スパイ隊長(休止中) さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

京アニなめていた・・・これこそ青春っ！！

「傑作」
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簡潔に言うと、高校生になった黄前 久美子(おうまえ くみこ)が吹奏楽部に入って全国を目指す話。

簡潔すぎたかな(笑)

もう少し詳しく書くと、

高校に進学して、最初に驚いたのは「吹奏楽部が下手すぎる」ということ。そして、この高校には同じ中学の吹奏楽部の高坂 麗奈(こうさか れいな)がいて、過去に気まずい事があり(ここでは割愛)、すっかり入る気を無くしていた。

でも、高校でできた友達、加藤 葉月(かとう はづき)、川島 緑輝(かわしま さふぁいあ)に流されて、結局入部。

そして、全国大会出場を目標に頑張っていく作品。



この作品の中心と思われることは、「「全国大会に出たい」と、どれくらい本気で言っているか」、である。

多くの人は経験しているだろう。

例えば、「○○大学に行きたい」とか「甲子園出たい」とか。

特に、小さい時は何も考えずに言うこともあるだろう。それはどれくらい大変か実感していないからだ。大きくなって、「なんであんなこと言ったんだ」とか「恥ずかしい」と思うこともあると思う。

自分も、高校時代は野球部で、そりゃもちろん目標は「甲子園」。

しかし、どこかに「無理だろ、そんなの」と思うところもあった。



高坂 麗奈は「特別になりたい」と言っていた。「特別」という意味はちょっと分からなかったけど、「本気で目標を実現すること」なのかな(？)

例えば、最後の大会で負けて大半の人は泣く。それは「ここまで頑張ったから負けて悔しい」「こんな終わり方で悔しい」「みんなともう一緒にやれなくて寂しい」といくらでも理由はある。

いくらでも理由はあるけど、できる限りの努力をして、その結果が報われなかった時が一番泣けるんじゃないかな。逆に泣くんじゃなくて胸を張って終わりを迎えることもある。

実際、生きてきて実感したのは、

「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している。」(byベートヴェン)

である。ほんとにそうだと思う。

自分の人生振り返っても(振り返られるほど生きてないけど(笑))、うわべだけの目標をたくさんしてきた。きっと、それはおかしいことではないとは思う。でも、それじゃいつまでも「普通」なんだろうな。「特別」になることはきっととても大変なことなんだろう。


おすすめは、

DREAM SOLISTER/TRUE(OP)。元気が出る良曲。

サビの最後の歌詞、

限界さえも 跳ね返す勇気で DREAM SOLISTER～♪♪