素振りをする素振り さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
悪い話ではないです。
あくまでも私的感想文です。
新作PVコメントの前評判を見て全話観ました、、、一応。。。
前評判のコメントでは「感動、泣いた、これをよくぞアニメ化した!」・・・等のようなコメントが多々ありましたが、私が受けた印象に最も当てはまる言葉を選ぶとすると「虚無感」あるいは「喪失感」でしょうか、ん~・・・
私の個人的意見ですが「感動」と言う言葉を使うのであればとあるTV番組の「和風〇なんちゃら」を観ていた方がよほど感動が芽生えます。
私にとっての感動とは、他人の努力の末に実った結果であり、又それが共感できるものであったり、他人の実体験によって人が生きていく為に必要である道徳的な考え方や生き方が勉強になった場合等の心が揺さぶられた状態ですので私は感動はしませんでした、ゴメンナサイ。
世界観は例えるなら、とある中東国家と武装組織との半永久的に和解や終戦が見込めない絶望的な状況で、いかなる努力を行ったとしても「希望」という言葉が生まれてこないような世界感です。戦局は挽回の余地無しと言ったところでしょうか。
そんな最中のファンタジーラブロマンスストーリーです、、、たぶん。。。
それで、ここからが本題の「純愛について」の話なのですが、ここで大きな疑問があるのです。
それは、主人公「ヴィレム(18歳)」に対してヒロイン「クトリ(15歳)」の相思相愛関係は実際にあり得るのだろうか、という点です。
現代に似た状況に置き換えますと、高校3年生少年と中学3年生少女との結婚前提の恋人関係というのがどうにも理解できません。。。
お互い社会人にもなればこの年齢差は全く気になりませんが、10代の頃のこの年齢差で恋愛感情なんか成立するのでしょうか?
歳下が歳上に対して恋い焦がれるというのは理解できますが、「ヴィレム」は「クトリ」に対して肉親のような愛情観念しか抱かないのではないだろうか。。。
その上で結婚を誓った「ヴィレム」は大人だなぁ~と思わず感心してしまった私は稚拙なのでしょうか(´・ω・`)?
似たような状況下に置かれた場合を想定して様々なパターンで置換えて想像してみましたが、この年頃の私だったら絶対無理です(笑)
なので、お前は凄いぞヴィレム!感心したっ!w
・・・くだらない話ばかりしてますね(苦笑
全体を通して観て損は無い作品だと思います。儲かったという気も特段しませんが。。。悪いお話ではありませんよ。
でも本を買ってまで読みたいとは思いませんでした、以上作文でしたw