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「最果てのパラディン(TVアニメ動画)」

総合得点
69.6
感想・評価
302
棚に入れた
961
ランキング
1714
★★★★☆ 3.4 (302)
物語
3.4
作画
3.3
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.4

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最果てのパラディンの感想・評価はどうでしたか?

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

単なるRPGのジョブとかじゃない聖騎士(パラディン)

本作の原作は「小説家になろう」に掲載され、主人公は現代日本から転生したということになっていますが、その設定のことはほとんど忘れて良いんじゃないかと思うくらいにまともなファンタジー作品で、個人的にはけっこうお勧めです。

ただ、主人公が生まれ育ってから「最果てのパラディン」になるまでほぼ1クールを使ってしまうという、人によってはそのテンポ感に堪えがたい作品にもなっています。続編の制作が既に決定しているのが救いです。

あんまり似たアニメ作品を思い浮かべることができませんが、『グランクレスト戦記』とかを楽しめた人なら大丈夫な気はします。

神が想像上の物ではなく実在することを一般人もある程度認めていて、神官は場合によっては神と直接向き合うという世界観はとてもファンタジーっぽいです。

さて、皆さんは聖騎士(パラディン)と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。

騎士(ナイト)は中世ファンタジーでもおなじみですし、歴史上にも多数実在しますし、実は現代でも爵位として残っておりナイトを名乗れる人は存在しています。でも、たぶん現代にパラディンはいないですよね。

物語で聖騎士(パラディン)として出てくる人物というと、違う人もいますが概ね「騎士でもある聖職者」みたいな雑なイメージがあります。

で、聖騎士(パラディン)として物語や伝説として語り継がれる人もいるんですけど、基本的にはRPGとかで聖魔法的な物が使える騎士の上級職的な物としてしか認知されていません。そういう聖騎士は必ずしも神に日常的に祈ったり聖職者としての立ち振る舞いをしたりはしなかったりする人もいます。

翻って主人公のウィルくんはブラッドという元戦士に剣術や格闘を仕込まれ、ガスという元魔法使いに魔法を仕込まれ、地母神マーテルの神官だったマリーに神への祈りや聖職者としての在り方を学び、正式に「灯の神グレイスフィールの神官」としてグレイスフィールに認められています。

そして、王弟エセルバルドに正式に叙任されてパラディンとなるのですね。

こんなに聖騎士然としたキャラクターも創作物といえども珍しくて、価値判断や考え方が周囲から浮いていてそのギャップとかも面白いと思います。

投稿 : 2022/03/28
閲覧 : 384
サンキュー:

30

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雰囲気で持ってた

{netabare}
いつものなろう系と思ってたけど、しっかりとしたファンタジーものだったのでかなり面白かった。
まず、主人公が最初に出会うのが女キャラじゃなくて骸骨だったりアンデッドで、旅に出てからも初めて出会うのが男キャラというだけでもなろう系感がない。
まあこういう点も良かったんだけど、一番良かったのは世界観がしっかりとしていたこと。
なろう系が大抵微妙なのはだいたい全部設定や世界観がありきたりでちゃんとしていない点にあると思ってるけど、この作品はそんなことがなかった。
1話から最後まで一貫して宗教的な要素がしっかりと描かれてた。
食べる前に祈りをしたりだとか、
10話ラストのパラディンに任命されたシーンでの剣を振るシーンだとか、ちゃんとこの世界ならではの文化的なものが感じられていい。
ほんとの意味で"異世界"を感じられる。

話としては結構王道だけど、雰囲気がいいおかげで面白い。
主人公が結構チートなのはなろう系だけど、ただ単に無双するだけではなく、強いが故に周りとの亀裂が生じたりだとか、ただ単にチートと言うわけでもないのがいい。
あと、あの剣はなろう系への皮肉も入ってるのかな。使えば最強だけど、自分の強さではなく剣の強さだから極力頼らないように~みたいな話はそんなふうに感じた。実際その剣を使う場面が来るけど、剣を使うにあたってそれなりの理由がある上に、しっかりと葛藤して使うのも良かった。

駄目な点は主人公の声優。さすがに高すぎて合ってない。成長前はあれでもよかったかもだけど少年になった時に声を変えるべきだったと思う。
あと、丁寧と言えば聞こえはいいんだけどさすがにテンポ悪いかな。
1クールアニメで総集編挟むのも良くない。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
なんか難しいな。なろうなのに雰囲気アニメみたいな雰囲気。
序盤の過程がしっかりと描かれていていい。
焼かれるのにパンはもらえるのかw

2話 ☆7
OPいいな。
ブラッドに男の証と言われたから腕そのままにするのなんかかっこいいなw 平気で殺そうとするじゃんw 
戦闘じゃなくて持ち運びのこと真っ先に考えるのかよw
まだ雰囲気アニメの域を出ないな。

3話 ☆10
下ネタいらんわ
ほんとの強さとはならないから強い剣に頼るなって言うのはいいな。
なろうへの皮肉にも感じる。
目的もTHE王道と言う感じでいいな。
師匠たちが主人公に託すのも。
マーテルを裏切ったというのもここにつながるのか。
最果てというのはそういう意味か。

4話 ☆7
ん?何でこのアンデット達死んでないの。
何もしてなかったのを死んでいないと表現するのいいな。

5話 ☆8
女神はマリーを許してたけど、マリーが許しを乞うてなかったから許してなかったといい手助けシーンが良かったです。
主人公の声は好きじゃない、高すぎる。
孫がガスが死ねばとか冗談言うのはよくない。
マリーとブラッドが今生き延びたら今後もまた生き延びてしまうから、と死を選んだ理由も良かった。
主人公の声このままかよ。ガス連れて行くの?
ミドルネームにGを入れるくだりも面白かった。
分かりやすいフラグだなw 

6話 ☆9
最果てってやっぱこういうことか。
前世の経験からすみませんって言わないことを意識するとか細かいな。
交渉に持っていくというのもいい。
食べる前にこういう祈りを入れるのとか"異世界"らしくていいね。

7話 ☆6
画面が見にくい。怖すぎるなんだこれ、焦げてるのか?

7.5話 ☆-
1クールアニメで総集編入れるのやめろ。

8話 ☆7
また俺なんかやっちゃいました?
奨学金 その宮殿に行かないのね。
なろうタウンじゃない。

9話 ☆8
流行があるという情報からそこまで読めるのすごい。
ドラゴンくん唐突すぎん? 戦闘面白かった。
来たばかりの街に肩入れしすぎだし、向こうも信用しすぎ。
殺される!? 

10話 ☆9
てかこのアニメ11話感が全くない、進展が遅い。
まあ活躍してたしね タイトル回収。
神や加護というテーマが一貫していて独自性がある
ラストの騎士に任命されるシーンほんとにいい、EDへの入りも好き 

11話 ☆8
怖い。ああ、そういやそんな剣があったな。
葛藤しつつ剣を使うのが良かった。メネル死ぬの?
主人公がしっかりとしていていい。
怪物扱いされてるという設定はちょっと無理やりだな。
主人公が闇落ち展開も少し強引。あの3人に憧れてたのか。
前世いる? 強いが故の孤独ね。 

12話 ☆7 
えぇ...。は? 戦闘がまあまあ面白かった 謎挿入曲 

OP「The Sacred Touch」☆9
ED「標火」☆8.5
ED2「最果ての武勲詩」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2022/03/15
閲覧 : 211
サンキュー:

7

ネタバレ

ぬるま湯 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

派手な面白さはないが、堅実なストーリーでじんわり染み込んでくる良作。

あらすじを読んでの印象が、最強に育てられた主人公最強、俺TUEEE!なやつかなと思ったので期待してなかったけど全然違った。
前世で心が不安定なまま死んだ少年が異世界に転生し、愛情たっぷりな人たちに囲まれ、改めて“育てられなおす”物語だった。

序盤
{netabare}たいていの転生モノは前世で人格が確立したうえで転生し、サクッと(身体が)成長する。つまり、前世の精神に新たな肉体だの能力だのが単純に追加されるだけ。でもこの作品は違う。前世では引きこもりになり心が未熟だった主人公が、転生して愛情たっぷりに育てられ、人格が確立していく様子をじっくりと丁寧に描写している。
2話になっても独り立ちしないので、これはストーリーを追う物語じゃなく人の心を描く物語なんだと思った。話が動かないので人によっては退屈かもしれないけど、育て親の3人の愛情が心地良いと思う人は楽しめると思う。何よりマリーとブラッドが本当に温かみのある声ですごく癒される。2話の途中からはストーリーを追わずに3人の愛情をたっぷり堪能することにしたら心地良かった。{/netabare}
「心躍る冒険」ではなく「心温まるふれあい」という観点で楽しむアニメだと思う。

中盤
メネルが登場してから面白くなってきた。

終盤
{netabare}魔物退治なんだけど…、これは作画のせいなのかな?全然緊迫感が無い。囲んでる魔物が少なくて「そんなにピンチ?」って感じ。メネルが魔物に襲われてるけどウィルも魔物の対処で「手が離せない」って場面も、動きが少ないしよそ見してるし手が離せないようには見えなくてイマイチだった。戦いが終わっても、魔物の死骸が全然無いから激闘だった感ゼロ。正直残念だった。{/netabare}

作画
終盤でクオリティーがガクンと落ちた印象。

声優
主人公がちょっと女の子っぽ過ぎる。
マリーとブラッドがとてもあったかくて幸せだった。
メネルはすごく良かった。シリアスな感じも、ぶっきらぼうっぽくツンデレな感じも、ウィルに呆れつつも面倒見がいい感じも良かった。キャラが良かったのもあるけど声も良かった。

音楽
全体的に良かった。

キャラ
大人が多くて安心感がある。

まとめ
雰囲気が合う人には良作だと思う。ワクワクするストーリーを求めてる人には退屈かも。
旅に出てからも大人に囲まれてるので、じっくり育ててもらってる気がする。癒された。
続きが気になってWEB小説読んだら面白かった。気が向いたら書籍買うかも。

投稿 : 2022/03/13
閲覧 : 392
サンキュー:

6

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

灯火の神グレイスフィールに誓う

2022.3.9 視聴完了。
原作未読。

なろう系アニメの中ではけっこう面白かった。
主人公の師匠3人とのことに時間をかけていることも
良かったと思う。
パラディンと呼ばれるのはけっこう後だし
2期が見てみたいと思えたアニメでした。
原作は読んでないけどストーリーや言葉の使い方が
しっかりしていると感じたので読んでみたい。

脇役の声優がなかなか凄かった。

投稿 : 2022/03/10
閲覧 : 205
サンキュー:

15

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 原作は未読。
 異世界転生ものであるが、作品の雰囲気はかってはよく観られた異世界のみで描かれる重厚な
タッチのハイファンタジーものを思い出す。
 そう言えば純粋なハイファンタジーに較べて、転生、転移ものはライトな雰囲気を持つものが
多いが、あれは現代社会から来た主人公のライトな現代人気質が作品に持ち込まれるためかな。

 転生、転移ものは元の世界の知識を持ち込んだり、あるいは異世界に行く際に神のような
存在からチート的な能力を与えられたりなど、なんらかのアドバンテージを持つことが多いが、
本作の主人公であるウィリアム・G・マリーブラッド(以後、ウィルと表記)はそういうことは
なかったみたい。
 その代わりではないが、転生前の行動がウィルの今の生き方に大きな影響を与えているようで、
主人公の異世界での人間形成において、転生前の行動が大きなファクターになっている点などは
「無職転生」と同系統なのかな。

 前半はブラッド、マリー、ガスによるウィルの教育描写にかなり時間が割かれる。
 舞台が廃墟の街のみで、静的なシーンが延々と続くために、ネットなどでは「退屈」と
いった感想も見受けられたが、個人的には色々削ってスピーディーにいくより、じっくり
描写する作品の方が好きなので、この路線は大歓迎。勿論じっくり描くに足る世界観や設定が
あってこそのものだが、その点ではこの作品は文句なし。
 3人の育ての親、ということで往年のアメリカ映画「三人の名付親」及びその派生系作品を
思い出したりもしたが、なんと言うかやはりこういったシチュエーションは3人というのが
しっくりくる。
 実際のところ、ブラッドが力、ガスが知恵、マリーが愛や優しさといった部分を
教えているようで、こういった部分は何らかの暗喩があるのかな?とも思ったり。

 後半はウィルの冒険譚が主となるが、ここでのウィルは他の人間に較べて抜きん出た強さを
見せる。
 しかし、「単独で万事解決、周りは称賛要員」とならず、他者の協力があってこそなところが、
地に足のついた感があって結構好きだった。

 脇役ならともかく、主人公が神職で「神の戦士」的存在であるのも結構珍しいような。
 日本のヨーロッパ中世近世風ファンタジーは、教団的なものが出てくると、信仰の名の元に
私利私欲に走ったり、教義にのみ囚われて歪んだ正義が暴走したりと、悪的存在として描かれる
ことが結構多いだけに余計にそう感じる。

 いわゆる可愛いヒロイン的キャラはほとんど登場せず、そういった要素を期待して観ると
がっかりかも。
 まあストーリー上のヒロイン的立ち位置はメネルドールなのかなあ。

 内容的にバトルシーン多々だが、その作画や演出はやや平坦でいささか迫力に欠ける。

2022/03/09

投稿 : 2022/03/09
閲覧 : 169
サンキュー:

6

まぁく さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界転生による「徳」の再定義

何かよくわからんけど転生してしまった主人公のウィル
彼は人が滅びた死者の街で、3人(?)のアンデッドに育てられる事となる

育ての父・骸骨剣士のブラッド
育ての母・ミイラ神官のマリー
育ての祖父・幽霊魔術師のガス

常識的に考えて非常識な環境の中、ウィルは彼らにビシバシ鍛えられ、やがて異世界転生者に相応しい強さを身に着けていく

そして成人を迎える日
彼らアンデッドたちの抱える秘密が明らかになる…

…というのが、序盤の雑な煽りとなります

大筋としては
転生⇒僻地での育成期⇒試練⇒旅立ち⇒世界での冒険譚⇒…
といった感じなので、筋書きとしては別段目新しい要素はないですが、この作品は中々に興味深いです

---

さて、本作はなろう系ですので、まずは類似作との差別化のため、基本要素を列挙しておきます
・チートじゃない
・ハーレムじゃない
・ってか転生前の人物像が謎(転生要素要る?)
・レベルやステータス等のRPG要素は無い
・多神教の宗教色が強く、皆敬虔
・魔物が本気で強く、人間の版図が弱い世界
・文字や言葉を使った独自の魔法感
…と、こう書くと、割と本格派なファンタジー世界だと思いません?

登場人物も少しヒネリが効いています
全般に言えるのですが、根っからの悪人は少ないです
ストーリー上、明らかに敵役な悪魔的な存在はいますが、人類に限って言えば、自分たちの役割に忠実だったり、家族のためにやむを得ずといった、筋の通ったバックボーンがあります

ストーリー進行はゆっくり丁寧ですので、登場する人物像に注目してみてください

---

この作品のテーマなのですが、私は「徳」であると感じました

徳とは、例えば、儒教であれば「仁・儀・礼・智・信」
南総里見八犬伝とかだと「仁・儀・礼・智・忠・信・考・悌」
ウルティマ(古典ゲーム)なら「謙譲 献身 慈悲 霊性 武勇 名誉 正義 誠実」
といった、人として善いとされる行いですね

作中では徳という言葉としては述べられていませんが、これに類する考え方が、キャラクターの行動規範として根付いているように感じます

ところで本作は「宗教色が強い」と評される事が多いようです

私はあまり信心深い方ではないので、宗教と聞くと構えてしまいますが、物語は基本的に主人公の善行によって動いており、欲や打算で動くテンプレなろう系アニメとは一線を画しています
(まぁ途中でちょっと調子に乗っちゃってますが…)
この行動に宗教臭はせず、むしろ非常に心地よく感じました

物語の中盤で神殿長との問答がありますが、本作において中枢となるテーマかと思うので、是非一緒に説教されてください

---

最後にビジネスの話をしたいです

本作は、早くも2期の制作が発表されましたが、原作としては長期に渡り連載が停止中です
このままでは原作のストックは2期でほぼ尽きると思われます

既存のアニメの収益構造で考えれば、(ロクに売れない円盤ではなく)続刊の書籍を売ることで利益を目指します
しかしこのままではその目も薄く、ビジネスとして採算が取れる体制とは思えないのですが、ここにお金をつぎ込んだのが中国のBiliBili動画です

本作はかなり多くの部分をBiliBiliが出資しているようです
(というか、国内のアニメ資本は皆無です)
政治的な話をするとちょっとアレなのでここでは言及を避けますが、日本国内ではアニメ化されてもビジネスに乗らないであろう本作を、よくもまぁBiliBiliは企画として見出したものです…
(題材として中国国内向けの配信に適した内容だからこそなのでしょうが)

深夜枠のテンプレ展開の媚びアニメに辟易している方も多いかと思いますが、本作のような丁寧な題材のアニメが世に出るのはとても喜ばしく思います

アニメのクオリティとしては「中の上」といった出来栄えですが、幅広い年齢層に安心してオススメできるテーマですので、興味が湧きましたら是非ご覧ください

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 160
サンキュー:

6

ネタバレ

まひろん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初の数話で断念すると勿体ないかも

主人公最強系のアニメだけど,ほぼ聖人で強いなりの苦悩や葛藤があり,力は持っているけど精神的に脆く打たれ弱い.仲間との関わりで弱い部分を補ってる.

【1~2話視聴時点】
異世界物で最初の入りは少し微妙な感じ.異世界転生の設定必要あるのか?と感じた.

【5話視聴時点】
育ててくれた3人との関わりや生と死への考え方,これからの展開につながる「使命」を与えられるというストーリーの流れが滑らかにつながっていると感じた.そのためにも異世界からの転生であるという設定は重要な要素であるようにも感じる.これからの展開に期待.

【最終話視聴】
5話以降は世界観にハマれて夢中で見ることができた.全体的としてストーリーは面白いし,キャラも主人公を中心に人間味があっていいと思った.ビィがかわいい.
2期があれば見たいし,是非制作して欲しい.

投稿 : 2022/02/11
閲覧 : 176
サンキュー:

4

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

前半は泣ける

なかなかパラディンにならないけど、ブラッドとマリーには泣かされる。
EDのやなぎなぎの曲にも泣ける。

投稿 : 2022/02/06
閲覧 : 163
サンキュー:

2

オカ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

それなり

3人のアンデットに育てられた転生者の話。
旅立ちまでの最初の方で感動。
育ての親、3人のアンデット好きだな。
意志の兜、ウィリアム。

主人公、性格は最近少ない真っ直ぐお人好し。
強さは最近多い、主人公無双。

転生者であると言う部分や転生者の強みは出てこない。
転生者設定は必要だったのだろうか?
今後の展開で何かあるのかな。

育ての親達から旅立った後は、見返りを欲しがらず人々を救う王道ストーリーでそれなりに見れたが、後半で主人公が拗ねた様になる所は、ちょっとイラつきました。
親友に殴られて、すぐに元のお人好しにもどりますが、ここまでそれなりに見れてたのが中途半端な展開で台無し。
中学生か、、

投稿 : 2022/02/05
閲覧 : 142
サンキュー:

2

たくと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日本人には分りにくい宗教観が少し入った良作、ただし

日本人には分りにくい宗教観が少し入った良作、

主役が無双のパラディンなのはめずらしくて、爽快でした


ただし、主役の声が小さくてボソボソで聞き取りずらい!!!

準主役のエルフもおなじ!

テレビ側で大きくしたら音楽がうるさくて余計聞き取れないwww

投稿 : 2022/02/05
閲覧 : 193
サンキュー:

4

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

パラディンの心のつぶやき

原作未読 全12話

前世の知識があり異世界に転生した主人公ウィルは、廃墟の街で元英雄だった三人のアンデットにそれぞれの知識を元に育てられ、15歳のある日あることを成し遂げた主人公は廃墟の街を後にして、ある目的のために旅をするお話です。

ほぼ半分が廃墟の街のお話であり、それは主人公を形成するのに重要なこととは思いますが、私には長い感じがしました。

その後、旅で色々な方と知り合い問題を解決しながら旅を続けていきます。

旅を続けていくうちに自分がかなりの能力者だと知り独り善がりになっているところを、友人になったものに叱責され、それらを糧にして成長していくところが良かったですね。

お話はキリの良いところで終わっています。まだ目的も達成されていないし、道半ばというところですね。

OPはH-el-ical//さん、EDはやなぎなぎさんが歌っています。

最後に、2期の制作が発表されました。いつになるか分かりませんが楽しみですね。

投稿 : 2022/02/03
閲覧 : 266
サンキュー:

20

ネタバレ

いるかん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちゃんとしてるのに凡庸な印象

テーマ曲、ストーリー、絵、キャラ、どれもちゃんとはしてるし、目立った欠点は少ないんですよ。
でも、1クール見終わって「そこそこの優等生なんだけど、キャラが立つほど面白みがない人物」という評価でした。
なので、全項目デフォルトの評価点。


前半の、3人の育ての親と主人公の話は、ちょっと長すぎる印象は否めないけど、個性もあってまあ面白い。
けど、それで悪神を退けるまでの力を得たものだから、それ以降が「異世界チート系主人公としてありがちな話」を超えない。

また、ストーリーが、主人公の視界周りにフォーカスが偏っており、後半に出てくるキャラでも、バグリー神殿長、領主など魅力的なキャラは話の主軸にあまり絡まず、レイストフの強さもあまり描かれないため、奥行きや今後への期待はあっても結果的に、このクールでは火力不足。

加えて、絵柄のせいもあるかもしれないけど、成長した主人公がいつまでも女声なので、男装の麗人的違和感が不要につきまとう。
ここらへんは、次クールを考慮しなかったのであえて変えなかったのかなと邪推するレベル。


嫌いではないんで見てたんですけど、あえて、他のアニメと比較すると「ちゃんと作る、だけでもダメなんだな。」というのが印象です。


最後に余談ですが、原作は未読なんですけど、作者の方が数年レベルの休筆中らしいですね。
アニメ以前からのファンの方のためにも、原作が未完のまま終わらないことを願っています。

投稿 : 2022/01/30
閲覧 : 157
サンキュー:

4

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん いまいち 話がつかめない

うーん いまいち 話がつかめない
結局 終わったのかなぁ?? 続くのかなぁ??
見るには 見たけど ・・・  

投稿 : 2022/01/30
閲覧 : 121
サンキュー:

2

kakizaki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最初の方は良かったのだが・・・

宗教とか、中々ない切り口や秘密があった頃は面白かったのだが
なんか途中からご都合感が出てきて失速した気がした

投稿 : 2022/01/28
閲覧 : 139
サンキュー:

1

大貧民 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ファンタジーらしい作品。逆に転生が要らない。

コミカライズ版を漫画アプリで読めていた旅立つあたりまで既読。
原作小説は読んでいないので判らないが、コミカライズ版も転生要素があまり重要に思えず、アニメに至っては漫画以上に全く転生要素が要らない気がする。
アニメ化した以上は話数の問題もあるから、端折るところは端折るでしょうが、勿体ない。

世界観的にはファンタジーらしい王道ハイファンタジーで、特別奇をてらったところが無い。独創的だったりイロモノ的だったりトンデモ設定な今どきの異世界モノに比べると物足りないと感じるか、逆に安心するか。

旅立ち後のストーリーは知らないので期待したい。

最終話まで視聴。
けっこう真面目なハイファンタジーらしい作品だと思う。
悪くは無かった。

投稿 : 2022/01/20
閲覧 : 220
サンキュー:

7

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白くなるまでに時間がかかるアニメ

最初らへんはあまり面白くなくて微妙だったのですが、中盤から後半にかけてはけっこう面白かったです。スロースターターなアニメだと思います。

投稿 : 2022/01/19
閲覧 : 208
サンキュー:

2

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

灯火

転生ものだけど、転生ものの影は薄い。
だって、前世の描写がほとんどない。
だから、強いて転生ものにする意味が感じられない。
べつに、ひょっこり生まれても良かったんじゃない?

主人公ウィルは、最果ての街で育てられます。
それも廃墟の街。
育ての親はアンデット。
おどろおどろしい設定が不気味です。

アンデットは幽霊のガス、骸骨のブラッド、ミイラのマリー。
それも連中は古の強者。
ウィルは鍛えられ、信仰深く成長します。
そう、最果てのパラディンの誕生です。

序盤5話までは、廃墟の街から一歩も出ません。
同じような鍛錬が続き、挫折しそうでした。
でも、6話以降の冒険譚はそれなりに楽しい。
特に、ウィルの謙虚な強さが頼もしいです。

話変わって、灯火の神グレースフィールのc.vに驚きました。
碧様ではありませんか。
背景に溶け込み、個性を殺しているのでわかりません。
まるで、カメレオンボイスです。

あと、ED曲「標火」に惚れました。
2021年もっとも聴いた曲です。
なぎさんの囁きは真に尊い。
揺れる炎に癒される感覚でした。

このアニメ、2期ってあるんだっけ?
確かあるんだよね。
てか、ないとオカシイ。
2期が仄かに楽しみです。

投稿 : 2022/01/18
閲覧 : 349
サンキュー:

22

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今時、年またぎって(笑)

3人のアンデッドに育てられる前半と、仲間たちと出会い、冒険を始める後半とに分かれる。
物語としてはとても面白いんだけど・・・。
何か物足りない。

3人のアンデットとの別れ、あたりはかなり感動したんだけど・・・。

最終的に、そこがクライマックスになっているような気がする。
中盤以降の話も、本当は面白い思うのに、本当に残念な作品。


あと、いまどき年またぎはいただけません!(笑)

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 223
サンキュー:

20

ネタバレ

あぎら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

素人視点から見て

1話みたら4話まで見ちゃって気がついたら朝まで一気見してました。

個人的には導入になぜ主人公が転生したのかとか説明がなく、原作を読んでいないとわからないようなことも多かったので星4です。(原作があるのかすら調べてないのでわかりませんが...)

他の方の評価を見ると綺麗事だのなんだのと酷評もちょこちょこっと見かけますが、自分はそこらへん気になりませんでした。

音楽も個人的には好きでした。

みなさんも一度4話まで見てみてつまらなかったら切ってもいいのかなと思います。

是非見てみてください!

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 229
サンキュー:

5

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ファンタジーぽいファンタジー

 
定番の異世界転生ものではあるが、あまり前世のニオイがせず正統派ファンタジーっぽくも見える作品。現実逃避で無双してキモチ良くなっちゃう系ではない。それだけに、この1期を観る限り異世界転生の設定全部無くていいのでは…。2期以降で生きてくるんだろうか?

キャラはそれぞれしっかり出来て好印象。ナヨナヨして不安定な主人公はイラつく(誉め言葉)し、「家族」である小西克幸堀江由衣飛田展男のお三人は非常に良い。
作画や音楽もなかなか。…と思ったが後半の作画にビミョウな部分はある。

「家族」のエピソードにじっくり時間をかけた分、そのあとの展開に少し丁寧さが足りなく感じた。あと1話分の尺があればな~と残念。とは言え、全体の雰囲気はよく良作の部類だと思う。

投稿 : 2022/01/16
閲覧 : 140
サンキュー:

5

ネタバレ

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

異世界転生だけど全体的にウルッとくる話です( ˊ•̥ ̯ •̥`)

異世界転生でしたが、泣けるようなシーンもいくつかあり良い話でした( *´꒳`*)
育ての父と母のブラッドとマリーが逝ってしまう時はウルッときますね(;‪ᴗ;)

この世界では神は悪いやつもいたり、良いやつもいたりするみたいですねw
他とは違う異世界転生だったので面白かったですw

一区切りといえば、一区切りかもしれませんが中途半端な感じで終わってしまいます(;´д`)
なんか原作の進行が悪いみたいなので、続編が心配です(^^;

投稿 : 2022/01/14
閲覧 : 154
サンキュー:

8

ネタバレ

あっしゅ1216 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

彼はちっとも悪くない。

☆宗教は嫌い
☆信仰心も嫌い
だが、神も仏も悪くない。
というのが、私の思想的背景だからこその疑問ですが・・・。

不死神スタグネイトは倒されるべき、悪事をしたか?
滅茶苦茶納得いかなかったですが、考え方次第なのかな。

四人が誰も信仰してなかったのは、わかりますが・・・
①スタグネイトが不死者にしてくれなければ、ウィルには会えてない。
②スタグネイトが助力してくれなければ、200年前に全滅してるし?そもそも人類も滅んでいたかもしれん。
③勧誘に来ただけじゃなかった?
 なのに、「滅せよ!去れ!」
 って、200年もお世話になってたのに、惨憺たる仕打ち。

納得いかなかった。
その後のウィルの信仰心熱き、神官ぶりが目に余って余って。

一番の疑問は、転生者である理由ある?
一ミリもなかったと思う。
(三人に隠し事?別にいいじゃないか)
転生者が神官のちに聖騎士。
(そっちの方が不自然すぎて気持ち悪い)

投稿 : 2022/01/13
閲覧 : 151
サンキュー:

5

みのるし さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

パラディンの意味すら知らんかったがな。

…なので、なんのこっちゃと思いつつなんかおもしれえなあと見続けていたらですね、5話でマジ泣きしてました(滝汗)。

人間の赤ん坊をですな、アンデッドモンスターたちが育ててるってとこから話は始まっとんですが、まあ結局、子供が成長して大人になって育ての親たちを後にして巣立ちの時を迎えるってところまでが5話までなんだけれども、そこでマジ泣きしてしまったってことはそこまで丁寧にハナシ進めてくれてたってことなんじゃないかと。

全体的に昔懐かし東映アニメの冒険譚を思わせる雰囲気で、主役のウィルくんはCVの河瀬茉希嬢の声質も相まって太陽の王子ホルスとか長靴をはいた猫のピエールとかその辺を彷彿とさせるものもあり、童心に帰って純粋にこの冒険譚を楽しもうとゆう気持ちで毎週楽しんで見ております。

とゆうわけで、これからは一人社会に出て荒波にもまれつつパラディンになるべく成長していく物語になってゆくのだろうと思うのですが、はてさてここから先、ウィルくんにどんな試練が待ち受けておるのか目が離せないのであります。

::::::::::::::::::::::::::::

とゆうわけで総集編を改めて見てみました。

これって異世界転生ものだったんですね(滝汗)!!
主役のウィルくんてば現世でよっぽど悪どいことしてたのかなんかよくわからんすけど、1話のオープニングってそんな感じではじまっとったんですなぁ。ぜーんぜん気が付かなんだわさ!

それはさておき。

フェーズ2に入ってともに旅する仲間も増えて、いい感じに話は進んでおる感じですな!いやーええすわー。

あとですね、EDの標火。
なぎさんの歌は基本何聞いてもええのですが、時々何かが下りてきたかのような大傑作を書きはります。

ひさびさこれは傑作です。
なぎさんの歌はバラードもいいですが、ボクはやっぱりこうゆうビート感炸裂の曲がなぎさんだなぁと思うのですよ。

特にBメロ後半からサビに行く8ビートの縦に来る感じ。
たまらん。

・・・とまあぜんぜんストーリーと関係ない話でしたが、これからの話の展開ももちろん楽しみにしてんですぜ!!

そこんとこよろしくっす!

::::::::::::::::::

エルフの子がちょうちんブルマなのが気になってですね、娘になんでメネルはちょうちんブルマなのかと尋ねてみたら・・・

…ハーフエルフだからなぁ。

・・・ってそれでおわりかよ!

オフィシャルサイトにも説明がない!
だれかおしえてくれー。

とゆうわけで2期も制作決定ってことで、この謎が解き明かされることを強く望むのでR.

投稿 : 2022/01/13
閲覧 : 529
サンキュー:

18

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

矛盾した神→そんなことより人の営み

第一話を視聴しました。原作未読です。
パラディンと言えば、魔法も操る聖剣士といったところでしょうか。

まず注目したのはマリーについてです。
地母神マーテルを信仰する人間であった彼女ですが、どういう事情か死の間際に不死神と契約を交わし、不死となりました。
契約後もマーテルへの帰依は変わらず、主人公のウィルを受け入れてからも日々、マーテルへの祈りを捧げています。
不死神と契約したため、マーテルへの祈りは苦痛を伴うものとなっているにも関わらず、ウィルを育てるための糧としてのパンをマーテルから授かっています。
この世界では神は、上のような矛盾した振る舞いをするようです。

そもそも主要五柱を祭るべき神殿に不死三人組が閉じ込められているかのようですし、更に言えば、人間の赤ちゃんを育てる事を強いられているかのようです。
この辺りの「矛盾した振る舞いをする神々が人間(および元人間)を振り回し、無力な人間が色々と足掻く」という点に着目した物語となれば、なかなかの鬱展開となるかもしれません。
主要五柱と不死神・次元神との関係性、主要五柱は本当に人間の守護者なのか、といった点がちょっぴり気になるところです。

20211024追記
第二話を視聴、この時点での追記は想定していませんでしたが、余りの情報量の多さに堪らず追記します。書き切ることは諦めて、あっさり行きます。
まず、主要五柱は「人間にとっては」守護者であると断言されました。
更に、神の振る舞いを人間が理解することはできないともあり、第一話で感じた事の回答が次々に示されました。
今回はガスに注目させられました。制作側に巧みに振り回されてる感が却って清々しいのですが、余り複雑な話になると付いていけないので程々でお願いしたいですw
次回はブラッド回なのかな、成人を前に果たしてウィルはガスの言葉を本当に「聞かなかったこと」にしてしまうのかに注目したいです。

20211106追記
第四話を視聴、相変わらずの情報量の多さです。理解が追いついていません。
・ウィルを育てると「封印を守る」という不死三人組の執着が消える、というのはどうゆうことなのだろうか。ウィルを旅立たせて、不死三人組は結界を守り続けるじゃいけないのかな。封印を守らないとすごい奴が復活するんじゃなかったっけ。
・スタグネイトとしては不死三人組を食べたいのかな。封印を守る者がいなくなったらすごい奴が復活して、スタグネイトのライバルになっちゃわないかな。
・スタグネイトとウィルが契約するのはそんなに悪い話なのかな。「不死契約=前世のひきこもりの肯定」になるのかな。ひきこもりでもいいやん、他人にどう思われても生き続けたらいいやん、命の輪廻がそれほどに重要なものなのかな。それは命の輪廻を司る神(グレイスフィール?)の価値観でしかないのでは。どの神に帰依するかは個人の選択ですが。
・スタグネイト、弱すぎないかな。他の四人が強すぎるのかな。不死を授けることはできても、自身の戦闘力はイマイチなのかな。
・不死の契約を結ぶ事と死者を蘇生する事は違う事なのでは。骸骨軍団は後者かな。

疑問は尽きませんが、前述の通りの「神の振る舞いを人間が理解することはできない」で片づけると、感情移入がしにくくならないかな。これらが以降の話の壮大な伏線になっていたら物凄い物語になると思います。心優しい原作勢の方がもしおられましたら、ネタバレにならない程度にアシストお願いいたします。

2021-1121追記
第六話を視聴しました。予想以上に面白く、辺境を放浪する感じが良かったです。相変わらず地母神マーテルからパンを貰えてるのも雰囲気で許せちゃいます。
全く人間に会わない状況から話が徐々に動き始めました。第五話までが長いプロローグだったのですね。ということは1クールで終わるわけがないですね。
ウィルの行動原理として、表面的には信仰心だと見せつつも、それなりに計算してるのがなかなか興味深かったです。
キャラの強さとしてはウィルは規格外の強さですが、その圧倒的な強さをどう使うのか、また使わないかで話に深さが出そうで、今後も楽しみになってきました。途中で切らなくて良かったです。
詠唱はラテン語なのでしょうか。詳しい方、居られたら教えてください。
パラディンは神官戦士と呼ばれてましたが、似合ってますね。
苗字をブラッディマリーにしなかったのはちょっと残念でしたw。

2021-1129追記
第七話を視聴しました。普通のアニメだったら、メネルの立ち位置の人物は女性ということになっていたでしょうけど、本作品では男性でした。前話の段階では女性ではないかと疑っていましたが、子供の発言から男性だと確定しました。単なるハーレム物にはしないぞ、というメッセージなのかな、と捉えてしまいました。
物語はテンポよく進み、ゴーストが何故か人間味あふれる演出となっていて少しクスっとします。こうゆうのは良いですね。わざとらしく寒い笑いを作ろうとするのとは天地の差があります。ゴーストの人物背景にも余韻がある点も良かったです。
アンデッドを輪廻の輪に返すというウィルの行動原理はとても判り易かったと思います。
なんやかんや言っても、本レビューの追記回数からして、私はこの作品を結構気に入っているのだと思います。ラストシーンも良かったし、ひとつ手前の帰依のシーンもより良かったです。なかなかの名回だったと思います。
次回第八話は総集編ということで、ちょっと一休みですね。

2021-1213追記、タイトル追加
第八話を視聴しました。
詩人と商人が仲間に(一時的?)加わりました。なかなかに楽しいです。
詩人といえば吟遊詩人、グインサーガのマリウスを思い浮かべますが、アニメで吟遊詩人を描写した作品に出合ったことがなく、なんか嬉しい感じがします。吟遊詩人が登場するアニメをご存じの方、ご教示いただけると幸いです。
詩人の弾き語り、内容も含めてとても良かったと思います。これは大当たり作品を引いたと確信に変わりつつあります。
詩人に比べて地味ですが、商人の方が味があると感じました。
世界情勢も分かってきたし、これは楽しみになりました。

2021-1225追記
第九話を視聴、視聴期限は残り2時間でした。他作品も視聴が追いつかないかも。
OPのメンバーが揃った感じ。前記の「一時的?」は誤りのようです。ちゃんと前回の内容を覚えています。という事はかなり気に入っている証拠です。ホワイトセイルズ、町の描写が凄くきちんとしています。
神殿訪問の流れもいいです。何事かが起こっている事を示した上で神殿長の登場。ウィルの挨拶が丁寧で好感が持てます。神殿長は見かけによらず、まともなことを話しています。うん、もっともだ。ん、本格的な論争になるのかな? 一発で決めるウィル、大したもんだ、という演出がちゃんとしています。ダレる事もないですし良い脚本ですね。これって、大当たりの作品ですね。しかし、神殿長の周囲からの評価が低いのはちょっと不思議です。かなり有能なのに理解されていない人物という意味なのでしょうね。
吟遊詩人、ちっこいw 縮尺だけで笑いを誘います。
ワイバーン襲来。メネルの喝により冷静さを取り戻すウィル。確かにガス爺さんもそう言っていたことを思い出させる良い回顧シーンの入れ方。何度目かの「考えろ」。神殿に落とす、だと? なんじゃなんじゃ? 殿下が顔見せ。これで流れが確定しましたね。この状況でも剣を使わないのがニクイです。まさかの筋肉解決で、三人の教えが生きていることを綺麗に示しました。これで「ワイバーン殺し」の異名が得られましたね。早速呼ばれてるしw(←ダブルミーニング) 王弟殿下ですか。ここでも丁寧な挨拶、くどいけど、でもこれが良いのです。私は肯定派です。さて、事実上の事情聴取で、危機管理として当然の流れに。王弟エセル・バドル。毒の瘴気でワイバーンが凶暴化していたことが判明。ふむふむ、大きな流れも見えてきました。王弟の話ももっともで、立場や人物をきっちりと描いている感じがあります。私費で軍事活動をすることの許認をウィルは王弟に求めます。大胆ですねー。王弟も本気で向き合います。
今後、私も本気で観るのでメモします。ウィルとメネルは良いとして、吟遊詩人がビィ、商人がトニオ、これくらいでしょうか。
ED、赤ちゃんウィルがとても可愛く見えてきました。完全に捕らえられてしまいましたw
気付くのが遅いですが、これは名作になります。

2022-0105追記
第十話を視聴、ついに間に合わなくなり、アマプラに加入しました。みんなも同じパターンなんでしょうか?
前回の私兵を集めることの危険性を説明台詞で出してきましたが、これはちょっと悲しいですね。と思わせておいての大逆転。なるほど、そう繋げたかったのですね、失礼しました。
ウィルの立ち振る舞いや発言が神官ぽくてとても良いです。完全に小説やん。
お、神殿長乱入、遂に来た、「パラディン」 やっとかー。でも、この丁寧さがこの作品の味ですね。とにかく、非常に質の高いやり取りでした。
神殿長の娘さん? 嘘でしょ。奥さんの遺伝ってことかな。ようやくメインヒロイン登場とは、なんという気の長い作品なんでしょうか。おっと、血縁なし、メモメモ。
ちょ、背景で二人は何を話し続けているんだ。これ、絶対楽しい現場でしょw
神殿長の見せ場が来ました。前回の追記内容を補強する材料のようです。ふむふむ。真実だ。ウィルの意見に完全に同意するし、試験にも合格しましたね。
最良?のパーティメンバーも見つかり、チビ、じゃなくてビィとトニオのターンに入ります。手を抜かず、個々の人物を大切に扱っている印象があります。
レイストフ取材w ビィは創作意欲があり、そのための努力を惜しまない人物であることが明示されていますね。
見たこともない立派な叙勲式でした。形式が暗示されており、厳かさもありました。これは大した作品になります。(今更w

2022-0112追記
第十一話を視聴、今更?とかって言わないでくだしあw。リアルでまたもや事案発生、対応のため更に時間的に苦しくなります。もう今期の新作は追えないかもしれません。
私兵軍団ですが、予想より士気が高いし、モラルも高いです。荒くれ者はどこへ? ウィルの徳のなせる業なのでしょうか。
ウィルは若いのに凄すぎですが、真の偉人とは年齢とは無関係だと思いました。
トニオの存在は、作者からのメッセージかなーって。経済なくして、経世済民はない、との。あ、同義反復しちゃったw とにかくリアル志向で行くよ、っていう私へのどストライクなメッセージでした。以前のタイトル追記は珍しく正解なのかもしれません。
いつもの福松クオリティですが、OPの意味がようやく理解できました。しっかり作ってるし曲も好みです。いつも思うのですが、ウィルはいつ、どんな状況で例の剣を抜くのかなぁ。
メモです。娘さんはアンナさん。複数の特任パーティの存在が示唆されていて、なんか滅茶イカツイです。頼りになる印象をちゃんと受けます。荒くれ者見っけ、です。
ビィは私の目には、完全に戦略的兵器(=戦略的楽器)に見えます。敵を増やさず、味方を増やす、最も効果的な武器です。「すべての武器を楽器に」というスローガンは私が日本国内を複数回、長期に旅していた時にアーティストの皆さんから頻繁に聞いたものです。これが平和への究極の道だと思います。ご興味のある方は、このスローガンを検索してみてください。喜納さん以外の検索結果も重要ですので「-喜納庄吉」もありかと思います。あれれ、うまく-機能が動かない、また今度詳細に試してみます。
ガスの追想からの名セリフ、これも刺さりました。
レイストフは軍司令の立ち位置ですね。これは王弟殿下からも警戒されて当然です。が、非常に有能で統率をしっかり取っていることが見て取れます。
生きる目的をくれた存在、うん、とても判ります。もう家族親族がだいぶ減った私にとっては猫です。
それぞれの流儀で死者の尊厳を守る者たち。このような描写をしていたアニメ作品、ぜひご紹介いただきたいです。
ん、罠を仕掛ける相手? 何者? 高度な知能を有する魔獣なんているのかな。それは恐ろしいです。
非常に丁寧なバフシーン。もうレベルが高すぎます。私も昔はバフ役ブラック(?)エルフのアーチャーでフィールドを駆け巡ったものです。
あ! 剣を抜いている! ウィルは油断を反省したのか、すさまじい切り替えの速さでした。戦闘シーンも観やすく、視聴意欲を掻き立てます。
当然、全ての敵を圧倒するも、ウィルはどうしてもこうなってしまいますよね。メネルやみんなの命を救うためだったんだ、誇ってもいいんだよ。自己肯定しろよ・・・。
落ち着け、落ち着いて治療するんだ。魔法は万能ではないという事をひしひしと感じました。もう言葉も出ないです。
キマイラ(キメラでしょうか)は逃亡、メネルは意識不明だが安定。ほっとしました。ウィルが消耗していて、メネルが励ますシーンも少し前にありましたしね。
戦略的な反省、いや、それにとどまらない自省。ウィルは内省的すぎますが、また、それが魅力でもあります。
視聴者の声を代弁するトニオさん、実に構成が良いです。否が応にも、視聴者は「休めよ、それがお前の弱さなんだよ」ってなりますよね。ここでも唸り声です。
真実に気づくウィル、自分の異常なほどの強さ、自らの欲望、グレイスフィールの僕としての再度の誓い。かなり危うさがあり、これが今後の焦点になりそうです。
とにかく凄い作品に出合ってしまったという感情に支配されています。「愛をともしびに変える」ですか、うん、そうだよね。
アンナさんに安直にヒロインさせないのも非常に高評価です。

同日追記、評価確定、お気に入りに追加
当然のように流れで最終第十二話を視聴、アマプラに甘えず、無料視聴派として足掻きたいです。
格好良い導入、テロップの存在に最終回の予感が。テレビ時代は新聞の番組欄に【終】って書かれていたけど、配信だと最終回か否かが判らないのでドキドキして良いと思います。
さて、ウィルがおかしくなってきました。まあ、不安に駆られた視聴者みなさんの予想通りです。メネル、何とか出来るのはお前しかないんだ、頼む。
友達、腐れ縁って私も大事にしています。メネルはそれを実践しています。素晴らしい回収です。当然、福松も泣きます。ウィルは負けを認めることで、過ちを認めた形になります。ひとつ不安が取り除けました。
トニオやレイストフは人生の先輩だなあ。そして金(マネー)は重要です。
そう、戦闘は始まる前に決着をつけるのが正しいのです。マセガキの頃の孫子の兵法、懐かしいです。「戦場に着くまでは補給が、戦場に着いてからは指揮官が勝敗を決する」でしたっけ? 検索はあえて避けますが、某アニメ作品での名言です。負ける時は戦わない、ですね。「尻尾を巻いて逃げ出すさ」とか異常なほど暗記しています。好きなのは「それがどうした!」です。
戦場をこちらで設定するのは重要で、さすがの制作陣(原作?)です。正面から行っていますが、十倍の兵力で包囲して挑むのが一番正しいと孫子は言います。別作品を彷彿とさせますが、あっちは奇策が多かったかな? 更に別作品ですが、トガメ、懐かしいなあ。話飛びすぎw という訳で、実はウィル達は包囲陣を布いていると予想しています。
お偉いさんタイムです。神殿長、さすがの表現方法です。繰り返しになるかもですが、これは日本SF大賞、星雲賞(はい、あのネヴュラ賞の駄洒落ですw)レベルの小説と見た方がいい作品ですね。各賞の受賞作品を眺めましたが、傑作揃いでした。当然ですが。あにこれ的にはエヴァが大賞に入ってるくらいでしょうか。
話を戻します。おっと、逆に待ち伏せされた? 包囲するはずがアカンやんw ハイキング、人類南下などの状況説明その他全てに納得です。「槍にも誉れを」、いい相棒ですね。結局、包囲ではなく、レイストフによる迂回戦術の囮役を二人がした形になったのですが、包囲は半分正解ということでお願いしますw
初めての歌でしょうか、これはビィの作品という体ですね。メネルも良かったですね。
遂にグレイスフィールが信仰の対象に! これはデカいです。
まあ、メネルの言う通りです。ウィルは意外に鈍いですね。これだけの事を成し遂げたのだから、事実上の領主であって、本物の領主になるのも当然と言えるでしょうね。ガス爺さん、ありがとう。
あ! 言った、最後に言ったよね!「人の営み」って!
わーい、タイトル追加、大正解ー!

さて、最終回であることを踏まえて、ようやく検索解禁、二期決定とのこと、おめでとうございます。
戦略目標も明示されましたし、あとは原作者の方のご健康が快癒されることを願うだけです。
何年かかろうが、ぜひとも原作の完結、そして各賞の受賞を目指してほしいです。
心底、応援しています。

追伸。始めの方の話への私が書いた感想は、ちょっと冷たかったですね。こんな素晴らしい作品とは知らなかったのです・・・。

投稿 : 2022/01/12
閲覧 : 669
サンキュー:

20

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

設定は重厚なハイファンタジー。見た目は恋愛少女マンガ。

【紹介】
滅びた辺境の町で、3人のアンデッドに育てられた少年が、
聖騎士を目指して冒険する重厚な世界観が魅力のハイファンタジーなろう系アニメですが、作りが全体的に少女マンガチックなので雰囲気が出ていない。

惜しい作品ですが、正統派なファンタジーで、こういうの好きです。

【作画】
柔らかくて美しい感じのデザインで少女マンガ風のオシャレなデザインしています。作画もそれなりに良い感じです。

だけど、この作品に求めているのはそんな優雅さではない。

この作品は色々惜しいところありますが、最大の欠陥は設定と見た目があってないことだと思う。

この作品は重厚な世界観を持っているので、その世界観を映像で十分に表現しきれていないのが残念。
声や絵が可愛すぎて、せっかくの重厚な世界観が台無し。

こういう世界観の作品には、もう少し動きや音に緊張感や重みを感じたいし、
敵とかアンデッドとかダンジョンには、もっと薄暗くて、荒廃していて、死の香りが漂っているような不気味さが欲しい。

【主人公について】
主人公の声や性格がこの世界観にあまり合ってない。
落ち着いていて思慮深いタイプなのはいいけど主人公って言うよりまるでヒロインのような性格してる。
女性っぽい繊細さがあって、強さの割に戦い方がちまちましているし、情緒も不安定で、可愛すぎる声と相まって女の子っぽい。

また、主人公の強さは可愛い見た目とこの世界観の作品の割に過剰で、重厚な設定の割にバトルに緊張感がない。
この作品を好きになれるかは、「最果てのパラディン」というタイトルの印象とはかけ離れた主人公像を許容できるかが鍵かも。

【キャラクター】
キャラクターは総じていい感じ。
特にアンデッド3人のキャラクターが良かった。

ハーフエルフの射手も女性よりな顔つきで、ホントに少女漫画感ありますね。
ヒロイン的なキャラクターに頼らず、キャラクターの人間的な魅力で勝負しているとこはいいと思います。

【気になったところ】
{netabare}
主人公が、アンデッド3人のこと大事なのはわかるけど、自分の命を軽く見すぎているところは気になった。
何故か理由がわからないけど、大好きな家族が自分を殺そうとしている。
殺されても仕方のないことをしたんだろうから殺してもいいよって聞き分け良すぎるにも限度ってものがある。
理由を聞いて納得したならともかく、なんでかわからないのに殺されて終わりでいいの?

特に過酷な人生を歩んできたわけでもないのに、まるで希望を持つことを諦めた自殺志願者のような死生観でちょっとあり得ないかなって思います。
こういう考えに至るにはそれなりの説得力が必要だと思う。
{/netabare}

【シナリオ】
主人公の親から独り立ちして弱い自分と決別して戦う覚悟を決める感じがすごく良い。
旅先で仲間と出会って弱い者を救いながら敵と戦う王道ファンタジーで、
安直な萌え要素に頼らず話の面白さで勝負しようとしているところはGOOD。

世界観の面白さよりも、主人公の精神的な成長に焦点を当てている感じですが、思ったよりも成長は感じられなかった。
ただ、結構スローテンポで話が進むので少し退屈なところもありますが、雑多な異世界なろう系とは一線を画した魅力がありますね。

シナリオは面白くて好き。

【総評】
前半がちょっとスローペースすぎるのと、その割に3人の掘り下げが不足気味かな。
もうちょっとテンポよくして、アンデッド3人との家族の絆をしっかり見せてほしかった。

設定が魅力的で話も面白いけど、重厚な世界観が映像としてうまく表現できていないので、もっと予算つけてあげれば名作になりえるポテンシャルがあると思いました。

結構面白いと思うので、2期が楽しみだし、原作を読んでみたい。

投稿 : 2022/01/11
閲覧 : 406
サンキュー:

30

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いまいちだった

最初面白いと思ったけど、
成長して一人旅に出てからは
面白さがなくなって来た。

投稿 : 2022/01/10
閲覧 : 163
サンキュー:

3

ネタバレ

にしやまん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

どんどん惹き込まれていく

前半の伏線がどんどん回収されて心地良い。展開が早いので主人公が自暴自棄なった時とか、転生前の描写とかもっと見たかった。原作はあるのかな。

ストーリー自体はきれいにまとまっているし、各キャラは個性的で魅力的だしずっと刺激的に見続けられた。続編に期待!

投稿 : 2022/01/10
閲覧 : 151
サンキュー:

3

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

急がば回れ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
なろう系の異世界転生。の中では、個人的にはかなり好きな部類になります。☆4.5って感じ。

世界観としては、説明不要の定番ファンタジー。ストーリーも、少年の成長、英雄譚という点では定番と言えるでしょう。

なんかこう、普通ならエピソード0や、1話目だけで終わるくらいのエピソードを、ゆっくり丁寧に12話かけてアニメ化した作品という感じ。

既視感たっぷりで、かなり緩やかな展開と、回りくどい台詞回し。あまり評価が良くないのも理解できます。

だが、それが良い(笑)

個人的にはこういう作品好きですね。ふた昔前のラノベを読んでいるような感覚。

2期決定とのことなので、楽しみに待ちたいと思います♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
特に1~5話の、「旅立ち前」が好きでした。総括にも書きましたが、これ(主人公の成長過程)って普通は軽く書く部分ですが、それが非常に丁寧。

主人公の心の中に、「親」と「師」の教えが染み込み、物語のターニングポイントできちんと生かしてくる構成がニクい。

4~5話は特に好きで、慈母神マーテルの深い愛情が熱く、死に際の夫婦漫才は泣けて、長々としたCパートで2人の過去を描いたのは、制作の作品愛を感じました。

その分、旅立ち後はややパワーダウンしました。

いや、つまらなくはないけど、「普通の冒険譚(RPG)」になったというか(ここが☆5を逃した理由)。

ただ、終盤、11、12話は盛り返しました。

強者故の葛藤。「並び立つ者の有無」という点で、三英傑との対比を見せつつ、彼らに憧れていた少年の心情を丁寧に描いている。

その結果、主人公が否定していた「神の(自分が絶対強者であるという認識のもと、善意で一方的に人を救済しようとする)思考」に近づく主人公。(世界の全てを不死者にすることでの救いを目指したスタグネイトの理想は、方法論の問題はあれど、神の行為としては「一理ある」とも思いました。)

また、(ここが短かったのは勿体なかったけど)闇墜ちから復活した後は、自身を「戦力の一部」として有効活用したり、仲間も「サポートに徹する」というカタチで互いを活かしたりと、自分や周りを過大評価も過小評価もしなくなっていて、戦い方にも変化が生まれるなど、成長がよく描けていました。

ここからは、国作りや仲間集めの話になるのかな? それなら個人的には好みですが、「無職転生から転スラになった」と揶揄されそうでもありますね(笑)

あとどうでも良いんですが、主人公が信仰する「灯の神グレースフィールド」は、やや仏教的で、日本人が考えるような死生観だよな~とか、裏でも悪くない神殿長は超レアキャラと思ったりだとか(笑)

(ガスや神殿長など)ジジイが格好良いアニメは大抵面白いですね。2期も期待!
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
転生は、転生前が大事。よく分からんな。ただ、なんかクオリティは高そう。無職転生っぽい雰囲気はするな。

2話目 ☆4
バトルが本格的。ギャンブルに夢中になり、怒られ、学ぶ(笑) 

3話目 ☆5
呑んで覗いて夢精(笑) 肋骨で挟むのを生前に(笑) 夫婦漫才(笑)  父と母。魔剣譲与。ドレインの魔剣。過去の種明かし。英雄に鍛えられた転生者。執着を失った。神に逆らう魔導師。熱い。

4話目 ☆4
世界の全てを不死者にすることでの救い。一理あるよな。ここで、マリーのパンの伏線が。グレイスフィール陣営。全てブラフ。

5話目 ☆5
慈母神、マーテル、熱いな。う~ん、別に、欲を出して、あと80年くらいは延長しても良いのでは? グレイスフィールは、仏教なのかな。旅だちまでに5話かけるか。個人的には、この丁寧さは好ましい。そして、Cパートで、長々とブラッドとマリーの話。愛がある構成だな。とても強くて賢いダメ人間(笑)  Cパートで5に変えたわ(笑)

6話目 ☆4
親と師の教え、+、信仰。綺麗すぎるが、そういう世界と考えれば、ありか。そして、仲間をゲット。

7話目 ☆3
クオリティも展開も、やや衰退か? グレイスフィールの陣営が増える。

8話目 ☆3
三英傑の歌。親が知られていることが嬉しい。

9話目 ☆3
文明に感動。悪い神殿長かと思ったら、そうでもない? 脛椎をへし折るって(苦笑)

10話目 ☆3
バグリーの娘、仲間&ヒロインか。良いキャラだな、バグリー。悪くない神殿長は超レアキャラ(笑) 俗物もできる聖職者。ちょいとトントン拍子過ぎるがな。作画はもうちょい頑張ろう。

11話目 ☆4
このナレーションベースの話を、本当はじっくり観たかったな。神官戦士、精霊使い、商人、吟遊詩人という変則パーティーを、うまく活用。魔剣の性能、えげつないな。戦力の評価ミス。並ぶ者のいない苦しみ。自分の強さが常軌を逸していることの認識。なるほど、そこで三英傑か。神の思想に寄ってきたな。

12話目 ☆4
強者の病。スポーツでもあるよな。自分を戦力の一部として有効活用。小さな攻撃の積み重ねと、サポートに徹する精霊&弓使い。磨かれたコンビネーション。貫き、スゲエな。
{/netabare}

投稿 : 2022/01/10
閲覧 : 252
サンキュー:

26

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

主人公の声がきつかった

なろう系の割にタイトルはなんかいい感じに思えた(笑)


良かった所

アンデッド3人のキャラが良い。
声優が実力者なのもあって抜群の存在感。
そのアンデッド3人に主人公が育ててもらうのも良かった。

神殿長が嫌そうな奴かと思いきや実は有能だったこととウィルとのやり取り

OPとED


残念な所

転生した設定の意味が無い。
なろう系は転生から始めなきゃいけない決まりでもあるんですか?笑
アニメの後の展開で活かされるのかもしれないが。

アンデッド3人のキャラが強すぎる。
良かった所でもあるが3人のせいで主人公のウィルすら霞む。
3人が生きてた時の話をがっつり描いた方が面白そうなんだが…

これは色んな人が書いてるがウィルの声が合ってなさすぎ。
成長とともに声変えないと駄目。
正直見るのが軽くキツいレベル。
河瀬茉希の演技は悪くなかったので制作側が悪い。

良くも悪くも展開が遅すぎ。
旅立つまで5話かかった。じっくりやってくれたとも言えるが。
パラディンになったところで終わってしまった。
キリはいいけど旅立ち後の話が物足りなかった。
とはいえ2話くらいで旅立っていたらアンデッド3人の出番少なくなってしまいそれはそれで不満だったからこのペースで良かったかも(笑)


全体的に残念な仕上がりになってしまった。
駄作と言うほど酷くはない。
某スローライフとか某進化のなんちゃらよりは全然良い(笑)
せめてウィルの声を男の声にしてくれてれば…
アンデッドの評価だけなら高得点、全体的に見ると低得点なのでオール3点!

投稿 : 2022/01/09
閲覧 : 196
サンキュー:

4

saitama さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん、悪くはない、悪くはないだけに、予算と人材が揃っていれば…かな

原作等未読
現在5話まで視聴

タイトル通りで、異世界ものとして、別に悪くはない。
作画も劇的に悪いわけでもなく、良くもなく。
脚本も悪くはない、だけど、冒険活劇的な期待で面白いかと言われれば、うーん…。

普通に観ていられるので、それ自体は悪くないのだろう。

ただ、脚本を少し整理した方が、途中のイチイチ臭いセリフももうちょっと生かされる気はする。

例えば、5話の最後のパートは、主人公の異世界転生される前、つまり1話の最初にあえて持っていき、そのあとに主人公の転生、最初の生活が入った方が、説明臭いけど、結果として、親離れするまでの家族(あえてそう言う)という関係性がもうちょっと伝わった気がする。家族がどうして、そうなったのかの答え合わせは4〜5話のメインストーリーで伝わるのだから、それはそのままで良いのだし。

つまり、作中のように無理くりな答え合わせのように家族のプロローグを最後に説明されても、ちょっと共感できないというか…。そもそも伝わっていなかった関係性の部分も、あんなベタな結果紹介ならば、最初にぶち込んだ方がよほどストーリーが整理されるし、その後の展開でそろぞれのキャラに共感できただろうに…と思う次第。

脚本家、もしくは、監督がもうちょっと編集能力が高ければ、段落ごと場所を入れ替えるだけで、劇的に読みやすくなるし、ストンとストーリーが伝わる。というのはわかるはず。それだけに、タイトル通り、悪くはない、悪くはないのだけど…別に良いわけでもない、という印象。

まあ、とりあえず今後どうなっていくのか、そこに一抹の不安というか多少の期待…かな。



■11話まで視聴

うーん、作画がとにかく残念。
とくに11話はほぼ全カット止め画…。
すごい、100枚くらいの止め画で30分作ったろ…レベル。

いやー、予算と人材揃っていたら、これ、もうちょっとマシな作品になったろうな…。
残念過ぎるね。


■12話まで視聴

最期まで作画はダメダメだったなぁ。
11話よりはマシではあったが。

投稿 : 2022/01/09
閲覧 : 353
サンキュー:

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最果てのパラディンのストーリー・あらすじ

かつて滅びた死者の街――人里離れたこの地に一人の生きた子供、ウィルがいた。少年を育てるのは三人の不死者(アンデッド)。豪快な骸骨の剣士のブラッド。淑やかな神官ミイラのマリー。偏屈な魔法使いの幽霊のガス。彼ら三人に教えを受け、愛を注がれ少年は育てられる。そしていつしか少年は一つの疑念を抱く。「……この『僕』って、何者なんだ?」ウィルにより解き明かされる最果ての街に秘められた不死者(アンデッド)たちの抱える謎。善なる神々の愛と慈悲。悪なる神々の偏執と狂気。――その全てを知る時、少年は聖騎士(パラディン)への道を歩みだす。(TVアニメ動画『最果てのパラディン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年秋アニメ

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