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「人類は衰退しました(TVアニメ動画)」

総合得点
84.8
感想・評価
2326
棚に入れた
11686
ランキング
264
★★★★☆ 3.8 (2326)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.9
音楽
3.7
キャラ
4.0

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人類は衰退しましたの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

赤緑 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

[寸評] 妖精さんたちが作り出すわけのわからない世界を楽しむ作品

ラノベ原作。
私はリアルタイムで視聴した。


地球のどこか({netabare}イギリス説が濃厚{/netabare})が舞台。
作品名のとおり、我々人類が物質文明の末に衰退の一途をたどった数世紀後の世界。
「妖精さん」という新人類と旧人類である「私」たちが折り合いをつけながら暮らしている。

・・・という、変わった設定の作品。


作品の雰囲気は、基本的に和やかで、たぶんにシニカル、たまにブラックユーモア。

主に、旧人類の理解を超えた存在である、妖精さんたちとその世界を楽しむ作品である。
何が目的なのかとか、ストーリーとかを考えないで観たほうが良い。

類似の作品がほとんどないという点で、物語の評価をプラスにしているが、ちょっとマニアックな話で万人向けでは無い。


作画。
妖精さんがいる世界らしく、フワッとした絵。


声優さん。
中原さんの声が刺さるね。こういう明るいけどシニカルなキャラは彼女に合っている。
石塚さんの声も渋くて良い。
声優さんたちの喋り方がクセになる。


音楽も作品に合っている。
ただ、OP曲のボーカルの歌い方はいまだに慣れない。(『花咲くいろは』のOP、『はたらく魔王さま!』のEDなどのバンド)

投稿 : 2017/02/21
閲覧 : 222
サンキュー:

7

オブ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

謎と癒し

哲学的に考えながらも観れ、ただぼーっとしながらも観れる良作。
キャラクターや妖精にひたすら癒される。
甘いものが食べたくなる。

投稿 : 2017/02/13
閲覧 : 245
サンキュー:

3

ネタバレ

fu+i さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

勉強になった

オープニングのアニメーションと音楽にはまって、ずっと観たかったアニメであったが、あまり期待してなかったが、キャラクターが思った以上に
いい表情をしてて、続きが気になるストーリーで、考えさせられました。
時系列がほぼさかのぼってる感じでしたね

小人の靴屋かと思ったら{netabare}グレムリン{/netabare}でした。

投稿 : 2017/02/08
閲覧 : 349
サンキュー:

24

うぃず さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャロットミックス果汁パン

タイトルだけですっかり敬遠していた事を後悔しました。
だとしても、このアニメの世界観は人を選びそうですねー

「人類は衰退しました」

基本ファンタジーでありながらも、ディストピア要素を大袈裟ではなく、シュールかつシニカルな描写でおぼろげに解き明かしていく感じ.....かな? たまに覗かせるメタ要素も魅力の一つですね。

中原麻衣さん演じる主人公「わたし」の偏差値高めの台詞とツッコミは気付いたら癖になっちゃいます。純朴ゆえにどこか残酷にも感じた妖精さんの台詞は端的ながら深く考えさせられちゃう事もしばしば。「おめーの席ねぇーです」の台詞には笑いを通り越して怖くなりましたよ。笑

時系列がバラバラでありながらも、ストーリーの構成としては群を抜いて素晴らしいかと思います。トラウマ的震えを呼び起こす「え、まさかのエンドレスエイト状態!?」な展開もちゃんとした理由がある事に胸を撫で下ろしました。笑 後半に従うに連れ、ますます面白さとカオスは加速しますよ。
短編も面白いのでそちらも是非に~

ED最高ですね。
この曲に出会ってから伊藤真澄さんにすっかりハマッてしまいました。

投稿 : 2017/02/08
閲覧 : 421
サンキュー:

24

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作おもしろいんだろうな・・・。

原作未読です。
過去に1話だけ見て、気分じゃなかったので視聴しなかった
のですが、ようやく気分が乗ったので全話視聴しました。
興味がわいた理由は、フリップフラッパーズがおもしろかった
のと、人気の上江州氏がシリーズ構成をしていたからです。

あにこれのレビューを見て前情報があったので、
構成の順番や設定に驚くことはなかったです。
妖精さん達の愛らしさや、わたしのトホホな感じのツッコミの
おかげで、全体的にマッタリとした雰囲気な作品に仕上がった
ように思います。
Yの回は純粋におもしろかったですね。

全話見終わった後に、ネットで原作のレビューを見たのですが、
原作を見ている方が一層楽しめる作品のようです。
田中ロミオ氏のゲームを過去にしたことがありますが、
同氏の作品はアニメよりもゲームのほうが相性がいいのかも
しれませんね。
どうにも、せっかくの世界観をアニメの尺では語りきれない
ように感じました。

投稿 : 2017/02/08
閲覧 : 808
サンキュー:

28

ぽちきんぐ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

9話まで見てほしいw

正直はじめは「妖精さんが新人類」という世界観やとんでも設定についていけずに面白くないと感じていましたが、9話まで見て評価反転。

タイトルと同じように物語の流れも衰退(逆行)していってるんですね。
独特の世界観と、「私」が巻き込まれていく妖精さんとの物語が秀逸。
妖精さんとの奇妙な会話にブラックユーモアが楽しめる。

2回見て理解を深められる良作品。

投稿 : 2017/02/01
閲覧 : 180
サンキュー:

2

ネタバレ

ミーク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私は悪くない…

恋愛要素(ラブ)を多く含む笑える作品をラブコメと言うなら、これは幻想的要素(ファンタジー)を多く含む笑える作品だからファンコメになるのでしょうか。ファンコメ、新鮮な感じを受けました。
と言うより、このアニメ自体が特殊なのでしょう。何せ全てのことが「妖精さんのせい」で片付いてしまうのですから。事件が起こるのも「妖精さんのせい」。物語のオチも「妖精さんのせい」。そして、私がやる事やらないでアニメを見てしまうのもきっと「妖精さんのせい」。

投稿 : 2017/02/01
閲覧 : 230
サンキュー:

2

ふにゃぴー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ガムの包み紙やらシャーペンのキャップってなぜ消えるんだろう

どうしてこういった小物類って気付いたときには
消えていることってないですか?
いざ探すと見つからないが、ふとしたときにポケットやら筆箱の内ポケットにっ入ってたりするんですね

主人公の名前がない作品って珍しいですよね
"人類は衰退しました"
このタイトルを見て鬱アニメ?と思う方もいるかもしれませんが
そうではありません。
寧ろ1話に関しては笑えるシーンなんかもありますし、
"妖精さん"を見ていると癒されますし、和みます。
少々言動がきついときもありますが...

もし面白いアニメや暇をもて余している方は観ることを強くオススメします

投稿 : 2017/01/23
閲覧 : 196
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

妖精さんかわいい

未来の話。人類は衰退して妖精さんと共存する話。1話見た時はどういう展開なのか、どういう設定なのか全然ピンとこなかったけど、進むにつれて内容が理解できた感じ。妖精さんのいたずらにも色々種類があって、個人的には最終話のいたずらは、泣けてしまった。話数を重ねるたびに魅力が増してくるアニメだった!

投稿 : 2017/01/17
閲覧 : 177

takigawa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

断念したがそのうち再挑戦したい→良いではないですか!

原作未読

独特のテンポがある為か
観ていると脳が疲労する

結果挫折したが、世界観に魅力があるので
そのうち再挑戦したい

再挑戦して、完走

良いではないですか!
初見時は、時系列に沿わない並べ方が大きくマイナスに作用してた…

ひょうりゅうせいかつ と さぶかる の回がお気に入りです

EDもいいですねぇ(最後の草が特に良い)
空耳ケーキと同じ歌い手なんですね

投稿 : 2016/12/23
閲覧 : 216
サンキュー:

4

ネタバレ

KazuHiroくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

元ネタ必須のアニメ

はじめこのアニメを見るとき、友達からおすすめされたので見ることにした。
以前は氷菓をおすすめされて、高い評価ではなかったが、それは置いといておすすめされたゆえ見ることにした。

お話は唐突に始まり、僕は1話を飛ばして見始めてしまったのか、と思ったがそうではなく、このアニメは全てにおいて唐突に始まり唐突に終わる、そんなアニメだとうことが後からわかった。

ストーリー自体は一応あるのだが、その内容は非常に非論理的であり、現実離れしたものであった。
その背景となる時代もヘンテコなだけでなく、物語の進み方と、人々の考え方、それらすべてを含んだアニメ全体が、複雑と言っていいのか安直と言っていいのかわからないが、ある意味深い内容となっている。

そして、9話でやっと、このアニメの存在意義を少しだけわかった気がした。
おそらく、世の中の他の出来事やアニメなどの作品のオマージュされたアニメとなっているのであろう。
9話では現代の物質的世の中の縮図を妖精さんで作ってみたり、10話ではかゆ・・・うまだったり。
8話はエンドレスエイトなのだろうか?

つまり、このアニメは他の何かのオマージュかを見つけることに楽しみを見出す必要があるのだろう。
この物語自体に意味がなく、ストーリーの解決を楽しむのではなく、このアニメという名を借りた、なぞなぞ・ミステリーなのであろう。

こういった点は氷菓に通ずるものがある。
氷菓もまた、アニメの中でなぞなぞを解くというものであるが、どちらの作品も、物語の結果自体にはなんの意味もない。
言ってしまえば、解かなくてもいいのである。

個人的に僕はなぞなぞは好きじゃないし、楽しいとも思えない。
推理モノを見ても自分では一切推理しない。
よって、このアニメも面白くなかった。

おそらく、過去の知識と照らし合わせ、オマージュ元に気がついた時に快感を感じられる人は面白いと思えるのかもしれないと感じた。


ただし、OPとED曲はなかなか良い。


そういえば、TRPGもこれに似ているような気がした。
プレイしたことはないが、クトゥルフ神話のTRPGとかがニコニコとかで人気なので、見たことはある。
与えられた条件下で目的を考えて探すそんな感じ。
その、与えられた条件というのが、作者の根拠の無い条件である。
このアニメも、作者の考えた、根拠のない妖精さんの条件や、世の中の条件を説明したりしなかったり、という世界観で物事が進んでいくので、僕達が日頃生きている世界から、このアニメの中に入り込まなければ、はっきり言って楽しめないのだと思った。

投稿 : 2016/12/22
閲覧 : 254
サンキュー:

3

ネタバレ

にしやまん さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

うーん、

面白いって評判だったから10、7、8、5、6、1、2話は見たけど、自分には分からなかった。

深すぎるのかな?

投稿 : 2016/12/18
閲覧 : 188
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ダークでファンタジーでシリアスで、そして可愛い!

観ようかどうかずっと迷ってましたが漸く視聴。
時系列がバラバラで過去に遡って話が進んでいくので、あれ?観る順番間違えたかな?と巻数を確認しましたが、こういうストーリー展開なんですね。
「わたし」役の声優さんが「クラナド」の渚役の中原麻衣さん。可愛い声してますね。
沢城みゆきさんの声も安定感は抜群です。
固有名詞がないのが徹底されていて、原作の方では名前分かるみたいですが、まあ、知らなくても良いかな。
タイトルの通り、ダークユーモアに溢れる作品なので結構観る人選びますね。
「わたし」のナレーションでストーリーが進行。こういうの結構好きです。まさに癒しボイス。
設定もしっかりとしていて厭きませんでした。
精霊さん可愛すぎですね。端的な言葉遣いと純粋が故の残酷な台詞にもうメロメロでした。
食パンのところと「オメーの席、ねぇから」とか可愛いらしさとは対照的なシーンはグッド!!
助手さん迎えに行く回で妖精さんが蹴鞠のように蹴っていたのはやっぱり・・・。
分類的にはダークファンタジーなんでしょうか?
こういうのどストライクです(^o^)/

投稿 : 2016/11/30
閲覧 : 217

オカルトマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

感想

ブラックユーモア系のアニメが好きで期待して見てみたのですが3話で断念。
独自の世界感があまり好きじゃない。
あと、結構頭使う感じっぽいところもマイナス評価。
アニメは頭使わずのんびり観たい。

本当は前に一度1話だけ見て断念したんですが、このサイトのこのアニメのタグにブラックユーモアが付いてたので3話まで我慢してみてみたけど自分には向いていなかった・・・。

投稿 : 2016/11/18
閲覧 : 173
サンキュー:

2

abe2000 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:今観てる

駄作

絵が可愛くて中身が電波系のアニメかと思ったらやはりそうだった。
普通の意味不明アニメじゃなくて度を越してすごい。
頭をやられる作品。

投稿 : 2016/11/17
閲覧 : 228
サンキュー:

2

ネタバレ

あすは さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメと原作両方についてになっちゃった

なんというか、えらく惜しい作品って感じ。もっともっとよくなったはずなのに、という思いがあります。
原作は、ラノベ界でも数少ない、大人でも読める田中ロミオさん。ちょっとパロディ面が強すぎるのがもったいないけれど、設定がよい(自分好み)ので、全部読みました。はるか未来の衰退した元人類と、新人類のお話。SFでは割と使い古された設定だけど、それを新しい感覚で復活させてますね。
最近小説なんてまったく読まなくなったけど、唯一、読む気のおこる作家さんです。


多分個人的に「おしい」と思うのは、一番中核になる5、6話「妖精さんの、おさとがえり」がいまいちだったから。廃墟になったはるか過去の都市の中を冒険するとか、もうその雰囲気だけで最高のお話しなのに、何だかがちゃがちゃしちゃって…。
多分、メインのテーマが、その探検でなく、サブタイトルにもなっているように、「おさとがえり」だったからでしょうけど。
でももうちょっとゆっくりと静かな感じでやってもらいたかったな、というのが、個人的な好みからの思いです。だって、そういう世界でしょ?

他の回は、文句なし。9話の「ひょうりゅうせいかつ」、ラスト2話の「ひみつのおちゃかい」はよかった。特に「ひょうりゅうせいかつ」は、1話で完結するお話しとしては、完璧に近かったのでは? この1話だけでも、このアニメは名作認定余裕です。

アニメは時系列をわざとばらばらにしてますが、これはよかったのかどうか、ちょっと判断できません。10話「妖精さんたちの、ちきゅう」が一番最初だったほうが、やっぱり入り込みやすかったような気もしますが、試みとしては面白いので、よかったということで(^^;


もっとアニメでやって欲しかったお話しも、いくつもあります。でも2期はないんだろうなぁ(あるとしても、原作最終話はちょっといまいちだったので、やらないでほしい(^^;)。
絵柄も音楽(OPのぞく、嫌いってわけではないよ)も世界観にぴったしだったし、EDの絵は、この作品をよく理解しているなあと思いました。「進化」がキーワードですね。


でもまあ一番いいたいのは、すごいもったいないので、田中ロミオさんはちょっとパロディに頼るのは控えるべきだと思いました(えらそうに(^^;)。

投稿 : 2016/11/12
閲覧 : 224
サンキュー:

5

ひろろん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ながら見!

ながら見でなんとなーく見てて楽しかったがじっと真面目に見たらそこまでかも?!

投稿 : 2016/11/04
閲覧 : 164
サンキュー:

2

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

儚さとブラックと平和

タイトルは知ってましたが完全に視聴対象外でした。
マカロン相当のアマ~い絵柄がその最大の要因ですが、きっと、人類を絶滅間際まで追い込んだ敵を魔法かなんかでやっつけて危機を脱したりする話なんだろうな。。という安直な個人的先入観も一要因だったことは否定できません。

相変わらずの安っぽい先入観ですが、通常は数多あるアニメの取捨選択に大いに役立ってはいます。
つまり本作品、私的には想像をいい意味で裏切られた例外的な作品でありました。ということです。


まず、このタイトル。
「本日の日替わりランチは終了しました。」
と、ほぼ同程度に事務的な印象ですが、結構作品世界を的確に表現しています。また、現代日本の将来に対するソフトなあきらめ感を絶妙に言い表しているようでもあります。

その辺が気になってはいたので、今回の視聴になったわけですが、ダークファンタジーならぬブラックファンタジーというテイストで非常に面白かったです。

画的にはあくまでマカロンですし、空気感はゆるふわですし、妖精さんは常時うろうろしてますしで、世界観は癒やし以外の何ものでもありません。人類も特段衰退に抗うわけでもなく、現地球代表生物(?)である妖精さんと相互補完的に静かに暮らしているわけです。

世界がなんとなくですが調和がとれている感じがとても気持ちがいいんです。簡単に言うと平和ってやつです。

そういうのが(人類の衰退=平和)大きな意味でもブラックなんですが、主人公の「わたし」の心の言葉が現代社会のブラックな部分をクリティカルに突っ込んでくるわけです。

マカロンのようなアマ~い画柄での、且つ落ち着いた柔らかい口調での絶妙なツッコミがいちいち名言と言っても過言ではない。なんか心地よい。ブラック且つ心地よい。且つ笑える。

でも所々で「消えてなくなる」感じが顔を覗かせる部分があり、無常、終末のイメージが全体にうっすらとこびりついている。
なんとなくだけど「フワッとした生」と「フワッとした死」のイメージが交互に顔を出す感じ。
このアニメでは儚さと、ブラックと、平和が奇跡的に調和しているようであります。

因みに、edの画柄、曲調はかなりハマっていたように思うのですが、本編でこのテイストを出さなかったのはナイス判断だったと思います。
この作品の場合ハマりすぎはあまり得策とはいえなさそうなので。
あと、「わたし(主人公)の心の声」が見所という意味では四畳半神話大系的かもしれない。
シュールさの他、物語の組み立て方にも共通点がある気がする。

正直内容については私見の域を出ないのですが、「言葉の面白さ」と「妖精さんのかわいさ」は声を大にして言えます。

意外と大人の皆さん向けではないかと思います。

以上です(・ワ・)∩

投稿 : 2016/10/09
閲覧 : 330
サンキュー:

18

くまちゃん♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

よくわからないけど良い

話もよくわからないし、テーマがあるわけでもない。奥が深そうなわけでもない。
ただひたすら妖精さんが可愛いだけ。
それなのに、このよくわからない感じにはまる。
ダラダラしてるのかそうじゃないのかわからないテンポ感と、人間関係。
でも観ていると不思議と心地が良い。
ただopの動きと音楽が合ってないのがものすごく気になった。わざとなのかもしれないけれど。

投稿 : 2016/09/19
閲覧 : 228
サンキュー:

4

ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

脱力系世紀末 文学的なアニメです

理由は定かでありませんが、人類が衰退しつつあり、まだ滅亡はしていない地球での出来事です。
この時代では妖精が「現人類」として生息していますが、「旧人類」の人間とさほど敵対している様子はなく共存しているようです。(※のちほど考察)

観始めてすぐ「あぁナンセンスギャグだ」と思い、流し観するようになりました。
「日常」にも通じるシュールなギャグ+主人公がやる気ない感じでほのぼのファンシーかつブラックユーモアな感じです。
そしてしばらく観るとこれは一筋縄ではいかないと気づき真面目に観るようになりました。
あまり明示的なストーリーではなく、視聴者は行間を読まなければなりません。
アイロニカルな風刺もタップリ含んだギャグアニメを観て7~8話でハっとさせられます。
最後は不覚にもホロリときました。

話数の並びが時系列順になっておらず「ハルヒ」1期みたいですし、途中例のループみたいなシーンもあります。
他にもパロディやオマージュや、それでは済まされないようなパクりも散見されましたが、見終わった印象はあるアニメにとてもよく似ています。
「四畳半神話大系」です。
鬱屈した青春の苦悩と成長によるカタルシスを描いた案外真面目な作品でした。

12回の話は綺麗に構成されています。
{netabare}
1~4話は導入から笑う所。(実は意味深な事に後で気づきますが)
7~8話のループ回
7話でループの事象を見せ、8話でそのループの裏側を見せると言う2重のループになっています。
妖精達の悪戯と助手君にまつわる他者社認識論が交錯する複雑な構造をしています。
思えば5~6話の探査機の自己認識論と対を成すもので、さらにその後のクライマックスにかかる伏線となっています。
9~10話は妖精達の営みを客観的に見た、個人ではなく社会の営みと衰退を風刺します。
「電脳コイル」のヒゲに近い表現です。
11~12話は主人公の学生時代を舞台に、再び個人にフォーカスを当てます。
「私」は敵の様に見える「彼ら」や味方に見える「彼ら」の本当の姿を覗き見てしまいます。
人には誰だって裏の顔があります。
それを覗き見た「私」は一瞬ドン引きしますが、その後の私のとった行動から彼らに対して憎しみや軽蔑を向けるのではなく、愛情とまでいかずとも肯定、または容認することが出来た事が伺えます。
未熟な「巻き毛」もやがて成長します。

ここで、人類が何故衰退したのかと考えさせられるわけです。
衰退した人類は戦争をする力も残っておらず今日も平和です。

10話で名前の無い妖精達に名前をつけようとする「私」が11話で名前を持っていない事を暗示されるに象徴されるように、彼らの中の「私」の存在、私にとっての「彼ら」の存在について多角的に考察する作品なのです。
そしてこの話をとてもコミカルに描いています。
そういうわけで「四畳半」にとてもよく似ています。

そして人類に俯瞰されている様で実は人類を俯瞰している存在の妖精達。
彼らの喋る事には意味のわからない事が多分に含まれますが、7~8話では登場人物にとっては意味不明、視聴者には少しわかる様に見せているのです。
その時点でそれ以前のエピソードでも意味不明な事を言っていた妖精達の活躍(暗躍?)を想起させます。
この妖精達の存在は映画「2001年宇宙の旅」のアイツラを思い出します。
彼らが人類にすることはただの悪戯。彼らのする事は人類には理解が出来ません。
彼らに導かれ人はゆらゆらと生きてゆきます。しかし最後はその悪戯に涙せずには居られませんでした。{/netabare}


時系列シャッフルの意図は簡単です。
もしこれ時系列順に並べたら竜頭蛇尾も良い所です。
↑の様に整理すればクライマックスに向かって綺麗に進行していくことがわかります。

観終わって熱い物がこみ上げてきます。
最近鬱系ばっかり観てたので久々の感覚でした。

文句ナシお気に入り決定です。

投稿 : 2016/09/07
閲覧 : 404
サンキュー:

28

ネタバレ

しゃけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんでだろう・・・

なんでかわからないけど当時すごく好きになってたんですが冷静に考えてみるとそこまで面白くないような気もしてきます。
今までにはなかったポジションを勝ち得た、当時期不作だったことから人気を得たような気がします。
独特な世界観、かわいくて不思議で辛辣な妖精さん、見てない方はどうぞご覧になって下しあ。

投稿 : 2016/09/06
閲覧 : 254
サンキュー:

4

K.S さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とても面白かったです。

妖精がかわいいし、会話が微妙に噛み合わなところがいいですね。
ただ正直、時系列が?だった。

投稿 : 2016/09/03
閲覧 : 221
サンキュー:

5

Yatima さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

斜め上

SFが好きな自分に友達が勧めてくれた作品。

最初は戸惑ったものの、タイトルに押され視聴してみると、皮肉的で予想以上に黒く、でも雰囲気は限りなく明るく、そのギャップがとても面白かった。

予想していたものとも期待していたものとも全然違ったが、とても面白かった。

投稿 : 2016/08/29
閲覧 : 164
サンキュー:

5

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

独特な世界観だけど、イマイチ突き抜けない・・・

世界観とキャラクターは、そこそこ良いので、
あとは、時間軸どおりにストーリーを進めたら、さらに評価が変わっていたかも。

そして、
確かに妖精さんは、かわいかった。

投稿 : 2016/08/27
閲覧 : 171
サンキュー:

6

ネタバレ

ポル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょっとシュールダークなギャグアニメ

人類が物質文明の哀れな末路を辿り始めて早数世紀、人類よりも遥かに高度な文明を持つ新たな人類、[妖精さん]が誕生した。「わたし」は祖父の仕事を継ぐために調停官となり、妖精さんと旧人類との間を取り持つ役目を負うこととなる。
世界観は良い。妖精さん可愛い。でもちょっとわかりずらかったりクドい部分もありました。11話12話だけ面白くちょっと感動しました。11話12話は一気にみれて終わりは良いできでしたが1~10話まではウーン。人によっては途中できってしまってたかもしれませんね。

各話数の簡単な説明です↓

{netabare}
1話~2話
なぜかベリーショートのみすぼらしい少女。なぜ髪を切ったのかは6話目で判明することに。妖精さんの超技術を紹介する回みたいな感じでした。

3話4話
古代文明(現代のことだが)の書物を発掘。同人誌をネタにしたものだが妖精さんのイタズラで大変なトラブルに。

5話6話
クスノキの里に電力が大規模に供給されることに。古代文明の遺跡調査が大規模にされることになったのだが、電磁波を嫌う妖精さん別れを告げいなくなりました。妖精さんが残してくれたアイテムに助けられることになるのですが。

7話8話
助手さん(主人公わたしさんの助手の少年のこと)と出会うことになる時のお話。妖精さんの絡みがあり同じ時間軸を何度も繰り返され得ることに。

9話
ハブられた妖精さんの救済として街を出て行く手伝いをさせられる主人公。無人島で妖精さんと過ごす羽目になるわけですが。

10話
祖父の仕事を手伝うために派遣されたばかりの頃のお話。

11話12話
学生時代のお話。優秀すぎるため飛び級でどんどん進級していく主人公ですが周囲の生徒と馴染めずボッチ。そんな時、1匹の妖精さんと出会う。心温まるいいお話でした。
{/netabare}

投稿 : 2016/08/20
閲覧 : 223
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11

らん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャラクターの声や話し方がかわいくて心地良い

時系列がバラバラの1話もしくは2話完結のエピソード。
面白いエピソードもあまり面白くないエピソードもあるが、キャラクターのかわいさで見続けられた感じ。

原作は未読で、タイトルとのギャップで最初は特に面白さを感じなかったが、見続けているうちにキャラクターの魅力(かわいい声や話し方でかわいくないことを言うのが面白く感じた)でだんだん面白くなっていった。

投稿 : 2016/08/13
閲覧 : 196
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3

こた さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

解釈難しいところあるけどそれを追及していくのが非常に面白い

妖精さんが可愛くて、そんでもってとても不思議な感じがする作品です。ただし闇も深いです。考察なしで難しいところはスルーで観ても、それだけ面白さがある作品だと思います。原作未読だと理解しがたいところもありますので、一つの章が終わった後に考察を観てみるとさらにいいかもです。よくここまで惹き込まれるように映像化したなと思いました。現代の社会を風刺するような描写や皮肉たっぷりの台詞もこの作品の見所です。

投稿 : 2016/08/07
閲覧 : 322
サンキュー:

20

Ricky さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私がアニメにはまった作品

全話笑える!
アニメ初心者でも楽しめる。

投稿 : 2016/08/04
閲覧 : 176
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2

アニメギライ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

名言及び見る順番

名言5話
10:14~
『自分以上に挙動不審な人間をみると
 少しホッとした気持ちになりませんか?
 ならないですかぁ。そーですかぁ』


1. 第10話 『妖精さんたちのちきゅう』(原作1巻)
2. アニメBD/DVD特典 『人間さんの、じゃくにくきょうしょく』(原作2巻)
3. 第7、8話 『妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ』(原作2巻)
4. 第5、6話 『妖精さんの、おさとがえり』(原作3巻)
5. 第1、2話 『妖精さんの、ひみつのこうじょう』(原作4巻)
6. 第9話 『妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ』(原作4巻)
7. 第11、12話 『妖精さんの、ひみつのおちゃかい』(原作5巻)
8. 第3、4話 『妖精さんたちの、さぶかる』(原作6巻)

つまり
10話
7,8話
5,6話
1,2話
9話
11,12話
3,4話
の順番でみるといい

投稿 : 2016/07/21
閲覧 : 1288
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5

ネタバレ

Pan panisc さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

世界観がいい

登場人物はすごく少ないけれど世界観と雰囲気が光るアニメでした。主人公や妖精さんのブラックな発言が面白い。
個人的には同類誌と無人島の回が好きです 文明の滅ぶスピードがめちゃくちゃ速い!でも今の人間にもあてはまるのかな・・・
最終の2話はすこしシリアスな展開です。友情っていろいろあるんだなー
あとOPが頭から離れなくなります

投稿 : 2016/06/25
閲覧 : 217
サンキュー:

8

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人類は衰退しましたのストーリー・あらすじ

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は”妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。わたしは、そんな妖精さんと人との間を取り持つ重要な職、国際公務員の”調停官”となり、故郷のクスノキの里に帰ってきました。祖父の年齢でも現役でできる仕事なのだから、さぞや楽なのだろうとこの職を選んだわたしは、さっそく妖精さんたちに挨拶に出向いたのですが……。(TVアニメ動画『人類は衰退しました』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年夏アニメ
制作会社
AIC
主題歌
≪OP≫nano.RIPE『リアルワールド』≪ED≫伊藤真澄『ユメのなかノわたしのユメ』

声優・キャラクター

中原麻衣、石塚運昇

スタッフ

原作:田中ロミオ(小学館『ガガガ文庫』刊)、原作イラスト:戸部淑、 監督:岸誠二、副監督:小坂春女、シリーズ構成:上江洲誠、キャラクターデザイン&総作画監督:坂井久太、プロップデザイン:石本剛啓、美術監督:宮越歩/三宅昌和、色彩設計:漆戸幸子、コンポジットディレクター:國重元宏、編集:加藤ひとみ、美術デザイン:チーム・ティルドーン、音楽:大谷幸、音響監督:飯田里樹、音響効果:奥田維城、音響制作:デルファイサウンド

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