haiga さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
きんもちいいいいい~(*´﹃`*)デレデレ
ふぁ~良かったですわ。
こんな気持ちイイアニメ始めてです。アニメの可能性にはまだまだ色々なアプローチがあるんですね。
と言うか私がこのアニメを気に入ったのはひとつ理由があるんですよね。
私の感想にちょくちょく出てくる永野護氏。
30年くらい続いてるロボット漫画ファイブスター物語の作者であり、重戦機エルガイムではロボットとキャラデザの両方をやった稀有な天才デザイナー。
私はこの人を大好きで大嫌いなんですね(この気持ちはこの人の作品を読んだ人には共感出来ると思います)
ファイブスター物語にはファティマと言う有機コンピュータが出てくるんですね。ナディア・コマネチやバレエのプリマを彷彿とさせる中性的な少女の見た目でありながら、時速300キロで駆けてゴリラ並の筋力で敵を屠る人形達。
永野護はかつてファティマの動きは作画アニメでは再現出来ないとして、CGアニメに期待をしてた節があるんですよね。
単行本の6巻くらいだったかな、20年以上前です。まだカクカクの今で見たら失笑物のポリゴンで描かれたファティマに衝撃を受けたんでしょうね。貴重なカラーページで数ページに渡って掲載して、なんやねんコレって思った事を思い出しました。
え、宝石の国に関係ないやんって(^_^;)いえ、私にとっては始まって数分で思いました。あーこの動きが永野護が観たかったファティマの動きなんやろうねえって。
特に2話のダイヤとボルツの戦闘シーンには鳥肌立ちまくりでした。ボルツかっちょいいわあ~。
ふと気づいたけど、全然作品の紹介してないわw
遅ればせながら簡単に説明。
地球のどこかのような平原と自然の広がる世界。
美しい宝石の名前を冠する人型の存在達と、空から染みでる様に突然現れる月人達との闘いの物語です。
主人公フォスフォフィライトはモース硬度3.5と脆く戦闘には役立ちません。
落ちこぼれの自分にコンプレックスを感じながらも最年少らしく明るく元気に過ごしています。ある時先生から博物誌作りの役割を与えられます。
与えられた役割に戸惑いながら散策する中で赤い髪で毒を撒き散らす一人ぼっちのシンシャ(辰砂)と出会うのでした。
と言うか不思議な物語なので、簡単に説明出来ません(^_^;)宝石達はやられても欠片が揃えば復活できますし、月人は宝石達を捉えてせっせと月に運ぼうとします。
宝石達は見た目は少女で言葉も女の子ですが、一人称は弟、彼で男の呼び方で扱われます。この独特な世界観がたまらないですね。
主題歌も不思議な世界にピッタリで、こう言うチョイス出来るのは本当にセンス良いなあって関心します。流石ラブライブの京極監督ですね。
キャラ達は主人公のフォスフォフィライト(フォス)にダイヤ、シンシャ、ボルツ、他にも沢山でますが生き生きと動いてくれて楽しいです。
最初は頼りないフォスも劇中でドンドン成長して行くのでフォスの成長物語としても楽しめます。
誰にでもオススメ出来るアニメではありませんが、この世界観に浸れる方にはとても気持ちイイアニメと思います(*^_^*)