜む琵琶丸が準レギュラー?でもスートリー進行を助けるような役回りは好感。
・原作で百鬼丸が恋した(愛した)戦災孤児の世話をしている未央(みお)。OPやPVで意味ありげに出てるので彼女の登場に見る前から心が痛みます。(若い頃、原作読んだ時に軽いトラウマになったもんです)
・百鬼丸の育ての父・寿海が何故『侍』を辞めて医者になったかというエピソードが熱い!しかもCVは医者だけにブラック・ジャック(大塚明夫)と何か嬉しい。(笑)
・残酷な戦乱描写もさることながら、戦災で手足を無くした子供の描写もあり、今回何故「地上波放送」されないのか納得。(暇な「クレーマー趣味」の輩を煽らない対応策?)
・百鬼丸の両腕の仕込み刀。長さが収まりきらないのか、肘からハミ出ている感じがちょっとリアルで面白い。
などなど。{/netabare}
「ヘタな仕事」はしたくない意気込みが感じられるますし今後も期待出来そうです。

幼少時は子供特有の憧憬で仕込み刀の百鬼丸がカッコよく見えたもんですが、年を経た今では生まれながらに親の業を背負い、身体部位が戻る度に激痛でのたうち回り、そうまでして「人」になろうとする姿を見ていると色んな意味で心苦しいです。

さて、
・PVにも出てた「妖刀・似蛭(ニヒルって・・・)」にとり憑かれ、凶剣鬼となった仁木田之介(にき たのすけ)と百鬼丸との対決。
・「どろろ」は何故{netabare}女の子なのに「男の子(生意気なクソガキ)」のフリ{/netabare}をしなければならなったのか?(大体皆さんご存知でしょう?)
・どろろの両親、盗賊集団の頭だった火袋(ひぶくろ:手塚スターシステムのブーン)とその妻・お自夜(おじや)の末路。
・OPにも出てた盗賊集団の裏切り者・イタチ(手塚スターシステムのハム・エッグ)の策謀(野望)。
・実の兄弟と知らずに邂逅、そして敵対してしまう百鬼丸と弟・多宝丸(たほうまる:蟹頭)の行く末。
・因縁の実父・醍醐景光(だいごかげみつ)と実母・縫の方(ぬいのかた)と百鬼丸の運命は?
・百鬼丸は果たして『人』に成ることが出来るのか?(何か「ダーク・ピノキオ」みたいに思えてきた)

と、色々ドラマイベントはありますが、どんな風に味付け調理した仕上がりになるか今後も楽しみです。



2019.07.15
【感想あにこれ・・・じゃなかった。あれこれ】
現代風解釈と創意工夫を盛り込んで良作の部類であったと思います。自分は満足です。 ただ、キャラたちの「物分かりが良過ぎる」展開がチョット不自然すぎたように思えます。なので予想して身構える程『鬱』な感じはしなかったです。

自分で言っててなんですが「ピノキオ」的ファクターも少しありましたね。
百鬼丸→ピノキオ
どろろ→コオロギの幽霊・ジミニイ(ジェミニ)
寿海→ゼペット爺さん
{netabare}
[百鬼丸]
これまでの百鬼丸と違い、「ニヒルで物憂げで危ないお兄ちゃん」ではなく「本能に生きる無垢なモノ」というようなキャラ設定。当初は声も出せず、声を取り戻しても「言葉」を知らないのでカタコトで少ししか話せないまどろっこしさが「リアル」でイイ。
対人、対物の識別を『魂の色』で感じるというアイデアはよかったですネ。敵意あるモノに対しては視聴者側にも解るように小さな「赤い炎の数」で判るという、まさに『人間ドミネーター(サイコパスガ規定値ヲ超エテイマス。執行対象デス)』(笑) 人体欠損部位も48カ所から12カ所に変更されてるのも何となく納得いく設定(そら、48カ所もなかったら生きてられないって!)。
様々な経験で取り戻していく「体」、育まれていく「心」。本来あるべき「人」になっていく百鬼丸。しかし最後の試練は・・・鬼気的なもので、一歩間違えれば「闇堕ち」でした。
声は2019年の舞台版・百鬼丸と同じ鈴木拡樹さん。セリフ殆ど無いですが悪くはないです。

[どろろ]
もう大体ネタバレされてる様に「女の子」です。父母を死に追いやった「侍社会」を憎み、無鉄砲・啖呵と威勢だけは一人前で天涯孤独。女々しさで生きられるほど世間は甘くなく、男装で悪業(コソ泥稼業)をしてまで生き抜こうとするバイタリティー。原作では「バカなクソガキ」でしたが、今回は小さいながらも百鬼丸を気遣う母性(女性?)的な面や、社会体制(民百姓の暮らしなど)を真剣に想い悩み考える「賢さ」がステキ!
声は鈴木梨央さん。本業は子役からの俳優・タレント業ですが、それほど悪くはなく良かったと思います。「下手クソなのに無理くり入れたアイドル」よりは!「滑舌悪いのに採用されるタレント」よりはっっ!!!(笑)

[寿海・琵琶丸]
かつては武士だった寿海。戦さ(殺傷)に無常を感じ、武士を辞めて大陸(朝鮮か中国?)に渡航して医術を学び、「白」一族からはからくり人形の技術を習得。(ココは嘘です。でも時代的に白銀・金兄弟が西欧目指したのもこの時期かも。)(笑)
帰国後は戦場で「かたわ(身体を切り落とされた)」の遺体に義手義足を取り付け五体満足の「人の姿」にして供養したり。戦傷で無くした手足を義手義足で補う治療医師を行い戦没者に対しての贖罪のような生活・・・う~ん、業が深いような・・・
原作では、この頃の医術って「薬湯」が主流なのに対し、寿海は「外科」をを行う「異端医師」なので、人里離れたところに居を構えてたんだけどね。

気がついたら何故かいる琵琶丸。困った時に現れる琵琶丸。出てくる度に禅問答みたいな「道」を示す名バイプレーヤー。(笑) 全盲なので視界が百鬼丸と「同じ」というのも面白い。

[未央]
「相愛同士は結ばれず、悲運を乗り越えてこそ人間賛歌」という手塚トラウマの一つ。(苦笑) 幼少時、原作読んでび未央が百鬼丸に「汚れた女」という告白の意味が良くわからなかったのですが、大人になって察しがつき、今回気を引き締めてみましたが・・・やはり辛かった~~。(泣)
劇中歌「赤い花白い花」は昭和童謡なので作品(時代的)に合っていたかたというと・・・私個人としては△デス。

醍醐家の人々
[醍醐景光]
原作では野心の強い憎たらしい「外道暴君」でした。今回は領地の君主としてやや人間味ある感じに思えます。作中寡黙なシーンになると、ヤってしまった事(生まれたばかりの息子を鬼神に貢いだ)への後悔やら、贖罪やら、無かった事にしようと払拭する思いやらが、普段の固い表情からジワジワ伝わってきそうでした。毎度作品によってオチが違う景光。今回は・・・コレでもアリかなと思います。

[縫の方]
悲しい程典型的な普通の女(ひと)。身を痛めて産んだ我が子が人の姿をしてなくても慈しみ、しかし家長・景光の命で泣く泣く手放した事への後悔と懺悔。
運命の再開で叫んだセリフ。「百鬼丸!許してください!わたくしは・・・わたくしは!・・・そなたを・・・救えませぬ!」。コレは心底身につまされる思いです。それでもなお、「母」の愛は強かった(?) 終盤は結構立ち回ってくれました。

[多宝丸]
どろろに次いで準々主役。原作では武家社会にふんぞり返った憎らしい若き暴君でしたが、真っ当に次期・醍醐家当主になるべく日々研鑽し、国(領地)と領民を思い、歳の近い戦災孤児・陸奥、兵庫の姉弟を幼少時から従者に付けて人間味ある若様ぶりに成長してきました。が、ただ気になるのは頑張っても母・縫の方が自分を気にかけてくれないこと。その原因となる百鬼丸が現れると・・・兄が居たことに嬉しかったのもつかの間、
・百鬼丸が鬼神を倒して体を取り戻す度に醍醐の土地は疲弊していく。
・母の憂いの原因は実兄・百鬼丸への愛のみにあった。
という事実に、
・領主としての使命感20%
・母の愛を独り占めされてるような嫉妬感80%
ぐらいの比率(笑)で執拗に百鬼丸と対立。いろいろガンバッたんだけど・・・ものすごく不憫で可哀想な役まわりでした。

でも城下町でお団子喰ったら、ちゃんと銭は払おうね。(笑)

[オリジナル・エピソード]
幾話かアニオリがありましたが、
第七話「絡新婦」
女性型人外と若者(男)のなれそめ話ってケッコウ好き!

第十九話「天邪鬼」
終盤間際なのに、イキナリの手塚ギャグ・テイストの投入!ヒョウタンツギにスパイダー(オムカエデゴンス)まで出てくるとは!!(笑)
{/netabare}
厳密にツッコめば甘々なトコロも多少ありますが、リメイク物として設定や時代考証など割と丁寧に作り込んでた部類だったと思います。

投稿 : 2019/07/15
閲覧 : 505
ネタバレ

てっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

色々な目線や感情、思いや願いを見せつけて考えさせてくれる作品。

有名な手塚治虫さんの『どろろと百鬼丸』のリメイクです。
原作では鬼神の数が多く、また完結してないこともあり期待と不安が入り乱れての視聴となった。
最終話を終えて、これほどまで細部に渡り人間の哲学的な部分を考えさせられた作品には初めて出会った気がする。
手塚さんの作品には、何かメッセージ性の強さがある印象を持っていた為、
主役である百鬼丸やどろろの目線での思考や感情だけではなく、父や母、弟や育ての親、その他の登場人物においての「何が」を想像し考えを巡らせてみる。
そこには、人としての正しさや生きて行く為の正しさなどが見え隠れする凄く面白く深い作品。
本当の意味での「人とは何か?」を見せてもらった。
そんな作品。

{netabare}
17話で百鬼丸が寿海と再会し、「おっかちゃん」と言った時には胸が詰まる思いでした。
これは、子を育てた経験がある人なら、寿海が「それは違うぞ」と涙ながらに返した感情が強く心に入って来るのではないでしょうか。
最終話の着地地点も賛否はあるだろうけど私的には良かったと思います。
ラストのどろろが大きくなった姿で金色の中を走り百鬼丸が振り返り笑顔を魅せる。
二人の歩みが実を結んだ事とミオが命がけで取り返した種もみが生かされた素敵なシーンでした。
{/netabare}


なんでしょうね。(笑
第一話でのどろろちゃんの印象は、
「妙に煙たい子やなぁ」という印象だったのが、
回を追うごとに可愛く見えてくる。そして芯の強い子。
だからこそ惹かれるんでしょうね。
声優の元子役の子も、初めは慣れてない印象だったけど、回を追うごとに上手になってきて、よくやり切ったと思う。

景光が鬼神と取引きした「国の繁栄」。
これは本来、『人が』背負うべきモノではないだろうか?
干ばつや疫病などの自然災害。人が人の為に繁栄させる物事。
これら全てにおいて、神ではなく人が乗り越えなきゃいけないもの。
それを神に身代わりさせると言うことは、人が人として学べる事までも奪い放棄してしまう。
苦難を乗り越える事を知らない人間で成り立つ国は、いずれ綻びが出て崩れる。
そんな気がする。


「離ればなれになるってことは
一度は一つになれたかな」

投稿 : 2019/07/13
閲覧 : 232
サンキュー:

17

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観るものにいろいろ考えさせる、ダークファンタジー風の戦国時代劇

手塚治虫の漫画を原作とした、ダークファンタジー風の戦国時代劇。全24話。
実の父親が国の繁栄を鬼神に願ったため、引き換えに身体を奪われた少年・百鬼丸と、百鬼丸を「あにき」と呼んで慕う孤児・どろろの2人が主人公。彼らが旅をしながら鬼神を倒していき、奪われた身体を取り戻していく、みたいな感じで物語は進みます。
作品の前半部分は、旅先で出会う人たちのドラマと絡めながら、百鬼丸が鬼神を倒していく様子を1~2話完結で描いていますが、戦で親を亡くした子供らの面倒を見ている少女の話や、蜘蛛の妖怪の話など、心に残るエピソードが多くあり、非常に面白かったです。一方、後半になってストーリーのまとめに入っていくと、なんだかあまり感情移入できない話が多くなって、ちょっと失速してしまったという印象は否めませんでした。この作品では、図式的に必ずしも百鬼丸が正義というわけではなく、善と悪に曖昧な部分がありますが、それは物語に深みをあたえ、観るものに考えさせるという効果があると同時に、すっきりした結末を難しくするというデメリットもあったようです。問題としては面白いけれど誰もが納得できる正解がないのでは、終盤の失速も必然だったかもしれません。
作画は、ときどき気になる部分もありましたが、全体的には良好の部類。音楽は、OP、EDとも、1クール目のほうが良かったです。
最後まで観終わって、普通に楽しめました。前半が素晴らしいので、後半に尻すぼみ感はありましたが、それでも観る価値はある作品だったと思います。

投稿 : 2019/07/10
閲覧 : 259
サンキュー:

21

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

This is Japanimation

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
日本で、近年に制作されたアニメの中で、「外国人にオススメしたいアニメ」と言われたら、本作を勧めます。

それは、「最近のアニメで一番面白い」というのではなく、「外国人が喜びそう」という観点です(やや安易ですが)。

例えば私は、食べ物の中でラーメンが一番好きで、日本のラーメンはもはや日本食と言って良いレベルに昇華されているとは思うものの、やはり、「外国人にいきなりラーメン屋を勧めるか」といえば、その勇気はなく。もっとベーシックな和食(の中で旨い店)を勧めるでしょう。

そないな感じです。

作画は、ディズニーやピクサーのようなポップさや、ジブリのような幻想的な美しさがあるわけではありません。が、日本のアニメ独特の格好良さがありました。世界観など、やはり外国人にウケるものに感じます。

原作漫画は、多分大昔(小学校低学年の時)に1度読んでいるはずですが、内容はほぼ忘れています。薄い記憶頼りですが、多分、アニメ化にあたり、かなり簡略化し、現代風にしているように思います。この辺は、賛否あるでしょうね(私はまた別物として楽しめました)。

もし、視聴のポイントを言うなら、「部屋を暗くして近づいて観てね」ですかねw(画面をいっぱいに感じてほしい)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「人になることは、人として生きることは、不幸なことなのか?」

そんな問題提起を感じました。

百鬼丸が体を取り戻す瞬間に、初めて得た感覚は大抵、「苦痛」であった。感覚が戻れば、切られた痛み。聴覚が戻れば、雨音に啜り泣きの声。嗅覚が戻れば、硫黄の悪臭。両手が戻れば、血に濡れた武器を持つ。

それでも、それでも百鬼丸は、自身の体を取り戻そうとする。それは、利便性や復讐などではなく、もはや、「性(さが)」。本人にも分からない、どうにもコントロールできない、「熱いなにか」が、百鬼丸を突き動かしていた。

それは、生物として根元的な、「生きる」という意志。最後に目(全身)を取り戻した時、見たものは、母の姿に夕景に、どろろ。全て、美しいものだった。わずかな、救い。

そういう意味では、圧倒的なまでの、「生命讃歌」だった。

原作をちゃんと読んでいないので、手塚先生がこの作品に何を込めたかは分からない。でも、アニメを観た限り、そう感じた。

他にも、考えるべき事柄は多過ぎて、1回観た程度ではまとめきれない。

例えば母親。多宝丸の件に関しては、明らかに母親の愛情不足なのだが、もしかして、百鬼丸は「愛した男の子供」であり、多宝丸は「もはや愛していない男の子供」なのかな? だとしたら、母親もだいぶ、業が深い。

例えば、多宝丸。彼はたくさんの「宝」を持っていたが、最も大切な「愛」をもっていなかった。それは不幸ではあるが、百鬼丸からすれば、また一般の庶民からすれば、「金持ちの無いものねだり」にも感じられる。結局、人間とは、どこまでいっても「足りない」ものなのだろうか。だとしたら、業が深い。

他にも、イタチの死に様、というより生き様は、たんなる悪役と切り捨てられ無いだけの印象を残してくれた。善人も悪行を成すし、悪人も善行を成す。そんな人間の矛盾を感じさせてくれた。

みよ姉も、たんなるゲストキャラとは言えないだけの印象を残してくれた。最後まで汚れずに死んだお自夜(どろろの母)も立派だし、汚れながらも生きようとしたみよも立派だった。この辺は、簡単に良し悪しで語れるものではないだろう。

この色々と五月蝿いご時世に、よくこの原作をアニメ化したなと、感心。勿論、身体に障害を抱えた方にとっては、心が痛む内容であり、許せない部分も多分にあるのではないかと心配する。でも、やはり「表現する」という部分において、力がある原作であることは間違いなく、清濁併せ飲む覚悟で、後世に残すべき作品だろうと思った。

まあ、「人として生きる上で追求すべき普遍的なテーマ」ならまだしも、「アニメ」という「娯楽」において、あまりに「尖った主張」をすること自体は、好きじゃないんだけどさ。
{/netabare}

【余談~ 作品における原作者の影響 ~】
{netabare}
以前、私の大好きな小説家が覚醒剤で逮捕された。そして、本屋から彼の本が消えた。

勿論、覚醒剤は悪いことだ。覚醒剤をやった彼も悪い。きちんと罪を償うべきで、いくらファンだからといって、擁護する気は1㎜もない。

でも、彼の生み出してきた作品に罪があるかと言われたら、私は「ない」と思っている。

勿論、「クソみたいな彼が書いた本はクソだから読みたくない」と思うのも、自由。本屋も商売だから、彼の本を置かないのも、自由。

でも、それ言い始めたら、芥川や太宰の本なんか1冊も置けないでしょ。なんで、芥川や太宰は許されて、彼は許されないんだろうか?

それは勿論、「格」が違うから。

芥川や太宰なんかは、なんていうかもう、「絶対的な是」なんだろうね、国民の中で。芥川や太宰は、もう、「芥川龍之介」や「太宰治」という「存在、ジャンル」であり、「人」としての枠組、常識に当てはめる必要もない。

であるならば、同じように、「手塚治虫」もまた、「絶対的な是」と言える格があるだろう。だからこそ、このような「問題作」もスルーされる。

私が何を言いたいかと言うと、「それで良い」ということ。

芥川や太宰の小説も、手塚治虫の漫画も、全てが道徳的というわけではない。中には、差別的なもの、犯罪まがいのものもあるだろう。でも、それを「臭いものに蓋をする」ように、全てを「無かったこと」にするのが正しいとは、どうにも思えない。

小さい子に読んで聞かせる絵本や童話を、全て「良い話」にするより、「恐い話」や「悲しい話」を混ぜた方が、豊かな情操が育まれるとも聞く。保育園の角という角の全てに柔らかいスポンジを取り付ければ、確かに保育園では怪我はしないが、無闇に走ると痛い思いをするという学びは得られなくなる(勿論、それで死んでしまったら最悪だし、幼い内から汚いモノに触れすぎ、他人を平気で傷付けるようになってもいけない。この辺のバランスは難しいところではあるのだが)。

話を初めに戻すと、私は、芥川の作品も太宰の作品も手塚治虫の作品も、もっといえば、過ちを犯したの彼の作品も、生み出されたモノ(作品)は出来る限り後世に残すべき、伝えていくべきだと思っているということ。

あくまで、フィクションはフィクション。それ自体に人を傷付ける力はない。

人を傷付けるとしたら、そういうものに影響された、人だ。常に。

それが毒なのか薬なのか、それは個人が、あるいは後世の人が判断すれば良い。私たちは、正しく取捨選択するだけの価値観や倫理観、知性を磨けば、それで良い。かめはめ波で人は殺せるが、かめはめ波を実際に撃とうと思う、人を殺そうと思うバカを育てなければ、それで良い。

どろろ のアニメ1作目は、「大人の事情」により、ほとんど再放送されないと聞いた。そんな「問題作」を、これほど高いクオリティで再アニメ化した制作陣に、拍手を送りたい。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
スタートからいきなり深いな。仏への疑心が生まれる前に死ねるのが救い、って、もう疑心は生まれているわけね。

戦闘シーンは、よく動くな~。

前期のグリッドマンでも感じたが、やはり、「ガチの熱量」で作るアニメは、面白い。

2話目 ☆3
焼き魚に驚く、つまり、命が見える。魂の色。話の筋としてはよくある話。自らの身体を取り戻す話。

3話目 ☆4
かなりグロいんだけど、なぜだろう、グロさを感じないのは。古典的な話しがきっちりハマってるんだよな。まあ、そもそも古いんだけど。大陸で学んだという設定がな、オーバーテクノロジーだよな。二組の親子の対比。

化け物が人の器官や感覚を欲しがる理由。痛覚戻りは、この段階では不利だろうな。

4話目 ☆4
聴覚を取り戻し、最初に聞いたのが、雨音と啜り泣きか。

5話目 ☆4
みよ姉、川でナニを新って洗っていたか、だよな。身体を売っていても、魂は綺麗なんだな。歌も美しい。みよ姉、死亡フラグだよな~。得るものがあれば、失うものもある。

6話目 ☆5
痣? 性病? 田んぼを持つのが、夢、か。死んでも身体を売らなかったおっ母ちゃんも偉いけど、身体を売ってまでも生きるみよ姉も同じくらい偉い。

足、戻るもんなの?

心は取り戻したの? それとも元からあって、身体を取り戻したことで復活したの?

性善説、性悪説、そんなところかな?

7話目 ☆4
愛を知り、魂が浄化されるアヤカシ。ますます、性悪説だな。最後の蜘蛛といい、一話目の羅生門感といい、このへんは芥川オマージュなのかな?

8話目 ☆3
なんか前向き過ぎるが、サルは、死というものを身近に感じてきてたかな? と思わせての、夜泣き。緩急が上手い。初めて人間の感覚が役に立ったな。ただ、あの高さから落ちたら死ぬよね。初めてかいだ臭いが硫黄、悪臭か。

9話目 ☆4
どろろの過去。母の強さ。餓死、か。厳しいな。なぜか、ラブコメの波動が(笑)

10話目 ☆4
多宝丸、お坊ちゃんだけど、なかなか優秀。

11話目 ☆4
百鬼丸も、赤くなる。生きていくことは、汚れていくこと。

12話目 ☆4
確かに、言い分としては、分かるんだよな。因果だね~。

13話目 ☆3
新OPも格好良いね。EDは一期の方が好き。 背中に地図。ストーリーが動くかな?

14話目 ☆4
金があれば、余裕ができ、未来を考えられる。その通りだな。

15話目 ☆4
平和な村の様子は、コミカルで、どこか浮世離れしている。作り物の世界のよう。妖怪か、神か。背骨が戻ったか。

16話目☆4
イタチのキャラは、なんだか難しいな。基本的に悪役だが、それだけでもなく。正直、というところかな。

17話目 ☆4
狼狽するどろろ。いよいよ、真実に近づく?

18話目 ☆5
イタチの生きざま、死にざま。良し悪しではなく、ひとつの真実。敵キャラとして、かなり記憶に残るキャラとなった。

19話目 ☆4
珍しい、コメディタッチ。オチまで含めて、素敵な話だったな。こんなんも、箸休めには良いな。

20話目☆3
作画力、落ちてきたな~。

21話目☆4
シリアス、シリアス。らしくはなってきた。

22話目☆4
魔神の力に手を出したらね。壮絶な最後。執着。人とはなんだ? おいらが、手足になる、目になる、だから鬼になるな。母親がな、多宝丸に愛情を注がなかったから、こうなる。でも、もしかして百鬼丸は、「愛した男の子供」であり、多宝丸は、「もはや愛していない男の子供」なのかな? だとしたら、母親もだいぶ、業が深い。あってもなくても、足りない。思えば、鬼神も人間になりたかっただけ。
{/netabare}

投稿 : 2019/07/09
閲覧 : 435
サンキュー:

29

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時代設定が受けにくいかな 話は良く出来ているが古さを感じてしまう 

原作手塚治大先生 途中まで既読(数十年前に)

少し内容が変えてある。だから先が読めず新鮮だった。

ラストの締めが難しかったね・・・
まとまってはいるがなんか物足りない。

どろろの声優さん、あえて昔の作品のような演技してたのかな?
だとしたら逆に新鮮で良かったと思う。

作画はキレイだし、なかなか良い作品です。

投稿 : 2019/07/09
閲覧 : 199
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9

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

燻る炎

物語としては閉塞感が強く、予定調和の域も越えず、正直つまらない。
その上、個々の信念よりも運命が勝っているので、哲学的観点も思っているほど強くはなく、
ただただ『見守るだけ』に徹する必要があるので、視聴するのも辛いところ。
これを逆転させればこの問題は解決するのだろうけど、これで納得できないわけでもないので、それ自体がテーマなのでしょう。

良く出来てるが故に評価し難く、個人的にも好きではない。
それでも見るべき作品のひとつに挙げたいと思える不思議な作品でした。

投稿 : 2019/07/09
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3

まことん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作、最初のアニメ、映画より好きなエンディング

原作とも昭和のアニメとも違うエンディング(原作とは似てるか)ですが、もしかして一番好きな終わり方かも。
成長したどろろがワンカットだけどちょっとかわいいのが微笑ましい。

いやー、しかしこんなハラハラしたアニメは久しぶりでした。
最初のころの「救いようのない雰囲気」から、よくぞこのラストまで持ってきたなあ、とスタッフの力量に感動しました。
いや大筋では原作に沿った終わり方ではありますが、手塚治虫風のギリギリのところでリアリティを担保して突き放す終わり方ではなく、登場人物がみんな納得してのエンディングに持ってきたところは本当に素晴らしかったです。
まさかの鑑賞後の爽やかさを味わいました。

投稿 : 2019/07/07
閲覧 : 173
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7

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

非常にクオリティの高い名作。反権力のプロパガンダだろうが面白いものは面白い。

1話感想 原作未読なのでとても楽しみ
非常に有名な本作ですが、お恥ずかしいですが実は原作未読でした。
なので今回はとても楽しみにしていましたが、期待通り良い出来のようです。
作画レベルが高く内容も面白そうです。

しかし私がこの「奪われた体の部品を取り返していく」系の話を初めて読んだのは魍魎戦記マダラでした。手塚治虫のどろろに影響を受けているという話はあとから聞きました。で、その作者の田島昭宇とよく似た絵だなーと思った人が浅田弘幸で、現在どろろのキャラデザをやっているとか。
何か三角形につながっている感じが個人的に面白かったです。

全話感想
全話楽しみに視聴しました。作画が秀逸で非常にクオリティが高かった。
何より百鬼丸とどろろのキャラがとても良く、素直に応援できました。

戦国を迎える日本の雰囲気が良く出ていた感じがする。
まあ実際どうだったかは知りませんが。
古い時代の虐げられる農民たちってのは左翼教育のプロパガンダなのはわかってますが、そういう教育ばっかり受けてきたせいで違和感はない。
まあ実際戦争ばっかりで全然豊かではなかったのだから生活は厳しかったのでしょう。
奪われたものを取り返す戦い、ただそれだけに邁進する百鬼丸。
それを阻もうとする周りやら国やら体制側。それでも自分のために戦う百鬼丸は格好良くて魅力的でした。
まあ反権力を推奨する、左側な内容ですね。
右寄りな私の政治主張とは違うのですが、こうクオリティが高いと主義主張は違っても認めざるを得ない。
近年の創作は主人公が軍人だったり体制側に立っていく右寄りな内容の方が多い気がしますが、まああの時代はカムイ伝とか反体制な内容が多かった。
手塚治虫自身左寄りな方ですし、そこは仕方ない。
まあ反権力の方が物語としては映える面もありますしね。
面白かったです。

投稿 : 2019/07/07
閲覧 : 301
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13

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なんでタイトルどろろなんだろ?

妖を百鬼丸が倒していくたびに奪われた体を取り戻していく話。{netabare}父親が鬼神との約定を結び、頭だけ奪い損ねたことから追い回される。{/netabare}

5話と6話が個人的に印象に残る。{netabare}体を売って金を稼ぐわけだが、それでも懸命に他の幼い子供も養っているミオが侍に虐殺されるのは非常に辛かった。{/netabare}

7話が一番好き。{netabare}人間と妖が結ばれた?幸せであってほしい。{/netabare}

やっぱり最終話付近も良い。{netabare}育ての親、実の母、弟の多宝丸が最後どうなったのか気になる。生きているのだと信じたい。あとは他力で得た繁栄など維持できるはずもないというメッセージはその通りだなと思った。ある意味そこが主題なのかなあ。自力で掴み取ってこそ。あとは人も妖も紙一重で、最後は恨みがあるはずの実の父を殺さず人としての生活を選んだのも印象的。どろろの成長も気になる。立派な女性になってた。{/netabare}

単純なバトルとして見ていた。原作をきちんと読んで楽しみたい。僕自身は見ていてあまり考察しきらなくて、いまいちに感じた点もあるけど、比較的面白いほう。

見覚えがある作画だなと思ったらキャラクター原案が浅田弘幸

OP
火炎(FIRE) 歌 女王蜂
Dororo 歌 ASIAN KUNG-FU GENERATION
ED
さよならごっこ 歌 amazarashi
闇夜 歌 Eve
劇中使用曲
赤い花白い花 歌 ミオ(水樹奈々)
さよならごっこが個人的お気に入り。なんか飽きない。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 醍醐の巻
時は戦国。醍醐の国の主である景光は領地の繁栄のため鬼神と取引し、対価として生まれる我が子を差し出した。時は流れある日、幼い盗賊どろろは妖怪に襲われている所を謎の少年に助けられる。その少年の身体は、どこもかしこも造り物なのであった。

2. 万代の巻
どろろと百鬼丸は万代という女性が治める村を訪れる。百鬼丸は何故か突然彼女を前に剣を抜き、村人たちによって土蔵に閉じ込められてしまう。すると土蔵には先客が居て…。

3. 寿海の巻
医者である寿海は各地を回り、戦で傷ついた人々に義手や義足を与えていた。ある日彼は身体のあちこちが欠けた赤ん坊を川で拾い、造り物の身体を与え育てる。「百鬼丸」と名付けられたその少年は、自らの身体を取り戻す旅に出る。

4. 妖刀の巻
どろろと百鬼丸は人斬りの田之介と対峙する。彼が振るう刀は鬼神が宿る呪われた妖刀であった。かろうじて田之介を退けるも、妖刀がどろろの手に渡ってしまい、どろろは妖刀に操られてしまう。

5. 守子唄の巻・上
慣れない「音」に苦しみ、妖怪との戦いで傷を負った百鬼丸は、みおという少女に出会う。彼女は戦で親を亡くした子供の面倒を見ており、百鬼丸も世話になることになった。だが近くに鬼神がいると分かった百鬼丸は傷も治らぬうちにその退治に向かう。

6. 守子唄の巻・下
鬼神から声を取り戻すも、脚を奪われてしまった百鬼丸。荒れ寺に戻り傷を癒やしたのち、再度鬼神に挑みに出る。一方、みお達が待つ荒れ寺では…。

7. 絡新婦の巻
蜘蛛の妖怪・絡新婦(じょろうぐも)は百鬼丸から受けた傷を癒やすため、人間に姿を変え弥二郎という青年を利用する。絡新婦を取り逃がしたどろろと百鬼丸は、立ち寄った村で人攫いが出るという噂を聞く。

8. さるの巻
ある村では、黒雲をまとう大百足の鬼神を鎮めるために、若い娘を生贄として捧げる習わしがあった。姉が生贄となった少年・さると共に、百鬼丸はどろろと協力し鬼神に立ち向かう。

9. 無残帳の巻
風邪で熱にうなされるどろろ。朦朧としながら曼珠沙華を目にしたどろろは、父・火袋と母・お自夜とのかつての日々を思い出す。

10. 多宝丸の巻
醍醐領内のある村では、村人が湖に棲む妖怪の犠牲になっていた。多宝丸は、側近である兵庫・陸奥とともに村人のため妖怪の退治を買って出る。

11. ばんもんの巻・上
醍醐領に入ったどろろと百鬼丸は、国境の砦跡地に残る1枚の巨大な板塀「ばんもん」の存在を聞く。百鬼丸はばんもんに現れる狐の鬼神と対峙するのであった。

12. ばんもんの巻・下
我が子を鬼神に差し出した景光。奪われた身体を取り戻さんとする百鬼丸。今二人は、運命に引き寄せられるように向かい合う。

13. 白面不動の巻
醍醐領を出たどろろは、滝の裏にそびえ立つ巨大な不動明王像を目にする。この不動の正体は、人間の顔を集め自分のものにしてしまう妖怪なのであった。

14. 鯖目の巻
どろろと百鬼丸は訪れた焼け寺の跡地で、辺りを治める鯖目という男に出会う。鯖目の屋敷に招かれ焼け寺と妖怪の話を聞くが、不審な点を感じる二人。

15. 地獄変の巻
鯖目は自分が治める里を守り抜くため、鬼神に人を喰わせていたのであった。百鬼丸は再び蛾の鬼神と対峙する。その頃、蔵に閉じ込められていたどろろは…。

16. しらぬいの巻
どろろはイタチに連れられ、火袋が金を隠したとされる岬へと向かう。岬に渡るための舟を探していると、片腕の少年・しらぬいに声をかけられる。

17. 問答の巻
寿海は戦場跡で血まみれになった百鬼丸と再会し、百鬼丸の奪われた身体と鬼神の関係を知る。新しい義足が欲しいと寿海に求める百鬼丸だったが…。

18. 無常岬の巻
サメの鬼神が咆哮を上げ、身動きの取れないどろろに襲いかかる。その頃、岬には多宝丸の率いる軍勢が迫っていて…。

19. 天邪鬼の巻
どろろと百鬼丸は折れた刀を直すため、宗綱という刀鍛冶が住む村を訪れる。宗綱の家に向かうと、娘のおこわの出迎えを受けるのであった。

20. 鵺の巻
妖怪を探し山道を歩いていたどろろと百鬼丸は、賽の目の三郎太という少年に出会う。自分も妖怪を狙っている、と言う三郎太と共に退治に向かうのであった。

21. 逆流の巻
醍醐景光は隣国の朝倉との戦の準備を進めていた。醍醐領に百鬼丸が向かっているという報せを受けた景光は、多宝丸を討伐に向かわせる。

22. 縫の巻
醍醐の城に連れ去られ牢に閉じ込められてしまったどろろ。その牢の前に縫の方が現れる。一方、どろろと身体を取り戻さんと醍醐の城に向かおうとする百鬼丸の背後に、アヤカシと化したミドロ号が立っていて…。

23. 鬼神の巻
百鬼丸は、鬼神の力を宿した多宝丸、陸奥、兵庫と対峙する。駆けつけたどろろ、縫の方、琵琶丸は、醍醐の国の行く末を巡る、凄まじい戦いを目のあたりにするのであった。

24. どろろと百鬼丸
炎に包まれる醍醐の城。運命に翻弄される血を分けた兄弟。どろろ、寿海、縫の方はそれぞれの想いを胸に抱え城へ向かう。産声さえあげられなかったその命が辿り着く先は、果たして-。

投稿 : 2019/07/07
閲覧 : 255
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6

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1967年の漫画

視聴理由 特になし

序盤 何年前だろ

中盤 面白いのか

終盤 いけ好かないなぁ

この話は奪われた男が奪い返す話
作品を見ればわかると思うけど「どろろ」は小さい男の子の方だよ
ジャンルとしてはあやかし(?)
時代設定的には現代じゃないから、言葉使いとか若干古そう

終盤になってくると主人公が頻繁にしゃべります。そしてコレジャナイ感の声...他がすごいあってるから4.0になるんですけど
そして主人公の言い分は間違ってないと思うんだよ...だけどあまり好きにはなれないかな...

ed1はamazarashiさんの「さよならごっこ」
ed2はeveさんの「闇夜」
両曲良曲
作画は普通

総評としては「なんかしっくりこないアニメ」

投稿 : 2019/07/06
閲覧 : 276
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16

衛狸庵 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一気に見てしまう面白さ

父親の野望で鬼神達に肉体を奪われた主人公が体を取り戻していくお話。
手塚治虫原作の漫画は読んだのですが、確かに読んだのですが、よく覚えていません。
確かに、こういうお話だったような、少し違うような……なので、この作品自体で面白かったと思えます。

前半は他人との関りからの人間ドラマ。
優しさと残酷さ……とてもバランスよく組み立てられたお話だと思います。
戦の中で健気に生きる子供達……悔しさで涙が出ます。
どろろのおっかちゃん、ほんと母親そのものだね……
愛は化け物と人との壁を超える……等々、良いお話で一気に見てしまいました。
後半は親子の軋轢、兄弟の衝突……心が痛みます。
エゴ、欲、自尊心そして意地そんな物をぶつけ合うお話。
近頃、こんな感情をぶつけ合う物語は珍しいと思います。
そして最後、弟死ななきゃいけなかったのかな?お父ちゃんとお母ちゃんは仕方ないと思うけど、弟ちゃん生きていてもよかたっじゃないかな……個人の感想ですが。
そして、最後はどろろと別れて一人出て行く百鬼丸、そして再開?まぁ、この辺は定番ですか。

お話し自体良かったと思うのですが、どろろのお金で戦うって当たり、ちょっともやっとしてます。いいのか?それで。

どろろ健気です。可愛いです。
はい、最初から皆さん女の子だと分かって見てるのでしょが、可愛いです。
百鬼丸は、どうも感情の動きが見えなくて、なんかつまらないキャラになっていたような気がします。
そういう設定だから仕方ないのかもしれませんが、後半で感情を大きくぶつけていましたけど、もう少し心の動きを見せて欲しかったかなと思いました。
でも、アニメの動きとしては良かったです。
正に冒険活劇的な動き。とても魅力的でした。だけど、ちょっと鬼神達がちゃちかったかな……

全体に良かったと思うのですが、私としてはOP・EDの曲が作品に合わないと感じました。むしろぶち壊してるんじゃないの?作中の曲は良いのですが、なんかOPもEDも鬱陶しいだけの邪魔者でした。

まぁ、次期は無いでしょうが、なかなか良い作品に巡り合えて楽しかったです。

投稿 : 2019/07/05
閲覧 : 197
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4

ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

永久機関

いやぁ~
ひさびさに最終回を見たくないなぁって衝動に駆られた作品ですね
この感情は、けっこう受け入れてもらえると信じているが、
その端緒には

1)物語の余韻にまだ浸っていたいので終わらせたくない
2)すでに結末が出てしまっていて最終回は消化試合だから
3)なぜか最終回だけ録画できていなかった(ファッ!?)

のいずれかになるんだろう
今回に限っては
限りなく1)に近いが、ちょっとニュアンスの異なる感情があった
それは
その気(お金?)があれば、半永久的に続けられるプロットを有した作品であり
この最終回は、放送枠内に収めるためだけの存在であって
こんな強引な終わらせ方は認めないゾ!っていう意味の脳内デモなのだ

つまり
{netabare}百鬼丸は魔物を打ち倒すごとに
奪われた体の一部を取り戻すことができるのだが、
必ずしも戻ってくるとは限らないところに
話の進まないもどかしさと、早よ次!ってなるお楽しみの繰越が視聴継続につながる{/netabare}
もっといえば
{netabare}不具であることによる不自由さ、不都合さがもどかしさの根源であり、
簡単に体の一部が戻ってもらっちゃ困るのだ!{/netabare}
結論を言えば
{netabare}失われた体の一部は、決してすべて取り戻すこと無く
永遠と魔物を探しまわる、サザエさん時空にメデタく突入するのだ{/netabare}

と、まぁ
これくらいクオリティの高い作品を
まだ見続けていたいっていう私のワガママなだけです

投稿 : 2019/07/05
閲覧 : 205
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11

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

正義の在り処と人の情けのこと

見ごたえのある作品でした。特に前半は。

戦国時代を舞台にしたダークファンタジー。

前半は沈鬱な展開が続きます。
とくに、生きる力のない子供たちの描かれ方、可哀想でした。
どろろだって、明るく振舞ってはいるけど、悲しい別れの末に泥棒みたいな生き方をするしか生きる手立てがない訳だし。

主人公の百鬼丸は、鬼神に取られた自分の身体の、皮膚や聴覚や手足や眼を取り返そうとしてるだけで、間違ったことはしていない筈なのに、
自分の身体を鬼神に奪われたのが、領主である父親が鬼神と取り引きをした結果なんで、
自分の身体を取り戻していくと、領地に飢饉や疫病が起こり、皆が不幸になるという定めを背負わされていて救いがないです。

それなら、鬼神とそんな取り引きをした父親が悪い、って思うけど、父親は父親なりに、領土と領民のためにしていることでもあるから、全面的には悪行とは決め付けられないのかも知れません。

ホントなら、百鬼丸の誕生をなかったことにして川に流したりしないで、
ちゃんと、全部の器官を失って生まれた自分の子を、愛して育んであげればよかったのに、
母親のお妃様も、観音像を拝んで供養だか謝罪だかをただ毎日繰り返すぐらいなら、
悲惨な生まれ方を強いられた我が子を、断固として手放したりしなきゃよかったのに。
と、思ったりもしました。

出て来る人が可哀想過ぎるかと思えば、
一方で、妖怪と人との間でも理解しあい、愛し合えれば、百鬼丸の心眼にも悪鬼を示す赤色に映らなくなるのは、いいなと思いました。


後半に入って、活劇っぽくなり、
百鬼丸が、人の身体を取り戻すほど、人の心を失って鬼神に化けてしまうかもしれないっていう展開は、
なんだか無理やりすぎるかな。
メインキャストがみんな集合して燃え盛る城での大立ち回りも、ちょっとアクション演出に走りすぎかな。
なんだかストーリーが性急になりすぎて、ちょっと面白くなくなってしまったかもって感じていました。

最後に、百鬼丸がなんでどろろと別れて
一人で流浪の旅を続けなければいけなかったのかも、
よく解りませんでした。


音楽は独特で、琵琶とか尺八とか和笛とか琴とかで
終始古い日本の雰囲気をかもし出していて、
これは凄くカッコよかったと、思います。

投稿 : 2019/07/05
閲覧 : 232
サンキュー:

18

ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

成長の在処

*微修正



手塚治虫のマンガ『どろろ』の再アニメ化。

1969年の白黒アニメのリメイクではないが、それでもあの主題歌はどこかで挿入して欲しかった気がする。
「主題」を歌うものとしてのTVアニメ「主題歌」の傑作の一つと思うのだが、動画サイトあたりで試聴できるかもしれないので見かけたら聴いてみてほしい。


末法を思わせる、戦国の地獄のような世界であがく子供と若者の物語。

手塚のマンガには「戦争」や「戦場」が無数に描かれるが、例外なく「人間の人為的な行為」として、「責任者」や「実行者」が設定されている。
「戦争」は、「責任者」が「実行者」に命じて行わせている「行為」であって、降ってわいてくる「現象」ではない。

おそらく自伝マンガでも描かれているように、戦時中の軍需工場の勤労動員の経験から来ているのだろう。
手塚にとって「戦争」そのものである理不尽な「命令」は、眼前にいる顔のある「担当者」が、頂点の「戦争責任者」が組織した機構に沿って順繰りに「人の手によって」手渡されてきた、行動の「連鎖」として捉えられている。
「命令」と、手渡す「実行」を行う行為との合体として。

それは、仏教の末世を思わせる『どろろ』の戦国世界でも変わらない。
これは宗教的な「地獄」ではない。
「サムライ」が引き起こしている「戦」による結果なのだ。
大将が「戦」を決断し、足軽が実行することによって初めて現出する、「人の」世界。

こうした手塚マンガの視点は、69年の初アニメと同様、本作へも引き継がれている。

農民や職工などの「常民」からは理不尽な「地獄」のように見えている「この世」は、戦を望む「サムライ」の意思決定から生じる「人為」であることを、半ば「この世」からはみ出す「怪異に取り付かれた若者」と、棄民として「常民」から排除された「何ものでもない子供」の視線が暴き立ててゆく。

主演の二人は専業の声優ではないようだが、周囲の声優の演技から少し浮いた感じが、「常民」から遊離して「この世」から半分浮上したキャラの距離感とよくマッチしている。


{netabare}しかし、21世紀アニメの本作では、怪異に取りつかれた若者が肉体や感覚を取り戻す過程は、若者が「世界」を「知っていく」過程として描かれ、奪われた「自身」を「取り戻して」いく完成した「大人」として最初から登場した原作や前作とは対照的だ。

確かに現代的な視点ではあるとは思うものの、まるで赤ん坊が「成長」する過程とダブらせるような展開のさせ方は、やがては物語を破綻させるのではないかという不吉な予感を感じさせてもいた。


アニメの視聴に際して、「成長」に対して、つい身構えてしまうような警戒心を抱いてしまうのは、「成長」というタームは無前提に特定の価値観を肯定する場合が多いからだ。

事象は様々に変化するものだが、「成長」は、特定の価値観のフレームを通して見たとき、肯定的=「良い」とされる変化に対して使われる「評価」だ。

咲き誇る花に「価値」を見るフレームからは、花を咲かせるまでが「成長」と呼ばれ、しおれる様は「老化」という事になる。
種子を実らせることに「価値」を見るならば、しおれて枯れ落ちる花弁は「成長」途上になるだろう。

逆に言えば、ある変化の過程を「成長」と呼ぶことは、背後の価値観を「肯定」しているということだ。
ある変化を「成長」=「正しい」変化と受け入れてしまえば、自動的に評価基準であるその「価値観」が正しいと受け入れることになる。

違う言葉で言えば、「成長」という言葉を使えば、背後の価値観の是非を問われることを避けられる。
何処の職場にもいる、二言目には「成長」や「進化」という言葉で説教する上司は、その時々で自分に都合のよいものを「正しい」と押し付けられるから、こうした言葉を振り回し続ける。

現実世界の子供の「成長」のように、ある程度、成長を定義する価値観の共有がなされているならばいい。

が、まったくのフィクション、それも怪異や異能が登場するような架空「世界」で、世界観やストーリーラインの価値観を説得的に構築しないまま「成長」を振りかざすと、異なる文脈上での「成長」=価値観が混乱して、意味不明かご都合主義の印象にしかつながらない。

本作ではどうだろう。
赤ん坊に類比的な、社会の構成員として周囲と調和的に生きるすべを身に着けていく「成長」的価値観と、「奪われた」ものを回復していく「奪還」の価値観には接点がない。
いや、「周囲との調和」と「奪還」は、両立が不可能な対立項とさえいえる。

終幕で、難民化した「常民」たちが、生活を脅かす「怪異」の根本は、青年が鬼神から自らを「奪還」する結果ではないかと推量する場面は、この対立項の「対立」性が、物語の表面上に浮上してきた瞬間でもあるだろう。


ここで現代人である視聴者が誤解、あるいは見落としがちなのは、サムライ=「領主」は領民の「代表」として領地を治める「義務」を果たしているのではない、という点だ。
「領主」はその国における唯一の「主権者」であり、領地も領民も、一切の(政治的)権利を持たない領主の所有物に過ぎない。
形式の上では領主の奥方も子供も「所有物」であって主権者などではない。ましてや「領民」は言うまでもない。

だからこそ、国の為といいながら、犠牲に捧げるのは自分という「主権者」ではなく、子供という「所有物」なのだ。
「領地=所有物」と「子供=所有物」の交換であって、主権者という特権的な位置から見比べて手持ちのモノの価値を計量したに過ぎない。

国を「治める」行為の一切は、いわば所有物の手入れであって、「奉仕」や「施し」のごとく語るのは厚顔無恥の度が過ぎるというものだ。

旧作の白黒アニメの主題歌が使われないかと期待したのは、あの主題歌が、正にこうしたサムライの自讃じみたタテマエが、ただの宣伝文句に過ぎない欺瞞であるとハッキリと歌詞として言語化したものだったからだ。

領民を「保護」=育成することは、「所有」=管理を言い換えただけのことで、「サムライ」の善意でもなければ義務でもない。
サムライに護って「もらって」いるかのような領民の日常感覚は錯誤に過ぎないことを、この場面での主人公の「アジテーション」は暴き立て、生贄=「所有物」である青年を、領民=「所有物」が犠牲にしようとする倒錯と欺瞞を糾弾する。

サムライの所有物として存在する「領民」であることを捨て、自身が自身を支配する新しい「この世」を提示する「アジテーション」は、こうして「成長」と「奪還」の対立による物語の空中分解を阻止するとともに、阻止自体が、そもそも青年の「変化」には「成長」を重ねる「価値観」など含まれていなかったのだと証明するものでもある。

そう、作中に頻繁に登場する手足を失った人間たちは、手足を失ってもなお「人間」だ。
手足を喪失したからと言って、「人間」以外の(以下の)ものになるわけではない。
青年もまた同様に、成長するまでもなく最初から「人間」であるのだ。

琵琶法師が「修羅」と仏道=「慈悲」の間でもがくのが人間かもしれないと呟くように、顔のない仏像に始まり完全な仏像で終わる物語は、人間としての社会的「成長」を限定的に肯定するのではなく、その先の見果てぬ「価値」を追い求めるものとして人間を定義しようとしたのだろうか。
破綻なく「奪還」と調和した物語は、そう語っているように思える。



もしも敢えて「成長」を探すとしたなら、それは主人公の「棄民の子供」が提示した「サムライ」のいない「この世」の可能性=「未来」と、「奪還」を完了してこの世に生まれなおした青年との再会の可能性=「未来」の中にあるのだろう。

まるで早すぎた市民革命のような主人公の構想は、戦国の世を知る視聴者には、虚しい夢のように見えるかもしれない。
が、戦国時代には、一向衆によってサムライの支配を拒絶した社会を創ろうという一向一揆が頻発している。
加賀では、そうした「国」が90年ほども維持された。

歴史の流れの中では一瞬の夢かもしれない。
しかし90年は、平成と昭和の全期間を合わせた時間とほぼ等しい。
昭和の後期に固まった社会機構が、存続するのか潰え去るのか不透明な現代の視聴者が、一瞬の虚しい夢と冷笑することはできないだろう。

だが、現実の市民社会が理想郷ではないように、主人公が構想するサムライのいない「この世」も、理想郷ではありえない。

難民による青年のリンチをかろうじて防いだ主人公の「アジテーション」だが、「自分たちの生活を安定させるために、『生贄』は抵抗せずに黙って犠牲になれ」という難民の主張は、現代のSNSで毎日うんざりするほど凡庸に繰り返される放言と同型的だ。

犠牲を要求する難民の主張は「サムライ」のプロパガンダする欺瞞に捻じ曲げられた誤謬だと指摘する「アジテーション」の論理は、「領民自身の社会」において、「領民自身の意志」として主張されたとき有効性を持たないだろう。

新たな「犠牲の否定」の論理はどのようなものになるのか。
本作の、修羅と慈悲の間でもがく戦国の人間へ投げかけられた問いかけは、SNSに妄言のあふれる現代にも変わらずに問いかけられているようだ。{/netabare}

投稿 : 2019/07/03
閲覧 : 508
サンキュー:

11

E=mc² さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観たい

これは期待!→見終わった

来期一番楽しみにしとるアニメ

なかなかに楽しめました
原作未読のためど熱い戦国バトル!!とまではいかずともバトルメインの話なのかなと思いきやストーリー背景がしっかり描かれており、むしろ心理描写の部分やヒューマンドラマの部分が目立ってたと思います
あと作画がよかった

投稿 : 2019/07/03
閲覧 : 276
サンキュー:

3

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

全体に暗いし

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:俺は手塚治虫にさほど神聖視してないので特に上乗せするポイントはない。もう古いでしょ。。。
期待度:★★★

最後まで作画も展開もずっと暗い。。。つまらなくはないんだけどもっとこう見終わった後のスッキリ感があってもいいと思うんだが。。。

投稿 : 2019/07/03
閲覧 : 285
サンキュー:

18

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

百鬼羅刹

タイトルの元は「悪鬼羅刹」より準用。
悪鬼羅刹とは、人を騙し、人を喰らう怖ろしい魔物。
悪鬼を百鬼に換えたのは、単に百鬼丸の名に掛けたこともあるが、
羅刹と呼ばるるべき悪鬼は、
妖怪や鬼神のみならず、
人の中にこそある、という作品のテーマに即してのこと。


ストーリーは応仁の乱のあと、
日本全土が小国乱立の様相を呈し、
戦国時代へと突入していく、民草にとって悲惨な受難の時代を描く。

多くの百姓は食うにも困窮し、領主からは年貢のみならず戦の苦役も課せられ、女子供は簡単にかどわかされ売り買いの道具とされる、そんな地獄のような時代だ。

この時代を、妖怪を滅することで肉体を獲得できる百鬼丸の戦いと、
それを見続ける孤児どろろの流浪の旅を通して描くので、
当然ながら、楽しい話ではない。
人の業の、醜さであったり崇高さであったり、
所詮は物の怪と変わらない畜生道も、
そんな時代を厭い、自らの所業を悔い浄罪の業を生きる者も、
時代の色を映して、まるで等価値の存在のように描かれる。

覇道を願った醍醐こそが鬼道に堕した者なのではないのか。
我が子を守ることを諦め菩薩に祈るだけの母に救われる価値があるのか。
実の兄を鬼神と断じて領地の安寧のために殺さんと欲する多宝丸は羅刹でないのか。
己の運命に抗い鬼神と戦い続ける異形の戦士は、領民の敵で、自我をやがて失う亡者と言われるべき存在なのか。

どろろは現実の陰惨を見続ける。
付き従った百鬼丸にさえ、時に反目し、妖怪をさえときに赦し、
父と母に託された、戦国の世を凌駕する力を潜ませ、生き抜く智恵として性別を偽り。


原作自体が未完に終わった作品であったし、
様々な脚色が行われたこと自体、決して否定的に捉える気持ちはない。
戦国乱世へと転がり落ちる時代の波に対して、
ちっぽけな人間ではなす術もなかっただろうことが容易に解るからこそ、
琵琶法師と寿海の超俗の意味も理解できる。


現代の放送コードでは、百鬼丸が身体のパーツを取り戻す際の
グロテスクで恐ろしげな描写が出来なかったことが残念なぐらいで、
雑兵に春を売り孤児たちと田んぼをやがて買おうとして世の無常に命を落とす少女や、子供たちごと寺を焼かれて死んでいった尼僧のエピソードなど、よく描かれていたと評価したい。
手塚流の限界はこの辺にあると思っているので、アニメスタッフは十分によくやったのだと思う。

本当の戦国乱世、この世の生き地獄が描かれるのは、
どろろより数年遅れて、ジョージ秋山の手になるアシュラでのこととなる。

投稿 : 2019/07/02
閲覧 : 385
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34

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

仮SFスーパー英雄(?)列伝81

時は室町時代中期から後期に移行する戦国時代初期と思われる。
醍醐景光は、己の野望を実現するため、生まれてくる我が子を犠牲に鬼神の力で領国に繁栄をもたらす。
一方、体の11ヶ所を鬼神に奪われた百鬼丸は、寿海に拾われ成長し、己の体を取り戻すために旅を続け、どどろと出会います。
原作はご存知手塚治虫で、過去にアニメ化や映画化もされており、リメイクとなりますが、面白かったですね。
どろろと旅を続けながら魔物を倒して体を取り戻していく百鬼丸は、やがて自分が生まれた醍醐の国にたどり着きます。
そこで父醍醐景光、母縫の方、弟の多宝丸と出会い、運命の歯車は回り始めるのですが、疫病や旱魃もない醍醐の国とそれ以外の荒れた国。
魔物を倒し体を取り戻す百鬼丸の行為は、一方で醍醐の国に災厄を運び込む行為であった。
何が正しいのか、どうすればいいのか・・・何故、書いても書いてももっとサンキューをもらえないのか(おいっ)じゃなくて、互いの信じる正義のために戦う百鬼丸と多宝丸の姿は考えさせられましたね。

ただ、自分にとってこの作品は、百鬼丸の物語であると共に、彼の父である醍醐景光の物語であると思いました。
野望の為に我が子を犠牲にして、領国の繁栄をもたらした景光。
やがてその栄光は、犠牲にしたはずの百鬼丸によって、少しずつ崩されていく。旱魃により疲弊していく領民、隣国朝倉による侵攻、書くネタが思いつけない天地人(違)
まあ、最後のやつはどうでもいいんですが(おいおい)
愛する妻と跡取りを失い、恐らく朝倉との戦いに敗北して帰ってきた醍醐景光は、地獄堂で百鬼丸と対面します。
ここが一番のクライマックスでした(最初からクライマックスだぜ byモモタロスって、何の話だ)
ラスト、成長したどろろと百鬼丸が再び出会う事を暗示させるような最後も良かったです。

おまけ
凄絶な戦いの上に魔物を倒した百鬼丸だが
「何故だ、どうして俺の体が戻らない。」
「テレビやアニメの見すぎで視力の落ちた目、お菓子の食いすぎで虫歯になった歯と弛んだ腹。何故元に戻らないんだ~っ」
そりゃあ無理無理(自爆)

投稿 : 2019/07/01
閲覧 : 211
サンキュー:

19

ネタバレ

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良かったが終盤のシナリオに不満

こういった懐古作品のリメイク(?)の中では出来映えが良かったと思われる本作。
恥ずかしながら手塚治虫先生による原作は存じておらず、比較することはできないが、果たしてどのくらい原作要素を取り入れたのだろうか。
特に最終話付近のシナリオの良し悪し気になったので、今レビューを書きつつ原作の簡単なあらすじをウィキペディアで読んでみた。
・・・・ほー、原作では多宝丸って途中で百鬼丸に殺されるんか。
んー、なんか全然違うっぽい?じゃ、気兼ねなくアニメの終盤のシナリオに不満言えるね?
以下ネタバレ注意。

つまるところさ、おっかちゃんと弟が死んじゃう必要あった?って話。
これのせいでバッドエンド感が半端ない。
育てのオヤジさんなんて「ワシ関係ないけど、ついでに死にに来ましたw」みたいな扱いでオイオイ…どうせ命を散らすならば、以前の再登場回で百鬼丸を守る形にするなりしてほしかった。
むしろ原作ではラスボスは父親の醍醐景光だったみたいだし、そこは素直に原作通りの方がすっきり締め括れたのではないか。

本作は1エピごと1~2話で完結形式。
救いようのない暗い回もあれば、コメディ色の強い回もあったが、序盤では妖怪と人間の恋を描いた第7話が印象深い。前話の6話が超絶鬱回だったので余計に。
逆に第15話はひたすら不気味でよく分からないお話だった。作画や演出も普段と違ってたし。
このように各話で担当の脚本家の個性が出る作品は昔の"スペースダンディ"ってアニメを彷彿させる。

終盤の百鬼丸のバーサーカー化についても思うところ有り。
体が人間に近付いていくにつれ、心が人間でなくなっていくのは皮肉なもの。
初恋の少女と孤児寺の子供たちが皆殺しにされた第6話は、百鬼丸をバーサーカーモードにする説得力がある話だったので、この回を序盤に持ってきてしまったのは勿体ない気がした。
どろろの説得でここを踏み堪えたのに、終盤いきなりまた人間を憎み出すのはやや無理があったかなあと。初恋の人を惨殺されるのに比べたら手が無いくらいどーってことないやろ。目は無くても生活に支障なさそうだしw

総括すると、終盤の展開でやや評価を落としてしまったのがやや残念ではあるのだが、とても面白かった回もあればそうでなかった回もあり…いずれにしろ2クールに渡り楽しむことができたのは事実。
熱心な手塚ファンからの批判の声も若干あるものの、これまでの数々の駄リメイク作より遥かにマシで、本作はスタッフによる温故知新の精神がひしひしと感じられた。
"ブラックジャック"などの有名な手塚作品に比べれば、"どろろ"は不遇な立場に置かれていた作品だと思われるけど、今回のリメイクで再評価されるきっかけにはなったのではないかと個人的には思う。

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 244
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9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

叶うなら遠くまで。

この作品は、1969年に放送された作品のリメイク版です。
1969年版は未視聴ですが、当時は子供から大人まで幅広い視聴層をターゲットにしていたそうです。
ですが、幅広い視聴層をターゲットにするには少々難のある作品だと思います。
事実、物語の路線が変更されたり当時は産みの苦しみを味わった作品だったようです(wikiより)。


時は戦国。
醍醐の国の主である景光は、
ある寺のお堂で十二体の鬼神像に領土の繁栄を願い出た。
それと引き換えに生まれた景光の世継ぎは身体のあちこちが欠けており、
忌み子としてそのまま川に流され、捨てられてしまう。
時は流れ、鬼神は景光との約定を果たし、国には平安が訪れた。
そんなある日”どろろ!という幼い盗賊は、ある男に出会う。

それは、鬼か人か…

両腕に刀を仕込む全身作り物の男”百鬼丸”は、
その見えない瞳で襲い来る化け物を見据えていた。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

…どう考えても幼児向けの作品とは思えません。
1969年当時は何故視聴層を広げたかったんでしょう…?

何故ならこの作品にはおびただしい殺戮と血が必要不可欠なんですから…
そもそも景光が鬼神に繁栄を願わなければ、こんな事にはならなかったのに…
色んな選択肢を全部試した結果、辿り着いた答えだったら領主としての選択なのかもしれません。
まぁ、こんな事を考えても仕方がないんでしょうけれど…

不思議なのはこの作品のタイトルです。
主人公は百鬼丸なんでしょうけれど、何故タイトルが「どろろ」なんでしょう。
これは個人的推測なんですが、百鬼丸が本懐を遂げた以降の展開を示唆しているからではないでしょうか。
最終回で描かれていた今後…どろろが百鬼丸との再会を願いながら新たな生活を始め、百鬼丸は一人旅に出ます。
その百鬼丸の禊の旅が終わり、お互い人として二人が再会するまでの間を原作者は大切にしたからではないでしょうか。
きっとどろろだって、ただ待っていた訳ではないと思います。
どうしたらアニキと慎ましくも一緒に暮らせるのか…夢に向かって頑張っていたんでしょう。
二人はどんな顔をして再開するのか…考えただけでもワクワクします。

この作品にはおびただしい殺戮と血が必要不可欠と記述しました。
それは、百鬼丸が人に戻る方法がそれしか無かったからです。
何故人間に戻りたいと考えたか…それは愚問だと思います。
もともと百鬼丸の身体です。
取り戻したいと考えるのは決しておかしいことではありません。

一方、不憫だったのは百鬼丸の弟の多宝丸です。
まず、名前が全然違います。
多宝丸はどれほど父親の寵愛を受けて育てられたのかが窺えます。
それでも不憫だと思うのは、母親の目に他宝丸が映っていなかったことでしょう。
愛する我が子が傍にいる…この当たり前が百鬼丸にはゴッソリ抜け落ちていたのですから、母親が我が子を心配するのは当然だと思います。

それだけじゃありません。
あと一歩、百鬼丸に届かなかったことがきっと最大の不憫…
もし、こんな形の出会いじゃなかったら、きっと兄を慕う良い弟であったことでしょう。
そしたらこんなに傷付け合う必要なんて無かった…
それに多宝丸の幼い頃から仕えてきた兵庫と陸奥をも失った…

多宝丸が弱かったから…とは決して思いません。
百鬼丸との力の差は僅差でした…
だから物語のラスト…多宝丸の口から零れた一言と、母親との触れ合いのシーンには、ようやく多宝丸が報われた気がして胸が熱くなりました。

もしかすると、多宝丸は自分の身の振り方について薄々気付いていたのかもしれません。
ですが、領主の跡取りという立場が彼をがんじがらめにして離さなかった。
その結果、引っ込みが付かなくなり越えてはならない一線を越えてしまった結果がこれなんだと思います。

未来に進む手段は失うことだけじゃないのに…
こう思うと、戦国時代ってなんて理不尽に満ちていたんだろう…と本気で思います。
戦国時代に生まれなくて本当に良かった…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、女王蜂さんの「火炎(FIRE)」と、ASIAN KUNG-FU GENERATIONさんの「Dororo」
エンディングテーマは、amazarashiさんの「さよならごっこ」と、Eveさんの「闇夜」
個人的には前期OPである「火炎(FIRE)」が大好きでした。

2クール全24話の物語でした。
物語のラストでチラッと映った成長したどろろ…
どろろはこの先、どんな人生を送っていくんでしょうね。
十分過ぎるくらい苦しい道のりを歩いてきたんです。
相応の見返りのある人生が待っていることを期待しています。

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 264
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23

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

社会性を取り入れた重厚な脚本だが…

【総合評価:☆☆☆】
 原作漫画『どろろ』は、手塚治虫が1967年から週刊少年サンデーに連載を開始した作品。1年ほどで連載を中断、テレビアニメ(1969年版)の放送に合わせていったんは再開したものの、実質的に未完のまま放棄された。他の手塚漫画に比べて陰惨でおどろおどろしく、人気作とは言い難いが、私にとっては、『鳥人大系』『地球を呑む』『奇子』『MW』などとともに好きな作品である。
 前回から半世紀を経て再度アニメ化された『どろろ』は、シリーズ構成の小林靖子が大幅にストーリーを作り替えており、原作漫画とも69年版アニメや07年の実写映画とも味わいが異なる。特に、主人公・百鬼丸関連の人物(実の両親と育ての親、弟の多宝丸とその従者)は、それぞれ原作にない複雑なサイドストーリーが用意されており、重厚な人間ドラマを作り得る顔ぶれとなっている。手足が無残に切り落とされたり、死体にカラスが群がるようなおぞましい描写は、21世紀の(子供向けでない)アニメならではと言って良い。
 ただし、作品として優れているかと聞かれると、首をかしげてしまう。原作漫画では、一コマの画に人間心理が凝縮され、何度も胸を衝かれる思いをした。一方、今回のアニメは、社会性を取り入れたストーリーが過度に重く、監督の古橋一浩が背景描写だけで手一杯となったせいか、なかなか感動が得られない。例えば、前半のハイライトである未央のエピソード(第5-6話「守子唄の巻」)では、原作よりもはるかに悲惨な境遇を設定したため、そのリアルな描写に力を入れるあまり原作が持っていた象徴性が失われ、かえって未央の内面をわかりにくくしてしまった。マイマイオンバが登場するエピソードの場合、原作では妖怪を妻にしてしまった男(鯖目)の虚脱感が画面から滲み出ていたのに対して、アニメ第14-15話になると、鯖目が務める領主としての責務に目が向けられる一方、マイマイオンバは単なる蛾の化け物に成り下がり、両者の関係性が深掘りされない。全般に、妖怪の描写は表面的に派手すぎ、人間の描写は社会性が前面に押し出されすぎて、両者の関わりが生み出すドラマがおざなりにされている。

【手塚治虫について】
 思うに、手塚は、近現代日本屈指のストーリーテラーだろう。エドガー・アラン・ポーの奇想とスティーヴンソンの冒険心、それにモーパッサンのシニシズムを併せ持ち、時にO.ヘンリーのように暖かく、時にアンブローズ・ビアスのように辛辣。一部を読んだだけだと、パクリも目立ち「それほどの作家?」と思えるかもしれないが、何といっても著作数が膨大。週刊連載を何本も抱えるという、現在からするとあり得ない状況の中、次々と高水準の作品を発表した。ストーリーが面白いので、2度目3度目であっても夢中になって読み耽ってしまう。それだけに、映像化の意欲を刺激されるらしく、アニメや実写ドラマになった作品は多い。手塚自身、虫プロを立ち上げて、『鉄腕アトム』などのアニメを制作した。だが、そこに陥穽がある。
 ストーリーテラーと書いたが、手塚は、文章ではなく、ダイナミックに視点を変える画と短く刺激的な台詞やオノマトペを駆使して、キャラの内面まで深く描き込んだ。そこに生じる流れは、映像が従う物理的な時間とは異質である。そのせいで、ストーリーの面白さに惚れ込んで映像化しただけでは、手塚漫画が持つ迫力の大半が失われてしまう。本人は、実際に描かれた以上のものを画面から感じ取れるからか、アニメ制作に(他者からすると才能の無駄遣いと思えるほどの)情熱を注いだが、虫プロ制作のアニメを含めて、映像化作品で手塚の原作に匹敵するものはほとんど見当たらない(『リボンの騎士』はアニメも面白いが)。

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 254
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6

ネタバレ

みみい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意欲作(6/28追記あり)

1月から2クール全話視聴。
最近は2クールも枠がもらえず、消化不良やむなしといった作品が多い中、さすがの手塚治虫のブランド力といったところか。

もともとこの作品は手塚作品の中でも特に中途半端に終わってしまった感が否めず、原作をなぞるだけではなんとも心もとない。しかし、今回のスタッフは手塚先生の本来やりたかったと思われるテーマを斟酌し(間違っているかもだけど)、ストーリー、キャラ設定などを良改変した点は評価できる。特に浅田弘幸さんのキャラデザは私的にはとても好みだった。

まず第1話での神作画と神演出で一気に期待度アップ。傑作の予感を感じた。
しかし、5、6話の澪編をピークに失速を始める。
それでも、多宝丸のキャラで1クール目までは持ちこたえるが、2クール目から凡作に。
1話完結であっても、ラストへ繋ぐ全体の流れ、テーマ性を持って欲しかった。
唯一、寿海との再会回は良かったが、他は………。作画も荒れていて苦痛すら感じた。鬼神の設定もぶれ始め最初の勢いは何処へやら。

ラストは上手くまとめてきたが、それまでのストーリーの積み上がっていないため、本来感動する場面も、心に響くはずのセリフも空々しく感じてしまった。
最終話だけでいうなら、脚本は上手くまとめた感があるが、なんだろう絵コンテ?演出の問題か?。同じ脚本でも、アクションシーンと心情演出のバランスが違ったら、もっと良かったかもと思う。{netabare} 百鬼丸が一人で考えこんでる云々と、琵琶丸とどろろが話していたが、ここはやはり、セリフで説明するより、百鬼丸の様子を、表情を映像で見せてなんぼだと思う。そうすれば、景光との絡みも深みが増したのではないか。 {/netabare}
とはいえ、いくらラストが良くなったとして、途中がイマイチではなんの意味もない。
まだ、全体としては良かったのに、ラストが駆け足になってイマイチな作品の方がまだマシである。

最初の期待値が大きかっただけに、残念極まりないが、今期アニメの中では良作の部類に入ると思う。
少なくとも、こうして感想を書きたくなるほどのものはあったわけだから。

後日談を望む声はあるが、これはここで完結してこそだと思う。続きは各人の妄想で(笑)。

投稿 : 2019/06/29
閲覧 : 237
サンキュー:

14

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なんて運命っ!つらすぎるっ!ラストは・・うん、私的には納得です^^

物語としてはすごく独特。
最近のアニメのマンネリ化に一石投じているって感じがしました^^

手塚治虫大先生原作なのでずいぶん昔ですね~
そして舞台は更に昔。
戦国時代あたり?らしいのですけど、
この作品の民も武士もみんな生きてるなぁ~って感じました。
生きるためにみんなが必死です。

当時は全体的に暗い雰囲気で不人気だったらしく、
連載雑誌もいくつか変わっているそうで・・
物語も何回か改変されて、
最終的な完結もあったようななかったような?
らしいのです。

どうやってまとめるんだろうって思ってたのですけど、
最後は、うん、私的には納得かな?w

投稿 : 2019/06/28
閲覧 : 207
サンキュー:

10

pooki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

<60> 戦国時代のダーク ファンタジー。手塚治虫『どろろ』のリメイク。

戦国時代のダーク ファンタジー。手塚治虫『どろろ』のリメイク。
暗くくすんだ色合いで、どことなく荒んだ締まった雰囲気。ただ、今やるんなら、絵かお話のどちらかはもう少しえげつなくてもよかった気はする。
ダーク ファンタジーの古典に触れる機会を得られたことは純粋に嬉しい。ばっさり省略されてるみたいなんで原作が好きな人には不向きかも。

1 話視聴。
戦国時代のダーク ファンタジー。手塚治虫『どろろ』のリメイク。
暗くくすんだ色合いで、どことなく荒んだ締まった雰囲気。ちょっと敵がしょぼいし、もう少しクセ強めでもよかった気はするけど、ダーク ファンタジー作品のひとつと捉えれば、そこそこ楽しめそう。
キャラ絵には手塚っぽさも残ってはいるけど、今風。ばっさり省略するみたいなんで原作が好きな人には不向きかも。

投稿 : 2019/06/28
閲覧 : 379
サンキュー:

6

ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

和アニメはやっぱり素晴らしい

願いが自分だけの代償になるとは限らないんだよな…
繁栄のため、自分の目的のための外道の道

OPかっこよいな(‘ω’)ノ
女王蜂こういうのも歌えるんだな
やっぱり和風アニメは必要だな

たしかに今のアニメって感じではないんだけれども、だからこそ見てほしいアニメかもしれない。引き込まれ方がここ最近のアニメとは違うと思う。設定とかを下手に説明せずに視聴者側が想像するような余地を与えくれる作品だと思う。そのあと答え合わせしていく感じ。

1話{netabare}
あの赤ちゃん川に捨てられたのね
赤子の運はあったけどばばぁ死んだよw
座頭市かっこいいな

っていうか妖怪みたいなのも跋扈してるのね
子どもも口が上手くないと商売上手になれないな
どろろ悪ガキだな~どろろも筋金入りだな~

見えないからこど見えるものがある
仕込み刀かっけぇ
子どもは仮面も簡単に見抜くのな

お母さんは最初に産んだ子のことも忘れられないよな
百鬼丸目を顔を取り戻した

ED
amazarashi
設定とか説明しない方が引き込まれるよね
本当に面白いな(‘ω’)ノ

あれ泥鬼っていう名前だったのか
{/netabare}


2話{netabare} この時代盲目というか身体障碍者はどうやって生きてきたのだろうって思うよね
でもそれでも生きて行けちゃう…人間はたくましいな

顔の皮だけ生えたのか
話したくないとかじゃなく話せないんじゃね?
どろろたくましいな~

耳も聞こえず口も聞けない
のに一般人以上の人間より動きいいんだもんな
魂の色を見る力か
お互い好奇心で一緒にいる感じだな

へらへらしてても深層心理では悩んでるものがあるんだよな
どろろの交渉術はすごいよな(笑)
この時代金と飯がお礼だな
っていうか村人の目…この村何かあるよな

出たな鈴の音を鳴らす化け物
音が聞こえないから反応しないのか
それとも悪意とかないから攻撃しないのか…

この村の長万代
こいつは妖魔の類か人間か?
この時代の美人は妖怪じみてるからな~

出た盲目の坊さん
見えない人は見えないなりに見れるんだな
百鬼丸は行動が早いな
たしかに鬼神レベルの化物だな見た目は

ここの人間は共存してるのかよ化け物と
退治してほしかったのはバンダイではない?
まだ何かからくりがあるのか?
旅人を殺して成り立っていた村か
名前どうやって覚えたんだろうか

倒したおかげでまた何かを取り戻す
そういう旅なんだな
{/netabare}

百鬼丸(ひゃっきまる)
生まれる際に12体の鬼神に奪われた身体を取り戻すために旅をしている。目が見えない代わりに他社の存在を炎のような光として認識し、義手に仕込んだ刀を振るって闘う。

3話{netabare} 本当に昔は酷い惨いなんて当たり前の時代だったんだな
逆らえば自分が殺されるしな…

寿海医師
すごいな義手義賊を作れるなんてな
寿海の過去を知ってしまった少年要…
難しいよな感情だけでは殺せない
罪滅ぼししてるやつは殺せない
身体は救えても心までは救えない…

百鬼丸が寿海の元に流れ着いたのも神の導きだよな
目が見えなくて両手両足義手義足でもあの身体能力か
普通に化け物出るんだな
百鬼丸に惹かれて物の怪が集まってくる?

すくすくと多宝丸、弟は育っているな
見えないからこそ恐怖に怯えないのかもな
物の怪を倒せば身体を取り戻せる
そういう類の呪い

足は片方は本物の生身の脚なんだな
あれだけ長い間過ごしたんだ
寿海にとって百鬼丸は自分の子ども同然だよな

寿海さんよく物の怪に襲われないよね
行動は立派だけどそこが心配というか不思議
{/netabare}

どろろ
根はやさしいが、一方で生意気かつ強かな一面も持つ。鬼神に襲われていたところを百鬼丸に救われて以来、共に旅をするようになる。民を虐げる侍が嫌い。

4話{netabare} この時代は基本首ちょんぱだよね~

雨を聞くってなかなかの誌的表現よね
たしかに美人さんだわな~行商人さん( *´艸`)
百鬼丸が反応したってことは…

おっと血みどろ
妖刀と悪人、邪悪な組み合わせ
修羅同士の戦い…妖刀使いの方が上手か
百鬼丸義足を失うとはな
おっと今度はどろろに妖刀が…

さらにあの悪人面、行商人の兄かよw
どろろ辻切デビュー(笑)
兄上殿ポパイみたいな顔してたぞw

兄上イメチェンが過ぎるだろうwww
この人も妖刀なんだろうな
百鬼丸、どろろに刃を向ける

戦は人の心を狂わせる
優しいやつが狂うと本当にめんどくさいことになるよな
一人殺したらもう同じだ
ニヒルって今風なな目だな
美人なのに名前が台無しだwおすしw

髪を切っても美人は美人だな~
本気で切り結ばないと妖刀は離れないか
あーこの子死にそう(笑)
普通に死んだのは兄だけか

お!耳を取り戻した!!
最初に聞くのが雨音と泣き声…か
{/netabare}

5話{netabare} お!初の前編後編
音が聞こえるに慣れるのは時間がかかりそうだな
常人には静かだけど百鬼丸にはとてつもなく聞こえるんだろうな

音で紛らわされてる…雑魚に後れを取るとはな
坊さんかっけぇ~
音の衝撃は簡単には克服できなさそうだ
人間に戻るためには乗り越えなくてはいけない試練だな

子守歌に導かれて…
また美人さんが出てきた
ここはなくしたものたちの集まり場
どの時代も夜の方が賃金いいのな
戦は無関係の人間も平気で巻き込むからな
さらに干ばつ、重なる時は重なるからな~

ここは百鬼丸の…醍醐の国か
歌は耳に心地いいんだな
どこにでも物の怪っているのな(笑)

百鬼丸が笑ってるとか珍しい
ある意味共感覚だよな
穴倉から獣を出す歌声

坊さんカムバック
けものみちを発見したのはいい話
その土地には大家?

荒地にいる大化物退治
少しだけ混ざってる?
美代姉掛け持ちとかしかもスパイ?
思ってるより重傷だな百鬼丸

物の怪というよりアリジゴクじゃんね(笑)
一筋縄じゃいかない相手

百鬼丸声出せるようになってたのな

どろろは…
まぁ稼ぐならそうやって稼ぐしかないよな…
目がそういう人の目してたからな…
{/netabare}

琵琶丸(びわまる)
謎の盲目の法師。世捨て人のように飄々としているが、百鬼丸とどろろを気にかけ時には手助けをする。百鬼丸と同じく他社の存在を炎のような光として認識し、琵琶に仕込んだ刀で闘うことができる。

6話{netabare} 百鬼丸鬼神に脚を取られたが声は取り戻した
一進一退だな

未央嘘をついてるよなー…
どろろも辛いよなー…
知らない幸せ…知ってしまった不幸
なくしたものを取り戻せるのか…

多宝丸若いな~
お母さんもう一人の我が子をいつも気にかけてるんだよな…
未央の歌だけが心地いい
やっぱりヒロインは必要だよな

生きていくというのは…生きていくというのは…
平穏っていうのはいつか終わりが来てしまうんだよな

本当に止まらないな百鬼丸
その雨は何を奪っていったのか…
取り戻したの物と失った物は…
そりゃ鬼神にでもなるわ

世は常に理不尽だわな…
{/netabare}

未央(みお)
戦で焼け出された子供たちを荒れた御堂で世話していた少女。心優しい美少女で、百鬼丸が唯一心を開き想いを寄せていた女性

7話{netabare} この喪失感はすごいな…
どろろなりに空気を和やかにしようとしてるんだけどな
妖怪女郎蜘蛛ってところか、次の相手は

OP改めてよくできてるなって思う
通行証が必要な村とか
人さらいの犯人はおそらく蜘蛛だろうな~
明るく振舞っているけど心ここにあらずだな

この時代の美人は妖怪に見えてしまうのは何故だろう
女は強かだよな~
男は怪しくても騙されちゃうんだよな~
良心の芽生えた妖怪か

人さらいの裏にはなんか事情がありそうだな
奇特な人間が一人くらいいてもいいかもしれない
今回悪役は百鬼丸とどろろっぽいw

人さらいはこいつ?
逃がし屋商売も楽じゃない
悪い妖怪ばかりでないって話嫌いじゃない
{/netabare}

8話{netabare} 灰の雨、黒雲、残され雲
今回はこっちの雲か(笑)

喋る気全く0のは百鬼丸
こんなところで花嫁行列?
狼かぶりの少年の姉が化け物に嫁がされるってわけか

化物退治ならまぁ百鬼丸だろうな~
サル少年まぁ助けに来ちゃうよな~
百鬼丸魂が見えてしまうがために本体がわからないのね

ムカデの化け物
結局食われちまったな…
サルたくましいな

いい人間もいれば悪い人間もいる
顔つきはかっこいいな
やさぐれてる百鬼丸(笑)

灰の雨の正体はムカデの脱皮の皮か
今回はサルとどろろ回かもしれないなw
とどめは百鬼丸が刺しそうだけど

そりゃ大事な人が死んだのに平気でいられる人間はいないわな…
こういう時は見えないのが痛いよな
すごいな黒い煙を出すこともできるんだな
なかなかに厄介な相手だこと

音で位置をたしかめる
耳を使った戦闘にも少し慣れてきたな
どろろも無茶するぜ
双頭のムカデ撃破

まだ消化されてなかったか
鼻を取り戻したか
砂金じゃなくて硫黄やんけw
こういうハッピーな回も大事だな
少しだけ心開いてくれた感じだな(笑)
{/netabare}

9話{netabare} 今までなかったんだもん、匂いが珍しいよな
どろろ病気で倒れる…
百鬼丸に看病なんてできるのか?

コミュニケーション取れないのはここに来て痛いな…
こういう時無力だよな~…
この時代の神社お寺は本当に神だよな~

弱っているときは嫌なことを思い出してしまう
あったかいからこそ思い出したくないこともあるのかもしれないな
どろろの親父さん強いな
母親は美人さんだ

夜盗の中でも珍しい集団だったんだな
裏切ったのはよくないけど生きていくためには強い者に就くのは間違ってはいないんだよな
とことん下種ではないんだな
そりゃどろろが逞しいのもわかるわな
人肉食うのは…
義賊火袋の末路も最後は呆気ないね

二人で暮らしていくのも大変だよな…
イタチ立派になっちまって
石を投げたくなる気持ちはわかるけれど…

母親っていうのは強いな…泣きそうになる
たしかに賢くないやつは死んでいくのは間違ってないかもしれないな
ここでどろろが女の子ってわかるのな
それを思うと際どい格好してるよなw
ちんちくりんだけどw

ついに醍醐の耳に百鬼丸のことが入ってしまったか
{/netabare}

火袋(ひぶくろ)
どろろの父。たくましく大きな体を持つ野盗の首領で、貧しい村人たちの為に宝を貯えていた義賊である。

お自夜(おじや)
どろろの母。彼女も元は農民であり、夫と同じく侍を激しく憎んでいる。どろろを、放浪生活の中で育てた。

10話{netabare} 渦の中にいるのは巨大な蟹か?

陸奥と兵庫
多宝丸のお付きはこんな感じか
どんどん物の怪の像を壊していってる

百鬼丸喋ると雰囲気は台無しだよなw
お守りの家紋に誰が一番最初に気づくか
そりゃ親が隠してること気になってしまうよな…
もどかしい…

幼少期から仕えてくれる家来っていいものだな
おっと化物っていうのは蟹のことだから
ここで鉢合わせしそうだよね

多宝丸ご一行強いじゃん
水の中は蟹の独壇場だよね
多宝丸頭の回転は速いな

なんか水門みたいな作らせたよ
陸地にあげてしまえば少しはやれなくもない相手だな
敵もそんなバカではないか
って一瞬現れたの百鬼丸だよな

お母さんからしたらこれほど喜ばしいものはないけれど
父親からしてみれば国の繁栄の邪魔でしかない
弟からしても忌まわしい相手か
{/netabare}

醍醐 景光(だいご かげみつ)
醍醐の国の主であり、百鬼丸と多宝丸の父。領土の繁栄のために12体の鬼神と取引し、我が子である百鬼丸を対価として差し出した。為政者として非常に冷徹な覚悟を持つ。

11話{netabare} ここで出会ってしまった兄弟
どろろはたくましいな(笑)
ちゃんと名前くらいは名乗れるようになったのねw

百鬼丸は多宝丸に何かを感じたみたいだね
醍醐の国賑わってるな~
たしかにはぶりは良さそうだな
芝居とかやってるってことは平和で余裕なんだな

坊さんもここで再会
たしかに何かしらの加護があるかもしれないと思うよな
人を殺めると魂も濁るのか…
雨が降らない…のは祟りか…

万門の化け物退治
昼は朝倉の兵士、夜は化物の巣窟

お母さんは嬉しいよな生きててくれて
だけど醍醐景光は抹殺するつもりのようだな

この機に乗じて色々と行動がありそうだな
唸りを上げる狐火、相手は妖狐か
簡単にはやられてくれないよな炎だもんな
助六今のうちに万門を超えるつもりか…

九尾の狐ありゃてこずるぞ~
赤子を取り上げた所にいた女か
坊さんは地獄堂に

醍醐景光もそりゃ濁ってるよな
感動の再会とは行かないか…
{/netabare}

多宝丸(たほうまる)
景光の息子であり後継者。百鬼丸の実の弟でもある。百鬼丸とは違い、醍醐の屋敷で何不自由なく育った。実直な性格で、領土を反映に導いた父を尊敬している。

12話{netabare} 醍醐景光も驚きだな
百鬼丸も父親とは思うまいな…

どろろも助六も捕まってる…
化物の国?
助六の村皆殺しかー…
この時代は平気で村ごと滅ぼすからな~

どろろはここで百鬼丸が醍醐の国の物だと気づいたな
どろろは本当に逞しいよな

そりゃ多宝丸は事情を知りたいよな
国を助けるために鬼神と契約を結んだ国だったわけだよな…
人としては最低だよな…

この国の闇は深いな…
多宝丸は兄上と認めているのな…
魂のあり様は兄弟だと似るのな

地獄堂にも鬼神が一匹いるみたいだね
家族がいるのは喜ばしいことだけど…

あー万門を堺に戦が始まってしまったよ
それに九尾の狐が
因果を見届ける立場(・∀・)イイネ!!
未央の仇は獣に変えてしまう…

多宝丸は国を守る方を取るのな
まさかの兄弟で切り結ぶことになるとはな
罪悪感に毎日押しつぶされそうだったんだな母親…

万門まで呼応し始めたぞ
醍醐にとっての禍か…

おー!助六の村の連中生きてたよ( *´艸`)
観世菩薩像にも魂が宿ってる?
{/netabare}

縫の方(ぬいのほう)
百鬼丸と多宝丸の生みの親。鬼神との取引で百鬼丸を差し出した景光を責め、捨てられた我が子の事を長年想い続けた。

13話{netabare} 母親の「救えない」の言葉は…
百鬼丸の判断を鈍らせる…
今はがむしゃらにしとかないと心が持たないんだろうな…

OPキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!アジカン!!アジアンカンフージェネレーションですよ
ちょっとナルト感(笑)

醍醐はこれからも百鬼丸を狙うんだろうな
鬼神との約定…

人の皮を求める物の怪か
自分の顔を探している?
妖か人かわからない…
母親とうり二つの顔の持主
顔のない仏像物の怪なんだけどな~
嘘でも嬉しかったのにな…

仏師の狙いは百鬼丸だったわけか!
どろろは子どもだったから生かされた
滝壺の死体もえげつないな

今度は百鬼丸の母親になりすましてる
たしかに百鬼丸は母親の顔は知らないもんな
なんで立派じゃなきゃダメなんだか

再会と別れか
本体が消えれば手下も消えるか…
なんだろ…
相手を慮ることもできるようになったんだな百鬼丸

化物かと思いきや坊さん(笑)
どこまでも腐れ縁だな~
どろろの背中にある地図…
地図で一波乱起きそうだな~
{/netabare}

14話{netabare}どろろの父親が侍たちから奪った金のありかは…
母親の背中とどろろの背中に…

身体があったまると浮かび上がってくる地図だったわけな
たしかにこれがバレたら狙ってくる奴も増えるだろうな
母親の背中の刺青は父親…両親からの願いか

鬼神を倒した後のことなんて考えたこともなかっただろうな
飯が食えないと明日の事も考えられないよな~
金ってのは人を動かすには一番手っ取り早いからな

でかぶつ化物の赤ちゃん?
鬼神じゃなければ興味なしの百鬼丸
あの霊体の尼さんみたいな人は何者?
あれも消えるのか

献花しに来る人もいるのか
ここの廃寺には何かあるな?鯖目?こいつも人殺しなのも間違いないな
民に慕われてるのな

体罰尼寺とか…
稲妻が落ちて寺が燃えたのか
住職体罰を振るってたようには見えないよな
てか女の霊は尼さんじゃないか

寝る時って色々考えちゃうよね~
芋虫に蛾か次の鬼神は…
気持ち悪いな~
鱗粉は毒だよな

鯖目と鬼神は繋がってるのな
そういう関係か…
{/netabare}

15話{netabare} 本当に目が死んでるよなw
鬼神のことは内密に(笑)
言ってることは立派だよな

虎穴に入らずんばってやつだよな~
里は静かで平穏そのものなんだな~
人が温かいいいところだな
遠い時と近い時の作画の差(笑)

焼けた寺の事は里の人も触れないようにしてるのか?
村人の目つきが変わったね…

村はずれの立派な蔵…
蔵の地下にどろろが…
里の全員ぐるか
妖さえも守るべき民か…
どろろ超絶大ピンチ!!

共存関係にあるのな
ここにきて忘れてた坊
頭の中には寺の子どもたち
おいおい…殺したの鯖目かよ
尼寺は里のための生贄にされたのな

マジで蛾が気持ち悪いな
空を飛ぶやつとは相性悪いよな
蛾は明るい物に群がる習性な
簡単に村は終わるんだな

あの高さから落ちれば義足も壊れるよな
マイマイオンバ自体はたいしたことなかったな
っていうか背骨まで造り物だったのか

村まで全焼してるし鯖目殺されてるし
鬼神を殺すことがよくない方向に流れることもあるってことだな

どろろ狙われ始めちゃったよ

もうちょいマイマイオンバ回長くてもよかったかな
最後が呆気なさすぎたwww
{/netabare}

鯖目(さばめ)
三本杉で暮らす若侍の郷士。一見、紳士的な人格者だが、「死んだ魚のような目」と評されている。

マイマイオンバ
蛾の妖怪で、産卵のため鯖目の妻となって人間の姿で暮らしていた。普段は人間の女性を装っており、マイマイオンバの一族と一緒になった男は徐々に命を吸い取られ、だんだん魂は死んでいき鯖目のように死んだ魚のような目になる

16話{netabare} どろろの背中に隠された財宝の在処が狙われる羽目に…
こういう時に百鬼丸と一緒にいないんだよな
イタチもある程度は財宝の在処の場所に心当たりがあるみたいだな
夜盗時代からイタチは狙ってたのか

白骨岬とか仰々しい名前のところだな
岬の村には争った形跡が…
隻腕の少年何者だ
唯一の生き残り?でも怪しいな

サメを操る少年ね
自分で腕を食わしたとかいかれてるな
こいつが村を襲ったんじゃね
海に落ちたら助からねーな
ホオジロザメじゃねーか

イタチも結局落ちぶれちまったのか
夜盗に戻ったから財宝を探してたのか
こんな餓鬼に説教される大人たち
頭領の血は受け継いでるな
本当にどろろ無茶するよな~
勇気がすごい

陸にあげちまえばサメ使いもたいしたことないわな
あーどろろが女ってバレるし地図の在処も
動物が妖怪に変わるところって恨みだよな

百鬼丸はどろろを一応探してたみたいだけど…
その前に育ての親との再会が先になりそうだな
{/netabare}

イタチの済吾
火袋の手下だった男。貪欲な気性の為に火袋からは信用されておらず、権力の側と手を組み出世しようと提言したのを拒まれたため火袋を裏切り、妻子を人質にとった上、火袋の足を痛めつけて再起不能においやった。

17話{netabare} 変わった人形技師だよな
戦場には妖も生まれるだろう
なんでおっさんは狙われなかったんだろう?
そして再会
百鬼丸も笑うんだよな

そりゃ寿海もびっくりだよな
生身の身体に喋れる表情もある

醍醐景光が親ということも
鬼神に自分を食わせたことも
百鬼丸は知ってしまった

多宝丸はツンツンしてるな
冷たくなったというか迷いがなくなったというか
醍醐からしたら百鬼丸は邪魔でしかないよな
親からしたら地獄へ子を近づけたくないよな
そして救えもしない…

母親の予想はおそらく間違ってないんだろうな
この国は少しずつ滅びに向かっている
血を吸い続けた木…不気味だなぁ

百鬼丸の身体を取り戻すためには血は流れてしまうわな
戦いで情けをかけるものは死ぬ
間違ってても親と呼んでくれることは嬉しいよな

百鬼丸討伐に多宝丸を向かわせるとはな
キャストがそろいつつあるな
{/netabare}

寿海(じゅかい)
川に流された百鬼丸を拾った医者。百鬼丸の育ての親であり、名付け親でもある。百鬼丸に造り物の身体と、妖怪と戦い生き抜くための術を与えた。

18話{netabare} サメの次郎丸が妖に変化する
家族を殺された者の慟哭が呼応する

自分の母親が目の前でミイラになってくのをみればおかしくなるわな
家族を食らい魔獣と成る
アザラシみたいだなサメw
身体能力高くても経験値が違うわな
それにサメの本領は海の中だろうに

照れるとどろろも女の子に戻るな(笑)
サメの方はおしまい
あとはイタチの方だな
おっと…百鬼丸討伐のために多宝丸も岬に
誰が生き残るのだろうか…

隻腕のしらぬい完全に道連れ覚悟やんけ
敵の敵は味方だったりw
成りすましは盗賊の十八番

多宝丸VS百鬼丸
さすがに強いな百鬼丸もピンチだな
イタチの執念すごいな…だけどここまでか

まさかの地蔵スラッシュ(笑)
派手に自爆したなサメ使い

爆弾で別の入り口が
金への執念ってすごいな
{/netabare}

しらぬい
白骨岬に棲んでいる若者。幼少の頃から飼っていて小さな鮫だったときから育ててきた二郎丸と三郎丸という2匹の鮫を操る。

19話{netabare} 刀鍛冶を探して旅をする百鬼丸一行
そういえば刀折れちゃったもんな…

おこわちゃんかわいいな
罪作りなやつだ(笑)
刀を供養か…斬ってきた物が物だからな
身体が言うこと聞かなくなる
っていうか身体が反対に動く?

適当なことほざいてるな百鬼丸ww
どろろまで気持ちと態度が(笑)
ある意味厄介な妖怪さね

おこわちゃんもう挨拶周りwwww
百様って呼ばれてる(笑)
結局夫婦になるんかいw

そういえば百鬼丸の秘密とかはバレてないな
力の使い道か…
心にもないこと言ってしまうのは兄貴の前だけ
なかなか鋭くなってるなどろろ

天邪鬼自体はたいしたことないけど能力は厄介だ
おこわちゃん気が多いというかチョロインやんけ(笑)

こういうゆるい回も好きw
{/netabare}

おこわ
とある村に住む刀鍛冶宗綱の娘。父の仕事を誇っており、(天邪鬼のせいとはいえ)悪口ばかり言う村人を愚痴っている。

20話{netabare} 国に飢饉が襲っている
鬼神に頼った国の末路だろうな…

綺麗な景色に妖怪はつきもの?
誰かと一緒にいるということは素晴らしいものだな

化物退治の同業者?
際の目の三郎太
なかなかの古傷だな
目の前で母親を殺された復讐か
だけどなんだろうこいつはこいつで怪しい奴だな

鬼神鵺
化物に染まってしまった男か
空虚は人を狂わせてしまう

地獄堂にはまだ鬼神がいるのかもしれない
百鬼丸を食い損ねた鬼神か

どろろの腕が岩に挟まって…
一難去ってまた一難
鬼神の次は水攻め

結局大事な時に逃げてしまったトラウマからは逃げられない
本当にどろろは強がりだな
また百鬼丸のトラウマスイッチ入っちゃうぞ
琵琶丸のおっさんいいところで出てくるな

空虚でも立ち向かうものと立ち向かわないものの末路の差
ヒーローを目指した哀れな若人
不死身の鵺も百鬼丸には敵わなかったな

それは鬼神殺しなのか人殺しなのか
結局身体を取り戻すためには因果と戦うしかない
醍醐の国で身体を取り戻すしかないのかね
{/netabare}

21話{netabare}百鬼丸、体を取り戻すために躍起になってるな
余裕がなくなってる…

国には病気が蔓延し朝倉の国は軍を集めている
醍醐の国の安寧はもう…

凄い綺麗な白馬だなミドロ号
全く戦争は人を狂わせる

多宝丸、少数精鋭で百鬼丸を討つつもりか
兵庫と陸奥も戦争孤児か
おっとこれは死亡フラグだな
百鬼丸と多宝丸…おそらくどちらかが死ぬまで止まらないだろう
因果な兄弟だな

たしかに今のまま身体を取り戻したら何か失われてしまうかもな
だけど百鬼丸は純粋にどろろと同じ風景を見たかったり感じたいだけなんだよだな
兵庫と睦を助けたのは醍醐景光だったか

いよいよ決着の時か
睦と兵庫の腕を切り落としたけど
この兄弟喧嘩は悲しいな
ミドロ号を捨て馬にしやがった
景光の影め…

どろろは人質か
百鬼丸谷の底に落としたくらいじゃ死んでないとは思うけど
おっと無念の鎧と馬が合わさり鬼神として蘇る

燃える馬…ギャロップじゃん(笑)
かっこいいな!
1期のOPにもいたやつだろ
{/netabare}

22話{netabare} 寿海さんも醍醐の国いたのか

奪われたら取り戻すしかないのか…
戦の旗色は悪いな
やっぱり睦は女の子か
流行り病が身体を蝕んでる
忠臣だな~二人共

縫いの方さんどろろ逃がしちゃって
どっちの味方にもなるつもりなのか
様子は気になるのか

母親に目の前で捨てられた百鬼丸な
皆母親に飢えてるな
睦さん命を投げうってでも討つつもりか

縫いの方さんも一緒に来ちゃってるよw
百鬼丸ミドロ号を逃がしたんだな
ある意味目的は一緒だもんな

斬られるためについてきたのか縫いの方
馬に舐め回されるどろろww
さらに琵琶丸、悪運だけはあるよな
縫いさんも一緒だったか
本当に慈悲深い方だな

人はなんとか身を寄せ合って生きていくんだな
たしかに鬼神だわな
この組み合わせは止められるやついないだろう

睦さんお堂に何しに来たんだ
12体目の鬼神に身を捧げるつもりか
鬼神は百鬼丸以外は受け付けない

結局百鬼丸を殺すしか醍醐の国を…
鬼神の力取り込んでるよ多宝丸
っていうかその目は百鬼丸のか
{/netabare}

兵庫(ひょうご)
多宝丸の側近。陸奥は姉。
力自慢で六角のこん棒を振り回して敵を薙ぎ払う。

陸奥(むつ)
多宝丸の側近。兵庫は弟。
弓の名手で、遠方から敵を追い詰める。

23話{netabare} 百鬼丸と多宝丸ここで最後の戦いが始まる
仔馬にはわかるんだろうな
どろろと縫いさん追い付かないだろうな

百鬼丸からしたら本当に勝手なこと言うなだよな
あの戦いはもう止まらない…

琵琶丸のおっさんにどろろに縫いの方見守るしかないのかな
鬼神を殺しても身体が戻らないのは…
多宝丸たちに宿っている

ミドロ号の元に仔馬が…
兵庫、陸奥ミドロ号の隙を狙って刀を刺すも返り討ち
もはや意思とか関係ないじゃんw首とれても身体動くやんけw
これも鬼神のなせる技
側近を失った多宝丸ももう守る者もないな
そして腕を取り戻した百鬼丸
あんな状態でも子どもに会いたかったのな
馬の親子愛は満たされてるのに、人間ときたら…

人の血にまみれた身体か…
それでも身体を取り戻さずにはいられない…
国の方が大事なのは仕方ない
生贄の上に成り立った国など脆いんだな

結局守りたいものがあるなら強くなるしかない
自分の手で掴むしかないんだな

醍醐の軍勢もはや劣勢(笑)
結局足元救われて死にそう醍醐景光
やってみるしかないって気持ちもわかる
力に溺れる者もたしかにたくさんいるけれども

力をどこから手に入れるか
あんなに栄えてた街城がもぬけの殻
この構図じゃ完全に百鬼丸が敵役w

戦いの結末くらいは見守りたいわな
っていうか醍醐さん勝っても城燃えてたんじゃw

人の慟哭か、鬼の慟哭か分からないな
だけど次で泣いても笑っても決着
{/netabare}

24話{netabare}恵まれてるのに何も満たされてない多宝丸
それでも足りないって
これ止められる奴いるのか?

縫いさん戻ってくるつもりないな…
寿海さん城の中に入ってたとは

決着…百鬼丸を殺さなかったのは
殺せなかったのは…
約定には逆らえないか
これが鬼神の力
最後に和解したのにな…

すごいやつが城の中にいたものだ
全ての肉体を取り戻した百鬼丸

最後に母親と共にか
多宝丸、寿海、縫いさんバイバイ

百鬼丸目見えるようになって
どろろ口説いてるみたいになってる(笑)
醍醐景光もここまでか

この時代武士に頼らず生きていくのは難しいけど
金さえあればどうにかできることもある
どろろなりに考えた結果なんだろうな
自分で作る発想はなかったわけか

百鬼丸が確かめること?なんだろう
地獄堂を訪れる百鬼丸
そういえば決着をつけなくてはいけない男がいたわな

どろろが隣にいてあげるしかないな
後悔先に立たず
楽なものに頼った代償なのかもしれないな

最後は一緒に旅に出てほしかったな~
{/netabare}

最後は一緒にどろろと一緒に旅に出てほしかったな~
百鬼丸の取り戻した身体はおそらく血にまみれたものかもしれないけれど、道を違わないようにどろろとくっついてほしいです(●´ω`●)w

OPは残念ながら1期の方がよかったかな
マイマイオンバは3話くらいでやってほしかった
このご時世に難しいかもしれないけれど4クール+2話でやってほしかったな

投稿 : 2019/06/28
閲覧 : 258
サンキュー:

13

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

百鬼丸か領民か・・

手塚治虫の原作未読です。
渋い題字とか、ベベベンと鳴る琵琶?の音とか、時代劇って感じで雰囲気出てます。
こういう日本の時代劇アニメも最近あまり見ないので、新鮮に感じました。

物語はある理由で体の大部分を奪われた百鬼丸が、体を取り戻すべく、鬼神と呼ばれる化け物たちを退治していく感じで進むんだけど。。以下ネタバレ。

{netabare} 鬼神に百鬼丸の体を差し出す代わりに領地の安定を得た領主であり百鬼丸の父である 醍醐景光は、領地を護るため、百鬼丸の弟の多宝丸と共に百鬼丸を倒そうとする。
犠牲になった百鬼丸がかわいそう。
でも、領主の立場だと、領民たちの幸せ>百鬼丸になるんだろか。。なんかやりきれないな。
どう答えをだしていくんだろう。

今までのエピソードだと、みおの話は切なかった。あと、百鬼丸の育て親と再会した時、名前を名乗らない相手に百鬼丸が、おっかちゃん、というところはじわっときた。{/netabare}
回を重ねるごとに、百鬼丸とどろろの絆が深まっていくのはいいな。何かそこから救いが出ればいいけど。

21話。{netabare}醍醐と朝倉の戦が始まる。多宝丸は醍醐を強国にすれば平和がくるというけど、戦は醍醐の民も相手の国の民も不幸にするよね。
百鬼丸は体を取り戻すために、多宝丸は醍醐のために戦う。
人柱にされた百鬼丸はもちろんかわいそうだけど、周りが見えなくなって鬼神にならないといいな。どろろの存在が鍵かな。
最後、白い馬がかわいそうだったけど、鬼神になる?{/netabare}

22話。 {netabare}心配してたとおり、百鬼丸がどろろがいなくなった怒りで鬼神に?白馬はやっぱり鬼神になってしまった。
囚われたどろろを百鬼丸のお母さんが助けて一緒に百鬼丸に会いにいくことに。。この展開は何か嫌な予感がする。気のせいであって欲しい。
多宝丸たちも最後の鬼神と取引し、鬼神に。なんかグロい。。
そして戦う百鬼丸と多宝丸。なんだか悲しい結末になりそうで・・これからどうなるんだろう。 {/netabare}

23話。{netabare}お互いの信念のために闘う百鬼丸と多宝丸。
力をつければ鬼になる?
心があれば鬼にはならないというどろろ。
どろろが百鬼丸の心になれば・・どろろが希望なのかな。
最後、育ての親の寿海が出てきたけど、どう絡んでくるんだろ。{/netabare}

24話。{netabare} とうとう最終話。
鬼神って結局なんだったんだろうか?
人々の怨念が鬼神を生み出すのだとしたら鬼神に頼って平和を維持することはすごく危うい上に成り立っている束の間の平和なのではないでしょうか?
鬼神は自分たちの存在を崇めさせるために人間を利用しようと甘い蜜を与えているに過ぎず、このままいけば、第2第3の百鬼丸が生まれたのかもしれません。
醍醐景光は思います。
もし、鬼神に百鬼丸を捧げずに自分の跡目を継いでくれていたなら、鬼神に頼らずとも違う道が開かれたのではないか、と。
平和とは、他に頼らず、自分たちで切り開いていくべきものなのだ、ということでしょうか。
ラストは、大きくなって女の子らしくなったどろろが、百鬼丸と再開したということ?
短い時間だからよく結末が分からなかったです。
もっとその辺を時間をかけて分かりやすくした方がよかったかも。。{/netabare}

良い作品でしたが、視聴後はなにかもやもやしたものが残りました。

投稿 : 2019/06/28
閲覧 : 254
ネタバレ

とかげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

満足しました

原作既読です

同じく原作既読の配偶者は、リメイクが肌に合わなかったようで早々に視聴をやめてしまいました

自分は、原作の「目はないけど周りは見える」「耳も口もないけどテレパシーで誰とでも会話できる」という設定に違和感を感じていました
せっかくの、身体全てを奪われた、という状況が活かされてないように思えたからです

その点、本作の百鬼丸の描写はとても納得がいくものでした

会話はなくても、どろろのつっこみや反応で百鬼丸の気持ちも伝わってきたし、良かったと思います

原作は途中で終わっているので、アニメで最後の決着をつけたことには賛否両論あると思いますが、全体として自分は大満足でした

投稿 : 2019/06/28
閲覧 : 152
サンキュー:

9

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

手塚治虫原作のちょっと奇妙な物語

昭和の巨匠、手塚治虫の作品。
その中でこの作品は、鉄腕アトムや火の鳥や三つ目がとおる程は有名ではないかも知れません。
小生もメンコの絵でキャラを知ってる程度でした。
前に実写映画化された時、上戸彩がどろろ役なのが不思議だったのですが
令和になりアニメで物語を知り、ようやく合点できました。

設定的には無理があるような気もしますが、
当時にしてこの発想力はすごいなと。
引き込まれるというよりは先が気になる展開だったかと。

投稿 : 2019/06/28
閲覧 : 177
サンキュー:

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どろろのストーリー・あらすじ

時は戦国時代、武⼠の醍醐景光は、天下を取るという野望をかなえるために、⽣まれて来るわが⼦の体を⻤神に与えてしまう。そうして⽣まれた⼦供は、命以外すべての⾝体を奪われており、川に流され捨てられてしまう。時は流れ、戦の世を旅する少年・百⻤丸。実は彼こそが、魔物に体を奪われた⾚ん坊の、成⻑した姿であった…。(TVアニメ動画『どろろ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年冬アニメ
制作会社
MAPPA / 手塚プロダクション
公式サイト
dororo-anime.com
主題歌
《OP》女王蜂『火炎』《ED》amazarashi『さよならごっこ』

声優・キャラクター

鈴木拡樹、鈴木梨央、佐々木睦、内田直哉、千葉翔也、大塚明夫、中村千絵、麦人

スタッフ

原作:手塚治虫『どろろ』、キャラクター原案:浅田弘幸
監督:古橋一浩、シリーズ構成:小林靖子、キャラクターデザイン:岩瀧智、音楽:池頼広

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