をれ、 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
仮想現実と拡張現実と思い出と愛情
いつもの通り、視聴前情報を特に収集せずに視聴開始。公式サイトの情報を参考に書いています。主題歌のLiSA,”Catch the Moment"は知っていたのですが本作の存在は劇場版だったので気に留めていませんでした。先日深夜にTV放送していたので録画したものを数日間かけて視聴しました。(2019/08/22)
SAO用端末の危険なナーヴギアや安全なアミュスフィアは仮想現実(VR)の技術なので、虚構世界をいかに上手く構築しその中でどのように振る舞うかというお話です。それに対し、端末のオーグマーは、現実の空間の中に虚構、例えばモンスターを出現させる拡張現実(AR)の技術で、それを相手にどう戦うかというお話のようです。そういえば公開当時、ARアプリゲーの代名詞的存在のポケ〇ンgoだと揶揄されたのを思い出しました。なお、辞典を引くとordinal scaleとは「順序尺度」のことだそうですが、本作ではランキング・システムのゲームで、上位者には対モンスターのみならず、対人との戦闘にもメリットが付与されるみたいなことが公式サイトに書いてありました。本作はこのランキング2位のエイジvsキリトの構図です。そしてキーパーソンは、ユナという少女で彼女が登場するバトル・フィールドではプレーヤーは通常よりも多くのポイントを稼げるようです。そしてユナは、歌姫になることを夢見ていましたが、ナーブギアの被害者の一人で、その夢は現実世界において叶いませんでした。黒幕のユナの父は、アインクラッドの帰還者たちの記憶を奪うことでユナの復活を目論見、実行します。
ところで、ARは現実をITでトッピングするような感じで、VRはモニタなどの機器を通して認識される創造空間内のできごとなので、うまく結びつけるには骨が折れることだと思いました。
ワタシ的にはそこそこ楽しめましたが、他の人に推すかと尋ねられたら、難しいので答えられないです。