セメント さんの感想・評価

2.0
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態：観終わった

僕の王の力がああああ！！！

そしてダメ人間の王国を作ろう～


「ギアス」を目指したんだろうなぁって伝わってくるんですけど、アニプレックスが関わるアニメって碌なのありませんね。
酷いの一言に尽きる、登場人物全員クズじゃん！
しかも最後は全員良い人みたいな感じで爽やかな顔してるのが何より気に食わない。
唯一の良心だった幼馴染の祭とか、活躍もそこそこにクズの友人の巻き添え食って死を遂げるという報われなさ。
こんなの罷り通るの？って真剣に思いました、そもそも祭への集の態度が常軌を逸してて本当の本当に報われない。
祭が死んでからも集はクズ化の一途を辿り、この主人公さえ居なければと本気で思って見てましたよ。
集もいのりがビッチで色んな男に寝取られまくったから病んでいったのもあるんでしょうが、それにしても脚本がお粗末。
祭はクズしかいない世界から他界出来て寧ろ幸せだったかもしれません。

酷評を垂れていますがなんと私、新宿で開催された先行上映会に行ってきたんですよ。
6000人の応募の中の選ばれし500人ですよ、本作は放送前から持て囃されてましたし荒木哲郎監督ということでこれは面白いだろうと確信して応募したわけです。
2話連続で上映して、それだけであれば絵もシャープでよく動くしBGMも決まってて、悪くなかったんですがね。
どうしてこうなった・・・

梶くんは私からのヘイトを溜めるナヨナヨした主人公をよく演じられてる気がします。
その他、茅野さん、中村さん、花澤さんなどと完全に「アクエリオンEVOL」。

supercellが主題歌担当してます、ニコニコ出身のアーティスト様（）ですよねぇ。
EGOISTですか、本作だけでなく「サイコパス」「伊藤計劃シリーズ」の主題歌も何故か歌ってますね。
若い子に人気はあるようですが、私はあまり。
歌ってる人は15歳だか17歳だかめちゃくちゃ若いらしいですね。
音楽プロデュースは澤野弘之さんなので、やたらかっこいいBGMが沢山あります、「βois」とか。

集さん語録
9話"八尋は黙って僕に使われてれば良いんだ"
10話"だって祭は僕のこと好きなんでしょ？"
15話"クズは区別しなくちゃいけない"
17話"それが嫌なら僕に従え！"


舞台は天王洲アイルということで物凄い近所なんですよ、徒歩で聖地巡礼行けるということもあって私もそれなりに本作のファンで面白くなって欲しいと切に願っていた側の人間なんですよ。
期待を裏切られたとはまさにこのことでしょう。
私は本作と「AB」から、放送前に過度な期待はしない事と最終回を迎えてから作品を吟味する事を学びました。