「四月は君の嘘(TVアニメ動画)」

総合得点
91.6
感想・評価
5048
棚に入れた
20063
ランキング
29
★★★★★ 4.3 (5048)
物語
4.3
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.4
キャラ
4.2

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ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

僕らの音

四月の桜
九月の通り雨
シチュエーションは違えど、その想いは似ている。
最後まで見たあとにこの歌を聴くと なおさら君嘘の歌に感じて、少し泣きそうになる。
二次元・クラシック
三次元・J-POP
ジャンルは違っても根本的な想いは変わらないんだね。


青春とクラシック音楽
テーマとしては深夜アニメオタよりは一般層向け。同じノイタミナ放送の「あの花」よりも一般に向いている作品かも?と感じた。


いや〜、観終わるタイミングがSHIROBAKOとズレてよかった…この二作を同時期に見終えたら喪失感はんぱなかっただろうな。

これまでもアニメを見て感涙したことは何度もあったけど、子供みたいに泣きじゃくってしまうとは…

のだめより気に入ることはないだろうな、とたかを括りつつ 見始めたときには思ってもいなかった。
(物語に引き込まれるにしたがって、私の文章も徐々に君嘘ナイズドされていきます)



切り離せない蛇足
{netabare}
久しぶりに有馬と再会したコンクール。
演奏後に有馬と会った絵見は
言いたいことを飲み込み
「今、言葉は蛇足だ。想いは全部ピアノに込めたんだから」
と心の中で言っていたが

漫画やアニメでは その想いを視聴者に伝わりやすくするため
演奏シーンに 色んな人の心の声を挟まねばならない…。音だけでも充分伝わるのに。蛇足が必要不可欠とは、なんとも皮肉なものだ。
→最終話だよ、最終話なんだよ
最終話を観ればそんな不満は吹き飛ぶんだよ
{/netabare}

恥ずかしいセリフ禁止!って言ってくれる人が居ないよ、居ないんだよ
{netabare}
前項で述べたように 演奏シーンでは色んな声が聞こえてくる。しかも多くの人物が のだめに出てきたあのポエマー評論家みたいになってしまっていて、それが気になる人もいるだろう。しかし、もしアカデミックに演奏を評価・説明する台詞ばかりだったら?きっとありえないくらい煩わしくなっていただろう。綺麗な音に、綺麗な調べを載せて…少し恥ずかしくてもそれが表現だよ 表現なんだよ。だから こそばゆくても感性のままに受け止めればいいんだよ。
えっ?どうしても無理だって?そういう人、は…どんまい!それは年を重ねた結果か、もしくは作品と感性があっていないから。それはそれで仕方ない。別の作品に切り換えよう。
{/netabare}


鮮やかな想いを彩る鮮やかな世界
{netabare}
制作発表時に流れた映像を見て、その瞬間 視聴は確定した。魅せられた。間違いじゃなかった。作画は本当に綺麗!キャラクターたちは通常でもデフォルメでも可愛いし、吸い込まれそうな瞳の美しさ…特に有馬くんの青い目が良い。
ちなみにデフォルメキャラのコミカルな描写は
ポエムが多いぶんの(作者の)照れ隠しであり、笑わせようとしてるわけではないのだろうと感じた。そう感じたらあまり気にならなくなった。

風景の描写もみずみずしい美しさがある。まるで自分もその場にいて、彼らと一緒に見ているかのように美しさを感じられた。演奏シーンは止め絵の場面もあったが、ここぞというシーンでは坂道のアポロンのようにしっかり動いて魅せてくれる。作画協力で演奏家が実際に弾いたのもアポロンと同じ。
BGMや挿入歌の素晴らしさは言わずもがな。演奏についても同じだが、できれば副音声で心の声OFF版も聴けたら嬉しかった。
→サントラとコンサートがこちらを見ている。仲間にしますか?
{/netabare}



…なんて冷静に評価しながら作品を観ていられたのは、途中までいまいち主人公の心の痛みがわからなかったから。

過去が明かされるまでは
お母さんと何かあったんだろうなーと想像するしかなかったので、どれほどの苦しみなのか真に理解することができなかった。それは物語への没入を妨げていたようだ。
しかし、あの過去を知った後に1話から見返したら有馬への印象は全く違うものになりそうだ。
何度観ても楽しめる構成になっているのは素晴らしい。


壮絶なトラウマ
こうせいママは、ハリセンが可愛く見えてくるほどのスパルタ教育。
お母さんによほどのトラウマがあるんだろうなーと思っていたけど
9話で明かされたほどの惨状とは想像できなかった。

子供も演奏家も育て方によって大きく変わってしまうだけに、その両方を任されていた母親の あの教育はとても褒められたものではない。
とはいえ、そんな母親へ
最期にかけた言葉がね…。
「うるさい!もう嫌だ」とか
「僕は好きに弾きたいんだ!」とかならまだ良かったけど
「お前なんか死んじゃえ!」ってのは…(´・ω・`)

しかも その後、本当に母親は亡くなってしまい…

もう和解することもできず
消えないトラウマとして彼を縛り付けてしまっていたのか…


そんな壮絶な過去が明かされた9話で
有馬のピアノ演奏より不穏だったのは
母親のお薬と かをりの持ってたお薬が似てたこと…いやいや、えっ?まさかね…


10 帰ってきた!黄泉の国から、ピアニスト、帰ってきた!!

挫折
復興
煌めき
音に乗せる想い

幻想の母が笑う
トラウマからの脱却
ピアノを弾くのは
母のためでもない
誰かのためでもない

「君のため」


11 試合に負けて勝負に勝つ

コンクールは自分探しの場ではない。
お偉いさんが言ったことはもっともな意見
探して見つけて磨いた自分を見せる場所だからね
結果発表を見ているときにいた二つ縛りのモブ娘は超可愛いかった。渡くんも絶対チェックしたはず!


瀬戸さん
前回ラストで出たときは凡才とか言って
なんだこの気取った感じの人…とおもった
けど
有馬を凡才と呼ぶのは
かつて彼を天才と賞したことで
親子関係がおかしくなってしまったのを悔いているから かな

stand in the rainロゴ
服がほぼ変わってない7部袖→半袖となっただけで服のデザインやパンツスタイルなのは同じ
飾り気のない真っ直ぐな人なんだろうか。


なんでホタルすぐ死んでしまうん…?
蛍舞う川辺のシーンは幻想的でよかった。すごく綺麗!蛍って実際に見ても絵に描いたように綺麗ですよね。まるで夢の世界みたいd「恥ずかしいセリフ禁止!」

そしてこのシーンは挿入歌がすごく良かった!
告白とも取れる有馬くんの台詞に対する言葉はスヌーピーの台詞
「僕がいつも傍にいて、助けてあげられるとは限らないんだよ」

…………………………もう
……そーいうの………
やめてよ……
…家に手すりがあった。階段でもない普通の廊下に。
実は走るの辛かったりしたのかな…

聴いてほしい人が当たり前のようにそばにいてくれるなんてわからない
遠いどこかに行ってしまうのか…
彼は再び目的を失うのか?


12 夢輝夏夜
輝かしい夏の思い出
きらきらと眩しい
まぶしすぎるほどに
しかし そんな日々は
蛍の光のように
花火のように
儚いもの なのかもしれない

部屋も真っ暗、ケーキ屋はお休み。
続き観るのが怖いなぁ…


ヴァイオリンのコンテストで伴奏だけとか破天荒すぎる…!
かつての彼ではあり得ない発想だよね

過去の自分を見るような中学生ヴァイオリニストへのイケメン対応…成長を感じさせてくれた有馬くん。
今まで母親の思い出に囚われていた彼は少し解き放されそうな雰囲気が漂ってきたってのに
かをりは美人薄命って雰囲気が漂いはじめて…新EDもそんな感じだし……


13
愛の悲しみ
本当の意味での母との決別
子が憎い親などいない
辛くあたっていたのも息子に遺せる唯一のものだったから、か…

別れを乗り越えて ちょっぴり大人になって

そしてまた失ってしまうのか…?
再びかけがえのないものを失ったとして、彼はその時、前を向いて歩き出せるのか
失うことでしか成長できないなんてそんな悲しいこと言うなよって感じだ。できることなら笑顔で成長してほしい

しかし、
病室で見た女の子は
出会った時の鮮やかさとぜんぜん違う 色あせた髪…


14
「あいつは手のかかる弟みたいなもの」
ずっと、自分の心に言い訳を言い聞かせて
けれど、恋と自覚して
でも、自覚したときには相手は遠く離れてしまいそうで…
幼馴染の恋、切ない初恋切ない切ない…

いい歌だけど挿入歌が切ない、切なすぎるんだよ……


それにしても、椿の友だちはアドバイスが中学生離れしてるなー大人すぎる発言だよ
→最終話で理由が明らかに(笑)



15 夜の校舎 月の光 美しい旋律

「居ても居なくても一緒なら…そばにいるよ」
いつか使ってみたいセリフがまた一つ、、しかしこれまでの人生で空気発言されたことないな


…どうしてそんなに優しいの?
動き出したい時間
止まって欲しかった時間

それはきっと
もう1人の女の子も同じ…





16 テロップテロ

髪が色あせて肌が蒼白なのですが……(´・ω・`)
回想シーンの鮮やかさを見るとよけい切ない…。

夜の校舎を巡ったりさ
とてもいい雰囲気だったのに
途中で
二人乗りは禁止されています。なんてテロップが出たせいで現実に戻されてしまった。 すごい無粋なツッコミされてる感。
前にコンクール会場に駆けつけるときは話の最後だったし、あまり気にならなかったけど。あのタイミングはなあ…

ジョジョの喫煙シーンとかも別にあんな規制しなくてもいいじゃんって思ったし。フィクション世界の空条くんが吸ってたところでねえ、実際に未成年は吸っちゃいけないなんてわかりきったことだし。それでも痺れて憧れて真似するやつは出てくるんだろうけど

本当めんどくさいよ。
二人乗りなんて青春の一頁なのに。
もしあの場面を警官に見つかったら注意されるってことでしょ?

野崎くんのネタだけじゃないなあ。残念だよ
まあ二人乗りはたしかに危ないし、しょうがない事だけどさ…
この物語はフィクションです。ってテロップ出す時に一緒に表示するんじゃダメだったのかな?

…と、そんな不満はさておき

かをりちゃんに残された時間は一体どれくらいなのだろう…?
見るの辛いな


17〜9
相座兄妹編といっていいかも。

まずは相座 妹と有馬くんが主役
あの連弾はのだめを思い出す。
マングースも出てたし(笑)
舞台上での
音楽による決戦
音楽によるパンチ

彼がエスコートしてワルツを踊っているようにしか見えなかった。

そんなワルツパンチを聴き
衝撃を受けた人が二人。
客席で聴いていた相座 兄と

渡くんが電話で演奏を聞かせていた かをり

彼女は
残された時間が短いから有馬くんと共演したかったのかな
だからコンクールでコンサートみたいなことして
伴奏を依頼するときもあんな泣いて
人々の心に刻まれるような演奏をしようとして

それが叶って満足してしまって

そんな彼女に
有馬くんはもう一度夢を抱かせてくれて…

前と反対になってるね。
あの時は希望を与えられて、今度は与えて。
二人は互いにとって かけがえの無い存在になっている。



来たる日の共演を目指してリハビリに励むかをりと練習に打ち込む公生。
生きたいと望み、手術を受ける決心をする彼女。あんな風に心の内を打ち明けられたら、もう…医者は全力以上の全力で挑むしかないよね。

そんな中で始まるコンクール。
今回の主役は

「相座武士だよ、武士なんだよ」
憧れていた人が全く違う演奏を魅せて、戸惑いスランプに陥っていた彼。しかし、ついに自分の歩く道を見出す。

彼が前を向いて真っ直ぐに駆け上がってこられたのは幻想と理想のヒーローを追いかけてきたから。でも、だからって自分はアイツのようにならなくていい。

僕は君じゃないし君は僕じゃないから すれ違う 手をつなぐ そこには(以下略)

こうして幼い日に競っていた三人が ついに、再び肩を並べたのだ!コンクールはますます大変になりそう


20 ジェットコースターみたいに浮き沈み

回想から微笑ましい。みんながゴリラゴリラ言う中で1人だけ女のコだと言ってくれて…やっぱり公生のこと昔から大好きだったんじゃん!と微笑ましく観てた

しかし、あの雨宿りのシーン…!
あの子が好きなんでしょ?と言われて、うん。と肯定して、その後の あの空気…

ハッ!∑(゚Д゚)となった。あの会話パターン、あの雰囲気…前に経験したことあるぞ

大人しい子だから蹴ってきたりなんてしなかったけど、なんか様子変だったし
その後はあまり話さなくなったし…

アニメの鈍感系主人公に呆れてたけど、もしかして同じ穴の狢だったのか…
嗚呼…なんか、胸がキュッとなった

他の人も自分の青春と重ねながら君嘘に見入っているんだろうなぁ





急転直下…
あの子が気になって、言葉一つ一つに翻弄されて。
この気持ちが恋だとわかって、親友に打ち明ける。
「知ってたよ」って…渡くんがまたかっこいいな!ハン・ソロ並にかっこいい!

走り出した足は止まらない 行け行けあの人のところまで
青春だなーと思って観ていたら
そこから
容体急変…!


ここでくるか…と唖然
開いた口がふさがらなかった
ああああああ もう…どうして……


21〜22 凍てつき、そして融ける

黒ねこ…(´・ω・`)ほんとやめて、心抉られるから…

またしても
大切な人の命の灯火がどんどん弱くなっていき…
有馬は再び 深く、深く沈んでしまう

心が折れて今に身体も崩れ落ちてしまいそう…


そんな彼を救ってくれたのは

音。
またしても音。

可愛らしいくしゃみの音。
それはいつもそばに居てくれる人の音。

彼は気づく。

いくつものきっかけが重なって
多くの人に出会って
支えて支えられて
そうして紡がれてきた音
それが僕らの音
だから届けたい
君に
貴女に
彼に

これまでの全てに




君は僕の中に 僕は君の中に
全ては僕の中に


ついに望んでいた演奏だけのシーンが聞けた……!
かつては致命的な弱点だと思われた 音が聴こえなくなる状態。
だけど彼はトラウマを乗り越え、それは表現者として素晴らしい強みになり、
そして今、最高のハーモニーへと繋がった。

心の風景に かをりちゃんが出てきた瞬間に嗚呼、そうか……と泣いてしまった。きっと助かると信じていたんだけど…


前回のタイトル「雪」
現実世界では当然、真っ白に、しんしんと降り注いでいた

だけど、今回は違う
心の奥底の世界に舞う雪はカラフルに輝いていた

それは二人が出会った桜吹雪の色

二人で食べたお菓子の味

二人で見たお月さまの色、唄いたくなるほどの綺麗な星空

夕焼けの色、夏の花火
宙を舞う蛍の光、それに夜間飛行の飛行機のライトも…

全てが
全ての思い出が
きらきらと光る七色の音の粒になって
聴く人の心を
優しく、鮮やかに包み込む




…今までも良かったけどこの演奏シーンは断トツで心に響いた、素晴らしすぎて脱水症状になるかと思った。
言葉なんていらない。
広い音階を有するピアノはオーケストラのように多彩な音を出すことができる。きっと会場の人たちにも公生とかをりの協奏が聞こえたはずだ。


手紙
有馬くんの演奏。人生を変えてしまうほど、人の心を動かす演奏。
かをりも絵見と同じだったんだね…。
「君だよ、君なんだよ」
って言葉があらためて胸にくる…
帰り道で待ち伏せしてたのも
彼じゃなくて君、代理じゃなくて本命。
「君でいいや」じゃなくて
「君がいいや」

…やっぱりそうでしたか。
渡は運動できてイケメンで性格良くて、普通なら惹かれるところだけど
表現者が惹かれるのは同じ表現者


ごめんね が二回続いた後
あっ、絶対この次に「ありがとう」って来ると思ったら、やはり来てまた涙。。
いい子だよね本当に優しくて、優しくて…
こんな…全て知ってから見返したら一話から泣きっぱなしになっちゃうじゃん。観たいけど観れないよ…
しばらくは宮園さんの画像も見れないな、見ただけでうるっとしそう



軽薄は彼の嘘

絶対に忘れることなんてできない大切な子

渡くんは色んな女の子と接してたから、かをりの嘘…ってか本当の気持ちにも早々に気づいていただろうね。好きーって言ってくる女の子と本当に好きでいてくれる子はぜんぜん違うから。


女の子好きなのは事実だろうけど
友田ぁー!!って叫びたくなるほどイイヤツな渡くんが
ただの軽薄野郎だとは思えない。

渡が色んな女の子と仲良くしてたのは
嘘をついている かをりの罪悪感を減らしてあげるためだったんじゃないかな?
そう考えれば
かをりの手紙にも「私は一途な人が好きだな」って書かれてたし 彼の嘘は完ぺきだったことになる。

もしくは

有馬が 「彼女は渡が好きなんだ」と誤解していた時と同じで

自分の好きな子が親友のことを好きで、割って入る隙間は無くて、でも好きで…
そんな寂しい気持ちを紛らすためかも?

でもどの子と過ごしても、自分の心は偽れなくて…
ツーショット写真を眺めてる時の表情に全て表れていたよ…お前、めっちゃ一途じゃん(´・ω・`)

OP「七色シンフォニー」のAメロの歌詞は渡の気持ちでもあるんだね…

…友田ァァーー!!!
いや、これ 渡くん視点で物語見返しても切なくて泣きそう…




2期のOPEDのほうが好きだったけど かをり&公生の演奏によるあの挿入歌はジーンときた。
悲しい、悲しいけれど
最後のシーンで椿が公生のそばにいてくれたおかげで 救われた。
大丈夫、彼はきっと大丈夫。
悲しい…けれど温かな気持ちで見終えることができた。


この春に君は居なくても
ずっとそばに居る

春のそよ風に
桜並木の通学路に
花の匂いに
音楽の中に
心の中に

優しく、カラフルな笑顔のままで

投稿 : 2015/04/22
閲覧 : 191
サンキュー:

14

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