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「荒ぶる季節の乙女どもよ。(TVアニメ動画)」

総合得点
79.7
感想・評価
603
棚に入れた
2244
ランキング
480
★★★★☆ 3.8 (603)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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荒ぶる季節の乙女どもよ。の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

色を知る年齢か!!

「禁欲の果てにたどりつく境地など高が知れたものッッ、強くなりたくば喰らえ!!!」
というある偉人の名言がございますが、まあ実際はそうもいかないものなのですよねー。


女子高生5人の恋愛模様を軸に、性への葛藤を描いた青春モノ。
それぞれが恋や性に対する様々な悩みを内包しており、5人分の違った恋のカタチを堪能できる恋愛モノの欲張りセットみたいな内容。
彼女たちそれぞれの感情に名前を付けるとしたら多分同じなんでしょうけど、でもその中身はバラバラで、人間の感情の複雑さと奥深さがよく表れていたと思います。
・・・ぶっちゃけエロスを全面に押し出しているというだけで、取り扱ってる内容やテーマはほぼほぼ凪あすと同義なんじゃねえかと感じました。まあ両方岡田磨理なんで似通るのも当然なのですが。
えーとあれだ、そんなに性と純潔について知りたければ和紗ちゃんのお母さんに聞くのが一番手っ取り早いよ(中の人的な意味で)

キャラクターに関してですが、ギャップ萌え重視の私としてはもーちんと本郷ちゃんがお気に入りでしたかね。
恋愛に奥手で一番箱入り娘みたいな感じを出しているのに、内面は誰よりも強かだったもーちん。
クールでポーカーフェイスもといマグロ感あるオーラなのに、いざその状況となると滅茶苦茶テンパってた本郷ちゃん。
どっちも楽しく眺めさせていただきました。

それからハニワのOP、相変わらずこの手の作品とは相性抜群ですね。これもしかしたらハニワ史上1で好きだったかも。

テーマの割りには全体的にコメディ色強めの賑やかで騒がしい作品だったので最後まで楽しく鑑賞できました。良作!

投稿 : 2021/02/06
閲覧 : 285
サンキュー:

31

ネタバレ

暴走インコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こう言うぶっ飛んだ内容が面白い♪

1番好きな回は2話です。
かなり笑えました!ァ,、'`,、 (´∀`) ,、'`,、

{netabare}セッ○スを別の言葉で表す為に文芸部らしく『性的愚者の怨嗟と罰』と表すが長い事からローマ字 頭文字を取る事にし 性的はS、怨嗟はE、罰はバツだからX(バツ印) にしてそれを繋げるとまさかの文字に笑。{/netabare}

他の話も学生時代を思い出させてくれる恋愛感情たっぷりの作品でした。

※個人メモ、閲覧、有難うございました(*ฅ´ω`ฅ*)

投稿 : 2020/12/24
閲覧 : 225
サンキュー:

5

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

純潔の染まる色

アニメーション制作:Lay-duce
監督:安藤真裕、塚田拓郎、
原作・脚本:岡田麿里、音楽:櫻井美希
キャラクターデザイン・総作画監督:石井かおり、

少年少女たちの心をざわつかせる季節。
思春期特有の性的な悩みや思考を、
文芸部に所属する5人の女子高生の視点を通して
鮮やかに切り取ってみせた岡田麿里作品。

一人ひとりのキャラクターの心情を
女性脚本家らしい視点で論理的に解き明かしていく。
繊細な心理描写のリアリティは、
真似のできないオリジナリティがある。

昔は岡田麿里作品といっても、どこかぼんやりとした
「キャラに寄り添った作風」くらいに考えている人が
私も含めて多かったと思うが、自叙伝の出版によって、
作風の裏にある独自性の由来が明らかになったことで、
より作品が理解しやすくなったかもしれない。

岡田麿里の脚本は、徹底的な「他者に対する視線」と
でも言うべきものから成り立っている。
言わば、最近ブームの「なろう系」とは対極にある。
「他者」を客観視しながらも、集団のなかにあるときの
思考や交わりを丁寧に描くことで、アニメの世界にあっても
圧倒的なリアリティを感じさせる。
それは、小学生時代に「他者」になろうとした
経験によって形作られたもので、脚本家としての彼女の
原点のひとつなのだろう。

前置きが長くなったが、この作品もそういう岡田麿里の
視線が随所に感じられる。
しかも、アニメのためというよりは、
漫画原作がスタートだったため、最初から最後まで
しっかりと構成された物語となっており、
完成度は抜群に高い。
私にとっての岡田麿里作品は、細部はとても面白いのだが、
最後の締めになると、いつも何か物足りなさを感じさせたが、
今作は、ラストまでとても上手くまとめられている。

いちばんの特徴は女子高生5人全員が大人に向かって
変化する心の動きをつぶさに見せている点だろうか。
ストーリーの中心は小野寺和沙が「男子」を
受け入れられないと感じつつ苦悩し、最後にはその感情が
変化するというもの。そんななかで5人全員の
心の動きを追いながら、感情の変化を視聴者に
しっかり見せている。

例えば、文芸部部長の曽根崎り香が恋をしたことで、
眼鏡を外して、男に対する考え方が大きく変わるところや、
菅原新菜が大人ぶりながらも徐々に本心を表現していく
過程をコミカルにしかも丁寧に見せてくれる。
心の変化の機微をしっかりと描いている。

{netabare}キャンプファイヤーの影踏み、
り香に対する天城のレポート、
百々子の男を嫌いになる過程、
新菜の歪んだ感情と素直な感情、
ひと葉の野望から生まれた恋、
和沙の恋と友情の間で揺れる思い。{/netabare}
女子高生たちの心模様を実に上手く表現している。

{netabare}り香の退学を撤回させるために起こした
文芸部たちの人質立てこもり事件。{/netabare}
和沙たちは、自分たちが「青」の世界に
いることに気づく。
そこは、心地良いものだった。
「青」の中にいる少女たちは、大人になるために
自らの色を求めて必死に生きる。
時が過ぎ、環境が大きく変化したとしても、
彼女たちがこの季節を忘れることはないだろう。
(2019年11月3日初投稿)

投稿 : 2020/12/12
閲覧 : 803
サンキュー:

81

とまと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

各キャラクターの感情の揺れ動き

感情に振り回される青春の物語でした。
関係性は大きく変わってないものの、爽快な結末。
表情の作り込みとか、もう少し手を加えて欲しかった!

投稿 : 2020/12/05
閲覧 : 189
サンキュー:

3

ネタバレ

テトラポット さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

女子高生とういう名の「荒ぶる季節」、乙女どもは「止まらない電車」

このアニメを見ているときは、女子高生という、荒ぶる季節にまだ馴染めない彼女たちはどんな風に成長していくのか。
そんなことを思いながら見ていました。

彼女たちに総じていえることは人生で避けて通れない、でも目を背けてしまいがちな性の感じ方について。
性の感じる一番厄介なポイントは体の成長に対して、自分を含めた周り視点があること。
大事なのは文学のエロスと僕たちの、もっと身近な性、えすいばつなんかは全然違って、それこそ彼女たちにリアルを味合わせている。

まだ馴染めない彼女たちにとっては抵抗があるものだけど、それは素直になれなくて、だからこそそんな隔たりが少しでも解けた時こそこのアニメの大きな山場になっているんだと思う。
そこからくるのは、一登場人物の一人語りじゃなくて人間ドラマ。
もやもやの源は周りからの視線。

最終回で言った「私たちは青い群れ」
彼女たちのその「青」は「荒ぶる季節」とは対照的で、でもなぜだか納得のいく。

なかなか尖ったアニメですけどオススメです!!!

投稿 : 2020/11/23
閲覧 : 183
サンキュー:

9

takigawa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

むず痒い

漫画原作既読

漫画は絵柄の良さもあって、なかなかの面白さ
いい意味でむず痒くなる作品

2話視聴

漫画の原作者(岡田麿里)がアニメの脚本も担当する
ようなのでほぼ漫画通りにいくのかなと

視聴継続


視聴完了
予想通りで楽しめました
原作既読なら敢えて観る必要はないかな
菅原新菜が良いキャラでした

投稿 : 2020/11/03
閲覧 : 227
サンキュー:

7

既読です。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

スキとキスを経ない

頭でっかちのJKが

「感情」を知る物語。

トラブルメーカーが二人いるけど

現実問題としてあのまま突っ走る子

見てきただけにあまりいい気分では・・・

テーマとして踏み込んだ気概は買うけど
私にとってこのアニメは好きではないです。

投稿 : 2020/10/20
閲覧 : 246
サンキュー:

9

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

2話で断念。

2話で断念。
キャラデザがちょっと無理だった。
あと高校生が年柄年中発情期みたいな描き方が好きじゃなかったです。

投稿 : 2020/10/17
閲覧 : 173
ネタバレ

Non.B さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:----

最初だけかな

最初は思春期の女子を描いてる感じがしてよかったけど後半になるにつれて現実味がなくなってきた。
妄想してるくらいがちょうど良いんだよ。

投稿 : 2020/09/30
閲覧 : 222
サンキュー:

4

ヴァッハ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

麿里ファンに捧ぐお腹いっぱいの傑作

思春期の葛藤、もやもや、悩みが深すぎて、あまりに難しくて答えのない命題で、だから脱線するし自己嫌悪するし周りを敵対視する。

ただの純愛でも、はすに構えただけでもない。
答えのない哲学をここに見た。
原作買ってこよ。

投稿 : 2020/07/03
閲覧 : 432
サンキュー:

6

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白いけど煮え切らない感じ

1話は凡庸ですが、次第に盛り上がり、10話くらいでピークを迎え、徐々に収束していきます。
最高潮の盛り上がりは相当の恋愛ものとして楽しかったですが、最終回への落ち着き方が、キャラの個性を殺した現実的なもので、つまらなく感じてしまいました。

一人ぐらい拘置所に行ってほしかった。

観終えた感想は白髪の演出家の気持ちに一番近いです。いえ、そのように気持ちを代弁する象徴する存在として描かれていたように感じました。


そういえば、最近10代向けの恋愛アニメを観てない気がします。
今の高校生に響く恋愛知りたいです。

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 405
サンキュー:

9

古川深夜 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

凄いけど後半が...

なんでこれがこの点数なのか理解できない
アニメとしての 声優 歌 演出がずばぬけてて 観てて違和感がない 疲れないし また次をすぐ観たくなる
キャラクターがどうゆう恋愛するか楽しみになるし
岡田さんの力がフルに発揮されてる ただ後半の立てこもる回から流れがおかしくなりましたが まぁ終わりが岡田麿里さんらしくて大好き

投稿 : 2020/06/22
閲覧 : 775
サンキュー:

9

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

思春期に必ず考えてしまうあの事、地味子がアホ遭難者に続いてプリキュアになるなんて

小野寺和紗=鈴森明日香、ひなた
菅原新菜=高坂麗奈、押田(BC自由)
曾根崎り香=モモカ、ユニ、ノンナ
須藤百々子=環いろは
本郷ひと葉=黄前久美子、有栖川おとめ
典元泉=富士田多々良(ボールルーム)

もし他人のアレを見てしまったら?アレとはヴァルキリーとかグリザイアでありました
そういえば思春期を思い出させるネタっておもひでぽろぽろであったな
(なぎさの中人がおります)

投稿 : 2020/05/15
閲覧 : 287
サンキュー:

4

HAKU さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いい意味でも悪い意味でも岡田麻里

自分は多分岡田麻里色が強いと好きになれないのだと思います。
本作品は、とても岡田麻里って感じです。
・・・いや本領発揮したらもっとドロドロするかな・・・

岡田麻里と言ったら、青春とドロドロというイメージです。
青春部分はとても好きです。
可愛かったり、愛おしかったり、羨ましかったり・・・
他作品でも、キャラを好きになることは多々あるし、前半部分をすきになることも多々あります。
今回もそんな感じ・・・いや、卑猥な言葉が多用され過ぎて、ちょっと引いてしまうくらいだったかな・・・?
ただ、男は1名を除きいいやつらだし、女子もまぁ可愛らしいと思いました。

岡田麻里はドロドロさせないと気がすみません。
後半にかけてドロドロを加速させていきます。
まぁ、本気のドロドロではなかったとは思いますが。

最後だけ観れば大団円と言えますが・・・
岡田麻里は、いい意味でも悪い意味でも視聴者の心をモヤモヤさせるのが上手だと思います。
そんなにモヤモヤ求めてないよ!って思っていてもモヤモヤさせるのです・・・。

OPとEDはHoneyWorksらしさが出ていましたね。
そんなに知っているわけではないですが、アオハライドを思い出しました。
せりふ部分が邪魔をしますが、結構好きです。
EDは可愛かったです。
作画も安定していたし、感情の変化とかもよく描かれていました。
気持ちが高まった女の子たちの表現はとても可愛かったです。

投稿 : 2020/05/13
閲覧 : 333
サンキュー:

8

どやすけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

歴史に名が残って欲しい名アニメ

全話見終わりました。

面白いという情報だけ聞いてこのアニメを視聴したのですが

久しぶりに本当に面白くハラハラさせられるアニメを見ました。

文学少女と性の衝突は確かに避けられないことを気づかせてもらったアニメ

投稿 : 2020/04/28
閲覧 : 596
サンキュー:

14

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

原作未読です。悩む乙女たちの話・・・ですが、少年漫画での連載であるからなのか、どうも悩みや思考回路が男性脳的なものに感じられました。これは幻想ではないのでしょうか・・・www
まあちょっと気恥ずかしい感じでしたが、楽しく見られました。

投稿 : 2020/04/21
閲覧 : 218
サンキュー:

3

ネタバレ

佐藤くん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マリーに人間ドラマを書かせたら最高だぜ!

良かったり悪かったりする脚本家、岡田麿里。
個人的にはここさけ、凪あす、あの花など人間ドラマを書かせれば右に出るものなしと思っているの荒乙は原作、脚本ということで大期待してました。

今作では性という思春期真っ只中なテーマを燦然と張り出し、それに振り回されながらも少しづつ大人になっていく乙女達を描きます。

性に関する話ということで、好き嫌いが出そうなアニメではありますが、決してイヤらしい意味合いはなく、誰もが通ったであろうもどかしさや恥ずかしさを丁寧に描写する様は見事な一言。

単純にコメディとしても楽しめますし、男女の関係性についての思考の一助にもなるかもしれません。いずれにせよ、こんなご時世にこのテーマを選んだ岡田麿里に敬礼!

投稿 : 2020/04/14
閲覧 : 271
サンキュー:

7

tag さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

岡田麿里と言う才能と同時代を生きる幸運

てっきり女性向け媒体の原作と思って見ないつもりでしたが、岡田麿里の名前を見て視聴。
男性向けに、これだけ女性視点の物語をエンターテイメントとして成立させるのは、中々難しいと思います。しかも女性クリエイターが。複数の女性キャラのそれぞれの背景を巧みに説明しつつ、1クールで描き切る。そして面白い。ほぼ二重苦、三重苦状態の中で破綻しないストーリーテリング。音楽、楽曲、作画、声優さんいずれも高い水準でバランスしておりお勧めです、男性にも、女性にも。

こんなクリエイターと同時代を生きていることに感謝です。

最後のシーンは、暗喩ですか?岡田先生?

投稿 : 2020/04/11
閲覧 : 290
サンキュー:

9

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生で最もへたくそな時期に捧ぐ

岡田麿里氏が原作から絡んで脚本やって、な作品。原作は未読です。

タイトルからして生々しく、しかも思春期男女(特に女)の心理描写には定評のある岡田氏の作品。

「岡田作品は苦手だけど荒乙は面白い」との推薦を複数いただいてて、楽しみにしてました。


作品自体は思春期の“性”をテーマに、右往左往する文芸部の女子高生5名が各々の答えらしきものを見つけるまでを追った青春群像劇です。

 吾輩は○○である 名前はまだない

整理しきれぬ名付けもできぬ感情は存在し、その多くは経験の蓄積によって落とし所が見つかるもの。

青春群像劇では私たちがかつて通過してきたであろう感情や衝動なりを作品の中に見つけて、自分の思考パターンや嗜好のルーツとなった立ち位置を確認する作業でもあります。
高校を卒業すれば進路はバラバラ。得られる経験も分岐して汎用性に乏しいことが、高校卒業以降を追った作品が少ない理由なのかもしれません。

そして汎用性があるようなないような題材が今回のテーマ。
“性”に対する考え方は個人によって差が相当あるもの。

そんな本人にしかわかり得ぬ感情。いや本人でさえわからない感情について同じようにバラバラだろう相手の感情とを擦り合わせる難儀なことを人生で初めてする作業が思春期世代の恋なんだと思います。

個人差があるのは当然で、ひとつの事象とっても男女で考え方も捉え方も違うことを想像できなかったり、違いはあると自覚しても何がなんなのか袋小路に迷い込んだり。
例えばこの連載は別冊マガジンですが『別マ』と言われて男子は『マガジン』を女子は『マーガレット』を想像し、お互いの前提がずれてる中言葉のキャッチボールを交わしてるうちに悶々としてしまう。
ほんの少し先になれば『マガジン』も『マーガレット』もあるって気づくものです。それがなかなかそうはならないもどかしさを作品で表現することは難儀なことでしょう。


前置き長くなりましたが、つまり、

 これまで数多語られてきたけどまとめられんのかいな?

好きだ惚れたから一層も二層も踏み込んで、本来同じカテゴリーなのにあえて切り離すことで物語を作りやすくしていた“性”なるものに焦点を当てちゃった本作。
個人差が激しいネタについて、きっとそんな時期を通過したであろう私たちにリアルな質感をもって届けてくれるかに着目したわけであります。

結果、文芸部員5名それぞれに異なる立ち位置を与え、かつそれぞれに対となるパートナーをあてがい、パズルのピースをはめていくようなストーリーに仕上がっていました。男はあくまで彼女たちを輝かせるための舞台装置。主役はあくまで乙女たちです。
よくパズル組めたな~。率直な感想です。一覧は以下。当然1対1とは限らないのですが詳細は本編参照。


【文芸部員】
小野寺和紗(CV河野ひより)
菅原新菜(CV安済知佳)
曾根崎り香(CV上坂すみれ)
須藤百々子(CV麻倉もも)
本郷ひと葉(CV黒沢ともよ)

【パートナー(仮)】
典元泉(CV土屋神葉):{netabare}対和沙要員{/netabare}
天城駿(CV広瀬裕也):{netabare}対曾根崎先輩要員{/netabare}
山岸知明(CV福山潤):{netabare}対本郷先輩要員{/netabare}
三枝久(CV 咲野俊介):{netabare}対菅原氏要員{/netabare}
杉本悟(CV花江夏樹):{netabare}対もーちん要員{/netabare}


実のところパズルが組み立てられた時点でおおむね満足しています。いいもの見せてもらいました。
リアルな質感があったかどうかは個人差によるものはあるでしょう。具体的にはこんなところが良かったなぁと私が思ったところは以下、


■OPを飛ばしちゃダメ

曲中に文芸部員たちの独白みたいな合いの手が入るわけですが、全OP一定ではなく変わっていきます。
作品世界をよく表したOPなので飛ばすのももったいないのもありーの、その回冒頭から集中を促す効果がありました。


■結局全員荒ぶる

キャラの掘り下げが全員できてたという意味ではなく、5名ともきちんと荒ぶってました。


■ざわつく

岡田脚本の特色なのか、円満にしときゃいーのにそれ要るかな?ってネタを挟んでおり、またそれがリアルな質感がありました。
安心安全なピュアピュアな恋愛を期待するのも野暮というほどさらりと毒を盛り込んできます。

{netabare}・部長の彼氏がちゃっかり前カノのおっぱい揉んでる事実
 ⇒経験者じゃないと曾根崎先輩を攻略する前に心が折れてたかもしれないという仮説
・あの杉本が女を連れている(最終話ED)
 ⇒地獄へ落ちろ!との視聴者の期待を嘲笑うかのようにしっかりキープ。なんだかんだ動く奴は強い
・本郷ちゃんが報われない
 ⇒いい子なのにね{/netabare}



最初はインパクトのある下ネタという飛び道具を織り交ぜながら、「おいおい大丈夫かよ」とくぎ付けになり、適度に乙女たちが荒ぶりながら最後の最後でぶつかり合ってという青春ど真ん中をいく良作でした。
端的に言えば序盤から終盤{netabare}10話{/netabare}までのわりと緻密な展開と打って変わっての後半の勢い。
慌てて畳んだ感が無くもないと言えますが、ここは『荒ぶる』感が出ていたと好意的に解釈してます。
{netabare}もう2話時点で和沙が自分の気持ちに気づくとか、5話で最も縁遠そうな部長がくっつくとか、その後どうするの?を長めに取る構成は良かったです。{/netabare}

個人差ありまくりの“性”の捉え方に関して、本作でのそれについてはノーコメント。
ただしきっと、登場キャラのうちに「あ、これ私だ!僕だ!」な子だったり言動行動が見つかるのではないか?と思えるほど網羅性は高いように見えますね。
現在進行形の方はがっつり共感して。はるか彼方の御仁は軽くキュン死しながら悶え狂いましょう。私も悶えました。おすすめです。




※ネタバレ所感

■パズルのピースについて
ほうぼう荒ぶっておきながらしっかり着地できたのって、主演女優5名と対になった野郎どもとが似たもの同士だったからではないかと思います。

・和沙VS泉
 {netabare}上半身と下半身が別の生き物同士

最終回でお互い似たもの同士だよねと分かり易く描かれてました。典型的な思春期のアンバランスさを体現した二人で主役にふさわしかったと思います。

{netabare}「泉。私ね。これからも不安になると思う。でも泉と同じ気持ちと同じ言葉、私はちゃんと持ってるんだって!分かったから…不安になっても、それを思い出せば…きっと大丈夫」{/netabare}
このセリフを言えたからこその主役でしょう。不安になると言葉に出せた時に大きな成長を感じました。{/netabare}


・曾根崎先輩VS天城
 {netabare}素直な者同士

お互い耐性ないので基本ちょろいです。考えてるようで実はそうではありません。よく言えば真面目で一途といったところでしょうか。浮気は絶対許しません。{/netabare}


・本郷ちゃんVSミロ
 {netabare}言葉先行で行動に移れない者同士

若さゆえに本郷ちゃん頑張りますが失敗重ねてるうちにそのうち諦観しそう。ミロ(三枝先生)がそのなれの果てかしら。言い訳先行でまたそれがもっともらしく聞こえるタイプ。
そんな本郷ちゃんが最も荒ぶってるように見えるというのが“荒ぶる季節”のアンバランスさを表わしてるようで心地よいです。{/netabare}


・菅原氏VS三枝
 {netabare}持てる者かつ特殊フェチ同士

周囲から羨ましがられてます。周囲からの見られ方と自身の嗜好にギャップがあるのが悩みどころ。医者や高級官僚がSMにハマるみたいな倒錯性を感じます。ちがう?{/netabare}


・もーちんVS杉本
 {netabare}相手が見えてないもの同士

自己中とも言います。杉本は言うに及ばず、もーちんもなかなかの猛者です。「なんで自分の思うとおり動いてくれないんだろう?」が先にあると恨みつらみが積み重なっちゃいますよね。{/netabare}



合ってるかどうかは知りませぬ。それは違うさーというのも笑いながらツッコんでみてください。



最後に、、、
なんだかんだ本郷先輩の今後が気になるところです。

{netabare}「止まらない電車に乗っちゃったんですよ我々は!」
ブルーハーツの伏線回収お疲れ様でした。{/netabare}

{netabare}あと真っ白になったと言い残して燃え尽きてましたが息してますよね?
自分で蒔いて自ら回収とはさすがです。

ぜったい素敵な女性になっておくれよー(^_^)/~{/netabare}



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------


2019.09.28 初稿
2020.04.10 タイトル修正/修正

投稿 : 2020/04/10
閲覧 : 1319
サンキュー:

72

ネタバレ

huh さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

恋を知り荒ぶる乙女達の話

性に関する話なので人によっては拒否反応でそうな内容。

性に興味があるけど、恋を知らない高校生の話。
思春期の女子高生の暴走ラブコメ。

菅原の寝取り未遂話はちょっと美談にし過ぎて気持ち悪いけど、わざと汚い部分の人間らしさを見せてんのかな。
魅力あるキャラっぽく描いてるけど、話が進むにつれ容姿が綺麗なだけで中身空っぽなのが滑稽で面白い。
付き合って数日の友達の彼氏に相談女からの練習女で誘惑、断られてヤケになって中年オヤジに抱かれようとするも寸前で拒否。その翌日に友達へ彼氏に告白するねキャピ
友達だから受け入れてくれると思ったよー!友達だもんね!
って流れは結構気持ち悪い
美談っぽい終わりじゃなくて菅原ボコボコにしてほしかったなあ

投稿 : 2020/04/05
閲覧 : 210
サンキュー:

6

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作! ”性”に振り回されながらも成長していく女子高生たちの青春群像劇

いやーあまり期待してなかっただけに衝撃でした。

概要は知っていたので、「クズの本懐」のような作品を想像していましたが、むしろ「月がきれい」に並ぶキュンキュン感。

性の話題を真っ向から扱っているのに女性による原作ということもあってか、エロさや闇落ちのさじ加減も絶妙。

絵もすごく綺麗。音楽もイイ。特にOPがなんとも。
声優さん達の熱演ぶりも拍手もの。
キャラデザもよくて原作の由来を調べずにはいられませんでした。。。こりゃ面白いワケだw

久々に震えた作品との出会いに、感謝。

~あるサイトから引用~
別冊少年マガジンの同名マンガが原作。
アニメの脚本家として「あの花」や「とらドラ」「凪のあすから」などを手掛けた岡田麿里が原作をつとめ、「それでも僕は君が好き」の絵本奈央がマンガを手がける。

アニメ監督は安藤真裕、塚田拓郎。
キャラクターデザインと総作画監督は石井かおり。
アニメーション制作はボンズから独立した米内則智により2013年8月に設立されたLay-duceが担当。

投稿 : 2020/03/24
閲覧 : 604
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49

funamushi さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自意識の美化

うざいほど気持ち悪い自意識が許される年頃。
がしかし、だからこそ、キラキラして可愛くて、キャラが魅力的でした。

テーマが性であるので扱いが難しいですが、人間性がむき出しになり、ぶつかり合うさまは、感情移入しやすく、物語を楽しめました。

岡田節を見せつけられ、存分に楽しめました。

投稿 : 2020/02/23
閲覧 : 213
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9

ネタバレ

レモリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

昼ドラかっ!

まぁまぁ面白い。
若干どろどろしてる!
これは連続で見るべきアニメだ!

投稿 : 2020/02/16
閲覧 : 200
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2

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

op曲が素敵だ!性の方面の観念はいいと思う。深さがある。見る価値がある。

投稿 : 2020/02/12
閲覧 : 194
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4

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女子高生の有効活用

観る前はもう少し
ほのぼのとしたものを
想像してましたが、
中盤から最終回にかけては
怒とうの展開でしたね。
まあ岡田麿里さんの脚本で
ほのぼのとしてるのは
あり得ないのかな笑

{netabare} 作中にカップルが成立するし、
しかも成立の仕方が文化祭の
キャンプファイア-で成立するなんて {/netabare}
なんだその青春胸キュン設定


岡田麿里さんて
ずっと引きこもってたんですよね。
こんなストーリー考えて
「うきゃ~~~!!!」てならないのだろうか?w

生々しい下ネタはあれど
久々にこんな少女漫画のような展開の
アニメを観たかなと思ったら
この原作少年漫画なのビックリ!
でもよくよく考えたら {netabare}
男子のオ○ニ-シ-ンを堂々と書く
少女漫画なんて{/netabare}
あんまりないかな笑
でも少年誌でも際どい気が。
青年誌でちょうど良さそう。

最後はなんか
僕らの七日間戦争みたいな展開

同じ時期にやってた
「女子高生の無駄づかい」とは
あまりに対照的な
女子高生の有効活用アニメ?

投稿 : 2020/02/10
閲覧 : 580
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23

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青春→朱夏→白秋→玄冬

文芸部に所属している高校生の小野寺和紗。
文芸部所属の5人が”性”について真面目に向かい合うのであった。

作品の主題となる「性問題」。
この問題の解は難しいです。
日本の古典の代表作『源氏物語』も見方によってはポルノと捉える事もできます。
今は俗世から離れた瀬戸内寂聴(晴美)さんも若い頃はエロエロな生き方でした。

性については、個人によって考え方が違います。
例えば、作中に登場した「色鬼」の色が、見た人の主観に頼る事もあり、
自らの主張が通る事は難しいです。

ただ、その性という難しいテーマに挑んで表現した本作品には拍手を送りたいです。
人間の業、すなわち欲望には際限がありません。
その欲望を直接的ではなく間接的に表現しようという努力がみられます。
一例ですが、男女のカップルが2人で一緒のベッドにいる事だけでも、直接的な性表現になり得ます。
(性的な関係を持った、という事後表現と考えられます。)
年齢制限指定されずに誰でも見る事ができるように、人間らしい生々しい表現に比喩を使い、間接的な表現となっています。

ここでOP曲『乙女どもよ。』の歌詞を引用
「愛から生まれた 1冊の本には  まだ書かれていない 恋という1文字
退屈な 15ページだった  次をめくると 息が詰まり溺れた
文字にできない この感情に  今日も理不尽に 打ちのめされた
潔癖だった 知りたくなかった  この苦しさの 正体とか
だけど
傷ついても 読むことをやめない  綺麗じゃいられない 君を知るページ
荒ぶれ乙女たち 坑え乙女たち  痛みを知ってゆけ しおりはいらない」

歌詞だけで、本作品の内容を上手にまとめている気がします。
文芸部という制約という中でも性問題について立ち向かう事ができる、決意表明みたいな感じでしょうか。


難しいテーマに一生懸命に取り組んだ文芸部員達は頑張りました。
狙え!芥川賞!!

投稿 : 2020/02/08
閲覧 : 394
サンキュー:

43

マーティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

豚汁!

ギャグかと思ったらシリアスで、かと思ったらギャグで。でも皆真剣。
不思議なアニメだったけど、これは新しい感じのアニメだった気がする。

全体的に面白かった!後半は重い感じもあったけど。

投稿 : 2020/01/15
閲覧 : 211
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9

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

チャレンジした作品 67点

題材が性についての為、チャレンジした作品だなというのが、最初の印象です。

鬱展開が続くタイプなら早々に切る予定でしたが、思いのほかキャラがしっかりしているのと、言葉の使い方が良く出来ていて、視聴は難なくできました。

よくある青春物と比べて、一番リアルな作品かもしれません。多少はストーリー展開として無理矢理感はありますが、新キャラ投入することでのグダグダ展開ではなく、各キャラを使いきれたのは良かったと思います。

視聴価値は有ると思います。

投稿 : 2020/01/14
閲覧 : 303
サンキュー:

9

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こういうの好き

岡田麿里らしさ溢れる青春と性を題材にした作品。思春期真っ只中の女子高生の性欲が描かれている。こういうの好きだなあ。

自分の共感性羞恥が半端ないことになった。特に前半。
この作品は、何でも性に結び付ける思春期とか自分は何を言ってるんだ的な恥ずかしさを思い出してつい、わーわー言ってしまうし、心の準備をしっかりしてじゃないと見られなかった。{netabare}オナニーを見られたときの照れ隠しとか。気まずいことこの上ない。{/netabare}本当は性に凄い興味あるのに、恥ずかしくて興味ないふりをしてみたり、逆に振り切って下ネタしか言わなかったりしたなあ。
男子校生活だったから、自分は主に後者だったが。

10話もかなりキャラクターの心が動いたなあ。
文芸部の5人が対照的な印象。かたや幸せ気分満点、かたや勘違い男におかしい奴というレッテルを貼られる、変に誘惑しようとして失敗した挙句自尊心が崩壊しかける。勘違い男やばすぎ。一人よがりにもほどがある。完全にオナニー。父親がいないということを勝手に弱みと勘違いして謎の共感するし、告白したわけではないのに、友人に彼女として紹介するし、謝ったら許してあげるとか何様のつもりだよ。見ていて怒り心頭だった。モラハラとか滅茶苦茶しそう。

主要キャラではないけど、妊娠で退学なんてほんと間違ってるよなあ。妊娠させられたほうの女性のほうがむしろ、男の避妊しか頼れない状況にあったわけで被害者みたいなところあるし、妊娠した高校生にこそ教育の機会をきちんと与えるべき。妊娠って基本的にめでたいものだから、歓迎されこそすれ非難されるものでは決してない。稼ぎのない自律していない学生には育てられないし、子供が不幸になるという人もいるけど、誰にもそんなことは予測できない。単に子供を生むのが早いか遅いかだけでしかないと思う。意外と性に奔放で無責任な娘とは限らないし、教育の機会が奪われなければ就業の確率も上がるし、できないことは周囲の人間に頼ればよい。それを許さない風潮が貧困を助長していると思う。歳を取ることで責任感が強くなるわけではない。親になったことや責任ある役職に就いた結果として責任感が強くなる。
日本は性教育はろくにしないくせに中学生・高校生に性について任せすぎで純潔を求める。彼らは意外と知らないこと多いもの。

最後トンネルに入りながら、「入った」ていうセリフ意味深すぎる。

OP
乙女どもよ。 歌 CHiCO with HoneyWorks
ED
ユメシンデレラ 歌 麻倉もも
挿入歌・劇中曲
TRAIN-TRAIN 歌 THE BLUE HEARTS
お前の股ぐら 歌 ザ・タイマーズ
恋人ツナギ 歌 CHiCO with Honey Works
チェインギャング 歌 THE BLUE HEARTS


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。


1. 豚汁の味
小野寺和紗は、所属している文芸部で他の部員たちと本の朗読をしていた。今まで読んできた作品とは全く違う大人な世界に戸惑う和紗。そんなある日の昼休み、一同は部長のり香から好きな作家の新作情報を聞く。作品の話題で盛り上がる中、新菜が口を開く。「私が死ぬまでにしたい事は……」

2. えすいばつ
泉の自慰を目撃してしまった和紗は、ますます混乱してしまう。書店で性についての本を読み漁っていると、新菜から連絡があり、とある頼みごとをされる。男性の気持ちについて考える和紗だったが、翌日の部活ではセックスの代わりとなる言葉を考えることに。「サックス……シックス……ソックス……」

3. バスガス爆発
廃部を言い渡された文芸部の面々は、回避するために戦うことを決意する。一方ひと葉は、英気を養うために訪れた書店で、別の女子高校生作家のデビュー作を見つけてしまう。編集者に問い詰めるもリアリティがないと言われ、チャットルームで相談することに。「チャットじゃなくて。実際にしてみたい」

4. 本という存在
髪を切り、コンタクトをつけたり香。その変わり様に教室は騒然。騒ぎに居心地が悪くなったり香は逃げるように屋上へむかうが、それを追いかけてきた天城 駿に声をかけられる。その頃、和紗は泉の発言に悩んでいた。「自分じゃわからない。もやもやした感情に、名前をつけるために」

5. 私を知らぬ間に変えたもの
泉は新菜に相談を持ちかけた。移動する電車の中、新菜は演出家の三枝 久を見つけ、泉を彼氏だと偽り紹介する。近くのカフェに入った二人、そこで新菜は三枝との出会いを話し始める。一方、百々子と話していた和紗は新菜について語るのだった。「ただ、なんというか……菅原氏なら、納得しちゃうなって」

6. 乙女は森のなか
文化祭で恋の伝説を作りたいという実行委員の依頼を受けた文芸部。和紗は、泉と新菜のことが気になり考えがまとまらない。り香は、付き合い始めた天城との距離感がいまいち掴めずにいた。そんな中、案をまとめるためにと、ひと葉は合宿に行こうと提案する。「もう少しだけ待って、もう少しだけ……」

7. 揺れ、の、その先
合宿に来た文芸部。ひと葉は山岸に迫ってみるも、簡単にあしらわれてしまう。お風呂でのぼせてしまった和紗は、新菜に介抱してもらうが、新菜の焚きつけるような口調に乗せられ険悪なム-ドに。ケンカになりそうになったその時、り香が止めに入り、とあることを提案する。「合宿と言えば--。」

8. Legend of Love
文化祭当日、文芸部は朗読劇の準備に追われていた。先日の三枝とのやり取りを引きずっていた新菜は、泉にちょっかいをかける。泉とのやりとりの中で、新菜は自分の想いに気づいてしまう。一方、和紗は文化祭中に泉に告白する決心を固める。そして、朗読劇の幕が上がる。「あなたが好き……!」

9. キツネノカミソリ
和紗は何もかもが違って見える景色に浮かれていた。文化祭後でカップルが増えた校内を横目に下校する百々子は、新菜に文化祭で見たことを打ち明ける。帰宅途中、泉の家に寄った和紗は、今までとは違う、付き合っているということを改めて実感。「今までと変わらないって。その今までは、いつのこと?」

10. 穴
天城と下校するり香の前を、ひと葉を乗せた山岸の車が走り去っていく。慌てて後を追う天城とり香。その頃、満員電車で、新菜は泉に思いがけない言葉をかける。そんな中、ついにひと葉は山岸を押し倒す。あっと言わせるため、一生忘れられない存在にするために。「本郷ちん、応答せよ!」

11. 男女交際禁止令
それぞれの葛藤によって、ちぐはぐになってしまった文芸部。新菜は「少女」である自分を終わらせようと三枝のもとを訪ねるが……。翌日、部室に立ち寄った新菜は和紗にあることを打ち明ける。それを聞いた和紗は、泉の元へと駆け出すのだった。「……友よ」

12. 第12話 乙女心のいろいろは
り香の退学処分取り消しを訴えるため、学校に立てこもる文芸部。夜の部室で作戦会議をしていた和紗へ、泉からメッセージが入る。一方、泉に告白しようとする新菜は、百々子と言い争いになってしまう。その折、泉に自分の気持ちを聞かれてしまった新菜は、改めて泉に問いかけるのだった。「私たちは、青い群れ」

投稿 : 2020/01/06
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荒ぶる季節の乙女どもよ。のストーリー・あらすじ

あなたの“はじめて"を、わたしにください――。高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性"に振り回され始める。(TVアニメ動画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年夏アニメ
制作会社
レイ・デュース
公式サイト
araoto-anime.com/
主題歌
《OP》CHiCO with HoneyWorks『乙女どもよ。』《ED》麻倉もも『ユメシンデレラ』

声優・キャラクター

河野ひより、安済知佳、麻倉もも、黒沢ともよ、上坂すみれ、土屋神葉、福山潤、広瀬裕也、咲野俊介、戸松遥、花江夏樹

スタッフ

原作:岡田麿里、漫画:絵本奈央『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(講談社『別冊少年マガジン』連載)
監督:安藤真裕/塚田拓郎、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:石井かおり、音楽:日向萌、美術監督:中久木孝将/中尾陽子、色彩設計:山崎朋子、撮影監督:長田雄一郎、音響監督:郷文裕貴、編集:髙橋歩、アニメーションプロデューサー:米内則智

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