たきおさん さんの感想・評価

3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

序の口

「麻雀」をテーマにした異色中の異色アニメ。
『咲』でございます。

麻雀のルールを知らない方が、多数「楽しめる」評価を下しているのを見ても分かるように、
キャラクターの魅力だとか萌えだとかが、存分に凝縮されているのがこのアニメの特徴だと思います。

{netabare}五人組でインターハイを戦いますが、

ヒロイン１：点数の帳尻合わせと嶺上開花を得意とする神。
ヒロイン２：元中学生王者でセオリー麻雀の極み。
貧乳１：集中力が東場しか発揮できない、高打点型。
姉さん：雀荘の娘で、経験した全ての牌譜を諳んじる。
貧乳２（部長）：ロジカルには打たず、騙し討を得意とする。牌姿に拘らず、自摸牌の意味を問う。

以上のように、綺麗にキャラクター分けされてます。

ヒロイン１はチートで、貧乳１は麻雀漫画で良く見かけるタイプですが、

『残りの三人はリアリティがあります』

少し腕に覚えのある方なら、いずれかに投影したくなるくらい。
（ちなみに私は、まるっきり部長タイプです。ヒロイン２タイプに嫌がれる）



全三篇の最初に当たる無印においては、
闘牌のシーンのリアィティは、まだそこまでありません。

速攻と遅攻の哲学対決だとか、
純チャン三色倍満ツモ崩しからの、チートイドラドラでの直撃への切り替えだとか、
余剰牌を狙い撃つだとか、
跳ね満見逃しからの倍満ツモだとか、

も～～～～～っと、面白くなるのは自作以降です。

が、

無印なりの面白さは確実にありますので、
安心して見て頂きたいと思います。
（てかこれを見ないと話が繋がらないし）

さあ、みなさん、卓上で、咲き誇れ！{/netabare}