2009年夏(7月~9月)に放送されたアニメ一覧 113

あにこれの全ユーザーが2009年夏(7月~9月)に放送されたアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年09月22日の時点で一番の2009年夏(7月~9月)に放送されたアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

92.2 1 化物語(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★★ 4.3 (12859)
44492人が棚に入れました
高校3年生の少年 阿良々木暦は、文化祭の準備をしていた5月のある日、3年間ろくに話したことのないクラスメイト・戦場ヶ原ひたぎの秘密を知ってしまう。ひたぎは体育の時間には全く参加せず、病院通いを続けているのだが、実は彼女には体重と呼べるものが殆ど無かったのである。暦は秘密を知った日の放課後、ひたぎから秘密をばらさないようにと執拗な脅しを受けるが、それにもめげず彼女の秘密に対する協力を申し出る。彼女によると、2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、重さをそっくり持っていかれたのだと言う。

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、櫻井孝宏、喜多村英梨、井口裕香

偽ニュー隊長

★★★★★ 4.6

『化け』『物語』ではない!『化物』『語り』。それが『化物たかり』。。。。失礼、噛みまみた。(90点(コメンタリー含む))

全15話。
小説原作。原作未読了。

個人的満足点:90点(コメンタリー含む)
アニメ系統:ファンタジー会話劇

かなりの人気ということから視聴を開始した。
まずはその独特の映像に魅せられた。
今までのアニメで観たことの無い映像遊びというのだろうか。
かなり衝撃的だった。

そして、メインヒロインのひたぎさんの登場シーン。
そして、ひたぎさんのツンデレぶりがまた衝撃だった。
「蕩れ」との出会いでもあった。

「蕩れ」って何って方のために少しだけ、
蕩れ
読み:とれ
意味:「萌え」の上級用法
変換方法:「みとれる」で「見蕩れる」
    :「とろける」で「蕩ける」

まさに「みとれる」「とろける」のであるw
作中のひたぎさんの発言から始まった。
おっと「蕩れ」について語りすぎた。

肝心の物語は各ヒロインごとに数話くぎりで
ヒロインと妖怪との話が展開される。
「ひたぎクラブ」 2話
「まよいマイマイ」3話
「するがモンキー」3話
「なでこスネイク」2話
「つばさキャット」5話
という構成で話は進んでいく。

個人的には「まよいマイマイ」がお気に入りである。
別にロリってわけじゃないんだからねw
主人公、阿良々木とヒロイン真宵の掛け合いが実に面白かけった。。。失礼、かみまみた。
最後にホロリとさせられる話もなかなかよかった。

しかしながら、ストーリーはそこまで面白いってほどでもないなあと思っていた。
ただの怪異退治の話なのか?
何故このアニメこんなに人気があるんだろう。
この時の私と同じ感想を持った方は結構いるのではないかと思う。

そう、私は初見の時にこのアニメの見方を間違っていた。
このアニメの見所は『会話劇』である。
早口でのキャラ同士の掛け合いが実に面白い。

原作者様のお言葉を拝借いたしますと
「ツンデレとゲレンデって響が似てるよね」
「ゲレンデといばボーゲンじゃない?」
「ボーゲンって漢字で書けば暴言だよね」
という三段論法から生まれた話だということ。
そんなバカな掛け合いを存分に楽しむ作品。

そして、そんな『会話劇』を見事に成立させている声優陣にも脱帽である。
目まぐるしく変わる映像にピタリとセリフを合わせる声優陣。
セリフ回しも原作に極力忠実に行うよう配慮されている。
そんな巧みの技を魅せる声優陣はかなり豪華で
神谷さん、千和さん、堀江さん、カトエリ、みゆきち、花澤さんなどなど。
(神谷といったら明だろ?と思った貴方はアラサー以上w)

会話劇を楽しんだ後は映像遊びを楽しんでいただきたい。
さまざまなカメラワークに光と影の演出。
シャフトならではと言ってよいのではないだろうか。
映像に隠された色々な仕掛けも楽しみどころ。

またOP曲も各ヒロイン毎に変わって、それが実に新鮮だった。
テーマソングの「君の知らない物語」は必聴だ。

全体的に実に衝撃的なアニメということは間違いないだろう。

おっと、大事なことを言い忘れていた。

★ここ重要!!!

化物語のさらなる楽しみはキャラクターコメンタリーにあるといっても過言ではないだろう。
コメンタリーでも各声優さんが各キャラを演じているのだ。
そして、そのキャラ達で本編に対して突っ込みしゃべくりまくるのだ。

これが実に楽しい。むしろこっちがほんぺn・・・・。
化本編を楽しんだ方でコメンタリーまだの方は是非確認してほしい。
レンタルDVDにも収録されているので是非。
もっと化物語が好きになることだろう。
(私はコメンターを聞いて会話劇だということを認識したw)

重要なことなので最後にもう1度だけ、このアニメは『会話劇』なのである。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

スルメアニメだわこれは。
知れば知るとほど味が出てくる。



最後にちょっとだけ、このアニメの特殊性を追記。

このアニメあちらこちらで紙芝居と言われ絶賛or酷評されているのではあるが、
紙芝居ととらえている部分が違うのでは無いかと個人的に思う。

このアニメ、リアルオンエアの時、特に10話なのであるが
正直ひどい。
ニコなどで比較動画を探していただければ分かるが相当ひどい。
オンエアの10話を見て紙芝居と言っている方は酷評していると思われる。
私のようにDVDやBDでしか視聴していない物にとっては
文字などが目まぐるしく変わるのが紙芝居になってしまっているので
斬新という表現になるのでは無いかと思う。

この辺りに絶賛と酷評の差が出てしまっているのかと思う。

まあ、TVでいくら時間が無いとはいえあれは酷い。。。
偽などもああならないことを祈るばかりではある。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 128

せもぽぬめ(^^*

★★★★★ 4.7

巧みさが光る名作です(゚ー゚☆キラッ

★化物語ってすごいですよね(*^▽^*)
私は原作の方は未読なのですが、本作品が原作読まれた方々からも評価されているのは納得出来ちゃ
いました♪
「化物語」の特徴は、その台詞の多さからも分かりますように、とても軽快かつ巧妙で淡白な言い回し
の会話劇によって作り出される独特な世界観ですよね。
これこそ原作者、西尾維新さんの真骨頂と言うべき言葉遊びなのでしょうね♪
そんな個性的な作風である原作を、壊すことなくアニメ化させた要因として「演出」と「BGM」の力が
とっても大きい存在なんじゃないかなぁーって感じました。
 
演出の奇抜さには定評があるシャフトさんですが、今回の作品で強烈なインパクトを与えていたのは
斬新かつ巧妙な「テロップワーク」ではなかったでしょうか♪
視聴者が全てを理解して、読み取れる様な物ではないのですけど、あらゆる角度から迫りくる活字の
インパクトは個性的な言い回しをより個性的な印象にしてたように思えました。
また、活字以外にもシャフト得意のカメラワークや色彩ワークは見事でしたね♪
白・黒・赤・青・黄の原色を前面に押し出した作画はかなり特徴的に感じました。
 
作中に流れる、その場面ごとの雰囲気を盛り上げてくれる「BGM」も個性的だったと思います。
シンプルな音色とリズムを反復させる手法が物語により臨場感を与えていたのでしょうね♪
アニメにおいての大きな要素である物語・演出・作画・音楽がうまくまとまっているから、魅力的な
作品として「化物語」が出来上がってるんだなって感心しちゃいました。
 
■化物語のストーリー構成と一言感想♪
各ヒロイン毎のストーリーを5つに分けて構成されているので、間延びすることなく、分かりやすい
構成になっているので、とっても好感がもてました♪
 
●「ひたぎクラブ篇」
 戦場ヶ原 ひたぎ(senjyogahara hitagi)メインのストーリー
 ひたぎ様ご降臨って感じですね♪とにかく容赦の無いひたぎ様w
 徹底したツンドラっぷりには敬服するしかないですね(>o<")
 「重み」という言葉について考えさせられちゃいました♪
 
●「まよいマイマイ篇」
 八九寺 真宵(hachikuji mayoi)メインのストーリー。
 小学生らしい愛らしさと、わんぱくっぷりが魅力でしたねw
 おぱんつ丸出しでダウンする姿も可愛かったですよ(>_<")
 ありゃりゃ木との絡みは面白かったですよ♪
 
●「するがモンキー篇」
 神原 駿河(kanbaru suruga)メインのストーリー。
 百合系腐女子とは・・・スパッツの秘密とは!?・・・
 ひたぎ様をこよなく愛する妹分って感じでしたね♪
 
●「なでこスネイク篇」
 千石 撫子(sengoku nadeko)メインのストーリー。
 花澤さんらしい可愛らしいキャラですね♪
 しかも、ブルマとか・・・旧旧スク水とか・・・萌え要素たっぷりでしたねw
 
●「つばさキャット篇」
 羽川 翼(hanekawa tsubasa)メインのストーリー
 障り猫となった翼ちゃんも魅力的でしたにゃ~(=^・ω・^)
 最後に影の位置を忠告するシーンは名場面でしたね♪
 
■総評
泣けるほどの感動はないのですが、とにかく観て楽しいし記憶に残る作品っていう印象でした♪
主人公のありゃりゃ木の性格がとっても好感がもてて、唯一嘘を付いたのもひたぎちゃんの為の嘘だ
し、裏表のない素直で真っ直ぐなところがひたぎちゃんにはお似合いだと思いました♪
どのキャラも個性的で好感が持てるのが本作品の良いところでもありますよね。
シリアスあり、感動あり、笑いもシュールで好感良し、テンポもよ~しなので、一度はご覧になって
欲しい作品のひとつですね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『staple stable』・・・ひたぎクラブ篇
 歌:戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)
 軽快でポップなサウンドとドライな口調のひたぎちゃんの心の中を見れたような歌詞なのです♪
 
OP曲『帰り道』・・・まよいマイマイ篇
 歌:八九寺真宵(加藤英美里)
 テクノポップなサウンドが八九寺ちゃんの声にピッタリな可愛いナンバーなのです♪
 
OP曲『ambivalent world』・・・するがモンキー篇
 歌:神原駿河(沢城みゆき)
 沢城みゆきさんの声にピッタリなロックナンバーなのです♪
 
OP曲『恋愛サーキュレーション』・・・なでこスネイク篇
 歌:千石撫子(花澤香菜)
 「ふわふわり~♪ ふわふわる~♪」この曲可愛すぎます! お気に入り確定♪
 花澤さんのファンの人はきっと悶え死ぬ一品ですねw
 
OP曲『sugar sweet nightmare』・・・つばさキャット篇
 歌:羽川翼(堀江由衣)
 バイオリンとギターの協奏がかっこ良いOP曲らしいナンバーです♪
 
ED曲『君の知らない物語』
 歌:ryo(supercell)
 クリエイター集団「supercell」のメジャー初シングルなのです♪
 
2011.07.13・第一の手記
2011.07.14・誤字修正
2011.10.28・第二の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2019/09/21
♥ : 183
ネタバレ

noindex

★★★★★ 4.5

虚淵玄「化物語くらい萌えと文芸を完成度高く融合されると抵抗しようがない」

表題はNewTypeの西尾維新との対談での化物語評です。
実に文芸的ですよね。こんなセリフばかりのアニメを作るとか、凄い勇気だったと思います。
絶望先生という下地があって出来たことでしょう。
(なお高得点をつけてますが、偽はボロクソに貶します)
{netabare}ひたぎクラブ
一番衝撃だったのはおもし蟹のデザインですね。蟹という漢字の集合で蟹の形を作っているとか…神を人間の絵で表現できないという発想でしょう。シャフト演出ここに極まれりです。

まよいマイマイ
ひたぎが真宵を見えるふりをしていたというギミックが面白かったですね。翼には見えるのは後の伏線みたいになっています。

するがモンキー
駿河の変態ギャグが冴えていていいですね。だからギャグが無くなった花物語は嫌いだったりする。容赦ないグロ描写は良い。ただ暦が半殺し状態でも平然としているひたぎがちょっと。この辺からあまり好きなキャラじゃなくなってきた。

なでこスネイク
ここも駿河が光ってた。助けるべき相手を間違えないでくれは好きなセリフ。

つばさキャット
12話!神回ですね。ちょっとあざといですが、君の知らない物語とのリンクに感動しました。立木さんも名演だった。セックス恐怖症を赤裸々に告白するひたぎが良かった。
翼のほうは…たんだん、この後この作品がグダグダにだめになっていくのがすでに見えてきているんだよな。{/netabare}
各OPとEDの君の知らない物語は文句無しにいいですよね、サントラ買いました。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 45

88.6 2 狼と香辛料II(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2773)
14820人が棚に入れました
旧作からキャラクターデザイン担当と制作会社を変更しつつ、続編として制作された電撃文庫の人気ライトノベル原作アニメ第二弾。ホロの故郷を探すロレンスとの旅は、いつ果てるともなく続く。そんな彼らは道中で若き商人アマーティと出会うが、彼は清楚な修道女の振りをしているホロに一目惚れしてしまい、ロレンスを相手に彼女を身請けするよう持ちかけてきた。そんな折、些細なことで仲違いしてしまったホロとロレンス。あろうことか、ホロはアマーティに知恵を貸しているらしい。楽しかった二人の旅もこの地が終着点になってしまうのか? 原作の長編2作を映像化。アニメシリーズの前作は活劇要素も多彩だったが、今回はより会話劇と商取引の駆け引きに特化した内容となっている。

声優・キャラクター
小清水亜美、福山潤、千葉紗子、小山力也、笹島かほる、渡辺明乃、朴璐美、内田夕夜、豊崎愛生

さとろー

★★★★★ 4.4

前作に続き劣化なし

なにげなくなく見始めたこのシリーズ。

とても見やすいアニメであるが、かと言って単純なストーリーなわけでもなく全体的に評価できるアニメだと思う。

普段私の持論として高い評価のアニメにレビューは必要ないと思っていた。
なぜなら、人は結局失敗しなければ満足できるのである。
低い評価(または普通の評価)をだしたものがレビューを書き、作品をダメだしし、そしてそれをみた人がそのレビューをもとに失敗しないよう吟味する。
そういうものであると考えている。

今回この作品にレビューしようと思ったのは、高い評価をだしつつもどうしてもダメだししたかったからである。
ひどく個人的な書き込みなので、特にこのレビューを見る価値はないかもしれない。
レビューを見るために使った時間を返せ!といわない心優しい紳士だけ続きを見ることを願う。

私が不満を持っているのはこの作品のラストである。
最後の最後だけ抜けているような、最終話一歩手前のような状況でこのアニメは終わりを迎える。
RPGに例えるなら、細かいストーリーは終わり、あとはラスボスを倒してハッピーエンドを迎えるだけだ!!!って所で「冒険の書1」が消えてしまうようなものである。

それがベストな終わり方でグダグダにならずすっきりしているという人もいると思うが、すっきりして眠りにつきたい私としてはなんともお預けをくらったようでおもしろくない。

でもこのアニメが私にとってとてもおもしろかったのは自分の満足感から変えようのない事実であるため評価は高くせざるを得なかった。

このアニメを見ようと思っている人はわっち、、、じゃなかった私のレビューではなく、他の人のレビューを見ることを推奨する。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 6

こたろう

★★★★★ 4.1

大人用の最強萌えアニメだと思います

前作同様、イチャイチャぶりを見て悶えるアニメです。


エピソードの本筋は商売の話が中心ですが、2エピソードしかなく、ちょっと説明不足というか急ぎ足すぎて頭脳戦の醍醐味が薄かった感じです。
ラストももう少し盛り上がりが欲しかった。
まぁ商売の話もラブラブのための肴なんですが。


それよりも、何よりも、やっぱり特筆すべきはホロの可愛さです。
動きがすっごく可愛い。
耳や尻尾での感情表現がとても丁寧に描かれていて、ちょっとウィットな会話中にも「あ、喜んでる」みたいなのが判ったりして魅力を引き立ててます。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 20

大和撫子

★★★★☆ 3.8

尻尾振り振り可愛い!

1期同様非常に面白い作品でした。

◆この作品の概要は・・・
1期の続きとして、ホロの故郷を探すため北に向かうお話。
今作ではエピソード0+12話で構成され、前半と後半とで大きな2つのエピソードに分かれて展開される内容となっております。
1つのエピソードが6話分の話なので非常に濃い内容になっていました。
しかし、商売の駆け引きのわかりづらさは相変わらず・・・。

◆この作品の見どころは・・・
ズバリ、ホロを失ってしまうかもしれないというハラハラ感でございます!
1期では主に商売の話で絶望になったり、生命の危険があったりといった展開でした。
しかし今作では、商売の損得よりもホロを失うか否かの心情が強く描かれていて非常にヤキモキさせられました。
お金よりも大切なものがあるものですよね・・・。

◆もうひとつの見どころ・・・
やはりホロの可愛らしさです。
近年の美少女アニメには決してない、視聴者のツボを抑えた可愛らしさ。
悲しい時には獣耳が垂れ、嬉し時には尻尾フリフリ、興奮した時には尻尾が逆立つ。
この辺の描写は1期以上によく描かれていて、思わずギュ~と抱きしめたくなるような気持ちにさせてくれました。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 44

87.3 3 サマーウォーズ(アニメ映画)

2009年8月1日
★★★★☆ 4.0 (3958)
19586人が棚に入れました
世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界、OZ(オズ)。そのメンテナンスのアルバイトをしている高校生の健二は、憧れの夏希先輩から田舎に行くというアルバイトを頼まれる。気楽に応じた健二だったが、実は夏希の本家とは武家の血筋を受け継ぐ旧家、陣内家であり、曾祖母である烈女・栄のために夏希のフィアンセのふりをするというアルバイトだったのだ。さいわい栄は健二を認め、芝居は平穏のうちに終わるかに見えたが、その夜健二はケータイに届いた謎の数式を、数学の問題と考えて解いてしまう。しかしそれは、OZ世界を崩壊させ、現実世界をも混乱させる大事件の幕開けだった。

声優・キャラクター
神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月、仲里依紗、斎藤歩、富司純子

gibuson

★★★★★ 4.2

声優に声をあてて欲しかった

ストーリー、個々の人物、作画などは非常に良かったので、
総合するとすごく良い評価になります。
ただ1つ惜しむらくはCV。
声優に声をあてて欲しかったです。


良い声、良い演技をなさる俳優は数多くいらっしゃいますが、
本作に声をあてた俳優さんは
「声のみで表現する」力が少し足りなかったように思います。
出演は俳優達の成長のためだったのかもしれませんが、
ラストシーンの違和感は忘れられません。


名のある俳優をCVにすることによる
宣伝効果は大きなものがあると思います。
俳優自身のネームバリューもそうですし、
事務所のバックアップも声優よりすごいでしょう。
ただ、「声のみで表現する」声優の能力をもって
作品をより素晴らしいものにすることで補えなかったのかと思うと…
それだけが心残りです。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 12
ネタバレ

noindex

★★☆☆☆ 2.0

気持ち悪いセンスの過大評価アニメ

この辺から本性をあらわしたようで、全編にわたって監督の気持ち悪い趣味が前面に出てくるようになった。
{netabare}佳主馬はショタホモっぽいし、主人公とヒロインの最後の結ばれ方も気持ち悪い。
真田合戦をモチーフにしているのが押し付けがましいというかうっとおしい。
祖母が無双するのもなんかずれた社会風刺と言うか。

花札で勝負とかよろしくおねがいしまーすも、何でそれ?何でそのセリフ?という印象。{/netabare}

頭の悪い人間がメッセージ性のあるアニメを作ろうとしたらこうなったというか…とにかく、生暖かい暑苦しさ(?)が気持ち悪い。
次のおおかみこどもでおかしな点を大量に指摘されて馬脚を現しちゃったよなこの監督。
副監督の伊藤さんがこの作品で去ったのも何か思うところがあったんだろうか。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 17

せもぽぬめ(^^*

★★★★★ 4.5

友情・愛情・感動・絆・おばあちゃーん!!

まず一言!!ヾ(・o・*)シ
「サマーウォーズ」は大人から子供までどんな年齢層でも楽しめるような作品なので、多くの方々に観
て頂きたいなぁーと思える作品なのです♪
 
タイトルとパッケージのイラストからはとても想像できない様な、とっても壮大な物語なのですよ!!
なんといっても、今回の物語の舞台となっている長野県上田市の自然豊かな田舎風景とパソコン・仮想
空間・アバター・アカウントと言った現代社会の代名詞とも言えるIT文明を、見事なまでに融合させた
シナリオ構成には本当に関心させられましたのです(゚0゚*)ホ--ッッ!
 
■超簡単なあらすじ!!
世界一のセキュリティーを誇るOZと言うバーチャル空間がありました。そのセキュリティーゆえに、全
世界の人々のあらゆる身近な生活から、企業、政治、軍事まで密接にかかわるネットワークとなってい
たのです!
OZの世界でアルバイトをしていた主人公の健二。ある日の夏、本作のヒロインで先輩の夏希から、ちょ
っと変わったアルバイトに誘われてしまうのでした!!
そして、なぜか夏希のおばーちゃんの家に行く事になるのですw
その旅先で、健二がOZに関わるある事件を起してしまうのです!!その事件が引き金で、全世界が大混乱
におちいってしまうのです!!
お世話になっている夏希の田舎、陣内家の人たちとともに、この大混乱に立ち向かっていくのです!
健二と夏希の運命はいかに!!
 
■ここが見所かもね!!
・一見普通の男の子の健二ですが、とってもすごい能力が!?そもそもこんな能力なかったらねぇw
・花札やったことない人はちょっとだけルールを覚えておくと、感動が2倍になるかもね♪
・上田市と言えば!!そう幸村ですよ♪陣内家=真○家なのですね、そんな由緒正しい家柄に注目♪
・栄おばあちゃんの侘助(わびすけ)対する言動と行動に注目!!なぎなた姿は素敵でした♪
・『74』→『75』この数字覚えておいてくださいね♪名シーンですw
・警察官の翔太にはイラっとできますwでもこういうキャラいないとねぇ♪
 
 
他にも見所がたくさんですが、緊迫感も味わえて、人と人との絆、家族愛など、いろんな感情を味わう
ことが出来る作品した。とにかく、栄おばあちゃんが最高です!家族全員が慕っているのが本当に良く
わかりますよ♪
田舎を思い出させてくれるアニメってあまりないですよね。私のおばあちゃんの家も長野なので尚更でしたw
観てよかったなぁ~おもしろかったなぁ~ってED曲聴いて余韻に浸ってくださいね♪

投稿 : 2019/09/21
♥ : 30

84.9 4 東京マグニチュード8.0(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (2456)
12560人が棚に入れました
中学1年生の小野沢未来は弟の悠貴のお守りとして一緒に東京のお台場へロボット展を見に来ていた。その最中、東京にM8.0の海溝型大地震が発生、連絡橋は崩壊し、東京タワーが倒壊するなど、東京は大きな被害を受ける。
未来と悠貴はお台場で出会ったバイク便ライダー日下部真理の力を借りて世田谷の自宅へ帰ろうとする。

声優・キャラクター
花村怜美、小林由美子、甲斐田裕子、喜多村英梨、豊崎愛生、高平成美、遠藤綾、沢城みゆき、野中藍、中博史、井上喜久子、滝川クリステル
ネタバレ

みかみ(みみかき)

★★★★★ 4.1

地震と津波。

<みじかい感想>

 とてもよかった。何よりも、わたしにとってはなまなましい作品だった。

<みじかくない感想>

■わたしにとってのなまなましさ

 何のヒネりもない感想だけれども、観ていて涙がでた。わたしはだいぶんスレてしまっている人間なので、あまり泣くことはないのだけれども、泣いてしまった。
 なぜ泣いてしまうのか。
 そういうことの理由を問うことはヤボでもあるのだけれども、その理由はおそらくわたしにとっては、三つぐらいあったのだと思う。

 一つ目は、震災直後のタイミングにみたせいだ。非常になまなましかった。これは2011年だからこそ、よくわかった。死者数がどんどんと増えていく報道や、自衛隊の動きなどが、まさに数ヶ月前の三月の記憶がそのままだった。
 そして、帰宅ルートであるお台場→芝公園・麻布十番・恵比寿→三軒茶屋のルートはわたしにとって通勤・通学・居住経験のあるところだ。いずれの場所もなじみ深いゆえに、それが崩壊したシーンというのは感じるものがあった。
 加えて、この中に登場する姉弟は、幼かった頃の、姉と自分の関係に非常に似ていた。姉はまさに、ああいう未来ちゃんにそっくりな性格の人で、小さい頃の自分は、悠貴くんをもう少し残念にしたような子供だった。大筋の性格はすごく似ていた。この姉弟の描写は実際にモデルがいるんじゃなかろうか、と思った。姉がああいう性格だと、弟は姉の影響をうけて、自分の欲求を外に出すのを我慢する子になりがち…だというのがあるのかもなあ、などと思ってみていた。

 そういうわけで、とても、この話がフィクションだとは思えず、すべてがわたしにとっては極めてなまなましかった。
 私は、この作品にとっての理想的な観客だったのかもしれない。


■本作のうそっぽいところ

{netabare} なお、実際とそぐわないところ、ということでは帰宅に時間かかりすぎではないか、とは思った。あの道のりを実際に知っている身としては…大人の足だけならば物語上の10分の1以下の時間で帰れる。子供の足でも、五分の1ぐらいの時間で帰れるのではないだろうか…。
 いかに道がねじまがっているとは言え、そんなには遠くない。これは、古屋兎丸の『彼女を守る51の方法』についても言えるのだけれども、六本木から渋谷までの道のりって、実際にあるくと1時間ぐらいしかかからないはずなんだけどね…{/netabare}
 

投稿 : 2019/09/21
♥ : 34
ネタバレ

ひろえっくす

★★★★☆ 3.2

クラッシュ症候群の恐ろしさ

{netabare}クラッシュ症候群とは、瓦礫等で長時間圧迫されて、壊死した筋肉から
生まれたカリウム・ミオグロビンなどの毒性物質が、救助による圧迫開放で
血流が再開し、毒性物質が全身に運ばれる症候です。

症状としては、
挫滅組織の体液シフトによる脱水症状や、
腎臓に届いた毒性物質が尿細管を壊死させ、急性腎不全を引き起こし、
最悪な場合、高濃度のカリウムが致死的不整脈を起こし、急性心不全により
死に至る場合もあります。

重症であることが見落とされやすい症状な為、救出当初は比較的元気に見えますが、
突然容態が悪化し亡くなってしまう事があり、
阪神・淡路. 大震災後の調査では372件のクラッシュ症候群の内、
50件もの死亡が確認されています。

◆クラッシュ症候群の簡単な判断
・重量物に2時間以上挟まれている(筋肉壊死の時間的目安)
・挫滅部位がパンパンに腫れたり、点状に出血している
・茶褐色(ワインレッド色)に変色した尿が出る(ミオグロビン尿)
・挟まれた部分の感覚がない(知覚麻痺)
・挟まれた部分が動かない(運動麻痺)

クラッシュ症候群は一刻を争う高度な医療処置が必要ですが、
応急処置としては

・.飲める範囲で大量(1リットル以上)の水を飲ませる
(臓器に悪影響を及ぼす毒性物質の血中濃度を下げる事ができる)

が挙げられます。
また、

・挫滅部位より心臓側へ止血帯法を行い、有害物質の心臓・腎臓到達を防げる

という方法もありますが、
管理態勢が整っている医療現場に対し、
訓練経験の乏しい一般市民が行う止血法では、

★筋肉損傷・細胞の壊死、神経麻痺や損傷・知覚異常などのリスク

が生じる為、注意が必要です。

「日本版救急蘇生ガイドライン」の2005年改訂(G2005)以降は、
止血目的での止血帯法は推奨されていません。
現在、外出血コントロールとしての止血法は、直接圧迫止血法
(清潔な布やガーゼなどを重ねて、傷口に当てて、その上を手で圧迫する方法)
のみが推奨されています。

◆どうしても止血が必要だと判断される場合のポイント
・止血帯は、大腿部もしくは二の腕に
(胴体や首はもちろん不可、脛や前腕部も骨の構造上、有効な緊縛が困難)

・止血帯には幅広(3cm以上)の布を
 (細いと組織挫滅や神経損傷の危険)

・緊縛開始時間を、紛失しない止血帯や体自体にメモ

・1時間以内に、災害拠点病院か透析医へ搬送

・30分に一度は緊縛を4~5分緩め、末梢部分の血流を補うこと

止血帯法は、「命を失うか、縛った部分の手足を失うか」
という究極の選択でもある為、判断が難しい所でもあるようです。

【作品の内容の感想】
リアリティーを追及したとあるので、演出もあまり大袈裟なものはなく、
ドキュメンタリー物のように、淡々とストーリーを追っていく感がありました。

ただ、リアリティーを追及するのなら、弟の死は目の前の事実として描写した方が、
より感情に訴えかけるものがあったのではないかと思います。

弟の死がはっきりとわかるまで、??となっていた為、姉が泣いてるシーンでも
少し共感しづらかったです。

それと、この作品の意義の一つである「地震の恐ろしさ」を伝える為には、
もう少し強い表現も必要なのではないでしょうか。

こう言うと少し語弊があるかもしれませんが、主な登場人物で死んだのは弟君だけで、
それもわかりづらい表現で、悲劇の描き方がちょっと中途半端な気がしました。

最後のプレゼントのシーンは感動的で泣ける話ではありましたが、
地震の恐ろしさや悲惨さを訴える為には、火垂るの墓のような、
誰も報われないような悲劇的な描写も必要ではないのかと思います。

この作品でクラッシュ症候群というものを知り、調べるきっかけとなりましたが、
せっかく膨大な量のリサーチを行ったのならば、上記のような地震に関わる知識の説明なんかも
もう少し入れてよかったのではないでしょうか。

あとは、西川貴則さんの主題歌はカッコいいけど、この作品の世界観には合ってないような、
人物画も、電脳コイルのような作風でしたが、これもリアリティを伝える上では
不適切な気がしました。

ただもう一度見れば評価が変わるかもしれません。

アニメの作品としては、ちょっと厳しめの評価になってしまいましたが、{/netabare}
地震というものを考えさせる意味ではとても意義のある作品だったと思います。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 7

たにゃーん

★★★★☆ 4.0

いまだからこそ

東北地方太平洋沖地震によって多くの犠牲者や苦難者がでているいま、不謹慎ではありますが、いまだからこそこのアニメを見ようと思いました。

東京湾を震源としたマグニチュード8.0の大地震によって多大な影響を受けた姉弟を中心にその家族、被災者の苦難やそれに立ち向かう姿を描いたアニメです。

東北地方太平洋沖地震に良い思いをした方は一人とていらっしゃらないと思いますが、私はこのアニメをみて姉弟の絆の強さ、家族の愛の深さ、他人と他人との暖かくもあり冷たくもあるその繋がりをみて、様々な感情をいだきました。

終盤は涙なくしてみることができませんでした。

さっきの今でこのようなアニメみることは不謹慎と思う方もいると思いますが、わたしは今だからこそこのアニメを見ることをお勧めします。

感情移入はもちろんですが、被災地の方々への考え方や思い方がひとつ変わると思います。


投稿 : 2019/09/21
♥ : 15

84.7 5 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(アニメ映画)

2009年6月27日
★★★★★ 4.2 (1959)
11325人が棚に入れました
2007年9月1日に公開され、全4部作のうち、序章的な位置づけにあたる。本作のベースとなったのは、TVシリーズのうち第壱話から第六話まで。14歳のシンジ少年が汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンに乗って正体不明の敵性存在「使徒」と戦い始める契機と、自分の暮らし、友人、街など身近なものを認識する過程が、丁寧なタッチで再び語られ、1本の映画として再構成されている。クライマックスは、国家規模のオペレーションを描いた「ヤシマ作戦」。日本中の電力を箱根の一点に集め、シンジのEVA初号機が狙う陽電子砲の起動エネルギーとする大プロジェクトだ。自在に変形と攻撃を繰り返し、ネルフ本部へ侵入しようとする使徒。人類すべての運命が自分の双肩にかかったとき、シンジの心中に芽生えたものは・・・。

声優・キャラクター
緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、山寺宏一、石田彰、立木文彦、清川元夢、長沢美樹、子安武人、優希比呂、関智一、岩永哲哉、岩男潤子、麦人

だんちょー

★★★★★ 4.1

衝撃の展開

新劇場版の2作目。

正直TV版のちょいリメイクぐらいに思っていたので、ここまでガラッと展開を変えてきたのはビックリしました。

TV版のパラレルワールドを見てるみたいw

リリスとの契約・綾波との接触による覚醒など、このあたりがキーパーソンになりそうかな?

今回は根本的にラストを変えてくるのか。序と同じくTV版とは違う流れがワクワクさせてくれます。

先が全然読めない展開なので次作の期待してしまいます。

でもアスカの扱いには納得いかないw

投稿 : 2019/09/21
♥ : 10

せもぽぬめ(^^*

★★★★★ 4.8

σ(・・*)アタシ的ヱヴァ補完計画!! ( *゚ロ゚)<破 ⊂☆===≡≡≡)))☆

■新しいエヴァの世界へ(*^-^)
いきなりオープニングでやってくれました♪
劇場版らしい演出の中、新キャラのマリがいきなりの登場ですね♪
もうこの時点で((o(^∇^)o))新しいエヴァへの期待感が右肩上がりでした!!
そしてお待ちかねのアスカ登場♪
ヾ(゚0゚*)ノアレアレー??・・・「式波??」名前がちがいますけど。。。
疑問を抱きつつ、ここからパラレルワールドのような新しいエヴァの世界へ引きずり込まれるのでしたw
 
 
■総評
「序」ではヤシマ作戦までを描いていましたけど、「破」というだけあってTVシリーズのストーリーとはまったく違う方向へ向かっていきましたね♪
いちばん感じたのは人間関係がかなり違ってましたね、加持、アスカ、レイ、シンジの関係がかなり違うものになっていて、ちょっとびっくりするくらいです!
しかも呼び方も若干ちがうので、ちょっとした注目ポイントですね♪
 
でもちょっとだけ残念だったのが、尺の関係だと思うのですけど、その人間関係が急展開すぎて・・・・
∑('◇'*)エェッ!?そうなんだぁー!?って印象を受けてしまいます。
そういう点ではTVシリーズ化した新劇場版を是非観てみたいなっていう、わがままな欲望が生まれてしまいましたw
 
とにかく、新展開については観て感じていただきたいです♪
きっと・・・アスカーーーーー!!って叫びたくなるでしょうw
エヴァファンであれば必ず観るべき作品であることは間違いないですね♪
はやく次回作「Q」がお披露目になる事を期待して待つとしましょう(*^-^)
 
 
■お・ま・け
「序」に続き「破」でもミサトさんの( ̄▽ ̄)=3 プハァー が見れました♪
いつ見てもビールが飲みたくなっちゃいます♪
(  ̄ー ̄)/C□☆□D\( ̄ー ̄ )カンパーイ!
 
 
2011.08.22・第一の手記

投稿 : 2019/09/21
♥ : 34

A.Crest

★★★★★ 5.0

螺旋的に輪廻する世界としてのエヴァシリーズ

私信のように感じてしまう作品というのがある。そこには心の底の記憶を掻き起すような仕掛けがあちこちに埋め込まれている。

たとえば、ミサトの携帯、あのウルトラ警備隊の通信機の音は、その玩具を買ってもらった子供の頃の風景や匂いを、居酒屋に流れる昭和レトロな曲"恋の季節”は、今はもう物置にもないあの電蓄で聞いていた45回転シングルの音を、第9使徒および第10使徒との戦いの際の"今日の日はさようなら"にいたっては、学生時代のキャンプファイヤーの夜を、否応なく鮮やかに蘇らせてしまう。

これをオマージュと呼ぶのは相応しくない。それは過去の心象風景を召喚するスイッチであり、視聴者の記憶をスクリーン上の架空の物語に横糸のように織り込んでいく仕掛けだ。そしていつの間にか視ていたはずの者はあたかも当事者のように物語世界にひきずりこまれてしまう。これがエヴァという作品の手法なのだ。踏切の音、留守電のメッセージなどの生活音をわざわざリアルから持ってきているのにも同じ演出意図を感じる。

私はその効果を素晴らしいとも、あざといとも思う。

世代・文化圏の違う人達に対してこれらの仕掛けがどう働くのかは判らないが、少なくとも私は魔法にかかり、エヴァをまたもや私信のように感じながら、いろいろなことを考えてしまうのであった。

95年のころと比べて、なんというかエヴァも丸くなったというか、優しくなった。ゲンドウの不器用な父親のありようは、なんだかこう、愛らしいとう領域にあるし、レイも心を開き行動を起こすまでに成長しているではないか。なぜ??

カヲルは「今度こそ君を幸せにする」と言った。この物語はおそらくパラレルワールド型ではない。前回のサードインパクト後に再創造された世界を舞台とし、少しだけ成長した魂たちによる二度目(あるいはそれ以上)のチャレンジなのであり、前回のエヴァから螺旋的に展開した物語世界なのではなかろうか。「Air/まごころを君に」のあの最後のセリフ『キモチワルイ』はバッドエンドを示していたのだったか、と。。。

いや、そんな解釈を抜きにしても、ここにある新しい物語世界が、15年前にエヴァを作っていたスタッフの心の成長であり、物語世界に参加していた私達の心の成長なのであることはきっと真実だ。

庵野監督にはこれからも成長し輪廻するエヴァをずっと作り続けていってほしい、否、そうするしかないであろう。まだ見ぬ第四部のラストで本当に満足できるフィナーレが描けるとは思えないから。なぜなら、人類の補完、すなわちヒトのあるべき姿などを描けた作品は未だかつてないのだから。私たちは永遠にチャレンジし続けるしかないのだから。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 16

75.1 6 空の境界 第七章 殺人考察(後)(アニメ映画)

2009年8月8日
★★★★★ 4.1 (670)
4033人が棚に入れました
1999年2月。両儀式が黒桐幹也の前から姿を消した。そして、それに合わせる様に再発する連続殺人事件。3年前、自らを人殺しと称した式。信じ続けると誓った幹也。幹也は式の無実を証明するため、殺人事件の捜査を始める。そんな中、幹也はある麻薬事件をきっかけに高校時代の先輩・白純里緒と再会する。

声優・キャラクター
坂本真綾、鈴村健一、本田貴子、藤村歩、中田譲治、保志総一朗
ネタバレ

takumi@

★★★★★ 4.9

普通と特別 理性と衝動の境界線

1999年2月。時系列的に7番目の第7章。
黒桐幹也の前から式が姿を消したのとほぼ同時期、
4年前と似たような連続猟奇殺人事件が起きる。
式を信じ続けたい幹也は彼女の無実を証明するため、独自に捜査を始めるが
そんな中、高校時代の先輩・白純里緒と再会して・・というお話。

なにげない点と点がやがて、ひとつの線でつながっていくこの第7章、
劇場版としては最終章となり、いろんな意味で結論が出され、
しっかりと区切りがつくように作られていた。
そしてこの章のタイトル「殺人考察(後)」からもわかるように
第2章「殺人考察(前)」での伏線がどんどん回収されていく。
ともすると聞き漏らしてしまっていたかもしれないような誰かのセリフが
実はとても重要だったりして、綿密に計画されたシナリオの深さに
あらためて驚かされたし、音楽、映像、演出すべてにおいて
この章の完成度が一番高かったのではないだろうか。

ヘンデルの「サラバンド」をアレンジしたようなOP、
ネガフィルムをモチーフに記憶というテーマを揶揄した映像も、すごく好み。

4年前、式が遭った事故の真相と殺人鬼の真相。
そして式が失っている2年間の記憶とは。
幹也が信じてきた式という1人の人間像。
式が見てきた幹也という1人の人間との出会いと軌跡。そして絆。
ドラッグを通してその人物の人間性や性格を表現していたのもなかなか良かった。
{netabare}
さらには、式を縛り付けていた、「人は一生のうちに1人しか殺せない」
「人は人間1人分の死しか背負えない」という亡き祖父の言葉の本当の意味が、
この作品の一番底にあることに気づかされ、多少の矛盾は感じつつも、納得できた。

観終えて思えば、白純里緒みたいな人こそが本来の意味での中二病な人だよね。
特別でありたいと憧れ、異常なことをしていくうちにエスカレート。
正当化するためにさまざまな行為に理屈をつけては繰り返す異常行動が
犯罪と気づいていても引き返せない精神的な弱さ。
さらには自分だけで背負うことができなくなり、同じ仲間を増やそうとする。
悲しく、とても哀れな里緒だったが、荒耶 宗蓮のような魔術師も似たようなもの。

対照的に、幹也のブレない一途さがすごく光っていて。
ブレないどころかもう執念としか言いようがないほどだったけれど。
式にとっては、幹也の真っ直ぐな愛情が彼女の中の男性人格・織を消して(殺して)
しまったのだとしても、この作品は式と幹也の傷だらけの純愛物語でもあるのだなと
思うと、織が消失して良かったし、そうしないと前に進まない物語だった。
それに、消えてしまった織を補うかのように男性口調でいようとする式の気持ちも
ものすごく共感できるし、幹也の前でだけは時々ながらも
女性らしさをちらっと出すところなんか、ほんと・・わかるなぁと(笑)
そんな部分でも、個人的にこの作品への愛着が強かったりする自分だ。

とにかく、殺戮シーンのグロさとは裏腹に、静かな雪の風景はとても美しく。
スピード感のあるバトルシーンとのメリハリも効いていて、
里緒はとことん気持ち悪く、幹也はとことん純粋で、そして式は強かった。
特に、里緒との戦いのあと、十字架のように仰向けになっている式が印象的。
精根使い果たした後に背負うものの重さを感じさせる、良いシーンだったと思う。
また、幹也の本音が叫ばれるシーンは必見だけれど、
自分的にはエンドロール後の、桜並木での式のセリフに熱い涙がこぼれてしまった。
{/netabare}
上映時間120分。時間だけでなく内容的にもとても見応えがあり、
この第7章に一番、登場人物たちの本音が出ていたと思う。
しかし、このあと「終章」が控えている。
まだこの作品を語るに、終われないものがあるのだよね。
終章の感想はまた後日。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 44

レイ

★★★★★ 5.0

貫き通された意志!!

(ここに一章から全ての総評みたいな感じで書く事になると思いますが、あらかじめご了承下さい。)

さて、何と言っても空の境界は世界観が作り込まれている。
ジャンルで言えば伝奇なのかな?
魔術や超能力、宗教的な考えから精神的な世界までもが物語の設定として緻密に作り込まれている。
まぁ、TYPE-MOONの作品での共通世界観があり、悪く言ってしまえば「使い回し」なんですが(汗)
それはそれで面白い試みだから良いと思います!

小説原作ですが、TVで無く劇場版と言うことで…TVではできない表現、演出で飽きる事なく楽しめる作品です。
原作を知らず一章を見ると「何だコレ?」と良く分からない事がありますが章が進むにつれ、パズルのピースが組み合わさっていくかのように物語が分かっていきます。

キャラは個人的にも気に入ったものが多く、まぁ…「ブリーチの一護?」とか「チャーリーとチョコレート工場のチャーリー?」とか他作品のキャラを彷彿させる者も出てきて、可笑しかったですが(笑)
特に、橙子さんは攻殻機動隊の素子(少佐)に雰囲気似ててかっこよかったです♪
声優も好きな声優さんが何人も出てて、カッコイイキャラ達をより一層引き立ててくれていたと思います。
式が坂本真綾さんだったので、マジ惚れでした(笑)

あとどうでもいいネタですが黒桐の名前が度々、「フランスの詩人みたい」といじられるのは…ジャン・コクトーを皆知っているのかと関心しました(笑)

戦闘シーンは、魔術戦か刃物を用いた銃器無しの白兵戦ばかりですが…独特な鋭いカメラワークは抜群に良く、テンポも比較的早いテンポで非常にかっこよく鳥肌物でした。

恋愛的なとこを言えば、式が後の方の章になって俗に言う「デレる」事がたまーにあり、それは可愛かったです。
関係的なものを言えば黒桐が鈍すぎて式と進展しないと言うパターンで、しかも妹まで出てきて三角関係…ありがちですがなかなか面白かったですよ♪

音楽も個人的には文句無し!
主題歌は全て『Kalafina』が歌っていて、章ごとの雰囲気に合わせて曲も作られていたのでとても良かったです。

最後に…七章の終盤は泣きました!!!

この作品は陰惨な描写なども多々あり…不愉快に感じる人もいるかもしれませんが、個人的にはとてもメッセージ性の強いものだと思うので多くの人にも見てもらいたいものの一つです。
時間軸的に言えば章の順通りだと激しく前後してるので、見るときは一気見する事をオススメします♪

投稿 : 2019/09/21
♥ : 8
ネタバレ

入杵(イリキ)

★★★★★ 4.7

空の境界の集大成。式と織の夢の行方は如何に

「空の境界」は奈須きのこによる、同人誌に掲載された長編伝奇小説である。全7章で構成され、本作は第七章「殺人考察(後)」が映像化された。「そらのきょうかい」でも「くうのきょうかい」でもなく、「からのきょうかい」なのでお間違えの無い様に。略称は「らっきょ」。


「空の境界」は奈須きのこの小説だが、奈須きのこと武内崇の所属する同人サークル(現在は有限会社Noteのブランド)「TYPE MOON」の作品に「月姫」、「Fateシリーズ」などがあり、「空の境界」と世界観を共有している。奈須氏によると「微妙にズレた平行世界」とのこと。

劇場版「空の境界」は圧倒的な映像美、迫力満点の戦闘シーンと、難解且つ素晴らしい世界観を、原作小説を忠実に再現し映像化したufotableの力作である。
本作のメインテーマは「境界」である。相反する二つのものに関するメッセージが緻密に組み込まれている。
その各々に対する矛盾もまたテーマの一つだ。
奈須氏の命の重さ、禁忌を主題とした本作の完成度には脱帽するばかりである。
「生」と「死」、「殺人」と「殺戮」などについて考察するわけだが、テーマがこれであるから必然的にグロテスクな描写がある(しかも美しかったり)。
また、難解な言葉(辞書的意味では用いない)や、時系列のシャッフルにより、物語の理解はやや困難である。
しかし、この時系列シャッフルこそが「ミステリ」における叙述トッリクとして作用しているのである。
決して時系列の通りに見てはいけない(2度目からはご自由に)他にも、原作にはなかった「色分け」が行われている点も魅力的だ。式の服の色や、月の色なども見てみると楽しい。
全7章に渡って展開される両義式と黒桐幹也の関係も素晴らしい。
設定はここで説明するとつまらないので、作品を視聴することをお勧めしたい(丸投げであるが(笑))
副題のThe Garden of sinnersは直訳すると「罪人の庭」と言う意味。sinには(宗教・道徳上の)罪という意味があり、guiltの(法律上の)罪とは区別される。
Theの次のGardenが大文字であることから、これはギリシアの人生の目的を心の平静(アタラクシア)に見出した精神快楽主義のエピクロス学派を意味する。よってThe Garden of sinnersは快楽主義に溺れた道徳的罪人という意訳が適切ではないか。

===============================================

第七章の本作は「空の境界」の時系列で、全7章のうち7番目にあたる作品だ。本作の視聴で第一章から第六章までの展開や伏線について、九分九厘解明され、当然ながら本作の集大成といえる章である。第二章は殺人考察(前)ということもあって、本章の前日譚であり話の関連性が多く見られる。しかし、二章の他にも本章への伏線は張巡らされているので、注意深く視聴して欲しい。二章から本章まで七章作品があるが、五章で述べた通り、荒耶の野望としての側面は五章までで、六章・七章は彼の残滓・置き土産との戦いである。
本章は置き土産2号との戦い(笑)
そして空の境界の式と幹也のラヴストーリー性が最大に際立っているのが本章である。
式、幹也が各々の方法で4年前からの事件に決着を付けるべく行動する。彼らの葛藤とその意味、事件の真相と結果が見所。
また、本章視聴後、是非、終章空の境界も見て欲しい。こちらを見る事によりより深く、作品を理解することができると思う。
副題の not nothing heartは「空虚な心でない」といった訳だろうか。二章と対照的。
考察←観る前に見ない様に。

{netabare}
時系列:7/8
1999年2月
両儀式:19歳 職業:高校生
黒桐幹也:19歳 職業:大学中退 伽藍の堂に勤務

原作との相違:小
原作との尺の比 210P:120min=1:0.83(1分当たり1.75P)
(一番原作との尺の長さの比が合致していると判断される2章の比を基準:1とする)
(原作の頁数は講談社文庫を用いる)

・「白純里緒」について
黒桐幹也の高校時代の先輩であり生徒会に属していた目立たない生徒だった。幹也は六章で述べた通り、誰にでも普遍的に接し、交際範囲が広く、彼は一人の先輩としての位置づけだが、彼は幹也に常軌を逸した親愛の情を寄せる。
両儀式に惚れて告白するも、「弱い人は嫌いです」と振られてしまう。彼は潔癖症で人間嫌いだったが、式に惚れた理由は、式が男性と女性の要素を兼ね備えていたからだろう。彼は天性の女性的嗜好家で、式よりも織に惚れていたきらいがある。月刊コンプティークのインタビューで、奈須氏は「里緒は性同一性障害であり、織に惹かれ、幹也に惹かれた」と答えている。
強い自分になるべくゲームセンターで幅を利かせていた不良を挑発し、木材で遭えなく殺害してしまう。死体処理に困った揚句に死体を摂食して処理することを思い付き、之を食らう。処理中に荒耶宗蓮に認められ「食べる」という起源(後述)を覚醒する。
彼には自身の行為の異常性の認識があったものの、荒耶に「君はすでに常識に不在している」と言われ、道徳に縛られない、常識という世界において異常者は罪に囚われない(罪に問われないわけではではない)という観念に没頭する。
起源覚醒時に荒耶に「りお――おしいな、一字違えば君は獅子だったのに」と言われ、獅子を模す為に金髪に染めている。(レオ=Leoとはラテン語で獅子、ライオンを意味する。性質と名前の関連で言えば両儀式は完璧と言える。性質と名前の一致は重要と思われる。)
二年前の殺人事件でも式に模した格好で殺人を連続して挙行しており、彼女の殺人衝動を刺激して、彼女も自分と同じ殺人鬼にすることで、自らの欲望を満たそうとした。
(防衛機制に於ける式と自身の同一視という見方も出来る。)
他にも、薬屋の息子だったこともあり、自分と同じ起源覚醒者を製造する為に、荒耶から貰った大麻を安価で頒布し、見込みのあるものには、自分の血液を混入したブラッド・チップというドラッグを頒布した。
荒耶宗蓮の所有するアパートに居住し、部屋には両儀式コレクションがある。薬の製造も此処で行われた。
式が殺人に踏み切れない理由を「普通」や常識に囚われていること、それらと式を繋いでいる対象を幹也だと看破し、式を自分と同じ異常者に誘う為に彼を殺害しようとした。
彼は、式に振られてから犯した殺人を堺に、自分は異常だから、狂っているから異常な行為をするのは当然と、自己を正当化する為に狂った振りをして、言い訳をして、自分から、現実から逃げていた。
「・・・・・・生まれた時から理由もなく殺人を嗜好してしまう式と、自分を守る為に殺人を嗜好していると思い込んだ白純里緒」という幹也の台詞は簡潔で正鵠を射ている。
「空の境界という伝奇作品」のラスボスが荒耶宗蓮ならば、「式と幹也の恋愛物語」のラスボスは彼だろう。

・「壊れていない人間が殺人後に採る行動」について
白純里緒は前章の境界式で荒耶に「そうか。それは、君が特別だという事だ。殺人という極限状態において選ばれた選択には余分なモノがない。おおかたの人格はその時点で自らの罪から逃亡する。だが君は、君にしかできない方法でそれに立ち向かった。たとえそれが常識という範疇から”壊れている”方法だとしても、それを非に思う事はない」と言われ、自らの特別性を認識する。

奈須きのこが神様(月姫読本Plus Period 漢話月姫第七回より)だという京極夏彦の説を引用すると、
(魍魎の匣p.88より)
動機は後から、便宜上他人がつけるようなもので、犯罪を犯罪たらしめるために、社会通念上動機という理由が必要である。
動機は皆持っており、特殊なことではない。犯罪者と一般人を分かつものはそれが可能な状況や環境が訪れるか否かの一点にかかっている。
正常異常で分けるのなら、精神状態が一番異常になるのは犯行の後である。些細な衝動、殺した後に物凄い非日常的な状態に気が付く。
この状況を脱する、日常に戻る為の方法は二つ
 一つは後悔、反省、自首などの矯正をする。
 一つは社会に見逃して貰えば良いと、犯行を隠蔽する。バラバラはこの工程で合理的判断から行われるが、良心の呵責から、結局は警察に露見してしまう。

蛇足だが、監察医里村の意見だとバラバラは殆ど頭・胴体・両腕・両足の6つに分解されるが、そこまでする時間があるのならば、もっと細かく、肉は細切れにして、骨を砕いて、飼料にでも混ぜて畑に撒けば絶対に分からない。
絶対に捕まりたくないと思えばここまでやるだろうが、深層心理の何処かに捕まりたいという思い或いは遺しておきたいという思いがあるのかもしれない。

この考えでいけば白純が異常だったのは死体を摂食しようと思ったこと一点であり、荒耶の罪は重いと言えるだろう。


・「起源」について
起源とは生命体が生命の根底にもつ衝動で、始まりの因で発生した方向性であり絶対命令である。生命の存在意義であり、人格の形成に影響を与える。人格よりも肉体に対する支配力は強いが通常は自覚することが無い為、強い作用には至らない。起源を覚醒した人間は徐々に起源に飲み込まれ人格は消滅するが、強大な力を得る。荒耶宗蓮は螺旋した人の性を覆す為の人間のルーツの探求中に、起源覚醒の術を得た。覚醒には、荒耶と起源覚醒者の双方の同意が必要。


・「四年前の事件の真相」について
前半は省略。詳しくは、二章殺人考察(前)を参照

式は黒桐幹也を求める心と壊してしまいたいと思う心(ambivalent)に苛まれながら幹也を刺殺すようとするも、愛情と夢を叶えたいという想いから躊躇し、殺すことしか出来ない彼女は、自らの命を絶とうと自刃しようとする(一章の逃避行動の内の飛行)。しかし、五章矛盾螺旋で述べた通り、式の肉体の成熟を見守っていた荒耶に妨害される。幹也の傍を離れるべく逃走し幹也に追われるも、結局は自動車に跳ねられる。ここからは詳しくは四章伽藍の洞を参照して頂きたいが、昏睡から目覚める際に六章忘却録音で述べた通り、織は織と幹也の思い出、事件当夜の記憶を目覚めた後の式の理性によって解釈を改編されぬように(これは一種の防衛機制における抑圧とも解釈出来る)永遠の忘却の彼方に送った。そして織には叶えられぬ「普通に生きる」という夢を式に託し、消滅した。

・「殺人と殺戮」について
式の祖父は彼女と同じ二重存在者で、自らを痛めつけ、潰しあい、否定して、自己が曖昧になってしまった人物で、二十年近く座敷牢に幽閉され、何十年と正気でなかったが、式が六歳になり道具さえあれば何かを殺してしまえる体になったころ、今際の際に式に遺言を残した。
「人は一生に一人分の死しか背負えない」

祖父「人は、一生に必ず一度は人を殺す」
式「そう、なの?」
祖父「そうだよ。自分自身を最後に死なせるために、私たちには一度だけ、その権利があるんだ」
式「じぶんの、ため?」
祖父「そうとも。人はね、一人分しか人生の価値を受け持てないんだ。だからみんな、最後まで辿り着けなかった人生を許してあげられるように、死を尊ぶんだ。命はみんな等価値だからね。自分の命だからって、自分の物ではないんだよ」
式「じゃあ、おじいちゃんは?」
祖父「おじいちゃんはだめかな。もう何人も殺してしまった。殺してしまった彼らの死を受け持っているから、自分の死は受け持てない。おじいちゃんの死は、誰にも受け持ってもらえないまま、空っぽのところへ行く。それは淋しい事だ」
式「いちどしか、だめなの?」
祖父「ああ。人を殺せるのは一度だけだ。そこから先はもう意味のない事になる。たった一度きりの死は、大切なものなんだ。誰かを殺してそれを使い切った者は、永遠に、自分を殺してあげることができない。人間として、死ねないんだ」
式「・・・・・・おじいちゃん、苦しそうだよ?」
祖父「うん、これでおわかれだ。さよなら、シキ。せめてキミが、穏やかな死を迎えられればいいんだが」

人は一生に1人分の死を背負うことができる。つまり、自分が死ぬ際に、自分の死を受け入れるためのある種の一人一票的権利と形容できよう。人を殺した場合、その次の死を受け入れることはできない。処女は二回目は処女でないように、死を自分の体験として処理する際に慣れが生じる。最初の死は、処女喪失に等しい壮絶な体験であり、二回目に同等のものを得ることはできない。
式は殺人の痛みを誰よりも知っている。自分が殺人を嗜好していても、殺人を耐えずっと我慢してきた。

殺人・・・相手に抱く感情が、自己の容量を超えてしまった時、恋愛であれ憎悪であれ、その感情が自己の器から溢れてしまったとき、感情は苦痛に変化し、相手の存在に耐えられなくなる。それを何らかの手段で自分の中から遠ざけなければならず、対策として忘却したり、離れたりするが、手段が極端になると殺人となる。自分を守る為に道徳は消え、仮初の正当性をも手に入れる。殺害後は人を殺した、という意味も罪も背負う。

殺戮・・・殺人と違い殺す相手を特定しない。よって殺害される対象に特別性は無い(通り魔の対象が不特定多数であるように)。殺された側は人間だが、殺した側は人としての尊厳がない。あとの意味も罪もない。事故の様な物である。


・「一連の連続殺人事件の真相」について
四年前の事件(二章殺人考察(前)参照)では六人の殺害で式が昏睡状態に陥った為、白純里緒の無差別通り魔殺人事件は両儀式への見せしめ、誇示、示威が目的だったことから幕を閉じた。しかし、式が目覚めたという情報を察知した彼は、荒耶宗蓮が居なくなった秋から、再び連続通り魔殺人を挙行する(荒耶には白純は失敗作扱いされていた為、式を陥れる駒という役割を与えられなかった)。前回とは違い今回は、式に発見してもらう為に、「着物を着た人物」の目撃者を作るという証拠を残した。前回は織が夜に、誰かと殺しあいたいという願望を持って徘徊し、死体を発見し恍惚としていたが、今回は式が自身の殺人嗜好から殺人鬼と殺しあいたいという願望、四年前の事件に決着を付ける為に犯人を捜した。幹也は式が犯人でない事を証明し、安堵する為に捜査を行い、白純里緒が犯人だと断定した。白純は彼女を縛る対象を幹也と断定し、だんだんと起源と本能に埋没していく。
式は白純と戦闘するも、幹也との約束を守り、彼の左腕を殺しつつも、人殺しだけは行わなかった。しかし、白純に幹也が殺された旨を聞かされ、彼を殺してしまう。幹也は命からがら式の元に辿り着き、式が生きていることを嬉しく思い、傷心している彼女に、三章での「式の罰は、僕が代わりに背負ってやるよ」の言葉の通り、「・・・・・・でもかまわない。言ったろ、君のかわりに背負ってやるって」と彼女を慰めた。


・「seventh heaven」について
両儀式が黒桐幹也により変化していく様子イメージして奈須きのこ監修の下、梶浦由記によって作詞・作曲された。「君が光に変えて行く」の続編である。
Seventhは英語で7番目、heavenは英語で天国という意味の名詞。
Seventh heavenつまり第七天国はアブラハムの宗教(ユダヤ・キリスト教、イスラーム)における天国の階層の七番目。第一天ヴィロン、第二天ラキア、第三天シェハキム、第四天ゼブル、第五天マオン、第六天マコン、第七天アラボトがある。第七天国は天国の中心らしいseventh heavenは「至福」を意味するらしく、式と幹也の至福を祝っているのだろうか。

本作は第二章「殺人考察(前)」から続く式と幹也のラヴストーリー色の最高潮の作品で、二章の「君が光に変えて行く」の「こんなに哀しい景色を 君が光に変えて行く」という歌詞続きとして「こんなに明るい世界へ君が私を連れてきた」という歌詞からも分かるとおり、式が幹也によってだんだんと解放されてきていることを歌っている。
「もう一人じゃない ずっと 二人で行く まほろば」(「まほろば」は日本の古語で素晴らしい場所や住みよい場所を表す)

・「殺人考察(後)」という作品について
四年前、白純里緒は両儀式が好きだった。性同一性障害を秘めていた彼は男女両方に見られる彼女に惚れていたが、「弱い人は嫌いです」と振られてしまい、強くなるべく、喧嘩をしようとしたら、相手を殺してしまった。「自分は異常だ、特別だ」と思い込むことにより自我を保ち、荒耶に認められて起源を覚醒する。夜に徘徊する織の近くで殺人を繰り返し彼女を外から壊していったが、彼女が事故から昏睡してしまい、荒耶に失敗作の烙印を押されてしまう。荒耶の消滅後、式が目覚めたことを知り彼女に分かるように殺人を挙行した。式は四年前の事件に決着を付けるべく殺人鬼を追い、幹也も式が犯人でないことの証拠を掴む為に調査を開始する。白純は殺人鬼というネーミングに酔いしれながら、だんだんと起源に飲み込まれていった。式は彼が犯人だと突き止め、殺人衝動を押し殺して彼の挑発を受け流した。幹也もドラッグ方面の調査から白純が犯人であることを突き止め、説得を試みるも失敗。式に傷付いて欲しくない思いから式は幹也に戒められたが、式は幹也を殺されたと思い込んで白純を殺してしまう。幹也は式の罪を背負うことを伝え、彼女を生涯放さないことを決意した。



・名言(原作より抜粋)

荒耶―たわけ、そのような崩壊を望んだ訳ではない

荒耶―まだアレを破壊するのは早い。相克する螺旋こそが、アレに相応しい終焉だ。

式「おまえを消せないのなら――わたしが、消えるしかない」

白純「・・・・・・ダメだ。ボクは特別だから」

幹也「先輩を殺したら、僕は一生君を許さないからな」

幹也「・・・・・・君は誰も殺さないよ。たまたま誰も殺していないだけだって?笑わせるな、そんな偶然が今まで続いているもんか。君は自分の意志で、いつだって耐えていたんだ。人間の嗜好はそれぞれだろ。式はたんに、それが人殺しだっただけじゃないか。でも、ずっと我慢してきた。ならこれからも我慢できる。絶対だ」

式「・・・・・・おまえは変わらないね。コクトー。言っただろ。式はさ、おまえのそうゆう所が大嫌いだったって」

織―ありがとう。君を殺すことなんて、できない。

橙子「そうか。なら止めるのは少し野暮だね。――行ってらっしゃい黒桐。縁が続けば、また明日」

式「――そっか。殺人鬼が本当にいるのなら、私は、殺人鬼じゃないんだもの」

式―あいつがいないと、わたしは、生きてさえいけないんだ――。

幹也「・・・・・・殺人鬼なんて呼び名は間違っていたんだ。式が抱く苦しみを、あなたは持っていない。捨てたくても捨てられない感情、その隔たりがあなたにはないから」
幹也「だから――あなたは式と同じなんかじゃない。まったく正反対の人間だ。人を殺して、その罪を自分のものと認められない。ただ逃げて、殺人者にも殺人鬼にもなりきれない逃亡者。――それがあなたの正体です、先輩」

式「・・・・・・ああ。死んだのか、おまえ」

式―たとえば雨。霧のように降りしきる放課後、きみの口笛を聴いていた。
式―たとえば夕暮れ。燃えるような景色の教室で、きみとボクは語り合った。
式―きみがいて、わらっているだけで、幸せだった。
式―きみがいて、あるいているだけで、嬉しかった。
式―ほんのひととき。木漏れ日が暖かそうで、立ち止まっただけ
式―いつか、同じ場所に居られるよときみは笑った。
式―その言葉を、ずっと、誰かに言ってほしかった。
式―それはほんとうに。夢のような、日々でした。
式 ありがとう。でもごめんなさい。

幹也 君が、人を殺す事だけは許せない。
幹也 他の誰かが誰かを殺しても、かまわない。僕はただ、式にだけは人を殺してほしくないんだ。
幹也 君が好きだから。
幹也 君を好きでいたいから。
幹也 君に、幸せになってほしいから。
幹也 これ以上、傷ついてほしくなかっただけ。

幹也「・・・・・・でもかまわない。言ったろ、君のかわりに背負ってやるって」

幹也―僕が、君を殺そう。

幹也「式。君を―――一生、許(はさ)さない」

式「だからね、幹也。今の式は、そういうの嫌いじゃないって言ったんだよ」


感想

式が異常者として生涯に幕を閉じることがなかったことは、偏に幹也の功績である。式に異常者であることを強く認識させ、「普通」の代名詞たる自分との乖離を無意識の内に強調する事により、結果的に両儀式の人格破綻を招き、織を殺してしまった。しかし、彼の真っ直ぐな主義主張と愛情は首尾一貫して式の拠り所となり、織の式が普通に生きるという夢を最終的に叶えることと成った。式と幹也の純愛物語として、一章から七章の波乱万丈の物語も見ごたえがあって、見終わった後の感慨深さも一入である。式の消えてしまった織を忘れて欲しくないが為の男性口調や、反動形成、時たま幹也にだけ見せる女性らしさが愛おしい。式の胸に空いた伽藍洞にはしっかり幹也が納まっている。
式の言う「弱い人」とは五章で述べた通り、自我を保つ為に他人と違うことを強く望み、自分が特別であることを強調する人だろう。だから正反対の幹也に惹かれたのかもしれない。
両儀式は特別を持たない青年、黒桐幹也の特別となった。空の境界の一側面は幹也による両儀式の救済物語である。彼女の空っぽの心は、彼の愛に満たされたのだから。{/netabare}
===============================================

この七章は、「空の境界」の集大成である。是非、一章からの物語を反芻して、本作の神髄を味わって欲しい。

本作は考察のし甲斐があり、非常に面白い。また現代人への処方箋のような役割を果たし、私達にカタルシスを与える。

私は全章視聴後原作を購読したが、読み応えがあって大変面白い。アニメを観た人は補足の為にも、お勧めしたい。
未視聴の方は、是非挑戦していただきたい作品である。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 33

74.2 7 宙のまにまに(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1295)
7475人が棚に入れました
主人公・大八木朔は、かつて暮らしていた町に引っ越してきた高校生。朔は読書好きで、静かで平凡な学園生活を望んでいた。\\nしかし、そんな朔の前に現れたのは、過去にこの町に住んでいた時の幼なじみ、明野美星。朔にとって美星との過去はトラウマになっていた。\\nそんな中、美星が作った天文部に入ることになった朔。そして、天文部を舞台にしたドタバタラブコメディが、いま始まる。

声優・キャラクター
前野智昭、伊藤かな恵、戸松遥、小清水亜美、早見沙織、高木礼子、間島淳司、チャン・リーメイ、松風雅也

チャーリー

★★★★★ 4.3

星、好きですかー!?

星空を通して子供の頃の好奇心を思い出させてくれたこのストーリー好きです。天文学の知識がなくても十分楽しめました。

一番は美星ちゃんの純粋でまっすぐなところが可愛いいなって思ったのもあるんですけど、星空のようにキラキラ輝いてる天文部のキャラもとても魅力的で良かったですね。

いい終わり方ではあったけど、その後の恋愛模様も気になって仕方ない。 原作購入するけど、2期もやってくれないかな~。




※今回はみなさんの投稿のおかげでいい作品に巡り合えたので感謝してます。 ありがとうございました。

たくさんの人がこうやって感動をつなげて、今がある。自分もまだ見てない人につなげていけたらいいな。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 48

だーのー

★★★★☆ 3.6

まにまに~!!

内容としては、
主人公の朔は高校生になり小さいときに住んでいた町に帰ってきて幼馴染の美星と久々に再会…、そして成り行きで天文部に入ることに…個性的な部員と天体観測を通して慌ただしい日常の始まり!!

ストーリーは天文を軸に恋愛とか学校生活がメインです。
しかし、一様ラブコメの部類なのでしょうが恋愛の発展があまりありません。
ただ恋愛以外の部分でも十分楽しめる作品だと思います!!

ニメを見終わった後はとにかく星が見たくなりましたww
天文部が物語の中心なので天文についての話も個人的には魅力的でした。


少しでも興味がある人は見てみるといいですよ!!

投稿 : 2019/09/21
♥ : 14

せもぽぬめ(^^*

★★★★★ 4.7

忘れ物を思い出させてくれるような素敵な作品です(-ω☆)キラリ☆彡

■「宙のまにまに」ってこんなアニメなんです☆彡
月刊アフタヌーンで連載していた柏原麻実さんの漫画をアニメ化した作品なのです☆
この作品のテーマはずばり『星』なんですよ☆彡
 
主人公の大八木 朔[ooyagi saku]くんは読書好きで目立たない・・・いや、目立ちたくない高校生活を送ろうとしていたのですけど、そんな彼の平穏な日常を見事に打ち破ってくれる存在がいたのですw
その存在とは・・・明野 美星[akeno mihoshi]ちゃんなのです!
実は朔くんの1つ先輩で幼馴染なのですけど、星空を見られないと衰弱してしまうほどの「星」大好きっ子でもあるのですよ♪
美星ちゃんはかなりの暴走列車っぷり&トラブルメーカーなので、朔くんの理想だった平穏な日常は彼女に振り回されてサヨーナラー(_´Д`)ノ~~.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★* なのでしたw
そんな2人が所属している天文部を通して、繰り広げられるほのぼの青春ラブコメディーなのです♪
しかも、星の魅力をたっぷり堪能できちゃう『癒し』のおまけ付きなので、アタシσ(゚-^*)の大好物な作品であることは間違いありませんでした(o^∇^o)ノ
 
 
■総評
この作品は見る人の感性によって評価が分かれるんじゃないかなって思ってます!
評価目線が萌えとか、ラブストーリーとかだとちょっと物足りなく感じるかもしれませんね♪
でもこの作品の最大の魅力は、普段忘れがちな「星」という素敵な存在を思い出させてくれた事なんじゃないかなってかってに思っちゃってるのです(´- `)フッ(´ー `)フフッ(´ー+`)キラッ
 
古今東西、四季折々に変わらない表情を見せてくれる夜空に輝く満点の星達☆彡
街の明かりにその美しい表情をみる事が出来なくなってきている今日この頃でですけど、きっと誰もが星空をながめてその美しさに酔ったことがあるんじゃないかな?って思うのです♪
忙しない日常が、そんな綺麗な星空を眺める事さえ忘れさせてしまってるんですよね・・・!!
そんな忘れてた感動や感情を思い出させてくれたのがこの「宙のまにまに」でした♪
 
ラブコメ主体のストーリーの方もとっても爽やかで好印象でした!
特にお気に入りのキャラは姫ちゃんですね(*^o^*)
くせっ毛で湿気が天敵でドライヤーにこだわりを持っている姫ちゃんには共感しまくりですw
アタシσ(゚-^*)もちょっとくせっ毛なのでマイナスイオン発生装置付きじゃないと・・・とかのこだわりがあるんですよ(*'ー'*)ふふっ♪
美空ちゃんと朔くんがまだ付き合ってないって事だけで前向きにがんばっている姿や好きな人に少しでも可愛く見られたいって言う気持ちや表情がとっても良く描かれていてとっても可愛かったです♪
 
それと、後半登場のキャラが近江 あゆみ[oumi -]ちゃんの存在は爽やかな印象を与えてくれました♪
積極的なお嬢様キャラなんですけど、嫌味がなくってそれでいて一途な彼女のサイドストーリーは見ていて清々しさを感じました!まだ見てない人は必見です♪
 
お笑い担当の江戸川君も大好きなキャラの一人です♪
ちょっとエッチな写真部の男子なんですけど、朔くんよりも頼りになるし天文部には欠かせない存在になってて何故もてないのかなぁ・・・身長低いとか・・・エロイとか・・・暴走するとか・・・w
 
この作品はもっとたくさんの人に見てもらいたいなって思います♪
天文学なんか全然わからなくっても楽しめるし、今度星空でも見に行ってみようかなって思ったり、星座からギリシャ神話を覚えてみようかなって思ってもらえたらいいなって思います♪
美星ちゃんも言ってたように、たくさんの人達と星の魅力を「共有」できたら素敵ですよね☆彡
 
 
2011.11.05・第一の手記

投稿 : 2019/09/21
♥ : 51

73.4 8 プリンセスラバー!(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (1045)
7309人が棚に入れました
主人公の有馬哲平は、家族旅行の帰りに交通事故に遭い両親を亡くす。\nそんな彼の前に現れたのは、日本経済界屈指の実力者であり祖父でもある有馬一心。「わしの息子になり、有馬グループの後継者となれ!」という一言で、社交界にデビューすることに。\n一般庶民からいきなり超セレブに!とつぜん社交界にデビューすることとなった少年の、華々しい生活と素敵な少女たちとのゴージャスな恋物語…のハズが!?

声優・キャラクター
寺島拓篤、柚木涼香、豊口めぐみ、加藤英美里、松岡由貴、三宅華也、水原薫、ささきのぞみ、若本規夫、子安武人、秋元羊介、白石稔

DEISU

★★★★☆ 4.0

巨乳エロアニメ?

自分は途中で切らずにすべてみたから、そんなにつまらないストーリーじゃないと思う。

そして貧乏がお金持ちの世界に入っていくって物語も凄く物語としてはいいと思いますw

そして何よりもエロぃ、エロい人なら見れると思います。

んでもって自分はあんまりエロく無いですが、
物語もそれなりに面白いと思いましたので見れたと思います。

なのでエロく無い人も気軽に見れると思いますw

エロエロ言い過ぎましたすみません^^;

簡単に言えば金持ち、エロ、ハーレムかなぁ?

投稿 : 2019/09/21
♥ : 4

JBさん

★★★★☆ 3.8

シナリオ原作者はシリアス苦手なのかな?・w・

軽く観れるハーレムアニメだと思います。
それと、ちょいちょいあるパロディがいい演出になってますww
戦闘シーンではキャラの動きも素早く且つ躍動的に描かれている為
観ていて「おっ@w@」と思いました。
シナリオ構成も、前半はラブコメハーレム展開、後半はシリアス展開と
メリハリがついていたので良かったです。
ただ、シリアスパートに入ってからは、面白味に欠ける内容となったなと思いました。
ちょっぴり頭脳派な展開を匂わせたので、
もっと知能の高い策略的展開だと面白かったのになぁと・・・
相手の動機も・・・もっと他に考えつかなかったのかと=w=;

投稿 : 2019/09/21
♥ : 2

やじゃぁあ

★★★★★ 4.4

原作を超えた作品。

アニメを見てから原作を見ましたが、原作とは結構話が変わってます。しかし、アニメの方が纏まりがあり、良い作品でしょう。
ストーリーはしっかりしていて安定して楽しく見られます。作画は文句ありません。キャラも魅力的に描かれています。でも、ちょっとエロいのでそこでダメな人はダメかもしれません。耐性ある人にとってはこれは隠れた名作になりえる作品ではないでしょうか。
個人的にはもっと評価されてもいい作品だと思ってるので、是非見て確かめてほしい所です。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 4

70.7 9 CANAAN カナン(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (900)
5672人が棚に入れました
渋谷で起こった大規模テロから2年。少女・カナンは、上海で対テロリスト組織の依頼により、武装集団「蛇」に対抗する日々を送っていた。渋谷テロの実行犯と目される「蛇」の首領・アルファルドは、かつてカナンと共に戦った仲間でありながら、現在は袂を分かち、南アジアで潜伏を続けている。
一方、フリーライターの御法川は、日本の三流雑誌社「ヘブン出版」の取材で、カメラマンで助手のマリアと共に上海へ向かっていた。マリアはそこで、中東で知り合った少女・カナンの気配を感じる。
華やかさと猥雑さが交じり合う"魔都"上海。かつて渋谷を震撼させた"ウーアウイルス"の脅威の影で、それぞれの運命が再び交錯を始める…。
ネタバレ

フーカム

★★★★★ 4.2

見えないものを見ようとしてカメラのレンズ覗きこんだ(誤解を招く表現になっていたので少し最後の方のタイトルの解釈を修正)

同じような境遇を持ち兵士として育てられた二人の生き様を描いた物語
共感覚という新ジャンルを用いたこの作品は決してガンアクションがメインではない
どちらかというと視聴者側にゆだねられる心理描写が中心にある
ぜひ、その目で見てその耳で聞いて感じてもらいたい

自分なりにいろいろと考察してみましたが難しい(>_<)


1話「洪色魔都~こうしょくまと~」
{netabare}
タイトルは洪水のように色んな人の気持ち(色)があふれている異様な上海と好色的(こうしょくまと)でカナンが人形には色が無くて好きだといって射的の景品の人形撃ったのと掛けてるんだろうな

*冒頭のシャムのセリフ
戦争によって過去を奪われた犠牲者 = カナン
権力闘争により過去を失った敗北者 = アルファルド


 破壊によって生まれた兵士は憎しみを武器とする
 兵士としての起点は同じでも有り方は異なっている
 憎しみには憎しみで対抗してはならない
 その力で相手を消したとしても憎しみに囚われた
 自分がいる限り憎悪の数は減りはしない
 カナンお前は俺たちとは違う
                        」

これはアルファルドとシャム自身が憎しみを武器としていたってことなんだろうか?いきなり良く分からない(汗


マリアの写真への思い

 この世界には誰もが見えてないものがいっぱいあると思うんです
 ううん…見ようと思えば本当は見えないものなんて無いのに
 わざと目を閉ざしている
 この目でそれを見てしまうのは痛すぎるし辛すぎるから…
 だから閉ざしている
 写真は誰かの目を借りることができると思うんです
 自分の目を閉ざしたままでも誰かの目を借りて…
                               」

これはなんかわかる気がするなぁ
写真という客観的な立場で見るとはっきり認識できるけれど自分がいざ当事者となると見なかったことにしたくなるようなことがある…自分に降りかかる痛みや辛さが嫌だし怖いから
{/netabare}
2話「邪気乱遊戯~じゃけらゆうぎ~」
{netabare}
タイトルはあやとりと命をとったカナンのあやとりのような行為をかけてるのかな?あと邪と蛇を掛けてるんでしょうね

「もし目的でなく個人としての欲望をもったのならアルファルドお前は無敵だ」
シャムがアルファルドに向けたこの言葉の目的と個人としての欲望ってどう違うのだろう?よく分からない
最初はシャムの求める理想通りに強くなることが目的だったけどカナンが現れたことでシャムの視線がカナンに移ってしまったことからまた自分に戻したい(超人になりたい)という欲望ってことなのかな
{/netabare}
3話「阿断事~あだごと~」
{netabare}
タイトルは
阿=自分の意志を曲げて人に従う。
弟が蛇に従うのを断るってことと兄の仇(あだ)を掛けてる?

弟の仇討ちはなんで戦おうとしないでむしろ死ににきたような態度なのかと最初は疑問に思ったけど弟のセリフをよくよく考えれば
「だからこの化物(カナン)を作りだそうなんて無駄なんだって」
つまり初めから勝つつもりはなくて自分たちを操る蛇に対しての仇でありもうこんなことは無駄だから止めろと言いたかったんだろうな

この事件をきっかけにマリアはカナンを拒絶してしまった
これはマリアがカナンには共感覚があることを知っていたし
カナンが弟に敵意がないことは分かるはずなので
「普通の女の子」「強く輝く」カナンが「殺人」をするはずがないと思いこんでいたから
しかしマリアに仕掛けられた爆弾のようなものの色は見えないからカナンは倒さざるを得なかった
{/netabare}
4話「呉れ泥む~くれなずむ~」
{netabare}
タイトルは「呉れ」や「泥む」は古語で
呉れには人からものをもらう
泥むには執着する、とどこおる、慣れ親しむ、悩み苦しむなどの意味がある
・アルファルドはシャムからもらった名前に執着
・日が暮れそうでなかなか暮れない(日=マリア への執着)
・刺青(いれずみ)は親しみを込めて刻んでもらった
・カナンはアルファルドへの憎しみから泥にまみれて悩み苦しむ
ぴったりなタイトルですね
しかも前回のタイトルの阿吽に合わせてか古語を使ってるあたりもうまい

シャムの「目を逸らすべきものは逸らしてもいい」って言葉がマリアのカメラへの思いと対比してていいですね

あとシャムに俺は何色かと尋ねられてカナンが
「薄茶色、1週間シャワーを浴びていない色」
と答え、それに対してシャムが
「見たまんま言っただけだろ」
と言いカナンが笑い出すシーンは最初見たまんま冗談で答えたのかと思ってましたがどうやら本当のことをいってたっぽいですね
そしてシャムが信じていないから笑いだしたという感じでしょうか


 お前はまだ復讐を考えているな、覚えておけ
 憎しみに憎しみであたっても意味がない
 憎しみには義務で当たらなければ救われない
 憎しみは何も生み出さない        
                     」

この解釈も難しい
任務とか命令で当たれってことでは無い気がする
かといって他にいい言葉が見当たらないけど命令や義務は引き受けることで行うから"憎しみを受け入れて"当たるということなのかな

カナンは憎しみで当たってはいけないと分かってはいても
「誰のせいで(シャムを)失った…誰のせいで(マリアを)」
アルファルドのせいで失うのだと思い復讐に向かう

またマリアも謝りたい思いからカナンを探しに夜の街に飛び出す
そして遊びまわった場所を探すものの見つけることは出来ない
そこで怖そうなお兄さんが集まっている路地をみて回想するシーン

 カナンは私が危険にさらされると助けにきた…もしかして今度も
 私がカメラを持つようになった理由…それはカナンに出会ったから
 わからないこと、目を背けたくなる出来事を見つめたかったから、
 カナンを分かりたかったから。なんて甘えていたんだろう、
 あの子を撃ったのは私を守るためだった…
 なのに私は罪の意識から逃れたくてどこかでカナンを責めていた
                               」
ここで自分が目を逸らしていたことに気づく、そして怖そうなお兄さんに絡まれるが、

 私は平気なんだから!
 自分の目で見て自分の気持ちで判断する
 すべての本当から目を逸らさない!
 逃げない…大沢マリアはカナンの友達なんだから!
                        」
と逃げずに立ち向かうマリアを助けに来たのはユンユンでありそして

 大沢マリア!、、、
 私の名前!あなたも教えて!お話したいの!あなたと!
 あなたのこと、カナンのこと…いろんなこと知りたいの!
                           」
なぜいきなり友達になろうとしたかというと
これは目の前の「怖いお兄さんに絡まれる少女」という目を逸らしたくなる状況にカナンと同じように飛び込んできたユンユンだからなのだと思う

一方カナンはアルファルドを倒しに向かうが返り討ちにされる
そのときの回想のシャムの言葉
「恐怖を知っているものは憎しみでは動かない。カナンは俺やお前とは違う。」
恐怖って何を表してるんだろう?またシャムやアルファルドとカナンは違うって一体どうゆうことなんだ
そういえば12話のファクトリーから帰ってきたカナンは恐怖やいろんな感情をもつようになり震えていたけどそれと何か関係あるのかな?

アルファルドのセリフに
「ありがたい、私と同じとこまで落ちてくださった」
とあるため、シャムをカナンに奪われたことに憎しみを感じていたのは間違い無さそうだけどそのあとに

 どうだ?憎しみから戦う気分は
 泥のようだろう?
 あがけばあがくほど引きづりこまれる底なしの闇
 その屈辱に私は耐えてそして這い上がった
                       」
と言っていることから今はカナンに対して憎しみではない何かを抱いているのだろうか?それとも憎しみを飼いならしたということなのだろうけど
その証拠としてカナンを撃たずに逃がすが
「まだ殺さないまだ楽しめる」
と言っていることから今はまだ殺さないけれどいつかは殺す気なんだろう
{/netabare}
5話「灯ダチ~ともだち~」
{netabare}
タイトルは友達の関係を火を用いてうまくあらわしていますね
カナンは消さないように灯すことが友達だと思ってたけれど
マリアは共に照らし合うことが友達だと考えているようですね

なんだかユンユンとハッコウは知り合いみたいだったけどどういう関係なんだろう?

マリアが悲しむからユンユンを殺さなかったけれど共に灯すというタイトルに込められた意味は実現できてない印象
マリアの一方的な欲望に対してカナンが無理に応えて危ないといった風前の灯し火って感じですね
{/netabare}
6話「LOVE&PIECE~ラブアンドピース~」
{netabare}
タイトルは愛と平和(PEACE)という謳い文句とパズルのピース(PIECE)をかけてるんでしょう
欠けたピースとはなんなんでしょう?色々考えたんですけどよくわかりませんでした
愛だけではダメで何かが必要というメッセージだとは思うのですが

蛇の動きがあるということで対テロ国際会議について調べるカナン
そんな依頼をしたわけでもないのに仕事熱心なカナンを見て夏目は
「先手を討つ。全てはお友達のためね」
それに対してカナンの返答
カナン「違う、マリアを失わないためにってそう思ってた…でもなんか違う」
夏目「やっと思春期に突入ね」
ここでカナンに友達に対する考えが変わり始めているのかな?
でも友達って一体なんなんだろう?
{/netabare}
7話「慕漂~ぼひょう~」
{netabare}
タイトルは慕い漂うと書いて慕う心が漂うというのと死体が漂っている墓標を掛けたのでしょう

アルファルドがマリアに対して
「お前のように欺瞞に満ちた女があいつにとってのカナンだというのか」
といっているがアルファルドは何が欺瞞だと思ったのだろうか?
出会ってから話した内容はほとんどないはずである
このことから考えられるのは記憶喪失であること
つまり過去を忘れていることに対して欺瞞に満ちていると言ったと考えられる
過去に執着し過去と戦っているアルファルドにとって過去から逃げたマリアは欺瞞に満ちているように見えたのだろう
{/netabare}
8話「乞~こえ~」
{netabare}
タイトルは乞が「こ」と「え」に似ているからっていうのとハッコウの出せない声をかけてるのかな?
そして乞にはものをねだるという意味があるのでハッコウが声をマリアがカナンをねだっていることもかけてるのかな

夜空の月を見上げながらマリアとカナンが会話するシーン
マリア

 自分のいいところも悪いところも良く分からなかった
 だからいろんなところに旅をしていろんなものを見て
 いろんな人に出会って自分のこと見つめてみたいって思った
 そしたらね空っぽだったいいところも、
 悪いところも無くてただ空っぽだった
 カナンと出会ってね驚いたの、
 すっごい辛いことがあったのにね、輝いてた
 月ってね太陽の光に照らされて輝いてるんだって
 私思った、カナンのそばにいれば
 いつか私も輝けるんじゃないかって
 ごめんね、もうカナンに頼っちゃってた、
 その上守ってもらったりしたら
 むずむずしちゃうよ申し訳なさ過ぎて
 カナンはただそこにいてくれればいい、
 そこにいてくれるだけで私はすっごいすっごい助けられてる
 私もいつか自分で輝けるようになりたい、
 だからずっとそばにいて、わたしのそばにいて
                            」
カナン

 目覚めてすぐにはいつもと感じが違うことには気づかなかった
 マリアと触れてもわからなかった…
 それは色が見えなくてもマリアの優しさは伝わってくるから                                   」

マリアは月、カナンを太陽に例えてるんでしょうね
空っぽのマリアが光るためにはカナンの強い太陽のような光が必要だと
逆に共感覚がなくなって暗闇の中にいるカナンには
共感覚がなくても見えるマリアの優しさの光は月のように見えているのでしょう
{/netabare}
9話「過去花~かこばな~」
{netabare}
過去のウーア(スワヒリ語で花や死を意味する)ウィルスの事件などの話(花死)ってことかな

アンブルームに襲われてカナンが倒そうとするときにハッコウが殺さないでと叫んでいました
このことから前回のハッコウのカナンに対する行動は自分たちと同じような境遇にある仲間(アンブルームやボナー)がカナンに殺されたのが憎かったといったところでしょうか?もしくは上海での弟のようにウーアウィルスの実験がカナン製造のため行われてきたことを知っていたからカナンが憎かったのどちらかでしょうね

そしてアンブルームの死体を撮影しろとミノさんに言われるも一度拒否するマリアはカナンの「普通の女の子」「強く輝く」といった良い面しか見ようとしない癖はまだとりきれていないようですね

またリャンを殺そうとするアルファルドを止めようとするカミングスを見てアルファルドは
「自らの命を彼岸に追いやってまで求め焦がれるものその正体に興味が湧いた」
とあるがこれはアルファルドがシャムを殺したときの回想を見てもわかるようにシャムはまるで抵抗する気が無いように見える
つまりアルファルドはこのときのシャムの気持ちを知りたかった
だからそれと似た行動をとる「愛」とやらに興味を持ったのではないだろうか?

ここで重要となってくるのがシャムと同じ薄茶色をしているアルファルドがカナンに対してどんな感情を抱いているのかである
諸説では「絶望」が有力視されていますがどうなんでしょうか?
これについてはまたあとで述べよう
{/netabare}
10話「想執~そうしつ~」
{netabare}
タイトルは想いに執着することで喪失するサンタナとハッコウを表現してるのかな
サンタナはハッコウの愛(死)の囁きを聴くことに執着しハッコウはサンタナの亡骸に愛(死)を囁きつづけることに囚われ命を落とす
そういった意味では11話のリャンもそうなのだろう

ここでアルファルドから薄茶色のヒントとなるような発言がある
「あいつを見ているとヘドが出そうになる」
「ある男を見ていても同じ気分を抱いた、この気分に名前を付けるとしたら…」
私は最初この言葉からアルファルドが抱いたこの感情は「失望」ではないかと思いました
前回もカナンに対して
「いつになったら本気を見せる」
「私はお前にはいつもがっかりさせられてばかりだ」
など言っていることからもそうなのではないでしょうか?

カナンが夏目に対して言ったこのセリフも面白いですよね
「面白いよねあなたは、私の能力が分かっていてそれでも贖罪なんて口にするの?」
つまり共感覚を持つカナンには夏目が贖罪なんてする気がないことはまるわかりだということですね(笑)
夏目はカナンのこと嫌いだといっていたのは夏目は口で相手を騙し繕うのが得意な人間なのでどんなに取り繕ってもバレてしまう、そしてバレたところで動じず何を考えているか分からないところが苦手なんでしょう
カナンの言うとおり夏目の目的はボナーの研究データの回収でありそれを兵器として売りさばくことや政府の消えた村の隠蔽を揺することですからね(笑)

そしてこの回ではまた薄茶色のヒントが出てきます
それはサンタナの死の恐怖で怯え狂うハッコウを救いに向かうミノさんの色です
最初銃を乱射するハッコウに恐怖し緑色をしていましたがサンタナの
「もし俺に何かあった時には頼む、ハッコウをこの夢から目覚めさせてやってくれ」
という言葉を思い出して救いに向かうミノさんの色が緑からだんだん薄茶色に変化していきます
ここから先ほどアルファルドはカナンに「失望」を抱いていたのではといいましたが、ここでのミノさんは「失望」していたのでしょうか?
私はサンタナとの最後の約束を守るための唯一の「希望」という感情を抱いていたのではないかと思います
そしてアルファルドはシャムやカナンに「希望」を抱いているからこそ「失望」させられているであると
{/netabare}
11話「彼女添~シーソー~」
{netabare}
タイトルはサンタナとハッコウ、リャンとカミングス、マリアとカナンがそれぞれ寄り添うこととシーソーを掛けてるんでしょう
特にシーソーはこの話のテーマの1つなんじゃないかなぁ

           命/愛(絆)

OPの「絆を自ら引き裂いた as judgement 吊り上げて」
もここからきてて愛と命で揺らぐシーソーの天秤を表現してるのかな?

アルファルドがカナンそっくりのボナーを見て言ったセリフ

 別に姿を似せたわけではない。
 共感覚の因子を持ちあわせた人間がウーアによって体質を変化させた
 際には髪の色が抜ける、それだけのこと。
 私が求めていたのはビジネスになるボナーという名の生物兵器。
                                」
その後も
「そう、たまたま似てしまっただけ…」
そして焼払い
「たまたまだ」
と繰り返している
このセリフから受ける印象は”カナンを作りたかったわけじゃない”と思い込みたいといったものだ
これまでの流れから推測するにアルファルドの欲するものはカナンやそれ以上の超人を作り、戦い勝利することで得られる超人という称号であろう
しかし、その結果皮肉にもカナンに似たものができてしまうというカナンの呪縛のようなものを感じたんだと思う
シャムの亡霊同様にカナンの亡霊にまで取り憑かれてしまった…
そんな気分の悪さを拭い去りたかったのだろう

意識を取り戻したミノさんにカナンが尋ねる
「あの人(ハッコウ)はミノさんの希望なのか?
 そうまでして守りたい存在なのか?     」
と聞いていることからも薄茶色はやはり「希望」の色だったのではないでしょうか

戻ってきたカナンを撮りたいというマリア
アンブルームのときはまだ目を背けていたマリアだがここで
親しい人の死を通して様々な感情を持ち"弱く震える"カナン
つまりマリアが見たくはないカナンを真っすぐ見ようとし、決心が実行に移るようになってきたのであろう
{/netabare}
12話「忌殺劣者~きせつれっしゃ~」
{netabare}
タイトルは
   「忌殺」と「季節」
   「劣者」と「列車」
を掛けているのでしょう
「忌殺」はケガレ(感情)を殺すこと
「季節」は四季など "移り変わり" や "様々な表情" を見せるといった意味で使ってるんでしょうね
「劣者」は劣っている者=アルファルドかな?
アルファルドは過去に執着し時間が止まっていたのとあらゆる愛だの憎しみだのといった感情を「厄介なものだ」、「滑稽だ」、「飼いならした」と殺してきた

ファクトリーから帰ってきてからのカナンの様子がおかしいことに気が付いているマリアはカナンを心配し見に行く
そこにはマリアに何かを求めるカナンが居たがマリアは何と声をかければいいのか分からない
カナンは
「マリアが一緒なら(輝ける)…」と思っているが
一方マリアは
「カナンが一緒なら?(輝ける)…」と何か考え始めたようだ

カナンは列車の中でシャムを失ったあの日を重ねる
古びた列車、銃声、血の香り、それらに感覚が刺激されて見えないはずのもの幻がみえるようになってしまう
そこで見たものは死んだはずのシャムだった
 シャム「ここで俺は死んだ」
 カナン「アルファルドに殺された」
 シャム「どうだろうな」
振り返ると亡くなった人たちの姿
 シャム「俺たちは誰に殺されたんだろうな」
ここでカナンは全てアルファルドのせいにしてきた自分を認めたくなかった
持ち合わせの奇異の感覚に頼り切ってシンプルな真実
自分がアルファルドからシャムを奪った事実
アルファルドがしたことは自分がしたことと同じという事実
憎しみに憎しみで当たっているという事実
から目を逸らしてきたのだ

アルファルドはマリアの役目はただ一つでありカナンの本当の力を目覚めさせる起爆材となることだという
ではなぜ今までは生きることが役目と言っていたのに今回は銃で撃つといった矛盾したことをしたのか
それは機が熟したからだ
その答えはアルファルドとマリアの会話の中にある
アルファルド

 カナンは守るべき光がある状態が最も強く、そして恐ろしい
 自分の全てを理解し愛してくれるものの存在があって
 初めてアイツは真の力を発揮する
                             」
マリア

 全てを理解し、愛して?
"カナンのあの顔、あたしの知らない顔だった
 迷いも憎しみも怯えも苦痛も懺悔も全て持ち合わせた"
 普通の女の子だった。親しくなった人の死に怯えて
 体に傷が…いえ心に傷が付けばちゃんと痛くて
 あたしはあんなカナンを…(認められるだろうか)
                          」
この言葉を聞いて起爆材になると判断したのではないだろうか

そしてマリアは気づいた

"守ってもらったりしたらムズムズしちゃうよ"
 その気持ちに嘘は無いはずだった
"カナンはただそこにいてくれればいい"
 私は結局カナンに求め続けたんだ
 強く凛々しく私の見えないものを見つめ続ける
 私を照らし続けてくれるカナンを求めてた
                      」
マリアがカナンに傍にいて欲しいという気持ちは結局欺瞞だったのだ
そしてカナンの光の前に自分はカナンを照らすことはできないと絶望してしまった
そこでマリアは判断し、ユンユンに依頼したのは列車の連結(絆)を切り離すことである
マリアはカナンから離れることでカナンに求め続ける自分と決別したんだと思う

アルファルドがシャムを殺した理由は語られていないが
説としてシャムがカナンに絶望したからアルファルドが殺したというものがあるが私はこう思う
アルファルドが出した偽の手紙
あれはリャンと同じようなことをシャムに対してしたのではないだろうか?
シャムに振り向いてもらいたいがゆえに呼び出して自分の力を見せつけるつもりだったのではないかと
しかしシャムは全く応戦してはくれなかった
その理由がアルファルドがカナンの言葉に対して言っていたセリフ
カナン「シャムは言った復讐からは何も生まれない、憎しみから生まれた兵士はただの敗北者だと」
アルファルド「お前にそれを言わされた時点でシャムの死は決まっていた、少なくともお前が現れなければシャムはあの場で死ぬことはなかった」
シャムはアルファルドの憎しみを受け止めた(義務を実行した)のである
だからシャムはアルファルドが来ることも分かっていた上でカナンに憎しみには憎しみで対抗してはいけないと諭していたのではないかと
不完全燃焼で終わったアルファルドはシャムの亡霊に取りつかれる
そこから解放されるための唯一の希望がシャムに絶望とまで言わしめた真の力を発揮したカナンを倒すことだったのではないか
アルファルドの
「私が殺したいのはお前じゃない、お前を、絶望を殺してシャムの亡霊を撃ち抜く」
というこのセリフにはそれを意味するんじゃないでしょうか
{/netabare}
13話「キボウノチ」
{netabare}
タイトルはCANAANの意味である「希望の地」
カタカナになっているあたり何かありそうな気もするけどよくわからない
冒頭のマリアのセリフ
「あなたに照らされることで心の片隅に生まれてしまう影」
希望後絶望(キボウノチゼツボウ)とかなのかな?

爆発音と共にマリアを失ったとうなだれるカナンだが鼓動の音の描写が入る
このときマリアの命を感じとったということなのかな?
これによってマリアを失う焦燥感が無くなってアルファルドをありのまま見つめられるようになったことで強くなった?
ここでカナンが急に強くなった理由がいまいちわかりません

↓↓更新↓↓

このときマリアの生死は関係なかったのだと思う
カナンは共感覚をもつために他の人より色んなものが見え過ぎてしまう
そしてそんなカナンにとってマリアは優しくキレイに輝く特別な "光" であり一般的な私たちで言えばダイヤモンドのような物だったのであろう
そして爆発音とともにそれを失ったと思いうなだれた…しかし心の中でマリアは生きていることを感じた
ここで初めてありのままを見ることがができるようになったのではないだろうか?

そしてマリアは "光" でなく "友達" だというカナン
今まで光だといってたのになぜここでは否定したのかもよくわかりません

↓↓更新↓↓

ここで光であることを否定した理由も上のことからマリアはダイヤモンドではなく "友達" だからで
この逆でいうとマリアはカナンをダイヤモンドだと思っており
そんなダイヤモンドが光らなくなってしまったら大切にすることができないと感じてしまっていたからだとおもう
カナンが以前に「マリアを守るためそう思ってた…でもなんか違う」というのはマリアというダイヤモンドの光を失わないためではなくマリアという友達のことを想い戦う=気持ちを寄り添わせるために戦っているということなのかな

ここにきて初めてアルファルドの名のもつ意味が明かされます
シャム

 アルファルドお前は無敵だ。だが、もし目的でなく個人としての欲望を持ったのなら、
 そのときには訪れるであろう、お前の名がもつ本当の意味”孤独”が


以前の「もし目的でなく個人としての欲望をもったのならアルファルドお前は無敵だ」という台詞の
 "無敵"="最強" ではなく "敵がいない"="孤独" ということだったのでしょう


列車から落ちそうなアルファルドをカナンが掴むシーンではハッコーの言った台詞と同じ言葉をカナンが発します

    「決定権は生きている者にある」

ここのシーンにおける選択権はカナンだけにありました
しかし銃が落ちることで状況は一変します
ここで権利はアルファルドにも与えられたのです

アルファルドが自分の刺青(絆)を撃ち引き裂くという行為は生きている者として過去との決別とともにカナンに好敵手として生きてほしいと思い選択したのでしょう
ここのシーンも作品のテーマである
 命/愛(絆) のシーソーの1つといえます
ここで大事なことは "気持ちだけ" 寄り添うことなのです
愛ゆえに体まで寄り添わせてしまったのがハッコウのケースでしょう
その逆がリャンチーを失ったものの僧侶として想い続けるカミングス
そして体(絆)を切り離すことで共に生き残ったのがマリアとアルファルドと言えるでしょう

マリアとカナンは境遇が違い過ぎる
だからお互いに危険が及ばないように気持ちだけ寄り添うという形をとることにしたのでしょう(つい最近でいうと(作品名のネタバレ→){netabare}寄生獣のミギーとシンイチ{/netabare}の関係もこれに近い気がする)
OPの
「大事な世界触れぬように mind as judgement Give up!You know!Give up!」
マリアとカナンが判断した結果を確かめ合ってるかのように感じます


またあやとりも冒頭ではお互いを繋ぎとめるものや拘束し命とりになるものの象徴としてありましたが、最後には解けたあやとりでもう元には戻せないと二人を拘束していたものも解けたことをうまく表現していると思いました

そしてタイトルのCANAANですが
2つの説があるみたいですね


 マリアとカナンは境遇を超えて寄り添うことができたので隣り合っているという説

  C          
  A=アルファルド   
  N=境遇       
  A=マリア(もしくはカナン)      
  A=カナン(もしくはマリア)      
  N=境遇


 マリアはアルファルドやカナンとは境遇が違うので隣りあっていないという説
      
  C
  A=マリア
  N=境遇
  A=カナン(もしくはアルファルド)
  A=アルファルド(もしくはカナン)
  N=境遇


あなたはどちらだとおもいますか?






私は後者でこのようになっていると思います


  C
  A=マリア
  N=境遇
  A=アルファルド
  A=カナン
  N=境遇



それは物語的にもそうではあるのですが最後の写真展覧会の描写
アルファルドとカナンの写真の間に立つマリア
そしてその下にある写真のタイトル「CANAAN」を物憂げに触れるマリア

 カナンは生きてる
 その命は激しく輝いて
 この目で直接見るには眩し過ぎて
 でも、目が潰れそうになっても
 私は見つめることができた(CAN)と思う
 それはきっと…普通の女の子の物語
                    」
と呟きながら写真タイトル「CANAAN」にかざす手が

NAAを   「CA●●●N」
NAを隠し  「CA●●AN」
AANを隠し 「CAN●●●」
となっているからである

       CAN~できる~

境遇が違っていても気持ちだけは境遇を超えて寄り添うことができるということを表しているんじゃないかと思います


 また、あるいは人との関わりから大切な人が周りにいるという境遇にいるカナンとマリアを孤独であったアルファルドがカナンを好敵手としてみることができるようになった

  C
  A=アルファルド
  N=境遇
  A=マリア
  A=カナン
  N=境遇

というもうひとつの見方もできそうですね

{/netabare}

投稿 : 2019/09/21
♥ : 26

チュウ

★★★★★ 4.4

完成度のなかなか高い作品!

個人的にはTYPE-MOON関連の中では、【Fate/stay night】や【空の境界】よりも好きな作品です!
カナンはもちろん、マリアのキャラの良さがこの作品を盛り立てていたと思います!

そして何より、よく動く!銃撃戦でこれだけの動きの再現は素晴らしく、迫力満載!
また、声優陣もカナン役の【沢城みゆき】アルファルド役の【坂本真綾】に、リャン・チー役の【田中理恵】の3人に関しては迫真の演技でした!!

OPは飛欄の【mind as Judgment】
曲調はカッコ良く、アップテンポなところもこの作品にマッチしていて素晴らしいと思います!!

投稿 : 2019/09/21
♥ : 12

◇fumi◆

★★★★☆ 3.7

この三文芝居を見届ける義務があるといえばあるかな。劇中セリフより

2009年に放送されたテレビアニメ 全12話

原作 奈須きのこ TYRE-MOON 監督 安藤真裕 構成脚本 岡田摩里
総作画監督 関口可奈味 制作 ピーエーワークス

チュンソフトのPCゲーム「428~封印された渋谷で~」に収録された、
TYPE-MOON制作のボーナスシナリオが原作だそうです。

中国の上海周辺が舞台となるバトルアクション、主人公は女性、
普通なら期待しますよね。
しかも同年3月に放送終了した同制作会社の「true tears」は初請ながら名作級の出来。
この作品は9月から放送、原作は人気ゲーム制作会社のシナリオライター。

カナン CV沢城みゆき 主人公 20歳 ベレッタStormを愛用
大沢マリア CV南條愛乃 カメラマン 21歳 カナンと同様の過去を持つ
リャン・チー CV田中理恵 「蛇」のメンバーでH&K USPを愛用
ユンユン CV戸松遥 「消えた村の」の出身者 明るい性格で頑張り屋 

アルファルド・アル・シユヤ CV坂本真綾 カナンの宿敵 FN Five-seveNのUSGモデルを愛用

前半は上海を舞台にした綺麗な作画のバトルアクションでそれなりに面白く引き込まれました。
ただ、それもカナンがミステリアスな存在だったところまでです。
カナンの見た目は、御坂美琴がそのままの体系で大人になったような、
とても魅力的な外見ですが、行動原理が説明不足でストレスが溜まります。
後半はマカロニウェスタンの三文芝居を観ているようながっかり感でした。
たぶん、ガンマニアでもさほど興味はわかないだろうアクションです。
何よりも脚本がこなれていないような気がします。
作画は残念ながら、キャラは崩れないんですが背景は西部劇または仮面ライダーのアクション舞台のような手抜きになっていきます。

これだけのスタッフキャストですから名作が出来る可能性は大きかったと思いますが、
シナリオの咀嚼が不十分で作画に似合わぬB級作品という評価になってしまいました。
とても残念ですが、翌年4月には起死回生の作品「Angel Beats!」が制作されるのです。

地味な作品を連発しながらも真摯な制作理念で多くのファンを勝ち取った、
ピーエーワークス。
今後も、どんな作品が来ようとも応援して、必ず全話観て駄文でもレビューを書き続けたいと思います。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 17

69.7 10 ボルト(アニメ映画)

2009年8月1日
★★★★★ 4.1 (15)
115人が棚に入れました
ピクサーと合併したディズニーがジョン・ラセター制作総指揮の下、新生ディズニーの第1弾として贈る感動アドベンチャー・アニメ。また、企画の段階から3D映画として制作された最初のディズニー作品ともなる。人気TVドラマでスーパードッグとして活躍するタレント犬のボルトが、初めて放り出された現実世界で挫折を乗り越えながら旅の仲間と力を合わせて愛する飼い主のもとへと帰るまでの遥かなる珍道中を、手に汗握るアクションとユーモラスかつ心温まるストーリーで綴る。 白い犬のボルトはハリウッドのスタジオで育ったスター犬。TVドラマの中で、飼い主の少女ペニーを守るために改造されたスーパードッグとして無敵のスーパーパワーを発揮し、悪党たちを次々と退治していた。人間たちは、ボルトからリアルな演技を引き出すため、ドラマの中の出来事を現実と思い込ませていた。そんなある日、ひょんなことからボルトはハリウッドから遠く離れたニューヨークへと運ばれてしまう。そこで初めて遭遇した外の世界。ボルトはここにきてようやく、全てはドラマの中のことだったと知る。それでもペニーの愛だけは本物と信じ、ハリウッドを目指して長い長い旅に出るボルト。その途中でさまざまな苦難に遭いながらも、旅の仲間、やせっぽちの皮肉屋ノラ猫ミトンズやテレビおたくのハムスター、ライノに助けられながら遥か故郷を目指すボルトだったが…。

声優・キャラクター
ジョン・トラボルタ、マイリー・サイラス、スージー・エスマン、マーク・ウォルトン、マルコム・マクダウェル、ジェームズ・リプトン、グレッグ・ジャーマン、グレイ・デリスル、ショーン・ドネラン

セレナーデ

★★★★☆ 3.6

冒頭2分が全て。

ずるいわーあの導入。幼少時にイヌを飼ってた経験のある人にとって、あれは、ある種ノスタルジーな切なさすら感じる、微笑ましさがあります。女の子がショップにいたボルトを選ぶあの件を観ただけでも、きっとあの子も幼少時特有の「イヌを飼うことへの憧れ」に突き動かされて、親を説得して、あのショップに赴くに至ったんだろうなと、いろいろな経過の情景が浮かんでくるというものです。誰にでも尻尾を振る子イヌとその態度に運命を感じる子供、という、純粋無垢さが衝突しあってる図にもグッときます。

本編的には、悪くはないけど、もうひと味欲しいと思わないでもない出来。自分に超能力があると信じていた状態から現実に突き落とされてさらにそこから復帰する流れは、脚本的にも演出的にもバズ・ライトイヤーの下位互換といった風。だけど、ロードムービーテイストのストーリーでほどよく楽しく仕上げております、という感じ。よく言えば安定している、悪く言えば無難。

それでも、あのOPの破壊力。あれだけで、なんかもう、いろいろ満たされた気持ちになっちゃう。

恐るべしディズニー。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 4
ネタバレ

isislove

★★★★★ 4.9

ディズニーアニメの中ではベスト3に必ず入る

2008年ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズ製作
CGIアニメ映画。96分

※ 以下のレビューは、2013年12月に某サイトに自身が投稿したものに加筆修正したものです。

5年ほど前にDVDレンタルで初鑑賞。
以来、記憶では定期的に2Dで5回ほど観た後に3D版も観ました。

3D版では、キャラクターの可愛さ、アクションシーンの迫力が増して新鮮でとても良かったです!!
特に毛並みがリアルに感じ、思わずキャラクターに触りたくなります。

内容では、{netabare}
愛から見放されていた猫のミトンズ、孤独だったハムスターのライノが
最後にボルトとペニーと共に本当の家族になれたところがこの作品で一番好きな点。

一番感情移入できたのは、主人公ではなくミトンズでした。
家族がいて仲間がいることがいかに幸せなことか観るたびにしみじみ実感します。
エンドロールの後日の楽しげな家族風景の紙芝居のような手書き風アニメで毎回ホロリとします。

このとき流れる軽快な「I Thought I Lost You」も最高!

劇中歌のカントリー調の「生まれ変わった僕」(Barking at the Moon)も曲とバックの映像共にセンスがいい!!

すっとぼけた鳩たちのギャグもツボで、笑いあり涙ありの、
自分探しと自分の居場所を見つけるためのロードムービーとして最高です。
{/netabare}
吹替え版も良くできていて、特にミトンズ役の江角マキコさん、ライノ役の天野ひろゆきさんがお気に入り。

製作総指揮にジョン・ラセターさんが入ると本当に子供から大人まで安心して観れる良作になりますね。

ぜひ、家族そろって観て下さい。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 3

68.2 11 みなみけ べつばら(OVA)

2009年6月23日
★★★★☆ 3.8 (541)
3202人が棚に入れました
2009年6月23日発売の単行本第6巻限定版同梱の『みなみけ おかえり』の続編となるオリジナルアニメーションDVD作品。

めもり。

★★★★☆ 3.4

「いただこう!」

「みなみけ」のOVA作品です。
4話構成のだいたい30分ですが
みなみけの要素がしっかり詰まってたと思います。

保坂さんは相変わらず見てて、痛々しいです(笑)
千秋さんは今回良く頑張りました。
藤岡さんは本当、ハッピーな展開になって良かったです。
原作の方はまだ終わっていないので
個人的に藤岡さんを不憫に思ってる自分には
それなりの形で良いから藤岡さんには
幸せになってもらいたいと思っています。

みなみけ好きな人にはオススメできる作品だと思います。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 12

兎ツ音

★★★★★ 4.4

最後の最後まで、愉快な3姉妹とその仲間達w

短い作品の中に
藤岡の、かなに奮闘する姿や
保坂先輩の、一生懸命だが空回ってる姿や
まこちゃんの、必死に男である事を隠そうとする姿。
とにかくもう、みなみけの面白さを
詰め込んだような内容でした。
作画も安定してたし良かったです!!
もちろん、おかわりのような黒子は
出てませんのでご安心をw
これでみなみけは、すべて観てしまって寂しいですが
4期がある事を祈って待ちたいと思います。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 9

takumi@

★★★★☆ 3.8

わずかな年の差でもこのくらいの時期はだいぶ違いがあるよね

南家の3姉妹、長女・春香(高2)次女・夏奈(中二)三女・千秋(小5)の
家の中や学校での出来事を中心に描いた日常系作品のOVA。
30分ほどの中、4つくらいの話で構成されているのだが
季節などはあっちこっちに飛んでいるので、4つの連動性はない。

ほのぼのとみつめながら、クスッと笑える感覚が好きであれば
オススメできる面白さがある。
年齢の違いによる、ちょっとした考え方やリアクションの差とか
小野Dが声を担当しているキザな残念男子・保坂が悲しくて笑える。

3姉妹はそれぞれの良さがあるけれど、個人的には千秋の冷めた感じがツボ。

この作品ではヴァレンタインネタがメインだったが
なんとも懐かしい感覚がよみがえって楽しかった。
藤岡君~わかるよ~~その気持ち・・はぁ(笑)

投稿 : 2019/09/21
♥ : 22

67.2 12 懺・さよなら絶望先生(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (343)
2365人が棚に入れました
糸色望は、どのやうなこともネガティブにしかとれない青年である。
横に繋げて書くと、とてもせつなくなるやうな名前をもつ彼は、ことあるごとに「絶望した」と死にたがり、でも本当には死ねないような、困つた人間だ。
そんな彼が、風浦可符香たちの通ふ学校の、二のへ組に、担任教師として赴任することとなつた。
しかし二のへ組は、望とは逆にどのやうなこともポジティブにしかとれない生徒、何事もきつちりとしていないと気がすまなひ生徒、なにかと怪我ばかりしてゐる生徒、
メールでしか会話のできない生徒など、もしかしたら彼以上に厄介な人間が数多く在籍するような学級だつた。
どこまでも後ろ向きな考えの望の教へは、そんな生徒たちの人生にどのやうな波紋を投げかけるのだらうか。
また逆に、望は生徒たちからどのやうな影響を受けるのだらうか。

声優・キャラクター
神谷浩史、野中藍、井上麻里奈、谷井あすか、真田アサミ、小林ゆう、沢城みゆき、後藤邑子、新谷良子、松来未祐、上田燿司、水島大宙、矢島晶子、杉田智和、後藤沙緒里、寺島拓篤

けみかけ

★★★★☆ 3.4

「犬カレーが食べたいなら、8話を食べればいいじゃない」 ※8話Cパートの話以外しません、あしからず

だから千和のあらすじナレの話とかしないって!


今色々と激アツ的意味で盛り上がっている「劇団犬カレー」さん


コラージュを用いた特異な作風が云々かんぬん・・・っていうのは実際見ていただければ許容するか一生見たくなくなるかハッキリしますので割愛させていただきます(キリッ


オイラの地元某アニメイトとかは魔法少女なんちゃらマギカの紹介に手描きポップでわざわざ
「魅力その2! ヒロイン達に迫り来る敵!魔女がスゴイ!
劇中に登場する奇妙な『魔女』たちを担当したのは【劇団犬カレー】
切り絵やコラージュを用いた独特の雰囲気で怪しい魔女の世界を作り出しています」
と、紹介されてましたよー?
(なんも間違っちゃいねぇから困るぜ)


まあ待てとw
犬カレーを語るならば、はじめの一歩はやっぱし「懺8話」
たぶんオイラが知ってる犬カレーさんちのお仕事ではこの「懺8話のCパート」が一番丁寧かつ自由奔放にやっちまってる感がある
尚且つ尺的にも長い(はずですw)


当然、今はこれよりもっと技を磨かれていることでしょうから、もっと複雑なこともやってのけるでしょう
が、実際の商業作品でちゃんと決まったお話の中、他のアニメタさんや演出の絡みがあったりする中ででは、色々と制約もあってのことでしょう


そういう意味ではこの8話こそが犬カレーの本気
そう、もちろん当時のだが


犬カレーはバケモノしか描けないと思ってるアナタにこそチェックして欲しい


いつもと全く同じしょーもないオチすらもどこか哀愁の漂うものになっている


普通に演出の才能があるんじゃないか?


これを見た後ならレンタルマギカのマカオとジョマもかかってこいのなんのその!







なんかハードル無駄に上げた割りにショボく見えたらごめんなさい(えー


見た目は悪ぃけど味は保証するぜ的ノリで、、、さあどうぞ召し上がれ\(´▽`)ノ

投稿 : 2019/09/21
♥ : 7

こたろう

★★★★☆ 3.9

3期目で、やっと・・・・・

結構続いたこのシリーズも3期目です。
毒電波を振り撒いた作風は相変わらずですが、2期と比べて禍々しさは和らいでいる気がします。
絵柄の色使いがアニメらしくなり、ネタの表現もよりわかりやすく改善されています。


作中で自ら語っていますが、この3期は原作準拠だそうです。
確かに、アニメというよりTV漫画といった感じで、原作のネタをちゃんと尺をとって努めて判りやすく工夫してるのがわかります。
だから素直に笑えました。


実験的は試みは相変わらず。
冒頭のあらずじ紹介とか、絵描き歌とか、擬音の表現とか、ネタの途中で「つづく」とか、わけのわからん事をやってます。
ただ、限りなく危険な風刺ネタや時事ネタを扱う本作には、そういうのが必要かとも思います。
お隣のアノ国やその隣の国のから激しく非難されそうなネタを平気でやってますので、「電波作品」「異色の怪作」などという隠れ蓑がいるのかもしれません。
・・・・と、深読みが過ぎますかね。


ともかく、原作ファンからすれば、この3期が一番です。
1期&2期で、
「絶望した!原作のようにいかないアニメに絶望した!」
という方(笑)
是非ごらんになってください。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 5

わっしー

★★★★★ 4.4

千和さん乙です~(`・ω・´)

やはりOPですね。はまります。
神谷さんのEDもよかったかと。。

前回のあらすじの紹介(実際にはアレですけど…)には斎藤千和さんがやってくれました。かなりスゴかったので、見どころの一つに入れてやってください。

3期ではなんか千里さんのキャラがちょっと違うかなと。。
以前にも増して猟奇的なキャラになっていまして、案の定オチも猟奇的なものが以前にも増していましたww

3期も劣らず時事ネタが多く、キタネタガオオカッタ。
ブラックジョークもここまでやればウケるんですねww

投稿 : 2019/09/21
♥ : 4

66.9 13 CLANNAD AFTER STORY-クラナド アフターストーリー もうひとつの世界 杏編(OAD)

2009年7月1日
★★★★☆ 3.9 (180)
1168人が棚に入れました
原作ゲームの杏ルートを映像化した、本編とは全く別のストーリー
ネタバレ

Baal

★★★★☆ 3.8

これもまた世界の違う物語です。

CLANNADの番外編として作られた作品です。

アニメの本ストーリーとは違った世界の話です。

(ファンタジーやSFの違う世界とかではなく

原作ゲームで言えば選択肢を変え、アニメとは

違う展開のストーリーということです。)

ヒロインの一人の藤林杏との物語です。

一話分しかないのですごく一部だけを凝縮した

話だと思います。(原作未プレイ)

一応のTrue endということだと思います。

CLANNADヒロインの中では個別ストーリーが

あまりなかったと思っていたので(個人の思い込み

かもしれません。)できれば2~3話くらいで

もう少し深く掘り下げてくれても良かったかなと

思います。

<余談>(どうでもいいので見なくていいです。)

{netabare}このレビューのタイトルはCLANNAD一期の番外編の

智代ルートと同様な感じなのでこうなりました。
{/netabare}

投稿 : 2019/09/21
♥ : 30

ぺし

★★★★☆ 3.6

あるかもしれなかった世界(杏編)

杏と朋也の話です。一番好きなキャラだったんで、一話でもこうやってIfストーリーを描いて貰えたのは非常に嬉しかったです(*^^*)
最後の朋也と杏のシーンはとても良かったです。
ですが、朋也がもう少ししっかりしていれば、椋は傷付く必要無かったじゃんかよ( ̄^ ̄)
ちょっと見ながらムカッときてました(笑)智代編と同様に渚やことみは出てきませんよ!

ちなみに、杏←これで「きょう」って読みます。あんずではないです(笑)
クラナド見て初めてこういう読み方があることを知りました(*_*)

投稿 : 2019/09/21
♥ : 15
ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・`

★★★★☆ 4.0

杏ルート

本編は、渚ルートでしたので、番外編です。

こんな世界もあったかもしれないんだな~っと・・・
原作ゲームをやっていないので、
本編より杏気に入っておりました。

{netabare}双子の妹の涼から告白され付き合う朋也。

気にかけてくれる杏。

引っ込み思案な涼と活発的な杏。

春原より、「杏とのがお似合い」発言され、揺れ惑う朋也。

それでも自分の感情を押し殺していた杏ですが、

やっぱり朋也が好きな気持ちは遠からず伝わってくる作品でした。

長い髪を切ってしまったのは残念ですが、
最後はハッピーエンドになってよかったです。{/netabare}

1話限りの杏ルートですが、
内容はしっかりしていてとても良かったです。

本編とは関係なく、
渚も出てこないですし、登場人物は少ないですが、
何を伝えたいかが1話で伝わるいい作品です。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 5

66.4 14 うみねこのなく頃に(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (941)
4860人が棚に入れました
時は、1986年10月4日。舞台となるは、大富豪の右代宮(うしろみや)家が領有する伊豆諸島の六軒島。年に一度の親族会議を行う為に、当家の親族達が集結しつつあった。一見和やかに、久しぶりの再会を楽しむ親族たち。

しかし、島で待っているのは「当主死亡後の財産分割問題」という、親族同士に暗雲を呼び込む議題。かつて当主が、島に隠れ住んでいるとされる魔女ベアトリーチェから、資金調達の担保の為に授けられたとされる10トンの金塊を巡って、長男の横領を疑う親族たち。それに対して、親族たちの困窮を見透かすかのように、反撃に出る長男。さらに余命の迫った当主は、自らの命だけでなく、親族郎党・資産のすべてを生贄として捧げ、最愛の魔女ベアトリーチェの復活を願っていた。

声優・キャラクター
小野大輔、井上麻里奈、堀江由衣、鈴村健一、釘宮理恵、小林ゆう、麦人、小杉十郎太、篠原恵美、伊藤美紀、広瀬正志、小山力也、田中敦子、小清水亜美、船木まひと、上別府仁資、羽鳥靖子、石住昭彦、佐藤利奈、遊佐浩二、茅原実里、大原さやか、田村ゆかり、緒乃冬華、井上喜久子、杉田智和、甲斐田ゆき、斉藤佑圭、米澤円、日笠陽子、吉田聖子、新名彩乃、山岡ゆり、豊崎愛生、喜多村英梨、水野マリコ、廣田詩夢

櫂寿

★★★★☆ 3.8

動く魔女たち!!

作画が綺麗で、声優さんの迫真の演技が素晴らしいです!
ただ、物語が早送りなのがもったいない…;;

アニメから入って作品のファンが増えるといいなとは思いますが、アニメでは放送時間の関係からか、カットされてる場面があったり、1話分使って欲しいような盛り上がるシーンが早送りだったりと、すこし残念な部分もあります…!
アニメから入ってハマった方には是非、原作のPCゲームをプレイすることをオススメします。

ただ、原作ファンの方もアニメでおさらいできたり、原作では文字のみだった表現が映像化する事によりヒントが増えたと思います。考察の素材のひとつになるのでは??

投稿 : 2019/09/21
♥ : 6

御玉杓子

★★★★★ 4.3

2期がないと面白さは伝わらない・・・

この"うみねこのなく頃に"は前作の"ひぐらしのなく頃に"と同様に平行世界を軸にした物語で六軒島という島の中で起きた事件を主人公が魔女に対しファンタジーをミステリーで説明していくという内容となっています。
原作はEP1~8に区切られており、1期ではEP4まで放送されました。

個人的に"うみねこのなく頃に"は考察をすることで楽しむアニメだと感じているので、1期を見ただけでは大半の方が肝である事件の考察をするのも難しいのではないかと思います。


理由としてはファンタジーで物語を締められたら考察要素が極端に狭まるし、普通の人はあれだけの情報、解き方のノウハウを知った程度で考察は難しい(多分)ということが挙げられます。
個人的な意見としては原作で言うEP5まで行けば相当考察が現実的なものになると考えています、だから私は二期を推しているのですが・・・。

現時点の評価がそこまで良くないのも上記の理由と無理にグロ系にしたことやキャラが突飛すぎて一般受けしないからじゃないかなぁと私は考えています。
でも、物語の構成は良いし原作をした人ならわかる作画の質の高さには魅かれるものがあると思います。


出来るだけネタバレに抵触しないよう説明したつもりなのでただでさえ拙い文章が更に拙くなりましたが、少しでも興味を持たれた方がいたら是非アニメ鑑賞&原作プレイしてみることをお勧めします。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 10

keylove

★★★☆☆ 2.8

ひぐらしの後釜なんですけど、これ観るのが永遠の拷問では?

ひぐらしのなく頃にの、別バージョンだと考えて良いものだと思って観たのですけど、これは物語の謳い文句「永遠の拷問」が観ることに繋がっている気がしました。
なんどもリフレインする物語という意味でひぐらしのコンセプトを取り入れていますけど、その内容があまりにつまらない。
というか、この主人公があまりにもわざとらしすぎるし、こういう目線で物語を見てること自体が面白くありません。
寝ながら音声だけ聞く、みたいな事態に陥ってしまってました(笑)
主人公は何を解こうとしているのでしょうか?
それも意味不明に近いです。

キャラもそれほど特徴的な人はいませんし、覚えてもしかたないレベルでもありますし、そのくせ話が長い。
観るのが拷問だと感じました(笑)

音楽もそれほど良くないし、作画もいまいち雰囲気とあってませんし、これは観る意味がないと判断したので断念しました。
また観る機会がないとは言えませんけど、おそらくありません。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 8

65.6 15 青い花(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (353)
1813人が棚に入れました
江ノ電沿線などの鎌倉が舞台。それぞれ別の女子高に通う二人の主人公を軸に、女性同士の恋愛と友情が描かれている。

声優・キャラクター
高部あい、儀武ゆう子、石松千恵美、堀江由衣、井口裕香、矢作紗友里、豊崎愛生、緒乃冬華、川田紳司、浅沼晋太郎、浜田賢二

もちすい

★★★★☆ 4.0

ガチ百合

百合ものというか同性愛もの。
でも、そういうアブノーマルな恋愛における障害とか悩みとかをそこまで重たいテーマとして描いているわけではなく、女の子の恋心や恋愛感情というものを描いた物語です。

そういう日常的な恋愛ものなので、これといって話が盛り上がるとかでもないんだけれど、キャラの描き方が丁寧で良かったです。

特にふみちゃんなんて、かなり生々しいキャラで、こういうキャラが主人公というアニメは、かなり希少なので、そういう点で楽しめました。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 8

日常のコード777

★★★★★ 4.7

予習なし原作未読。「背伸び」するのは子供だけ。

どうやらアニメは原作途中までを取り扱ったようです。

おすすめしたい人は成人以上の方々。直接的性描写はありませんが大人向けのアニメになっています。舞台は鎌倉でふたりの幼馴染を主人公格とした純愛もの。

恋愛ものの作品って心の葛藤であったりすれ違いであったりを描くものが多いですが、この作品はまさに「思春期」の群像劇ですね。大人になろうと「背伸び」する、自分よりちょっと大きく高いものに「憧れる」。そういうのって思春期の頃は自覚できなくても大人になってから「ああ、自分も昔はこうだったな。」と客観的に評価できる。だからこそこういう作品は大人を中心に見た方がより味わい深いんじゃないかなと思います。

決して10代の視聴を妨げる意見ではなく、20代以上の方の視聴を強く勧める意見ですので何卒ご理解賜りたいですm(_ _)m

私もよく背伸びをするタチだったので、この作品にはすごく心を打たれました。同性愛を作中で取り上げていますがこれは男女関係なくおすすめできます。むしろ、だからこそ、純真無垢の花のような愛の素晴らしさを堪能できるのかなと思います。

究極の愛とは無償の奉仕であるとよく言われます。。しかしその真の意味は「相互扶助の精神」です。一方的な関係は必ず破綻するのです。背伸びして届いたものはいつか膝や腰にきてまた届かなくなってしまう。対等な視線を送り合うことで真の安らぎは得られるのだと、私はこの作品を通じて実感しました。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 4

color

★★★★★ 4.2

きみがいてよかった

百合を面白おかしく描いたものではありません。
社会にメッセージを訴えかけるものでもありません。

ただ女の子が女の子を好きになるはなしです。
杉本先輩が好きだとふみから告白された幼馴染のあーちゃん。
女の子同士の友情と恋愛を丁寧にやさしく描いています。

また、同性愛に真摯に向き合った心理描写もすばらしい。
登場人物たちの性格はまったくブレがなくかなり綿密な設定をされているのがわかります。
視線の動きや繊細な表情の変化で僅かに揺れる気持ちまでさりげなく演出。
キャラに真実味がありとても魅力的に映りました。

思いやりの溢れるストーリーと本作の作画もぴったり。
穏やかな鎌倉の街並みも雰囲気作りに欠かせない大事な要素になっています。

百合作品は初めてですが抵抗なく見れました。
食わず嫌いはもったいない純粋ラブストーリーです。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 23
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