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「スキップとローファー(TVアニメ動画)」

総合得点
79.9
感想・評価
385
棚に入れた
1115
ランキング
475
★★★★☆ 3.9 (385)
物語
4.0
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.0

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スキップとローファーの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

うるうとし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

微笑ましく、爽やか

原作未知。

キャラクターと、小さな世界での人間模様が微笑ましい。
{netabare}「私がムカつく奴の名前をふたつ覚えている間に、岩倉さんは親切にしてくれた人の名前をひとつ覚えるんだろう」というセリフを覚えている。
だから{/netabare}ポジティブなキャラクターも、ネガティブなキャラクターも好き。

投稿 : 2024/07/20
閲覧 : 17
サンキュー:

1

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

続編あったら絶対観たいです 美津未と志摩くん最高だな

終って欲しくないと思う程本当に良かった。お気に入り棚整理して入れました。

美津未は何か自然体で仕草とかも可愛いしそれでいて物語的に狙ってる感じではないのが最高に良い。顔やスタイルにまるで良い所がない所が逆にかなり大きな魅力になっていると思う。友達思いだし家族思いだし、恋愛には無頓着だけどすべてが良い。。
志摩はいい奴だし最初完璧系かと思いきや過去や家庭とかにも悩みは尽きなくあって、美津未に出会ったことで楽しいと思える事や自分の問題も少しずつ解決していける人間に成長できた(まだ過程なんだろうけど)。それを見ているのも本当に良かったし美津未とはずっと仲良くしていって欲しい。ちょっと志摩目線でもいつか観てみたいな。。素敵なキャラです。
周りの友達も美津未を中心としてそれぞれが成長して魅力的な人間に変わっていく、そんな姿も見ていてぼのぼのしました。素直になれない子や嫉妬のあまり意地悪してしまう子など本当にどこにでもいそうな子たちなのがまた良いですよね。

あとは被災された石川県の子が主人公ってことで胸が痛くなりましたが、調べてみたら復興支援もされてるんですね。。素晴らしい。。

こりゃもう一回最初から観ないとだめだ。。

あとは続編絶対にやって頂きたい!!私も色々と購買してアニメ存続と石川県の応援に一役買いたいです。

投稿 : 2024/06/05
閲覧 : 39
サンキュー:

2

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少女漫画らしいなあ

このシーズンは石川県能登半島絡みが2作品あったんだなあ。

石川県から東京に出てきて東大目指す優秀な顔普通の女の子みつみと超イケメン志摩をメインにすえたような作品。

イケメンと仲良くすることを良しとしない女子はどこにでもいそうだが、そもそも学業優秀女子がそんなにイケメンと奇跡的に接することあるんかいな。ちょっとずつ好意が蓄積しているように見えるけどどちらからもいかないから、うまくはいかんだろうなあ。というか男性視点だと勉強できて周りに優しい良い女の子でも顔普通女子のことを好きになってメロメロになる高校生男子はいないのでは?偏見だけど、
あとそんなにメロメロ描写もないけど。若いときほど分かりやすい見た目や身体能力とかにいきがち。偏見
あと個人的に男女の友情は成立しないと思うのだが。あるとしたら既婚女性に対してくらいかな。

偏見にまみれてごめんなさいね。まあ、少女漫画読みすぎると理想が高くなってしまわないのかとも勝手に思ったり思わなかったり。

なんだかんだ言っても結局は悪い人いないわけで。
気さくな超美形女子や嫌味たらしかったけど、色々と努力してきた実は頑張り屋さん女子とヒロインは他充実していたのでは?


OP
メロウ 須田景凪
ED
ハナウタとまわり道 逢田梨香子


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
地方の小さな中学校から、東京の高偏差値高校に首席入学した岩倉美津未。カンペキな生涯設計を胸に、ひとり上京してきた田舎の神童は、勉強はできるけれど距離感が独特でちょっとズレてる。だから失敗することもあるけれど、その天然っぷりにクラスメイトたちはやわらかに感化されて、十人十色の個性はいつしか重なっていく。知り合って、だんだんわかって、気づけば互いに通じ合う。だれもが経験する心のもやもや、チリチリした気持ち。わかりあえるきっかけをくれるのは、かけがえのない友達。ときどき不協和音スレスレ、だけどいつのまにかハッピーなスクールライフ・コメディ!

エピソード1 - ピカピカ
入学式の朝、今日はカンペキな一日になると自信まんまんのみつみだったけれど、電車を乗り間違え、満員電車に巻き込まれ、完全に迷子に……。駅で深く落ちこむみつみに声をかけてくれたのは、同じ高校の制服を着た志摩だった。

エピソード2 - そわそわ うろうろ
クラスで自己紹介する日、みつみはとても緊張していた。ナオちゃんに励ましてもらったけれど、渾身のジョークが滑り、教室はとても寒い雰囲気に……。さりげなくフォローしてくれたのは、入学式の日にも助けてくれた志摩だった。

エピソード3 - フワフワ バチバチ
放課後、みつみは生徒会室へ。その扉の前に佇んでいたのは同じクラスの誠だった。クラスメイトに自分と同じように生徒会に興味がある人がいた!と喜ぶみつみだけど、誠はちょっと引き気味。実はみつみには“裏番”というウワサがあって……?

エピソード4 - ピリピリ カツカツ
演劇のこととなると強引な兼近先輩は、みつみが演劇部への勧誘を断ったと勘違いしていることにつけ込んで、自分に協力してくれるようお願いする。兼近がみつみに見せたのは、志摩のとある過去の映像で……。

エピソード5 - チクチク いそいそ
前期クラスマッチでバレーに出ることになったみつみ。運動音痴なので、せめて迷惑をかけないよう、元バレー部のミカに教えてもらって自主練をすることに。笑顔で教えてくれるミカだけど、ちょっと当たりがきつい時も……?

エピソード6 - シトシト チカチカ
ふみに好きな人ができた! 親友と初めて恋バナをして、みつみはちょっとふわふわ気分。でも、今日が期末考査の出題範囲の発表日だと気づくと、そんなものは吹き飛んでしまった。みつみの準備は万端だったんだけど……。

エピソード7 - パタパタ モテモテ
7月、みつみはめでたく前期生徒会の書記に就任。新生徒会長を目指していたストイックな高嶺先輩は惜しくも落選、副会長となっていた。ショックから立ち直れない高嶺先輩を見て、兼近先輩は何か思いついたようで……?

エピソード8 - ムワムワ いろいろ
みつみと志摩が動物園に出かけることを耳にして、よくないと思いつつ後をつけてしまうミカ。みつみ、結月、誠との女子会でも、素直になれずに途中で帰ろうとしてしまう。そんな彼女に、ナオちゃんは少しだけお節介をすることに。

エピソード9 - トロトロ ルンルン
夏休みも後半に入り、みつみは凧島町に里帰り。懐かしい実家に帰って、中学の友だちと会って、親友のふみとも遊んで……たっぷり充電できたみつみは、ふたたび都会へ。元気いっぱいで新学期を迎えたけど……?

エピソード10 - バタバタ ポロポロ
もうすぐ文化祭。1年3組は演劇をやることになったけれど、みつみは生徒会の仕事があり、クラスの準備にはあまり参加できずにいた。無理して脚本の打ち合わせに協力しようとしたものの、寝坊して遅刻してしまい……。

エピソード11 - ワイワイ・ザワザワ
いよいよつばめ西高の文化祭がスタート。みつみのクラスの劇は好評で、志摩も楽しんでいるみたい。中学時代の友だちを招待するクラスメイトも多くて、東京に知り合いのいないみつみは寂しさを感じていたけど……。

エピソード12 - キラキラ
文化祭最終日。1年3組には志摩の母と弟、さらには志摩の幼なじみでモデルの梨々華も見学にきたけれど、なんだか微妙な空気に……? 高校に入学してから自分の中で何かが変化していっていることに気づいた志摩は、梨々華に今の正直な気持ちを話しはじめて……。

投稿 : 2024/06/01
閲覧 : 21
サンキュー:

3

ネタバレ

llil さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バランス★★★★★

ラブコメ+日常
PAがいい感じ
嬉しいな

キャラデザが合わなかったら
残念ってくらい

投稿 : 2024/04/12
閲覧 : 46
サンキュー:

1

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

映像が味気ない。

【概要】

アニメーション制作:P.A.WORKS

2023年4月4日 - 6月20日に放映された全12話のTVアニメ。
原作は、漫画家・高松美咲によって『月刊アフタヌーン』で連載中の漫画作品。

監督は、出合小都美。

【あらすじ】

岩倉美津未は15歳。石川県のはしっこの過疎地で生まれ育ち、
地元では成績優秀な神童らしい。中学を卒業して東京の旧帝国大学に入って、
卒業後は官僚になって地元に恩返しする人生設計。そのために上京して、
東京の進学校の、つばめ西高校にに入学。

ところが入学式の日、都会の駅はわけわからなくて迷子になって、
通勤ラッシュでくたくた。こんなときに一緒に学校まで案内してくれたのが、
おなじく入学式に遅刻しそうな少年の志摩聡介。
実は同じクラスである聡介といっしょに高校にたどり着いた美津未は、
新入生代表の宣誓をやり遂げた直後に気分が悪くなって体育館で嘔吐したり、
いろいろとインパクトある行動で人生設計が躓きかけるのだった。

【感想】

黒沢ともよさんが主演ということで観てみました。

人間の心の機微を大事にして等身大の思春期を描こうとする素朴な漫画が原作で、

美人ではない頑張りやさんのヒロインの愛嬌、そして性格の良いイケメンとの距離感や、
いろんなキャラクター同士の関係の変化を楽しむ作品であるとは思うのですが、

主人公の美津未が美人ではない三白眼で黒目が小さいとかは自分には問題ではなくて、
美津未の口の形が∇であるとか、志摩くんの笑顔がお面みたいだったりだとか、
表情に一切の魅力を感じさせない原作の作画のままのアニメの映像が、
そのまんま作画のお芝居のつまらなさから情緒をくすぐらないアニメとして、
周囲の高評価に反して、自分には盛り上がるところがひとつもなくて、
淡々と消費するだけのアニメでした。

原作の解釈の正しさと忠実な映像化がされているアニメではあると言えますが、
派手な展開や演出が一切存在しない地味な物語のアニメだからこそ、
日常の芝居の積み重ねでキャラの魅力が培われていけばいいなと思いつつ、
定型的な作画芝居が原因でのアニメーションとしての表現力の乏しさが、
どうにも自分にはつまらないです。同じシナリオでも作画と演出のやり方次第で、
いくらでも印象が変わって心に染みると思うのですよね。

強調された演出とか視線を誘導するようなカメラワークをしているアニメは、
政治家が聴衆を惹きつける演説のプレゼンテーションの技術で心理誘導をしていたり、
写真撮影がカメラマンの技術次第であるように、きちんと目的を持って演出を駆使しています。

この作品にも映像と演出の意図はあるのでしょうが、
これがこのアニメの作風であるにしても。あまりにも素朴で絵面にメリハリがなさすぎてて、
アニメーション自体の魅力を全く感じられませんでした。

日常系の地味なアニメでも面白いものがいくつかありますので、
地味なものが悪いわけではないですけどね。


とりあえず、自分には全く合わなかったものとして、
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/03/25
閲覧 : 122
サンキュー:

27

ネタバレ

ナノトリノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

同級生の光に焼かれるとき

江頭が好きでした。
彼我の戦力差を冷静に分析し強きは避けて通り弱きをなめてかかる。自分の立ち位置を見定めランク上げの為の自分磨きやトロフィーゲットに余念がない。見透かされないよう虚勢を張り傷つきそうな時はそろっと逃げる。絵に描いたような小物ムーブに親近感が湧きます。根が真面目で繊細なんです。

それも束の間、やがて主人公ミツミちゃんの光に当てられ少しずつ変わっていきます。一度は格下と見做したクラスメイトの光に当てられて焼かれていく自分の中のつまんなくてくだらなくてでも大切にしてたちっぽけな黒い塊。変わっていく自分。どんな気持ちだったんでしょう。だがしかし彼女は認め、受け入れます。

賞賛すべきは存在そのものが光属性なミツミちゃんの方なのかもしれない。でも受け入れた江頭だってすごい。それって簡単なようでとても難しいことです。
少なくとも私からは、江頭もまたまぶしい存在になりました。

そう遠くない未来に彼女は『心の許さじノート』を捨て去ってしまうのでしょう。それこそスキップするかのように軽やかに。
彼女もまたかしこい女の子だったのです。

投稿 : 2023/12/09
閲覧 : 40
サンキュー:

4

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

イケメン化する三つ編み

『スキップとローファー』は、高松美咲による日本の漫画作品。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、2018年10月号から連載されている
メディアミックスとして、テレビアニメが2023年4月から6月まで放送された(wikipedia)

必要乙女力指数+60%

雰囲気からして名作感漂う作品w

内容的には実にアフタヌーンらしい男性でも見れる女性向け作品という感じ。
構図としては実にテンプレ的で、「純朴な田舎者」と「擦れてしまった都会人」といった対比の中で田舎出身の岩倉 美津未(いわくら みつみ)が都会出身者たちにピュアな影響を与えるという形。

創作ものでは田舎人の心が綺麗過ぎるというのはよくある話なのでこの点を突っつくのは無粋かとは思うものの、これが鼻につくかどうかが本作を好意的に捉えられるかどうかの最大の関門であるような気もするwとはいえまあ、ナオちゃんのようなタイプを受け入れられる上に娘を預けるとか、まあほんとすごく進歩的な田舎人だなあとは思わなくもない。

女性が主人公であるためヒロイン役は男性の志摩 聡介(しま そうすけ)。元子役でシュッとしたイケメンw(というか、この「シュッとする」という表現って関西人限定的なものかと思ってたけど違うのね)。美津未の友人の一人にはこの志摩くんを狙う江頭 ミカ(えがしら ミカ)がいる。彼女は努力型で過去の容姿的コンプレックスを乗り越えハイスペのカレシを作ろうと躍起になってるタイプ。まあ動機が動機なので彼女がそのまま志摩くんとどうこうなるということはなさそう。

一方美人枠である村重 結月(むらしげ ゆづき)の方はハイスペがどうとかじゃなく自分を利用しようとしない心を許せる人と友達になりたがるタイプ。そういう意味では何でここにミカが合流しているのかはちょっとわからん感じではある。見た感じ友達(美津未)の友達だから、という感じでもなさそうだし。
ただまあこういう美人を理由に利用されるのが嫌ってタイプなのにどうしてこんな派手な格好を維持するのだろうと思わなくもない。そんなに嫌なら誠ちゃんっぽくすりゃいいのにw

そんな久留米 誠(くるめ まこと)は典型的陰キャラだったものの結月との出会いから徐々にクール系へと転身するw
実際最初は本当に暗いタイプって感じだったのにお泊り会の時のホラー上映会で見せたイケメンムーブには見てるこっちもキュンと来ました。そりゃあんなん見せられたら結月じゃなくても惚れるというものです(異

それにしても美津未のキャラは良いですね。四白眼女子主人公なんてあまり記憶にないですが現状嫌な所が一つもないほどの完成された純朴系を維持しています。基本的には女性向け作品のため志摩くんみたいなシュッとしたタイプが彼女に惹かれていくという流れになっているみたいですね。正直こういうタイプの子は必ずしも色恋の方向に進まなくても良いとは思うんですが、ジャンルみたら「ラブストーリー」とか書いてるのでそうなっていくんだろうなあ。ま、冴えないモブ男子に美少女が惚れまくる男子向け作品に比べたら美津未ちゃんはちゃんと魅力ある方ですが。

本作の一番のハイライトはやっぱりナオちゃんでしょうか。最初彼女の声を聴いた時、随分と女声出すのが上手い声優さんだなと思ったらガチの女性声優さんでした……失礼しました……。いやでもほんと完全に騙されました。というわけで声優の評価5にしときましたw

投稿 : 2023/10/23
閲覧 : 147
サンキュー:

24

ネタバレ

はちごー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

動物園回がピーク

文化祭入ってかなり失速しましたね。この作品に求めてるのはシリアスじゃないんよ。りりかがなぁ。

投稿 : 2023/10/20
閲覧 : 98
サンキュー:

3

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 主人公の岩倉 美津未を始めとする高校生たちの日々の生活を描いた青春もの。
 美津未の行動や言動が周りを癒し救っていくことが多いが、彼女も悩みやつまづくこともあり、
互いが互いを助けていく関係性が見ていて心地良い。

 恋や部活といった大きなモチーフはなく、大きく話が動く内容ではないだけに、よりキャラの
魅力自体が作品自体の魅力に繋がっている感じで、特に主役の美津未の前向きさが作品自体の
雰囲気を作っている感がある。
 美津未に関しては性格や考え方が面白く、傍にいると本当に楽しそう。

 外見に関して、例えばある作品で平凡な見た目の主人公と、校内一の美少女というキャラが
いた場合、漫画やアニメという媒体の特性上、主人公もそれなりに可愛くなってしまうことが
多く、結果として設定ほどの差異が感じられないことが多い。
 逆に差を明確にしようとすると、意図的にモブ顔などにすることになり、それはそれで
主人公としての華が無くなってしまったり。
 で、本作の美津未の場合、いわゆるアニメ・漫画的な可愛いデザインではないが、それでいて
モブ的に埋もれてしまうようなこともなく、彼女の前向きさが外見にも表現された絶妙な
デザインだと思う。

 他にも魅力的なキャラが多く、個としても魅力的だが、美津未、江頭 ミカ、村重 結月、
久留米 誠のようにタイプの異なるキャラが仲良しグループを形成しているのが、観ている側と
しても嬉しくなってしまう。

2023/09/23

投稿 : 2023/09/23
閲覧 : 95
サンキュー:

5

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

主人公が魅力的なスタンダードラブコメ

視聴完了
全12話

ジャンル
ラブコメ

タイトル由来
主人公の性格

設定
現代日本、東京の高校

ストーリー展開
官僚になるために東大を目指し都内の高校に進学した田舎生まれの主人公が、都会の高校と高校生の間で繰り広げる青春恋愛もの。
入学式の日に出会った男の子はかつて天才子役と謳われており色々としがらみがありそうな感じ。
そんな中で素直でまっすぐな主人公と日々を繰り広げていく。

感想
総評100点
良かった点
ストーリー、キャラ
悪かった点
なし

レビュー
小中高大ラブコメ高校編
主人公は田舎暮らしならではのまっすぐでフレンドリーな性格だが、男の子をはじめ友人は色々抱えている人が多い。そんないろいろな感情が渦巻く中で前向きに、まるでローファでスキップするように、快活に進んでいく主人公がとても魅力的。

最後は一応男の子の問題が解決するが、根本的には解決しておらず、2期以降に期待

投稿 : 2023/09/22
閲覧 : 105
サンキュー:

7

ネタバレ

まあ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少女漫画?

これなかなか良かったです.
基本的には少女漫画なんだと思いますが,個人的にはヒロインの主人公よりも相手役の金髪君がとても良かったと思いました.実質的には彼が主役の話として観ていたような気がします.
パッと見は,この手の話によく出てくるイケメンで性格も完璧な王子様役なのですが,不思議と「なんだコイツ」とは思わせない.何か応援したくなるし,ヒロイン役とうま~く行って欲しいと素直に思える.そんな感じでした.
あと最後に出てきた彼女さんも本当の悪女じゃなくて,ちょっとホッとしました.
続編があるならこれは是非観たいですね.

投稿 : 2023/09/18
閲覧 : 94
サンキュー:

6

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

等身大の高校生 それぞれの1ページ

皆様の評価が高いので、後追いで視聴開始。
原作未読。

【作品概要】
石川県の田舎で育った主人公岩倉美津未。
お勉強は優秀。
過疎問題を解決できる仕事に就くべく、
東京の高校に進学するところから物語は始まります。

【作品に対する感想】
みんな一長一短、キャラに個性があって、ええですわ。
考え方、優先順位などみんな違うんですよね。
しっかりと深堀されてて、キャラ達の言動が
納得できるものだったので、
安心して物語を堪能できました。

現役世代の方にもおすすめですし、
懐古的な意味でいくつになっても楽しめるかと思います。

面白かったです。
続きがあれば必ず視聴します。


1)物語
 学園物ラブコメでは物語のキーになる
 イベントが度々起こるGWや夏休みをスキップして
 物語を進めるのが意表を突かれました。
 これはきっとイベントでドッカンと進めるんじゃなくて、
 じっくり日常のやり取りでの変化を楽しむ作品なんだろうと
 好印象でした。
 まあ最後は文化祭(イベント)でしたが(^^;

3)声優
 黒沢ともよさんの快演。
 みつみのキャラを本当によく表していたと思います。
 この演技がなければ、作品の魅力の2割が失われたかも。
 というくらいバカ当たりでした。

4)音楽
 OP「メロウ」
 志摩聡介の心情の歌なのかな?
 キラキラ具合が半端ないです。

 後半の美津未と聡介のダンスが
 めっちゃキラキラで青春爆発でした。

5)キャラ

 ➀岩倉美津未
  凄く共感できる娘でした。
  いろいろすごく考えてるけどなんかズレる。
  ずれに気づくけど、答えが出ずに悩む。
  ムチャして辻褄を合わせようとしてゲロったり。
  服のセンスが壊滅的だったり。
  
  ただ、地元のことを考えて15で東京に飛び出したり
  凄まじいバイタリティーです。
  この辺は「若いなぁ」で流さず、
  見習うべきかなと思います。
 
 ➁志摩聡介
{netabare}
  こ奴の諦め方、すごく共感できました。
  見えてる・分かってるけど諦めて何もしない。
  この手のキャラは大概醜悪な裏側が隠れてることが
  多いんですけど、こ奴の場合は虚無でした。

  物語序盤は内心のセリフが皆無で、最後の方になって
  ようやく心情が描かれるようになります。
  なんでも諦めてたのが、少しずつ諦められなくなってきた
  ことを表現していたのかな?
  上手いと思いました。
{/netabare}  
 ➂江頭ミカ
  他人のステータスで自分をよく見せたがる
  +
  他人を貶めて自分の優位を保持して安心する
  地雷系か?
  と、冒頭めちゃくちゃ印象悪かったです。
  ただ、この娘なりに努力して、処世術としてそうせざるを
  得なかったのかなーって思えるようにはなりました。
  
  色恋のない物ねだりの話はすごく共感。

 ➃村重結月
  ルックスだけでなく、気遣い上手なこの娘はすごく魅力的。
  この娘の考え方や気遣いの仕方すごく共感できます。
  一番推しの娘でした。

 ➄久留米誠
  ごーいんぐまいうぇいな地味っ子ちゃんですが、
  噛めば噛むほど味が出そうで、面白そうです。
  対人関係は合う合わないが極端そうですが、
  少しずつ広がっていってるようで、良かったです。


6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀序盤の江頭ミカ暗躍 
  女子怖えぇーーーー!+メンドクサイ
  いや、みんながみんなこんな人ではないと思うんですけど
  恐ろしいですねぇ(^^;

 ➁美津未のハートフルずれ
  全部乗せ
  浅漬け差し入れ
  2個セットお得

  こういう平和なずれ方、最高と思うんですよね。

 ➂むかつく奴の名前2人覚えてる間に、親切な人一人
  ミカの気づきのシーン。
  美津未のこういう所、誰もが簡単に
  出来ることではないと思います。
  でもだからこそすっころんでも
  すぐに立ち上がれるんでしょうね。
  努力型のミカは美津未に対して、
  「天然ラッキーガール」のレッテルを貼り、
  快く思ってませんでしたが、
  美津未の考え方に気づいたことで
  受け入れられたんでしょうね。

 ➃3個あげる
  美津未のジャストフィットな気遣いでした。
  決して押しつけがましくならず、
  そっと触れるような優しさを感じられるシーンでした。

{/netabare}

投稿 : 2023/09/17
閲覧 : 116
サンキュー:

29

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

群像劇に至らないライトさ

原作未読(2023.9)
P.Aさんの原作ありモノ。やhり石川県は能登さんだった。方言監修協力は今回はしてないのかな。
曲や作品の雰囲気は明るく暖かい感じのライトな青春モノという趣だろうか。「君届」から恋愛部分を排除(今のところは)した感じというのはちょっと違うのかな?爽子は控えめ美人の頑張り屋さんだけどこちらは、純粋な田舎娘頑張り屋さんという印象。
まぁこれから、恋に進路に大いに悩みこのままじゃいられない・・・そんな風に変わっていく物語なんだろうね。

私のツボ:もじゃもじゃネコ

投稿 : 2023/09/13
閲覧 : 100
サンキュー:

5

ネタバレ

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

主人公 岩倉美津未が良い!

田舎から上京してきた主人公
進学校で都会の子たちと友達になり恋愛感情などなど
なんか観やすかったし面白かったのですぐ終わってしまった!
個人的には主人公の岩倉美津未はけっこう好き!

投稿 : 2023/08/15
閲覧 : 75
サンキュー:

4

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いもっぽいみつみvs悪女になりきれない都会の努力家女子ミカ

「推しの子」と同シーズンだったのは不運ですが、非常に良作です。

PA Worksだから、主人公をもっと可愛い女の子にすることもできたのでしょうが(実際、結月は可愛いですし)、主人公みつみは、まさに、田舎から出てきました、という、いもな感じの女の子で、オープニングでは、ださい黄色ワンピで踊ってくれます笑 
そして、黒沢ともよさんというぴったりの配役。

実際、この作品で、みつみが可愛かったら、ただのボーイミーツガールですし、彼女選び放題の志摩くんがみつみに惹かれる理由も、結局可愛いからでしょ、で片付いちゃうんですよね。そうじゃなくて、まさに彼女のいもっぽさに惹かれた、というところにこの作品の肝があるのですが、黒沢ともよさんのみつみのいもっぽさが素晴らしく(褒めてますよ笑)、志摩くんが惹かれるのにも納得できるわけです。

しかし、実は、私が結構好きなキャラは、個人的に「性悪ちゃん」と名付けているミカだったりします笑 まぁ性悪なのですが、やってることの程度はたかがしれてるし、それに彼女はかなりの努力家ですよね。勉強もがんばって、おしゃれもがんばって。それに、結月ほどではないけど、彼女だって結構可愛い。でも多分、自己肯定度合いが低いから、かっこいい彼氏を作ることで対応しようとしてるのでしょうね。当初は、ちょっと大きい獲物(志摩くん)を狙っちゃいましたが笑

逆によくわからなかったのが、梨々華。モデルというわりになんか顔怖いし、性格も我儘な感じしか受けず、この性格でモデルとして成功できるの?というような感じしか持てませんでした。

ちなみに、つばめ西のモデルは、都立西高のようですね。つばめ西も都立だとすると、みつみって越境入学にあたるようですが、まぁ不問にしましょう笑

投稿 : 2023/08/15
閲覧 : 125
サンキュー:

14

ネタバレ

お茶猫@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

内容自体は悪くなかったのだが、正直最終話が強引に終わらせた感がすごかったのでこの評価に・・・消化不良って感じでした。二期やってほしいけど厳しいかな。

投稿 : 2023/08/11
閲覧 : 65
サンキュー:

3

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

キラキラしてて捻くれ者には眩しすぎる(笑)

正直な所、このアニメが何で高評価なのかあまりわからない。
言い方悪いけど学校生活を垂れ流してるのを見るアニメって感じ。
だからって駄作だとは全く思わないが。

志摩君が主人公だよねって思うくらい良くも悪くも志摩君のアニメだった。
最初はニコニコしてていけ好かない奴だなと思ってた(笑)
こういうキャラは裏で何かあるものでやっぱり闇みたいな物を抱えてたね。
志摩君の過去がどうとかじゃなくて最終的に志摩君が「学校が楽しい」と思えるようになったのは良かったと思う。

主人公の美津未は意識高い系?という感じであまり好きなキャラじゃない。
でも彼女のひたむきさが志摩君を変えたんだろうね。
物凄く張り切って文化祭に取り組んでいたのが印象的。
そこまで熱中できるの凄いと思う。
自分はそんな経験無いし、意欲的に取り組む生徒じゃなかったんでその場に居たら「何でそんな頑張ってるの?」と冷めた目で見てると思う(笑)
好きじゃないとはいえ魅力はあるキャラだと思います。

志摩君の過去に関わってる梨々華は嫌な感じだが、平和なアニメにそういうキャラぶっこむのは嫌いじゃない(場合によるけど)
尖りすぎて雰囲気壊してた感はある。
もうちょっとマイルドなキャラにしてあげた方が良かったかな。

他の方が書いているように黒沢ともよの演技が良かった。
この人昔から上手いよね。
自分は梨々華役の寿美菜子も上手いと思う。
美津未と梨々華は同い年だけど全然雰囲気が違う。
狙って対照的なキャラにしてるんだろうね。
主人公よりもお姉さんなキャラに寿美菜子を起用したのは良かったと思います。
寿さんは高校生役、特に先輩、お姉ちゃんや梨々華みたく大人っぽい女の子はバチッとハマってる気がする。
近年の作品だと
ラブオールプレー→主人公のお姉ちゃん
ユーフォニアム、やが君→主人公の先輩
特にユーフォニアムは主人公が黒沢ともよだから美津未と梨々華でトークバトル始まるのかなと勝手に思っちゃって笑ってしまった(笑)
因みに寿さんがメンバーのスフィアの戸松遥も高校生役合ってると思います。
ホリミヤなんかピッタリかと。

自分には合わなかったが良いアニメだと思います。
主人公が無意識に周りの人間に影響を与えていくというのは良かったし、学校生活の雰囲気も良かった。
でも自分は志摩君と仲良くしてる美津未に嫉妬した女子がちょっと嫌がらせするくらいの嫌な事があった方が好きなんだと思う(笑)
色々思う事はあったがこんな青春を送りたかった…とは思わなかったです(笑)

投稿 : 2023/07/23
閲覧 : 175
サンキュー:

12

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何時も前向きで未来を見る

後ろを振り返らず、前だけ見て前進し続けられる岩倉美津未は、とても眩しい人だ。
彼女が話しの中心だった前半はとても良かった。新しい友人との試行錯誤しながらのやり取りが良い。志摩くんも絶妙のポジションで良い味を出していた。

話しの後半は、辛い過去と決別して志摩聡介が前を向いて歩き出す良い話しだったけど、話し前半の明るいイメージと比べると、ちょっとじめじめイジイジしていて微妙だった。

投稿 : 2023/07/21
閲覧 : 112
サンキュー:

23

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これが普通なの?

この手のアニメを見るたびに共学はこれが普通なのかなぁと思ってしまう
男子校出身者には憧れですね
でも あの頃 背伸びばっかりして自分をよく見せることに必死だったから
まともな友達できなかっただろうなぁ もっと素直に生きていたらと後悔ばかりですね・・
社会に出てから数十年・・相変わらず いや さらに強制ばかりの毎日ですね まさに仕事は戦場・・上っ面な戦友はできても 真の戦友は できないですな はやく 退役したいと心から思う

投稿 : 2023/07/15
閲覧 : 75
サンキュー:

7

ネタバレ

anikorepon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すごい!絶妙なバランス!

誰にでもありそうな高校生活の体験。

登場人物の女子高生たちにすごく共感してしまった。
さまざまなタイプの女子高生が登場するのだが、どのタイプの人物にも自分と共通する何かがあって、それがとても心に刺さる。
そして、主人公の何気ない行動によって自分も癒やされてしまう。
大袈裟な事件は無いのに、何だか心に響く不思議体験の得られる作品。


お互いの何気ない行動に対する憧れや嫉妬。
決めつけや勘違い、プライドや意地のような心の壁を、小さな交流によって取り払い、自分と他人を理解して仲を深めていく様子を見るのがとても気持ちいい。
人間の成長とは、このような日常の交流の繰り返しで少しずつ育っていくのだと気付かされた気がする。


昨今の作品に見られる気合の入った作画ではないが、内容に合わせた控えめな絵柄がとても良い。
時々いい感じの背景もまた良い。
夏休みの帰省など、不思議な時間体験を得られた。


実写にできそうで出来ない、絶妙なバランスの大変良い作品だ。

投稿 : 2023/07/13
閲覧 : 60
サンキュー:

5

ネタバレ

あぁ流川 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

モブっぽい女の子とイケメン男子がダンスしてラブコメっぽく振る舞う

すごく古いが秘密のアッコちゃんの友達、よしこちゃんに似たモブ容姿のヒロインが周囲のクラスメートを持ち前の雰囲気でたらし込み、なんかいい感じにしてしまう作品。
OP曲のダンスで癒やしてくれ、EDで余韻をあじあわせて〆る、良いです。

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 78
サンキュー:

4

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

わくわく♡ キラキラ☆

この春は、鑑賞中の全作品、中盤まで感想書くのを控えて、{netabare}
作品をよく見定めてから何か書こう、と我満していました。
で。
そんな中、第1話を観始めてからずっと、
ドキドキ(@_@;)
がたまらなくて、
ウズウズ♡♡
がとまらなかった、
このスキップとローファー!
もう完全にお気に入り!です(*^▽^*)


主人公のミツミちゃんが、
「転ぶことも多い」と言ってるけど、転んでばかりw
そして「立ち上がるのも」本当に上手で、はやいww
少女マンガの文法で作られているけど、
シンデレラストーリーとは真反対な、
純粋でまっすぐで、ウソが大嫌いな、
容貌は全然冴えてない女子だけど、素敵なヒーロー(笑)なんです(≧▽≦)

周囲にいる女子たちが、
ユズキちゃんもマコトちゃんもミキちゃんも高嶺先輩も、
それぞれにコンプレックスや悩みや弱みを抱えていて、
ミツミちゃんとの学園生活の中で化学反応のように、
解消されたり乗り越えられたりしちゃう。
メインキャラクターみんなの心情を丁寧に丁寧に、
でも決して、くどくならずに上手にすくい取って
スッキリと深掘りしてくれていて、
毎回毎回、心地よく共感してしまいます。

そういうミツミちゃんとの素敵なエピソードを、
ステキな決め台詞とか格好いい行動とかではなくて、
ミツミちゃんのドジな「やらかしちゃった!」ってギャグで、
笑いながら楽しめる。
そんな風に演出してくれているから、
共感性のハードルがすごく低くて、
気持ちいい。

女子たちそれぞれの描写はひとまわりして・・・
そして、いよいよ、
シマ君の「謎の多い」感じな心を、
過去のエピソードの積み重ねで深掘りするのか、
ミツミちゃんの天然パワーで氷塊させるのか。
ラブコメステージに、どんな風に移行していくのか。
楽しみに、
ホント{/netabare}楽しみに、
見守って行きたいと(*^▽^*)

{netabare}それゆえ、モデルをやっている女子とシマ君のエピソードが、
未消化のままでジ・エンドだったのが、残念でしたね~{/netabare}

ちなみにですが、
「スキップとローファー」というちょっと変わったタイトルについては、{netabare}
原作者さんのコメントでは、
『自分を大きく見せようとするけど失敗することもある、思春期の学生たちを描く上で、軽やかな気持ちになればいいなと思い「スキップ」という言葉と、学生のアイコンである「ローファー」をつなげて『スキップとローファー』になりました。』
ということなんですが、
他のレビュアーさんが推察してくださった
『本来なら、ローファーでスキップするのは、不向きで噛み合わないものだけど、それを上手くつなげる。みたいな表現』
という言葉が、実にピッタリで、
きっとそういう風に、
高校という舞台で、それぞれ価値観も人間性も異なる人たちが出会い、
関係と友情と、ひょっとしたら恋も、紡いでいく物語なのだろうなと、
{/netabare}そんな風に解釈しています。

投稿 : 2023/07/04
閲覧 : 239
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43

ネタバレ

アニメ好きなオタク さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

安心感のある、丁寧に描かれた高校生活

石川県の田舎町から東京の高校へ進学した主人公の岩倉美津末、同じ高校に通うちょっとワケありなイケメンの志摩総介くんを中心に描かれる少女漫画原作のアニメ。

総介くんの他にも様々なクラスメイトが登場して、暗い展開も、実直素直な美津未を通して描かれるので、暗くドロドロ…というのは少なく立ち直りが早く、安心して見られる作品でした。
なんらかのイベントやアクシデントはあるものの、高校で起きることなのでそんな突拍子のあるものはなく、目が離せなくなるほど面白いかと言われると正直そうでもないのですが、なんとなく見始めて、そのままするっと作品に入れるような…そういう作品でした。キャラクターはたくさん出ますが丁寧に描かれているので、誰この人?とは全くならず良かったです。
これが最終回なのか?っていうぐらいあっさりした終わり方だったので、二期があったら見たいです。

投稿 : 2023/07/02
閲覧 : 68
サンキュー:

11

ネタバレ

gm560 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

ハイレベルな今季でなければ・・・

途中で視聴をやめてしまいましたが
ハイレベルな今季じゃなかったら最後まで見たかなと思います
しいて言えばイケメンに恋される真面目で地味な子という
設定はあんまりリアリティは無かったかなあと思うけど
主人公はちょっとユーモラスで面白みはありました
また気が向いたら最後まで見たいと思います!

投稿 : 2023/07/02
閲覧 : 91
サンキュー:

3

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心が弾む、元気もらえる青春ストーリー。

学力超優秀な主人公みつみが将来を見据えて田舎を出て
右も左も分からない東京の進学校へ入学します。
新たに始まる学園生活をつづる物語です。

みつみは、頭が頭が良くて将来の目標に向かって頑張ってる
良い子なのはもちろんなんですけど
知り合って友達になっていく周りのキャラ達もとても
素敵なんです。

入学初日に迷子になったみつみを助けてくれた志摩くん。
イケメンであのふんわりした雰囲気。これは癒されて好きになっちゃう
女子が多いのも納得です。
本人は意外と周りを観てるし、過去に何かありそうってのが気になります。

モデル系美女の結月。
周りが良く見えてて実は本当に気持ちを寄り添える友達が
欲しくってたまらない、そんな心が可愛い女の子です。
(実際は男はこんな子の事を一番理解出来てなかったりするんだろうな~)

地味で暗そうだな?とか逆に派手でチャラそうだなとか、外見の
イメージって先入観として持っちゃうのはある意味仕方がないのかも
しれません。
そしてその外見の印象に周りもですけどいつしか自分自身ですら
引っ張られて
無意識に線引きしちゃってるとこもあるかもしれません。

そんな外見上のイメージが重なる輪が自然にできて、何となく
似たような人達が一緒にいることになるのが普通だと思います。

メガネでちょっと暗そうな(だからそれが偏見って><!)
そんな久留米さんは
人を外見で判断するがゆえに自分の居場所を決めつけちゃってる
一人でした。

そんな久留米さんが警戒してた結月と打ち解けていく話良かったな~~。

ほんの一歩踏み込んで距離を詰めることで
個性、タイプの違う人を惹きつけていつしか本当の友達に
なっていくのがホント眩しくて、観てて嬉しくなっちゃいます!!

東京の高校生って実際はこんな良い子達ばかり?って錯覚するくらい
毎回和むんですけど~~。

5話でのクラス対抗のスポーツ大会の回。
みつみを囲む友達でも一番打算的だった江頭ミカさんまでもが、
背中を押してあげたくなるような可愛い良い子の仲間入りです!

彼女は嫌がらせを受けた先輩二人の名前を
心の許さじノートに残す決意してます。
ところがその二人の横暴を助けてくれた先輩の名をみつみが
覚えてたことに、自分との考え方の違い、彼女の心持ちについて
気づかされます。

ちょっとしたことだけど、
自分もそうありたいって思える心の持ちようを気づかせてくれる素敵で
印象的なエピソードでした。

後半は志摩くんの過去、梨々花との関係が明らかになっていきます。
人間関係で障害となるような話はその話
以外は特に大きな展開があるわけでもありません。

この物語を見てるとそんなギスギスよりも分かり合える楽しい
エピソードが断然面白く感じちゃいます。

文化祭の打ち上げで充実感いっぱいになる生徒達を見てると
高校生のイベント、きっと今の楽しい瞬間は誰も意識して
ないんだろうけど一生懸命に仲間と作り上げるってかけがえのない時間
なんだな~って羨ましくも感じます。
ああ、まだ学生の我が娘達にもその大切さを伝えたい!!
(まあウザがられて響かないでしょうけど><!)

たった半年で親友って呼べるくらい仲良くなった4人の眩しくて
華やかな笑顔に癒されまくりでした。

志摩君の心の棘となってた梨々花への贖罪の気持ちが少しずつ
変わってきた高校入学からの色々な出来事。
そしてそんな軽くなった気持ちの志摩君を見て嬉しくなったみつみ。
二人のこの先の青春物語をずっと見ていたい、そんな最終回でした。


OP 須田景凪 / 「メロウ」
眩しくて~~眩しくて~~♪
とっても明るくて元気もらえる楽曲で1度聴いただけで大好きに
なっちゃいました。
二人が踊り出す動きがとっても愛らしくて本当に癒されます。
アニメ以外でもかなりいっぱい聴いた素敵な曲でした。

キャラがみんな素敵って書きましたけど、時に風当たりが強かったり
まあこういう人もいるよねって人も当然いるし、そんなの世の中
当たり前です。
でも
心の持ちようで自分が前向きな気持ちになれるって教えてくれてる
ような、
いや・・なんか何を書いても説教臭くなっちゃうな・・・

そんなんじゃなくて感じるままに観てて本当に楽しくて元気が出る
なんかワクワクする、そんな素敵な作品でした。

投稿 : 2023/06/30
閲覧 : 143
サンキュー:

44

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作付きPA

最初は王道の恋愛ものなのかなーっと思ったら
友情やキャラクターの成長などを重きに置いたハートフルな作品でした
主人公は決して可愛くないキャラなのに
性格の良さ、純粋なところにめちゃくちゃ可愛く見えてそんな主人公と関わってくうちに周りのキャラクターも成長していったり
心理描写の描き方がとにかくすごくよかった

原作付きのPAって珍しいですよね

投稿 : 2023/06/30
閲覧 : 85
サンキュー:

7

ネタバレ

すぴりっと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

主人公がかわいい

頑張り屋さんな主人公がかわいいです。
これはジャンルはラブコメになるのかな?
日常系なのかな?
キャラクターは基本的にみんな好き。
(モデルの人以外…)
ギスギスが無くてほのぼの成分のみで終わってくれたら良かったなあなんて思ったりしたけど、面白かったです。

投稿 : 2023/06/28
閲覧 : 135
サンキュー:

4

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

続々私的アニメ感想簿11

さて、今期話題のスキップとロンハーの感想ですが、やはり女性芸能人の運動大会は面白い・・・
えっ?ロンハーじゃなくてローファーだって(ギクッ)
じゃあ、こう両手に構えて(それ、トンファー)

そろそろ怒られそうなので、本題に戻って
このアニメ、実は第1話を見逃して観るの止めようかと思ってたんですけど、あにこれに参加されてる皆さんの評判がいいので、コミックで最初の部分を読んだら「うん、面白い」という訳で第2話から観ました
(これだと、見終わったになるんでしょうかね?)

石川県の端っこから官僚(?)になるため上京して、東京の高校に入学した顔は明らかにモブな岩倉美津未。
そんな彼女がイケメンな志摩聡介と出会うところから物語は進み始めます。

1話を見逃してしまい落ち込む天地人
志摩クン
「そんなこの世の終わりみたいな・・・ たかがアニメの第1話じゃん?」
そ、そうなんですよ。
正にこのセリフに自分の心情がシンクロして(吹っ飛ぶ天地人)

まあ、それは置いといて(汗)
普通のアニメだったらとてもヒロインとは思えない(ホメ言葉)モブな顔立ちだけど、純粋無垢で常に前向きでいつの間にか周りを変えていく彼女。
イケメンで愛想よく、でも結構キツイセリフをさらっという志摩、この二人がすぐ恋愛関係になる展開だと、こうは面白くならなかったと思うんですよね。
そこに周りのクラスメートや昔からの友達が織りなす物語にどんどん引き込まれていき、あっという間に最終回まで観てしまいました。

実を言うと、この続きをすぐ観たいんですけど、アニメ終わったしマンガを読もうかなと悩んでます
梨々華
「あん、アンタがそれ言える立場?」
天地人
「(チ、チュウ・・・)」

おまけ
美津未
「(少女アニメを観始めたばかりの頃、漠然と思いまし。)」
「(みんなオシャレでシュッとしてるなあ~これが少女アニメか~)」
「(しかし私はあらためて衝撃を受けています・・・)」
「こんな私でもアニメの主人公を(再び吹っ飛ぶ天地人)」

天地人
「うっ・・ぜ、ぜひ2期を(バタッ)」

投稿 : 2023/06/27
閲覧 : 138
サンキュー:

14

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

アニオタへの入口

アフタヌーン原作萌えでない日常系、「一般人に見てもらうアニメ」の代表作のようなアニメでした。ノイタミナかと思ったら違うんですね。シマスケかっこいい結月かわいい、アニメ化のキャラデザ誰なんだ?とか、ミツミ声優うまいなともよ様って誰だ、とか調べてみたあなたはもうアニオタの入り口にいます。

元コメント
だったらいいなの世界
3話まで
ともよ様出演とのことで継続視聴してました。日常系ですがそれぞれキャラが立っててテンポがよくて見れちゃいます。原作がこうなんだろうと思いますがちゃんとその雰囲気のままアニメ化されていて面白いです。
イキらず自然で過ごしたほうがみんな楽しいよって話だと思いますが、妬むしかできない多勢のザコ共を次々浄化していける親アヒル男前のチート力が重要ですね。
8話まで
かなり面白いです。我々一般人代表ミカちゃんが幸せになってくれたらいいなあ。原作未読ですが大人気だそうで、その雰囲気を出せるアニメ化ほんとすごい。8話エンドクレジットにサトヒナが、超応援です
11話まで
主役ミツミはん影薄めですが、触媒ミツミによる周囲の化学変化の話なんでこれでいいんでしょう。スチュワーデス物語ちゃんも早くミツミと直コンタクトが必要ですね。

投稿 : 2023/06/26
閲覧 : 271
サンキュー:

16

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「天然しあわせインフルエンサー」が都会っ子たちを変える。

詳細は公式サイトでも見てください。

講談社『月刊アフタヌーン』連載中の高松美咲さんによる漫画のアニメ化作品です。制作は、前期「Buddy Daddies」でスマッシュヒットを放ったP.A.WORKSです。

P.Aは一時期、なんか低迷というか、いまいちな作品が多かった印象。個人的には嫌いじゃないけど「Fairy gone」あたりから微妙になっていて、「神様になった日」がどん底だった感じ。

ただ、「白い砂のアクアトープ」で少し盛り返して、「パリピ孔明」で復活。その勢いのまま「アキバ冥途戦争」「Buddy Daddies」とヒットを飛ばしているという状況ですね。

で、満を持して人気原作「スキップとローファー」を今期は担当します。漫画原作のアニメを制作するのは「パリピ孔明」に続いて2作目となりますね。

んで、初回。

=====初回視聴後、所感です。
{netabare}{netabare}
石川の田舎町から、偏差値の高い高校を求めて上京した岩倉美津未(CV:黒沢ともよさん)。お勉強はできるけれども、いわゆる天然。そんな美津未は、入学式を電車に乗り間違えて遅刻。

そんな美津未の様子を心配した背の高い金髪イケメン男子・志摩聡介が声をかけてきて、一緒に学校へ行くことになる。
{/netabare}
という初回の始まりでした。

ギャグと通常のテンションのバランスが非常に良く、キャラデザも現時点ではイモっぽいけど、磨けば光りそうな美津未という女の子を絶妙に描いています。パッと見、少女漫画のような感じではありますが、美津未の病んだ顔とかドロドロして面白いし、ホント全体的にバランス感覚が非常に優れた作品という印象を受けました。

とにかく黒沢ともよさんの演技も含めて、美津未というキャラが非常に好感が持てるのはいいですね。陰キャというわけではないけれど、垢抜けた東京の高校生たちの中にあって、すごく素朴で、言い方は悪いけどイモっぽい。なんか、応援したくなるキャラです。

作画は言うまでもないP.Aの上質なもの。今期の大本命が、文句なしのスタートを決めてくれました。これは大きな期待が持てそうです。
{/netabare}
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
2話も完璧でした。

黒沢ともよさんの演技も相まって、本当に美津未がピュアで可愛いですね。邪気がまったくないから愛せるキャラなんですよね。ヘンテコだけど。

ヘンテコだけど、いろいろと感情の機微があるのをしっかりと描いているのも好感。カラオケに誘われたとき、江頭ミカにコソッと釘を刺されたところとか。「聞きたくなかったなぁ」というセリフが非常に良かったですね。

なんか、もう本作が今期では頭2つぐらい抜きん出ちゃったかなという印象です。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
3話も完璧でしたね。

生徒会に入りたいと思った美津未は、生徒会室に行きます。ドアの前には、クラスでも陰キャで浮いてしまっている久留米誠(CV:潘めぐみさん)が立っていました。久留米はクラスで浮いてしまっているがために、所属するコミュニティを求めて生徒会室を訪れたわけですが、そこに“裏番”という別名を付けられてしまった美津未、さらにチャラ男風の志摩、ギャル美少女の結月が現れ、ドギマギしてしまいます。

といった入り。

構成、演出が素晴らしいですよね。クラスからアブれてしまった久留米だけど、美津未からすれば東京の女の子。見下したりするわけでもなく、非常にフラットに接するわけです。そして、それにつられて志摩、結月も普通に接する。放課後にスタマ(スタバね)に行っちゃったりするわけ。

秀逸だったのが、人見知りも相まってなかなか自分を出せない久留米に、ある意味「事情を知らない美津未がグイグイ来る」わけです。で、友達とカフェでお茶なんかしたことなかった久留米。だけど、すごく楽しかったんだろうな。帰り道、電車待ちしているとき、スマホにメッセージが来て、思わず口元がほころぶ。そして、なんだか照れくさいような嬉しいようなこそばゆい感情で、後ろ姿で思わず軽く背伸びをするんです。

いやあああああ、素晴らしい。これ、わかるよねー。

で、Bパートではクラスの子たちでリバイバル映画を観に行くんですが、そこは高偏差値校。金髪の男子とかも、ぜんぜんヤカラではないんですよね。こういうところも、しっかりとキャラを描いているなという。

ちなみに、高偏差値校なのに金髪OKなのかよという指摘は的はずれです。高偏差値校ほど校則がゆるい。制服のない学校も多いし、たとえば麻布高校などは金髪も多いそうです。校則は「授業中に出前を頼んではいけない」「鉄下駄で投稿してはいけない」というものだけだったと記憶してます。

それはさておき、だからこそというか、チャラ男っぽい男子もギャルっぽい女子も、レベルの低いいじめというものには発展しない感じなんですよね。中学までの自分への当たりに比べて、しっかりと向き合ってくれるということを感じて、久留米が徐々に心を開いていく様子。そして、無自覚だけど、それを引き出している美津未の姿にほっこりし、口元が緩んでしまう自分がいます。

こういうのを名作というのでしょうね。このままのペースで行ってほしいです。次回も楽しみ。

あ、ちなみにホリエモンの2022年イチオシ漫画は本作みたいですよ。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
いよいよ「天然しあわせインフルエンサー」としての本領発揮ですね。
今回は生徒会役員の2年生、高嶺十貴子の気持ちをラクにしてあげる回でした。

分刻みでスケジュール管理をし、ストイックな生活を送る超絶完璧主義者の高嶺先輩。そんな彼女に憧れ、美津未は一緒に行動するのですが、これがまた天然ですのでね。そんな美津未に触れたことで高嶺は肩の力が抜け、少し態度が軟化し、人当たりも柔らかくなるといったストーリーでした。

なんというか、美津未を見ていると頬が緩んでしまう自分がいます。
キャラデザは、あんな感じで気が抜けたような顔をしていますが、行動と黒沢ともよさんの演技によって、すごく可愛らしい、けどおもしれー女に描かれています。

というか、もう美津未というキャラが生まれた時点で、この作品の勝ちは確定しているんですけどね。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
今回も素晴らしかったですね。
校内球技大会に向け、バレーボールに参加する美津未。そんな美津未ですが、運動が苦手。そこで特訓をお願いしたのが江頭ミカ。渋々でしたが、志摩から頼まれ、引き受けることになります。

今回、秀逸だったのが体育館で練習しているとき。1年生が使う日だったのに、3年生男子が我が物顔で遊んでいます。そして、片隅で練習してる江頭にぶつかって。意を決して注意をした美津未を無視して遊び続ける3年生達に、同級生の男子が叱ってくれるというシーンです。

江頭は上履きの名前を見て「心の許さないノート」に2人の名前を刻みますが、美津未は助け舟を出してくれた人を「福田先輩カッコよかったよね」と。

「きっとこういうところだ。私がムカつくやつの名前2つ覚えている間に、岩倉さんは親切にしてくれた人の名前をひとつ覚えるんだ」

もともとイケてないぽっちゃりさんだった江頭。
でも、変わりたいと思って努力をして、イケてるバレー部に入り、イケてるグループに属し、無理をして生きてきた。そんな江頭が初めて接した、純粋で素直で無理をしていない美津未に対して、眩しさを感じた瞬間でした。

いや、もう。
こんなん泣かずに観てられませんよね。江頭さんの気持ちに共感性しかないです。脚本から構成、演出まで完璧。さすがP.A.WORKS。このまま走りきれば「SHIROBAKO」を超える傑作になる可能性すらあります。

これだけの作品だけに、脅威を感じるのでしょう。
ここの評価を捨て垢作ってオール★1にして、平均点を下げようとしている方がいるようですが、逆に気の毒に感じます。自分の【推しの作品】が堂々と勝負して勝てないかもしれないと思っているからなんですよね。

この作品なら、そんな工作しなくても最終的には今期の一番上にいるに違いありません。
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
もうね、こんな神回しか作れない作品なんて、誇らしくないのかって感じですよ。

今回は美津未と志摩が、ちょっとしたすれ違いから気まずくなり、仲直りするというお話。そして、美津未が恋を意識するといった流れ。

梅雨の時期で雨がしとしと。それが、仲直りでパーっと晴れ間が広がるという演出もよかったですね。

いちばん感心したのは、今回の話の起点が石川にいるフミちゃんなんですよね。冒頭にフミちゃんが、恋を意識し始めたという話を美津未にして、最後に美津未が志摩に対して恋愛感情を意識するという流れ。完璧でした。

褒めるところしかないので、いちいち全部を拾っていっても仕方がないのでこのへんにしときますが、すべてにおいて高いレベルで安定して面白い。とても、きめ細かい人間描写がいきいきと描かれているので、このあたりはさすが女性作者&女性監督といったところ。

うん、文句なし。ただただ拍手。
{/netabare}
=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}
いわゆる「溜め回」という位置づけだと思うのですが、溜め回でも十分おもしろいという。

美津未が晴れて生徒会の書記として入閣。
2年の高嶺先輩は、次期会長候補だったのですが、なんと選挙で元サッカー部の風上先輩に破れるという波乱。

あとを引きずる高嶺先輩を慰めるべく、兼近先輩が過去の黒歴史自主制作映画を披露するという話。んで、Bパートは美津未が夏休みに実家へ帰るので、その前にお土産をゲットする目的で動物園にパンダを見に行こうと。

そして、なんと志摩くんに「2人で行かない?」と誘ってしまうという。

そして、ラストでは志摩くんの子役時代からの友人・梨々華の登場で、波乱の予感という回でした。

あ、ちなみに僕は本作があまりにも面白いので、原作を8巻まで購入しました
w 本当に原作のリスペクトが半端ないですね。映像にすることで、魅力をさらにパワーアップさせていると思います。

次回、ちょっとした動きがありそうですね。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
乱暴な言い方をすると、傑作は特に書くこと(指摘すること)がないので、どうしてもレビューが疎になってしまう傾向があるので困ります。

珍しくアニメが面白すぎて原作を最新刊まで買ってしまったということもあるので、原作を踏まえた話をすると1期は4巻まで。今んとこ8巻まで刊行しているので、今すぐにでもP.Aは2期の制作に取り掛かってもいいという状況ですね。

2期のアナウンスはないけれど、これは2期を作る可能性は非常に高い気がします。あくまで勘ですが。とりあえず講談社はお金を出せと。

1クールを通して、すべての回で完璧でした。
これは“裏覇権”と言われても納得です。

おっと書き忘れていました。
声優さんの熱演も魅力のひとつでしたね。特に美津未役の黒沢ともよさん。これまで彼女の代表作は「響け!ユーフォニアム」の久美子だと思っていたのですが、これに塗り替えられたかもしれないです。それぐらいハマリ役でした。

すべての面で素晴らしい出来の作品でした。大満足です。
{/netabare}

投稿 : 2023/06/24
閲覧 : 511
サンキュー:

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スキップとローファーのストーリー・あらすじ

地方の小さな中学校から、 東京の高偏差値高校に首席入学した岩倉美津未。 カンペキな生涯設計を胸に、ひとり上京してきた田舎の神童は、勉強はできるけれど距離感が独特でちょっとズレてる。 だから失敗することもあるけれど、その天然っぷりにクラスメイトたちはやわらかに感化されて、十人十色の個性はいつしか重なっていく。 知り合って、だんだんわかって、気づけば互いに通じ合う。だれもが経験する心のもやもや、チリチリした気持ち。わかりあえるきっかけをくれるのは、かけがえのない友達。 ときどき不協和音スレスレ、だけどいつのまにかハッピーなスクールライフ・コメディ!(TVアニメ動画『スキップとローファー』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年春アニメ

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