「天使の3P!(TVアニメ動画)」

総合得点
70.7
感想・評価
422
棚に入れた
1764
ランキング
1455
★★★★☆ 3.5 (422)
物語
3.2
作画
3.5
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.5

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一見、キワモノ風だったけど

 原作は未読。
 テレビ放映時期(201707〜201709)の前までは、やたらとバンドものが続いていた感があり、
それらの作品群より小学生押しとキワモノ感が強かったが、いざ蓋を開けてみると演奏シーンなどは
これらの中でも一番良かったように思える。演奏される楽曲もなかなか。
 考えてみると原作者が同じく蒼山 サグ氏の「ロウきゅーぶ!」もロリコン要素強めだが、バスケ
部分に関しては至極真面目なスポーツものだった。

 この演奏を支える機材群などもややマニアックな感じでなかなかいいセンス。
 例えば「けいおん!」の放課後ティータイムや「BanG Dream!」のPoppin'Partyがこんな機材
だとかなり違和感があるのだが、本作の場合リトルウィングの代表である佐渡 正義の所有物
だったりと設定上、無理がない感じ。
 こういった機材関係のチョイスは蒼山 サグ氏の趣味なのかなあ。
 趣味と言えば、佐渡と鳥海 桜花を中心に描かれる釣り要素も「原作者が釣り好きなのかな?」と
思わせるような描写で、いずれは小学生と釣りの作品が出てくるのかな?

 キャラも全体的にいい感じだったが、リヤン・ド・ファミユの3人などは皆いい子ゆえに逆に
ややインパクトが弱かったかも。
 個人的には金城 そらの自由な感じが凄く好きだったけど。

 展開的には中盤の主役である貫井 響の不登校からの脱却、リヤン・ド・ファミユの
ファーストライヴがそれぞれのピークだった感じで、中盤以降はちょっと焦点がぼやけてしまった
感がある。
 こういったストーリー展開は「ロウきゅーぶ!」の方がうまくできていた感があったが、この辺は
バスケとバンドというモチーフの違いが大きかったかも。
 とは言っても響とリヤン・ド・ファミユの3人が共に成長をしていった前半以降も、控えめだった
五島 潤が響との交流やバンド活動を通じて前向きになっていく過程など、後半も人間ドラマと
しての見どころがあったりしたけど。
 この潤が前向きになる展開の一つに自ら作曲をやってみるというのがあったが、ここでの響の
指導はちょっとした作曲講座的面白さがあった。

 「ロウきゅーぶ!」の中心キャストである慧心学園女子バスケ部の中の人がいずれも登場したのが
嬉しかったが、小倉 唯氏がヴォーカルソフトの音声というまさかの登場の仕方。
 サブタイトルが洋楽ロックのアルバムの邦題をもじったものになっていたり、アイキャッチも
アルバムジャケットのパロディになったいたりと遊び心があるのが楽しい。
 遊びと言えば次回予告の「ひょうきん懺悔室」のパロディも楽しかった。

2019/09/01

投稿 : 2019/09/01
閲覧 : 253
サンキュー:

9

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