当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「さらざんまい(TVアニメ動画)」

総合得点
72.5
感想・評価
312
棚に入れた
1233
ランキング
1109
★★★★☆ 3.5 (312)
物語
3.3
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.4

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

さらざんまいの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 演出、作画、テーマ性などなど、幾原 邦彦監督らしいなという印象で、自分の色が強く出る
タイプの監督ゆえに好きな人と嫌いな人が別れそうな印象。個人的にこういう個性的な作品は好き
なんだけど。
 結末に関しては全面ハッピーエンドではないビターなものだが、これまでの幾原作品に較べると
随分と明るく前向きな終わり方。

 「少女革命ウテナ」から始まって、作品を連ねるごとに話数が減ってきているが、本作はついに
11話まで減ってしまった。
 短くなったことで話がポンポン進んでいく感が強くなり、そのために勢いを感じたり、テーマ性が
判りやすくなった感がある反面、展開などは駆け足感が強く、キャラクターの掘り下げなどは
弱くなってきている感が。

2019/07/10
2019/07/19 誤字修正

投稿 : 2019/07/19
閲覧 : 260
サンキュー:

7

ネタバレ

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あ・あ・あ~おにいちゃん(泣)

物語前半はコミカルな話だな~って思ってたのに久慈兄出てきて悠くんの過去が出てきたり、ただのBLお騒がせコンビ?レオとマブの事情がわかってきたりとしたあたりから段々シリアスになってって…

毎回ドキドキするし、ハラハラするし大変でした!

マブが~って思ってたのに、ラスト復活したのは良かったけど久慈兄のエピソードは辛かったよ~
大号泣でした!

マブ生き返った時点で「これは久慈兄も生き返ってくれるかも」って期待したのに…期待しただけにラストまで辛かった~><

かっぱ…可愛かった…

投稿 : 2019/07/16
閲覧 : 225
サンキュー:

4

ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観終わった

3話までの感想{netabare}
かっぱ橋とかあるしそれで舞台が浅草なのかなぁと思ったが、うんこビルから浅草って繋がりだったりして。
カッパといえば最近(といっても一年近く前になるのか)ではゲゲゲの鬼太郎6期でキュウリ支給のみでブラック企業にコキ使われたりと、妖怪の中でも扱いやすいのかな?
でもって内容は…いつもの幾原って感じ、相変わらず演出だけはスゲーなぁ。
と思ってたら2話、うっわ、LED育苗灯じゃねーかw
これってメジャーなのか?
自分もちと欲しいとは思いつつもヤベー物育ててるんじゃ?と噂されても困るので手出ししてない、あると便利そうなんだけどねぇ…。
でもってクジが大麻栽培しててヤベーと思ったら(車上荒らしも大概だが)今度はカズキが飼い猫盗難してて…だ、大丈夫か?w
ここまで未成年者による明らかな犯罪を描くのも珍しい気が…攻めるねぇ~。
これでエンタも犯罪に手を染めてたら更に危ないのだが、さすがにそれは無いっぽい?
3話ではかなりイカれてたことが明かされるが犯罪ではない…ないよね??
警官二人組がなにやら企ててるみたいだけど、主人公側が逮捕される展開とかあるのかな?{/netabare}

5話までの感想{netabare}
4話、入れ替わり作戦はどうした?と思ったら5話に続いたのね。
と、5話、ひゃああこれまたヘビーな過去を…。
しかも本当は叱って欲しいのに優しくされて余計に罪悪感を抱えてる模様。
サッカー辞めたのも自罰の念からだそうな。
なんか3人のうちエンタだけマトモというか浮いた感じになってるような?
まさか2人に匹敵するような過去あったりするのかねぇ?

ところでバンクシーンについてなんだけど、自分が印象にあるのはガンダムSEEDだったなぁ、動画の使い回しが叩かれてそれ以降急場凌ぎの使い回しではなく、使い回しを前提とした気合の入れまくった正真のバンクまで叩かれて作り手も避ける方向に向かい出したような?
プリキュアのような児童向けは別として。
SEED以外にも何かあったのかも知れないけどね、個人的には「別にいいじゃん」なんだけどねぇ。
で、この作品はそんな忘れ去られたような技術が使われてて仄かに懐かしさを感じる。
しかも歌まであるせいかタイムボカン…というかムテキングの「タコの頭にハチマキ巻いて~」を思い起こさせる。
有体に言えばすっごくタツノコっぽいんだけど、そう感じる人は他には居ないのだろうか。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
なーんか知らんけどすっごいほっとする感じで最後まで楽しく見ることができました。
一体何故なのか自分でも不思議で仕方ないんだけど、やっぱり↑でも書いた通りバンクの多さなのかなぁ?
とか考えてたら…わぁい、タツノコ公式が“ムテキング”1話を配信してるじゃないか!
https://www.youtube.com/watch?v=Pv4tw1qI87M
OPだけでも見て欲しい、結構「ああー」って言う部分あるんじゃないかな。
更にできれば17:15辺りからの井上和彦カラオケパート見て頂ければ…本音は全部見て欲しいけど、何故自分はさらざんまいでほっとするのか、その理由が垣間見れるようなそうでないような?
この頃の時代の空気を感じるのかなー??
なんか言葉じゃ説明し辛い、誰か訳してくれ…。

あと最後久慈が頭丸めてお勤めしたのはスゲーほっとした。
やっぱこうだよねー。
最近「ソイツがやらかしたこと」の大きさに対してなあなあで済ませた作品があってのう。
ちゃんとそういうことにケジメ付けたからこそ、ツナガルに繋がったのも納得できるワケで。{/netabare}

投稿 : 2019/07/15
閲覧 : 721
サンキュー:

17

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

でぃっしゅ

全12話 オリジナル作品

舞台は東京浅草、中学生の3人はカッパに出会い、それぞれの心に秘める思いをさらけ出して絆となるそんな感じの作品でぃっしゅ。(うまく表現できないでぃっしゅ)

幾原邦彦監督いえばユリ熊嵐以来で独特の世界観や内容でしたが、この作品も変わらず独特でぃっしゅ。

尻子玉を抜くとカッパに変身したり、ミュージカル風に踊りながら歌っていたり、身勝手なキャラクーターが多かったり、とにかく癖が強いでぃっしゅw

最初はかなり戸惑ったでぃっしゅw でも観ているうちに色々なことが分かり、面白くなったでぃっしゅ。

コミカルとシリアスなバランスも良かったでぃっしゅ。

伏線も綺麗に回収して終わっているでぃっしゅ。(最終回は終わりそうで終わらなかったでぃっしゅw)

好みが分かれる作品ですが、私は好きでぃっしゅ。

OPはKANA-BOONさん、EDはthe peggiesさんが歌っているでぃっしゅ。EDの作画は実際浅草の色々な場所にキャラがいるような感じで凝っていたでぃっしゅ。

最後に、でぃっしゅ、でぃっしゅ、すみませんでぃっしゅ。

投稿 : 2019/07/15
閲覧 : 248
サンキュー:

20

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

好みが大きく分かれそう

最終話まで視聴。

ハチャメチャでドタバタな設定。
ド派手で綺麗な作画。
ミュージカル的な演出。
BL的な演出。

作品として面白くない訳じゃないんだけど、何だかなぁ・・・。
分かったような、分からないような・・・。
そんな感じで最終話まで視聴しました。


みなさんのレビューを拝見して・・・。
有名は監督さんの作品だったんですねぇ。
道理で至るところが独特なわけだ!

投稿 : 2019/07/13
閲覧 : 289
サンキュー:

23

ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

体が疼(うず)いてたまらない

《ストーリーに関して》

謎めいた脚本や独特の演出で作品性を確立されてる幾原邦彦監督。
今作では、東京の下町を舞台に3人の男子中学生がカッパと交わりながら、特定の繋がりに固執するあまりに苦悶する姿がコミカルに描かれます。

伝えたい明確なテーマやメッセージがあるのかは、私には定かではありません。
ただ個人的には、ストーリーに組み込まれる現代社会を風刺するような面白メタファー{netabare}
(暗喩。私的解釈ですが一例だと、気軽に大勢の人と繋がれるネット社会を揶揄するような
【ア○禁止標識】身近な人との生身での繋がりが上手く出来ずトラブルを起こしがち。
【ア)))】プライベート情報まで拡散する不気味さ。など){/netabare}
や洒落の効いたセリフ回し、毎話繰り返されるアニメーションらしいユニークな表現を楽しめるだけで視聴の価値があると思います。

前作「ユリ熊嵐」は、女性同士の百合的で淫靡な雰囲気が全面に溢れており、百合属性の無い方には苦手だったかも知れません。
対称的に本作は男性同士のBL要素が含まれるものの表現は控えめ。
腐女子の方には物足りないでしょうが、幅広い層が見易いようハードルは下げられてます。(百合豚でもある私は前作の方が好物♪)

《キャラ》

男キャラが多勢を占めるので、僅かな女子キャラが貴重に映ります。
中でも「吾妻サラ」はキャラデザが凝っていて、お題毎の占いシーンの演出も可愛いかったです。(変装した一稀サラにも萌えれました♪)

《声優さん》

腐好きの方には人気CV宮野さんと細谷さんの絡みがご馳走だったのでは・・
二人の「カワウソイヤア」は豪華挿入歌♪
釘宮さんのショタ声も何気に豪華です。

《音楽》

KANA-BOONさんのOPもテンポが良く作品に合ってますが、the peggiesさんのEDが個人的には好み。
雨あがりの夜明け前を写した様な合成背景との空気感が堪らなくて毎回聞き入りました。
また、声優さん達の歌う各挿入歌も、ノリが良く洒落が効いてて楽しめました。

《作画&演出》

毎話挿入される使い回しの様な歌劇部分でも見飽きないよう背景に変化を加え、滑らかな動きとカラフルな色彩で仕立ててあり、全般的に作画は力の入れようを感じます。

ここから極めて個人的感想。
過去様々な映像作品で心が痛む描写は見てきましたが、身体に痛みを覚えた作品は本作が初めて!
以下、私を狂わせた演出について~
(尾籠(びろう)な内容ですのでお下劣耐性の無い方や食事前の方は読まないで下さい。)
{netabare}
私、何を隠そう、お尻の疾患「ぢ(痔)」を長年患っております。
そんな尻に痛みを抱える者にとって本作は、生涯忘れ得ぬ疼きを刻み込んでくれました。

まず、一稀たちをカッパにする為に尻に突っ込むケッピを見た私、

「ヒ~~~!」

昔、朝の洗顔中に子供にふざけてカンチョーされた時に、あまりの痛撃にうずくまり「幼稚園児に殺される~」と思ったくらい、尻への不意討ちは恐ろしい。

さらに、カパゾンビの尻小玉を抜き出す為のカッパ達の尻ホールへの追撃に、

「うっ!ぐぬ~~っ!」

数年置きに悪化しては肛門科にお世話になるんですが、その時の医師の傷口をグリグリえぐるような触診を思い出し、息が止まりそうになる。

とどめとばかりの秘密暴露、赤色がポタポタと落ちる
【漏・・・・・・・】に、

「ゾゾゾゾ~~~」

ぢ症状のひどい時期は、排便直後の便器がポタポタと滴る鮮血に赤く染まり、止血の為のトイペを尻とパンツの間にセットしてトイレを後にする時は、女性に生まれ変わった気分になれる。
その時期に社内の定期検診が重なると貧血判定され、鉄分補給を健康指導される始末。
そんな私はあの秘密漏洩シーンに血の気が失せて青白い顔にさせられました。

私にとって拷問のような尻への数々の描写に観終えるとパンツは汗ビッショリ。
当初の数話時点で貧血昏倒や窒息死を怖れ視聴を断念しかけました。

しかし幾原監督の好奇心を刺激するストーリー構成と、魔術的とも言える演出に惹かれて視聴を続けるうちに

あれ?




♪~「さらざんまいの歌」が流れ出すと

あ~あ~~来るぞ~来るぞ~

ゾクゾク~ワクワク~~


尻小玉キター!!!.゚+.(・∀・)゚+.゚


いつの間にか下半身から脳天まで突き上げる快感に変わってる!

最後の数話はクセになり、あまりの興奮に私のパンツは変な液でネットリして・・(自粛)

観る者に新たな性癖を目覚めさせるイクニ演出恐るべし。
(もしかして監督も同じ疾患を抱える同士なのかも?)

カパゾンビにされて、あにこれから永久追放されないうちにこの辺でやめときます
m(_ _)m{/netabare}

投稿 : 2019/07/13
閲覧 : 562
サンキュー:

22

ゴノウ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

PVを見た感じ

京騒戯画っぽいなと思いました
ピンドラ・ウテナ・ユリ熊などを手掛けた監督のオリジナル作品

そりゃぁ絶対に中毒になるだろうと判断

ハチャメチャな騒動が繰り広げられる事でしょう

タイトルが寿司ざんまいに似てるからといって敬遠はしないつもりです

投稿 : 2019/07/11
閲覧 : 274
サンキュー:

6

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

蒟蒻問答?

タイトルは、下町戯画とかしようかとも思ったんだけど、
結局、「戯画」要素よりも謎のほうが優ってたんで・・・

ほんと幾原監督の作品は、
人を選ぶ。
それは今度もつくづく思わせられてしまった。

作画もいいし、
ストーリー展開も解り辛いと言うほどじゃないし。

ついでに言うと、
決めカットのバンク絵とか、
不思議なミュージカル演出とか、
サービス満点で、
ぼおっと観てても充分愉しいことは愉しいんだが・・・

やっぱり、中学生3人の繋がりというテーマ?
BL展開?
カワウソの顛末なあれでいいの?

結局
この人の作品は「世界観」が全てで、
捨て置くわけにはいかないが、
じゃあしっかり味わえるかというと、
最終的には、世界観が違う。
となってしまうのでありました。

投稿 : 2019/07/10
閲覧 : 259
サンキュー:

23

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん 微妙・・ていうか 世界観が全く分からん

うーん 微妙・・ていうか 世界観が全く分からん
前半・・・断念しようかと悩み・・面白くなるからと聞かされ頑張ってみる
中盤・・・少し 面白くなりそうな気配?? 頑張ってみる
ラスト・・まったくわからない・伝えたいことはわかるけど・・

投稿 : 2019/07/10
閲覧 : 205
サンキュー:

4

ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

きっと、闇が深い → 俗っぽさとポップさ

【第1話視聴】きっと、闇が深い【2019/04/14】

あっ、{netabare}ピンドラ!{/netabare}

これは危険だ
脊髄反射で答えを出そうとすると間違いなく本質を見失う
よって
しばらく経過観測した上で、一気見するのが推奨かな

あと
あんだけディスったペギーズのEDは良!
チャットモンチーのコピーバンドとはもう呼ばない


【全話視聴】俗っぽさとポップさ
{netabare}
考察厨にとって幾原作品とは、なんと捗る存在なのかと思い知らされる

各所に散りばめられた数多くの記号を
コマ送りで逐一確認するみたいなのは、
アニメ本来の楽しみ方じゃないと思うので致しません
むしろ直感的な印象で語っていきたい

で、
荒っぽい言い方をすれば
横尾忠則やアラーキーの作品を
エログロなのにオシャレでセンス良いって思っちゃう感じかな

創作物に対しては、好き嫌いはあっても良し悪しは無いと思っている
その点では、コレは明らかに好き嫌いが分かれる
たぶん嫌いって人は同族嫌悪に近い感情が起因しているのでは?
いや、ちょっと違うな
確固たる信念の元に
一切の妥協と他者の介入を許さず積み上げた結晶だとしても
必ずしも美しく輝くわけではないッ!(キリ)って感じ

ちょっとイミフな方向に行ったので軌道修正!

話題性先行を期待して安直にタブーをテーマにするのは
簡単に見えるけど、扱いは非ッ常ぉ~に難しい
瞬間的に人目を引けるけど
上っ面だけの付け焼き刃になるか、
もしくは客観性を著しく欠いた表現になるのが大半
それを
的確に扱えるのは巧みなバランス感覚を有していると思っている
その点で幾原氏は天賦の才能をもってるんだろうなぁ
でも、ピクトグラムとかサインとか手法は一緒だけどなッ!w
あと
作中を通して使われるキャッチワードも興味深くて
「きっと何者にもなれない」ピングドラムに対し
「繋がれない」さらざんまい、とか
最初はちょっと意味がわからないけど
後半に行くに連れ、この言葉がけっこう心に刺さってくる
人によっては哲学的な解釈とか深読みしそうなところが
なんとも現代美術との近似性もみえてくる
そうでなくても、単に文字媒体としても読み応えのある作品と言えそう

尚、今回は1クールという短い尺
ピングドラムと違って、比較的サラッと終わらせているのが救い
これがもう1クールあったなら
もっとエグいエピソードがブッ込まれていたに違いないね{/netabare}

投稿 : 2019/07/06
閲覧 : 315
サンキュー:

9

kameko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人とのつながりを諦めたくない3人の河童(少年)のお話?多分

許されないこと、後悔してること、偽ったこと、伝わらなかったこと、諦めたくないこと、いろんな負の感情を3人の少年たちが乗り越えようとする話。
のような、
悪から世界を守る3人の少年たちのお話。
のような、よくわからなかったけど最後まで見きりました。
歌が面白いのとカッパが可愛かったことしか覚えておらずどんな内容だったのかはあやふや・・・。

投稿 : 2019/07/04
閲覧 : 198
サンキュー:

4

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんとなく、変人のふりをしてるけれど根は真面目な人、みたいな作品

東京浅草を舞台にした、ノイタミナ枠のオリジナルアニメ。全11話。
内容的には、3人の中学生の少年を中心に、人と人との繋がりという正統派のテーマを描いていきますが、監督がユリ熊嵐などの幾原邦彦ということで、非常に癖の強い作風。河童という素材、言葉のセンス、シュールな演出、回想シーンの多用、強いBL臭など、いかにもこの監督らしい独特の世界観になっています。
とりあえず、個人的な感想をざっくり言うと、個々のエピソード単位では展開に意外性があり、思わず笑ってしまうような場面も多いので、毎週それなりに楽しめたけれど、全体を通したストーリーにはあまり魅力が感じられず、ちょっと退屈だったかな、といったところ。味付けが奇抜なのでインパクトはありますが、人と人との繋がりというテーマのプッシュがやや過剰で、鬱陶しいというか、暑苦しい感じもしました。
作画は全体的にとても綺麗。実写の背景とキャラ絵を組み合わせたED映像も素敵でした。音楽は、ED曲が良かったです。
最後まで観終わって、なんとなく、変人のふりをしてるけれど根は真面目な人、みたいな作品という印象もあって、つまらなくはなかったけれど、特に面白くはなかったです。これが美少女キャラの百合アニメだったならもう少し楽しめたかも、なんて思ったりもしましたが、そういう発想が出ること自体が、この作品にそれほど惹かれていなかったという証明かもしれません。

投稿 : 2019/07/03
閲覧 : 223
サンキュー:

13

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

シュールな奇天烈から心地よいマンネリズムへ(注BL表現有) (全11話視聴済)。

〇視聴に際して
いつものように原作(があるのかどうかさえ知りませんが)未読、事前情報無で視聴開始。

◎全11話視聴記念書込(02/Jly/2019、タイトル話数修正)
題「シュールな奇天烈から心地よいマンネリズムへ」
まず、本作の難しい分析や解説はワタシでは不可能ですので、ワタシの感想以外のところを御参照頂きますようお願い申し上げます。ワタシは自分が視て、考えたことではなく感じたことをただ列挙しているだけです。
 「♪取り戻さなきゃいけないものがあ~る」の歌を歌うのが各回の主人公です。毎回この曲を誰かが歌い踊りますが、ふざけているようでまじめでどこかシュールで不思議な雰囲気です。そしてサビの部分でケッピ(CV諏訪部順一)が「カッパ・ラ・エ」と合の手を入れます。その時私はついニンマリしてしまいますw。それは繰り返し聞くうちに何故かこのクダリが気に入ったからです。
 本作は、ワタシはミュージカルが何かは全く知りませんが、おそらくたぶんミュージカル的に歌い踊る作風です。歌い踊る曲は、他に警察官の二人組が歌い踊る♪カワウソイヤ~もあります。これらのシーンにいつも流れる挿入歌は分かりやすく馴染みやすい歌だと思います。しかし、それでも何度も聞いていると、人によっては飽きてしまうかもしれません。カッパ化した三人と警察官の二人はほぼ最後の回まで歌い踊っていました。
 これは私の勝手な感じ方ですが、主人公たちが変身したカッパキャラが、歌い踊る様はカワイイので何度も視ても飽きるというよりは馴染みます。また、その回のお話にもう直ぐオチが付くんだと、そんな気持ちになります。つまり、カパゾンビをやっつけて、尻子玉抜いてさらざんまいして、何でも叶うお皿をケッピから貰う、というシュールで奇天烈に感じる一連のプロセスを、マンネリ化することで物語の落としどころを分かりやすくしているのではと感じました。つまり当初のシュールで奇天烈に感じた楽曲とそれが流れるほぼ同様なシーンを繰り返し視ることで、やがて慣れ、ついにはある種の心地ヨサを感じるようになりました。それは、有名な時代劇水戸黄門の印籠が掲げられた時に、このお話も解決されるのだなと感じてある種の安堵感に似た感覚だと思います。こんなにリフレインがある作品は昔にしか視たことがないですが、それは予算節約のための単なる使いまわしであったような気がします。本作ではもちろん別の意図の側面が強いと感じます。しかもそれが心地ヨイものだとは知りませんでした。
 欲望と愛、コレも勝手でしかもイイカゲンなワタシの感じ方ですが、カワウソ側のはこれを選別してしかも愛だと捨てていたから結局上手くいかなかったのでは、と感じます。一方カッパ側はその3人とも全員が欲望であってそれでいて愛でもあったような気がします。それらは、一希の兄弟愛、燕のBL、悠の唯一の肉親兄への従属的兄弟愛ですが、どれも結局欲望に裏打ちされていると思います。なお、一希の春河への愛は、無償の愛を偽装していますが、実際は償いの愛で、自分が結果的に春河の足を傷付けてしまったことへの罪悪感という罰から解放され楽になりたいという欲望の一形態だと解釈できると思います。
 
 何だか自分でもとりとめのない文章になってしまったと思いますが、お読み頂いた方申し訳ありませんでした。
 最後にこの作品は、BL的な表現を沢山含みますので、そのことを特に気にされない方には、物凄くオススメしたい作品だと思います。とても変わった作風ですが、それでいて何故か楽しい気分にさせてくれると思います。



〇3話ぐらいまで視たときの全体的な感想
題「何コレ何コレ、ターノーシーイw(注BL要素有)」
現在のところどの程度のものかはっきりしませんが、BL要素があるので苦手な人は楽しめない可能性があるかもしれません。

事前情報無とはいえ、河童かぁぁ、鬼太郎とか春夏秋冬朝昼晩とかでイッパイ視たことあるし、もうヨクネって、思ってました。で、念のために視たわけです。そんな自分でしたが始まって直ぐ、その雰囲気というか映像世界にトリップしてしまいました。というわけでコレはヨサゲだよ、って540度ぐらい視方変えます。まず、掌を下に向けて額にあてて反対の手を伸ばす決めポーズがあるのが可笑しくてカッコイイです。映像に関しては(ノイタミナ仕様なんでしょうか)安っぽい作画などはなく、実写やスーパーインポーズされたCGのようなの、音楽の使い方や選択もワタシ的に高好感度。カッパゾンビとの対決場面に流れる爽やか系EDMもイイ感じです。若々しさを感じるop/ed曲もイイと思います。そうしてこういうなんやかんやが渾然一体に纏まって、うねりながらこっちに向かてくるような感覚、刺激的です。と、ここまでの文章何を言ってるのかまるで分からないでしょが、ワタシも何言ってるのかヨク分かってないですw、タブンただ興奮してるだけです。
 そして、タイトルでもあるキーワード「さらざんまい」とは身も心もつながること、キャッチフレーズが「手放すな、欲望は君の命だ」ってことみたいです。

〇登場キャラ;公式サイトの情報参考にしています。
・矢逆 一稀:CV村瀬歩;
・久慈 悠:CV内山昂輝太;裏社会とのつながりがあるみたい。
・陣内 燕:CV堀江瞬;眼鏡をかけている一稀の幼馴染でサッカーのゴールデンコンビだった。
・ケッピ:CV諏訪部順一;カッパ王国第1王位継承者を自称する謎のカッパ型生命体。人間の尻子玉を抜いてカッパにしてしまう。
・新星 玲央:CV宮野真守;交番に勤務する警官で真武の相棒で、カワウソと何か関係がありそう。
・阿久津 真武:CV細谷佳正;交番に勤務する警官で玲央の相棒で、同じくカワウソと何か関係がありそう。



〇ワタシ的視聴ログ
{netabare}
1話め;公式HPの情報を参考に書いています。
浅草が舞台です。登場人物は、中二の3人、矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太です。ある日、カエルに間違われるのが大キライ、カッパのケッピに出会い、
尻子玉を取られ、カッパになってしまいます。そして、『元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』そう言われます。そのある方法とは”さらざんまい”で、身も心もつながることだそうです。件のさらざんまいには、秘密漏洩の副作用があります。一稀の吾妻サラ女装趣味が、悠と燕の二人にバレてしまいますが、何か目的があるようです。

2話め;警官二人はもろBLポイなぁw。
クッピ曰く「これからも、カッパになってカッパゾンビの尻子玉を抜いて貰いたいケロ」で、その報酬として願い事が何でも一つだけ叶うお皿が一枚貰えます。なお金の皿は1枚で銀の皿は5枚の
一稀の吾妻サラのコスプレの意味は、大切にしている弟の春河(はるかCV釘宮理恵)、愛称「はるかっぱ」、とつながるための手段だったようです。一稀は
春河のために皿が欲しい。一方、悠は兄とつながるために皿が欲しい。二人にカッパゾンビ尻子玉カッパライの動機が発生しているわけです。なお悠の兄は裏稼業を生業にしています。 

〇私事、今季は前季より桁違いに多忙(前季ギョームをサボリ過ぎて山積中)なのでこの作品も各話感想はムリかもです。

3話め~11話め;..。(ごめんなさい無理でした。(02/Jly/2019))


〇極個人的な思ひ出;ただの自分語り
{netabare}
大昔w新入社員だったころ、東武伊勢崎線沿線に住んでいたことがあります。なので、この作品の舞台の浅草近辺はとても懐かしいです。チョット小バカにして浅草花やしきに行かなかったのは後悔してたりするw。そこに行く代わりに都庁なんかに..いや其れも懐かしい思ひ出か、某オカルト公務員の聖地巡礼的には。
{/netabare}

{/netabare}

あと、そういえば本作の名作監督「幾原邦彦」の作品、「少女革命ウテナ」、「輪るピングドラム」、「ユリ熊嵐」を一つも視てない、ニワカ者なので、機会を見つけて視聴したいとも思いました。

と言う訳で、皆様「グッド皿ック!」です。

投稿 : 2019/07/03
閲覧 : 273
サンキュー:

12

山のかかし さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

幾原監督ワールド

面白かったです。
とにかく、他に類のないアニメ、幾原監督さん独特のテイストがさく裂です。
「廻るピングドラム」で衝撃を受けて、「ユリ熊嵐」ではちょっとなじめなかったですが、他に類をみないストーリーと描写が素晴らしかったです。
「輪るピングドラム」でもそうだと思いますが、家族や人とのつながりを大事に描いていると思います。
OPのKANA-BOONの「まっさら」
EDのthe Piggiesの「スタンドバイミー」もう凄く良かった。今季のお気に入りの楽曲でした。

投稿 : 2019/07/01
閲覧 : 173
サンキュー:

10

田中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

気がついたら最後まで見ていた作品

1話を見た時はぶっ飛びすぎててよく分からなかったのですが、気がついたら最後まで見ていました。最後まで見てもやっぱりわからないことも多いですが個人的には面白い作品でした。涙もろいからかもしれませんが見ている途中で泣いてしまうこともあったり、やっぱりいい作品だと思います。

投稿 : 2019/07/01
閲覧 : 145
サンキュー:

5

ネタバレ

黒羽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初は意味わかんなかったけど、結局最後まで見てしまった

最初から急にぶっ飛んでてわかんなくて、見るの断念しようとしたけど、悠が個人的に好きで結局見てしまった。
OPがKANA−BOONなんだけど、キャラがめっちゃかわいかった
最初はそれぞれの秘密が明かされていってみんな予想の斜め上を行っててずっと驚きの連続だった。ただ最終回バーって展開が早くてもう少し尺が必要な作品だった

投稿 : 2019/07/01
閲覧 : 155
サンキュー:

5

ゲリオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

イクニ作品やっぱり無理

すまん。ぶっちゃけ良く分かんなかった。
最初の方は意味不明と思いつつも不思議な中毒性があって切るに切れなかったんだけど、気付けば見るのが億劫になってきた。
どちらかと言えば最後まで見て後悔。

この監督が手掛けるアニメは毎度難解で、"輪るピングドラム"に"ユリ熊嵐"、どちらも途中で切ってしまった過去がある。
今回は視聴するアニメが少なかったこともあって完走できたけど、自分にはやはり合わないと再認識…
あまりに抽象的で常人には理解し難いのである。
監督作に熱狂的なファンが多いのは知ってるし、本作も好きな人は好きなのだろう。
多分だけど一話一話、内容について考察するのが好きな人は監督作品にハマるのではないだろうか。
いや、わかんないっすけどw

あと、いちいち表現が下品。
毎回ケツの穴に突っ込んで玉を取るってどうなんだろう。
終始ホモネタ全開で突っ走ったけど気色悪いし面白くもない。
腐受けを狙ってるにしても露骨なホモは逆にウケが悪い気がするが。
美少年同士のさり気ないBLを妄想するのが萌えるんでないの、あの人らは。

ミュージカルに関しては、まあ耳に残るっちゃ残った。
「と~りも~どさなきゃ~」にしても「かわ~うソイヤッ」にしても。
宮野と細谷さんはやっぱり断トツに歌が上手だと感じた。
…んで、あの二人って一体なんだったん?w
あと結局サラも何者だったんでぃっしゅか?
もう分かんないことだらけなので考えるの辞めます。

ボロクソに言ってしまったが、視聴者の皆さまのレビューをチラ見すると予想通り割と評価高いね。
「人と人とのつながりを斬新なスタイルで表現した名作でした」
なるほどぉ、そういう意見も一理アリマスネ・・・って、んなわけあるかーっ!
本当にそんなこと思ってたんか?正直に言えよ。チンプンカンプンだったって!
なんか美術館で抽象画を見て絶賛する人に似てるな、この監督のファンって。
分かった気になった自分に満足して余韻に浸っちゃう。

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 222
サンキュー:

6

ネタバレ

めー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

下品なとこもあるけど、美しいとも思える不思議。

一話見たときには、やたら作画美しいんだけど、下品だし、何やってるんだかわけわからなくて一体何を見てるんだという思いがすごかった。
監督が難解な作品の方なので、考察班のネット情報読むのを楽しむ作品かな。
みんなが抱えてる秘密、子どもには重すぎるし苦しい。
レオとマブも最初は何がなにやら。

少しずつキャラに愛着もわいて、秘密も明らかになるにつれて次週が気になって毎週楽しみに。
難易度高くて、結局理解しきれてないけど、最後まで引き込まれて見れた。
ラスト重めだけどハッピーエンドなのかな。

声優はレオマブが大活躍。
悠(とおい)も良かった。

まあるい縁で繋がっている。良い言葉。

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 233
サンキュー:

8

ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

社会の不寛容に目を向けながら…

【総合評価:☆☆☆】
 バンクシステムを使い倒した見事な作画、歯切れの良いカッティング、無類の可笑しさを醸し出す下手クソなミュージカルシーン--多くの見所がありながら、それでも、『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』という、テレビアニメ史上の頂点と言える傑作2本を作った幾原邦彦にしては、いささか物足りない。
 幾原の作品に共通して描かれるのは、表面から窺えない人間心理の不気味さと、こうした訳のわからないものを排除しようとする社会の不寛容である。このテーマは、『さらざんまい』でも取り上げられる。ただ、透徹した眼差しで現代日本の暗部を見つめた『ピングドラム』などに比べると、問題の取り上げ方が中途半端である。

【「排除の論理」の怖ろしさ】
 『さらざんまい』のメインプロットは、カズキ、エンタ、クジという3人の少年が、カッパ(らしき生き物)のケッピが与えるミッションを遂行し、クリアすれば報償として、どんな願いでも叶えられる希望の皿を受け取るというもの。これだけ見ると、少年向け冒険アニメの一パターンに思えるかもしれない。しかし、ミッションの内容と少年たちの状況を見比べると、そんなに生やさしい話ではないとわかる。
(以下、『さらざんまい』『少女革命ウテナ』の重大なネタバレがあります)
{netabare} ミッションは、異常な欲望に執着するゾンビ(カパゾンビ)の「尻子玉」を抜いて欲望を昇華させ、この世から消滅させるというもの。尻子玉とは、カッパが水に引き込んだ人間から抜き取って食うと言われる臓器で、抜き取られた人間は力を失い死んでしまう。本アニメの設定では、欲望の根源とされる(これって前立腺のことではないかしら。主要キャラはみんな男性だし、稲垣足穂のA感覚を連想させる)。
 ところが、カパゾンビの執着とは、概して単なる変態性欲であり、それほど悪辣な欲望ではない。例えば、ソバにこだわる男の欲望は、好きな女性が入った風呂の残り湯でソバを茹でて食べたいというもので、異常ではあっても反社会的というほどではない(私はリアルに想像してウゲッとなってしまったが)。にもかかわらず、尻子玉を抜かれたカパゾンビは、恥ずかしい一面を他者に知られたことを嘆きながら消滅する。それほどの罪だったのか?
 もっとも、現代日本でこのような性癖が暴かれた場合、その情報はSNSで拡散されて、「キモイ」と罵られ社会的地位を失うだろう。アニメのカパゾンビは、警官の(制服を着た)レオとマブに目をつけられ殺されたことが示唆されるが、これは、異常者を社会的に抹殺する「排除の論理」を象徴する。レオが拳銃を突きつけるとき、「欲望か愛か」と二者択一を迫るが、「清潔な愛なら容認するが、醜い欲望なので排除する」という強引な自己正当化に聞こえる(レオとマブは、欲望エネルギーの持ち主をゾンビにしてカワウソ帝国に送るエージェントなので、続くミュージカルシーンでは欲望を称揚する)。
 カパゾンビを消滅させた少年たちも、決して身ぎれいな訳ではない。カズキ、エンタ、クジは、それぞれ、「血縁の欠如を乗り越えた家族愛」「サッカーを通じて結ばれる友情」「家庭の窮状を救うための兄弟愛」で他者とつながっているように見えながら、その実、「ネット上でのなりすまし」「同性愛的な衝動」「殺傷事件への関与」という、人には知られたくない隠し事がある。これらは、カパゾンビが社会から排斥された要因と、それほど差があるわけではない。
 このように、断罪する者とされる者が、実は等しく罪人だというのは、幾原アニメでしばしば取り上げられる構図である。例えば、『少女革命ウテナ』。ウテナは、アンシーを薔薇の花嫁として非人間的に扱う生徒会メンバーに決闘を挑み、彼女を自分のものにする。しかし、物語終盤になると、ウテナ自身がアンシーの本心を理解していなかったことが示される。その意味で、ウテナと生徒会メンバーは大差なかったのである。
 ラストでウテナは闘いに敗れ、姿を消す。ウテナが去って平穏に戻った学園では、もはや彼女のことを思い出す人はいない。『さらざんまい』でも、カパゾンビが消滅すると人々の記憶からもスマホの待ち受け画面からも姿が消え、その存在は「なかったこと」にされる。社会にとって好ましくないものは、もともとなかったかのように扱われるのだ。『ウテナ』の場合、アンシーだけはウテナの消失を覚えており、社会に向かって一歩を踏み出すためのきっかけとする。しかし、カパゾンビを覚えている者は、誰もいない。{/netabare}

【社会問題の取り上げ方】
 幾原は、『美少女戦士セーラームーン』『少女革命ウテナ』と社会性の乏しい作品を発表した後、12年の期間をおいた『輪るピングドラム』で、社会問題を直視する姿勢を示した。この姿勢は、次の『ユリ熊嵐』にも受け継がれるが、『さらざんまい』になると、問題意識が形骸化しているように感じられる。
(以下、『輪るピングドラム』の重大なネタバレがあります)
{netabare} 『ピングドラム』では、無差別テロ首謀者の子供というだけで、「きっと何者にもなれない」と社会から排斥される3人の少年少女が描かれた。そこには、決して贖うことのできない「原罪」という重いテーマが垣間見える。彼らに絡む人々は、いずれもテロと深い関わりを持ち、テロによって人生が狂わされていた。
 また、『ユリ熊嵐』は、正当な社会規範の枠に収まらない性愛を取り上げ、規範を逸脱した者に対する制裁を問題視する。
 一方、『さらざんまい』は、これら2作と同じく、社会が異質なものを排除する怖ろしさに目を向けながらも、その描写はあまり徹底されていない。そのことは、排除のきっかけとなるものが何かを考えると、わかりやすい。
 『ユリ熊嵐』で描かれる性愛のシーンは、見ていて息を飲むほど生々しい。しかし、『さらざんまい』になると、カパゾンビの変態性欲は戯画化されて表現され、笑いを誘うだけ。エンタが好きな子の笛を舐めるのは、思春期の男子にありがちなこととして容認できる範囲であり、カズキの女装はむしろ可愛らしい。3人の少年の隠し事で明確に反社会的なのは、ヤクザとつながりを持つクジの行為しかない。しかし、ヤクザの描き方は類型的で平板であり、彼らがどれほど悪行を重ねようと、ヤクザと無縁である大多数の視聴者には心の痛みを感じさせない。『ピングドラム』における憎しみの連鎖や、『ユリ熊嵐』のヒリヒリするようないじめに比べると、他人事なのである。
 「つながりたい」という欲望をテーマにしているにもかかわらず、取り上げる社会問題が小粒すぎ、社会性が充分に描かれていないとも言える。このテーマに関わるものとしては、SNSで無視されたために衝動的な無差別殺人に走ったケースや、社会になじめず引きこもりになってゴミ部屋で孤独死したケース、親からDVを受けながらなお赦しを請うた子供のケースなど、マスコミに注目された現実の事件が少なからずある。しかし、『さらざんまい』では、敢えてこうした事件には目を向けない。もしかしたら、『ピングドラム』におけるテロ事件の取り上げ方が批判を招き、幾原の腰が引けたのかもしれない。{/netabare}

【アニメ表現の極北】
 社会問題の取り上げ方は煮え切らないものの、『さらざんまい』の作画は、アニメ表現の極北とも言える水準に到達している。特に、バンクシステムを活用した見せ場が素晴らしい。バンクシステムとは、すでに使われた画をストックして使い回すやり方だが、近年のアニメでは、必ずしも手抜きではなく、象徴的シーンの繰り返しによってエモーションを高める目的で使われる。『ピングドラム』でも、プリンセス・オブ・ザ・クリスタルが「生・存・戦・略~!!」と叫ぶシーンで効果を上げたが、『さらざんまい』のバンクもそれに匹敵する。
 レオとマブが「カワウソイヤァ」を歌い踊る場面(私も一緒に踊ろうとしたが、動きが速すぎてついて行けない)、あるいは、カパゾンビとの対決に向けて、カッパの姿をした3人の少年が危なっかしく繰り広げるミュージカルシーン(地面にヘチャッと叩きつけられて慌てて起き上がる仕草の可笑しさ)は、何度見ても楽しい。

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 419
サンキュー:

7

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

『幾原』節は、未だ健在っ!!

2019.04.12
「ユリ熊嵐」から4年。忘れかけたら、ふと現れる「幾原邦彦」監督。(笑)

[1話見て]
独特過ぎる映像演出は、相変わらず手を抜いてない「プロらしい仕事」!
舞台は現代日本、「東京・浅草」ではなく「東京・浅草に似ているトコロ」。(笑) なので、街のいたるところに『河童』成分が散りばめてあります。

今回は3人の少年が中心になるようですね。(モチーフは、時代劇「三匹が斬る!」らしいです)
当たり前のように起きる「不条理」に、常人の思考では追いつけず、理解しようと考え始める数コンマ/秒の間に、次から次から次から次から次から次へと展開するテンポ。意味不明ながらも退屈させない奇抜でコミカルな演出の数々。
暗喩、隠喩らしいキーワード(河童・絆・繋がり・欲望・他人に知られたくない『秘密』など)も相変わらず意味深く振りまいており「ナンプレ」みたいに考えて当てはめていくような作風。
でもあまり「謎」過ぎると(頭の悪い・気軽に観てる)視聴者側から飽きられるのが欠点ですが、本作はどうなるでしょう?

幾原作品を評する程のインテリではありませんが、おバカな私でも今回はコミカル色が強く感じられて視聴が楽しいです。


2019.06.30
カッパ一稀「さら~~!」
カッパ悠「さら~~!」
カッパ燕太「さら~~!」
一稀・悠・燕太「さらざんまい!!」


【簡易感想】
全11話 「サッカー(11人選手制)」もキーワードになってるだけに・・・(笑)

現実でありながら虚構。相変わらずの「言葉遊び」と視聴者側に『命題』めいた表現で「考える」より「感じる」事を推しだした美麗アニメでした。 見解も人によって様々でしょう。真面目な方々は議論・考察で湧いたり盛り上がったりしそうですね。(笑) まあ「正解」なんてないのかもしれませんが。

頭の悪い(笑)私は、「カワウソ(概念)」が日本に根ずいた欧米思想の抽象
のように思え、カッパが日本古来の美徳(めいたもの?)のように感じられました。

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 147

ぱに さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

矮小な世界で求めるものと諦めたもの

全11話

内容については割愛し、個人的に受けた印象等をつらつら書かせてもらう。
以下感想


BL要素が前面なので視聴を断念しようか迷ったが、最後まで見てしまった。

レビューする時は決まって、他人のレビューを流し読みしつつ、完走してすぐの整理がつかない状態で文章を考えているのだが、この作品に関しては全くといっていいほどぐちゃぐちゃ。

取り繕える言葉が見つからない。
まだもやもやしている気持ちの悪い印象。
アウトプットすることが困難な気持ちになったのは「妄想代理人」以来かな?久々かもしれない。


理解できる要素と意味不明な箇所が混ざり合っていて、とても気持ちのいいものではない。

万人受けするような王道アニメではないし、1回の視聴で理解することが難しい作品なのかもしれない。
他人に勧めるような作品じゃない。

捨てたと思ったものが拾われていたり、断ったと思っていた思いが繋がっていたり、信じていたのに裏切られたり、思い込んでいたことが真実と違ったり、現代社会において何らかのカタチで繋がっている我々にシリコダマをぶつけてくる酷い作品。

何かしらのメッセージは受け取ってしまう云わば『電波アニメ』に分類されるのでは。いや、知らんけど。

OP、EDはともにすばらしかった。

投稿 : 2019/06/29
閲覧 : 160
サンキュー:

7

クロフネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

独特な作品

映像演出に癖が物凄くあり、ストーリーもかなり変わっており、登場人物も一癖も二癖もある物凄く独特な作品だった。

その独特さ故、最初の3話ぐらいまではあまり良く分かっていなかったが、内容を掴めるようになるとかなり楽しんで観られた。
そして、劇中歌はめちゃくちゃ病み付きになる。

投稿 : 2019/06/28
閲覧 : 136
サンキュー:

4

レイン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

好みは分かれると思う。

放送前に見た予告とは違った印象の内容だった。
ユリ熊嵐と似た演出があるけど同じスタッフなのかな?
はっきり言って自分の好みではなかった。
ノイタミナなので最後までなんとか視聴終了。
キャラデザインは子供向けな感じがする。
演出は腐女子向けだと思う。
作画で時々すごい作画があるんだけど誰の作画なんだろう。
ストーリーは他人の心の中を見ても好きでいられるか?
って問いかけている内容ですね。
テンポの良い演出なのでハマった人はたまらなく好きな作品だと思う。
自分には残念ながら合いませんでした。

投稿 : 2019/06/27
閲覧 : 197
サンキュー:

7

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

カッパVSカワウソ

2019.6.26視聴完了。

ナンセンスでありながら、かなり中毒性のあるアニメです。
ピングドラムのアニメが大丈夫な人には、おすすめです。

作中で歌われる曲も良かったし
ウッソ〜の言葉はクセになります。
面白いアニメでした。

投稿 : 2019/06/26
閲覧 : 195
サンキュー:

9

ユメサーンスーンシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最低第3回(皿)くらいまで見て欲しい

見始めた時の予想以上に面白い作品でした。
手の込み方が半端ないし、作画も超キレイ。妥協がない。

話がぶっ飛んでるなんて言われたりもしてますが、根底は地に足のついた考えで成り立っており、その土台の上でいかに器用に、意地悪に、面白く、美しく作品を作るか!という熱を感じました。(私の勝手なイメージ)

他の方のレビューにもあるように、物語を説明するのはなかなか困難です。
特に第1皿だけ見ても「???」となる場面がほとんどで、正直なんのこっちゃです。

ただそこで、「このテンションにはついて行かれへんわ…。」と諦めるのではなく、とりあえず第3皿くらいまでは見て欲しい。
そしたらなんとなく支離滅裂だった物語のパーツパーツがつながり始め、面白さが一気に増します。
サスペンスや謎解きが好きな人とかの方が意外とハマるかも。

それでも無理なら、お口が合わないってことで(笑)

投稿 : 2019/06/26
閲覧 : 168
サンキュー:

5

ネタバレ

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

カッパにされた少年3人が元に戻るため奮闘する、奇想天外な大人の妖怪アニメ

ヤサカカズキ、クジトオイ、ジンナイエンタら3人の中学生は、カッパ王国第1王位継承者を自称する謎の生命体・ケッピと出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパの姿に変えられてしまう所から物語は始まる。
-----------------------------------------------------------------

絵は見やすいデス。
キャラは一見地味かなって思ってたけど、メインキャラ達のカッパ姿が意外にも可愛かったデス。
ストーリーは斬新だと思います。
青春モノかと思いきや、BL要素あり、ゴタゴタした人間ドラマあり、バトルありと、とにかく盛りだくさんデス。
キャラ達が悩み、葛藤する中で、繋がる為にどう考え、行動していくのかが見所だと思います。
後は「さらざんまいのうた」「カワウソイヤァ」は何かクセになります。

投稿 : 2019/06/26
閲覧 : 205
サンキュー:

5

ウェブペンギン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

インド映画の様な?

1話を見た時点では、こんな訳の分からん作品は、普通、パイロット版でボツだろうと思った。
3話を見た時点で、もうついていけないと思い断念!
だけど、なんか恒例のミュージカル調のバンクシーンが見たくなり、再度、視聴を再開
どんどん怪しい展開になっていくが、中毒性があるみたいディッシュ!

ラストは、以外に無難にまとまって良かった

音楽がホントいい
OPのまっさら(KANA-BOON)、さらざんまいのうた(矢逆一稀(CV.村瀬歩)、久慈悠(CV.内山昂輝)、陣内燕太(CV.堀江瞬)、ケッピ(CV.諏訪部順一))、放課後カッパー(吾妻サラ with 少女式ヱリス)、Stand by me(the peggies)
EDの実写とアニメの合成も素晴らしい

しばらくは、さらロスです

投稿 : 2019/06/25
閲覧 : 279
サンキュー:

10

ネタバレ

shigi さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

超絶ガチ

1話目は「なんてふざけた作品だ」と思ったけど。。

見終わる頃には全力でふざけている部分が中毒になっている。
好みが分かれる表現も多様にあるけど、それでも中身は超絶ガチ。

秘密がバレる=人生終わり

となることが多い現代。

秘密がバレる=絆が深まる、誤解が解ける

に変換されていてとても良かった。
繋がりたいのに繋がれない。
繋がったと思ったら遅かった。
繋がったら終わっていた。
始まらないから終わらない。

キャラデザや原画のようにさっぱりした爽快感はほぼゼロ。
見た目に騙されると後半でガッツリやられます。

あとは作中、なぜか「物語シリーズ」を思い出したかな。
そんなに似てたわけでも無かったと思うのですが、演出が少し似てたのかな?

「嘘でも嫌いだと言えなかった愛」と、「一緒にいるために嫌いだと言い切った愛」があって、「捨てなければ生き残れないのに捨てられなかった愛」があって、「大切なもののために別の大切なものを捨てる愛」があって、欲望だと「判定」されていたけど、そのどれもが「愛」にしか見えなかった。
愛とは? 欲望とは?

タイトルとか歌とかあんなにふざけているくせに。
ただ悲しい。胸が苦しい。

そんな作品です。
是非。



(追記)
なんということでしょう…
まさかの最終話を見逃していましたので追記します(笑)

ラストまでぶっ飛んでいて予想の斜め上をいきました。
1話目からちょこちょこ思っていた、「お前も歌うんかい!」が
最終話にも適用されます。びっくりです。
ここまで真面目にふざけきっている作品が他にあったでしょうか、というくらいの問題作です(いい意味)

とても気持ちよく終わった、最後の最後に爽快感を感じられる作品でした。
そして最後までやっぱりふざけていました。

とても良い作品で、後々しばらく記憶に残り続けることでしょう。
そして気付くと「と~り~も~どさなきゃ~♪」と口ずさんでいる「さらざんまいのうた」…恐ろしい…

投稿 : 2019/06/25
閲覧 : 285
サンキュー:

8

イカ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

よくわからない

よくわからないけど、見入ってしまった。
1話はただ茫然として。3話ぐらいで段々話の進み方に慣れてきて、7話ぐらいから怒涛の展開に次の放送が待ち遠しくなった。最終話は、全容がわかるのかと思いきや最後までまったく分からず・・・。心地よいもやもやだけが残った。

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 218
サンキュー:

5

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何となく目が離せない作品

== [下記は第6話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
ノイタミナ枠のオリジナルTVアニメです。幾原邦彦監督作品ということで話題になっているようです。このレビューを書いている時点では第5話まで視聴終了しています。

矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人がカッパ王国第一王位継承者を自称するケッピと出会ってそれぞれの事情でカッパにされてしまい、元に戻るためには「カッパゾンビ」と戦えと言われる羽目に。

ということで毎話様々な欲望を持った人間が変異したカッパゾンビと戦うことになります。

他に主な登場人物としては毎回占いを披露するアイドル吾妻サラ、一稀の弟の春河、謎の警官二人組(新星玲央・阿久津真武)などです。

本作でもカッパゾンビの発生、カッパへの変身などでバンクシーンが多用され、毎話での新規作画が抑えられているようです。

登場人物が皆、それぞれの内面に向かい合う話になるようですが、バンクのせいなどもあって人によっては退屈に感じるかもしれません。

が、なんとなく目が離せず観続けてしまっています。でもたぶん観終わってみるまでちゃんと評価はできない気がします。そういう意味では『輪るピングドラム』なんかと似たようなところがあるかも。
== [第6話まで視聴時レビュー、ここまで。] ==

無事に最終回まで完走。

結局のところ人の縁、つながりといった辺りがテーマの作品なのだろうかと思います。私としてはわりと楽しく観られました。

EDでのミニチュアセット実写+画像処理を使った背景や、モブを記号的な人型で描くなどのシャフト制作の作品なんかでもやりそうな風味の演出がありましたね。

歌舞伎の見得のような「さらざんまい」のアクションやサラちゃんの「当世の本流とはほど遠いけどビミョーなカワイさ」など、スタイリッシュとダサさの狭間をいくような雰囲気はけっこう好きディッシュ!

挿入歌でミュージカル風に話を進めてみたり、個人的には面白ポイントは多々あったとは思うのですが、どうも「これは面白いよ」と他人に薦めるような感じの作品でもなかったなあというのが正直な印象です…。

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 501
サンキュー:

38

次の30件を表示

さらざんまいのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
さらざんまいのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

さらざんまいのストーリー・あらすじ

舞台は浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ"に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。『元の姿に戻りたければ“ある方法"でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか?!同じ頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する交番でも何かが起ころうとしていたー。(TVアニメ動画『さらざんまい』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年春アニメ
制作会社
MAPPA / ラパントラック
公式サイト
sarazanmai.com/
主題歌
《OP》KANA-BOON『まっさら』《ED》the peggies『スタンドバイミー』

声優・キャラクター

村瀬歩、内山昂輝、堀江瞬、諏訪部順一、宮野真守、細谷佳正、釘宮理恵、津田健次郎、伊瀬茉莉也、帝子、加藤諒

スタッフ

原作:イクニラッパー、キャラクター原案:ミギー
監督:幾原邦彦、助監督:松嶌舞夢、チーフディレクター:武内宣之、シリーズ構成:幾原邦彦/内海照子、キャラクターデザイン・総作画監督:石川佳代子、コンセプトデザイン:柴田勝紀、美術監督:藤井綾香/スタジオPablo、色彩設計:辻田邦夫、撮影監督:荻原猛夫、編集:黒澤雅之、音楽:橋本由香利

このアニメの類似作品

この頃(2019年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ