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「おおかみこどもの雨と雪(アニメ映画)」

総合得点
84.9
感想・評価
1826
棚に入れた
9953
ランキング
257
★★★★☆ 3.9 (1826)
物語
4.0
作画
4.2
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.9

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おおかみこどもの雨と雪の感想・評価はどうでしたか?

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

テンポが悪い

新海誠とは違って、ポスト宮崎駿にはなれないと思う。

宮崎はもっと現実を残酷に描いているからこそ、メッセージ性がある。

新海は身近な現実の残酷さも描いているし背景は現実にはあり得ないような彩色をほどこすことで、幻想を作り出すことに成功している。

でも細田って平凡な展開ゆえに「こんなことはないよね」と容易に冷めてしまうし、背景は実写トレースで写実的だけど色彩が平凡だ。あらゆる点で平凡だと思った。キャラに3DCGを入れているけどね・・・

あと母親がつわりで吐くシーンは、いらないっす。。。

投稿 : 2019/06/23
閲覧 : 261
ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

母子家庭の子育て奮闘記。

全体的に、にこやかな雰囲気の作品。困った事は起こるけど、余りにも陰険・陰湿な事にはなりません。
主人公が常に前向きなのもいい。
後味の悪さと言った事がなく、安心して見られる良作でした。


しかし、狼人間の繁殖はどうなっているのだろうか?
作品中で出てくる狼人間は父親(狼男)、人間の母親とのハーフの姉弟の三人。

狼人間が沢山いるような描写は無かったので、おそらく姉弟は人間とつがいになって繁殖する事になる。
ハーフのハーフになるので血が薄まりすぎないか心配だったが、父親とその子供達の間で、狼人間の能力差があるようには見えなかった。
もしかして、この狼人間は人間とつがいで繁殖する事が前提の生物で、ハーフだと思っていた姉弟は完全体の狼人間なのかも知れない。

作品中では狼人間が人間より身体的特徴で劣っている箇所は無かった。状況に応じて狼形態になれる新型の人類。社会から迫害され無かったら狼人間はメリットしかないよ。

投稿 : 2019/05/05
閲覧 : 247
サンキュー:

5

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宣伝で失敗していた作品だと思います

面白かったです。
アニメですが、変な邦画みるよりよっぽど後悔しないできだと思いました。
ただ作品とは直接関係無いところですが、本作が話題になった当時は宣伝が煩すぎる気がしました。
何か「泣けるぞ!」って責められているような感じがして、見るときに妙に構えてしまいます。
声優も芸能人で押しており、作品の善し悪しより話題性で売ろうという感じが見る前に萎えさせたため、この点が非常にもったいないところだと思いました。

狼男を愛した女子大生が、お母さんになる話です。
ファンタジーですが、子育てのシーンはリアルでした。
半獣の子といいうことで、世間一般のお母さんよりもっと過酷な状況下なのですが、そんな中、立派に子供を育て上げている姿は涙を禁じえませんでした。
よくがんばったと。

育児に疲れたお母さんにお勧め。
子供向けではないと思います。

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 336
サンキュー:

7

haiga さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

若さゆえの無茶無理無謀

致命的にお話が良くない。絵柄と合いませんね。導入部をもっと上手に優しい感じにしてほしかった。映像は素晴らしいです。とてもスピード感があってすごい。音楽も映画クオリティ。

でもぶっちゃけ何も残らないアニメかと。若さゆえの過ちで子供作って、若さゆえに何もわからすに田舎で農業始めちゃう。旦那もワケわからんとこで退場。なんじゃこれ?って思いました(^-^;キャラもよくないですね、可愛げがない。リアルにしたつもりなんでしょうけどわざわざやなやつ見たくないですよ。アニメなんだから楽しめなきゃ。

なんか全体的に作り手が酔っていてこんなんが見たいんやろ?感動したいんやろ?って透けてる感じがして。ついていけない人にはトコトン付いていけない話です。俺は全然ダメでした。家族が放送があった時に観るんですよね(^-^;観るのが苦痛のアニメって珍しいです

投稿 : 2018/10/21
閲覧 : 374
サンキュー:

7

ネタバレ

人類の宝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

最後が鳥肌

内容はオオカミの子供を持った母親が子供たちを一生懸命育てるために奮闘するお話です。他の細田守作品と比べると、圧倒的に切ないです。小学生の時にこれを観たら、三日間余韻に浸ってしまいました。それほど、この作品は心に残り続けます。個人的には雨とのお別れのシーンがヤヴァかったです。

投稿 : 2018/10/08
閲覧 : 268
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

細田守監督の作品ではかなり良作

全体的にストーリーもまとまっていたし考えさせられる作品だったから良かった。

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 313
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

母の愛。。。子供の成長。。。

2018.01.13記

地上波で鑑賞。ポスターが綺麗で劇場でやってる時から気になってはいました。
私自身としてはおそらく初めての細田作品だったのではないかと。

ひとことで言えば、親子の絆や愛、花(母)と雪(姉)雨(弟)それぞれの成長を描いた家族物語です。いいですよねそういうの。
感動を煽るような展開を期待すると裏切られます。むしろ淡々と進んでいくなかで、揺るぎない母の愛/子供の成長といったものを静かに感じ取れる良作でした。

小さい時分の子供たちの様子と成長して変化していく彼らに注目してみてください。


以下、ネタバレな感想(まだの人は見ないでね)

{netabare}幼少期はやんちゃだったな姉と物静かで病弱だった弟が、成長期を迎え姉はおしとやかになって人間社会に溶け込んでいき、弟は生存厳しい野生に帰っていくという対比はリアルな演出でした。現実でも、親は、「三つ子の魂百まで」とどっかで思ってる節があったりします。小さい頃の「この子はこういう子だから」の印象が残ってたりするものです。そして、子の成長や変化と親の認識にズレが出てくるものだったりするのですが、この作品ではそういった変化にたいして折り合いのつけ方が丁寧に描かれていました。花が子供たちと衝突しそして受け入れていくところ、彼女の懐の深さにこれは敵わんと自分を振り返って反省してしまうくらいの愛を感じましたね。{/netabare}

キャラは表情豊かですし、作画もきれいですし、「本業は俳優」のCVさん達も好演してますので観て損はないと思います。


-----
2018.08.31追記
《配点を修正》

投稿 : 2018/08/31
閲覧 : 396
サンキュー:

28

らて さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

母子の成長物語

先ずは、この作品は人を選ぶと思います。
獣の仔というものに嫌悪感を抱く方もいらっしゃるかもしれませんし、
やや片方にフューチャーしている部分があるので、偏愛だと指摘されるかもしれません。

ただ、母の悩み、葛藤、親子の絆、成長、別れ、旅立ちが見事に作画に書かれているのは素晴らしいと思います。
その過程で子供がどの道を選択していくのかという部分に触れる際、より物語として魅力的な方にスポットライトを当てるのは、やや仕方ないかなぁとは思います。

それでも姉弟はきちんと成長していますし、それに親としての目線で見れるかどうかでこのアニメのホントの面白さに触れることが出来るのではないでしょうか。

私は子供はいませんが、「もしも私が親だったらどうするのだろう」と考えると、やはり涙が止まりません。

それだけ良い心温まる物語だと思います。
お子さんのいらっしゃる親御さんが見るのにはとてもお勧めです。

投稿 : 2018/08/30
閲覧 : 239
サンキュー:

7

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初からクライマックス

涙腺崩壊だよね…
幸せになってもらいたかった

狼として生きるか
人として生きるか葛藤する子供達…
旦那と結ばれて出産したのに
その旦那が死んでしまうところで号泣


そこから、シングルマザーとして
2人の子供をお世話して
都会から田舎に引っ越してまで
旦那がいないことから
逃げられたんじゃないかとか
嫌な噂がたつ。


最初は、畑の耕し方も分からなくて
肥料の入れ方からなにまで。
いい顔1つしなかったおじいちゃんが
途中で教えてくれたりするシーンは感動
口は荒いが

子供達は、1人は野生で暮らし
1人は親と生きる別れ道みになった。

投稿 : 2018/07/15
閲覧 : 231
サンキュー:

3

ネタバレ

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ガンバレお母さん

本作品は視点の違いで視聴者の意見が分かれていています。

私は物語を肯定していますので、自分なりの視点で書きます。

物語はファンタジー育児がテーマになっています。

私の感じた見所は

・親として子供が決めた生き方を肯定して育てようとする姿。
・子供が親離れをしていく過程を見守る。
・子供が人間社会でどのような気持ちで成長するのか。
・オオカミという動物がどのような生き物なのか知る。

などが物語を通して視聴するポイントだと感じています。

ただオオカミという動物は2-3歳くらいで、自我を持って成熟した
生き方をするらしいので、人間とオオカミの違いは感覚として
とらえづらい気もしてます。

人間の母親とオオカミの子供なので、親としては人間の視点で
見てしまいます。

以下ネタバレは視聴済みの方向けに書いています。

{netabare}作品では母親が片親で子供を育てますが、家族の構成として
娘は母親に親しく、息子は父親に親しくなる傾向があったりします。

アメがオオカミとして一人立ちしていってしまったのは、父が生まれた
時からいない事が影響しているのかもしれないと感じています。

ですが夫と一緒に過ごした時間が短いハナを想うと、精一杯がんばって
育てたアメが離れていくのは辛い気持ちでしょう。

こんな切ない親の気持ちを感じる作品としては感動を覚えます。{/netabare}

音楽は気持ちが伝わるBGMは心地よく、「おかあさんの唄」は
とても素晴らしい曲です。
作品の気持ちを語る気持ちがたくさん伝わってきます。

ファミリーアニメとしては、視聴する人を選ぶ作品だと思いますので
細田守監督というだけで興味もたれれば、何か感じることがあると思える
作品です。

あまり子供視点で見られるところも難しいので、家族で見るとお子さんが
先に飽きるかもしれませんね。

(余談)

2018年 今年は「未来のミライ」が上映されます。
「バケモノの子」から3年ぶりなので楽しみにしてます。
時空物語は好みなので、泣きタオル持参で行く予定です。

投稿 : 2018/06/27
閲覧 : 317
サンキュー:

16

田中助次郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

母も子供も旅立つ

男ですが、母親の気持ち、苦悩、喜びに少し近づきました。
少年は大人になる前に旅立ち
母親は彼を愛しているのだから彼の旅を祝福する
もし続編があれば私は絶対に見に行かない

投稿 : 2018/05/25
閲覧 : 227
サンキュー:

6

ネタバレ

s__masa__ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大人向けのアニメだと思います

「サマーウォーズ」「時をかける少女」を見て良かったので、本作を見ようとしている方は、注意が必要かもしれません。

「サマーウォーズ」「時をかける少女」は視聴者のターゲットが中高生以上となっているところが、この作品は20代後半から30代以上のような気がします。タイトルが紛らわしく、子供狼人間たちの名前を付けていますが、主人公は完全にそれらの母親です。ですので、子供狼人間のドラマ(視聴者ターゲットは小中学生以上で、ファンタジー×2しているやつ)だと思ってみた人たちは期待を裏切られると思います。証拠にネタバレですが{netabare} ベッド・シーン {/netabare}があります。


この作品は、女性(19歳-約30歳)の成長ドラマで、恋愛、結婚、出産、育児などをファンタジー要素を加味して描いています。生々しい現実をファンタジー要素を加味する事によって見やすく?飽きさせないように?しているのでしょうか。ファンタジー要素を病気や障害と置き換えると、理解しやすいのかなーと思います。

学生ではなく、社会人になって社会の厳しさや現実、その中での人のつながりの有難さ等が実感として理解できていないと、この物語の良さを理解できないだろうと思います。

個人的には「サマーウォーズ」「時をかける少女」等とは比べ物にならないような深いテーマを扱っていて、尚且つ上手くまとまっていると思うので、評価も高いです。

良かったです。感動しました!

投稿 : 2018/05/22
閲覧 : 311
サンキュー:

12

オパマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

子供の個性にどう向き合うか。

獣姦だとか、自己中心的だとか、何故子供を更生させないのかとか、批判は在るのかもしれない。
人間の目線、価値観、偏見で物語をとらえた場合はね。

愛した相手がたまたま人間ではなかった。
子供も人間ではなかった。
アニメの設定だから・・・それはそうなんだが。

だが根本的なことは、各人の個性をどう理解し、受け止めるか。
個性の強い子供の選択肢にどう向き合うか、ということかと感じた。
これは狼子供だから、ではなく、現実の人間社会でも当てはまる。

雪と雨、どちらも間違っていないし、不幸でもない。

幸せに生きる事が難しい現代社会でいかに自分らしく生きるか、選ぶか。
その時、親はどうするのか。
一例を見せてもらえた気がする。

良い作品。

投稿 : 2018/05/15
閲覧 : 274
サンキュー:

13

ネタバレ

ひろぶぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

全ての世代を通して観てもらいたいアニメの1つです

狼人間という彼とその後に産まれる子供達との生きていく上での難しさ、楽しさ、そして人と人との繋がりを教えてくれるアニメです。
加えて自然の大切さや美しさ、厳しさといった事も教えてくれる。

ヒロイン花の目線で見れば普通の恋愛とは違う彼との出会いや恋、その後雪と雨を授かり{netabare}楽しい日々が続くかと思われた矢先、事故で彼が死んでしまい独りで二人の子供を育てていかなくてはならなくなり、ただでさえ苦労するのに人と狼人間の子のシングルマザーとして様々な困難に遭いながらも{/netabare}人々の助けもあり力強く生き抜いていく。

また雪と雨の目線で見るなら人と狼人間の子であるが故、普通の子供では経験しないような苦悩と葛藤を抱え、それでも強く育っていく。それぞれの道を歩んでいく。その生き様が描かれています。

【総評】
ストーリーとしては全ての世代の方に観てもらいたいと思うくらい素敵なアニメの1つでした。
作画や声優、音楽といったその他の項目は個人的には可もなく不可もない印象でした。

総評としてもっと評価されても良い気がしています。
一度は観ておいて損は無いと作品だと思います。

投稿 : 2018/05/09
閲覧 : 206
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

劣等感と自己肯定の物語

考察を繰り返した結果、断言しても良い。
これは子育て奮闘記でもなければ母子の絆の話でもない。
細田守監督自身のコンプレックスの投影と自己肯定という、極めて個人的な内容だ。

さも母が中心かのような広告を打ったのは、そのほうが売れると踏んだからかもしれない。
しかし、母の物語だとすると各要素の必然性が全くなく、あまりにもお粗末な作りだ。
子育てや生活そのものについての批判が多くあり実際その通りだが、おそらくそれらはすべて見当違いだ。

この物語の主軸はあくまでもタイトルにある通り「雨と雪」という2人の子供たちであり、彼らが自分たちの運命(異形であること=劣等感の具現化)と対峙し葛藤することである。
母の存在は物語上の手段として必要だっただけに過ぎない。第一にはコンプレックスの象徴としての狼人間をこの世に産み出すために。第二にコンプレックスを抱えた子供らと監督自身を「(異形のものと承知で)産み、育て、愛し、許す」=「肯定する」ための"聖母"のような役割として。彼女の言動やとりまく環境や出来事は全て聖母として存在させるためであり、そのための宮﨑あおいである。つまり制作側の意図以外には何もない。
そう考えると色々合点がいく。矛盾があろうがなかろうがどっちだって良いのだ。


そして、聖母の救済を必要としたのは {netabare} 弟の雨だ。
彼こそが監督の自己投影の対象だろう。
―母の理想にはなれなかった。母のもとにも居られない。それでもそんな自分をあるがまま受け止め、認めてほしい。それで良いのだと背中を押してもらいたい―
そんな深層心理の表れだと考えるのは深読みのしすぎだろうか?
人でもなく狼でもない中途半端な存在としての劣等感。周囲となじめずに深まる孤独感。母の求める理想に近づけない後ろめたさ。そうして殻に閉じこもり、アイデンティティを求めてもがきさまよう。
やがて、母の属す社会の外側に居場所を見つけてひとり旅立つ。そんな彼を母は泣き笑いで受け入れる。そのままで良いのだと、無言のうちに肯定してやるのだ。彼は希望と許しを同時に手にして、自由へと駆け出していく。
鏡のように対比された姉の選択によって別の可能性も示されるが、彼女もやはり他者からの許し(秘密の共有)を必要とする。

一見、彼らの自己肯定と再出発は成功したかに見える。
しかし、姉の決意には諦念が見え隠れするし、弟は傍目には逃避という言わば後ろ向きの選択だ。しかも全て強引な自己完結で、アイデンティティを獲得したのではなく捨てたようにしか見えない。根本的解決をしていないにも関わらず、それを他者に認めさせることで得た自己肯定は独りよがりに映る。
もっと言えば、そもそも聖母であるべき母こそが狼人間という異形(=劣等感)を生み出すというパラドックスに陥っているわけで、実はこの時点で監督の自己肯定は既に失敗している。
{/netabare}


どこまでが意識的なのか無意識なのかは分からないが、各エピソードの生々しさは高木正勝の聞き心地良いミニマルミュージックによってオブラートに包み、アン・サリーの歌で母性を強調し、姉の独白で視点をずらし、狼人間の姿形を借りて非現実を可視化することで何とかファンタジーの形態を保っているような……つまり計算づくで、ちょっとあざとい。

引き画の多用についても監督は「客観性を保つため」と語っているが、対象が曖昧にぼかされて主題も散漫になっている印象のほうが強い。第一、どうしたって感動系にしかならないプロットにわざわざ客観性を組みこむ必要があったのか。実際、ここ引き画にしちゃったら観客は感情移入しにくいんじゃないかと思う場面が多々ある。劣等感にフォーカスされて物語が過剰にセンチメンタルに転ぶことを嫌ったからでは? もしくは自分の隠された本心を暴かれることを恐れているのでは? などと斜めな見方もできる。

いずれにしても、この「ひどく個人的な心理を覆い隠して普遍的テーマの体裁を取り繕った感じ」にどうしても違和感が拭えず共感も感動もできない。(がしかし、私の同族嫌悪も多分に含んでいる)


サマーウォーズも面白かったけど何かもやもやと違和感があって、それもこの考え方でいけば納得できる。体裁だけはファンタジーなのにどうしても舞台やエピソードが現実的なのは、監督自身が生きる場所であって解決すべき問題ともがきがそこにある(しかも解決していない)から。
だとすると、この人にジブリのような異世界での冒険譚は多分描けない。

しかし、このままではいくつ作品を作っても形を変えて繰り返すだけじゃないのかなぁ…
他者に依存し続ける限り他者を言い訳に使うことも可能で、いつか行き詰る。他者の助けは必要だけど、本当の意味で「自分という人間を受け入れ、自分の人生を請け負う」覚悟をするとき、許しを与えるのは自分自身以外にないのだから。


※だいぶ以前にUP済みだったが、推敲と加筆・訂正を繰り返していまに至る。ここまでの考察は滅多にしないし長文も避けているのだが、どうしても無視できずに自分のために書いた。
自分と似通った業を抱える監督への歯がゆさと、ここまでしてもその業から解放されていない様への苛立ちと落胆を覚えている。きっと「バケモノの子」でも繰り返しているだろうと容易に想像できるのだが、いずれ見届けなければなぁとぼんやり考えている。

投稿 : 2018/04/24
閲覧 : 542

ストックトン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

おおかみおとこと人間の間に生まれた姉弟との
親子の絆とその特別な苦悩を強いる成長過程が
生々しく描かれていて、かなり心揺さぶられる
作品だった。
最後はだいぶ切なかったな…。

投稿 : 2018/04/14
閲覧 : 214
サンキュー:

4

藤乃 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おおかみこどもの雨と雪

細田守監督の長編作品第3作。
狼男との間に生まれた子供を懸命に育てる母の姿と、その子供たちが自立するまでの13年間を描いた家族物語。

作画がすごく丁寧で、四季折々の自然の風景が清らかで美しいです。
特に子供たちが雪原を駆けるシーンはすごく疾走感があって、こみ上げてくる喜びが伝わってくる名場面ですね。
この時に流れる「きときと」や他の劇伴も素敵な曲ばかりで、いっそう魅力あるシーンに仕上げてくれいてます。

一部を除き、俳優陣の演技はかなり上手で違和感はありませんでした。
むしろはまり役すぎて、途中から花が宮崎あおいに見えてくる不思議…

キャラクターは皆表情豊か!オオカミ子どもであるゆえのエピソードもコミカルに描かれていて面白いです。
成長していく子供たちの心理描写も丁寧で、思春期の葛藤や生き方に悩む姿には見入ってしまいます。
なんといっても、子育てを通じて共に成長する母親の凛とした強さには、胸がいっぱいになりました。
子どもたちを一人で守り育てるんだという覚悟と、どんな時も弱音を吐かずに笑顔で困難に立ち向かう姿はすごい。

他の方がおっしゃるように、無計画な妊娠や生活費などの設定、美化された母の姿には確かに違和感を感じます。
シングルマザーの貧困や地方の過疎化、環境問題など、現実的な内容も描かれているので余計に気になるのかも。
ただ、そもそも狼男が出てきた時点でファンタジーですからね。
作品の主題がストレートに伝わってくるストーリーと演出には心打たれます。
誇張された表現だとしても、作品の一番の魅力である花の優しさと強さに素直に感動しました。

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 189
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

賛否がある作品

●良い部分
・両親の馴れ初め。
  人外の血を引く存在との禁じられた恋愛。
  マイノリティが社会で生きていく難しさの問題提示。
・父の死
  あまりにも呆気ない悲しい死に様は命の儚さを表現している。
・生き方を模索する母が指導の下で耕作するシーン。
  何故だか泣けてきた。
・子供の個性と将来の進路。
  特に賛否が別れると思うが、人間の価値観(社会のエゴ)を取り払って観るべきと思う。

●悪い部分
・耕作の指導をするオジサンの薬指に結婚指輪が在る。
  そこまでの演出をしなくても下心無しの見せ方はあったのではと思う。

●総評
良作だと思う。
ハンデや強い個性を持った者が社会の中でどう生きていくのか、どのような選択をするのか、家族愛を通じて一つのカタチを提示している。
思春期以上の世代に観てもらいたい。

投稿 : 2017/11/24
閲覧 : 167

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何事にもひるむことない母の愛

2012年公開の劇場版オリジナルアニメ 117分

原作監督脚本 細田守 脚本 奥寺佐渡子 音楽 高木正勝 制作 スタジオ地図

19歳の女子大生の愛と悲劇、そして美しくも力強い母としての13年間を描いた比類なき名作。

花 CV宮崎あおい
おおかみおとこ CV大沢たかお
雪 CV黒木華 大野百花(幼少期)
雨 CV西井幸人 可部亜門(幼少期)
藤井草平 CV平岡拓真
韮崎 CV菅原文太

全員、俳優なんですが素晴らしい熱演!5点をつけてしまいました。

脇を固めるのは、
片岡富枝、小林隆、大木民夫、井上肇、林原めぐみ、等々。

人里離れた廃屋を住居とした若き母と幼い子供二人。
食料とか生活費とか設定の雑さも目立つんですが、
あいまいさのみじんもない世界人類共通の最も気高い物語に涙腺が緩むこと間違いないでしょう。

細田監督には設定の粗さを反省してもらうにしても、
世界に発信すべき最高の日本アニメとして誇るべき本物の名作だと思います。

この作品、決して短くはないのですが、終わった瞬間に最初からもう一度見ました。
女性の愛、母の愛を描いた普遍的テーマの傑作として、全人類にお勧めしますが、
特に女性に観てもらいたいと言うことは言うまでもないことですね。

サマーウォーズがオリジナリティに乏しかった分、こちらは完全オリジナル作品として、
細田守監督の代表作として位置づけたいと思います。

投稿 : 2017/11/09
閲覧 : 403
サンキュー:

45

ネタバレ

Maskwell さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

心が痛い

母の覚悟。母の思い。それを慮ると心が痛くて苦しくなってくる。
心が離れていく娘、自分のもとから旅立つ息子。いつまでも子供だと思っていたら、見え隠れする自分の知らない子供たち。
そういった視点だと、良い意味でも悪い意味でも見るのが苦しい作品でした。

投稿 : 2017/11/07
閲覧 : 206
サンキュー:

4

アオイ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

優さんに追悼

「おおかみこどもの雨と雪」コミカライズを手がけたイラストレーター優さんに追悼

投稿 : 2017/09/26
閲覧 : 178
サンキュー:

3

knightgiri さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心温まる(考えさせられる)ストーリー

細田守監督の作品。やっぱりこの人の作画のタッチは好きです。

概略にある通り半獣の子供を育てる母の姿を通じて「親と子」をテーマにした物語。子供を半獣にすることによって「子育ての大変さ、子供の選択、巣立ち」といったテーマがより鮮明になっているようです。

所々に、オオカミの血が混じるゆえの事故?が面白おかしく描かれていたりもします。姉弟喧嘩とか壮絶でした。 w

終盤は人として生きる姉、オオカミとして生きる弟、それぞれの巣立ちに入るのですが私は弟(雨)の選択もありだと思います。多分ですが、親というのは子供の選択を見守るしかないのではないでしょうか。

それにしてもお父さんの影薄ぃ〜 、女手1つでここまで立派に子供育つなら「父ちゃんいらん」論が世にまかり通りそうで心配です。細田監督って母子家庭だったのかしらん? (´・ω・`)

追伸:内心、オオカミになった弟がいつ家畜を襲って撃たれるかとヒヤヒヤしてました。

投稿 : 2017/09/22
閲覧 : 192
サンキュー:

7

ネタバレ

※アニをた獣医師() さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

子供が成長していく…嬉しいようで悲しい…

花さんと狼の彼、二人は自然に出会い恋におちていく。それは自然のことで、すごくお似合いだと思った♪しかし、そんな幸せは長く続かず、彼は買い物のときに死んでしまい、その亡骸さえ残されてもらえなかった…
ここから、花さんの苦労、しかしそれだけではなく、子供、雨と雪を育てていくという生活が始まる。




まあ、色々言いたいことはあるが、中身を話すと語りすぎになったしまうので、雨と雪はそれぞれ狼人間として違う道を進んでいく…それは、自然なことで、親から子が離れるのは寂しいのだろうけど、花さんはやはりすごく嬉しかったんじゃないでしょうか?

進む方向は違っても、それはそれぞれなのだから、自分と他は違うのだから、いいんじゃないでしょうか♪

花さんはすごく嬉しかったと思います、もちろん彼も…  

金曜ロードショーでまた見れた! 語ることを少なくしたいのはやまやまですが、やっぱ感想いいたいよね♪ 
はなさんと、狼男の大学での出会い(一橋大学)
いやぁ、はなさんいい女の人だ!おおかみおとこもいい男だよ!二人の恋愛は、結婚は、最高の幸せだったんだろう。いろいろ驚くこともあって大変なこともあったろうけど、二人の出会いは、人生、そんなものをあらわしているかのようです♪おおかみおとこ、そんな名前のかれは彼女に出会い、人生が大きく変わったのでしょう(もちろんいい方向に)
その後かれが悲惨な結末で人生を終えてしまっても(何度見てもこのシーンは辛いなぁ)、それでも出会わなければ、そんなことは考えるべきでないね♪ 
はなさんの子育ては大変なものであっただろう、二人のおおかみこども、雨と雪、最後はそれぞれの道へ進んでいくが、それもはなさんの、親であったことが大きく影響しているんだろう(もちろんいい方向で!)
何度見ても、おおかみおとこさん、良いお父さんだよなぁ♪ 自分もこんな風に優しくなりたいね!

本当は4人で幸せな家庭をずっと囲んでいてほしかった、お父さんの遺体すら残らないのは辛すぎる…
感想書いても書ききれないくらい好きな作品です…

この作品名、なぜ雨と雪何だろう?雨は弟で雪は姉、雪と雨じゃないのはなんでだろうと考えたことあったなぁ…

いいお母さんだよなぁ… 頼れる人もいなくて強い人だよ…(子供は泣くのが仕事だろ‼おとなりさん、いい加減にしろ❕) 

でもこの作品、愛がなければ出来なかった作品だとつくづく思う!

家族愛!そういうものを求めるなら、これは見るべきだという作品ですね♪

何度みてもこの作品は心に響きます。映画のなかではこれはかなり良い作品だと思います。細田さん独特の映画の作画や、斬新なストーリー。なによりね。自分は人×狼人間とか最高じゃないですかね♪

もっと評価されても良いと思えますね。

投稿 : 2017/08/20
閲覧 : 303
サンキュー:

26

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ケモナー向けな気がしないでもない!

アニメーション制作:スタジオ地図
2012年7月21日に公開された117分間の劇場版アニメ。
『時をかける少女』のスタッフが製作した長編オリジナル作品。
原作・監督は細田守。

【あらすじ/概要】

私が好きになった人は、
  “おおかみおとこ”でした。

親も亡く奨学金とバイトの掛け持ちで一橋大学に通う大学生の花は、
講義室でワイルド風味なイケメンと知り合いになる。
彼は大学生でなく引越し業者のバイトで、
なりすましで大学に潜り込んで勉強をしていたのだった。

2人はすぐに恋に落ち、彼は花に自分の正体を明かす。
彼はニホンオオカミと人間の両方の血を引く“おおかみおとこ”
しかし、2人の情熱の前では何の問題もなく抱き合っていく。

花は姉・雪と弟・雨の2人の“おおかみこども”を年子で自宅出産。
だが、“おおかみおとこ”は雨が生まれて間もない雨の日に急死。
残された花は、“おおかみおとこ”との愛の結晶である子どもたちを、
一人で育てていくことを決心。

人の多い都会では子どもたちの正体を知られること無く育てるのは難しく、
自治体や近所の目を誤魔化しきれないし、干渉され続けるのが精神的にきつい。
花は子どもたちを連れて田舎に引っ越していく。

これは、子育てを通して母親として成長し逞しく生きて行く、
母と子の感動の物語である。(らしい!)

【感想】

細田監督の著作である小説版を読まないと理解できないことも在るらしいですが未読です。
男女の愛、母親の子供に向ける無償の愛情。美しい話っぽい映画なのですが、
無計画に子供をポンポン作らず、花の卒業を待って入籍すれば問題なかったろうに。
学歴を捨てても経済的にも恵まれなくても愛さえあれば子供がいれば幸せという、若さゆえの暴走。
花は子育てのために最終的には大学を辞めてますし、
奨学金の返済の義務があるはずなのですがどうなってるのだろうと?

細田監督の作品作りって、やりたい状況ありきキャラありきで、
前作『サマーウォーズ』でも同じく、そこまでの過程が強引なのですよね。
本作では愛が何よりも尊く若さ故の過ちってことなんでしょうけどね。

テーマは「親子」そういや、富野由悠季がこの映画を絶賛していましたね。
富野といえば金太郎飴のように毎度毎度、親子とは別個の人格であり、
子供は成長することで親を捨てて乗り越えるという、
親子の決別エピソードを自分の作品に入れていますね。

ネタバレになってしまいますが、
その富野御大が好みそうな要素が、この作品のバックボーン。
母親を置いていくのは2人の子供のかたっぽで、もうひとりとは普通に親子していますけどね。

親が人生を捧げて子供に尽くしたのに、子供は親からさっさと巣立っていく。
ファミリー向けか?と言えば、子供には見せにくいシーンが2箇所存在する。
花の頑張りで親の共感を得るアニメか?といえば、
花の無計画な家族計画が事態の悪化を招き、
そのくせ、都会から逃げてきた先で、
癒し系日常アニメのように仏のように優しい村人たちに囲まれたスローライフ。
花は田舎では別人のようにしぶとく強く生き抜き、子供に都合のいい母親ぶり。
本物の田舎はこうじゃない!田舎を舐めるな!などなどと反感を持った層からの容赦ないツッコミが入ることもある。
あと、実際に子育てをした母親からは、親の感情として許せないことも多いそうです。

細田守監督の家族感が一般的か?といえば、そうではないせいかもしれなません。

個人的にもツッコミどころの多い作品でしたが、『サマーウォーズ』よりは楽しめたです。
シリアス寄りの雰囲気が良かったのかもしれません。
ただ、それは場面場面の演出力の力量の賜物ですね。

結局のところ、このアニメは親子の血の繋がりや情と、親離れ&子離れ。
どちらを優先的に判断するかで、好き嫌いが別れる代物。
私としては、しっくりこないというのが正直なところでした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/07/13
閲覧 : 395
サンキュー:

42

Marsa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

悪くはないのですが。

特殊な子供達への母の思いを描いた作品ですが、何か足りない感じとどこか間違ってる印象です。私が男だからでしょうか。

投稿 : 2017/06/30
閲覧 : 222
サンキュー:

9

灯里 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おおかみこどもの雨と雪

とても良い作品でした。

アニメを普段見ない人でも
この作品は楽しめると思います

家族の物語なので
好き嫌い分かれるのかもしれません

一見大人向けの作品のように思いますが
若い人や子供でも楽しめるかと思います

家族みんなで見ると
いろんな見方が楽しめ、
考えさせてくれる作品

投稿 : 2017/06/03
閲覧 : 179
サンキュー:

10

ネタバレ

MUA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

母親って大変

視聴したのは2年前なので思い出しながらの評価になります。
母親である主人公ハナと、特異な体質をもった幼い子供・雨と雪の、親子の物語です。子育てや生活に苦悩しつつも地域の人々に支えられ困難を乗り越えていくハナと、やがて成長し独り立ちしていく子供たち。父親と同じ道を選んだ子供、それを笑顔で見送るハナの姿が、誇らしく印象的でした。親子の絆とは何か、それに対する1つの答えとなった作品ではないでしょうか。

投稿 : 2017/05/21
閲覧 : 167
サンキュー:

6

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

子供の成長だけでなく、親の成長も描いている作品だと思いました。そういう作品は中々なく、良作だと感じました。親子愛を感じられ、感動しました。最後のほうのシーンで特に。見てよかったです。

投稿 : 2017/05/03
閲覧 : 224
サンキュー:

10

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

母の強さに感動です(/´△`\)

狼のお父さんと人間のお母さんの間に生まれた、男の子と女の子。

母の強さと子供の成長、家族の絆に感動するアニメ映画です。

ストーリーもとてもまとまった良い作品でしたヾ(@゜▽゜@)ノ

投稿 : 2017/04/26
閲覧 : 181
サンキュー:

7

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

けものチルドレン。  ♪Welcome to ようこそ countryside~♪

先日、地上波でやっていたので観ました。「サマーウォーズ」や「時をかける少女」のスタッフが多数関わっているだけとあって面白かったです。もっと早くに観るべきだったと後悔しました。食わず嫌いというやつでしょうね。


あらすじは地上波でやるくらいのなので今更ですが、簡単に言えば『夫は狼。夫の死によって残された母親(人間)と2人の狼の子供が、人里離れた田舎に移住して生活していく』という117分の物語です。ちなみにこの田舎のモデルは富山だそうです。


この作品を観終えた方はおそらく「母の強さ」というものを感じたと思いますが、その表現方法が押し付けがましい演出じゃなかったのが良かったですね。 一日一日をただ一生懸命に生きる。それだけの演出で、それを十分に感じ取る事が出来ました。


田舎の風景がすごく綺麗に描かれていました。草木や花や小川などはもちろんのこと、山々や雲や雪などもとても綺麗に描かれていて癒されました。


子供がいつの間にか成長して、自分の手元から徐々に離れていく母親の物寂しさなども描かれていて良かったですね。親が思っている以上に子供って成長が早いんですよね。近くにいるのに気付かないんですよ親って...。 


テレビ局が製作に関わるとどうしてもこうなってしまうのですが、キャラの声はタレントや女優さんではなく、ちゃんとした声優の方を使ってほしかったですね。せっかくの良い作品なのにもったいないです。人の畑を荒らしちゃいけませんよ。餅は餅屋ってやつです。

投稿 : 2017/04/07
閲覧 : 306
サンキュー:

37

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おおかみこどもの雨と雪のストーリー・あらすじ

いまや全世界が待望する、細田守監督の最新作は「母と子の物語」。おとぎ話のような不思議な恋をした女性・花は、おおかみこどもの姉弟、"雪"と"雨"を育てることになる。「親と子」という普遍的なテーマを、人間とおおかみの二つの顔をもつ ≪おおかみこども≫ というファンタジックなモチーフで描く。いまだかつて誰も見たことがない傑作が誕生する。(アニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2012年7月1日
制作会社
スタジオ地図

声優・キャラクター

宮﨑あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、林原めぐみ、中村正、大木民夫、片岡富枝、平岡拓真、染谷将太、谷村美月、麻生久美子、菅原文太

スタッフ

監督:細田守、脚本:細田守/奥寺佐渡子、キャラクターデザイン:貞本義行、作画監督:山下高明、美術監督:大野広司

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