ハウトゥーバトル さんの感想・評価

4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

この世界に生まれたその意味を

序盤　ああ

中盤　なるほど

終盤　うん

この話は秘密組織が少女を護衛する任務を出した話
ジャンルは学園・恋愛・コメディ・ロボット・戦闘・戦争
本作は半分が学園ラブコメ、半分がロボットものとなっています。急に戦闘になったり、急にコメディシーンになったりと安定はしませんが、流れは崩してません。主軸もある意味一貫性を持っているのでブレも気になりませんでした。
切る要素がなかったといえば嘘になりますが、序盤だけでした(私は)。中盤からある程度作風が理解出来、状況を理解したりキャラに共感しやすくなります。まぁ序盤の時点で駄目なら諦めたほうがいいと思います。基本あんな感じですから。
終盤では「あ、そろそろ終盤だな」とわかる感じがします。ものすごく語彙力が低いですが、要は悪くない着地でした。急な展開すぎず、ダラダラ引きずるわけでもなく。しかし、言うとすれば不完全燃焼感がありました。{netabare}ガウルンの最期、正直あっけなかったなぁ{/netabare}
全体的に好印象の本作ですが、人によっては悪印象かもしれません。先程も行ったとおり終始一貫しているため、序盤から気に食わなければ終始気に食わないですし、現実的なことを突き始めれば止まりません。永遠とツッコミが入るでしょう。まぁそのためのコメディ要素なんでしょうが、これを許せる方と許せない方でも評価が別れます。そして人が結構死にます。ロボット戦争ものなのであたり前っちゃ当たり前なのですが、こういうのが苦手な方は控えたほうがいいと思います。

個人的にはコメディ要素を無視してシリアス極振りのほうがすきですが、本作より面白いのをかけるかと言われれば一言もしゃべれないので、あまり文句は言いませんし、先程も言ったとおり好印象なので、そこはほっときたいと思います。
ですが、本作を題材に完全シリアスにした作品があったら面白そうだな…とは常思っています。
{netabare}最終話の「テレッサちゃんが吹き飛んで壁に打たれる」シーンが個人的に好きです。鼻血を出しながら虚無の目で微笑してるの一瞬だけ映んのほんと好き。友達がそういう状況になったらトラウマになりそうですが。{/netabare}

監督は千明孝一さん。
キャラデザは堀内修さん。
シリーズ構成は志茂文彦さん。
劇伴は佐橋俊彦さん。
アニメ制作はゴンゾさん。

作画は良かったです。ロボット戦闘シーンは細かく、迫力がありました。
opは下川みくにさん作詞曲歌唱、中山信彦さん編曲の「Tommorow」
edは小林夏海さん作詞、ab:flyさん作編曲、下川みくにさん歌唱の「枯れない花」
声優さんはとても良かったです

総合評価　おもしろかったです