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「空の境界 第五章 矛盾螺旋[ムジュンラセン](アニメ映画)」

総合得点
77.9
感想・評価
850
棚に入れた
4876
ランキング
571
★★★★★ 4.2 (850)
物語
4.3
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.2
キャラ
4.2

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空の境界 第五章 矛盾螺旋[ムジュンラセン]の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「矛盾だったら良かったのに。」

『空の境界』第五章―矛盾螺旋―

サブタイトル好きです。
矛盾螺旋。


両親を殺して自宅のマンションから逃げ出してきた臙条 巴。
そんな彼が両儀式と出逢い、身をかくまってもらうことに。
しかし、数日しても自分が殺したことは一切ニュースにも出ず
不思議に思い、式に同行してもらい確かめに行く。
するとそこには信じられない光景があった。


個人的に好きな映画です。
導入部分はまあまああるパターンですね。
でもそこからはこの作品の独特な面白さがどんどん展開されていきます。。
今回はストーリーがとても面白く、そしてやるせなかった。
臙条 巴はそのやるせなさを体現する者です。
彼の描写はとても悲しかった。でも良かった。
多少の既視感やくさいなーと思う部分はあったものの
とても楽しめました。
{netabare} 臙条 巴の黒桐との別れ、自分脳の発見、荒耶への最期の攻撃は
なんとも観ていて胸が痛かったです。
その中でも一番は黒桐との別れかな。
死ぬと分かってて行く彼は寂しかったな。 {/netabare}


劇中の分かりにくくする構成はどうかと思いました。
特に意味があったとは思えないし。
押井監督の『イノセンス』でもあったけれど
登場人物だけでなく観てるこっちまで騙そうとしますよね。
そこは好きじゃない。

戦闘シーンや不気味なものと対峙する緊張感、
式のかっこよさを引き立たせる演出は素晴らしいです。
{netabare} 式の刀がエレベーターを上がっていくシーンの
音楽と映像はすごかったですね!
血が沸騰するような興奮を感じました。 {/netabare}


一から四章までと比べても上映時間が長いこともあり
話がよく練られていて観て良かったと思える作品でした。

また観るときにはストーリーに翻弄されず
細部について考えながらみたいと思います。

投稿 : 2013/10/26
閲覧 : 317
サンキュー:

11

ネタバレ

リッち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

巴好きだったなあ。

✩ストーリー✩
1998年10月、両儀式はふとしたことから臙条巴という自称人殺しの家出少年と知り合う。巴に助けを求められた式は、彼に自室を隠れ家として提供し、奇妙な共同生活を送り始める。しばらくの後、巴は自分の親殺しの罪を告白する。奇しくも蒼崎橙子から似たような事件の詳細を聞いていた式は、巴と共に臙条家のある小川マンションへ向かう。

✩感想✩
とうとう5章まで来ましたねえ(・ω・`)このお話しは荒耶宗蓮、コルネリウス=アルバという魔術師が登場しますね。そして正直今回の話しは、1回じゃちょっと理解出来ないかなと思います。(私がそうだからです)え!?どうゆうこと?みたいなのが何回かあリますが、ついついストーリーの展開さや画力の良さ、挿入歌についついひき込まれました。また機会があったらちゃんと改めて見てみようかなと思います。

投稿 : 2013/10/06
閲覧 : 231
サンキュー:

3

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

エンディング曲の"sprinter"も非常に好きな曲です。

なんとなく、押井守監督からの影響を感じました。非常に好きなタイプの演出です。
アクションシーンの作画もすさまじく、圧倒されました。

投稿 : 2013/09/28
閲覧 : 225
サンキュー:

3

AKIRA さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

TV版はカットされているので要注意 全力で観るべき

見る順番に迷いましたが原作どおりの
第1章 俯瞰風景
第2章 殺人考察(前)
第3章 痛覚残留
第4章 伽藍の洞
第5章 矛盾螺旋
第6章 忘却録音
第7章 殺人考察(後)で行こうかと

一応時系列では
第2章 殺人考察(前)
第4章 伽藍の洞
第3章 痛覚残留
第1章 俯瞰風景
第5章 矛盾螺旋
第6章 忘却録音
第7章 殺人考察(後)とのこと

TV版で順を追って視聴していたのですがなんと4章の後は5章と6章はカットで7章になっていました。
あわててレンタルをしてきた次第ですw

5章のこの作品は間違いなくクライマックスですね。1~4章までの伏線もようやく回収されます。

ただ一度みたくらいでは分からないくらいの時系列が入り乱れます。あのシーンと思ったらもう別のシーンに飛ぶなんてことはザラ。
ただタイトルの「矛盾螺旋」には合っていると思いました。

またなんといっても圧倒的な映像美と迫力ある戦闘シーンは鮮烈でした。また音楽が非常にそれに合っている。
後半の2つの時間軸が同時に進行しつつの戦闘シーンは本当に見ごたえがありました

投稿 : 2013/09/27
閲覧 : 264
サンキュー:

7

ネタバレ

ばけー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

五=五

TV版ではなぜかカットされた第五章。
ついに黒幕との戦いが描かれます。

今までの章とは違った演出で時系列が入り乱れてますww
まさに矛盾螺旋。
前章の中で最も迫力のあるアクションシーンが見れます!
ヤバイ動きすぎ!!荒耶強すぎ、式強すぎ!!!

今回は完全に燕上巴が主人公でしたね。家族のため、式のため、そして自分のために荒耶に向かっていく姿がかっこよかった。ラストの式との別れは神秘的で美しい。

{netabare} エンドロール後の式のツンデレで癒された~www{/netabare}

投稿 : 2013/09/22
閲覧 : 178
サンキュー:

5

ネタバレ

koko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

見応えあり、、、

本作は他の章と比較しても長めであり、その分見応えがある。
一度しか見ていないので、ストーリーは把握しきれていないが、
戦闘シーンは見ていてとても惹き込まれた。

空の境界すべてを見るのが面倒な人は、本作だけ見ても楽しめるのではないかと思う。

投稿 : 2013/09/08
閲覧 : 212
サンキュー:

2

OLEO_RELAX さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

空の境界

空の境界の中でも
ストーリー・作画面で
一番好きな作品です。

もちろん他の章があってこそですが。

投稿 : 2013/09/05
閲覧 : 170
サンキュー:

1

さといも さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

空の境界 第一章に全体の感想を書いておきましたのでそちらをご覧ください。

投稿 : 2013/09/01
閲覧 : 181
サンキュー:

0

esm24722 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメファンならこれは避けてはいけない作品

typemoon作品ではfateよりこちらの方が断然好きになった。ヤバイ。魂を撃ち抜かれた。唖然。開いた口が塞がらん。アニメ映画では、攻殻、イノセンスの完成度を超える作品なんて無いんだろうなあとか思ってた。もうアニコレ上位の作品をほとんど見尽くした感もあり、もうあまり驚く作品には出会えないと思ってた。

「ふぅ~、ちょと小休止」なんて思って以前から気になってたんだけど、1クールとか2クールアニメに馴れきってるから、映画でシリーズものとかどこか取っ付き難く感じていたんだけど、今再放送やってるしdvd借りてどれ見てみようと。

大当たりだった。ちょー濃厚だった。激ビンゴ。特に第5章の演出は大好物だった。取り合えず、第5章はハルヒよりは上にランクする。シリーズの完成度で比べるなら、5本の指に入る。映画としては、押井さんと互角かそれ以上。

主人公は少佐に匹敵する魅力がある。特に音楽と物語のシンクロ率高っ!!!。サントラ欲しいわwwテーマもちょっと似通ってるとこがあるかな。本当なら、10番目以内に見ておかないと馬鹿にされるんじゃなかろうか。特に第5章は凄いから刮目せよ。

観る前のアドバイスを挙げるなら、

・13話1クールのテレビ版は観るな(時系列順に観るという愚かなことをしてはいけない。そもそもカットされてる章がある)

・きっちり公開順に観よ。1-7,そして終章「空の境界」の順

・一言一言、一場面一場面記憶に叩き込むように観るべし。
(ミステリー要素満載、時系列順に話が進まない、)

・ちゃんと伏線は回収されるので最後まで耐えるべし

・できれば映像美を堪能するためblurayで音楽の美しさを味わうため5.1chで。

投稿 : 2013/08/27
閲覧 : 374
サンキュー:

5

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

からのきょうかい 螺旋を登ったその先には……

原作未読 約1時間53分

お話は、フラッシュバックみたいにある記憶が脳裏に蘇る少年 臙条 巴(えんじょう ともえ)は追われていました。追われていた巴が行き着く先へ、式と出会います。そしてここから物語が始まります。

今回は特にメインキャラの両儀 式(りょうぎ しき)、黒桐 幹也(こくとう みきや)、蒼崎 橙子(あおざき とうこ)3人の中でも蒼崎 橙子さんが活躍しますね。セリフもバトルもかっこいお姉さんですw

たくさんの情報が観ているものに次から次へと押し寄せてきます。
情報が多すぎて、最初私は混乱しました。

進んだかと思ったら戻ったりと、フラッシュバックのように何度も何度も繰り返し同じ場面を再生しているような感じがしましたが、よく観ているとその中で少しずつお話が進んでますね。

2転3転どころか5転6転ぐらいする感覚ですw

映像美、カメラワーク、映像の切り替え、バトルシーンどれをとっても凄いとしか言いようがない作品でした。
1〜4章まで観て凄いと思ったものがさらに凄くなるとは、Fate/Zeroにときにも思いましたがufotableさん凄いですね。もう降参しましたw

時間はこれまでの作品の中で一番長いですが、一瞬たりとも目が離せず、中だるみもなく観ているものを釘付けにしてしまいます。長いのにあっという間に終わりましたね。

少々分かりにくい部分がありましたが、戻って観るとなるほど!ここに繋がるのかとおもう場面が何度もありました。(実は2回観てみましたw)

今までの伏線がかなり回収されましたね。{netabare}(まだ殺人考察の内容が分かりません){/netabare}

矛盾螺旋というネーミングにふさわしい内容でした。

空の境界のお話も一息ついた感じですね。

今回の内容は重々しく、他の章に比べても難しい作品でした。それでも{netabare}臙条 巴が救われ、荒耶 宗蓮の一連の魂胆が挫かれたので、{/netabare}最後は爽快な気分でした。

この作品も凄惨な場面がありますので、注意してくださいね。

ED Kalafinaが歌ってます。曲名「sprinter」です。それぞの作品でメインになるキャラの心情を歌ってます。今回はメインである臙条 巴のことですね。

最後に、この作品を観るとハーゲンダッツ食べたくなりますね。特に私もストロベリー好きなので買って食べてしまいました(何故か貢献w)
{netabare}それと橙子さん、ロケットペンシルって言い過ぎですw(ロケットペンシルって名称知りませんでした){/netabare}

それでは、{netabare}式のデレに癒されながらw{/netabare}第6章を観てみたいと思います。

投稿 : 2013/08/22
閲覧 : 691
サンキュー:

40

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

根性無し?

蒼崎橙子が最高峰の魔術師である事や
両儀 式の魔眼等についての説明的な
描写も増えて全貌が明かされてくる。

序盤はストーリー仕立ての中に時折り
時系列が混乱するような構成が多い。
中盤以降は完全に時系列が跳び続けて
ミステリーな雰囲気を更に混乱させる。

母親を殺害したという臙条 巴と式の
出逢いや、4作目の最後(境界式)にて
謎の少年・病床の少女・路上で痛みを
抱えていた少女に関わった荒耶 宗蓮
という男の謎に迫る物語・・

相変わらず残忍なシーンもあるけど・・
ついつい引き込まれる様に視てしまう。

物事の心理を哲学的に語るシーンなど
魔法の定義めいた描写も多く意味深。

視終わると切ない恋と愛憎の物語を
視た様な気分にもなった。

この作品は毎回エンドロールのあとに
ちょっとした追記的映像と予告がある。

ラストはお馴染みの式の部屋での表情。
内容的にヘビーなのでこれは癒される。

根性無しの幹也はどうする?w

投稿 : 2013/08/19
閲覧 : 301
サンキュー:

4

(not)ょぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

しっかりした作品。

空の境界の中で一番スケールが大きく、
壮大な話だったな。
ありがちと言えばありがちなんやけど、
こういう話は好きやな。
救いもなくて。

緑のフードの子が、いかにも存在しそうで。
ぶっ飛んだ設定にリアリティを持たせてくれてたな。
名作。

投稿 : 2013/08/16
閲覧 : 208
サンキュー:

1

ネタバレ

くし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なかなか。上位にはいる作品。

第一章から始まって、この第五章は本当にすばらしく盛り上がりました。Fateの作者である奈須きのこ氏だけに展開は一級品です。始めはよく映論通ったものだと、グロな作品だと思ったが、最高に盛り上がる第五章につながるには必要不可欠な事でした。が時間軸が前後して描写しているので、よく整理しながら観ること。

投稿 : 2013/07/06
閲覧 : 254
サンキュー:

8

7t76hg さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

空の境界最高傑作

満足度でもそうですが、アニメ人生の中で最も心に響いた作品です。
人それぞれだとは思いますが僕は空の境界の中で一番好きな作品です。
次に殺人考察(後)ですかね。
なぜこの五章が一番好きかと言いますと、荒耶宗蓮の存在が何よりも大きいですね。
空の境界の大一番と言ったところです。
作風が今まで以上に独特でなにか引っかかるような作りをしています。
燕条巴という五章のみの登場キャラクターが、
今の社会を風刺しているような存在でもあり不確かで自分を認めきれずに両儀式と出合い思わぬ事態となったときの
決意は必見です。
少しネタバレになりますがエレベーターからの登場シーンはたまりませんね。
ぜひ見ていない人には必ず見て欲しいです。

投稿 : 2013/06/05
閲覧 : 271
サンキュー:

4

the answer さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

螺旋

空の境界の中で最も評価が高かった作品だったので、期待してみたのですが、期待通りの仕上がりでした。

投稿 : 2013/05/18
閲覧 : 214
サンキュー:

1

ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

現在と過去、真実と虚構の境界線

原作未読。
全8章からなる物語の5章目。約114分。

「空の境界」全章に共通する項目は、第1章のレビューをご覧ください。
→ http://www.anikore.jp/review/450724/

すべての黒幕の登場。
そして、決着に至る物語。

1~4章までの事件は、いったい何が目的だったのか、それが明かされます。

この章の主人公でもある「嚥条巴(えんじょうともえ)」。
Fate/staynightの主人公「衛宮士郎(えみやしろう)」のモデルにもなった人物です。

この章の見所であり、見る側を混乱させる要素でもあるのが「時系列のシャッフル」。
同時並行で複数の話が進み、同じ時間帯に起こった出来事が別の場面で流れる。
その演出も面白い。
扉を開けたら別の時間だったり、時間軸が場面変更することなく変化します。

見てる側にとっては、いつどこで何があったのか、わかりにくい構成になっています。
そんなねじれた時間軸が、タイトルの「矛盾螺旋」とよくマッチしている作品だと思います。

そして、今までの集大成と言わんばかりの圧倒的な戦闘描写も特徴です。

EDテーマは「sprinter」。
英語で「競走者」を表します。
巴の事を歌った曲なのですが、シンクロっぷりがすごいので、ぜひ歌詞を最後まで聞いてみて下さい。


【5章「矛盾螺旋」の考察】
{netabare}
非常に考察しがいのある話です。
完全に解説しようと思えば何万文字になるかわかったもんじゃありません(笑)
……というか、私自身、よく理解できていません。5回は見たのにw
原作に当たらねば!!


さて、時系列や場面移動が複雑なこの章ですが、途中で入る白黒のカットインで区切りが付きます。

「矛盾螺旋」
前半。
ほぼ時系列どおりに話が進みます。

繰り返す「死」の1日。
巴がマンションを脱出し、式と出会う。
そして、式が荒耶宗蓮に捉えられるまで。
丁度この頃、黒桐幹也は自動車教習所で免許を取り、その後、巫条霧絵に眠らされていました。


「螺旋矛盾」
中盤。
「カチャン」という時計の音が流れる度に、時系列が飛びます。

橙子と幹也がマンションのことを調べ上げ、荒耶宗蓮にたどり着くまで。
丁度この頃、式の部屋には巴がいて、カギをかけていました。
そのため、幹也は式の部屋に入ることができませんでした。


「矛盾螺旋と螺旋矛盾が混じり合うとき」
後半。
何の脈絡もなく時系列や場面が飛びます。

たとえば、幹也と巴がマンションにたどり着いたとき、車が3台あります。
しかし、次の瞬間には2台、そしてまた3台に戻っている。

時系列を追えば、
①一人目の橙子が来る
②幹也と巴が来る
③二人目の橙子が来る
という、単純な話なのですが、
①橙子が車を止めるシーン
③橙子が車から降りるシーン
②幹也と巴が来る
と、順序を入れ替えることで、橙子が2人いることに気付かせないようにしています。


さて、黒桐幹也と、荒耶宗蓮から逃げてきた嚥条巴が出会います。
そして、巴の本当の家へ向かう2人。

……家族が崩壊していく過程が、見ていて苦しかったです。
しかし「死」を永遠に繰り返されるほどの罪など犯していない。
過去の出来事を知り、家族の「本当の愛情」に触れ、巴は、真実の体と偽物の体の境界線を乗り越え、式を助けに行く決心をします。
EDテーマの「sprinter」=競争者。元陸上部。走り出す巴。


アルバ「お、お前は本物か!?」
橙子「お前さぁ……私に対してその質問に何の意味があるんだい?」
橙子「実を言うとね、お前の憎しみも悪くなかった。それは蒼崎燈子という私がいる証だから」


荒耶「お前には何一つ本物であるものはない」
巴「分かってる、俺が偽物だってことくらい。だけどよ、俺には過去はないけど、強い思いがある!俺は両儀が好きだった!偽物だろうと、この心は本物なんだ!!」


2人とも「誰かの存在」によって本物と偽物の境界を乗り越えているんですね。
処刑モードの橙子、全力で荒耶宗蓮に立ち向かう巴、2人ともかっこよすぎる!!

アルバが倒され、巴が時間稼ぎをしたことで、式は結界から脱出することに成功しました。
巴が消えたことを悟った式は、「殺人衝動」を超えた「怒り」で荒耶宗蓮に立ち向かいます。
そして敗れる荒屋宗蓮。
しかし、彼にも悲しい過去があったんですね。
ただ、それは無関係の人々を巻き込む「実験」でもあり、単純に許されるものではない。

結局、巴は消えてしまいましたが、巴「ここに居たんだ」のセリフ。
そして、幹也に対して「俺、お前の部屋の鍵もってない。不公平だろ、そういうのって」とすねた式。
「鍵」という愛情の証を通して、式の中に巴が残りました。
切ないながらも、救いのある終わり方で良かったです。

【全て見終わった人へ】
{netabare}
シナリオを考えれば、この章が事実上の最終回ですね。
最終回の名に恥じない、最高の演出と最難関のストーリーでした。

次回は、待ちに待った鮮花の出番。
次回予告の「えへっ★」にやられたのは私だけではないはず!!
{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2013/05/11
閲覧 : 795
サンキュー:

41

ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

複雑難解なストーリー構成。それぞれの螺旋の果てにあるものは?

制作はufotableで原作は奈須きのこ氏の小説です。
ジャンルは伝記ファンタジーです。
全8巻あるうちの五巻目が「矛盾螺旋」になります。
グロ描写とともに精神衛生上良くない場面もあります。
時系列では五番目になります。
この物語の集大成といえる完成度だったと思います。(終わってないですが)

作画について戦闘シーンは第一章並みの迫力でした。
とにかく式が動きまくっています。
黒幕との戦いは本当にしびれました。
BGMも素晴らしい。(やたら長い曲がありましたね)

他の章も難解な世界観を放り投げて視聴者に見せているためわけわからないことが多々ありましたが、それに加えてこの「矛盾螺旋」は時系列をずらし、場面を不意に切り替えるため中盤までストーリーが全く見えません。
ひょっとすると最後までわけわからないかもしれません。
「これを映画でやったら、オンタイムで見た人で理解できる人いるの?」と思わざるを得ない感じです。

ちなみに私は最初は普通に鑑賞し、わけわからないながらも映像・音楽・演出の素晴らしさで見入ってしまいました。
けれども何が凄かったのかは全く分からない。
3回見て、やっと話が自分の中で見えたのでレビューを書いています。

今回の章は臙条 巴(えんじょう ともえ)という男が母親を殺すところから始まる。
彼は家から逃げ出し、路上で襲われていたところを式に助けられる。
行き場のない巴は式の家でかくまってもらうことになる。


以下考察。
{netabare}この話の大本は二つの螺旋構造でできていると私は思います。
一つは「臙条 巴」の螺旋、もう一つは「荒耶 宗蓮」の螺旋です。
前者はミクロ的な視点で、後者はマクロ的な視点で描かれており対比がなされています。
この二つの螺旋が絡み合うことでストーリーが組まれています。


まず「臙条 巴」の螺旋について。
巴は話の半年前に死んでいます。
彼の脳髄だけが保管され、何度も繰り返される殺人実験に使われていました。
これが彼にとっての「矛盾螺旋」、「矛盾した連なる日常」です。

しかし、彼はその「矛盾螺旋」を、母親を殺すことで知らず知らずに破ってしまいます。
殺した理由は「自分が何度も殺されるところを見ていた」から。
繰り返されることに対する伏線はドアを開けるシーン、時計台、アナウンサーなどでも示されます。
彼は自分が一体何のために生きるのかわからなくなります。
それを解くカギになるのは式です。
彼女との生活で彼女への愛を感じ、彼女が生きる意味の一つとなります。
また幹也の導きで家族への愛を取り戻し、平凡な日常を取り戻すため、そして愛する人を助けるために式のもとへ向かいます。

彼にとっての「真の螺旋」は「家族がいて、愛する人がいる、平凡な日常」です。
なんてことはなく、そして最も尊いものを彼は求めていました。
荒耶に歯が立たず存在を消されますが、その時間稼ぎで形成が逆転します。

「この螺旋が、矛盾していなければよかったのに」
この言葉は、「矛盾螺旋」の必然として出会った式と、違う形で出会いたかったという思いから出たものでしょう。


次に「荒耶 宗蓮」の螺旋について。
荒耶は200年もの間、人間の愚かな行為を見て、また無意味に思われる死も見てきました。(戦争など)
なぜかその行いは止むことはないです。
これが彼にとっての「矛盾螺旋」、「矛盾した人類の歩み」です。

彼は根源の渦、アカシックレコードにたどり着いて、すべての原因・真理・過去・現在・未来を知り、死んでいった者たちの無意味な死を意味ある死に変えようとします。
それを解くカギになるのも式です。
彼女の持つ「直視の魔眼」は物体の真理を知ることにつながっており、つまりそれは彼女自身が根源の渦につながっていることにほかなりません。
その体をのっとり、根源を開こうとします。

彼にとっての「真の螺旋」は「叡智を持った人間による世界の創造」です。
醜い人間を消し、愚かな行為をやめさせたい。
それが無理であることは分かっているので、根源を開くことで死に意味を持たせ、そしてすべてを終わらせようとしたわけです。
彼の壮大な野望が、矮小でしかない巴の望みによって破られたのは皮肉ですね。

まだまだ指摘したい点はありますが、私の文章力ですと収拾がつかなくなりそうなのでこの辺で。{/netabare}


総括して、あにこれやってよかったと思いました。
多分普通に過ごしてたらこの作品を知らなかったし、見なかったと思うので。
ここら辺がこのサイトの良さなのでしょうね。
何度も楽しめるスルメな作品だと思います。
むしろ何度も見ないとわけわからない。
これほど作品の面白さを伝えたいと思ったのは初めてかもしれません。

どうでもいいですが、ラストシーンの式のデレが凄くかわいかったですw


[全て視聴し終わって]
{netabare}荒耶は白純という面倒くさい置き土産をしましたねw
彼の存在が式と幹也の愛の物語を引き立てます。
終わっていないけど集大成と書きましたが、これは普通に集大成だったようです。{/netabare}

投稿 : 2013/05/06
閲覧 : 576
サンキュー:

35

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

sprinter

そうですか、第五章。原作未読。

とても面白いお話でした。みていて興奮するところもあるし、ですがこのシリーズやっぱり原作既読向けなんだなーという印象はより強まりました。

原作では、巴と式、幹也と橙子のパートで時系列に進んで行って...らしいのですが、劇場版ではシャッフルされてますんで、まあごちゃごちゃしてる。何度も見直し、ネタバレ感想などを読みやっとわかった気がします。

原作を読んでいない立場から言えば、普通に時系列順にやっても十分魅力的なストーリーだったと思ったので、シャッフルする必要性を感じず、僕は評価しません。でも、原作既読者の方には、シャッフルされていたからこそ面白味があったという意見もチラホラ見ますので、これは正解不正解の問題でもないでしょうね。

第五章までのシリーズ通して、アクションには一番興奮したかなと思います。楽しめました。

投稿 : 2013/05/05
閲覧 : 284
ネタバレ

くりきん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神回とはこれのこと

時間軸順にみてきた中でこの 矛盾螺旋 だけ作りというか雰囲気が違い、違和感を感じていました。

なぜそう思ったのか。

・ 式 が 巴 との関わりにおいて肯定的で黒桐よりも好いている感覚があったこと

これが一番違和感を感じました。
あれ?この章の 式 って 織 みたい そう思ったのです。

ほかにも色々気づくところがあるのでしょう もう一度見たいと思います。

しかし本当にこの 矛盾螺旋 はすごい作りです
原作もこんなかんじなのでしょうか。
私は今までの空の境界で、この章が一番おもしろかった、そして鳥肌が立ちました。

投稿 : 2013/04/07
閲覧 : 341
サンキュー:

1

りたそ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

無こそがお前の混沌衝動、起源である

この章はまじ橙子さんかっこよすぎるぅ\(^o^)/
てかそもそも人形師というのがかっこいいよね…厨二心を大いにくすぐられるぜ……(^o^)

小川マンションの話は何でかそこまで好きじゃなかったけど、
てかなんかもうちょい面白く魅せれそうな感じがしたんだけど、
とりあえずラストのこれまでの出来事が時系列になぞってバーっと映し出される演出かっこよすぎたぁ\(^o^)/

でも普通にこの話の設定好きだった!
偽りの生活!!
これまた厨二心くすぐられまくりですわ…


そして巴がフェイトの士郎に似てると思ったら、これも原型だった\(^o^)/

投稿 : 2013/04/01
閲覧 : 228
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

どっかで

観たことあるなぁと思ったら、

巴は「衛宮士郎」のモデルになったのね・・・。

Fateつながりで鑑賞したけど、

やばい・・・「式」にもはまった。

投稿 : 2013/03/29
閲覧 : 160

にーちぇ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

圧倒的な戦闘シーン!!

一章~八章とある中で、恐らく一番強い印象を与える作品。

両儀式はふとした事から臙条巴(えんじょう ともえ)という自称親殺しの少年と知り合い、奇妙な共同生活を送る事になる。
彼が住んでいたマンションを舞台に物語は進行。「矛盾螺旋」のタイトル通り、様々な事が捻じれて螺旋状に話が展開していく。

時間の進行も、終盤にあたる場面が序盤に出てきたり、同じ場面が繰り返し用いられたりと独特な、けれど見ている側を強烈に引き付ける構成がされている。

見所はなんと言っても、両儀式と荒耶宗蓮(あらや そうれん)の戦闘シーン。こんなに激しく、かつ滑らかに動く戦闘シーンは他に例を見ないと思います。
他の章に比べ、時間が2時間近くあり少し長いですが、それを補って余りあるスリルと興奮を与えてくれます。この章で完全に空の境界のファンになりました。

余談ですが臙条巴の、十代後半で赤い髪、自分の閉じこもっていた殻を壊して覚醒する、本物と偽物といった題材は、Fate/stay nightにおける衛宮士郎のひな型となったそうです。

空き時間が多めにある方には是非見て欲しいです。

投稿 : 2013/03/16
閲覧 : 209
サンキュー:

12

motimotian さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

空の境界の中で一番面白いと思う

投稿 : 2013/02/23
閲覧 : 181
サンキュー:

0

ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

生と死、矛盾した螺旋

(2013.2/5 矛盾螺旋)

苺のハーゲンダッツ、久々の登場ですねwww

というか、ハーゲンダッツ食べ過ぎでしょwww


アルバが造った半月状の向かい合ったマンションはアルバの工房であり、そこで荒耶は脳髄だけを人形に移し替えた「人」で根源の渦(魂・人間の本質)を開こうとしていた。

住人の最後の一日だけを延々再生するのではなく、一週間・一か月と長いスパンで再生していたら、荒耶が「死」という非日常を通して望んだ根源の渦も見えてきたのではないか。
それに対して巴は死しても尚、家族と過ごした日常・「生」の中に根源の渦を求めた。

巴:物が円形を描くように回る様子。 臙:頬紅の色、血の色
両儀:矛盾を抱えた互いに相剋する螺旋

矛盾螺旋は、運命に抗う事や臙条巴・両儀式の事を表している?
「この螺旋が矛盾していたら良かったのに…」

生きている人は血がきちんと循環(螺旋)しているが、巴は人形の為、血が通ってない(矛盾螺旋)。

人の本質は、生まれ死んでも変わらない。

因みに私はロケットペンシル知ってますよ、橙子さんwww

アルバの台詞を聞いてると、原作読んでたらもっと面白くなってたかな?と思います。

投稿 : 2013/02/06
閲覧 : 215
サンキュー:

9

ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

偽者と本物 真実と事実の境界線

1998年11月、時系列からいくと5番目のエピソード。
いよいよこの作品の核心に辿り着くということで、じっくり描かれた分
作品時間が113分と一番長く、見応えも充分。
今までさんざん、いたるところに張られてきた伏線を回収しつつ、
これまで起きた猟奇殺人事件すべての黒幕と対峙することになる式、幹也、そして燈子。
謎だった部分の真相が暴かれていくとともに、
原作者 奈須きのこ氏の描いてきた他の作品との関連なども垣間見え
それがファンには嬉しくなる部分だったりもする。

ある夜、楕円状の形をした高級マンションの1室で、
刃物を持って部屋に入ってきた母親を逆に刺して逃走した青年、
臙条 巴(えんじょう ともえ)が今回のゲスト的な主人公でもある。
事件を起こした巴と街で偶然知り合った式は、自分の部屋を隠れ家として提供。
1人暮らしの式を女性と認め、戸惑いを覚えつつ居候をする彼の態度や心情の変化が可笑しい。
共同生活を始めるうち、巴が起こした親殺し事件のことを聞いた式は、
現場となったマンションへ一緒に赴くのだが、そのマンションにはあるからくりがあった。
という話から展開していく。

自動車教習所に通っている黒桐、夜の街をひとりで歩く式、
いつもより登場人物たちが動いている日常、そして通行人の多い街の中の描写が
ちょっと珍しく感じ、演出もいろいろといつも以上に凝っていた。
しかし観ていくうちに、それも意味あってのことだったのだとわかった。

{netabare}
それと、巴との会話の中、幹也に対しての気持ちや女心が垣間見える式の態度が
なんとも可愛く、部屋の鍵をキーワードに家族というものや愛情が物語られるのも
巴がなぜ鍵を大事にするのかなんて些細なものに見える描写も
式がドアに鍵をかけるようになるのも、それら全部繋がっていたのが感動的だった。

また、人の起源を見ようとする魔術師・荒耶宗蓮(あらや そうれん)の実験と計画。
そしてもう1人の魔術師・コルネリウス・アルバの企み。{/netabare}
魔術師協会で同期だったという彼らと蒼崎燈子のバトルも見どころ。
魔術師とはいえ、やはり人間なのだなぁと思えた部分と、
そんなんありかっ!?と思えた部分とのギャップが面白かった。

思えばこの第5章、主な登場人物のそれぞれが
今までになかったほどその能力を出し切って活躍していた。
式や燈子は言うまでもないが、幹也の機転や勘の良さ、粘り強さや用意周到なところも
第2章と並んで生かされていたと思う。
また、自分の真実と両親の本当の想いを知り、自分の存在を証明するために、
そして式を守るために、全力で戦おうとする巴の激しい想いと言葉は、
まさしく「生への叫び」・・思わず胸が熱くなり、涙が溢れてしまった。
元、有名なスプリンターだった彼には、負けるという意識よりも
ただただ目標となるものに向かって突き進むことが、自分の価値だったのだろうね。

しかしそれにしても。
{netabare}
最期の一日、死が繰り返されるってせつな過ぎる。
それが幸せな一日でも、不幸せな一日でも、次の日が来ないというのは悲しい。
それに、そうした実験が人の起源を見る為だという魔術師の愚かさ、恐ろしさ。
でも、すでに自分は死んでいて、最期の一日の記憶を人形に移植されてるだけであっても
巴の想いや言葉は本物であり、その行動も事実であり、少なくとも式にとって
彼との出会いは決して無駄ではなかったと思うし、
家族愛に勝る愛情はやはり最強なのかもしれない。
{/netabare}

本当に、考察したいところだらけの第5章で、もっといろいろ書きたいのだが
まとまりつかなくなりそうなので、とりあえず今回はここまで(笑)

なにはともあれ、この章での式の女の子らしい一面が見れたのは楽しかったし
ハーゲンダッツのストロベリーがまたもや食べたくなる始末。
そして後半、幹也へ伝えた言葉と表情はもう反則なほど可愛かった。
幹也がかつて言っていた、バラ科の苺なイメージは揺るがないようだ。

投稿 : 2013/01/30
閲覧 : 494
サンキュー:

39

上杉達也 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本物か偽物か。。。何人目。。。何体目。。。

タイトル通り個人的にですが、橙子にひかれました。
まあ、その部分は永遠にみえないでしょう。

この章で一気にきたかんじですね。作りがやばいw
いままでの流れもふまえての時期系列の混ざり、章自体のストーリー螺旋、など、すべてをふまえての構成だったのかなと個人的には思いました。

2時間弱でここまで描かれるとちょっとすごすぎて逆にひいちゃいますねwww

投稿 : 2013/01/14
閲覧 : 211
サンキュー:

4

ネタバレ

イスカンダル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ufotableという存在

全7作の劇場版空の境界のなかでも、一番楽しめた作品です。
らっきょの凄さは何といっても作画がすばらしいところだなと、改めて感じさせられます。ufotableさまさまです。
音楽はさすがの梶浦さん。安定。サントラかっちゃいました。
5章はシリーズ中でもっとも上映時間が長いということもあり、ストーリーも凝っています。
そして、登場キャラの多さ!おそらくはシリーズ中最多!
そしてみんな魅力的です。ともえも宗蓮も赤雑魚も。
なんと言っても橙子さんの戦闘シーンは最高でした。
式が最後にデレるのも、初だったとおもいます。

投稿 : 2012/11/12
閲覧 : 231
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょっと理解に苦しむかも

英語で螺旋のことはスパイラルと言うそうです。
~~スパイラルのスパイラルって螺旋のことだったんですね。
どうでもいいので本題です。
話は、アイツを殺したのに死んでない!?なんで?じゃー探りに行こう!あら、吃驚。そういうことだったの。
かいつまむとこんな感じ。
この章はほかの章(7章を除く)とは違い2時間というアニメ映画にしてはかなり長いものとなっております。
しかし、長いからグダグダというわけではなくかなり面白いです。この章は空の境界の話の中でも上位クラスだと私は思っております。
えっ?自論は聞いてないから死ね?
まぁ、無視して進めます。
只ですねこの章は、多少わかりにくい話となっており私も一度見ただけじゃ
(メ・ん・)?
という顔をしてしまうでしょう。
それを長年引き摺っていたのですが先日GJ解説してくれた方のおかげで大体理解できました。
それくらい(メ・ん・)?ってなるような内容です(個人差有り)
理解できなくともそこそこは楽しめると思いますが。
まぁ、見てみてください。そこから全て始まります。
それでは。

投稿 : 2012/10/08
閲覧 : 173
ネタバレ

PeachFly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

テンポの良い章 非日常の世界

非日常は日常と背中合わせ。日常ではありえない世界が形あるものとして日常に出現するという扱いにセンスを感じる。
また、式の本質、橙子の正体が解き明かされる章でもある。

静と動、陰と陽、螺旋のテーマに沿った物語の進行は、ねじれながらも終わりに近づくにつれ真の目的に集約する。

相変わらず難解な部分はあるものの、1章~4章までの流れが本流に落ち着いたという感じである。

巴の意外な結末にも納得できるストーリーの構成。

もう一度観るかと問われたら…
「ずっと先で、時間取れれば観てもいいかな」^^;

投稿 : 2012/09/26
閲覧 : 212
サンキュー:

5

赤貝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

短編でこのクオリティ

空の境界の中では一番面白い作品かと。
物語の一つの区切りでもあります。
空の境界は連作なのでこれまでの話は見ておかないときついです。
別々にレビューするのも難しいのでここで空の境界全般についてのレビューをします。
内容については言及しません。
このシリーズは美しい作画となかなか明かされない謎、主人公の式と幹也の関係の変化を魅力としてます。
映画なだけあって映像のクオリティはダントツです。
式の本性はなかなか明かされず終盤まで気になって仕方ありませんでした。
世界観も独特です。fate/zeroが好きな人ならピッタリです。
式と幹也の関係は共感しにくいところもありましたが、物語が進むにつれて少しずつ変化していく様は見ていて面白かったですね。
式は魅力的なキャラだったかと。エンドロールが終わった後にまだ本編が残っていてそこで式がデレるということがあるので必ず最後まで見てくださいね^^なかなかの破壊力です。
少々量は多いですがいい作品だと思います。ぜひぜひ

投稿 : 2012/09/07
閲覧 : 229
サンキュー:

3

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空の境界 第五章 矛盾螺旋[ムジュンラセン]のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

空の境界 第五章 矛盾螺旋[ムジュンラセン]のストーリー・あらすじ

1998年10月、両儀式はふとした事から臙条巴という自称人殺しの家出少年と知り合う。式は巴の隠れ家に自室を提供し共同生活を送り始めるが、しばらくして巴は自分の親殺しの罪を告白する。奇しくも蒼崎橙子から似たような事件の詳細を聞いていた式は、巴とともに臙条家のある小川マンションへ向かう。(アニメ映画『空の境界 第五章 矛盾螺旋[ムジュンラセン]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2008年8月16日
制作会社
ufotable
主題歌
≪ED≫Kalafina『sprinter』

声優・キャラクター

坂本真綾、鈴村健一、本田貴子、藤村歩、東地宏樹、中田譲治

スタッフ

原作:奈須きのこ『空の境界』(講談社ノベルス)、キャラクター原案:武内崇、 監督:平尾隆之、脚本:平松正樹、キャラクターデザイン・作画監督:須藤友徳/高橋タクロヲ、音楽:梶浦由記、美術監督:池信孝、撮影監督:寺尾優一/松田成志、3D監督:中村慎太郎、色彩設定:千葉絵美、音響監督:岩浪美和、制作デスク:鈴木龍、制作プロデューサー:近藤光

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