「空の境界 第七章 殺人考察(後)(アニメ映画)」

総合得点
75.7
感想・評価
726
棚に入れた
4341
ランキング
764
★★★★★ 4.1 (726)
物語
4.1
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.1
キャラ
4.1

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color さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作ファンのための映画

※全章まとめ

美麗な作画と坂本真綾の演技力が素晴らしく映像作品としてのクオリティは高い。
ストーリーは論理的にずれまくって説明できないが次々観たくなるような惹かれるものは確かにあった。

殺人考察、人を殺すことについて本作の考えを提示してますが、…うーん?でした。
基本この登場人物は物事を多角的に見ない傾向にあるため橙子が右と言えば右であり、
コクトーが許さないと言えば何であろうが許されないことになる。
まったく考察しろよ♪です。
式の存在意義である殺人衝動も単なる設定。
犯人たちが簡単に人を殺す理由なんて"狂ってるから仕方ない"だもんw
全章を通して信念を貫いたメッセージ性がないので心に響く言葉がない。
もっと勝手な主義や思想をさらけ出してくれれば共感なり反発もできるのだけど。

色々と深く考えても解決できない問題はとりあえず受け入れてしまう。
するとそれなりに納得できる展開が用意されいて力技にしろなんとか形を保っていたのは評価できる。
けどほんと観たばかりなのに記憶が薄い。
時系列いれかえも謎解きにはそれほど関係なくどうでもいい要素。
三章の凌辱シーンがしつこいとか五章のグロバトルはあきれたとかストーリーより映像の印象が強い。
最初から最後まで殺戮表現はかなりグロいです。
そのおかげか式の鍵おねだりにはキュン死にできたが、
式とコクトーのラブストーリーを際立たせる演出にしては食傷気味だった。

多重人格者の「シキ」でわたしが真っ先に思い浮かべるのは「真賀田 四季」
原作の発表年からしてもおそらく意識してますよね。
空の境界に興味のあるかたは式のついでに四季もよろしくお願いします。

投稿 : 2011/11/01
閲覧 : 292
サンキュー:

10

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