「planetarian ~星の人~(アニメ映画)」

総合得点
72.5
感想・評価
373
棚に入れた
1897
ランキング
1110
★★★★☆ 3.9 (373)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.9

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ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

[短め感想]劇場版は、癒しパートが付加されている気がします。

web版のplanetarian~ちいさなほしのゆめ~は、本作のサブセットのようなもので、本作にインクルードされているみたいな感じ。web版ではほしのゆめみが機能停止したところ辺りでお話は終わっているが、本作は、その後のお話と、web版の話を回想シーンとしてうまくミックスして物語を語る。
 舞台は世紀末、ほしのゆめみの思い出を胸に、封鎖都市を後にした件の屑屋は、ほしのゆめみがしていたように星の話を伝える星の人になっていました。そして、齢を重ね、行き倒れたところで、近くの教会シェルターを根城にするコミュニティに救われる。そしてそこでこれまでにずっとしてきたように、ミニプラネタリウムを上映し、星を伝えます。そして、ほどなくして力尽きてしまい、今際の際に、あるいは死後直後にほしのゆめみに再会します。それは、イエナさんのいる(天国の)プラネタリウムの情景で、星を伝える活動を続けてきたことをほしのゆめみに労って貰い、報われたこで幸福感に浸ります。そしてついにイエナさんのプラネタリウムを鑑賞することができました。
 本作を視て、逝く人に優しくて安心して貰える言葉をワタシは話せるのだろうか、再び不安にになりましたが、それはさておき、web版は、ほしのゆめみが修復不能になって機能停止してしまい哀しい、で終わってしまっているので、ワタシ的には不完全版に感じ、劇場版の~星の人~の方をおススメします。
 それから、本作、~星の人~の最後の場面の、(天国の)プラネタリウムのところは特に顕著だと思いますが、涙を流すシーンがあるので、ロボット(ほしのゆめみ)には感情があるように描かれていると思います。これは屑屋がほしのゆめみをロボットであっても人と同等に大切にしているからで、屑屋のイメージを描いているだけなのかもしれませんが、本作のスタンスでは感情を持ったロボットでいいと思います。プラネタリウムでロボットと心を通わせながら感情を共有して幸福に過ごす情景、そんな世界観だと思います。
 本作は、眼を潤ませるというよりは最後に癒しが待っている、そんな作品だと思います。(誤字訂正2019/12/31)

OVA「planetarian~雪圏球(スノーグローブ)~」も視ました。
アマプラにて視聴しました。このシリーズの「ちいさなほしのゆめ」や「星の人」よりも時系列的に前のお話で、平和な頃のお話です。ところで、本作は「ほしのゆめみ」の衣装が一部異なります。それは、{netabare}天女の羽衣のようなパーツがこのお話の最終盤でプレゼントされていましたが、その前のお話だからです。今作視始めて、アレッと思いましたが、ナルホドでした。{/netabare}
この後の悲劇を考えると眼が潤みます。そしてそのよう戦争の悲劇は今まさにウクライナで起きています。彼の地が再び平和になることを祈念します。
(視聴日2022/03/19)

投稿 : 2022/03/19
閲覧 : 408
サンキュー:

16

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