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掲載している放送時期と異なる場合がありますのでご了承ください。

「スキップとローファー(TVアニメ動画)」

総合得点
76.9
感想・評価
357
棚に入れた
791
ランキング
633
★★★★☆ 3.4 (357)
物語
3.4
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.5

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スキップとローファーの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 主人公の岩倉 美津未を始めとする高校生たちの日々の生活を描いた青春もの。
 美津未の行動や言動が周りを癒し救っていくことが多いが、彼女も悩みやつまづくこともあり、
互いが互いを助けていく関係性が見ていて心地良い。

 恋や部活といった大きなモチーフはなく、大きく話が動く内容ではないだけに、よりキャラの
魅力自体が作品自体の魅力に繋がっている感じで、特に主役の美津未の前向きさが作品自体の
雰囲気を作っている感がある。
 美津未に関しては性格や考え方が面白く、傍にいると本当に楽しそう。

 外見に関して、例えばある作品で平凡な見た目の主人公と、校内一の美少女というキャラが
いた場合、漫画やアニメという媒体の特性上、主人公もそれなりに可愛くなってしまうことが
多く、結果として設定ほどの差異が感じられないことが多い。
 逆に差を明確にしようとすると、意図的にモブ顔などにすることになり、それはそれで
主人公としての華が無くなってしまったり。
 で、本作の美津未の場合、いわゆるアニメ・漫画的な可愛いデザインではないが、それでいて
モブ的に埋もれてしまうようなこともなく、彼女の前向きさが外見にも表現された絶妙な
デザインだと思う。

 他にも魅力的なキャラが多く、個としても魅力的だが、美津未、江頭 ミカ、村重 結月、
久留米 誠のようにタイプの異なるキャラが仲良しグループを形成しているのが、観ている側と
しても嬉しくなってしまう。

2023/09/23

投稿 : 2023/09/23
閲覧 : 25
サンキュー:

2

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

主人公が魅力的なスタンダードラブコメ

視聴完了
全12話

ジャンル
ラブコメ

タイトル由来
主人公の性格

設定
現代日本、東京の高校

ストーリー展開
官僚になるために東大を目指し都内の高校に進学した田舎生まれの主人公が、都会の高校と高校生の間で繰り広げる青春恋愛もの。
入学式の日に出会った男の子はかつて天才子役と謳われており色々としがらみがありそうな感じ。
そんな中で素直でまっすぐな主人公と日々を繰り広げていく。

感想
総評100点
良かった点
ストーリー、キャラ
悪かった点
なし

レビュー
小中高大ラブコメ高校編
主人公は田舎暮らしならではのまっすぐでフレンドリーな性格だが、男の子をはじめ友人は色々抱えている人が多い。そんないろいろな感情が渦巻く中で前向きに、まるでローファでスキップするように、快活に進んでいく主人公がとても魅力的。

最後は一応男の子の問題が解決するが、根本的には解決しておらず、2期以降に期待

投稿 : 2023/09/22
閲覧 : 62
サンキュー:

3

ネタバレ

まあ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少女漫画?

これなかなか良かったです.
基本的には少女漫画なんだと思いますが,個人的にはヒロインの主人公よりも相手役の金髪君がとても良かったと思いました.実質的には彼が主役の話として観ていたような気がします.
パッと見は,この手の話によく出てくるイケメンで性格も完璧な王子様役なのですが,不思議と「なんだコイツ」とは思わせない.何か応援したくなるし,ヒロイン役とうま~く行って欲しいと素直に思える.そんな感じでした.
あと最後に出てきた彼女さんも本当の悪女じゃなくて,ちょっとホッとしました.
続編があるならこれは是非観たいですね.

投稿 : 2023/09/18
閲覧 : 42
サンキュー:

3

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

等身大の高校生 それぞれの1ページ

皆様の評価が高いので、後追いで視聴開始。
原作未読。

【作品概要】
石川県の田舎で育った主人公岩倉美津未。
お勉強は優秀。
過疎問題を解決できる仕事に就くべく、
東京の高校に進学するところから物語は始まります。

【作品に対する感想】
みんな一長一短、キャラに個性があって、ええですわ。
考え方、優先順位などみんな違うんですよね。
しっかりと深堀されてて、キャラ達の言動が
納得できるものだったので、
安心して物語を堪能できました。

現役世代の方にもおすすめですし、
懐古的な意味でいくつになっても楽しめるかと思います。

面白かったです。
続きがあれば必ず視聴します。


1)物語
 学園物ラブコメでは物語のキーになる
 イベントが度々起こるGWや夏休みをスキップして
 物語を進めるのが意表を突かれました。
 これはきっとイベントでドッカンと進めるんじゃなくて、
 じっくり日常のやり取りでの変化を楽しむ作品なんだろうと
 好印象でした。
 まあ最後は文化祭(イベント)でしたが(^^;

3)声優
 黒沢ともよさんの快演。
 みつみのキャラを本当によく表していたと思います。
 この演技がなければ、作品の魅力の2割が失われたかも。
 というくらいバカ当たりでした。

4)音楽
 OP「メロウ」
 志摩聡介の心情の歌なのかな?
 キラキラ具合が半端ないです。

 後半の美津未と聡介のダンスが
 めっちゃキラキラで青春爆発でした。

5)キャラ

 ➀岩倉美津未
  凄く共感できる娘でした。
  いろいろすごく考えてるけどなんかズレる。
  ずれに気づくけど、答えが出ずに悩む。
  ムチャして辻褄を合わせようとしてゲロったり。
  服のセンスが壊滅的だったり。
  
  ただ、地元のことを考えて15で東京に飛び出したり
  凄まじいバイタリティーです。
  この辺は「若いなぁ」で流さず、
  見習うべきかなと思います。
 
 ➁志摩聡介
{netabare}
  こ奴の諦め方、すごく共感できました。
  見えてる・分かってるけど諦めて何もしない。
  この手のキャラは大概醜悪な裏側が隠れてることが
  多いんですけど、こ奴の場合は虚無でした。

  物語序盤は内心のセリフが皆無で、最後の方になって
  ようやく心情が描かれるようになります。
  なんでも諦めてたのが、少しずつ諦められなくなってきた
  ことを表現していたのかな?
  上手いと思いました。
{/netabare}  
 ➂江頭ミカ
  他人のステータスで自分をよく見せたがる
  +
  他人を貶めて自分の優位を保持して安心する
  地雷系か?
  と、冒頭めちゃくちゃ印象悪かったです。
  ただ、この娘なりに努力して、処世術としてそうせざるを
  得なかったのかなーって思えるようにはなりました。
  
  色恋のない物ねだりの話はすごく共感。

 ➃村重結月
  ルックスだけでなく、気遣い上手なこの娘はすごく魅力的。
  この娘の考え方や気遣いの仕方すごく共感できます。
  一番推しの娘でした。

 ➄久留米誠
  ごーいんぐまいうぇいな地味っ子ちゃんですが、
  噛めば噛むほど味が出そうで、面白そうです。
  対人関係は合う合わないが極端そうですが、
  少しずつ広がっていってるようで、良かったです。


6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀序盤の江頭ミカ暗躍 
  女子怖えぇーーーー!+メンドクサイ
  いや、みんながみんなこんな人ではないと思うんですけど
  恐ろしいですねぇ(^^;

 ➁美津未のハートフルずれ
  全部乗せ
  浅漬け差し入れ
  2個セットお得

  こういう平和なずれ方、最高と思うんですよね。

 ➂むかつく奴の名前2人覚えてる間に、親切な人一人
  ミカの気づきのシーン。
  美津未のこういう所、誰もが簡単に
  出来ることではないと思います。
  でもだからこそすっころんでも
  すぐに立ち上がれるんでしょうね。
  努力型のミカは美津未に対して、
  「天然ラッキーガール」のレッテルを貼り、
  快く思ってませんでしたが、
  美津未の考え方に気づいたことで
  受け入れられたんでしょうね。

 ➃3個あげる
  美津未のジャストフィットな気遣いでした。
  決して押しつけがましくならず、
  そっと触れるような優しさを感じられるシーンでした。

{/netabare}

投稿 : 2023/09/17
閲覧 : 67
サンキュー:

22

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

群像劇に至らないライトさ

原作未読(2023.9)
P.Aさんの原作ありモノ。やhり石川県は能登さんだった。方言監修協力は今回はしてないのかな。
曲や作品の雰囲気は明るく暖かい感じのライトな青春モノという趣だろうか。「君届」から恋愛部分を排除(今のところは)した感じというのはちょっと違うのかな?爽子は控えめ美人の頑張り屋さんだけどこちらは、純粋な田舎娘頑張り屋さんという印象。
まぁこれから、恋に進路に大いに悩みこのままじゃいられない・・・そんな風に変わっていく物語なんだろうね。

私のツボ:もじゃもじゃネコ

投稿 : 2023/09/13
閲覧 : 47
サンキュー:

1

ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

立ち話と青春時間

レビューをまとめるのにとにかく骨が折れました。
難航した理由は、前半と後半とで自分の評価が全く変わってしまったこと、
そのせいで印象が分裂し、トータルな共感ポイントがなかなか見出せなかったことです。

前半。ヒロイン美津未の上京とともにスタートした新生活。
入学早々の新しい出会いと、関係が深まっていくエピソードが重ねられていきます。
物語は美津未の一人称視点を軸にして、彼女のモノローグによるナレーションが
作品の基調となる明るく前向きなリズムを生み出しています。

一方後半は、聡介個人のストーリーがせり上がるとともに、
彼のモノローグによるもう一つの一人称の世界が割り込んでくる結果、
ファンシーな絵日記の傍らに、陰気な私小説が同時進行するような謎な状況になります。
純粋無垢な美津未に憧れを抱く聡介の心理を、丁寧に描こうとする意図は伝わります。
ただし、背景となるストーリーの出来が良くないのがかなりマイナスでした。

序盤から全力で飛ばす美津未を、さりげなく、スマートにフォローする聡介の
やさしい親鳥のような姿に観る方もホッコリしていたふしがあります。
だから、梨々華の乱入によって"闇堕ち"して以降の「志摩君ロス」は、
この相方の存在が美津未ワールドにとって、いかに重要だったかを端的に示しています。


この落差が引っかかったまま、下書きを繰り返しているうちにふと気づいたことなんですが・・・

作中で聡介と美津未が言葉を交わすシチュエーションは
廊下の窓際だったり、建物の前のちょっとした段差だったりと、
校内でたまたま出会ってから、流れのままに重要な展開が生まれている感じです。
第6話で美津未と聡介が仲直りする、階段の踊り場。
第9話の心に沁みる「いかせんべい」のくだりは放課後の廊下。
CMでお馴染みの、「よく転ぶけど、起き上がるのもめちゃくちゃ得意・・・」云々という
超ポジティブ宣言が飛び出すのも、聡介と話した直後の渡り廊下みたいな場所でした。

まあ、別に事々しくあげつらうようなことではないですね。
二人はただのクラスメートであって、会話が生まれるなら教室以外ならそんな場所でしょう。
ただ、あらためて観直すと、この作品の本質の一端がここにあるようにも思えてきました。
第1話の出会いにはじまり、最終話にいたるまで、ワンクール丸々費やした挙句、
二人が今もって、「たまたま出会って立ち話をする関係」であるという事実。

{netabare}最終話のラスト。場所は帰り際の廊下。
いつもはただ見送るだけだった美津未の背中に聡介が、「美津未ちゃん。」と呼びかける。
「何?」と振り返る美津未に、「何でもない。また明日。」・・・
・・・これが物語の着地点となる、二人の現在です。
繰り返される日常の中にも少しずつ生じる変化があり、それにつれて関係も
わずかずつ熟していく。関係性の現在進行形。{/netabare}

こんな二人の、恋愛にとどまらないすべての成長をあたたかく、
聡介が美津未を見ていたのと同じ、あのやわらかな視線で見守るというスタンス。
このラストはそういうものを私たちに示しながら、この先の展開を予告しているのでしょうか。


ところで、本作を賞賛する声の中に目立って多かったのは、
自分の高校時代を思い出した、というような感想でしたが、当方はと言うと、
キラキラとは無縁だった自分の高校生活と重なる部分はほとんどありませんでした(笑)。
(それなりに充実はしていましたが、高二病(?)的な、もっぱら内面的な充実感であって、
あるいは本作を語るのに苦労したのも、この面での共感が薄かったせいかも知れません…。)

そんな自分がやっと見つけることのできた作品との接点、実はそれが「立ち話」でした。

休み時間の教室や放課後の廊下で。帰り道の駅や電車の中で。
友人たち(+片想いの子)と、とりとめのない立ち話に興じていたことを思い出しました。
いろいろな出来事によって記憶の片隅に追いやられてしまっている
こんな時間こそが考えようによっては、実はいちばん青春らしい時間だったのかも知れない。
つまり、フットワークの軽快さ。そして、自由さ。
余白のようでいて余白でない時間。あるいはむしろ、すべてが自由という余白の中にあった日々。


本作のいちばんの特徴は、主人公二人の立ち話がそうだったように、
ドラマっぽいイベントではない、日常の中でごく自然に生まれてくる局面が描かれていることでしょう。
あるいは何かを初めて体験する瞬間に、自然に沸き上がって来る気持ちとか。
そんな何気ない日々のかけらや、心情の起伏を丁寧に拾い上げて綴られたストーリーには
女性作家らしい繊細な感性が光っている気がします。

ただ、そこに「リアル」という言葉を用いることには少し躊躇があります。
現実の再現をことさら追求した感じはなく、独特の切り口が巧みに日常のリズムを定着していて、
もっと感覚的な直接性、いわば「ライブ感」とでも呼ぶのがしっくりくる気がします。
まあ、どう言おうと大した違いはないのですが…。

成瀬順ちゃんのサムネが物語るとおり、当方の主観的な青春像はどちらかというと、
自我の危機や孤独、葛藤、迷走するナルシシズムなど、負の側面に偏っているんですが、
キラキラした調和的な青春をさわやかに描いた本作にも、捨てがたい魅力を感じました。
ナチュラルでリリカルな、珠玉の青春アニメとして愛されつづける作品だと思います。

2023.8.17

投稿 : 2023/08/19
閲覧 : 585
サンキュー:

25

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

西瓜が食べたくなる

ぱっと見の出だしで未津未のキャラでコメディーとか独特な世界観で進んでいくのかと思ったが、スクールライフの王道展開のボーイ・ミーツ・ガールだった。
美津未の多少ド派手に転ぶことが多い人間だけどの下りがとてもよく表しているキャラで非常にポジティブで周りのキャラも個性豊かで美津未を中心に友情を深めていく。
派手な展開や激しい感情の起伏を演出することもなく、しっかり一話一話、話が進んでいき、美津未に惹かれる所含め後半は志摩くんの話になっていく。学校生活を上手に演出し重ねていって文化祭にもっていったなぁと思う。
里帰りのスイカを食べるの効果音はとてもよかった。北陸はPAですなぁ。

100点中81点

投稿 : 2023/08/18
閲覧 : 55
サンキュー:

5

ネタバレ

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

主人公 岩倉美津未が良い!

田舎から上京してきた主人公
進学校で都会の子たちと友達になり恋愛感情などなど
なんか観やすかったし面白かったのですぐ終わってしまった!
個人的には主人公の岩倉美津未はけっこう好き!

投稿 : 2023/08/15
閲覧 : 46
サンキュー:

2

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いもっぽいみつみvs悪女になりきれない都会の努力家女子ミカ

「推しの子」と同シーズンだったのは不運ですが、非常に良作です。

PA Worksだから、主人公をもっと可愛い女の子にすることもできたのでしょうが(実際、結月は可愛いですし)、主人公みつみは、まさに、田舎から出てきました、という、いもな感じの女の子で、オープニングでは、ださい黄色ワンピで踊ってくれます笑 
そして、黒沢ともよさんというぴったりの配役。

実際、この作品で、みつみが可愛かったら、ただのボーイミーツガールですし、彼女選び放題の志摩くんがみつみに惹かれる理由も、結局可愛いからでしょ、で片付いちゃうんですよね。そうじゃなくて、まさに彼女のいもっぽさに惹かれた、というところにこの作品の肝があるのですが、黒沢ともよさんのみつみのいもっぽさが素晴らしく(褒めてますよ笑)、志摩くんが惹かれるのにも納得できるわけです。

しかし、実は、私が結構好きなキャラは、個人的に「性悪ちゃん」と名付けているミカだったりします笑 まぁ性悪なのですが、やってることの程度はたかがしれてるし、それに彼女はかなりの努力家ですよね。勉強もがんばって、おしゃれもがんばって。それに、結月ほどではないけど、彼女だって結構可愛い。でも多分、自己肯定度合いが低いから、かっこいい彼氏を作ることで対応しようとしてるのでしょうね。当初は、ちょっと大きい獲物(志摩くん)を狙っちゃいましたが笑

逆によくわからなかったのが、梨々華。モデルというわりになんか顔怖いし、性格も我儘な感じしか受けず、この性格でモデルとして成功できるの?というような感じしか持てませんでした。

ちなみに、つばめ西のモデルは、都立西高のようですね。つばめ西も都立だとすると、みつみって越境入学にあたるようですが、まぁ不問にしましょう笑

投稿 : 2023/08/15
閲覧 : 70
サンキュー:

11

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

何が評価されているのかよくわからなかった。

{netabare}
春アニメのラブコメでたぶん一番評価が高かったように感じる作品。
だけど、自分はあまりどこが良いのか分からず、滅茶苦茶つまらないとまではいかないけど、ありふれた凡作ラブコメにしか思えなかった。

友人たちとの会話劇が中心の作品で、恋愛要素やこれと言ったイベントもなく正直退屈。
リアルな雰囲気がーと言ってる人が結構いたけど、アニメでリアルな雰囲気を見たいと感じないというのが正直な感想。
もちろんそれが見たい人を否定する気はないけれど。
それにみつみの性格が独特すぎて、自分的にはリアルな高校生を描いた作品と言えるかというと程遠いように感じた。
後半の嶋君の話に関しては明らかそんな感じではないし。
あの話は作品の雰囲気にもあってなくて正直いらなかったかな。
まだ日常的な話をやってくれてた方が良かった。

自分が楽しめなかった要因の一つとして、みつみが死ぬほど苦手なのと、嶋君に対しても特段の魅力を感じなかったというのもあるので、キャラが好きだったなら評価も変わってたかもしれない。
自分には合わなかった作品というのが一番しっくりくる評価かな...。

あにこれの評価が思ったより低いなと思ったら、またも荒らしの模様。
何かしらの対策をして欲しいね。

私的評価:42点
私的ベスト回:(良いと思った回が)なし

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆4
人生設計できてるのはえらい。ヒロインが好きになれない。
顔芸がちょっと嫌いかな。ノリがすっごい疲れる。初日が1番肝心だぞ。
今期恋愛作品多すぎなんだわ。

2話 ☆3
生理的に無理だわこれ。小忙しい。

3話 ☆5
ノリ大嫌い。みんなに優しい奴って居るよな。
女装演劇とかネタでしかない。優しいとは。

4話 ☆6
目標意識高すぎて草。過密スケジュール。都会のバスは早いな。
どの時間が有意義か分からないってのはその通りだな。

5話 ☆3
靴の色での学年分けとかあったな。デスノートかな? なんで急にキレるw

6話 ☆4
シマくんは何位なの? 相手の発言深読みしてしまうのはあるある。
そりゃそんなん聞かれたらムカつくわな。

7話 ☆5
人望の違い。クソ映画か? てか髪染めしてんのかよ。
パジャマパーティって実際あるの? 何この性格悪そうな女。

8話 ☆3
誰だよ。自分のことでもないのになんでそんな必死に。
子供が頑張ってんのにしょうもないことするクソ親。
友達ぐらいならいいじゃん。嫉妬民が。性格悪そう。

9話 ☆4
八十亀ちゃんに少し近い訛り。田舎編もっとあってもいいのに。
志摩くん過去に何やらかしたんや。

10話 ☆4
イチャついた(婉曲表現) 歌うまくないやんけ。人気で選ばれただけやん。1
00円自販機にありそうなジュース。CMで死ぬほど聞いたセリフ。
CMのせいで感動が薄れてるぞ。

11話 ☆5
なんの劇だよw 全然似てないな。学生っぽい演技の表現上手いな。

12話 ☆5
他人の親にここまで強気で行けるのすごいな。顔見せてきたの自分だろw
は? リリカって何で嶋くんのこと恨んでんの。隙あらば自分語り。

曲評価(好み)
OP「メロウ」☆7.5
ED「ハナウタと回り道」☆6.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2023/08/14
閲覧 : 158
サンキュー:

8

ネタバレ

お茶猫@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

内容自体は悪くなかったのだが、正直最終話が強引に終わらせた感がすごかったのでこの評価に・・・消化不良って感じでした。二期やってほしいけど厳しいかな。

投稿 : 2023/08/11
閲覧 : 33
サンキュー:

1

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

黒沢ともよの神演技

同クールの「久保さんは僕を許さない」のほっぺの傷問題でわーわー言いましたら、親切な方にあれは赤丸ほっぺですよと教えて頂きまして、この場をお借りしてありがとうございましたm(_ _)m
ググると傷のないほっぺの赤いキャラもいて、そう言えばいてるし何とも思わないなと納得。そしてこのアニメを視聴、また赤丸ほっぺアニメかいー(^^;;
とりあえずその件は置いといて、主人公の声優さん黒沢ともよ。へーよく見かける声優さんで可愛い声の印象があったんですが、主人公演じてるアニメ初めてかもと思いつつ…なんじゃこの独特の声!主人公岩倉美津未は田舎から東京に出てきたJKですが、方言のくせが強いのではなく、このキャラの独特の声と間、空気は結構読むがグイグイ来る所、勉強出来るしすごい志し持ってるが何かズレてる。そして他のキャラとは違い絶妙な見た目、最初コメディに振り切ったアニメかと思いました。しかし違うんですよ、結構ベタな学園青春もの、このアニメは黒沢ともよの演技で勝ったとすぐ思いました。

美津未以外のキャラ絵は言い方変ですが真面目で、思春期のコンプレックス持ってたり、超美少女や陰キャもいますが、合わなそうなキャラ同士が仲良くなったり、それが美津未の影響だったりするんですよ。だから全体的に面白い個性を皆んな持ってて、それに強烈な個性の美津未が絡んで笑ってしまうアニメで面白いです。あと超イケメンの志摩もいい奴で知らない声優さんでしたが、実はベテランの江越彬紀(あきのり)の演技も良かったです。このアニメは嫌味なキャラがいないのが良いと思います。

赤丸ほっぺはこのアニメも傷っぽいですが薄目であまり私は気にならず、消えたり出たりこれは照れを表現してるのかなと解釈出来たので作画点は下げませんでした(久保さんはごめん無理)。まー傷じゃない赤丸ほっぺは可愛さを表現だと思うのでこれも大丈夫です(ややこしい奴ですみません)

2022年に「パリピ孔明」「アキバ冥途戦争」をぶっ込み大きく方向変えてきたP.A.WORKS。いい話だけどもう一つ足りないアニメが続いてたので、非常に出来もよく楽しめたんですが、逆にらしさも捨ててしまいどうするのかなと思いきや、ぶっ込むのをやめてまた新たなアニメに挑戦した感じで良いと思います。

連載されてる月刊アフタヌーンは男性誌のイメージですが、原作者女性で演出もオシャレ感あり女性の方も全然楽しめると思いますよ。やはりP.A.WORKSはセンスのあるアニメ作りますね。また一人岩倉美津未と言う黒沢ともよの神演技で一生忘れないキャラが現れましたが、この続きも気になります2期やって欲しいですね。かなりお勧めです良かったらご視聴ください。

2023年8月10日

投稿 : 2023/08/10
閲覧 : 366
サンキュー:

29

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「モブサイコ」に連なる「良いヤツ」という最強の力。

 「do it yourself」に続く主人公が脇役っぽい狐顔なところに好感がもてる。少女漫画とかのイケてない私が〜みたいなパターンって「いや、お前けっこうイケてるやろ!」なそこそこ可愛い毒にも薬にもならない顔ってのは嫌。cvも若手実力派な黒沢さんでええ。「じゃりン子チエ」のヒラメちゃんが良い例だが、顔よりキャラ性こそ魅力の源泉。


 地味めだが、柔らかい色使いのアニメでjcstaffさんかと思ったがpaworksさんか。こういうタイプのアニメーションを手掛けるのは珍しいかも。「君に届け」の作者さんと同じく、主人公を親視点で優しく見守ってる感がええ。


本作は主人公が良い思いする話というより、主人公の周りの人が主人公に自然に救われる話やないか!。凄くイイネ。特に5話は止めてくれ岩倉さん、そんなイイ話は私が泣く案件。どうでもいいが、ショタ志摩くんが一番好み。


 

投稿 : 2023/08/08
閲覧 : 365
サンキュー:

18

Tnguc さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

【お気に入り】軽やかな足取りの先にある青春の踊り場

~
 田舎から上京した主人公が戸惑うのは都会ではなく複雑に入り組んだ人間の心だった。その心を、前向きで真面目な主人公の性格が、人間関係に萎縮したクラスメートたちの心をあっという間に解きほぐしていく。キービジュアルを見る限りではなんの取り柄もない地味な女の子が、わけもなくイケメンにチヤホヤされるような、とりわけ同性からは嫉妬されるタイプのハーレム作品なのかなと思っていた。実際、見た目だけで言えばその通りなんだけど、分別のある主人公の行き届いた設定と、そこから紐付けられる色んな人たちとの自然な出会いのおかげで成り行きに納得ができるだけのドラマがある。(ただ、友だちになれた過程はやや薄味)。そういった、主人公にとっては恵まれすぎた物語だけど、他人に全てを委ねないで、むしろ自分の心情を鑑みる主人公の姿勢があるからこそ、この作品は評価されているんだと感じる。さらに、黒沢ともよを始めとした声優陣の高い演技とピーエーワークスの良質なアニメーションが華を添えていおり、とくにオープニングのダンスシーンは十全とも言えるクオリティー。そんな数々の場面に、観ている自分も芯から暖かく、表情は晴れやかになっていくのが分かる。そのとき、この作品のタイトルの意味を感情が理解したような気がした。

個人的評価:★★★☆☆(3.5点)

投稿 : 2023/08/08
閲覧 : 165
サンキュー:

10

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そわそわ カツカツ ポロポロ

将来、官僚になるためと、奥能登の蛸(たこ)島ならぬ凧(いか)島から上京し進学高に首席入学した岩倉美津未。
柔和なイケメンに本心を覆い隠した志摩聡介らと出会い、
心を通わせながら青春していく同名連載コミック(未読)の連続アニメ化作品(全13話)


【物語 4.5点】
視聴者のトラウマをも優しく包み込むことで、
雰囲気だけじゃない、深い共感と癒やしを与える。

和やかなムードで視聴者が安心させられ、
誰もが心の奥底に秘めている黒歴史の封印が緩む。
そこへ正論で本質を突く志摩くんのキラー発言などにより傷が露わになり、
こんな痛い青春、自分も送っていたかも?と共感を呼び起こす。

トラウマについても、えぐり出して、塩を塗って衝撃を与える感じではなく、
優しく擦って、傷口を舐め合う感じ。
恥ずかしい思い出の一つや二つ誰にでもあるよ?と許され、
最後にはハッピーな気分になり、前を向かされる。

ある種の心療内科の如き丁寧なトラウマの取り扱いに多くの人が癒やされる。
こうした手順により、心の機微を分かっているという感想に繋がっていくのでしょう。


構成は15分完結二本立て或いは30分一本立て。
ピカピカ、キラキラなどと心の繊細な音を拾ったようなサブタイトルも、
心情の取り扱いがきめ細い本作ならば好感できます。

あ、因みにレビュータイトルは私のマイベストエピソードを3つ並べただけです。
工夫がなくてスンマセンw


そわそわ……2話前半。志摩くんがミカに{netabare} 外面でアプローチして来ている狙いを見抜いた上で「もう少しを肩の力を抜いてもいいんじゃない?」{/netabare} とキラー発言を決めた場面。ここで私はこのアニメは本腰入れて見ないと!と力み始めましたw

カツカツ……4話後半。美津未が真面目で不器用な高嶺先輩のスケジュール管理に憧れる話。昔、私もカツカツな時間管理で空回ったり、緩めた時間に思わぬ発見をしたりしていたので、非常に共感度の高いエピソードでした。

ポロポロ……10話後半。{netabare} 文化祭の仕事を抱え過ぎた美津未が、自分への悪評も耳にして志摩くんの前で涙するも、間もなく立ち直る話。{/netabare} 転んだ時の立ち上がり方を教えられる良エピソードです。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・P.A.WORKS

実写作品風の柔らかい画作りを志向。
表情豊かな、但し真剣な目が時々怖いw美津未の顔芸や、花やら星やらが踊る背景演出。
コメディシーンでは結構遊びますが、キャラの頭身変動だけは絶対しない。
リアリティからかけ離れ過ぎない配慮も、視聴者の共感を保つ隠し味。

総じて見ていて、良い意味で楽な画面だったと思います。
私にとって『スキロー』は日々の生活に疲れた時だけでなく、
主張が強い他作品の映像消化に胃もたれした時にも立ち寄って一服できる、有り難い休憩所でした。

9話のトロトロな奥能登の帰省回。
東京とは対照的な、ゆったりとした田舎の空気感。
ご当地アニメで北陸三県制覇している同スタジオならお手の物です。


【キャラ 4.5点】
こんなイケメン美少女ばっかりの学校なんてリアルじゃない。
この種の青春物に対する批判でたまに見かける、
私がしょーもないな~と呆れるアンチコメの一つw

ですが天真爛漫な本作の主人公・岩倉美津未の場合は、
スクールカースト内で上手に外面を飛ばし合うのに疲れた人々ほど、羽休めにドンドン集まってくる。

{netabare} 子役時代のトラブル{/netabare} から周囲と青春を満喫することに距離を置いていた志摩くんも、
犬のサトノスケの如く楽しそうに寄ってくる♪
美津未がイケメン美少女に取り囲まれる人物相関にすら都合ではなく、
むしろ説得力を感じてしまう。
このキャラクター何気に凄いです。


江頭 ミカ。{netabare} 昔イジメられた過去と一因となった容姿へのコンプレックス{/netabare} もあって、必死に外面を作って、学校で計算高くやろうと立ち回る。
しばしば美津未と対比され、想いを寄せる志摩くんにはそういう打算もういいからという感じで警戒されてしまう。

{netabare} 「私がムカつく奴の名前をふたつ覚えてる間に 岩倉さんは親切にしてくれた人の名前をひとつ覚えるんだろう」{/netabare}
ミカは“負けイン”臭漂うサブヒロインですが、私も“心の許さじノート”をついつい開いてしまう醜い人間なのでw
私はミカにも幸せになって欲しいと応援しています。


村重結月。外面が良すぎて女子グループ浮きがち。
久留米誠。相手を決め付け過ぎて輪に入れない。
二人の心が氷解していく様にも空気を和ませる“美津未効果”を感じます。


【声優 4.5点】
音響はナチュラルな演技を要求。
コロナ禍により分散収録ばかりになる昨今、
本作は大人数での同時収録を敢行し、掛け合いの空気感を醸成。

以前、プロの声優が見ると、そのアニメが分散収録か否かは判別できるとの話を目にして、
そんなの素人の私には分かるわけないwと驚愕しましたが、
本作は分散収録じゃないと言われたら、私でも何となく分かる気がします。
それくらい掛け合いに自然なリズムを感じました。


岩倉美津未役の主演・黒沢 ともよさん。
ともよさんがモノローグでナレーションも兼務した作品は鉄板の安定感ですね。
{netabare} 「テッテケ トコ次郎」{/netabare} で場を制した歌唱もお見事でした。

志摩 聡介役の江越 彬紀さん。
アップダウンが激しいヒロイン役とは対照的に、常に優しい声色。
触れられたくない心に上がり込もうとする兼近先輩に釘を刺すシーンでも、
口調が終始穏やかなのが怖いですw

そんな志摩くんが美津未たちと心を通わせた末に、
{netabare} 「俺、学校楽しいんだ」と青春の喜びを醸して梨々華に打ち明ける{/netabare} 演技の変化にグッと来ます。


奥能登も舞台になるアニメとあって方言にも力が入ってました。

美津未の母ちゃんやっとった能登 麻美子さんは石川のもんやし、
上手いのは分かっとるげんけど、
美津未の幼馴染のフミちゃんしとった諸星 すみれさんは神奈川のもんやし、
心配やったんやけど、訛りとか石川生まれのもんから見てもじゃまなかったわ。あんやと。

石川県出身の声優・三浦 勝之さんが方言監修としてフォローに回ったのも、
方言の再現性に寄与していたのだと思います。



【音楽 4.0点】
劇伴担当は若林 タカツグ氏。
会話劇を邪魔しないミニマル・ミュージック。そっと寄り添うような静かな心情曲。
バックグラウンドに徹する派手さはないが良好なBGM。
きらら日常系の劇伴同様、朝の情報番組、旅番組なんかで重宝されるのはこういう素材なので、
今後、意外な所で耳にする機会もあるかもしれません。

OP主題歌は須田 景凪さんの「メロウ」
穏やかに上げていく青春ソングに乗って、ゆる~く踊る美津未と志摩くんに毎回冒頭から癒やされる。
OPで踊る作品に外れなしの私のジンクスを再更新。

ED主題歌は逢田 梨香子さんの「ハナウタとまわり道」
Aqours声優ソロ活動のタイアップ曲とは結構エンカウント率が高くて嬉しくなります。
内容もりきゃこの優しいボーカルで“今日も何気にいい日だった”と歌われ、
今回も良いアニメだったとハッピーに締めくくられる。

投稿 : 2023/08/07
閲覧 : 382
サンキュー:

37

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

美津未とミカ

アニメーション制作:P.A.WORKS、
監督・シリーズ構成:出合小都美、副監督:阿部ゆり子、
キャラクターデザイン・総作画監督:梅下麻奈未、
総作画監督:井川麗奈、音楽:若林タカツグ、
原作:高松美咲(講談社「月刊アフタヌーン」連載)

第1話から心を掴まれた。
最初から期待値の大きさで高揚感を覚えたのは、
よりもいの1話以来だったかもしれない。

「スキップとローファー」というタイトルが良い。
青春真っただ中というイメージがあるし、
深読みすれば、ローファーでスキップするのは、
ちょっとやりづらい(私だけかもしれないが)。
楽し気にスキップしようとしても、
よほど足にフィットしていないと踵が抜けてしまう。
つまり、ちょっとそぐわない組み合わせ、
少しくらい、性格の違う関係性でも、
一緒にスキップすれば、より学園生活を楽しめる。
という意味で私は捉えていた。
実際は、作者によると「スキップ」と「ローファー」の
どちらも青春にふさわしいものだったので、
組み合わせたということだったそうだ。

でも、「少しのズレがあっても、
ポジティブな思考がみんなを元気にする」というのは、
この作品の大きなテーマなので、
このタイトルは、とても内容に合っているイメージだった。

主人公の岩倉美津未は、石川県の過疎の町から
東京の進学校に主席で合格してやって来た優秀な女の子。
入学式の日、電車を乗り間違えて、途方に暮れていたところを
遅刻して登校しようとしていた志摩聡介から声をかけられる。
一緒に学校まで走って何とか遅刻からは逃れたことから、
仲の良い友だちになる。
志摩聡介は、イケメンでクラスから注目の存在ということもあり、
美津未の周りには多くの人が集まるようになるのだった。

美津未は天然で真っ直ぐな女の子だが、
他人の行動にも思いを馳せることができる。
他者の立場を想像し、慮れる。
他者をフラットな視線で見つめ、
良い部分を発見することに長けていた。
しかし、そんなふるまいや考え方は、
長年やってこなかった人にとって、眩しすぎる。
嫉妬心と憧憬。
そのあたりの機微を上手く見せているのが「江頭ミカ」という
キャラクターだった。

ミカはごく普通の女性の感覚を掬い取ったような存在。
「村重結月、こういうあからさまな美人は誘いたくなかったな」
「ラッキーだったね、岩倉さん。そのまんま受け入れてもらえて。
私みたいに食べたいもの我慢して、キラキラした部活に入って、
キラキラしたグループに入って、
そんな努力しなくても良かったんだもんね」
「飛び切りの美人でもなければ、純粋で真っ直ぐにもなれない。
私を一体…誰が選ぶ?」

幼い頃は肥満児で周りから馬鹿にされていたミカは、
自分を良く見せるために多くの努力を積み重ねてきた。
食事を制限する。キラキラした生活を送るために、
部活にバレーボールを選び、必死になって練習した。
ファッションのことも勉強し、隙のない着こなしができるようになった。
人の顔色も女性特有の男子にまつわる嫉妬や妬みも敏感に察知して、
対処できるようになった。
ある意味、ミカも高嶺副委員長と同じように、
全てのことに愚直に取り組む人間なのだった。

しかし、ミカの場合、これまでの経験によって
出発点で「他者は信用できないから、
つけこまれないようにしなければならない」という考えが、
人間的な根幹になっている。
そして、作者にとって「典型的な女子」という位置づけで
捉えられているのではないだろうか。
群像劇として描かれているこの作品だが、
結月や誠とは、心情の捉え方の深みが
一段階違うように感じる。
それだけ重要なキャラクターということだろう。

{netabare}5話では美津未とミカのふたりが、
1年生が使用日となっていた昼休みの体育館で、
上級生から理不尽な扱いを受ける。
ミカはルールを守らない上級生の苗字を
「心の許さじノート」に刻み付けるが、
美津未は助けてくれた上級生の名前を覚えていた。
そのことに気づいたミカは、自分の思考を反省する。{/netabare}

他者との関わり合いには、すれ違いも「悪意」も必ずある。
そのことを踏まえた上で「いかに私たちは真っ直ぐに生きられるか」と
いうことを問いかけているようにも思える。
ここが、おそらく大切なテーマのひとつなのだろう。
美津未と志摩の淡い恋心を描きつつ、
美津未とミカを徹底的に対比している。

とはいえ、ミカ以外のキャラクターの描き方も丁寧だ。
結月の美術の展示での想い。
誠の偏見と友達に対する考え。
高嶺副院長の学園生活における理想。
志摩の他者との距離感や母親との関係、達観した思考。
どのキャラにもしっかりとしたバックボーンがあり、
そういう意味でもとても好感が持てる。

美津未という理想的な生き方。
失敗ですらプラスに変えていくしなやかさを見ていると、
心が浄化されていくように感じる。

P.A.WORKSの演出も好感だった。
スイカを食べる音でのどかな時間の流れを表現したり、
キャラの心情の見せ方も良かった。
そして、多くの人が指摘している
OPの美津未&志摩のダンスシーン。
初めて観たときから釘付けになったほど、
可愛くてセンスのある動きで、作り手の才能を感じた。
(2023年8月6日初投稿)

投稿 : 2023/08/06
閲覧 : 358
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40

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この感じ!!

2023/08/01 初投稿

石川県の中学からT大を目指して東京の高偏差値高校へ進学した(首席)主人公の話だとか
もっと受験勉強が前面に出てくるのかと思いきや

普通w

「つばめ西」を我が母校の名前に変えても全く違和感ない感じw
イベントへのモチベーションの高さとか
「ああ!あんなだったよなー」って感じ
懐かしいw

美津未の周りの女子達との関係や
志摩くんとの関係とか
色々キュンキュンします


「君に届け」っぽい感じ,美津未と志摩君が爽子と風早君に見えるw

投稿 : 2023/08/01
閲覧 : 266
サンキュー:

30

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何もかも楽しかった高校生

雰囲気の良さが心地よくて、充実した高校生活感が良く出ていましたね!
毎日が楽しかった高校生活の想い出が次々と浮かんできて、とても楽しかったです!

キャラクターの性格やクラスメイト同士の距離感ややり取りにリアリティがあって、これぞ高校生!って感じ
クラスメイトって言ってもあんまり話さない人のことは良くわかりませんよね、外から見た印象だけで勝手にこういう人なんだろうなーって想像して
でも人前に出している自分なんてその人のごく「一部」でしかなくて、本当に親しい人の前でしか見せない「大部分」をみんな隠し持っている
そんな「見せかけのキャラクター」と「人に見せないキャラクター」の両面を分けて描くことでリアリティのあるキャラクターを描いているのがこの作品の面白いところだと思う

みんなそれぞれ悩みを抱えているけど唐突にシリアスなイベントを起こして主人公がおせっかい焼いて解決させるんじゃなくて、
みつみや仲間達とのかかわりで各自が自分の悩みと向き合って前向きになろうとしているところが自然だし、キャラクターに共感ができて良かった

アニメに出てくる街に出てきた田舎者って、田舎者ばかにしすぎ!っていうようなわざとらしいキャラクター多いけど、みつみの「街に出てきた田舎者感」は絶妙でした
1話でみつみが快速電車に乗って降りる駅間違えるのとか、巨大な駅で迷子になるとか田舎者あるあるすぎ!
私は電車すらないド田舎から街に出てきたので、初めて一人で都会に行ったときに帰れなくなって泣きました。。。

投稿 : 2023/07/30
閲覧 : 341
サンキュー:

35

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

キラキラしてて捻くれ者には眩しすぎる(笑)

正直な所、このアニメが何で高評価なのかあまりわからない。
言い方悪いけど学校生活を垂れ流してるのを見るアニメって感じ。
だからって駄作だとは全く思わないが。

志摩君が主人公だよねって思うくらい良くも悪くも志摩君のアニメだった。
最初はニコニコしてていけ好かない奴だなと思ってた(笑)
こういうキャラは裏で何かあるものでやっぱり闇みたいな物を抱えてたね。
志摩君の過去がどうとかじゃなくて最終的に志摩君が「学校が楽しい」と思えるようになったのは良かったと思う。

主人公の美津未は意識高い系?という感じであまり好きなキャラじゃない。
でも彼女のひたむきさが志摩君を変えたんだろうね。
物凄く張り切って文化祭に取り組んでいたのが印象的。
そこまで熱中できるの凄いと思う。
自分はそんな経験無いし、意欲的に取り組む生徒じゃなかったんでその場に居たら「何でそんな頑張ってるの?」と冷めた目で見てると思う(笑)
好きじゃないとはいえ魅力はあるキャラだと思います。

志摩君の過去に関わってる梨々華は嫌な感じだが、平和なアニメにそういうキャラぶっこむのは嫌いじゃない(場合によるけど)
尖りすぎて雰囲気壊してた感はある。
もうちょっとマイルドなキャラにしてあげた方が良かったかな。

他の方が書いているように黒沢ともよの演技が良かった。
この人昔から上手いよね。
自分は梨々華役の寿美菜子も上手いと思う。
美津未と梨々華は同い年だけど全然雰囲気が違う。
狙って対照的なキャラにしてるんだろうね。
主人公よりもお姉さんなキャラに寿美菜子を起用したのは良かったと思います。
寿さんは高校生役、特に先輩、お姉ちゃんや梨々華みたく大人っぽい女の子はバチッとハマってる気がする。
近年の作品だと
ラブオールプレー→主人公のお姉ちゃん
ユーフォニアム、やが君→主人公の先輩
特にユーフォニアムは主人公が黒沢ともよだから美津未と梨々華でトークバトル始まるのかなと勝手に思っちゃって笑ってしまった(笑)
因みに寿さんがメンバーのスフィアの戸松遥も高校生役合ってると思います。
ホリミヤなんかピッタリかと。

自分には合わなかったが良いアニメだと思います。
主人公が無意識に周りの人間に影響を与えていくというのは良かったし、学校生活の雰囲気も良かった。
でも自分は志摩君と仲良くしてる美津未に嫉妬した女子がちょっと嫌がらせするくらいの嫌な事があった方が好きなんだと思う(笑)
色々思う事はあったがこんな青春を送りたかった…とは思わなかったです(笑)

投稿 : 2023/07/23
閲覧 : 140
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9

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何時も前向きで未来を見る

後ろを振り返らず、前だけ見て前進し続けられる岩倉美津未は、とても眩しい人だ。
彼女が話しの中心だった前半はとても良かった。新しい友人との試行錯誤しながらのやり取りが良い。志摩くんも絶妙のポジションで良い味を出していた。

話しの後半は、辛い過去と決別して志摩聡介が前を向いて歩き出す良い話しだったけど、話し前半の明るいイメージと比べると、ちょっとじめじめイジイジしていて微妙だった。

投稿 : 2023/07/21
閲覧 : 80
サンキュー:

21

うおお さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キラキラ

ともよさんの感情表現がとても上手く、主人公に好感を持てた。
女子サイドの青春と葛藤の連鎖が繊細で共感できた

投稿 : 2023/07/20
閲覧 : 51
サンキュー:

10

めろん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1話から面白い

主人公の黒沢ともよさんの演技
上手すぎて感動した。
あらためて黒沢ともよさんって
演技力がはんぱないって思った!!
キャラひとりひとりが人間味あって好き。

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 89
サンキュー:

7

ヤマナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラブコメというより青春アニメ

全体的にコミカルかつ軽快なテンポで進みとても見やすい作品。
登場人物もみな魅力的でこんな人いそう、こんな悩みありそうとリアルな
学園生活を描写していて懐かしい気持ちになった。
OPもとてもよく印象に残った。
恋愛要素は薄く友達関係とかの方がメインだった印象。

ただ、インパクトが弱く印象に残った話が特になくサラーッと見てしまう。
名作ではなく良作って感じ。あぁよかったよー、とは言えるけど自分から勧めはしないかなーって作品。

青春を味わいたい、あの頃に戻りたい人におすすめ。

投稿 : 2023/07/16
閲覧 : 37
サンキュー:

7

BLEU62 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

OPのダンスはクセになる。内容もよかった。

コミックでも気になっていた作品。主役の声優さん(黒沢さん)がイメージぴったりでした。

投稿 : 2023/07/16
閲覧 : 36
サンキュー:

5

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これが普通なの?

この手のアニメを見るたびに共学はこれが普通なのかなぁと思ってしまう
男子校出身者には憧れですね
でも あの頃 背伸びばっかりして自分をよく見せることに必死だったから
まともな友達できなかっただろうなぁ もっと素直に生きていたらと後悔ばかりですね・・
社会に出てから数十年・・相変わらず いや さらに強制ばかりの毎日ですね まさに仕事は戦場・・上っ面な戦友はできても 真の戦友は できないですな はやく 退役したいと心から思う

投稿 : 2023/07/15
閲覧 : 45
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3

taka_2 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

上京して東京デビューした女子高生の悪戦苦闘物語?

能登から上京して高校から都内に通うことになった主人公の岩倉さん。入学式初日から迷子になってあたふたしているところに、同じ学校の制服を着たイケメン男子高校生が声をかけてくる。
これ完全にラブコメじゃん!!っておじさん期待したけど、そうでもなかった件。田舎と都会、純粋と洗練の裏に隠された打算の対比もあるし、高校生なんてまだまだじゃんと思うけど、すでにいろんな過去を背負ったそれぞれのキャラが深堀されてて面白かったです。

投稿 : 2023/07/15
閲覧 : 30
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4

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

A列車で行こう!

私は普通列車が好きではない。
単に時間がかかるというだけではなく、乗り降りしてゆく人たちを眺めているだけで疲れてしまうのだ。
元々体が弱く、加えて人付き合いが苦手、特技もない。全ては生活のためと独り言ち、地方回りのルートセールスの日々を思い出す。スマホなどなかった時代である。時間帯で変化する人間模様に想像を巡らせてしまう癖も手伝って疲れてしまうのだ。そんな中、小中高生(ローファーたち)の何気ない会話に救われる思いがした。そんな時を思い出した。
そうだ、A列車で行こう!
特急列車は望めなくとも、快速列車で、時に乗り合わせる人との時間を楽しみながら。
スキップイットである。

投稿 : 2023/07/15
閲覧 : 71
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20

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

途中までオススメ

 
原作未読。

残念だが終盤に評価を落としてしまった。
最後に待ち受けていたのがボスじゃなく三下のチンピラだった…みたいな部分がホント残念でならない。その部分だけは何の深みもない陳腐な話でキャラを殺してしまったと思う。

一方でそこを除けばかなりの良作と言える。途中までは観ると毎回気分が良くなってたし、作画はサスガP.A.と思わせてくれた。ハナシ以外もいろんな箇所で面白いと思った。

普段つまらないオリアニを量産してパワーの無駄遣いを続けるP.A.WORKSだが、力を持った原作さえあれば原作をより魅力あるものにするポテンシャルがある。はからずも今回はソレを証明してしまった格好。

今後オリアニやるなら、ちゃんとした話を書ける人でやっていただきたい。このままだと一部に浸透してる残念なレッテルがライト層にまで広まりかねないので。
この作品自体は途中までとてもオススメ。

投稿 : 2023/07/15
閲覧 : 48
サンキュー:

5

ネタバレ

anikorepon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すごい!絶妙なバランス!

誰にでもありそうな高校生活の体験。

登場人物の女子高生たちにすごく共感してしまった。
さまざまなタイプの女子高生が登場するのだが、どのタイプの人物にも自分と共通する何かがあって、それがとても心に刺さる。
そして、主人公の何気ない行動によって自分も癒やされてしまう。
大袈裟な事件は無いのに、何だか心に響く不思議体験の得られる作品。


お互いの何気ない行動に対する憧れや嫉妬。
決めつけや勘違い、プライドや意地のような心の壁を、小さな交流によって取り払い、自分と他人を理解して仲を深めていく様子を見るのがとても気持ちいい。
人間の成長とは、このような日常の交流の繰り返しで少しずつ育っていくのだと気付かされた気がする。


昨今の作品に見られる気合の入った作画ではないが、内容に合わせた控えめな絵柄がとても良い。
時々いい感じの背景もまた良い。
夏休みの帰省など、不思議な時間体験を得られた。


実写にできそうで出来ない、絶妙なバランスの大変良い作品だ。

投稿 : 2023/07/13
閲覧 : 35
サンキュー:

4

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

波風経つわけではないが無難な良さがあると思う

主人公の垢抜けないような微妙なビジュアルは私的にあんま好みじゃない。とはいえ2人の視点から織り成されるシナリオは少し爽やかさのあるタッチで青春の複雑さを描写出来ていて、わりと雰囲気的には好みに感じた。

めちゃくちゃ面白いというわけではないが無難には面白いタイプ。

投稿 : 2023/07/11
閲覧 : 29
サンキュー:

4

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スキップとローファーのストーリー・あらすじ

地方の小さな中学校から、 東京の高偏差値高校に首席入学した岩倉美津未。 カンペキな生涯設計を胸に、ひとり上京してきた田舎の神童は、勉強はできるけれど距離感が独特でちょっとズレてる。 だから失敗することもあるけれど、その天然っぷりにクラスメイトたちはやわらかに感化されて、十人十色の個性はいつしか重なっていく。 知り合って、だんだんわかって、気づけば互いに通じ合う。だれもが経験する心のもやもや、チリチリした気持ち。わかりあえるきっかけをくれるのは、かけがえのない友達。 ときどき不協和音スレスレ、だけどいつのまにかハッピーなスクールライフ・コメディ!(TVアニメ動画『スキップとローファー』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年春アニメ

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