「大図書館の羊飼い(TVアニメ動画)」

総合得点
65.2
感想・評価
648
棚に入れた
3990
ランキング
3360
★★★★☆ 3.4 (648)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.5

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ネタバレ

animeneko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

読書大好き少年と図書部がおりなす学園コメディ?

(総評)
エロゲ原作でエロシーンも少しあるが、あんまり強烈エロは少ない。
女性脚本家・吉村清子がシリーズ構成・脚本。そのせいかやさしい展開が心地よい。しかし、ストーリーの論理展開に矛盾が最後に出てきたな。

このアニメよく見ると監督が5人いるのか?Wikiより:
>監督・キャラクターデザイン・総作画監督 - Team ニコ(小西賢一、神谷友美、袖山麻美、林佳織、信田ユウ)
どうやってまとめたのやら。

シラサキが始めたハッピープロジェクトなる活動がみんなを変えるというところはいまいちな説得力だったか。
また、羊飼いの活動もそんなに意義があるのかないのか、いまいち。このふたつがちょっと中途半端に絡み合った印象。

女の子はカワイイ作画だし、性格もカワイイほうか。しかし女子がみんなさしたる理由もなく主人公が好きになるというハーレム展開には説得力がなかったな。

羊飼い設定をもう少し活かして、ストーリーを作った方がおもしろくなったような気がする。記憶を失うとか、ストーリー展開の邪魔でしかないな。最後はウヤムヤで終わらせちゃったし。

やさしいハーレム展開物語アニメといったところ。

(以下過去感想)
原作はエロゲーみたい。全12話。
第一話と二話を視聴。

滑り出しは悪くないか。一見エロアニメかな?と思わせるエロシーンやエっチなシーンもあるけど、すぐにまじめでおとなしい展開へと戻る。
ハーレム物のはずなんだけど、ありえない演出とか少なめ。
ここらへんは、シリーズ構成・脚本が吉村清子さんの人柄なのかもしれない。
吉村氏は「悪魔のリドル」でもシリーズ構成を担当。殺人ゲームなのに人殺しをやらないというわけわかんないストーリーを書いていたが、人柄の良さは感じるな。

このアニメの主人公・筧京太郎(かけい きょうたろう)は大の読書好きで、たった一人の図書部員だったが、白崎つぐみの「おもしろいことをするプロジェクト」を知り、ツグミがどのような感情や動機で動いているのか知るためにプロジェクトに参加することにする。

これに「羊飼い」のネタがからんでくる。

キョウタロウは図書部の部室のカギを他人に与えることは嫌だった。図書部の部屋は自分だけのものだったからだ。しかし、いろいろあって他の部員にもカギを使わせることにする。ガギのエピソードだけみても、普通の日常系的なやりとりとか心温まるエピソードを目指すハートフル展開を志向していると推測する。ダガーポ2とかみたいなイメージか?

アニメ第一話の冒頭で、魔法の図書館へいくことや、そのためのチケット(本の栞の形をしている)が出てくるあたり、読書やら図書館が重要なキーファクターになりそう。

第四話
{netabare}主人公・キョウタロウは誕生日の意味がわからなかった。なぜお祝いをする意味があるのか?
羊飼いの住処には誰もいないかったので正体は不明。
ハッピープロジェクトでは、みんなでメイドになってビラ配り。
キョウタロウも美女メイドに変身!
歌姫ミソノさんも説得してビラ配りしてもらう。
みんなで銭湯に出かけるが男性は痴漢行為とかしてないよね。
キョウタロウはハッピープロジェクトへの協力はゴールデンウィークまでと決めていた。だからキョウタロウは図書部の活動を止めるつもりだった。
シラサキがハッピープロジェクトを始めた理由も明らかになった。病気の妹を元気つけるためだった。
キョウタロウはいろいろと図書部が楽しかったがもう十分だろうと思っていたが、突然のサプライズ誕生日会で、誕生日会で沸き起こる気持ちの正体を知りたくなった。その感情の正体を知るためにハッピープロジェクトを続けることにしたのだった。

なんだか、エロシーンはあるけど萌え要素は抑えて普通の学園ドラマっぽくなっていきそうだな。羊飼いのミステリー要素は付け足しなのか。{/netabare}

第五話
{netabare} どうせぐだぐだ羊飼いの正体は隠しながら最後まで引っ張るだろうと予想していたらいい方に裏切られたw
羊飼いの正体は隣の部屋にすんでいたコダチだった。急展開だ。
キョウタロウはどうやら羊飼いになる試験にいつのまにやら合格したらしい。それは未来予知能力が必要で魔法の図書館に関係あるらしい。
図書部の活動は、ボランティアを中心にうまくいきそうだ。みんなでハッピーになるハッピープロジェクトもうまくいってそう。
さて、このアニメ魔法展開ありなのか? {/netabare}
第六話
{netabare}羊飼いと魔法図書館の正体が明らかになった!いやーもったいつけたりせずにサバサバと説明されてわかりやすくてよかった。
ファンタジックな学園コメディーとしてわかりやすくなってきた。
キョウタロウ、10年ぶりに771号のナナイさんと再会、羊飼いになるように誘われる。見習いのコダチと羊飼いの修行をすることになる?
羊飼いは人類の明るい未来を作るために、みんなを幸せにする活動をするらしい。。キョウタロウはもともと未来を見る力があったのだ。
コダチはなぜ、キョウタロウを羊飼いにしたくないのかな?ライバル意識が強いようだけど、別にキョウタロウを引きずり落としても、自分が羊飼いになれるわけではないよね?おそらく勘違いしているんだね。 {/netabare}

第七話
{netabare}キョウタロウの部屋に女の子四人が押しかけてきて、いろいろと部屋を物色されるwキョウタロウの読む本が、「黒死舘殺人事件」「ドグラ・マグラ」「虚無への供物」、なんか、もうよくわからん??ミステリー系のようにも、ラノベ系のようにも見えるけど?キョウタロウは乱読派であることも判明、いろいろな分野を読んでいるらしい?
キョウタロウは隣の部屋に住んでいることになっているコダチとの間を疑われている。
図書部員の女の子4人と、キョウタロウは集団デート!プラス、コダチも一緒か。ウキウキデートのはずが、途中で、羊飼いの仕事!なんと、今日、助ける相手は図書部員の白崎だった!
白崎を抱きしめ攻撃でアタック!見事未来を変えたキョウタロウ!
そして明かされる羊飼いの真実。羊飼いになった者は、みんなから存在を忘れられてしまうのだ!
コダチは羊飼いになる覚悟はできているらしい。でもどうして羊飼いになりたいのか?
さて、キョウタロウはどうするのだろう? {/netabare}

第八話
{netabare}ナカスケ回。
ナカスケの脚本での演劇を図書部で行うがやっぱりエっチシーンは必須。
ナカスケのツライ過去。自分の思いを外に出してもいいんだよ!というメッセージのストーリーかな。
百合シーンなのみたいのもあった。
キョウタロウ、羊飼いになるか迷っているが、コダチがなぜ羊飼いになりたいのかはまだ教えてくれない。
このアニメ、しっかりとエっチなシーンもあるけど、基本の演出とストーリーが破綻せずにやさしい展開だね! {/netabare}

第九話
{netabare}ミソノの歌は、むちゃくちゃうまい!なにやらプロ向けの勉強してるのかな?でも本人はもう歌の練習がイヤみたいだ。図書部の活動の方が楽しいのか。
キョウタロウが歌をやめてもいいじゃないということで、楽になったミソノは歌をやめることに。そうしたらスッキリとラクになったみたいだ。
コダチがミソノを羊飼いとしてどうにかしようとしているのか?
キョウタロウは羊飼いの2次試験に合格、羊飼いになれると告げられたが、コダチは気持ちが羊飼いになれないという。そして、なんとコダチって
キョウタロウの妹だったのか!驚愕の展開! {/netabare}

第十話
{netabare}コダチは父親の結婚相手の連れ子だった。血のつながりのない妹か。よくある設定やな。キョウタロウとコダチが過ごしたのは三ヶ月だけだったのか。それじゃ覚えてないよなあ。
コダチはキョウタロウと一緒に暮らすことにする、となんだか萌え系アニメらしくなってきた。
そこへ部屋にやってきたシラサキ、キョウタロウに告白!コダチは間男みたいに隠される。そして、シラサキとコダチが鉢合わせで修羅場。
キョウタロウはコダチが妹であることを告げる。
それにしても、キョウタロウどうして妹を隠そうとするのか?どうどう紹介したらいいんじゃねーの?恥ずかしいかね?
シラサキの妹の発作を救うためコダチの羊飼いの力を使ったため、羊飼いであることがばれちゃう。
そして、図書部の部室が幽霊部員たちによって奪われてしまいそうになる
{/netabare}

第十一話
{netabare}部室を幽霊部員に追い出されてしまったハッピープロジェクトの面々。実は羊飼いの差金だった?
でもこれぐらいではみんなあきらめない!しかし、シラサキが死ぬシーンを予知してしまったキョウタロウ。
シラサキの命を救うため羊飼いになることを決意する。
コダチが羊飼いになりたがっていた理由が判明した。コダチは、自分かキョウタロウのどちらかだけが羊飼いになれる、といわれ、キョウタロウを羊飼いにしたくなかったのだった。兄を思ってのことだったのだ。
キョウタロウの図書館の<本>が取り出されて消去される。これでキョウタロウについての記憶がみんなから消える?あれ、すぐには消えないのかな?
そして、シラサキを救おうとするキョウタロウだったが救うことができない?
{/netabare}

第十二話(最終話)
{netabare} シラサキを救うためにキョウタロウの取った手段は、羊飼いのルールを破り、みんなに正体をさらすものだった。これわかりにくい展開だったな。キョウタロウ、羊飼いとして責任を取らされてクビに、しかし本が消えてしまったので、みんなの記憶から消える???といいながら、ナアナアで本を修復してもらって記憶は残ったもよう。
代わりにコダチが羊飼いになった??と思ったのにこちらも記憶が消えない?
え?すると、どちらも羊飼いにはならなかったのか?いや、コダチは羊飼いになったとはいっているが??
変に設定をいじくって記憶が残るとかするなら、最初からやるなよ。

キョウタロウとコダチを監督していた羊飼いのナナイはあれ、キョウタロウのお父さんなのか?そうならそうと、名乗り出るべきじゃ?
病院で変なこといってたのはコダチ??

女性脚本家・吉村清子がシリーズ構成・脚本で、やさしい印象の展開がいいんだけど、論理的にツメが甘いな。
まあ、最後はハーレムエンドで、修羅場で終わったか
{/netabare}

投稿 : 2014/12/26
閲覧 : 255
サンキュー:

9

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