「時をかける少女(アニメ映画)」

総合得点
89.6
感想・評価
4031
棚に入れた
21138
ランキング
73
★★★★☆ 4.0 (4031)
物語
4.3
作画
4.1
声優
3.7
音楽
4.1
キャラ
3.9

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

Rolling Girl.

アニメーション制作:マッドハウス
2006年7月15日に公開された98分間の劇場版アニメ。
筒井康隆の小説を原作としながら、
原作の主人公・芳山和子の姪を扱った約20年後の設定の映画オリジナルストーリー。
監督は細田守。

【あらすじ/概要】

東京住まいの2年生の女子高生・紺野真琴はショートヘアで制服のスカートの裾を短くしている。
性格は明るく大雑把。物事を深く考えなく『今が楽しければいいじゃん!』な感じ。
間宮千昭、津田功介と野郎2人とだけ遊び友達で絡んでいる。
そんな真琴が7月13日、理科準備室で不思議な体験をする。
その日、真琴は下校中の下り坂で自転車のブレーキが壊れて電車の通る踏切に猛スピードで突っ込んでしまう。
大惨事間違い無しの状況であるが、気がつくと午後4時。真琴は時間を遡り、坂の途中で倒れていた。

「タイムリープ」

真琴は、彼女の叔母の芳山和子と似たような不思議な現象を繰り返すことになる。
和子とは別の感情をそれに抱いて。それは、真琴の青春の転機に繋がる出来事だった。

【感想】

『時をかける少女』とは、時代時代でシナリオをアレンジしながら何度も映画やドラマになってるタイトルですね。
原作小説の発表は1965年-1966年。
私のこの作品のイメージは1983年の映画版の大林宣彦監督と主演の原田知世。
主題歌は聴いたことありますが、映画そのものは観たことのないニワカですけどね。

このアニメ映画はキャラデザが貞本義行で21世紀風のキャラ付けとシナリオな感じ。
感想の書き直しのために再度このアニメ映画を観てて思ったのですが、
自然な演技とかいって吹き替えが殆どが俳優と高校生。正直言って全体的に演技が棒っぽい。
主人公の真琴に絡んでくる少年の声もキツめで、演技が良いとは思えないです。

声優業で知ってる名前が、マダオの立木文彦を含めて4人しかいないですね。
ナチュラルな演技と言いながら、主演の仲里依紗の演技と声が棒のような作り声。う~ん?って感じ。

主人公は、スケールが小さいながら私利私欲で能力を使って遊んでるハッキリ言ってバ○女の類ですし、
これで『青春を感じた』だの『感動した』だのってね?
ガハハ笑いの不快主人公なんですよね。調子こいてる場面とか本当に頭悪そう。

結局のところ、このアニメってア○の子の主人公が、
自分のやらかしたことに責任を感じて精神的に少し大人になる。ついでに恋の味を知る。
あとは、『時をかける少女』のテンプレに則って終局に向かう。そういう物語です。

若干の矛盾点が存在しながらも、中盤からは見応えのあるストーリー。美しい背景。音楽も良い。
主人公へのイライラも途中からは無くなっていった感じ。

ただ、日本テレビが噛んでるアニメに頻繁に散見される、
これは一般向けアニメですよ!芸能人による宣伝!とか、そういう色が好きじゃないんですよね。
単に私が好む世界のアニメとは違うってだけで作品の評価や価値とは無関係ですけどね、
あんまり難しいことを考えずに甘酸っぱいような作品を観たい人にはおすすめできる一品でした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/07/12
閲覧 : 490
サンキュー:

75

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