HmFDB75691 さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：今観てる

第６話まで

過去に戻ってヒロインを救う話はよくある。
そもそもパラレルワールドなのだから、救えた世界も救えない世界も並行して存在することになる。
ヒロインを救うルートを主人公がたどっていくだけで、失敗したルートも存在しつづける。
つまり、パラレルワールド上では、過去に戻ってやり直したところで救えないことになる。
そう言ってしまうと面白くないので、とりあえずおいておく。この手の話では矛盾点が出てきたりするので、そのあたりを突っついてみようと思う。


第１話＆第２話
{netabare}
第２話まで観たところで、いろいろわかってきた。
主人公のスバルと同じ能力を持つキャラがいないことを前提にすると、スバルと関わることで他のキャラの行動が変化すると考えられる。

エミリアの場合、フェルトに徽章を盗まれる→フェルトを追いかけ路地を走り抜ける→迷子を見つける→迷子を届ける→貧民街を訪れる、というのが基本的な行動になり、スバルと接触しないかぎり変化しないはず。最後でスバルに会ったので、ここで変化する。
迷子を見つけると放っておけないという性格も、今後にかかわってくる気もしている。

フェルトの場合は、エミリアから盗みを働いてから逃げまくり、貧民街の自宅に戻り、盗品蔵を訪れるというのが基本行動。
第２話では自宅でスバルと接触したので変化が発生。
気になったのは、走っていたフェルトよりも歩いていたスバルのほうが先に着いている点。フェルトが逃げ回っている間になにかあったと考えたほうがいいだろう。

と、ここまで書いてからあることに気づいた。
スバルと接した人は別の人にも影響を与えるはず。そしてその人もまた……といったバタフライ効果が起こるわけだ。
モブと肩がぶつかってバットエンド、ってのもありうる。
それだと何クールあっても終わらないるので、小さな枝葉として片づけ大局には影響ないとされるんだろう。

第２話はエミリアが盗品蔵に駆け込んできて終わったが、知り合いでなければエミリアはフェルトと初対面。フェルトの顔を見たのは、スバルなので。
そうなると、どうやってエミリアは貧民街にくることになったのかが不思議。盗まれたものを売られると思って訪ねたといったところか。

バッドエンドを回避するには、盗みの現場を押さえるか、携帯での交渉をやめる？
盗む場面はまだないが、スバルが出現する時期とほぼ同じではないかと思う。だから、防ぐのは無理そう。
でも携帯での交渉も結局はうまくいかず同じ結末になるんだろうな。
盗品蔵に集まった時点でバッドエンドルートに入ってる気がする。

そうなると、エミリアとフェルトを盗品蔵に行かせないようにするのがいいかも。
フェルトを捕まえるのは難しいが、エミリアは容易。路地で待っていれば現れる。ただし、衛兵を呼んでしまうと、エミリアは現れない可能性もある。

疑問点や注意して観る点を書いておく。

１．なぜ、いきなり異世界に？
２．なぜ、出現場所が果物屋のオヤジのまえなのか？
３．スバルが出現するときと徽章を盗まれた時期

１についてはすでに何度も能力を使っているとか、もともと異世界の住人だったとかなら、いきなり異世界に飛ばされて平然といられるのではないか。
２についてはよくわからない。異世界に現れた最初の場所に戻るのが自然。伏線ととらえておくといいのかもしれない。
３はいまのところ同時期と考えている。だから、防ぐのは難しい。

あとは必ず行う行動というものがあるのかどうか。
{/netabare}

第３話
{netabare}
思ったような展開でなくバトル中心の回だった。
中盤までは同じことをくりかえすと期待していたのに。
剣と魔法がないと異世界に行った意味がないからしかたないか。
知恵を絞って解決のほうがよかったので、ちょっと残念。

バトルもさほどではなかった。
尺の長さからスバル側が九割方勝つとわかるし、徽章を欲しがっていた理由を言ってないから、いったんは引くという結末が読めてしまう。
徽章は不思議な力がこもってるというより、通行証かな。
城に潜り込んで、悪いことしようという腹積もりだったのではないか。
あとは、スバルが名前を教えてほしいというセリフも丸わかりだった。

興味深かったのは、ストーリーが進んだこと。
過去に戻ることをメインにしてるはずだけど、つぎも果物屋のオヤジのまえに現れるのか。
ゲームだったらキレるぞ。またあそこからやるのかよって。
たぶん、ゲームと同じで休んだりすると、そこが次の起点になったりするんだろうな。

フェルトの正体について予想してみるか。
どこぞの国の王女様がベタなところ。
王位継承にかかわっていて、フェルトが現れると波乱が起きる、といったところかな。
でも、けっこう雑な扱いされていたけど……。

スバルの能力はエミリア、というかエルフに関係してる気がする。お約束な感じだけど。
{/netabare}

第４話
{netabare}
急にキャラが増えた。
ファンタジーにありがちなキャラばかりで目新しくはなかった。
エミリアのエルフ耳を確認したくらいか。

最後はわかった。そういう雰囲気を出しまくってた。
スバルの能力が発動したのだろう。
疑問点を挙げてみる。
・ターゲットはスバルではなくエミリアのはず
・スバルが屋敷に住むことは急に決まったはず
・屋敷は広いし、部屋数も多い。ターゲットを見つけるのは難しいはず。

これらの疑問点から、屋敷内の人物、もしくは内部のものが手引きしていると推理できる。
伏線らしきものもあった。
それは、お風呂。

睡眠と同様に無防備なのが風呂。
エミリアは入浴中に狙われた可能性が高い。
スバルの能力をうまく使い、エミリアの風呂シーンが何度も出てくる……この展開はあるだろう。
{/netabare}

第５話の伏線に気づいた人は少ないだろう
{netabare}
さいきん、アニメで男の裸をよく見る。
ＢＬ女子を取り込もうとしてるのか。その代わり変態男子が逃げていくぞ。
スバルの能力は、エミリアの風呂シーンを何度も見るためじゃないのかッ。

さて、正常モードに戻って、疑問点を独自に解釈してみる。
気になったのは、ベアトリスがスバルを覚えている点。「さっき」と言っているのは一回目のことだから、時系列的に一回目と二回目が並んでいることになる。

スバルが戻る世界とは違う世界にベアトリスはいるってことか？
パラレルワールドなら何千、何万回もスバルに会うことになるし、スバルが入ってきたときにスバルに会うということもありうる。この謎はご都合主義的な決着になりそう。

Ｃパート以外はさほどのものでもなかった。
スバルが噛まれたところから、これはカバネリ展開だろう。
エミリアが村に行くのをためらったのが伏線になっている。さりげなくてすぐには気づかない。

一回目のときも噛まれたのか？　そうなら一回目はカバネになってしまったから、覚えていないとも解釈できる。
二回目は起きていたから人間に留まったが、カバネになりかけのスバルを見つけたキャラが一閃。
噛まれたのは左手、斬られたのもそっち。毒が全身にまわるまえに助けた可能性もある。この点を指摘する人がいないんだよなあ。深読みしすぎ？

で、相手はだれか。
侵入者なら左腕だけを狙う必要はない。
だから味方の可能性が高い。味方なら双子か。エミリアなら驚愕の展開で面白いが、どちらかというとカバネになったスバルに襲われるほうだろう。
{/netabare}

第６話
{netabare}
ラムがスバルに惚れて、レムが自己犠牲で悪者になった。スバルに襲いかかるレムを、ラムが止める。つまり童話と同じようなことをする……と予想する人はいないだろうな。
レムの動機はわからないので、ここまで。

ベアトリスの部屋について考えてみる。
まず、ベアトリスが「まだ二回しか会っていない」と言っているのは、１回目と２回目のスバルのことだろう。
ここで疑問が浮かぶ。
目覚めたあとすぐにベアトリスの部屋に行ったら、１回目のスバルよりさきにベアトリスに会えるのではないか？
そうなると、パラドックスが発生する。
だから、こう考えてみた。
ベアトリスの部屋は、スバルの世界より上位に位置して、時間の流れも違っている。
例えるなら、スバルがゲームの中のキャラクターで、ベアトリスがゲームのプレイヤー。それくらい二つの世界は違っている。

あの黒い手はドラゴンの手ではないだろうか。童話のところを見てて思った。
スバルはドラゴンと契約して、能力を得た。得た代わりになにかをやらされている。それがエミリアを救うことなのかどうかはわからん。ただ、バッドエンドルートを変えたさきになにかあるような気はする。
{/netabare}