「ARIA The ANIMATION-アリアジアニメーション(TVアニメ動画)」

総合得点
88.5
感想・評価
1814
棚に入れた
9539
ランキング
106
★★★★★ 4.1 (1814)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.0
音楽
4.3
キャラ
4.2

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

HG anime さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そうだ、テラフォーミングしよう。(提案)

火星をテラフォーミングしてできた、海で満ちた星アクア。アクアの都市ネオ・ヴェネツィアが物語の舞台ですね。ヴェネツィアと日本の文化がどうやら混ざっていますね。
どこまでも素直で無邪気で爽やかなあかりちゃんたち登場人物に見とれてしまう。見るだけで心がやさしくなるような作品。次回予告の最後の「素敵なひと時をご一緒しましょ♪」がいいですねー。この作品の雰囲気は無人惑星サヴァイヴでも似たものを感じるシーンがけっこうあったなぁ。サヴァイヴはシリアスなシーンもちょっとあるから系統が違うけど。

4話では海を広げるための作業でかつて多くの犠牲者が出たことを1話完結の切ない話で語られている。火星をあんな美しい海の星にできたら奇跡ですね。今アクアがあることは過去に頑張った人がいるからだよね、ということでしたね。先人たちに感謝するあかりちゃんたち。現実には人類はまだ火星の土を踏んですらいないからテラフォーミングするなど夢のまた夢のそのまた夢ですけど、努力しないかぎり奇跡を掴む機会そのものすら手に入れられないですもんね。12話でも入植者たちが描かれてますね。私も一人類として、地球以外に入植できる惑星が欲しーぜ。
5話です。「素敵な人の目には世界は素敵に映ってくれるのよ。」大天使アリシアさんの名言いただきました。まさにそうでしょうね。あ゛~世界退屈だわ~、と言うことは自分はつまらない人間だと言っているようなものなんでしょうね。はい、これ私が14くらいの頃の口癖でしたw あの頃は人と出会っても世界を見渡しても嫌なところのほうが多く見えていたなー。自分も気づかないような自分のいいところを見つけてくれる人がいますよね。そういう人になりたいなー。そういう生き方が美しい人はまさにこの世の良心そのものですね。んでもってこの作品はアニメ界の良心ですわ~
9話はどうしたら立派なウンディーネになれるか、引退した伝説のウンディーネ(グランドマザー)に秘訣を聞きに行く話でしたね。夜の星空を眺めるあかりちゃんたち3人。東京に住んでるから星空なんて最近ほとんどみてないなぁ・・・。意外と知らない人がいるけど、天の川って私たちの銀河の断面を見てるんですよね。中心が明るいのは、銀河の中心のブラックホールの周りは星の密度が高いからなんです。私はただ単に地球からみてあそこに星が多く集まって見えてるだけだと思ってたので、高校の時初めて天の川の正体と我々の地球がその天の川の一部であることを知って正直ビビりましたね。その日帰宅後にウキウキで弟に言ったら、「・・・おにぃそんなん知らんかったんけ? ಠ_ಠ」と辛辣な返しをくらってしょぼーん(´・ω・`)でしたがw 周りに光源がない場所だと天の川の明るさで影ができるらしいから、そんなところに人生で一度でも行ってみたいなぁ。火星(アクア)からみた天の川には地球も入ってみえることもあるでしょうね。そんな天の川をみている3人のところにどてらを着せにきてくれたグランマ。あいかちゃんが前のめりになって良きウンディーネになる秘訣を乞うと、船を漕ぐことが楽しいならそれ以上教えることはない、とグランマ。好きこそものの上手なれ、ですね。途中で嫌なことがあったらそれはスパイス程度に考えるといいと付け加え、グランマが貫禄をみせましたね。大学教授とか聡明な人とかでもけっこうグランマみたいな返答が返ってくるんですよね。好きなことを見つけてそれに邁進せよ、と。もっと実践的なことを聞きたいんじゃ!とも思っていたこともありますが、これ以上でも以下でもない、人生成功の秘訣を説いたとてもありがたいお言葉だと今は思ってます。好きなことを仕事にできる人は幸せですね。
11話は水の三大妖精が集まって団欒、というただそれだけの話だったけど、なんともまっっったり和むひと時を一緒に過ごせた気分。水の三大妖精の過去話も面白かった。アテナさんの歌唱力すごいなぁ。なんか私の3兄弟を重ねてしまったなぁ。仲良しだけど皆大学生で正月以外ほとんど会わないんだよなぁ。男の平均寿命まで人生あと50余年あるけど、もう3人が集まって談笑する時間はきっと数字に起こすと信じられないくらい短いんだろうなぁ。昔の楽しかったひと時にとらわれずにに今を楽しむのよ^^、と水の三大妖精たち。これは水の三大妖精ですわ(確信)

音楽もいいですね。BGMもいいし、OP、ED、挿入歌もいいと思う。なにがいいかって、作風にすごくあってるのがいい。音楽がとことん演出を盛り上げてる。個人的にはItunesに入れるほど気に入った曲は『ウンディーネ』と『シンフォニー』。まぁ正直ちょっと5分は長い。どっちも3分くらいにしとけば私のItunesの一軍のプレイリストに入ったんだけどなー。4分超えたあたりでマンネリになるのが惜しい。
余談ですが、EDを歌ってるのはROUND TABLEさんですね。どこかで見たことある名前だな、聞いたことある声だなと思って自分のItuneで検索したら、無人惑星サヴァイヴの名曲ED『Sunny Side Hill』を歌ってました。

声優はいい演技してますね。☆5 特にあかりちゃんの声優さんのやわらかな声がキャラに合ってていい。Aria社長のぷぅーにゅってのも可愛かったw

作画はひかえめだけど10年前のアニメだし、綺麗な風景だから良いと思う。とにかくあかりちゃんの笑顔が大正義。作画班すばらしい!



Aria companyみたいな少人数だけど働いていて楽しいみたいなコンセプトの企業を作りたいなぁ。
水の妖精たちと素敵なひと時をご一緒できる名作。

投稿 : 2016/04/22
閲覧 : 294
サンキュー:

13

ARIA The ANIMATIONのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
ARIA The ANIMATIONのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

HG animeが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ