「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱(OVA)」

総合得点
64.2
感想・評価
423
棚に入れた
2034
ランキング
3839
★★★★☆ 3.6 (423)
物語
3.4
作画
3.4
声優
3.9
音楽
3.4
キャラ
3.9

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

優しい世界。

【概要】

アニメーション制作:京都アニメーション
2009年2月14日 - 5月8日に配信された全25話のショートアニメ。
原作は、ぷよによるスピンオフ漫画作品。
監督は、武本康弘。

【あらすじ】

省略。

【感想】

『涼宮ハルヒの憂鬱』のパロディ作品なのですが、
長門有希が読書よりも、いけないゲームにハマっていたりと、
みんなにキャラ付けの差異があります。
朝比奈みくるが本編より更にドジっ子になってるのは酷いですがw

『涼宮ハルヒの憂鬱』では退場してしまう朝倉涼子がレギュラーキャラ化しており、
長門有希のボケに延々と振り回されてはツッコミを入れる姿が特に楽しくも可愛いですね。

パロディ作品でライトな作風であるという違いもあるのですが、
キャラとキャラの掛け合いの相乗効果は本編より上回っていると思います。

さて、こちらでもハルヒの性格がワガママで横暴でメチャクチャなのは、
変わらないはずなのですが、何故かハルヒへの悪い印象がないですね。

登場人物全員にポンコツ属性を強化して、
なかなかに微笑ましい展開が多い当作品なのですが、

特にハルヒは、子供のようにキラキラした純粋な気持ちで目の前のものを楽しむ。
しょっちゅうボケ倒してキョンとの夫婦漫才みたいなコンビネーションが見られる。
さらに酷いボケをかます長門有希を止める役にならざるを得ない姿が微笑ましい。
設定上の絶対強者からカドが取れて、微妙に気弱で押しに弱かったりで涙目にもなる。
時と場合によってはビビって人に対してごめんと言える。
声優の平野綾さんの演技に、泉こなた成分を意図的に混ぜていることもあり、
本編よりも、こっちのハルヒのほうが親しみやすく可愛い癒やしキャラ風味ですね。

「こっちのハルヒの方が原作よりもハルヒらしい行動を取っている」
とハルヒちゃん単行本1巻で評している。(wikiより)

と、それは原作者の谷川流氏の、お墨付きです。

涼宮ハルヒというキャラへの好感度が上がることを主として、
本編の登場人物への愛着を深めるという意味では、
スピンオフとしての出来が良く、見て良かった作品であると思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/05/02
閲覧 : 328
サンキュー:

39

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