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「劇場版美少女戦士セーラームーンR(アニメ映画)」

総合得点
69.5
感想・評価
70
棚に入れた
520
ランキング
1745
★★★★☆ 4.0 (70)
物語
3.9
作画
3.9
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.1

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劇場版美少女戦士セーラームーンRの感想・評価はどうでしたか?

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

失敗・・・視聴には準備不足でした^^;

日本アニメ史上重要な位置づけとなる隠れた名作(セーラームーンという超ビックタイトルの劇場版で隠れた名作というのも変なのですが・・・)という,自分のなかでの漠然とした評価から,いつかは見るべき作品と思っていました。そしてついに見たわけですが

結論としては,テレビシリーズをこの映画の設定時点まで見たうえで視聴すべきでした。60分と短いため多くの部分をテレビシリーズの視聴を前提として作られています。自分はテレビシリーズを全く見ていないためキャラに思い入れが無いし,理解できない部分も多く有り,受け手である自分自身の準備不足を感じました。テレビシリーズを見てからの視聴であれば感動できたような気がします。
おそらく,テレビシリーズのファンで見ていない人は見るべきでしょう。

投稿 : 2019/11/05
閲覧 : 373
サンキュー:

0

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「Moon Revenge」

『美少女戦士セーラームーン』の劇場版第一弾。

単体で観たら変哲のないヒロインアニメだと思います。

世界を救うだけじゃダメ。全員無事に帰るんだ。
と言う典型的な欲張りヒロイズム。

けれど、本作のセーラー戦士たちはここに至るまで、
時空を超越して多くの因果と宿命を背負って来ている。

さらに、因果を重ねる中で、彼女たちは
超人的な能力を獲得する一方で、その魂は人間社会から乖離し、
現世で宿命を受け継いだ戦士たちは各々癒やし難い孤独を味わっている……。

これらの宿業の一端を、TVアニメで共有してきた視聴者にとっては、
「もう誰も一人にしない」などの決意が、心の琴線に触れる。
60分の中にセーラームーンエキスがギッシリ詰まったセラムン映画。

『~セーラームーンR』のR……。Remake、Rebirth、Revival……。
色々想定できますが、加えて無印における戦士たちの運命を知る視聴者にとっては
Revengeでもあると思います。

そんな戦士たち、ファンたちの抱く気持ちを巧みに斟酌、刺激しつつ、
クライマックスにて、セーラー戦士5人のキャストによる挿入歌「Moon Revenge」と共に、
心が一つになりセラムン愛が昇華する展開、構成はお見事。

永遠にも等しい時間、戦い続けて来た彼女たちの魂が、
少しだけ救済されたような。
万感胸に迫る最高のファン向け映画です。

投稿 : 2018/09/24
閲覧 : 507
サンキュー:

15

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ガンダム、うる星やつら、ルパン三世、と並ぶビッグタイトル 若いうちに観たい作品

1993年公開の劇場版セーラームーンR

原作 竹内直子 監督 幾原邦彦 脚本 富田祐弘

セーラームーンは長期テレビアニメシリーズで、ほとんど観ていなかったので、
まずは劇場版が見やすいかなと思ったのですが、正しい選択では無かったようです。
初心者であればとりあえずは佐藤順一監督のテレビ版「セーラームーン」からが基本でした。

と言っても、この劇場作品はエヴァンゲリオンのネタ元ともいわれるアニメ史の重要作品。
必見であることは間違いないです。

まず目を引くのはセーラー戦士のコスチュームの自然な美しさでしょう。
上半身はフィットしたセーラー上着、スカートは柔らかそうな超ミニ。
元ネタであるゴレンジャーのように色分けされて決してエロではない優しい美しさに目を奪われます。

月野うさぎ セーラームーン CV三石琴乃
火野レイ セーラーマーズ CV富沢美智恵
水野亜美 セーラーマーキュリー CV久川綾
木野まこと セーラージュピター CV篠原恵美
愛野美奈子 セーラーヴィーナス CV深見梨加

以上 5人の愛の戦士 懐かしい顔ぶれに震えが来ます。
なんだか、観出したらはまって止まらなくなりそうな予感。

Rですからちびうさもメインキャラです。

長期作品だけあって様々な登場人物、設定も変わって楽しみは尽きなそうですが、
踏み出すのが怖いですね。

この劇場版Rに関してはテレビ版一期とRの途中まで視聴が必要なようで、
日常部分やセーラー戦士の描写は少なく即、戦闘という感じで、
物語は楽しめません。
しかし、安定した作画で見るセーラー戦士の華麗なお姿に夢中になることは間違いなしです。

ゴールデンタイムアニメとして世界的社会現象を巻き起こしたビッグタイトル。
アニメファンとしては神棚に飾っておくだけでは許されない作品だと再認識できました。
キャラ及びコスチュームの美しさでは現代でさえ追随を許さない奇跡の作品です。
いつかは、テレビ版も全部見て観たいですねえ。怖いけど。

投稿 : 2018/01/12
閲覧 : 596
サンキュー:

24

ネタバレ

シルメリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ミラクルロマンス♪劇場第1弾

うさぎ達の前に突然現れた、謎の異星人フィオレ。彼は子供の頃の衛と友人であった。衛との友情のために花を持って来たと言うフィオレだったが、彼の心は悪魔の花キセニアンによって支配されていた。弱い心に取り付き、取り付いた人間を支配し、憎しみを爆発させるキセニアンはフィオレを憎悪に駆り立てて地球を滅ぼそうと企んでいた。キセニアンに心を支配され、地球人を滅ぼすと言うフィオレには衛の言葉も届かない。しかも彼はセーラームーンのことを衛を騙している者として憎み、その命を狙う。やがて衛はフィオレの攻撃からセーラームーンを庇って深手を負い、フィオレに拉致され、いずこかへ攫われてしまった。その頃、地球に一個の小惑星が接近しつつあった。実はそれこそがキセニアンの本拠地であり、彼らは地球上の人間のエナジーを奪い尽くそうと考えていたのだ。
セーラー戦士達は彼の野望を阻止すべく、その小惑星に向かったのだった。※ウィキより
おいおい!「ブラックムーン」おざなりか?
この時代の映画って時系列無茶苦茶だから
解りにくいんだよなぁ…。
「ちびうさ」起点で考えるとセーラームーン達と打ち解けてるから未来に行ってる以降は確定だけど
そうなってくると隙間がないから、破綻してるんだよね。1度未来行って「ちびうさ」が再び、戻るまでの間かぁ?それでも、セーラー戦士が攫われてるからやっぱり、「R」タイトルだとかなり無理があると言わざる得ない。
でも、久々に「ムーンライト伝説」聴けたし、
crystalには無い、前口上とか、変身の「艶」は
比べものにならない!
初代タキシード仮面はアムロレイ兼碇シンジ君(少年期)やからなぁ。
初めて劇場版見たけど、セーラームーンの「自己犠牲精神」は(≧∇≦)bっと来るモノはある!

投稿 : 2017/12/12
閲覧 : 409
サンキュー:

6

銅像(eハナハジメ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

見直しても、出来の良い作品でしたッス(o^-^)o

古い作品ですが、侮るなかれッス(°∀°)!

いやヲタクヲヤジが学生な頃の作品ッスから
古いは振るいンですがね↘ ユッサユッサ↘

そりゃ、当時は綺麗に見えたCGも、今見ると…(´;ω;`)



でもさ、そやけどさ

投稿 : 2017/10/23
閲覧 : 364
サンキュー:

0

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

初セーラームーン

「月に代わってお仕置きよ」ぐらいしか知りません。
TV版は5シリーズ200話だから、初劇場版でお許しを。

初視聴者にも優しい設計。
初っ端から簡単な人物紹介です。
ムーン以外、マーキュリー、マーズ、ジュピター、ビーナスの五人組。
セーラーチームを結成している基本設定を知りませんでした。

超有名な主題歌「セーラー服伝説」だっけ?
失礼、「ムーンライト伝説」でした。
90年代のアニメとは言え、昭和の趣が色濃い。
ノスタルジーに苛まれる古き良きアニソンです。

ストーリーはド直球。
悪いやつらがやって来て、地球をピンチに陥れる。
それを仲間の力を結集して打ち破る。
極めてシンプルです。

月野うさぎがなかなかの主人公体質。
これと思えば一直線。
だけど結構ネガティブにも。
そんな時は仲間の励ましが必須です。

魔法少女あり、愛の戦闘あり、キスシーンあり、BL臭まで。
これが少女にうけるのか?
私の中では五里霧中です。

投稿 : 2017/09/18
閲覧 : 318
サンキュー:

15

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高傑作と言われているのも当然!

「いや、さすがに泣かないだろ」と思っていたのですが、クライマックスで見事に泣きました。
しかも、そこからさらにもうひと泣きあるという。
富田祐弘さんの脚本が素晴らしすぎます!うさぎの過去と衛の過去のマッチングのさせ方が神がかり的でした。彼のwikiを調べてみると、幼い頃に強い印象を残した作品がちらほら。

そしてもちろん、幾原邦彦監督の演出はシリーズ中でも群を抜いています。キャラクターの細かい仕草、動きだけでキャラクターの感情や状況を表現する豊かな発想・・・彼のことは毎回絶賛していますが、今作でもですね。

劇場版ということで作画はハイクオリティです。
終盤の背景動画や、当時最先端のCG(笑)など随所で見どころがあります。

声優さんの演技が素晴らしいのはもちろんのことです。ひらがな一文字の抑揚まで演技が行き渡っています。
若い声優さんは彼女たちの演技を見習(以下略)

"Moon Revenge"は初めて聴きましたが名曲ですね!

今作は、全人類にオススメしたいです。

投稿 : 2017/07/03
閲覧 : 412
サンキュー:

7

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少し雑な

無印の時の雰囲気はないですね。

演出は派手なのですが、雑な感じを受けます。

投稿 : 2015/01/08
閲覧 : 298
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見る者すべてを魅了する本当の愛

本当はTVシリーズの方から書きたかったけれどひとまずこちらから書くことにします。

TVシリーズ(無印、R)の設定を知らないと十分に楽しめないと思うので、この映画を見る際は是非そちらからお願いします。
かなり長いエピソードですが、その労力に見合った感動を与えてくれます。
全く知らなくても凄さは伝わるかも?

あらすじ
{netabare}
バスに乗って遠くの花園まで遊びに来ていたうさぎ、レイ、亜美、まこと、美奈子、衛、ちびうさ達七人。

温室を見て回ってから外にある広大な花園へ出ると、突然風が吹き荒れ謎の青年が現れた。
彼はフィオレと名乗り、衛とは昔からの知り合いであり約束を果たしに来たと明かす。
また風が吹き荒れるとフィオレの姿は無かった。

謎の青年フィオレの目的、衛との関係は何なのか。そしてうさぎ達の直面する危機とは。
{/netabare}


この映画は本当に先の展開を読ませません。次から次へと台詞や描写の欠片を紡いで驚きを見せてくれます。


TVシリーズのRはおそらくReturnsの意味でしょう。そしてこの映画のRはRevenge。ある壮大な復讐劇が裏で糸を引いています。

激しい憎悪をぶつけてくる相手に対してどう向き合うか。そこにセーラームーンが答えを見せてくれる。全力で応えてくれる映画です。


セーラー戦士は皆それぞれ違う変身ポーズ・変身BGMで華麗な変身を遂げますが、その中でも別格の美しさを誇るのがセーラームーン。

主人公が主人公らしく輝き、期待に応える活躍をしてくれるのがなにより素晴らしいと思います。やっぱり主人公は一番じゃないといけません。

マーズ、マーキュリー、ジュピター、ヴィーナス各々がセーラームーンを信頼して彼女を援護し、ちびうさ、ルナ、アルテミスも彼女を見守り、そしてエンディミオンが最も近くで彼女を支える柱になる。

全ての仲間がセーラームーンを味方し、彼女の力の糧となっていく。アニメ至上最もセーラームーンの魅力が集約された瞬間です。

闘うことはあっても、最後はやはり分かり合うことでしか終わらない。そのためにセーラームーンが与える愛の深さは胸を打ちます。

「愛」や「感動」って言葉はあまりに氾濫しすぎています。どんな歌にも映画にもあるようなありふれた表現。そう思っている私達にも今一度新鮮なものを与えてくれるのがセーラームーンだと思ってます。


敵となるフィオレは過去に囚われ、そのせいで衛に執着しています。

しかし過去に囚われているのは皆一緒。実はレイも亜美もまことも美奈子も衛も辛い過去があったのです。

特にフィオレと衛は対となる存在として描写されています。同じ過去を共有する二人。辛い過去があった二人。その二人を現在分かつのは何か。

それは{netabare}
自分の事を愛し支えてくれる存在。また逆に愛したい、支えたいと思える存在(=うさぎ)の有無。
他の皆もそれは一緒で、うさぎが居てくれたから辛くても挫けなかった。そうした愛の有無が二人を分かつもの{/netabare}
であったのです。

セーラームーンが如何に皆から愛されているか、如何に皆を愛しているか、強く伝わりました。



劇中歌・主題歌の『Moon Revenge』が素晴らしいです。

まずこの曲の美しくも激しい歌詞、リズム。
単なる復讐ではなく、その裏にある激しい愛情を見事に表現しています。

それから劇中歌として用いられるタイミング。これはあらゆるアニメにおいて教科書的存在となるべきほど的確です。

視聴者の熱気が最高潮になる、まさにその瞬間で流れ出す興奮。これぐらい挿入が優れているのはドラえもんの宇宙開拓史位しか知りません。

裏表の意味を持つこの曲を、その使用する瞬間によってはっきりと主張させる。凄いと思います。



セーラームーンは、【愛とは?正義とは?和解とは?】そういった難しい壁に立ち向かっていきます。

強ければいい、相手を倒せばいい、敵が居なくなればいい。それだけじゃダメだ!と悩み苦しみ、自身の力を最大限使って全てと分かり合おうとする姿は戦士ではなく女神の振る舞い。

女神が見せてくれる大きな愛の結晶、それがこの映画だと思います。

投稿 : 2014/07/20
閲覧 : 570
ネタバレ

雷撃隊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

文句無し、90年代の傑作

いつかこのサイトでセーラームーンについて熱く語ってやれ、と野望を抱いていたので語らせてイタダキマス。新作も動き出したことだしいい機会なので。当時中学生、野郎3人で見にいった。最後の回だったので男性客がやたらと多かったのが印象的。相方の一人はベテランのファンで一人は初体験で結果全員大満足だった。

この「映画1」はセーラームーンがシリーズで最もポテンシャルを発揮した作品だ。放送も二年目で人気も最盛期。これが全体のマイ・ベストだ。植物エイリアンの巨大隕石が地球に落下。セーラーチームが阻止する。敵は植物なので触手だー(笑)、ということで幾原邦彦的な色使い全開だ。隕石落下阻止のシーンは背中に震えが来るぞ。ちなみに古谷徹さんにとっては隕石の落下阻止は二回目だ(笑)。僕にとってはアムロと並んでタキシード仮面様は古谷さんのスタンダードだ。悶絶しそうな臭い台詞も古谷さんなら許せる。二代目の野島さん、三石さんのベストな相手役務まるか?古谷さんに負けんなよー。

90年代は3DCGは粗いが作画がやたらとレベルが高いのが多い。TVシリーズは当時から作画のバラつきが多いと言われていたがメインデザイン担当の只野和子氏や伊藤郁子氏が作画担当の回はレベルが高かった。映画は全編ハイレベルな作画でヌルヌル感が半端ない。変身、必殺技のバンクショットも手直しが入りカッコよさ倍増。輪郭線が細くなってて美しい。クライマックスの戦闘は今ならCGになりそうな部分までセルで描き込まれていて2000年代とは違った迫力がある。BGMの主題歌とのシンクロも完璧だ。やっぱいいわ、これ。ここ数年の萌えアニメやハーレム路線とは格が違う。

さてさて、セーラーチームには昨今のテンプレ女性陣には無い自然体な魅力がある。これは恐らくオタ男子ありきではないのが原因だろう。オタ男子ありきの美少女キャラはどこか不自然というかカメラ目線のようなあざとさが付き纏う。この自然さは他の萌えキャラでは表現不能だろう。続いてガジェットについて。男性向けじゃなくても男がカッコイイと思える要素が多い。主人公うさぎちゃんの月桂樹のエンブレムや仲間たちの現実に存在する天文記号のエンブレムなんかはロックバンド的なカッコよさがある。亜美ちゃんが使うノートパソコンもしゃれてたし。スカーフ止めのブローチのフタを開けると銀水晶のリミッターが解除されプリンセスの姿になり超必殺技が発動、というシークエンスは男子にもカッコよく映ったものだ。5年のうち10回も使って無いのでヤマトの波動砲より使用頻度が低いが却って印象的だ。「まどか・マギカ」のアルティメット・まどかを見て「プリンセス・セレ二ティじゃん」と思った方、恐らく同世代でしょう。ちなみに僕、月野うさぎと実年齢一緒だけどとても同い年には思えず年上のお姉さん
にしか見えなかった。後のEVAのアスカやレイなんかはホントにクラスにいそうな気がしたけど。

またこれまで男キャラの専売特許だったことを月野うさぎが全部やらかしてくれた。ここがミソ。「信じること」「仲間を守りたい」「生きて帰るための戦い」こういう一種男気にも通じるカッコよさに痺れる憧れる。女の子の世界を覗いてるような気分や精神的な女装コスプレ気分も野郎のファンにとっては背徳的なスパイスになってたわけだけど。とにかく戦士の心意気や気高さに男女の差なんて関係無いわけだ。ここらへんが後に女性キャラの方が動かしやすいという環境のもとになってゆくわけだが・・・。

キャラデザもまたセンスいい。派手すぎず地味すぎないバランス感覚が秀逸だ。原色になりすぎない中間色が特徴的だ。マーキュリーのエメラルドブルー、ジュピターの濃いグリーンなどいいカラーリングだ。プリキュアはどうもゴテゴテと装飾過剰で好きになれない。このカラーリングのセンスは「まどか」や「なのは」に受け継がれた。私服の飾り気の少ないセンスの良さは禁書目録の佐天さんや初春さんたちに受け継がれた。ちなみに後にJCの中核となるスタッフが原画や動画で参加している。今メインで活躍しているアニメスタッフの名前を原画のその他大勢扱いで見かけるのでエンドロールをチェックしてみると面白い。

音楽について
主題歌「ムーンライト伝説」は言わずもがなの名曲だが劇中で使用されると化ける。1期最終話の決戦で五人の力が一つになるシーンは屈指の名場面だ。曲のポテンシャルが最大限に引き出された名シーンだ。「映画1」の「MOON REVRNGE」はメインキャスト五人によるキャラソンだがこれまた熱い神曲だ。隕石落下阻止の場面を華麗に演出。それぞれのソロ・パートに合わせて回想シーンが入る。戦闘とのクロスカットも絶妙だ。うさぎちゃんの名台詞「大丈夫、あたしは死なないから」「みんなを守って地球に帰ってみせる」
「みんながいるからあたしと銀水晶は強くなれる」男気にも通じるカッコよさだ。このシーンは1期最終話が三石さんが欠場だったため幾原邦彦監督の文字通りの「リベンジ」とも解釈できる。全員で必ず生還する、という意思の強さがなんと気高い。さすがプリンセス、やる時はやる。この場面で感動しない奴は男じゃねーぞ(笑)。
TV2期でEDと挿入歌を担当した石田曜子さん、スト魔女の「わたしにできること」でおなじみのあのお方だ。「胸に誓う愛の戦士よ」は名フレーズだ。スト魔女で懐かしさを感じた方は恐らく同世代だろう。

この「映画1」は主人公月野うさぎという人間を最も深く描ききった作品だ。彼女を中心に仲間たちが絆を再認識してゆくわけで彼女はやはり最高のリーダーであり恋人であり最良の友なのだろう。マーキュリーやジュピターたちが「一番大切なもの」と喩えていたのが理屈じゃない「愛」を感じた。幾原邦彦監督、佐藤順一監督、只野和子氏等初期スタッフによるセーラームーンがやはりしっくり来る。今でもCSで再放送されると録画して見返す。
萌えでも燃えでもない自然な面白さがそこにあるので初心に帰れるんだよね。

長々と書いたけど男性オタありきじゃない自然体のバイセクシャルな魅力がこのシリーズの成功のもとだったのでは?
テンプレな萌えにうんざりした人、このセーラームーンをチェックしてみてはどうでしょうか。今の萌えキャラに足りないものが解るはずですよ。

投稿 : 2014/06/22
閲覧 : 394
サンキュー:

8

らうめん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

主題歌が神曲

主題歌「Moon Revenge」は神曲です!!!!!
ストーリーも劇場版の中では一番ではないでしょうか?

まもちゃんの過去を起因に話が進みます。

最後には感動します。非常によくできた映画だと思います。

投稿 : 2014/03/10
閲覧 : 334
サンキュー:

1

dynaman さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

劇場で号泣

アニオタ人生始まりのアニメ
このアニメを間違って観たのがすべての始まりでした。
人生変わったアニメw

投稿 : 2013/09/01
閲覧 : 299
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

只野和子作画監督の絵を存分に楽しむ作品

セーラームーンTVシリーズ一期は様々な作画監督が担当しそれぞれ個性があったがやっぱり只野監督の回の絵がどうしても「正統」ということになると思う。その絵柄で統一されている劇場版は、まずそこを楽しめないと勿体ない。
しかし、フィオレのデザインは当時テレビシリーズ続編「R」の「エイル」と同じであり、落胆した。
 {netabare}隕石に乗って地球に帰還できたが、地上に着地しないで空中に漂っているのがあまりにも不自然。本当ならあの後燃え尽きて(或は地上に激突して)、セーラームーンの努力が無駄になったハズだぜ。
 入院している子供の衛にうさぎがバラの花を渡すのも、二人の年齢差が6歳はあるはずなので(うさぎが中2のとき衛は大学生)、不自然。こういうところのいい加減な設定が、私は嫌いなのだ。{/netabare}

投稿 : 2013/06/11
閲覧 : 289

hanapoko30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

クライマックスで毎回泣きます(T-T)

家にビデオがあったので小さい頃何度も見ました。
劇場版アニメでは1番これが好き!

プリンセスセレニティになって銀水晶を使うシーンのかっこよさやうさぎちゃんのまっすぐな優しさ、友達想いな姿、そしてそれに応えようとするセーラーチームとか……とにかくすごく感動しました。

キャストが歌う主題歌の「Moon Revenge」
ソロパートとそれぞれのキャラのシーンを重ねるところとか幾原氏らしいこだわりの演出がすばらしい。

これを見た後にプリキュア見ると、なんかちょっと悲しい気持ちになるのは私だけでしょうか。

投稿 : 2013/02/04
閲覧 : 268
サンキュー:

4

ふるっふる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

セーラームーン映画の最高傑作

子供の頃に映画館で見て最後泣いたのを思い出しました
大人になってからもビデオでときどき見ています
なんたって脚本が良かった
音楽もよかった、作画もよかった
セーラームーンのよさ、うさぎちゃんの優しさとあったかさ
うさぎちゃんに魅かれるみんなの心がよく伝わってきます

投稿 : 2012/11/10
閲覧 : 239
サンキュー:

0

(ΦωΦ)華菜* さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最強に感動しました。゚(゚´Д`゚)゚。

幼少の頃に母親と観て、
母親と共にかなり感動した覚えがあり、
それから、ずっと観ている気がします(;・∀・)

セーラー戦士たちの辛い過去だったり、
タキシード仮面がバラなのは何故か。。。
などなどが明らかになったりします(・∀・)

そして、何よりもうさぎの持つ、
心の強さだったり、優しさだったりが、
本当に素晴らしく描かれており、
涙なくして観られない作品になっております。

絶対に誰が何と言おうが、
人生で好きな映画ランキングは、
このセーラームーンR劇場版が1位ですっ!!

声優さんたちの演技も、
本当に素晴らしくて、
是非日本国民全員に観てほしい作品です(・∀・)

投稿 : 2012/11/07
閲覧 : 383
サンキュー:

4

うさちー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やばいです

劇場版は、今まで一度も見たことなくって
最近、初めて劇場版見ました。

最後、ほんとに泣きました。

こんなに感動できるなんて
思ってなかったんでびっくりでした!!

投稿 : 2012/10/29
閲覧 : 250
サンキュー:

3

ネタバレ

にゃっかむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大人になってからみるべき

今でも月1で見ている映画です。
セリフを覚えてきてしまいました。

小さい頃テレビで見て全然理解できなくて
ただセーラームーンかっこいいなー!って感じだったのが
今見てみるとすごく奥が深くてとても面白い映画であるということが分かりました。
古い映画ですが、現代でも通じる部分がたくさんあります。
中学生、高校生もぜひ見て欲しいです。

投稿 : 2012/10/25
閲覧 : 267
サンキュー:

2

An@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

最後泣きます、ほんと、泣きます。

クライマックスで音楽が流れだすところ。
見たことある人はわかると思いますが、本当に泣きます。
「うさぎちゃんっ!」のところです。
(マニアックですいません・・)
うさぎ、かっこよかったです。

セーラームーンを今から見返すのって長さ的にも大変だとおもいます。
でもこの映画版だと手短にみれるので、、ぜひ見てみてください。

投稿 : 2012/07/18
閲覧 : 350
サンキュー:

3

FJSDR37436 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 2

yama1968 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/29
閲覧 : 9

kiWvx67841 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/06
閲覧 : 18

しらす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/01/07
閲覧 : 24

めぐゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/02/20
閲覧 : 17

トト さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/08/13
閲覧 : 50

70366 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/05/24
閲覧 : 26

LOLO さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2019/11/23
閲覧 : 63

ウンベルトA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/08/19
閲覧 : 79

lostman6 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/05/15
閲覧 : 77

aicham88 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/12/21
閲覧 : 68
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劇場版美少女戦士セーラームーンRのストーリー・あらすじ

 講談社の雑誌『なかよし』で連載されていた「セーラームーン」の初の劇場映画。月野うさぎとその恋人・地場衛の前に現れた異星人のフィオレ。衛と知り合いだったフィオレはふたりの友情のために花を持ってきたというが、彼の狙いは衛――タキシード仮面を利用しようとすることだった。実はフィオレの正体は宇宙の侵略者・キセニアンの手下だったのだ。セーラームーンをかばって傷を負い、フィオレに連れ去られてしまった衛を救うため、セーラー戦士たちはキセニアンのいる小惑星へと向かう。(アニメ映画『劇場版美少女戦士セーラームーンR』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1993年12月5日
制作会社
東映アニメーション
主題歌
≪OP≫DALI『ムーンライト伝説』≪ED≫三石琴乃・久川綾・富沢美智恵・篠原恵美・深見梨加『Moon Revenge』

声優・キャラクター

三石琴乃、富沢美智恵、久川綾、篠原恵美、深見梨加、荒木香恵、潘恵子、高戸靖広、古谷徹、緒方恵美、緑川光、丸尾和子、冬馬由美、山崎和佳奈、西川宏美

スタッフ

原作:武内直子、 監督:幾原邦彦、助監督:五十嵐卓哉、キャラクターデザイン・作画監督:只野和子、美術監修:窪田忠雄、美術監督:谷口淳一、企画:東伊里弥、脚本:富田祐弘、製作担当:樋口宗久、音楽:有澤孝紀、撮影:高橋基、編集:吉川泰弘、録音:立花康夫

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