ボトムズファインダー（OVA）の感想/評価、レビュー一覧【あにこれβ】

tinzei さんの感想・評価

2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態：観終わった

ストーリーは嫌いじゃないけど、背負った名前が別格過ぎる

『ボトムズ』シリーズ第九作。
前作はテレビアニメ版と同じ世界観でキャラを一新した話だったけど、今作は完全な新作でATの形も全く違う、というか名称も違う。

とりあえず『ボトムズ』の名を借りた別作品、そもそもボトムズの意味も違うし。

ストーリーは「敵だと思っていた奴と協力して悪人だった依頼人と戦う」っていう簡単な話だけど、個人的には嫌いじゃない。ATを襲う野生生物も出てくるし、作品としては悪くない。
ただ『ボトムズ』かと聞かれれば絶対に違う。もしこれが別作品だったら物語評価2.5にしてたけど、『ボトムズ』と言われれば1.5にせざるを得ない。

投稿 : 2021/06/13

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天地人 さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

仮ＳＦスーパー英雄（？）列伝７５

（チャッ、チャチャチャララ～ラララ～ン♪）
ナレーション
「キリコの話を終えたボトムズを待っていたのは、スピンオフだった。
破壊の後に住み着いた崖の底。
ＡＴ人気が生み出したアルトロというメカ。
悪徳と野心、頽廃と混沌とをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、
ここは崖の底ボトムズの地。」
「次回、ボトムズファインダー。今回も天地人とネタに付き合ってもらう。」
というロッチナの次回予告通り（ウソ）始まりました今回の感想（おいっ）

装甲騎兵ボトムズの新作というか、スピンオフですね。
正直言うと、これボトムズの名前を付けない方が良かった気がします。
ボトムズはガンダムやマクロスと違い、あの世界にキリコという主人公がいてこそ、生きてくる作品じゃないかって個人的に思ってます。
で、この作品、確かに短い作品なんですが、崖の上の世界に憧れを抱きつつ崖の底の底辺で暮らす主人公が、女の子を助けるという王道ストーリー、テンポ良く上手くまとまっています。

・・・でも、ボトムズじゃないんだよな～（汗）
ボトムズの新しい世界を描こうとして作られた新作なんですけど、ど～してもこれじゃない感を抱いてしまうんですよ（う～む）
それだけ自分にとっては、ボトムズという作品が大きかったって事なんですね。

投稿 : 2019/06/13

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5

ゆん♪ さんの感想・評価

3.8
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

もうちょっと…見たかった！！

短い時間で集約うまく集約されてるとは思うけど、やっぱりちょっと物足りないかな～

大好き声優、森川さんと石田さんのダブルヘッダー主役なだけにもったいな～い！！

元祖のボトムズはすごく暗くて、途中リタイアしてたけど、これくらいの明るい話ならもっと見たい！

主題歌が宇都宮さんなのも私の中ではドストライク！！＾＾ｖ

投稿 : 2017/05/28

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どらむろ さんの感想・評価

3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

小気味良く王道なロボットアニメ短編。ボトムズとしては物足りないかも？

ガンダムに匹敵するリアルロボットアニメの金字塔「装甲騎兵ボトムズ」のスピンオフ3作品の一つです。
装甲騎兵ボトムズとは異なるオリジナル世界観で、ボトムズ本編知らなくても問題なく楽しめます。
放送時間は40分弱の1話完結のみ、分かり易く王道なストーリーなので、ロボットアニメに疎い人でも割と親しみ易いかも？

元祖ボトムズファンは、ボトムズという先入観に囚われない方が吉かと。
話は物足りないですが、ワイヤー多用したメカアクションはカッコ良くて見所十分でした。
※gyao！の金曜アニメ劇場枠で数年ぶりに視聴。

{netabare}『物語』
崖下住人のボトムズ（下層階級的なニュアンスか）な主人公アキが「アルトロ」というロボットで、シロアリっぽい怪物と戦っている。
アキは崖の上の「トプ（上流階級の世界か？）」に憧れるが、崖を上るのは非常に危険（何人も失敗して死んでいるっぽい）であった。
そんな折、とある美少女誘拐事件に巻き込まれ…
お嬢様の護衛役の青年ディアハルトと共に、助ける為にアルトロを駆使して冒険＆バトルするのであった…。

40分弱の尺内で、王道で分かり易いストーリー展開が特徴。
世界観やアキの置かれた境遇なども、特に説明されずとも分かり易い。
囚われのヒロインを助けに行くという、非常に王道ストーリー。
古くからカリオストロの城とか、ラピュタとかでお馴染み、ロボットアニメだと「新機動世紀ガンダムX」っぽい。

見所はやはりアーマードトルーパーもといアルトロのアクション、バトルもさることながら、ワイヤーを駆使したアクションで崖を上るなど、世界観とメカの特性活かした展開はそれだけで面白いです。

仲が悪かったアキとディアハルトが苦境の中で共闘して友情芽生える、分かり易い悪党に苦戦しつつもしぶとく粘って逆転勝ちしていく等、40数分で小気味良くストーリーが進行、ラストも二人の友情を確認して後味良し。

…総じて王道で小気味の良い佳作でありましたが。
王道過ぎて物足りない面もあり。
メインヒロイン・サンドリヨンお嬢様とアキの絡みが、救出後のラストまで全く無く、アキの戦う動機がお嬢様に惚れたのではなく正義感からに見えるので、トキメキに欠けます。
ディアハルトとの男同士のユウジョウ！の方が主流とはいえ、ヒロイン空気では盛り上がらない。
ロボットバトルは序盤のシロアリ怪物戦とディアハルトとの一戦が山場、ラスボスは強いけどロボット戦としては地味な決着も残念。
…等々で、佳作ではありましたが、正直あまり印象には残らないストーリーでもありました。
3点か3.5点かで迷った。
40分殆ど飽きさせない無駄のない作品であり、親しみ易さを評価。
本作の醍醐味はあくまでもロボットアクションであり、ストーリーはアクションの邪魔にならない程度で十分と割り切れば、脚本の完成度は高いです。

『作画』
キャラデザは今風で可もなく不可も無し。
ロボットは本家ボトムズのAT（アーマードトルーパー）に比べると、「オーバーマンキングゲイナー」のキングゲイナーっぽいイメージ。
戦い方は「戦闘メカザブングル」のウォーカーマシンっぽさ感じました。
ワイヤー多用は有名なのは「コードギアス」ですが「ガサラキ」でもありますね。
ボトムズらしい泥臭さはバッチリで、ワイヤー駆使したり、ローラー移動など良かったです。
アクションシーンの迫力はかなりのもの、見せ場のスピード感は見事でした。

※本作の評価で他サイトでも「別にボトムズでなくて良くね？」
という意見多いのですが…
私は、本作は十分ボトムズらしかったと思います。
本作のワイヤーアクションで崖を上る（空なんて飛べん！）泥臭いアクションは、ガンダムやマクロスには似合わない。
まあ、別の独立したロボットアニメで良くね？と言われるとその通りなんですけどね…。

『声優』
主人公アキの石田彰さんの少年声、ディアハルトの森川智之さんの青年声共に良し。
幼馴染みのエイビィの広橋涼さんの元気な感じが良かった。
田中秀幸さん、折笠富美子さん、勝生真沙子さん、広瀬正志さんなど、声優陣は豪華です。

『音楽』
主題歌は地味だが何となく主題には沿っていた。
歌詞が聴き取り易いのは評価。

『キャラ』
アキはネガティブにならない前向きさと義理固さを持つ優等生な主人公だった。
ボトムズ主人公としては闇が無い小気味の良さは、新機軸な主人公っぽい。
…主人公としては優等生過ぎて、積極的な魅力は乏しい。
苦境でも泥臭く粘るのは良かった。

ディアハルトも好感の持てる相棒であったがアキ同様の優等生な印象。

サンドリヨンお嬢様はありがちな攫われ系ヒロインで可もなく不可もなし。
むしろ幼馴染で共に戦ったエイビィちゃんの方が印象的。
ラスボスはそこそこ強かったが尺不足故か、決着が地味で残念。

総じて好感の持てるキャラ多いのですが、40数分内では積極的な印象は薄かったです。{/netabare}

投稿 : 2015/10/31

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14

南のエデン さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

一応ボトムズなんだねw

今回の作品は「ボトムズファインダー」と言う作品なのですね＾＾

この作品は、装甲騎兵ボトムズの新作の１つみたいですね。

観るにあたっては私は前作の面影がどういう形で残ってるのだろうと興味深々で観ました。

しかし、作品を見る限りでは、まったくの新作品なのです。

唯一ディアハルトさんがキリコの面影をつないでるぐらいでしたね＞＜。

関連は置いておいて、作品的にはシンプルで中々楽しめました＾＾

この内容ならわざわざ「ボトムズ」の名前を冠にしなくても、別作品でいけると思いました＾＾

投稿 : 2013/02/10

閲覧 : 433

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8

HeX さんの感想・評価

3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

ボトムズシリーズの新境地

AT(本作では「アルトロ」と呼称)のデザインなどはボトムズの流れが見て取れるが、世界観やストーリーは、「キリコ」が活躍していたTVシリーズなどとは一線を画すもの。

個人的には、旧来のボトムズシリーズと思ってみるよりは、別企画、新作と思って視聴するほうが楽しめると思う。
ガンダムでも、初代とはまったく異なった設定で「SEED」や「OO」が生まれてきたように、ボトムズからも新しい系譜が生まれたという感じでしょうかね？

深い谷底で、ATの解体処理や、谷壁に出てくる怪物退治など、いわば汚れ仕事をしている人々・・・"ボトム"ズ。おそらくこの世界の底辺。
谷壁を登った上には、先進的な別世界とそこに住む人々・・・"トプ"が存在する。

谷底で生きてきた主人公の少年は、AT操縦の腕は抜群。幼馴染の少女とタッグを組んで荒仕事をして日々を暮らしつつも、トプへの憧れを捨てきれない。

そんな折、ボトムズには似つかわしくないお嬢様が谷に現れる。トプからは、ボトムズに対し、そのお嬢様の捜索・保護依頼が舞い込む。もちろん主人公は承諾、依頼に応えようと意気込む。しかし依頼者は、外面はいいものの、実は素手でボトムズと握手することすら汚らわしいと思っている。なんだか裏がありそうな…。

なんとかお嬢様の保護に至るが、まあよくある話で、保護依頼をしてきたトプは陰謀を抱いており、お嬢様を利用してやろうと身柄を強引に奪う。そこに気づいた主人公は、お嬢様をいかに守るかという考えにシフト。戦いの末に陰謀を打ち砕き・・・という流れ。

ストーリーは月並みな感じもするが、見所はATのアクションでは。ローラーダッシュ、軽快なジャンプ、ワイヤーを駆使して立体的に、俊敏に動く動く。
旧作ATとは打って変わった、近代的な、ややもすると若干コミカルな感じもするデザインとあいまって、「ボトムズらしさ」はあまり感じられないかもしれないが、こういう発展の仕方はアリでは。

評価は分かれると思うが、ボトムズファン、ロボアニメファンには一見してもらいたいなと。